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平成21年度第2回羽村市青少年問題協議会会議録

[2010年3月16日]

平成21年度第2回羽村市青少年問題協議会 会議録

日時

平成22年2月22日(金曜日) 午後1時30分~午後3時20分

会場

市役所4階特別会議室

出席者

会長 並木心、副会長 志田保夫、委員 鈴木拓也、大塚あかね、水野義裕、角野征大、瀧島薫、宇都宮透、武内昌一、山下忠義、木村兼江、森田多美子、山下國次、和田豊、雨倉壽男、北浦勝平、原島秀明、遠藤和俊、中澤正人、中島秀幸

欠席者

委員 北村健、福山雅史、笠畑廣一、和田文夫、関本宇一

議題

  1. 羽村市における青少年の現状について
  2. テーマ「地域の教育力」について
  3. その他
  4. 閉会のあいさつ

傍聴者

なし

配布資料

  • 市民パトロールセンター設置の概要(案)
  • 羽村市青少年育成委員会だより「ひとこえ」
  • 地域安全マップ作りについて

会議の内容

1.羽村市における青少年の現状について

(教育委員会) 年度末になりますが、今年1年、小・中学校の児童・生徒ともに、特に大きな事件・事故等は発生していない。
部活動では、第三中学校の生徒が卓球で全国大会出場、武蔵野小では金管バンドが全国大会に出場しており大きな成果を上げている。
事故については大きな事故はないが、交通事故が14件発生しており、内9件が自転車による事故であり、自転車の安全な乗り方についての指導を各学校で行っている。
不登校については、中学校において東京都の平均出現率を上回っている状況がある。早期発見・早期対応に努めており、学校・指導室・教育相談室と連携し、状況によっては児童相談所・子ども家庭支援センターとも連携して対応している。また、今年度は、武蔵野小と三中で、小中一貫校の実践的研究を進めており、教員相互の連携により、不登校出現率の減少が図れている。
いじめについては、特に大きないじめの報告は受けていない。
昨年度から、児童・生徒・保護者へ「いじめ防止チラシ」を作成・配布し、教育委員会が学校の全校集会等でいじめの防止を呼びかけるとともに、学校からいじめを受けている児童・生徒の状況を毎月報告してもらい、早期対応に努めている。
現在、いじめの中で携帯電話やインターネットを使用したメール・プロフ・ブログを介してのトラブルが目立ってきている、学校ではネット被害の担当者を置くとともに、東京都が学校裏サイトの監視を行っていることから、都と連携を図って対応している。
児童虐待については、深刻な社会問題である。家庭の養育能力の低下が疑われ、養育放棄の状況になっているケースもある。特に母親が精神疾患を患い、子どもに影響を与えているケースもある。このような状況から、昨年度から学校にスクールソーシャルワーカーを配置し、児童・生徒の環境、特に家庭環境の側面から働きかけを行い、子ども家庭支援センターや児童相談所等に繋ぐコーディネーター役を担っている。学校からのニーズも高く、期待が高まっている。

(小学校) 各小学校との情報交換行う中で、外国籍の生徒の増加に伴い、言語環境の問題が難しいとの報告がある。
また、家庭の養育力の低下も心配される。身辺整理ができない児童、食事もとっていないと思われる児童等、各校に数名いると推察している。
しかし、大きな事件・事故になっていのは、地域との絆が強いことによると感じている。

(中学校) 中学校においては、おおむね市内の中学生は良好である。しかし、個々においては、課題が少しずつ見えてきている。
1つは、家庭の指導力の格差が広がっていることである。
良い家庭では日常的に会話があり、その中で養育が行われている。心配なのは、子どもと接する機会が少ない環境の家庭で、親が朝早く出勤し帰りも遅いことで、子どもたちだけで食事をせざるを得ない状況もある。そのような中で、子どもたちがどのように社会性を身に付けていけるかといったことも問題である。
学校でも、生活指導を行っており、数的には少なくなっているが、従来に無い難しいケースがあり、教員も対応に苦慮している。
指導にあたっては、今年度よりスクールソーシャルワーカーと特別支援教育の支援員を配置した。教員が四苦八苦している場合でも、相談すると専門的な経験を積んでいることから、適切な対応をしていただいていており、存在が非常に大きい。
子どもたちのコミュニケーション能力が低下しており、催物の企画・計画をする場合、どのように生徒に体験させていくかが課題である。その中で、職場体験は非常に大きな取り組みである。また、外部講師による専門的な内容の講義を実施しているが、普段接しない大人からの話しは、子どもたちに大きな影響を与える。今後、小中一貫校を実施していく中で、このようなキャリア教育を1つの柱として、取り組んでいきたい。

