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    第2回羽村市交通安全・防犯対策等に関する懇談会会議録

    • [2010年3月1日]
    • ID:565
    第2回羽村市交通安全・防犯対策等に関する懇談会会議録
    1 日時平成18年10月23日(月曜日) 午後1時30分~午後3時30分
    2 場所市役所4階特別会議室
    3 出席者座長 小出治 副座長 中野康治 委員 島田光雄、水野孝一、瀧島薫、谷本茂年、北岡和弘、濱中多鶴雄、小松美夫、北浦勝平、秋山喜久雄、栗原典子、村野洋子、橋本富明、橋本東治、武政健太郎、栗原宏之、白石義友
    4 欠席者委員 加藤チエ子、和田文夫、下田壮、島田聡、田村功、山田早苗
    5 議題 1 開会
    2 議題
    (1) 第1回懇談会の会議要録の確認について
    (2) 他市の条例等について
    (3) 羽村市の交通安全・防犯対策等のあり方について
    (4) その他
    3 次回日程について
    4 閉会
    6 傍聴者1人
    7 配布資料・ 羽村市交通安全・防犯対策等に関する懇談会(第2回)次第
    ・ 羽村市交通安全・防犯対策等に関する懇談会(第1回)会議要録
    ・ 他市の条例[資料No.1]
    ・ 羽村市における関連のある条例[資料No.2]
    8 会議の内容

    1 開会

    (事務局) ただいまより、第2回羽村市交通安全・防犯対策等に関する懇談会を開会します。それでは、座長よりご挨拶をいただきます。

    (小出座長) 第2回目となります。自由にご意見を言っていただき、原案に反映させていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

    (事務局) それでは、議事進行を座長にお願いします。

    2 議題

    (小出座長) まず、傍聴者の有無について確認をお願いいたします。

    (事務局) 傍聴希望者が1名いらっしゃいます。

    (小出座長) それでは傍聴を許可しますので、ご入場ください。

    傍聴者入場

    (1) 第1回懇談会・会議要録の確認について

    (小出座長) 事務局から説明をお願いします。

    (事務局) 事前に配布させていただきました、第1回会議要録について、訂正がございましたら発言をお願いいたします。なお、白石委員から、事前に訂正のご連絡をいただいておりますので、次のとおり訂正をお願いいたします。
    7ページの中段、 白石委員発言部分の4行目「~現在羽村市内で600件位の登録が~」を「~現在福生警察署管内で560件位の登録が~」に訂正していただくようお願いします。

    (小出座長) 他によろしいでしょうか。無いようでしたら、次の議題に移ります。

    (2) 他市の条例等について

    (小出座長) 事務局から説明をお願いいたします。

    (事務局) 資料1および資料2に基づき他市の条例、羽村市における関連のある条例について説明。

    (小出座長)  この件に関しご意見ありますか。

    (北浦委員) 前回、他市の条例等について参考資料の作成をお願いし、早速ご用意いただきありがとうございます。
    検討に入る前に確認しておきたいのですが、この懇談会では、実際に条例そのものの作成に携わるのかどうか。懇談会ですので、あくまでも意見を述べるだけでいいとも思うのですが、もし、条例作成作業を行うのであれば、条例の素案を示していただけるのかどうか。
    次に、私が所属する青少年育成委員会あるいは青少年問題協議会に要綱が存在しますが、こうした委員会等も、条例の中に取り込んでいくのかどうか。
    もう一つは、国民保護法との関係はどのように考えているか。
    さらに、災害に関することの扱いについてですが、渋谷区の条例ではきちんと整理されています。要するに、災害救助法の適用外となる災害、例えば火事や水害をこの条例で扱いますということとなっています。
    これらについて、事務局ではどのようにお考えになっているか教えていただきたいと思います。

    (事務局) 素案につきましては、懇談会で皆さんのご意見を伺いながらお示ししたいと考えております。
    要綱等の取り込みについては、類似した条例等が複数あり、これらを統合して条例を作ることができれば良いのですが、なかなか難しい面もあるので、今後検討していきたいと思います。
    国民保護法との関係については、現在、市では法律に基づき、国民保護計画の策定に入る段階ですが、この国民保護法と本懇談会とは切り離してお考えいただいて結構です。
    災害の扱いについてですが、これには既に地域防災計画を定めています。この計画は来年度見直す予定です。
    この懇談会では、防犯を中心にみなさんからのご意見を伺いたいと考えています。

