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    第2回羽村市コミュニティバスはむらん運営推進懇談会会議録

    • [2010年1月2日]
    • ID:534
    第2回羽村市コミュニティバスはむらん運営推進懇談会会議録
    1 日時平成18年2月16日(木曜日) 午後1時30分から午後4時
    2 場所市役所4階特別会議室
    3 出席者

    座長 山川仁 副座長 小山徳幸 委員 鈴木孝行(澤田孝秋委員代理)、山田天正、斉藤二三、渡辺 通、、大浦奉英、増田一仁、島田辰夫、安藤由美子、三津田幸子、鳴澤史子、高橋やよひ、駄原克己

    4 欠席者委員 布田美希
    5 議題 1 座長あいさつ
    2 事務局報告事項
    3 第1回懇談会・会議要録の確認について
    4 改善要望についての検討
    5 次回日程について
    6 傍聴者なし
    7 配布資料・ 羽村市コミュニティバスはむらん運営推進懇談会(第2回)次第
    ・ はむらん利用実績
    ・ 会議要録
    ・ はむらんに関する要望・問合せ等対応状況一覧
    ・ はむらんバス停写真
    ・ マイマップはむら    
    8 会議の内容

    (事務局) 開会宣言

    1 座長あいさつ

    (山川座長) 今年度は今回が最後となるが、引き続き来年度も予定されているのでよろしくお願いします。
    前回懇談会では大変活発な討論をいただき、ありがとうございました。はむらんに対する希望や意見等が出ているので、皆さんで検討いただきたい。市民の意見をどう受け止めて改善していくかがこの懇談会の趣旨でもあるので、是非活発な討論をお願いしたい。

    2 事務局報告事項

    ○澤田委員代理者の出席について

    (事務局) 国土交通省関東運輸局自動車交通部旅客第一課澤田課長が所要により欠席のため、代理として、同じく旅客第一課の鈴木課長補佐にご出席いただいているのでよろしくお願いします。

    ○はむらん利用実績について(「はむらん」利用実績に基づき説明)

    (事務局) 昨年5月29日に運行を開始し、今年1月末までの利用実績が別紙に記載されている。12月に第1回目の懇談会を開催した時に11月末までの数値を報告したが、冬を迎え、11月~1月が7月~9月の夏期に比べ利用が鈍化している状況にある。これについては、冬場の行楽や観光、あるいは各施設等にも、寒さでなかなか足が向かないのではないかと考えられる。
    1月末までの数値では1日平均が257人、利用者総数が63,740人となっている。この数値自体は、当初予算で見込んだ数値より高い数値となっているが、ここで数値が落ちていることは、我々担当としても検討すべきことと考えている。
    また、3月4月になると、桜祭り、チューリップ祭り等で多くの観光や行楽の方が見込め、利用者増を期待している。

    3 第1回懇談会・会議要録の確認について

    (山川座長) 会議要録について、各自の発言内容等で訂正がないか確認いただきたい。

    (各委員) 意見等なし。

    (事務局) 会議要録については、現在情報公開の関係で、市のホームページに掲載し公開するという取り決めがある。皆さんにご確認いただいた後、この会議要録を次回以降のものも含めて継続して掲載していくこととなるのでご了承いただきたい。

    (各委員) 了承。

    4 改善要望についての検討

    (1)はむらんに関する要望・問合せ等対応状況一覧に基づき説明

    (事務局) 記載されているそれぞれの要望等については、はむらん運行開始前後から先月位までの、市民からの意見・要望を取りまとめたものとなっている。「コースに関すること」、「運行ダイヤに関すること」、「バス停に関すること」、「車輌に関すること」、「その他」に区分けしているので、この区分けに従って検討を進めていただきたい。
    表中の対応状況欄の内、網掛け部分が委員の皆さんに特にご検討をいただきたい点で、その他空欄ないし対応が済んでいるものについては、網掛けをせずそのままコメントを入れている。

