日時
平成22年1月19日(火) 午後1時33分~午後2時29分
会場
市役所東庁舎4階特別会議室
出席者
教育委員長 志田保夫 職務代理者 野崎喜久美 教育委員 並木恒延 教育委員 島田哲一郎 教育長 角野征大
欠席者
なし
議題
傍聴者
19名
配布資料
会議の内容
会 議 経 過
(委員長) それでは、定例会の開会の前に、報告をさせていただきます。
本日の会議に際し、傍聴人から傍聴したい旨の申し出がございましたので、羽村市教育委員会会議規則第35条の規程に基づき、許可をしましたので、報告します。
また、本日は羽村市教育委員会傍聴規則第2条に定める定員を超える17人の傍聴希望がありますが、許可してよろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
それでは、希望のありました17人の傍聴を許可します。
それでは、定例会を始めます。ただいまの出席委員は5名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから平成22年第2回羽村市教育委員会定例会を開会いたします。
本日の議事日程は、あらかじめ、お手元に配付したとおりであります。
1.日程第1 会議録署名委員の指名について
(委員長) 会議録署名委員の指名を行います。会議録署名委員は、羽村市教育委員会会議規則第34条の規定によりまして、委員長において野崎喜久美委員を指名いたします。よろしくお願いします。
2.日程第2 教育長報告
(委員長) 教育長報告を行います。教育長、お願いします。
(教育長) それでは、昨年12月15日以降、本日に至るまでの教育長の報告を簡潔に申し上げます。
前回の定例会の中で、羽村市の小中学校の公務用パソコン等の機器購入契約についてご説明いたしましたけれども、議会等の承認もありましたので、これを着実に4月に間に合わせるように、今、準備をしているところであります。これは都のレベルでも、情報漏れのこと等で課題があるということは認識しておりますが、そういうことも含めまして、各小中学校への周知徹底もしてまいりたいというふうに思っております。
学校訪問の件ですが、小作台小学校、羽村第一中学校を終えまして、小中全10校がすべて学校訪問を終えることができました。各学校での教育課程の中身の問題、そしてどういう現状であるのかということについても、教育委員さん方に学校を訪問する中でご認識いただき、これからどうあるべきかということを、管理職も含めて検討してまいりました。これからまた来年度に向けても、指導室も含めて、着実にその成果が生かせるように、取り組みをさらに進展できるようにやってまいりたいというふうに思っております。
小作台小学校のスクールゾーンの件では、地域の保護者会等からの要請がありましたので、福生警察の署長さんのほうに、教育委員会として、私のほうでも要請に行ってまいりました。これからいろいろと検討はされるでしょうけれども、子どもたちの登下校の安全という点で、希望がかなえられるように鋭意努力してまいりたいというふうに思っております。
それから、来年度、22年度の学校管理職について、校長先生等の配置について、東京都教育委員会とのヒアリングがありまして、参事と一緒に行ってまいりました。具体的には、これからいろいろな提示があると思いますけれども、さらに充実した学校経営ができるように努力してまいりたいというふうに思っております。
大きなところでは、学区審議会を設置して、答申をいただきました。このことにつきましては、先日の8日の教育委員会臨時会の中でご報告し、ご決定いただいたとおりであります。そして、先週、富士見小学校、松林小学校のほうにお話をして、保護者にも説明をしてまいりました。
それから、成人式がことしもゆとろぎの大ホールで行われましたけれども、前日の消防団の出初め式に引き続きまして、羽村第一中学校の吹奏楽部が一生懸命頑張ってくれまして、いい成人式ができたのかなというふうに思っております。同時に、先日の日曜日も、交通安全推進委員会の出動式がありましたけれども、これは初めての試みで、東小学校の管弦楽団がスポーツセンターの中で参加してくれまして、出動式そのものをしっかり盛り上げてくれました。地域やそういう市の行事等に、小中学生が積極的に参加するということには大きな意味があるのかなというふうな感じで思っております。
それから、にぎわい商品券がまた予定されておりますけれども、前回に引き続き、小中学生による商品券の発行事業におけるイラストの選定ということで、昨年暮れに応募をかけ、多くの作品が出、選定を行ったところであります。前回もそうですが、一中、二中、三中の生徒会が中心になり、このにぎわい商品券の事業について、中学生の立場からも参加したいということで、学校のほうでもご指導をお願いしているところであります。もう既に打ち合わせ等も進み、具体的な活動に入っていくというふうな報告を聞いております。