    (小出座長) 懇談会ですので、具体的にどこまで条例作成に携わっていくのか微妙な部分がありますが、基本的には何をやるかという所だと思います。条例そのものは、活動計画等もイメージしながら実効性あるものとしていきたいと思います。今のところは、自由に意見を言っていただければよろしいのではないでしょうか。
    次に、条例に関しては、平成12年位から国の指針があり、それに基づいて東京都の条例ができてきています。東京都の条例ができる前と後に作られたものでは少し性格が異なっています。今日の資料にある目黒区の条例は、東京都の条例ができる前の条例の典型的なスタイルとなっています。
    東京都の条例ができた時には、ハードウェアのことを中心にしていましたが、その後の展開の中では、教育やネットワーク作りをするための仕掛けや青少年の対策を組み込んできているという流れがありました。
    この懇談会では、「今何が問題となっているのか」、「何をやりたいか」といったことを、意見として出していただきたいと思います。

    (3) 羽村市の交通安全・防犯対策等のあり方について

    (小出座長) それでは、時間の関係もありますので、次の議題に入っていきたいと思います。フリートークですので、自由にご意見をお願いいたします。参考までに、条例の規定で一般的に地域全体の規則を決めていく方法と地域別に重点的に課題を与えていく方法の2通りがあります。また、区の条例では、区民の参画を担保する内容を含むものもあります。あるいは最近の犯罪発生状況等を考慮しながら、何が必要かを考えていっていただくのも一つの方法だと思います。
    町内会や防犯協会、消防団等いろいろな組織があるようですが、伺ったところによると、町内会も加入率が良い所と悪い所があり、活動主体として十分な活動ができるのかどうか、また、それを活性化するためには市としてどのような支援策があるか等、何かご意見ありませんか。

    (島田光雄委員) 町内会からいろいろな団体に人を推薦することがあります。例えば、女性防犯指導員や防災女性の会等がありますが、推薦をしていながら、こうした人たちの活動が、町内会にはなかなか見えてきません。青少年育成委員会と地区委員会がありますが、町内会の中には、青少年育成委員会の下部組織として地区委員会があると認識している所があります。この認識も違うのかどうか、よく理解できていません。
    要するに、さまざまな委員を推薦はしますが、その方たちの活動が町内会に返ってきていない、連携できていないということです。
    それから、学校と町内会の連携についてですが、私たちの地域の東小学校では防犯パトロールを実施しています。町内会の回覧で協力してくれる人たちを募りましたが、自分たちの子どもを守らなければいけない立場にあるPTA保護者の加入率が50%に満たない。その原因は何かといいますと、「勤めているからできない」、「面倒くさい」あるいは「町内会の会員になっていないPTAが多いため、回覧を回しても情報が行き渡らない」ことが挙げられます。
    今、市で行っている市民生活安全パトロールがあります。この中には町内会長あるいはその経験者が入っていますが、育成委員やPTAの方はどの位の方が入っているのか。
    また、教育委員会との関係ですが、昨年度、いろいろな痛ましい事件がありました。子どもの見守りについて町内会への協力依頼があり、この際、市内で発生した痴漢や不審者等の件数を示す資料をいただきました。それまでは市内ではそのような事件は発生していないと思っていましたが、その資料を見ると、数十件の事件が起きていることが書かれていました。改めて驚きました。そういった事件が発生しているという情報が、町内会に入ってくれば、何かしなければと思う人も出てくると思います。
    警察と町内会との関係については、あまりありません。消防署と町内会との関わりは非常に多いです。犯罪のことで言えば、羽村のどこで犯罪が多いのか等、資料をいただくことができれば、回覧等でお知らせすることもできます。
    つまり、町内会とこうした各種団体との連携がとれていないのが現状だと思います。

    (小出座長) 今のご意見に関連して何かありますか。組織連携のお話がでてきております。

    (北岡委員) 組織連携に関係して、学校毎に防犯ボランティアを設けています。これについても、今の町内会のご意見と同様のことがあります。いろいろな所から防犯協力のお願いがあり、まかないきれないのが現状です。

    (白石委員) 島田委員のお話の中で、警察の情報が町内会に入ってこないということがありましたが、一例として、福生署管内3市1町の町内別の犯罪発生データがあります。こうした情報を町内会・自治会の中でも回覧等、活用していただければと思います。
    また、パソコンのネットワークを利用した、登録者への犯罪情報のメール発信を行っています。携帯電話への発信も可能です。こうした登録者が増えてくれば、犯罪の発生しにくい地域づくりに役立つと思います。

    (小出座長) 不審者情報を収集する仕組み作りを行っている自治体もあります。どのように情報を収集し、発信するかが課題です。一番必要な時に必要な所に流れないという問題もあるようです。また、公立の学校には情報が流れて、私立の学校には流れないといった、運用上の問題もあります。