    (2)「コースに関すること」「運行ダイヤに関すること」について説明

    (事務局) 「コースに関すること」で、記載されている事項の他に新たにご意見をいただいている事項がある。

    ○意見「羽村西コースを玉川町にも通してほしい。」

    (事務局) これについては、当初、コースを設定する際に検討をしている。昨年度のコミュニティバスの運行に関する懇話会の中で、市の所有する中型バスを使って実際に試乗を行った。バスで玉川町を通るコースとして、川崎会館北バス停を通過した後、奥多摩街道を福生方面に左折し、福生市に入ったところで多摩川方向に右折し、玉川町に戻る形で検討した。堂坂を降りてきたところの交差点から西側の道路幅員が非常に狭く、中型バスでも通行がぎりぎりであった。同乗していた警察関係者からも通行が困難との意見があり、当初のコース設定を見送った経緯がある。ただし、堂坂下の交差点から東側は、ある程度幅員があるので、警察との協議が必要だが、コースを設定できる可能性はあると考えている。なお、堂坂下の交差点からは、奥多摩街道方向に右折して、堂坂上バス停に戻すことが考えられる。

    ○意見「小作西コースを福祉センター付近にも通してほしい。」

    (事務局) 福祉センターについては、市の公共施設であり、障害者の方もご利用いただいている。こちらについても、当初のコース設定の段階で検討しているが、福祉センター利用者、特に障害者の方の場合は、リフト式の車での送迎が既に行われている。家から目的地まで送ってもらえる(スペシャルトランスポート)サービスがあるので、コースは設定しなくても良いのではないかといった意見があった。また、健常者の場合は、保健センターバス停から100mほどという近い距離にある。さらに、栄小学校入口バス停の先を左折すると、栄小学校のすぐ近くを通ることとなり、登下校の子どもが多数歩いているところもあるので、設定をしなかったという経緯がある。ただし、福祉センターは多くの方が集まる施設でもあるので、ここにバスを通してほしいというご意見は複数いただいている。

    (事務局) これらの意見について、検討いただきたい。ただ、どちらのコースについても、実際に運行する場合には、運行時間に影響が出てくるので、この点も含めて皆さんのご意見を伺いたい。

    ○各委員からの意見等

    (増田委員) 他の人から、小作駅東口にはむらんが通っていないがなぜかという意見を受けたので伺いたい。

    (事務局) 昨年度、コースを検討する段階で、小作駅東口を発着にした方が良いのではないかという意見があった。確かに東口の方が乗降者が多いことはわかっていたが、あえて西口に発着点を設定した理由として、発着点では、時間調整が必要となり停車の時間がかかることが上げられる。東口には既に多摩バスの路線が3系統あり、かなり頻繁にバスが入ってきていることと、朝夕に民間の会社の送迎バスもかなり入ってきていること。さらに、人通りの多い場所もあり、バスを安全に停車させておくことのできる場所の確保が難しいこと等から、西口発着の方が良いという判断をした。こうした安全上の問題、スペースの問題等から、西口に設置した経緯がある。

    (増田委員) これで問題がないわけではない気がする。1つは、営利を目的とした運行ではないということ。どちらかというとはむらんは弱者のためにあるバスなので、そちらが優先しないということに問題があるということは、必ず返ってくるという気がする。

    (山川座長) 小作駅東口から小作駅入口バス停までの距離はどれ位あるか。

    (事務局) 200m位だと思う。

    (山川座長) 西口の方が、待ち時間がとり易いとのことだが、発着を西口として、東口にバスが寄るというのはどうか。

    (事務局) それは検討の余地があると考える。東口ロータリーの中で、マクドナルドの前にはバス停留所が設置されていない。ただ、コース検討の段階で現地を何度も見に行っているが、夕方になると、民間の会社等の送迎バスがそこに入ってくる。乗り降りをする人も、駅舎側はバス停とタクシー乗場が設置されており、西側のロータリー出口に近い方には、河辺駅に向かって行く多摩バスの路線が頻繁に入っている。また、ペデストリアンデッキの北側の方はバスの降車場になっており、多摩バスがやはり停車している。そうすると、スペース的な問題だけ言えばマクドナルドの前があると思うが、ここをバス停で埋めてしまった時に、他の交通機関への影響はどうなのかといった問題は残る。

    (増田委員) 現在3コースあるが、羽村や青梅の人口から見れば、5分や10分間隔で出ているわけではない。もっとインターバルがある。1時間に2本位しか来ない所もある。ちょっと検討すれば、可能な点もあるのではないかという気がする。また、今あるバス停も開いている時間には使えないことはないのではないか。最初の質問との関係があったので、意見として述べた。

