ページの先頭です

羽村市郷土博物館 企画展・特別展 平成14年度

[2012年2月17日]

平成14年度 終了した展覧会

  • 企画展 ひな人形展〔平成15月1月26日(日)~3月9日(日)〕
  • 企画展 まゆ玉飾り〔平成15月1月7日(日)~1月17日(日)〕
  • 企画展 活用される接収刀剣〔平成14月11月24日(日)~12月22日(日)〕
  • 企画展 学びのすがた〔平成14月9月15日(日)~11月10日(日)〕
  • 企画展 カイコを育てる〔平成14月6月9日(日)~8月25日(日)〕
  • 企画展 新収蔵介山資料展〔平成14月3月24日(日)~5月26日(日)〕

企画展 ひな人形展

企画展 ひな人形展
企画展 ひな人形展

春の気配を感じはじめるこの季節、毎年羽村市郷土博物館では企画展「ひな人形展」を開催しています。

ひな祭りは、三月初めの巳の日の節供に、紙やわらで出来た人形をなでて厄を移し、川や海に流した「ひとがた」の風習と、平安時代の貴族の女の子の遊びであった「ひいな遊び」が結びついて、成り立ったものといわれています。江戸の初め頃は「ひなあそび」と呼ばれ、ひな祭りと呼ばれることが確認されるのは元禄のころ(1688~1704)からです。

今年は、主に市民の方々から御寄贈いただいた明治から現在に至るまでのひな人形を中心に展示をしています。そのときどきの社会的な事情や人々の願いが映し出され、大きさや表情、衣裳や道具も時代と共に移り変わってきました。

春の訪れと、時の移ろいが感じられるひな人形たちをゆっくりとご覧ください。

期間

平成15月1月26日(日)~3月9日(日)

会場

企画展コーナー・オリエンテーションホール・旧下田家

入館料

無料

企画展 まゆ玉飾り

企画展 まゆ玉飾り
企画展 まゆ玉飾り

まゆ玉飾りは、養蚕が盛んな地方には良く見られる小正月行事です。いぬつげの木や、樫・梅などの木の枝に、まるいお団子をつけて飾ります。羽村では1月13日に行うことが多かったようです。

まゆ玉は、その名前、かたちの通り、繭に見立てられて作られたお団子です。この地方では「メエダマ」と発音します。その年の繭がよくできるように祈られて作られてきました。もともとは作物の豊作を祈って行われる餅花という行事が、繭の豊作を祈るものに変わってきたのだと考えられています。羽村でも、養蚕が盛んになる前には他の農作物の団子も作られて飾られていたそうです。

まゆ玉は16日に枝からはずして焼いて食べます。これをメエダマカキといいます。また、どんど焼きの火で焼いて食べると無病息災で過ごせると言われています。

今回も子どもたちと一緒にまゆ玉を作り、この行事を再現します。みなさんにとりましても実り多き一年になりますよう祈念いたします。

期間中にあわせ、羽子板・破魔矢・破魔弓などお正月飾りも展示しています。

期間

平成15月1月7日(日)~1月17日(日)

会場

オリエンテーションホール・旧下田家

入館料

無料

活用される接収刀剣

企画展 活用される接収刀剣
企画展 活用される接収刀剣

第二次世界大戦後、連合国軍総司令部による「昭和の刀狩り」ともいわれる「民間武器引渡命令」が出されました。これにより、一般日本国民が所有していた膨大な量の武器が接収されました。刀剣類が中心で、その数は70万本とも80万本ともいわれていますが、多くが廃棄されたり海外へ流出してしまいました。その中で、廃棄や散逸を免れた刀剣類が北区赤羽の米第8軍赤羽兵器補給廠に保管されていたため、これらの接収刀剣類は「赤羽刀」と呼ばれています。その後、日本側の努力により、この赤羽刀の中から美術的価値のある約5,500本が、所有者への返還を条件に引き渡され、東京国立博物館に保管されました。そして、昭和30年代までに約1,100本が旧所有者に戻りました。しかし、4,576本の刀剣類は、その後も博物館に保管されたままとなっており、その劣化と、旧所有者への返還が大きな課題となっていました。

平成7年、議員立法により「接収刀剣類の処理に関する法律」が成立し、旧所有者からの返還請求により7本の所有者が判明し返還されましたが、残りの 4,569本は国に帰属しました。この内、国が公開・活用を図るための60本と、偽銘および美術刀剣として価値のないもの1,300本は国が保管し、 3,209本について、全国の公立博物館・美術館に無償譲渡し活用を図ることになり、平成11年12月までに作業が完了しました。

羽村市郷土博物館は、これまで刀剣類の収蔵がなかったので、今後の活用の広がりを考えて、武蔵国の刀工の作品を条件に譲与の希望を申請しました。その結果、刀3本、脇差2本のあわせて5本の接収刀剣が譲与されました。譲与にあたって、国からは担当学芸員の講習会受講と研磨・公開が義務づけられていましたので、平成12年度に講習会を受講し、研磨については3カ年計画により実施し、本年度全てが研磨されたので、一般公開する運びとなりました。

刀剣一覧
種別刃長時代備考
(葵紋)以南蛮鉄於武州江戸越前康(以下切)2尺5寸江戸時代新刀
武州住安家2尺3寸6分江戸時代新刀
武州住藤原正永2尺4寸江戸時代新刀
脇差和泉守千住院(以下切)1尺5寸3分江戸時代新刀
脇差江府住源信重造之1尺1寸5分江戸時代新々刀