それから、小中一貫教育、これは後で議案としてご審議いただきますけれども、素案から、パブコメを含めまして、一定のルールに基づいて取り組みが行われ、そしてきょうご審議いただくということになっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
それから、本日、夜ですけれども、学校給食の運営審議会がございます。組合の議会で大きな問題となっているのは、未納問題とか、アレルギー対策のことがあります。各PTAの代表の方、地域委員の方々の組織として、学校給食組合の運営審議会がありますので、その中でいろいろな報告をしながら、ご審議をいただくという予定になっております。また状況につきましては、次回の定例会の中でご報告したいと思います。
簡単ですが、以上で教育長報告といたします。
(委員長) ありがとうございました。以上で、報告が終わりました。
これから質疑を行います。
何か質問ございませんか。よろしいでしょうか。
(質疑なし)
以上で、質疑を終了します。教育長報告は以上で終了しました。
3.日程第3 教育委員活動報告
(委員長) 教育委員活動報告を行います。
教育委員の平成21年12月15日から平成22年1月19日までの活動については、別紙に記載のとおりであります。
(総務係長) 教育委員活動報告については、本日用意できておりませんので、後日、配付いたします。
(委員長) この前、各委員に確認はいただきましたので。ちょっと今、手元にございませんが、教育委員活動報告については、後日配布でよろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
教育委員活動ですが、私のほうで参加した会議について、報告をさせていただきます。
1月15日、平成21年度東京都市町村教育委員会連合会、第3回常任理事会、第3回理事会及び第2回理事研修会が東京都自治会館にて開催されました。
議題は、報告事項として役員の交代、視察研修について等、協議事項として平成22年度連合会日程等について審議が行われ、すべて提案のとおり承認されました。議事終了後、多摩教育事務所の坂所長を講師として迎え、理事研修会が行われました。
以上で、委員長のみが参加した会議の報告を終わります。
ここで、また追加で傍聴の希望がございました。1人です。許可してよろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
それでは、許可することとします。
4.日程第4 22陳情第1号 「羽村市小中一貫教育基本計画(素案)」に係わる陳情書
(委員長) 22陳情第1号 村市小中一貫教育基本計画に係る陳情書の件を議題といたします。陳情書の内容について、説明を求めます。総務係長お願いします。
(総務係長) それでは、日程第4 22陳情第1号 羽村市小中一貫教育基本計画(素案)に係わる陳情書の内容について、説明いたします。
本陳情書は、去る1月13日、羽村の教育を考える会世話人代表より教育委員会事務局へ提出されたもので、羽村市教育委員会会議規則第32条の規定により、本会議に付議するものであります。
内容の説明につきましては、陳情書本文の読み上げにより、かえさせていただきますので、よろしくお願いいたします。お手元の資料、陳情一覧表の次ページをごらんください。
では、本文の読み上げを始めます。
22陳情第1号、平成22年1月13日、羽村市教育委員会委員長 志田保夫殿。陳情者 羽村の教育を考える会(準)代表世話人。「羽村市小中一貫教育基本計画(素案)」に係わる陳情書。
陳情趣旨。1、陳情事項、(1)市教育委員会は「小中一貫教育計画(素案)」についての説明会やパブリックコメントで出された質問・意見、その回答について、市民、保護者、教育関係者に十分に知らせること。
(2)市教育委員会は、「小中一貫教育計画(素案)」について十分な期間を設定し、市民、保護者、教育関係者の検討と議論を保障し、別紙の3点をはじめ出された意見・要望に真摯に対応すること。
(3)疑問や不安を残したまま、実施決定をしないこと。
2、陳情理由、(1)羽村市教育委員会は去る10月20日、教育委員会定例会において、標記「羽村市小中一貫基本計画(素案)」を原案通り可決し、11月1日付け広報「はむら」紙上に「素案」を紹介し、パブリックコメント(受付期間11月9日~12月8日)を募集しました。しかし、わずか2分の1ページの記載で「素案」の詳しい内容にはふれられていません。また、市民・保護者を対象に説明会を開きましたが、一中、二中、三中で各1回、しかも、パブリックコメントの締め切り日の12月8日間際の11月末に行われました。これでは市民がパブリックコメントを出そうにも、到底不可能と言わざるを得ません。このように計画素案は、多くの市民に知らされ、理解を得たとは到底考えられません。父母や市民がわかるように、さらに積極的に説明して頂きたいと思います。