    (山川座長) 意見交換があったことについて記録する。他に意見はないか。

    (山田委員) 福祉センターの話があったが、実際に利用する人は、社会福祉協議会の車もあるので、少し歩くことにはなるが、保健センターや栄小学校入口バス停で、対応が可能ではないかと思う。

    (事務局) 福祉センターの件だが、福祉全般の考えからすれば、ここを通ってしかるべきではないかといった話を数件受けたことがある。山田委員のおっしゃるように、福祉の関係車輌の運行も進めているので、バスにどの位乗るのかといった試算をしたわけではないが、行政としてはもう少し考えなければならないのではないかと思う。

    (大浦委員) 距離的にはそれほど遠くないので、ちょっと迂回するということができないか。

    (島田委員) 栄小学校入口の先を直進せず、迂回する形で福祉センターを通り、元のコースに戻るようにすれば良いのではないか。

    (増田委員) 福祉まつり等の行事もあるので、今後も意見が出るのではないか。それほど距離のある所ではないので、福祉センターまで行って戻ってきても良いのではないか。

    (山川座長) 福祉センター場内でバスが転回できるか。

    (事務局) 施設内に駐車場があるが、他の駐車車輌があった場合には転回できない。

    (安藤委員) 福祉センターは、障害の方もそうだが、ボランティアの方が来る。晴れの日には自転車等を利用できるが、雨の日に、私の住んでいる神明台からバスを利用して行くとなると、一旦市役所で10分以上待たなければならないため、保健センターまで乗らずに市役所から歩くこととなる。公共施設なので、できることなら回る方向で考えていった方がいいと思う。

    (山川座長) 武蔵野公園前バス停の先の(栄小学校に面する道路との)交差点を左折し、いずみクリニックの交差点を右折するコースはどうか。

    (事務局) そうなると、栄小学校入口バス停がなくなることとなる。

    (山川座長) 栄小学校のすぐ横を通ることとなるが。

    (事務局) あるいは栄小学校入口のバス停はそのまま活かしておいて、その先の十字路で左折するという方法もある。
    国土交通省の鈴木委員に伺いたい。コース変更に関する意見があるが、実際のコース変更手続きは、どの位の時間を要するか。

    (鈴木委員) 道路管理者や警察との協議があるが、標準処理期間は3カ月となる。

    (山川座長) 他にわかりにくい点等はないか。

    (鳴澤委員) 保健センターから先の部分で、羽村東コースと羽村西コースが重複しているので、どちらかに産業道路を通行させてはどうか。羽村東コースであれば図書館等を通らずに、直接富士見平1丁目に行くことができる。

    (事務局) コース検討段階でも産業道路を通行させてはどうかという意見はあった。今話しにあった産業道路は、左側が全て日野自動車の工場であり、利用者が見込めないという判断で、できるだけ両側に住宅がある中を通すということとなった。

    (鳴澤委員) 若いお母さんたちの意見では、「駅に行けない。」「駅に行くのに通常の路線バスに乗らなければならない。」「駅から帰ってくるのにもぐるっと回らなければならない。」ということがあったので、1本でもそちらを通れればと思う。私も今は車が運転できるからいいが、運転できなくなった時に、はむらんが利用しやすいものであってほしい。大雑把な意見かもしれないが、図書館等を利用する人には羽村西コースがあるので、羽村東コースの運行をもう少し早くしてほしいと思う。富士見平1丁目は、駅に行くのも、駅からの帰りにも時間がかかってしまっている。
    福生病院については、双葉町方面にはもともと路線バスがあるが、羽村団地や富士見平には無いので、行った方が良いと思う。

    (斉藤委員) 福祉センターのコース等については、すぐに結論を出すのは難しいので、検証してみてからではどうか。

    (事務局) 改善できる部分もあると思うので、前向きに取り組んでいきたい。

    (山川座長) それでは次に、福生病院に関してであるが、コースに関する意見の1に、福生病院への運行コースについての意見がある。羽村東コースをやめて、羽村西、小作西コースが福生病院に行った方が良いということだが、これについてどうか。