期間

平成14月11月24日(日)~12月22日(日)

会場

企画展コーナー

入館料

無料

企画展 学びのすがた

企画展 学びのすがた
「手習の男女子手習の師へ通ふ図」『絵本風俗往来』(青蛙房刊)より

トロイアの遺跡発見者シュリーマンは、元治元年(1864)に横浜へ上陸して江戸を見聞したときの記録として、「自国語を読み書きできない男女はいない」と書き記しています。当時、すべての人々が読み書きを出来たことが事実ではないにせよ、このような印象をもつほど、庶民に文字が普及していたことがわかります。それは庶民にとって、生活していく上で必要な知識であったということと、文化的な欲求の高まりによるものでした。

江戸時代の人々はどのように知識を得ていたのでしょうか。羽村市川崎の中根家には、江戸から明治初頭に至るまでの、寺子屋で使用していたと思われる多数の手習い本が残されています。中根家は江戸期に名主として勤めていた家で、職務のために必要な知識をいかに身につけていたか、これらの史料からうかがい知ることができます。名主中根家の史料を中心に、江戸時代の「学びのすがた」を辿ります。

近代に移り、学制が施行され、産業化とともに、教育の形も変りました。羽村は、明治後期より大正期にかけ、養蚕で隆盛を極めます。そしてそれが衰退すると、有畜農業へ切り替え、厳しい時代を乗り越えてきました。羽村では、青年夜学や養蚕研究所の開設、小学校における畜牛の取り入れなど、「教え」こまれることより、「学び」とることができる、実践的な教育が行われたことが特徴づけられます。時代の変化に合わせ、羽村の人々が、どのように生きていく能力を身につけていったか、残された教科書や教材、写真資料などでその足跡を辿ります。今回の企画展で浮き彫りにされた、各時代における先人達の「学びのすがた」が、これからの学校・家庭・地域での教育の在りかたについて、再考するきっかけとなれば幸いです。

期間

平成14月9月15日(日)~11月10日(日)

会場

企画展コーナー

入館料

無料

企画展 カイコを育てる

企画展 カイコを育てる
企画展 カイコを育てる

カイコの口から吐き出される細い糸は、古くから人々の気持ちを引きつけてきました。絹糸・シルクの魅力です。

カイコは、野生の昆虫ではありません。マユを作らせて糸をとるために、人間が飼育しなければ生きられない昆虫です。カイコを飼育して、マユを作らせることを「養蚕」といいます。そのマユから再び糸を引いて布を織り、衣服などに仕立てます。

カイコが飼育された記録は、「古事記」や「日本書紀」にも見られます。奈良時代には朝廷への貢ぎ物として絹が珍重されたことから、養蚕が全国的に行われ、絹糸を生産していました。江戸時代には女性の農間稼ぎ(農業の合間にする副業)として養蚕をしていました。明治時代になると、外国との貿易も始まり、養蚕は産業として大きく発展していきます。

羽村でも優れた指導者の下で養蚕は盛んに行われ、明治時代から大正時代にかけては、大きな蚕室を持つ家がたくさんできました。台地上には桑畑が一面に広がり、その中を蒸気機関車が走る光景が見られました。その後、世界的な不況や戦争の影響で、養蚕農家は減少し、現在では一軒もなくなってしまい、一面の桑畑も姿を消してしまいました。

カイコを飼育することは、簡単のようで実はとても難しいのです。今回の企画展では、その「飼育」にスポットを当ててみました。カイコを飼う苦労や楽しさを実感していただければ幸いです。

期間

平成14月6月9日(日)~8月25日(日)

会場

企画展コーナー

入館料

無料

関連事業

まゆから糸をひこう

企画展 新収蔵介山資料展

企画展 新収蔵介山資料展

資料の収集は、博物館活動の中でも非常に大切なもののひとつです。収集の方法としては、市民の皆さんのご協力により受け入れる「寄贈」、貴重な資料を古書店などから受け入れる「購入」、貴重な資料をお預かりする「寄託」などがあります。

郷土博物館では、玉川上水関係の資料や羽村の歴史と文化を受け継ぐ生活用具類の他に、中里介山に関する資料の収集も積極的に行ってきました。収集した資料は研究の対象として大切に収蔵されますが、これらの多くの資料を、広く市民の皆さんに公開していくことも重要な資料の活用方法です。

年数回開かれる古書店恒例の大入札会などでは、毎年必ず介山資料の出陳があります。郷土博物館でも入札に参加するのですが、残念ながら落札に至らないものもあります。中里介山の人気が未だ衰えていない証拠でしょう。

今回の企画展は、特にテーマを絞ったものではありません。そのとき、そのときに機を失さずに収集した資料を一堂に展示して、博物館の活動を紹介するものです。その中で、改めて「中里介山」という小説家を感じ取っていただければ幸いです。今後、これらの資料はテーマを絞った企画展にも登場するでしょう。また、博物館の研究材料としてより深く整理され活用されていくでしょう。これからも郷土羽村の生んだ文豪中里介山の資料を積極的に収集し、機会を作って市民の皆さんに公開していきます。是非介山の魅力に触れてみてください。

期間

平成14月3月24日(日)~5月26日(日)

会場

企画展コーナー・学習室

入館料

無料

終了した展覧会

お問い合わせ

教育委員会 生涯学習部郷土博物館

電話: 042-558-2561

お問合せフォーム