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羽村市郷土博物館 企画展・特別展 平成15年度

[2012年2月17日]

平成15年度 終了した展覧会

  • 企画展 川と集落 -古代律令制を背景に-〔平成16月3月28日(日)~6月20日(日)〕
  • 企画展 ひな人形展〔平成16月1月25日(日)~3月7日(日)〕
  • 企画展 まゆ玉飾り〔平成16月1月10日(土)~1月18日(日)〕
  • 特別展 玉川上水350年の軌跡〔平成15年9月27日(土)~12月21日(日)〕
  • 企画展 収蔵品にみる こどもへの祈り〔平成15月3月30日(日)~6月29日(日)〕

企画展 川と集落 -古代律令制を背景に-

企画展 川と集落 -古代律令制を背景に-

羽村市内では、これまで奈良平安時代の遺跡が確認されていません。青梅市域では、霞川流域に古墳時代から奈良平安時代にかけての遺跡が点在し、多摩川流域にも平安時代の遺跡が確認されています。また、秋川・平井川流域のあきる野市や日の出町域でも終末期(7世紀末)の古墳が築造されて以降、奈良平安時代に至る集落が営まれ、多くの遺跡が発掘調査されています。

一方、福生市でも、羽村市同様、奈良平安時代の遺跡は確認されていません。これらの事実は、古代律令制の成立と大きく関係していると考察することができます。

古代律令制とは、「律」と「令」により国を治めていこうとする中央集権国家の建設を目指したものでした。大化改新以降、壬申の乱をはさんで、さまざまな改革が実行されます。公地公民制や「租」「庸」「調」「雑徭」「兵役」などの税制・負担などを導入し、着々と国家体制を整えていく中で、全国には国・郡・里(後に郷)が置かれ、それぞれ「司」が任命されるようになります。

多摩地域にも人々が生活する集落が点在していました。また、国衙や郡衙の建設、国分寺の造立などのために大陸からの帰化人も移住してきました。このような人々が住み着いた集落が「郷」へと発展し、古代国家の基礎をなしていました。

羽村市域に奈良平安時代の遺跡が確認されていないのは、「郷」の所在と関係がありそうです。今回の展示では、羽村市周辺で確認された当該時期の遺跡のありかたから、羽村市の歴史の空白部分を考察します。

期間

平成16月3月28日(日)~6月20日(日)

会場

企画展コーナー

入館料

無料

企画展 ひな人形展

企画展 ひな人形展
企画展 ひな人形展

羽村市郷土博物館では、多くの市民の方々からご寄贈をいただきました雛人形を収蔵しています。江戸時代の紙で作られている立ち雛をはじめ、明治から平成に至るまでの内裏雛・御殿雛など時代の流れとともに変化をみせる雛人形。今春も新たにご寄贈をいただいたものを含めて、さまざまな雛人形を展示しています。

三月の節供を彩る雛人形は、女の子が生れたお祝いに親戚などから贈られるもの。そして、嫁いではじめてこの日を迎える娘に対して実家から贈られるものがあります。それぞれの幸せを願い飾られてきました。

雛段には、菱餅・ハマグリ・白酒・あられ・混ぜご飯など旬の食べものを供え、さらに、金魚を飾りました。このような習慣は、西多摩地域で多く行われていたようで、二月の末頃になるとてんびん棒を担ぎ金魚を売り歩く金魚屋の姿も見られたそうです。

昔の羽村周辺の生活を垣間みながら、ごゆっくりとご観覧ください。

期間

平成16月1月25日(日)~3月7日(日)

会場

企画展コーナー・学習室・旧下田家 ・オリエンテーションホール

入館料

無料

企画展 まゆ玉飾り

企画展 まゆ玉飾り
企画展 まゆ玉飾り

まゆ玉飾りとは、質の良い繭がたくさん取れるようにとの豊作を願って、各家庭で行われた行事です。羽村では、1月13日にこの飾り付けをする家庭が多かったそうです。

座敷に養蚕の神様である蚕影山(お白様)の掛軸を掛け、石臼の穴にイヌツゲやウメやカシなどの木の枝を差し込み、米の粉で作っただんごやみかんや繭糸を飾り付けます。その脇には、だるまとお膳を供えます。

米の粉でつくった団子は、メイダマ(まゆ玉)とよばれ、丸い形や繭の形にします。16メイダマといって5センチメートルくらいの大きさの団子を作り、さらに小さなメイダマをたくさん作って飾ります。
これらのメイダマは、16日になるとメイダマカキといって枝からもぎ取って砂糖を入れて煮たり、ひじろ(囲炉裏)で焼いて食べたりしました。醤油をつけるのは、繭にシミがつくと嫌われていました。しかし、これらの行事も戦争と養蚕の衰退によって、次第に行われなくなってしまいました。