(2)私たちは、昨年夏、「小中一貫教育」について教育委員会で内部検討をしていることを知り、「小中一貫教育検討委員会」の傍聴や、内部の検討状況の説明会に参加してきました。その中で、さまざまな疑問や不安を抱き、「羽村の教育を考える会(準)」を立ち上げ意見交換を進めてきました。市民、保護者からもさまざまな意見が寄せられ、会として三度にわたり教育委員会事務局に要請を行ってきました。しかし、事務局は私たちの要請に若干のコメントを行いつつも、「最終的には教育委員会が決定する」旨の回答で終始しています。この制度が実りあるものとなるためには、多くの保護者・市民がこの制度の内容をしっかり知り、説明を受け疑問や不安が解消されることが不可欠です。
(3)市教育委員会は「素案」の「はじめに」で、「本計画を推進することにより、学校、家庭、地域が協力し、・・・新しいシステムの学校を創り上げていこうとするものである。」と述べています。しかし本計画をこのまま極めて短期間に保護者、市民、教育関係者の理解を得ず決定するならば「学校、家庭、地域」の「協力」は望むべくもありません。「教育委員会が最終的に決定する」としても、教育委員会の皆さんは一般行政ではなく、独立した行政委員会として、また、市民の代表として客観的に中立的に諸課題に対応されるわけです。僭越ながら、その場合の判断基準には住民・保護者の意向の尊重が据えられるべきであると考えます。羽村市の教育を発展充実させるためには、長期的展望に立って市民の納得と協力の下に推進することが何よりも求められていると考えます。市教育委員会が実施した説明会でも保護者・市民は「もっと時間をかけて十分に検討を」と、共通して強く求めています。以上。
次ページをごらんください。
平成22年1月13日、「羽村市小中一貫教育基本計画(素案)」に係わる陳情書。陳情者 羽村の教育を考える会(準)。別紙、陳情事項2の3点について、説明します。
1、小中教員の相互乗り入れについて。
「計画素案」では「中学教員が6年生の指導に当たる場合は、中学校に非常勤教員、また市独自に採用した講師を配置する」とあるが、非常勤教員の確保について、都教育委員会の担当係は「小中一貫教育のためといって特別の配慮はできない」と断言しています。また、講師だと限定された時間だけの雇用なので生徒の質問を受けるなどの正規の教員が通常やっている生徒への丁寧な配慮は難しくなります。この問題をどうするのか。さらに説明会では、「正規の教員の出張が多くなり、後補充の形にする弊害」について多くの市民から不安の声が上がり、「再度検討し、文章を直す」との回答がありました。直した文章を改めて市民に明示することを求めます。
2、教員が意欲的に取り組める体制が整っているのでしょうか。
昨年12月に行われた「羽村市小中教職員に対する緊急アンケート」(回収率80%)によると「小中一貫教育実施反対」が50%、「もっとじっくり検討を」が45%、賛成はわずか2%でした。賛成の人を含めて「効果があるのかどうか疑問」「デメリットを解消できるのか」といった不安が多数寄せられました。保護者からも「教員が『知らされていない、わからない』では非常に不安です」の声が上がっています。このまま強行することは無謀です。
3、デメリットの解決策を事前に整えることが不可欠です。
説明会ではメリットばかり強調されていましたが、すでに実施された学校では多くの問題が起きています。「やる中で考える」では学校現場の混乱をまねき、何よりも子ども達がかわいそうです。是非慎重な対応をお願いいたします。以上。
説明は以上となります。よろしくお願いいたします。
(委員長) ありがとうございました。
以上で、説明が終わりました。
これから質疑を行います。何か質問、ご意見ございますか。
(島田委員) 陳情事項(1)、出だしの部分です、パブリックコメントの質疑や意見の回答の公開を要望されている内容と考えるのですが、今後、これにつきましては行っていく予定でございますか。
(委員長) 指導室主幹、お願いします。
(指導室主幹) パブリックコメントの公表については行います。本日の議題にあります羽村市小中一貫教育基本計画ですが、これは素案に対しての意見公募で出された意見のうち、必要なものを反映した計画となるわけですので、これが決定されれば、その後に公表していくということになります。
以上です。