    (大浦委員) 羽村東コースの中にも、もともとバス路線が無いところもあるので、ここを通って病院に行くことは必要だと思う。実際の乗車状況は、行きに12~13人位乗っているが、帰りは5~6人位のようだ。

    (山川座長) 羽村東コースが福生病院に行くことは必要だとの意見だが、羽村西、小作西コースについてはどうか。

    (大浦委員) 病院に乗っていく人はだいたい年配の人が多い。自転車で行っていたが足が弱くなったり、子ども等家族に車で乗せて行ってもらうとしても、他の用事があると送ってもらえないので、バスがあった方が良い。

    (増田委員) 全コースで乗り継ぎができることになっているので、このままで良いのではないかと思う。

    (山川座長) 福生病院の件については、このままで良いという意見が多いようなので、この他の件について意見はどうか。

    (山田委員) 玉川町通行の件について伺いたい。

    (事務局) 3ページ上段の補足説明事項(羽村西コースを玉川町にも通してほしい。)と同内容を説明。

    (大浦委員) コースを延長することによる時間はどの程度かかるか。

    (事務局) 乗用車で通過するのに5分程度かかるので、バス停での乗降時間を考えると、10分程度ではないかと思う。

    (大浦委員) そうすると、1時間に1本という運行はできなくなるか。

    (事務局) できなくなる可能性は高い。コースを迂回させるとなると、距離が伸びた分だけ運行間隔にそのままはね返ることとなる。

    (島田委員) 民生委員をしており、玉川地区も担当区域に入っている。最近では高齢の方が増えており、この地区を通せれば喜ばれるのではないかと思う。堂坂交差点から上に上がってしまうと、その先の玉川1丁目の方がどうかなと心配される。先日実際に乗ってみたが、玉川1丁目の方が羽村橋のところまで出てきて、便利になって良かったという話を聞いた。急な坂を登って、堂坂上へ出るのは大変だろうし、通せればありがたいのではないかと思う。

    (山川座長) 玉川町内にあかしあの里という施設があるが、バス停の設置は物理的に可能か。

    (事務局) 隣接地の方のご理解があれば可能であると思う。
    島田委員の意見のように、玉川1丁目を通り、まっすぐ抜けられればそれが1番理想だが、問題となるのはやはり対向車が来た時に、退避する逃場がない。また、羽村橋まで出た後、清流に行くために羽村大橋までもどらなければならないため、かなり時間をロスすることが予想される。
    それぞれのコース(堂坂下の交差点から坂の上に戻すコース、堂坂下の交差点を直進して玉川1丁目を通るコース)について、距離・所要時間等のデータを取り、次回報告することとしたい。

    (山川座長) 他にコースに関していかがか。

    (山田委員) 羽村東コースの中で、羽村高校を通りフレッシュランド西多摩に行く部分について、現在は羽村街道を直進し、瑞穂町との境界付近を通ってフレッシュランドに戻るコースを通っているが、直接フレッシュランドに行って、フレッシュランド内で転回することとしたらどうか。以前走っていたくるりんは、中で転回していたので、はむらんでも可能だと思うが。また、施設が休みの場合には元のコースを通せればいいと思うが、手続き等の関係で問題があるかもしれないので、一度検討してみてはどうか。

    (事務局) バス停を設置する段階で、当時の西多摩衛生組合事務局長と折衝を行った。施設敷地内で回らせていただきたいとの申し出を行い、当初は構わないとの回答をいただいていたが、休日(月曜日)の対応について問題があったため、やむを得ず道路上にバス停を設置した。ただ、施設開館日には敷地内での転回が可能とのことなので、正式に西多摩衛生組合に敷地内での転回について依頼文書を提出することとしたい。なお、休日対応の問題があるため、開館日は敷地内バス停、休館日は道路上バス停を使用する等、方法を検討する必要があることと、若干のコース変更を伴うため、運行許可との関係もある。いずれにしても、施設と運行経路の両面からもう少し検討する必要があるので、しばらく時間をいただきたい。