郷土博物館では、子供たちと一緒にまゆ玉を作り、この行事を再現します。ぜひご来館ください。

期間

平成16月1月10日(土)~1月18日(日)

会場

オリエンテーションホール・旧下田家

入館料

無料

特別展 玉川上水350年の軌跡

特別展 玉川上水350年の軌跡
特別展 玉川上水350年の軌跡

「上水記」によると、庄右衛門・清右衛門兄弟によって、この羽村の地から玉川上水が四谷大木戸まで開削されたのは、今からちょうど350年前の承応2年(1653)11月のことでした。多摩川の流路と武蔵野台地の地形から、羽村が最適かつ唯一の場所だったのです。施設の近代化こそあれ、取水の構造は今でも変わらずに、現役の水道施設として稼働しています。

 玉川上水は、江戸への水の供給という第一義的目的の他に、武蔵野台地の新田開発に大きな役割を果たし、小金井桜という一大観光地をつくりました。また、明治初期には、たった2年間でしたが船で貨客を運ぶこともありました。さらに、当時神奈川県に属していた多摩地域が、東京府に編入されるきっかけとなったのも、玉川上水やその水源地域の水質管理が大きく関わっていました。

 単なる水道施設というばかりでなく、多摩地域の政治経済にも大きく関与し、玉川上水なくしては、多摩の地域史が語れないほどの存在です。そして、今でも実際にその機能を維持しているところに、「過去の遺物」として括ることのできない活きた文化財としての価値があるのです。

 羽村市では、開削350年という記念すべき年に、玉川上水を改めて見つめ直し、玉川上水から受けた恩恵を再評価して、次代へ引き継ぐべくさまざまな記念事業を実施してきました。郷土博物館においては、その集大成として、玉川上水の歴史と役割をわかりやすくご覧いただける企画展を開催いたします。

 今回、東京都水道局所蔵の『上水記』をはじめ、国立、都立の諸機関や、上水沿川各市の関係者などから、貴重な資料を借用させていただきました。これほどの資料が、一つの展示会に出展され、皆さんにご覧いただけるのは千載一遇の機会と自負しております。これもひとえに、関係諸機関・諸氏のご理解とご協力の賜物であります。改めて感謝申し上げます。

 最後に、この特別展が、現役の水道施設として、また文化財として、これから先の玉川上水の保護保存や活用への一助となれば幸いに存じます。

期間

平成15年9月27日(土)~12月21日(日)

会場

企画展コーナー・学習室

入館料

一般300円・高校生以下150円・未就学児無料
(常設展の観覧は無料です。)

企画展 収蔵品にみる こどもへの祈り

企画展 収蔵品にみる こどもへの祈り
企画展 収蔵品にみる こどもへの祈り

羽村では、嫁いだ娘が迎える初めての三月の節句に実家より雛人形を贈る慣わしがあります。「贈り雛」と呼ばれるその人形には、娘が嫁ぎ先によく座るように、夫婦円満に暮らせるようにとの親の願いが込められていました。

また、生まれてきた子どもへ贈られる祝福の品々には、子どもへの愛情と共に、周囲の人々の切なる想いが込められています。「七歳までは神のうち」ということばがあります。今のように医療の技術が発達していないころは、子どもという存在はともすればはかないもので、七歳まで育てばひと安心という一つの区切りにもなっていました。また、七歳までの子どもというものは、大人が考えもしない不思議なことを話したり行動したりすることが多いことから、この世とあの世の境界にいる不確かな存在だと考えられていたのでしょう。そのような不確かな存在をつなぎとめておくために、人生の節目でされる子どもへの贈り物には、健やかな成長と末永い幸福を願う周囲の人々の想いを感じ取ることが出来ます。しきたりや慣習で現在に伝えられる風習の中にも、代々受け継がれてきた子どもを守る呪力がありました。

当館にも、そのような想いを感じ取ることができる資料が多数収蔵されています。
今回の企画展では、収蔵品を中心にそれらのもつ意味を探ります。

期間

平成15月3月30日(日)~6月29日(日)

会場

企画展コーナー・オリエンテーションホール・旧下田家

入館料

無料

終了した展覧会

お問い合わせ

教育委員会 生涯学習部郷土博物館

電話: 042-558-2561

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