(委員長) ありがとうございました。
島田委員、よろしいでしょうか。ほかにご質疑があれば。並木委員、お願いします。
(並木委員) 意見でございますけれども、まず、私はこの陳情に対して、基本的には採択しないという立場で、少し申し上げたいと思います。
この基本計画の素案というのは、昨年の10月の定例会で承認されているわけでございます。その後、1カ月近くにわたってのパブリックコメント、意見交換ですね、それから各中学校での説明会、あと学校の先生方には、校長先生から説明もされたということと、もう一つ、公共施設には資料を置いて、閲覧ができるということ、そういういろいろな過程を通して、現在に至っていますので、正当なステップを踏んでいるというふうに私は解釈しております。
しかし、皆さん、いろいろと大変心配なことは理解できるわけですけれども、特に陳情書の別紙3にありますデメリットの解決策を事前に整えることという項目がございます。何か新しいことをやるということは、いいこと、悪いことが必ず発生するわけですけれども、その際、さまざまな、いわゆる悪いことになったら、どういうことができるかというシミュレーションが必要になってくるわけですけれども、実際、小中一貫が現実としてスタートする前に、ある程度のシミュレーションを想定して、その解決策も準備できるのではないだろうかと、そのように想像しています。
以上のことから、私はこの陳情に対しては不採択という考えでございます。
(委員長) ありがとうございます。デメリットについては、事前にシミュレーションできるということですね、これから時間をかけて。
そのほか。意見で結構です。野崎委員。
(野崎職務代理者) 私も、この陳情に対しては不採択ということで考えております。
まず、陳情項目の(2)に関しては、3年間にわたって、市民や保護者、教育関係者などによる検討委員会の中で検討されてきました。具体的な内容に関しては、今後、中学校区で実施計画を定めていく中で、小中の教員はもちろんのこと、保護者や地域の理解を得ながら、計画づくりを進めていくことになります。地域で子どもを見守ってくださる皆さんの理解は十分に得られるものと確信しています。
そして、陳情項目(3)に関しては、素案の中でわかりづらかった部分や、表現する内容に誤解を受けた部分などがあったことを受けとめ、これから基本計画をつくっていく中で、必要な意見は反映されたことなど、広報で出されたものは積極的に公表していくことと考えます。
以上のことから、私は本件陳情については不採択とすべきと考えます。以上です。
(委員長) ありがとうございます。不採択という意見がありました。
ほかにないでしょうか。よろしいでしょうか。
(質疑なし)
それでは、ないようですので、意見の陳述を終了いたします。
日程第4 22陳情第1号 羽村市小中一貫教育基本計画(素案)に係わる陳情書の件を採決いたします。
お諮りいたします。本陳情を採択することに賛成の方の挙手をお願いいたします。
(挙手する者なし)
賛成なしであります。よって本陳情は不採択と決定いたしました。
再度、1名の追加の傍聴希望人がありますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
それでは、傍聴希望人、1名の傍聴を許可します。
5.日程第5 議案第2号 羽村市小中一貫教育基本計画について
(委員長) 議案第2号 羽村市小中一貫教育基本計画についての件を議題といたします。
提案者から提案理由の説明を求めます。教育長、お願いします。
(教育長) 議案第2号 羽村市小中一貫教育基本計画について、ご説明いたします。
本議案は、去る平成21年10月20日に開催されました平成21年第11回羽村市教育委員会定例会において承認をいただきました羽村市小中一貫教育基本計画(素案)について、11月9日から12月8日までの意見公募で受け付けた意見を考慮し、内容の一部修正を行った上、「羽村市小中一貫教育基本計画」として作成しようとするものです。
細部につきましては、指導室主幹よりご説明申し上げますので、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
(委員長) 指導室主幹、お願いします。
(指導室主幹) それでは、議案第2号 羽村市小中一貫教育基本計画についての詳細について、ご説明いたします。
羽村市小中一貫教育基本計画(素案)については、平成21年10月20日に開催された平成21年第11回定例会において決定されました。その後、11月9日から12月8日まで、意見公募を実施いたしました。また、11月24日、25日、27日には説明会を開催いたしました。さらに教職員に対しては学校長から説明し、意見を集約しました。