(青少年育成委員会会長) 羽村市において、青少年の関係は、おおむね安全・安心である。
今回資料として、育成委員会の活動報告「ひとこえ」を提出させていただいた、詳しい活動内容が掲載されているので、ご覧いただきたい。
また、育成委員会の会長・副会長・班長の10名は、東京都からの依頼を受けて、不健全図書等の調査を毎年行っている。
その調査で、市内本屋に成人向け雑誌が非常に多いことや、ビデオ店では前年と比較して成人向けのコーナーが拡大されている状況もあり、子どもたちへの影響が懸念される。
平成21年4月「羽村市防犯と交通安全及び火災予防に関する条例」が施行され、同年6月に推進委員会を設置し、推進計画を作成した。
その後、座長として検討会やワーキンググループ内で検討してきたが、その中で、「自分たちの街は自分たちで守ろう」をコンセプトに、市民パトロールセンターを小作駅東口に設置する予定である。これは、各地域で自主的に行われているボランティア活動を、センターが中心となり、全市的に情報の収集・共有・連携を図ることを目的としている。
また、平成22年4月以降、市内全域を活動範囲とする市民主体の新たなパトロールを展開していくとともに、パトロールへ参加協力いただける方を募集する予定です。皆さんのご協力をお願いしたい。

 

2.地域の教育力について

(小学校) 地域安全マップづくりについては、大人が危険な場所・交通事故が多い場所・不審者が出た場所を明示したマップを作製して子どもに渡すだけでは、子どもたちも理解できず、犯罪の回避能力は向上しない。
安全マップは、子どもたちがフィールドワークをしながら、考えさせ・相談しながら記録していき、自ら作製することが必要である。
毎年、安全マップは5年生が作製するが、今年は90名を15班に編成し、ボランティアとして、町内会、民生児童委員、警察、スクールガードリーダー、安全協議会、西地区委員会、PTAの協力をいただき、各班に2名配置してフィールドワークを行った。大人の役割は、当日の交通安全の確保である。
その後、情報を持ち寄ってまとめ、後日、その地域で暮す町内会長のお宅に子どもたちが伺いインタビューを行ったが、その際、子どもたちが、外でコート脱ぎ、靴を揃え、正座をして最後まで話を聞いていた。また、帰りは、外へ出てからコートを着て、一人ひとりがしっかり挨拶が出来ていたことに感心した。
よそのお宅に訪問する際の心構えは、このような経験によって育っていく。また、地域の方々との交流は、子どもたちが地域とそこで暮す方々から見守られていると実感できる機会にもなっている。
以上、安全マップ作製は、市内全ての小学校で行っていることであり、地域で子どもたちを育てていく1つの活動として紹介をさせていただいた。

(委員) 地域安全マップ作製は、学区の境界線の区域をどのようにするかが問題となってくる。

(委員) 平成23年度から本格的に実施する小中一貫校との関係もあるので、月1回実施される教務主任会・副校長会の中で検討していきたい。

(中学校) 前回の協議会以降、特に報告することはありません。議論・協議していく中で話していきたい。

(羽村高等学校 ※事務局代読) 羽村市には、いつもお世話になっております。
先日は、本校の生徒会が寄付に伺った際には、市長がお会いしていただき、生徒は大変に喜んでおりました。
地域の皆さんからは、自転車の通行や放課後の態度等で厳しいお叱りをいただいくこともありますが、ご連絡をいただき、直ちに指導することによって、徐々に生徒の向上を図っています。
見て見ぬふりをするのではなく、だめなことはだめとはっきり言うことが大事であり、地域の皆さんが、皆で生徒を良くしようすることが、「地域の教育力」であると思います。
そのおかげで、今年の厳しい就職状況の中で、9割近い決定をしており、羽村の生徒を採用したいとご指名をいただくこともあります。
また、地域の行事に参加することが、生徒の社会性を育てています。
今年は、羽村三中の生徒の高校授業体験を新たに実施する他、就業体験や各種お祭り等に参加してきました。異なる年齢の人たちと接することが、生徒の精神的な成長に繋がっています。特に、小・中学生と接する時には、とても良いお兄さんお姉さんになっており、この体験が卒業後にも役立っているようです。
これからも地域の皆さんのご要望を聞き、より多くの行事に参加して、生徒の成長を図っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