    (小山副座長) コースに関する意見の12に双葉町3丁目までバスを通してほしいという要望があるが、この件についてはどうか。

    (山田委員) 双葉町3丁目まで行くのであれば、そのまま福生病院まで行った方が良いのではないか。

    (山川座長) その他に意見は。

    (三津田委員) いこいの里に行っているが、以前のくるりんバスは、はむらんとは逆回りだった。逆回りの方がお年寄りが利用するのではないか。くるりんの頃は利用者が多かったが、はむらんでは少ないように感じる。

    (事務局) コースを設定する段階でその意見はあった。現に利用者からも小作西コースが不便になったという意見もある。あえてこの回り方に設定したのは、旧奥多摩街道方面から市役所通り方面に上がっていくのに全て上り坂となり、お年寄りが上って来るのが大変だという話があったため。片周りで運行する時には、バスが上る方向で運行すべきとの判断をした。くるりんが運行していた3コースは、今のはむらんの3コースのエリアとほとんど同じだが、小作西コースに関してだけは、くるりんと逆方向に回している。いこいの里を利用するには不便になったとの意見をいただいているが、小作駅方向には上り坂をバスで上っていくことができるということになる。帰りはちょっと遠回りになるが、旧奥多摩街道沿い、グリーントリム公園の下辺りに住んでいる方が、坂を上がるのに何とかしようという趣旨で逆方向に回した経緯がある。結果として、いこいの里を利用している方からは、遠回りになった、不便になった、時間が合わない等の意見をいただいているが、時間については、今後運行ダイヤを変更する等の方法で何とか調整できないかと考えている。以前は10分で行ったところが今は30分かかるといった部分は、申し訳ないが、講座等の開始時間に間に合うようにダイヤ変更していく等、これから調整を図っていきたい。

    (大浦委員) コースに関する意見の7に、「いこいの里で乗り継ぎができないか」とあるが、その他の意見の5に「1日フリーパス券の発行」とあるので、これで対応することもできるのではないか。

    (山川座長) いこいの里で施設を利用せずに、乗り継ぎのみということがあり得るかどうか。

    (大浦委員) 羽村西コースから小作西コースに乗り継ぐことはありえるのではないか。

    (事務局) 全てのコースが集まる地点が羽村駅と羽村市役所しかない。ただ、当初乗り継ぎを検討する段階では、乗り継ぎ自体が必要かどうかという議論もあった。乗り継ぎを設定したのは、例えば、いこいの里を利用する場合に、羽村東コースの人だけ200円の料金が必要となってしまうといった問題があり、これを解決するための手段として乗り継ぎを設定した。しかし、その時点では、いこいの里での羽村西コースから小作西コースへの乗り継ぎは想定していなかった。
    また、コースを設定する段階で、以前走らせていた市内循環バスの反省を踏まえて、鉄道利用者が圧倒的に多いだろうという観点から、それぞれのコースが全て羽村駅に入っているが、羽村西コースから小作西コースへの乗り継ぎというのは、あまり公共施設や大型店舗等がないことからも、当初の設定ではケースとしてあまりないのではないかと判断した。

    (増田委員) いこいの里での転回場所確保の件について、運行を開始した昨年は、チューリップの時期から外れていたため、必要が無かったかもしれないが、今年は来場者で駐車場が埋ってしまう可能性が高いので、事前に検討しておいた方が良い

    (山川座長) 次に、「バス停に関すること」以降の説明をお願いしたい。

    (3)「バス停に関すること」「車輌に関すること」「その他」について説明

    (網掛け部分について概要説明)