説明会の内容と教職員の意見については、先月、12月の定例会終了後に報告をさせていただきました。さらに平成22年1月8日の臨時会の後に、意見公募の結果をお知らせし、教育委員会の考え方について、時間をかけて協議をしていただきました。
今回は以上のことを受けまして、素案の修正部分について、ご説明をさせていただきます。
それでは、配付させていただきました議案第2号資料、羽村市小中一貫教育基本計画(素案)と羽村市小中一貫教育基本計画対照表をごらんください。
修正点は3点あります。まず、1点目は、第3章の計画の意義とその効果の中の1中学校1年生の不安の解消(「中1ギャップ」の解消)について、記述を追加いたします。追加する内容としては、小学校における教科担任制とは、現在も小学校で実施している専科教員による指導のことをいう、です。これは素案に出ている教科担任制を、中学校で実施されている教科担任制と区別するためのものです。
2点目は、第4章の計画の具体的な展開の中の2小・中学校一貫教育校通学区域です。この部分は削除いたします。理由としては、平成21年10月に学区審議会を設置して通学区域の見直しについて諮問をし、12月24日に最終的な答申を受けたことに基づいて、平成22年1月8日の教育委員会臨時会において、平成22年4月から松林小学校と富士見小学校の卒業生は、原則として羽村第二中学校に入学できるように通学区域を変更するように決定されました。以上のことから、素案で示した通学区域について検討するという内容が終了したため、削除いたしました。
第3点は、第4章の計画の具体的な展開の3小中一貫教育の内容の3指導体制の部分の中期(小学校5年生~中学校1年生)の部分です。修正した内容は、中期(小学校5年生~中学校1年生)では、中学校1年生で実施している教科担任生による指導に加えて、小学校5・6年生でも現在実施している専科教員による指導を増やしていく。また、これまでの学校での実践や学力向上の観点から小学校の算数と中学校の数学、小学校の外国語活動と中学校の英語の授業を中心に、小学校教員と中学校教員が相互に乗り入れてのチームティーチング等による授業を実施する。以上の指導体制の充実のために、学習コーディネーターと英語コーディネーターを各中学校区に1名ずつ配置する。なお、小学校の一部教科担任制及び小学校教員と中学校教員の相互乗り入れ授業の実施報告については、人的配置も含め、今後中学校区ごとに策定する実施計画において示していく、という内容です。修整した理由といたしましては、意見公募の意見を踏まえ、先ほど申し上げました小学校の教科担任制の説明を追加したことを反映した内容にしました。また、小学校教員と中学校教員の乗り入れ授業では、素案では中学校教員による小学校の授業への乗り入れの部分の記述が多かったこと、そして今後策定する中学校区ごとの実施方法等について、学校が採用できる余地を広げるためのものでございます。
以上、ご審議のほどをよろしくお願いいたします。
(委員長) 以上で、説明が終わりました。
これから質疑を行います。何か質問ございましたら。並木委員、お願いします。
(並木委員) 意見をちょっと申し上げたいのですが、まず小中一貫基本計画というのに賛成という立場で意見を述べさせていただきます。
この計画は、過去3年間にいろいろな方が入っていただいて検討されて、最終報告、素案、そして基本計画というふうにステップを踏んできたというふうに認識しております。やや具体的な話になりますが、計画書の中に第3章の計画の意義とその効果という項目がございますが、そこには中1ギャップの解消、学力の向上、いじめや不登校の減少、また、個性や能力の一層の伸長、そして最後に豊かな人間性や社会性の育成という五つの項目があります。中1ギャップ、学力の向上、いじめ・不登校の減少というのは、これは大変目に見えやすいものだというふうに解釈します。残された個性と能力、もう一つ、豊かな人間性や社会性の育成という、なかなか目に見えにくい部分、そしてすぐ結果が出にくい部分というのは大変大切な項目ではないかとそういうふうに思っていますので、この部分は特に、もちろん全体が大切なのですが、特に見えない部分ということであるからこそ、大切にしていただきたいというふうに思っております。それと、小中一貫教育の検証という項目がございますけれども、とにかくまずいところは素直に取りやめる、改める、そういう積極的な将来検証というものを望みたいと思っております。