    (濱中委員) 私は防犯協会から参加しています。以前、町内会の仕事をしていたころ、防犯協会に役員を推薦しましたが、はぶかれてしまう人がいました。せっかく推薦したのに委員になれない人が出たことで、どのような基準で判断しているか、推薦者の町内会は怒っていました。また、町内会の加入状況を見ますと、青梅線よりも西側の地域は比較的加入率が高く、東側では加入率が30%を下回る町内会もあります。新しく引っ越してきた人の中には、面倒くさがったり、自分にとって得がないからと最初から入らない人もいます。防犯の面では、町内会に入ることに得もあるのではないかと思います。羽村市の町内会連合会は西多摩の中でも進んでいる組織だと言われています。先程消防と町内会の話がありましたが、市内の消火栓の整備については、整備を進めるよう働きかけ、今では250m間隔、700箇所に設置されています。これは初期消火活動に大変有効なもので、誰でも消火栓を活用できるよう、9月の防災訓練で使っています。こうした良い面を協力していけば、犯罪に強い街づくりも可能だと思います。警察においても同じように協力し合っていければと思います。

    (小出座長) 協力という言葉は非常に難しい言葉です。しかし、協力は非常に大切な言葉でもあります。どういう仕組み作りをしていけば良いか検討していきましょう。他にご意見はありませんか。

    (村野委員) 防災はむらを使い、犯罪情報を放送してみてはどうでしょうか。うるさいという人もいると思いますが、それよりも人の命の方が大切です。外にいる人にすばやく情報を伝えることができるので有効だと思います。再犯防止のためにも役に立つと思います。

    (小出座長) 防災はむらとは、何のことでしょうか。

    (事務局) 防災行政無線のことです。防災用の放送設備ということもあり、これまでは限られた範囲で運用してきました。子どもの見守りにも活用したらどうかといったご意見もすでにいただいています。情報の共有はとても大切なことです。できるだけ実施できるように検討したいと思います。

    (小出座長) 最近よく行われているのは携帯電話へのメール発信です。いずれにしても必要な人に必要な情報を伝えることが重要です。

    (北浦委員) 村野委員の意見に関連して。防災無線の使用については、PTAや地区委員会が以前から要望しています。市では、子どもたちに、いたずらに不安をいだかせることになることや、防災に使用が限られていることを理由に、これまでは使用できないという回答でした。防災無線の使用に関してマニュアルのようなものはありますか。

    (事務局) 今は、市のイベントに関する事等、さまざまな情報を流しています。関係機関との調整が必要な部分はありますが、要請があれば放送するという段階まできています。

    (武政委員) 商工会を通じて、市内事業者の代表として参加しています。防犯という問題については、これまで、話し合ったことがありません。何を話し合ったら良いか、何をしてほしいか等があれば、持ち帰り検討したいと思います。事業者間においても、横の連携がなかなかとれていないという印象を持っています。

    (小出座長) 今お話がありましたが、民間の企業や商業者等に対する要望がありますか。

    (橋本富明委員) 先日、私の娘が帰宅途中、不審者にあいました。コンビニ店に駆け込み、事なきを得ました。コンビニは避難する場所として有効だと感じました。

    (小出座長) 地元の商店街で防犯に取り組んでいくことも有効です。店舗に防犯ステッカーを貼ってもらったり、営業車に貼ってもらう活動を行っている所もあります。また、商店街では防犯カメラ等防犯機器の設置を行う所もありますが、その時問題になるのはやはりお金です。沖縄ではスポンサーとして沖縄電力が協力している例があります。アメリカではさらに進んで、これを企業に義務付けている所もあります。

    (小松委員) 青少年対策地区委員会連絡協議会の青少年活動を通して、町内会や小・中学校に行き話し合う機会があります。そこで特に思うのは、防犯に関して、いろいろな組織がそれぞれに活動をしておりまとまりがないことです。私の地元の羽村東小学校では子どもの見守り用のワッペンを作ったり、110番の家があったりします。また、市では青色回転灯を点けたパトロール車によるパトロールを行っていて、一中で起きていたいたずら等、些細なことも含めて随分減ってきていると伺っています。こうしたいろいろな組織が行っているいろいろな活動をある程度一本化して、まとめていけば良いと思います。青色パトロール車についても、その活動内容について知らない人もいるので、もっとPRしていった方が良いと思います。

    (小出座長) 一本化については、情報の共有化や組織の作り方等、なかなか難しい面もあると思います。関連する組織にどのような組織があるかピックアップすることはできますか。