    ○ 「バス停に関すること」について

    (事務局) 1については、先ほど検討したとおり。
    「羽村大橋のたもとにもう一つ停留所を」については、貼付写真(羽村大橋南側)参照。現地の道路はあきる野市道であり、設置するとなると設置場所もあきる野市内となる。
    6「暗くなるとバス停の時刻表が見えない」については、電光方式のバス停等に交換する方法もあるが、もし変えることとなれば、かなりの金額がかかることとなるのでご留意いただきたい。
    7「バス停にベンチを設置してほしい」については、貼付写真(間坂コミュニティ公園バス停)参照。はむらんの運行コース上の道路のほとんどが歩道幅員が狭いか歩道のない道路であり、ここにベンチを設置することは、市の規定上できないこととなっている。ただし、写真にある間坂コミュニティ公園バス停については、バス停の後側が市の所有する公園となっており、公園内に乗客を待たせる場所を作ることは可能であると考えている。他にもいろいろな場所に標識が立っているが、民有地を背にしている場合には、民有地を借り上げて乗客の待避所を作ることもなかなか難しい状況にある。コース検討の際に、警視庁の道路三係と福生警察署と合同で実地検査を行っているが、その際にもし、将来乗客が増えてきた場合には、公園を利用する等して、バスを乗り降りする人の安全確保をする施設を作るようにといった指示を受けている。間坂コミュニティ公園バス停の乗降調査はまだ実施していないが、写真を見てわかるとおり、人が立っていると、特に雨の日等は、前を通る車と接触の危険性も高まってくる。ベンチを設置してほしいという要望を受けていろいろと調べたが、現段階でベンチや退避場所の設置が可能と思われる場所はここだけしかない。

    ○ 「車輌に関すること」について

    (事務局) 1「座席が硬い」については、車輌の構造上対応が難しい。意見にもあるように清流へ向かう下り坂では特に揺れることは確認している。使用しているバスが小型で床面を平らにしている構造なので、特に後輪のスプリングが、通常のバスが使っているような乗り心地の良いものが使えない。しかし、清流に向かうあきる野市道については、現在改修工事中であり、工事が完了し舗装が直れば、少なくとも道路の凹凸による振動は無くなってくると考えている。
    3「降車ボタンを座席側にも設置してほしい」については、あまり広くない車内で手すりの数も限られている状況の中で、現在でも、手すりに掴まったら間違えてボタンを押してしまうケースがあるので、一概にボタンを増やせば良いといったものではないと考えている。
    8「車内に吊り革を設置してほしい」については、車輌製造元の日野自動車に確認したところ、千葉県野田市で走っているまるバスに設置した実例があった。改造費用は1台40万円程度で、はむらんの場合4台で160万円が必要となる。また、他の事例では、渋谷区のはち公バスが、吊り革が邪魔になるので手すりのみを設置した例があった。この車輌を見てきたが、実際に手が届く位置に手すりを設置するのが難しいといった印象をもった。車内の幅が狭く、天井が高く、全席座って手すりを持つと定員になってしまうようなサイズのバスで、手すりを天井から吊るすと立っている人の頭にぶつかったりといった心配もあるように感じた。
    9「アナウンスで近くの公共施設の案内をしてはどうか」については、他市で運行しているコミュニティバスでは、車内の中吊り広告や停留所へ、近くの商業施設等のアナウンス広告を入れて広告料収入をいただいているケースがある。公共施設についてももちろんだが、車内アナウンスや広告の件も含めてご意見をいただければと思う。

    ○「その他」について

    (事務局) 5「300円で1日フリーパス券を発行してほしい」については、一般の路線バス等では、初乗り170円で運行しているので、100円ワンコインという割安感があるということ。それから、回数券も作っている。さらに、乗り継ぎ券も発行している。このような状況の中で、1日フリーパス券を発行する必要があるかないか皆さんのご意見を伺いたい。

    ○各委員からの意見等

    (渡辺委員) 「バス停に関すること」7に関して、小作駅西口に時間調整で停まっているバスがあるが、停まっている間、乗客が乗ることができない。お年寄りも外で待っていることがある。時間調整で停車中にも乗客を乗せることはできないか。

    (駄原委員) まず、付近のバス停を使っている他のバスに支障がある場合がある。また、乗務員がトイレに行くこともあり、車内に乗客だけを残すことも危険なので乗れない場合もある。しかし、早めに待っている乗客がいれば、できるだけ乗せていきたいと考えている。

    (山川座長) 「バス停に関すること」4についてはいかがか。

    (小山副座長) 羽村大橋が都道でもう片方の道があきる野市道となっている。

    (大浦委員) 前回懇談会の中でも事務局からの説明にあった。

    (事務局) 検討を方向づけるにあたって、皆さんの感じ方はどうか伺いたい。
    羽村市が運行するバスでなぜあきる野市内にバス停を設置しなければならないと考えるか、収益が見込めるのであれば設置すべきと考えるか等。