以前から、昨年の定例会でも発言したのですが、一貫校というのは、私の考えでございますけれども、やはり渡り廊下でつながっていなければいけないというふうに、やや断定的な意見でございますけれども、基本はそういう環境でなければうまいこといかないのではないのかというふうに想像しています。1中の校区、2中の校区はいわゆる施設分離型ということでございます。今一番心配していることは、この分離型でどのような一貫教育ができるかということでございます。これはだれしも感じると思うのですけれども、隣接型の内容に分離型を近づけるとかそういうことをすると、もう無理が出てくるのではないかと。逆に分離型という、制約が多いわけですけれども、その中から生まれ出てくる方法というのはたくさんあるような気がしてならないわけです。普通の授業以外に、いろいろな創意工夫の中で、例えば小中大運動会とか、合同の文化祭とか、夏休みの部活の合同合宿とか、そういうまずできるところからやっていくというのも一つの方法ではないかと。ですから、申し上げたいのは、余り無理に隣接型に近づけようというふうに思わないで、ある部分、自然な形で小中一貫に入っていけたらいいかなというふうに思っております。大変極端、そして理想論的かもしれませんけれども、分離型を一体型にするという一つの案として、今、武蔵野小を抜いて6校の小学校があるわけですけれども、それぞれの小学校の卒業生が同じ小学校の中等部に行くと。こういうプランを考えてもいいような、もちろん予算の問題等、いろいろなことがございますが、そういうのも一つの方法ではないかと。
もう一つ、これから大変強い地震とか災害が来ることが予想されますけれども、仮に今ある校舎に耐久年数とか、そういう問題があるのでしたら、もしそういうことで建てかえるとか、そういうことが発生したら、ぜひ小中一貫ということを頭に入れて、物理的にスムーズに、隣接型の校区と同じように、そういう方向で持っていってもいいのかなという、それを視野に置いていただければ、幸いでございます。
私ごとで大変恐縮ですけれども、私には23歳になる息子がおります。今、昨年の春からゲーム制作会社でゲームデザイナーとして働いているわけですけれども、小さいときから大変絵が好きで、親から見ていても大変うまかった。あるとき、これは私立の中学でございますけれども、文化祭に行きましたら、ある中高一貫でしたけれども、私は美術のプロでございますけれど、驚くほど美術の発表がすばらしかったわけです。うちの息子はもう本当に毎日、時間があると絵をかいているような子でしたので、こういう学校に入れるのもいいかなということを思いまして、その中高に入れたわけです。ところが、中学1年のときです。ややいじめに近い話をしたいと思うのですけれども、多分悪ふざけの範囲だったとは思うのですが、クラスメートが口の中にあった梅干しの種をぴゅっとうちの息子の顔にぶつけたのです。吐き出したわけです。その話をちょろっと家に帰ってきてしたのですが、親としては、やはり口の中のものを吐き出すということはつばをかけるみたいな、非常に屈辱的なことを感じたわけです。そんなことがありまして、先生に相談して、そうしたらすぐにそういう意味でいい手当をしてくれまして、何とか済んだわけです。しばらくして、何年かたってですけれども、友達とふざけ合って、ごろんと廊下で寝ていたような状態だったのですが、そこに先生が飛んできて。その先生というのは、前年度まで高校の先生をしていた先生です。息子が行っていた学校は、中学と高校の先生がしょっちゅう入れかわっていくわけです。ですから、前年度までは高校の先生でしたのですが、過去において息子がそういう目に遭っているということが情報として入っているわけです。ですから、そういうことで結果的には本当にいい学校へ入れたなというふうに感じたわけです。中高一貫と小中一貫は当然違うということはわかりますけれども、やはり長いスパンで子どもを見守ってくれているということにおいては同じだと思うのです。
それと、9年間をカリキュラムの連動性を持った中で学ぶことができる。好きなこと、関心のあること、これを長期にわたって先生方がサポートしてくれる。特に、一番大切な時期というのは小学校5年、6年、それと中学1年。この3年間というのは非常に僕は大事だと思っております。そういうこの3年間を小中一貫の中でじっくりと見てくれたら、必ずや本当にいい方向に進むのではないかと、そういうふうに思っております。これは本当に私の考えですが、学校教育の場というのは、基本的には当然学力を習得する場でありますけれども、私は自分探しの場だと思っています。大変好きなこととか嫌いなこととか、興味あることとか得意なこととか、それぞれにいわゆる個人というものが尊重されて、自分が将来行くべき道の何か、サジェスチョンというか、道しるべになってくれればいいというふうな、そういう自分探しの場所であると思っています。それと、最後には世の中に出るための助走期間です。それを手助けしてくれるのは、やはり私は学校の先生だと思っております。