    (事務局) この懇談会が、そうした組織の代表者の集まりであると考えています。市、学校、PTA、地区委員会等の行う活動が、今はバラバラに動いているのが現状だと思います。どのようにしたら一本化できるか、あるいは、私の組織ではどのような取組みを行っているか等、どのようなことでも構わないのでこの場で是非ご意見をいただき、今後の検討の参考としていっていただければと思います。
    また、先程、商工会のお話もありましたが、市ではステッカーを作成し、間もなく、商業者の皆さんへ配布してパトロールの協力を依頼する予定です。

    (小出座長) 組織や情報共有のお話がありますが、その他のことも含めて何かご意見ありますか。

    (谷本委員) PTAに関していえば、小・中学校の連携は今のところ図られています。さらに、市からは今後、幼稚園、保育園とPTAとの連携も図っていきたいとの話をいただいています。PTAとしても、子どもかけこみ110番の家の旗の掲出について、商店会等に協力を依頼しています。しかし、パトロールの面では連携不足で、それぞれの学校のPTAが単独で独自に活動しています。
    条例を作るにあたっては、何ができるのか、何を協力して実施していくのかを明確にする必要があると思います。
    美しいまちづくり基本条例にはいろいろな事が書いてありますが、タバコのポイ捨てや犬の糞の始末等、守られていないこともあると思います。条例をどうしたら守ってもらえるかPRしていくことも重要です。実効性を持たせるための協議も必要です。

    (小出座長) 組織作りのお話から、活動の対象の話になってきました。子どものことなどについて、何をどこですべきか、お話をいただけませんか。

    (北浦委員) ランダムに意見を出しても進まないように思います。交通安全、防犯等話題を絞り込んでいってはどうでしょうか。

    (小出座長) 防犯一つを取り上げても広い分野です。今は自由に意見を伺う中から、何をすべきなのか、何に取り組むべきなのかを探る段階にあると思います。情報共有、情報提供の話、タバコのポイ捨ての話等、地域の具体的な課題が出てくると思います。他の条例を参考としなくても自分たちの条例を作れば良いので、自分たちが何を求めるか、何が必要かを探る上で、自由に意見を言っていくことが必要だと考えています。

    (瀧島委員) 学校でも不審者の問題等があります。中でも個人情報に関連した不審電話の問題があり対策に苦慮しています。社会の変化が激しい中で、かつてと違うのは情報をいかに統制していくかという所にあると思います。
    また、何か問題が発生した時には、皆が注目し、危機感を持ちます。しかし、5~10年後までその危機感を持つことは困難です。その時だけ対策を立てれば良いというものではなく、継続して考えていくことが重要です。市民生活安全パトロールもマンネリ化してしまったのか、参加者が減少傾向にあるようです。継続して実施していく仕組みも必要であると思います。

    (小出座長) 継続的な活動をするためのアイデアというのは、皆がそう思っていても具体的にどうしたら良いか、よくわからないのが現状です。一番良いのは、気楽にやる、できることからやる、無理をしない、負担なく行うということだと思います。あるいは撤退するという方法もあると思います。
    外国では、活動の評価を短期的(数カ月毎、1年毎等)に行い、活動成果が充分であるかどうかチェックし、成果が充分であれば活動をやめるということを行っています。日本では、評価よりもむしろ活動を行うこと自体に重点をおいてしまう傾向にあり、このため、活動の成果になかなか結びつかないことがあるのではないかと思います。
    活動計画を立てる上で、活動の継続は非常に重要なキーワードです。
    また、今後何をやっていくか、地元の人たちで考え判断することが非常に重要です。文京区の例では、地域毎にテーマを作成し、それぞれのテーマに応じて区が援助していく方式をとっています。継続性と実効性が伴わないと意味がありません。
    条例を作成していく上での重要なポイントにもなると思います。

    (4) その他

    (小出座長) 次回以降は、組織づくり、情報共有の方法、継続性等、皆さんからいただいたご意見を少し整理して、課題を絞り込みながら話し合いたいと思います。また、他の自治体での特徴的な活動事例等、具体的なサンプルがあればご用意いただきたいと思います。
    皆さんからその他ご意見はありますか。

    特に意見なし

    (小出座長) それでは、時間の関係もありますので、以上で本日の議題は終了とさせていただきます。

    3 次回日程について

    (事務局) 次回の懇談会は、11月27日(月曜日)午後1時30分から開催させていただきたいと思います。

    4 閉会

    (事務局) それでは、これをもちまして第2回羽村市交通安全・防犯対策等に関する懇談会を終了させていただきます。長時間にわたりお疲れさまでした。