    (増田委員) 今回の場合は、現在のコース上に設置できるので問題はないのではないか。

    (島田委員) あきる野市のるのバスはどこまで来ているか。

    (事務局) 羽村大橋を渡り、坂を越えしばらく先でT字路となるが、このT字路付近にあるいなげや側から羽村大橋方向に左折して入ってくる。その後立川国際カントリークラブの入口付近でUターンをしてあきる野方面に戻るコースを通っている。

    (島田委員) あきる野市のバスが、羽村大橋付近まで来てくれればいいとも思うのだが。

    (事務局) これについては、あきる野市の地域振興課からも、はむらんのバス停を付けてもらえないかといった打診がきている。というのは、この地域で坂の羽村側に住んでいる方々は、生活圏が羽村のようで、るのバスがここまでコースを延長して、あきる野市側に戻るとしても利用が見込めないようである。

    (山川座長) この件については、前向きに取り組んでいって良いのではないかと考える。車内のボタン、行先案内表示板等の件についてどうか。

    (事務局) 駄原委員に伺いたいが、車輌の案内表示板の件について、技術的に可能かあるいは何か問題があるか。案内表示版には現在夜間は青地に白抜きの文字で書いてあると思うが、例えば地の色をパンフレットに記載されているコースの色に合わせて作ったとして、それを夜間だけでなく昼間にも使用した場合、何か支障があるかどうか。

    (駄原委員) 案内表示板は乗務員がその都度付け替えているものなので、特に問題ないと思う。

    (山川座長) 対応可能であるということなので、案内表示板の色をコースの色に合わせていくこととしたい。

    (大浦委員) 「車輌に関すること」3について、降車ボタンは現在でも多く設置されていると思うので、増設する必要はないと考える。
    8の吊り革の件について、車内に柱があるので必要ないと考える。
    4のカーテンの件についても、必要ないと考える。自分たちのバスが自分たちの街を走るのだから、車内から外を見て、外からも中を見てということで良いのではないかと思う。また、子供たちにも走るはむらんを見せて、自分たちの街のバスであることを教えてあげることも必要だと考える。

    (増田委員) カーテンを付けてほしいという要望が出た理由は何か。

    (事務局) 天気の良い日に、日が差し込んで暑いからという理由だった。

    (安藤委員) くるりんバスの頃はカーテンが付いていた。はむらんになってから夏場に利用すると、とても暑い。窓が大きいから余計に暑くなってしまう。

    (増田委員) はむらんの窓には、遮光のために幾分色がついているようだが、それだけでは不十分だということでこの要望が出てきたことや、委員自身が実際に乗車して暑いと感じたとのことなので、少し検討すべきかと思う。

    (事務局) まず、バスの製造元に確認してみる必要があるが、おそらく付けられないことはないのではないか。ただ、付ける場合には、座っている人と干渉しないようカーテンを固定できる方法等を考えなければならない。

    (安藤委員) 「バス停に関すること」6、「暗くなるとバス停標識の時刻表が見えない」について、現在、バス停の裏側が何も付いていない状態なので、そこに大きな文字で時刻表を付けたらどうか。

    (増田委員) パンフレットに記載されている内容を全て載せるわけではなく、時刻表だけを大きくすればいいことなので、実施してみてはどうか。

    (駄原委員) 今、時刻表はコンピュータでシステム化されているが、文字の大きさを変える等、対応は可能であると思う。

    (鈴木委員) 間坂コミュニティ公園バス停の写真にあるようなバス停が全ての箇所に付いているのか。

    (事務局) 86箇所のバス停の内、85箇所が写真と同じ埋め込み式で、福生病院の1箇所のみ可動式となっている。福生病院は今後改修工事の予定があり、バス停の位置について多少変更の可能性があるため、可動式となっている。

    (三津田委員) パンフレットに記載されている時刻表に色が塗ってあり、見づらい。色を塗っているのには何か理由があるか。

    (事務局) 時刻表の欄が見にくくならないように色を付けた。時刻表は、1番左側にバス停名が入っていてその右側に時刻が入っている。細かい表なので、バス停名と時刻を対比しやすいようにわざと色を付けている。