少々古い考え方かもしれませんけども、私は学校の先生というのはやはり聖職であるべきだと今でも思っています。サラリーマン以上に奉仕というものが期待される職業であると。私は昔からずっとそういうふうに思って、それを信じておるところでございます。子どもたちは羽村の宝だし、日本の宝だし、先生はやはり羽村の財産なのです。そして、先生と子どもというのは、常に学校において主役なわけでございます。先生方が大変忙しくなるということは、もちろん今でも忙しいはずですが、よくわかりますけれども、先生方の奮闘を期待しまして、私たち教育委員会も強烈にバックアップしていかなきゃいけないなと、そんなふうに思っているところでございます。
もう大分前ですけれど、50年ぐらい前ですか、羽村で、ふだん余りほかには見かけないのですが、中学で給食を出したという事実がございます。私も友達に中学で給食が出ていたのだぞと言うと皆さん驚いたぐらいに、やはり東京の中でも大変珍しい、中学から給食を出したという一つの教育の歴史があります。ですから、これからこの小中一貫というものは10年後、30年後、50年後にどのような形で評価されるといいますか、そういうことというのが大変気になるところでございます。今、この小中一貫にするということにおいて、教育委員の一人として大変緊張していると、そういう心境でございます。
以上、意見を申し述べました。
(委員長) ありがとうございました。
そのほかにご意見。島田委員、お願いします。
(島田委員) 今回の小中一貫教育基本計画、私も賛成でございます。そして、この計画の中で、意義と効果の第1に、いわゆる中1ギャップの解消が挙げられているわけですけれども、私自身が現在、中1生の保護者の立場でもございまして、息子が中1ギャップに直面しているという状況を目の当たりに見まして、一言所感を申し述べさせていただきたいというふうに思います。
中学校へ進学しまして、小学校時代で経験のない教科担任制の学習、それによる授業のスピードアップ、それから部活動などにおける先輩、後輩間の上下関係とか、ほかの小学校からの友人関係など、すべては成長段階において必要なものばかりだと思うのですけれども、これらのものになじめずに、不登校などの適応障害となっていくものだというふうに考えます。こうした中1ギャップの解消を図るために、六三制の課程はそのままにしまして、小中の連続性を持たせる意味で、まずはそこにある小学校と中学校の段差をできるだけなだらかにすることが必要であるというふうに考えまして、早期にこの計画を実施することが重要だというふうに考えます。そして、義務教育の9年間を通じた、きめ細かい学校での指導を先生方にいただくものだというふうに思いますし、そして家庭では家庭の責任における家庭学習の実施をすることで、それぞれの学力の向上や個性、能力の一層の伸長ですとか、豊かな人間性、社会性を兼ね備えた社会人を育成することが羽村の教育として最も大事なことであるというふうに考えております。そして、いつの日か、そこで育った彼らが羽村の地域のため、社会のため、経済発展のために尽くしてくれることを望んでおります。
最後になりますけれども、この基本計画を定めて、各中学校区で小中一貫教育の実施計画をつくり、計画どおりに実践されていることを毎年度検証していくことが重要であるというふうに考えております。
以上でございます。
(委員長) ありがとうございました。
その他、意見ございませんか。野崎委員、お願いします。
(野崎職務代理者) 私は今、並木委員と島田委員のご意見をお聞きしまして、賛成の立場から3点ほど取り上げて、意見を申し上げたいと思います。
まず、1点目として、学習意欲の向上が期待されるということです。小中の先生方がお互いに教材を研究しながら、わかりやすい授業を心がけようとしてくださるのではないかなと思います。9年間を見通した連続したカリキュラムによる授業の展開、それから小中のギャップの解消、十分な事前準備であったり、教材の工夫など、何より大切な確実な事後の見取りということが行うことができるのではないかなということを感じます。わかりやすい授業が子どもの学習への不安を解消し、安心感につながっていく。先ほど島田委員も意見でおっしゃっていましたが、中学入学時のやはり中1ギャップ、それから学校文化の違いが当然あるわけですが、小学校と中学校の先生方の相互の不信感であったり、不干渉主義、お互いの責任転嫁が克服できるというふうに考えております。