    (三津田委員) お年寄りも言っていたが、色が付いた部分の文字が見づらいので、白地に黒文字の方が見やすい。色を付けるのであれば、もっと薄い色でも良いのではないか。

    (山川座長) 今後パンフレットを作る時等に、色の件を工夫してみてはどうか。
    他にどうか。

    (渡辺委員) 先日初めてはむらんに乗った。その際、運転手に「学習センターに行きたいが、このバスは行きますか。」と聞いたところ、「わかりません。」と答えが返ってきた。そこで「図書館には行くんですか。」と「図書館へは行きません。市役所で乗り換えてください。」と案内された。その後、コースを見たところ、図書館入口というバス停があったため、「図書館入口とあるが、これは図書館とはちがいますか。」と聞いたところ、「それは図書館とは違います。」と返事があった。もう少し親切に「ここで降りたらいいですよ。」といったことが言えないかと思った。また、「乗り換えにどの位の時間がありますか。」と聞いたところ、「いろいろな時間の間隔がありますから行ってみなければわかりません。」と言われた。
    初めて乗ってこのように感じ、残念だった。降りる人に「ありがとうございました。」といった声はかけていたが、特に初めてで何もわからない客に対しては、もう少しサービスがあっても良いのではないかと思う。

    (駄原委員) はむらんの運転手は、他の一般路線と混合で運転しているため、路線案内の習熟が不足している部分がある。乗客への対応を含め、今後改善していけるよう努力していきたい。

    (山田委員) 週に1回位利用しているが、ほとんどの場合親切である。今回の場合はたまたまであったのだと思うが、一般路線と混合で運転していることのメリット・デメリットがあると考える。

    (山川座長) 「車輌に関すること」9の「アナウンスで近くの公共施設の案内を」とあるが、現在のアナウンスはテープで行っているのか。

    (事務局) ICレコーダにより行っている。

    (増田委員) 追加することは可能か。

    (事務局) 可能。

    (山川座長) 可能ということであれば、バス停名だけに限らず、近くの公共施設等も案内できれば便利であると思う。

    (増田委員) 生涯学習施設が間もなく完成するので、これも入れる必要も出てくる。
    車内広報について、これまでは市が行う行事の広報のみであったが、このバスの収入源が、乗車料金のみであるので、可能であれば車内広告を実施し、広告料も収入とする方法を考えていったらどうか。

    (斉藤委員) 「運行ダイヤに関すること」2に「運行時間を1時間から2時間程度広げていただきたい。」とあるが、可能性はどうか。

    (事務局) コストとの関係につきる。運行時間を延ばせばコストも上がってくる。昨年の段階で、コンサルタント会社による運行コスト分析を行った時に、何時間運行でこの位のコストがかかるという試算を行った。現在正確な数字が手元にないが、3コース運行で運行時間を1時間延ばす毎に300万円から400万円の年間経費がかかるという結果であったと思う。昨年の懇話会の中では、当初10時間運行で始めてみてはどうかというご意見を受けて現在のダイヤを構成している。
    今後、やはり朝晩もう少し運行時間を延ばしていくというご意見があるならば、多摩バスとも調整しながら実際のコスト計算をシミュレーションしていかなければならないと考えている。ちなみに運行時間を10時間にして通勤通学時間帯を外した理由は、前回も説明したかもしれないが、元々のターゲットを日中にいる方・夕方買い物に出る方をメインにしようと考えたからである。逆に通勤通学を取り込んだ場合には、車輌が小さいため、乗り切れなくなってしまうといった事態が予想され、実際に他市でこうした事例が起きている。ポンチョという車輌の性格を考えても通勤の方を取り込んでいくのはなかなか難しいのではないかと考えている。もう1つの理由は通勤の場合、駅に向かう方が多いと考えられるが、羽村市の場合は、通勤通学でバスを待つよりは徒歩や自転車で行ってしまった方が早いといった狭いエリアを運行しているため、通勤時間帯を外して10時間運行とした経過がある。

    (斉藤委員) 同様の意見は他に何件位あるか。

    (事務局) 間坂第二町内会からいただいた他はほとんど無かったと記憶している。

    (山川座長) ほかに意見はありますか。無いようでしたら本日の会議はこれにて終了とします。

    5 次回日程について

    (事務局) 次回は、4月13日(木曜日)午後1時30分から開催します。お疲れさまでした。