2点目としまして、生徒児童の交流の点です。小中学生が連携して児童生徒の交流活動を実施するということは、豊かな感性をはぐくむ中で大きな効果が期待されます。小学生にとっては、中学生を見本にしたり、交流を通じてあこがれを持ったり、希望を持ったりすることができます。一方、中学生にとっては、小学生の手本となれるように自分を高めるとともに、小学生との触れ合いの中で社会性を高めたり、小学生への思いやりや優しさを育成することにつながっていくのではないかと思います。基礎となる連携体制が必要になってまいります。小中学校の教育がテーマを持って、継続的に話し合う機会を持つことができると思います。
3点目です。地域です。学区審議会での答申をもとに、地域コミュニティも小中一貫教育の連携により、より密接になったと思われます。そのことにより、小6までは地域行事に積極的に参加している児童が、中1の4月からは地域とのかかわりを少なくしてしまう、そのような現象も少なくなっていくと思われます。児童生徒の暮らす地域の大人や団体、青少年育成団体にも参加、協力できるという課題も地域と一緒に考え、積極的に参加、協力、そして何よりも生きる力をはぐくむ教育を地域と一体となり、一貫教育の大きな役割を担うことができるというふうに思います。このことが私たちの羽村市で育つ子どものふるさと羽村をつくっていくべき姿と考えます。保護者の無関心や、学校への責任転嫁の解消と、新しいカリキュラムによる地域一体型の学校づくりが期待されます。
最後に、羽村で育ててよかった、羽村で育ってよかった、将来の希望や夢を持てる教育、子どもの将来に対する準備であるための教育を今以上に前進するための施策と考えております。羽村市の教育が掲げた小中一貫の重点施策、五つの軸足をぶらすことなく、自信と誇りを持って取り組むことが重要と考えます。以上の点から、私は賛成の立場からの意見を述べさせていただきました。
(委員長) ありがとうございました。
そのほか、追加で意見がございましたら。よろしいでしょうか。
(意見なし)
ないようですので、意見の陳述を終了します。
それでは、お諮りいたします。
日程第5 議案第2号 羽村市小中一貫教育基本計画についての件は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
ご異議なしと認めます。よって本案は、原案のとおり承認することに決定いたしました。
6.日程第6 協議・報告事項
7.羽村市子ども読書活動推進計画策定委員会設置要綱の一部を改正する要綱
(委員長) 協議・報告事項を議題といたします。
協議・報告事項 羽村市子ども読書活動推進計画策定委員会設置要綱の一部を改正する要綱について、担当者の説明を求めます。教育部長、お願いします。
(教育部長) それでは、羽村市子ども読書活動推進計画策定委員会設置要綱の一部を改正する要綱につきまして、説明をさせていただきます。
羽村市の子ども読書活動推進計画につきましては、子どもの読書活動の推進に関する法律に基づきまして、平成17年3月に5カ年の計画として策定いたしましたが、本年度が最終年度になります。本来、ここで次期の5カ年の計画を策定すべきところですが、今後策定し、平成24年度からスタートを予定しております羽村市生涯学習の基本計画、これとの整合性を図る必要があるため、平成22年度、23年度の2カ年については、現計画の改定版を策定していく考えでございます。この改定版の策定に当たっては、これまで羽村市子ども読書活動推進委員会におきまして、本計画の進捗状況の把握と5年間の検証を行ってまいりました。この結果を受け、羽村市子ども読書活動推進計画策定委員会において策定をしていくということになるわけですが、この策定委員会の要綱のうち、別表の委員を現体制の形に改める必要があるほか、一部文言の整理を行う必要があるため、本要綱の一部を改正したものでございます。
具体的には、資料の新旧対照表をごらんいただきたいと思いますが、まず第4条の見出しを他の例規とあわせ、「委員長及び副委員長」に、同条第2項を削除し、以下第3項、第4項を繰り上げたものでございます。
次に、第6条中の標記を他の例規とあわせ、「推進計画に関する事務を所管する課」に改正し、第7条の任期については、次期の計画の策定も踏まえて削除をし、第8条を第7条に繰り上げたものでございます。
また、裏面に別表がありますが、これにつきましては委員の構成を現在の組織に対応した形に改正したものでございます。また、施行日につきましては平成22年1月12日でございます。
以上、羽村市子ども読書活動推進計画策定委員会設置要綱の一部を改正する要綱の報告とさせていただきます。以上です。
(委員長) ありがとうございます。
以上で、説明が終了しました。
これから質疑を行います。何かご質問ございませんか。よろしいでしょうか。
(質疑なし)
それでは、以上で質疑を終了します。
これをもちまして、平成22年第2回羽村市教育委員会(定例会)を閉会いたします。
ありがとうございました。