(青少年対策地区委員会会長) 青少年対策地区委員会としては、前回の協議会では球技大会が終了したところであったが、その後、稲作体験、青少年フェスティバルを開催しました。青少年フェスティバルでは、羽村高校のダンス部に出演をしていただいた。
また、1月には、地区委員会の会長が実行委員をしている「地域教育シンポジウム」が開催された。今回で12回目となり、昨年からグループ討議形式で行っており、昨年を上回る180名の参加があった。
テーマについては、前年「夢をかたろう(10年後の未来予想図)」であったが、今回は「みんなのふるさと(羽村の自慢を再発見!)」として、子どもたちの活発な意見交換が行われた。まもなく報告書ができるのでご覧いただきたい。
今年度、地区委員会としての行事は、ほぼ終了している、来年度についても、皆さんのご協力をお願いしたい。

 

3.その他

(委員) 火災の短波放送について、火災の場所が施設であった場合は、施設名を放送で伝えらどうか。

(委員) 火災があった場合、消防署からの連絡により行っているが、場所の説明が曖昧な場合が多く、「~付近」と放送をすると、近所の多くの住民から苦情をいただくことがあったので、消防署からの連絡をそのまま短波放送で流すこととしている。

(委員) 丁名地番の変更は可能なのか。

(委員) 丁名地番は定められたものなので、区画整理や住居表示の整備が行われた場合には変更が可能となる。
短波放送の件については、目標地点が明確であれば放送できるので、今後検討していきたい。

(委員) 武蔵野小学校の1階に地域の防災倉庫の設置を検討している。町内会も学校との連携により活用していただきたい。

(委員) 市民パトロールセンターの設置の件についてですが、既存の生活安全パトロールとの関連はどのようになっているのか。

(委員) 生活安全パトロールとの関連等、詳しくは決まっていない。
当面は、青パトの運行、各地域のパトロール、学校安全協議会などと連携を図り、市民からの情報と併せて管理・運用していく予定である。
なお、パトロールセンターの管理については、常駐(臨時職員1名を予定)とボランティアで行う予定である。

(委員) 市民安全パトロールは、平成17年度に募集を行い300名近い登録があったが、「自分たちの地域は自分たちで見守りを行っていく」といったことで、市民安全パトロールを辞退する方もおり、現在は58名の登録となっている。
この市民安全パトロールは、行政主導で設置したのに対し、市民パトロールセンターの設置は、市民主導で行っていくものである。
なお、臨時職員を配置することについては、最初にセンターを立ち上げ、1~2年起動に乗るまで運用していき、その後は引き継いでいく予定である。これは、センターの設置に関して行政ができる支援の一部であると理解していただきたい。

(委員) 平成22年度は、市民安全パトロールと市民パトロールセンターに登録して活動するボランティアと同じような団体が存続することになるので、1本化していく必要があるのではないか。
また、パトロールセンターには常駐する職員の人件費、電話やパソコンの設置等の維持管理費も必要となってくるので、なおさら1本化が必要ではないか。

(委員) 羽村駅・小作駅を中心に行っている市民安全パトロールは全員ボランティアであり、市の職員がコーディネートなどを行っている。
また、登録者は、活動できる時間が夜に限られる方が多く、できる範囲内で今まで通り続けたいといった意見や単独で活動したいといった意見もある。できれば、パトロールセンターに登録をして活動いただきたいが、今まで通りの活動を続けたいとの意向であれば、その考えを尊重していくこととしたい。

(委員) 子どもの見守り活動の実態は把握しているのか。
噂で、ボランティアに御礼を渡して協力者を増やすといった話を聞いたことがある。「見守り活動に協力できる方は、近くで見守ってください」といったことが主旨である。噂が本当であれば、地域の教育力として考えた場合、疑問を感じる。

(委員) 子ども安全連絡会に協力いただいている方は、全員ボランティアであり、子どもとのあいさつや会話を楽しみに活動している。
事実があるのか、3月の定例校長会で確認することとしたい。

(委員) 活動している方々の思いを繋げていくこと、今ボランティアとして活動している方の思いを受け止めていくことが大切である。

(委員) 学区に、1ヶ所スクールゾーンがあり、馬(道路に置きスクールゾーンを表示したもの)の出し入れについて、PTAがアンケートを実施したところ、保護者が交替でやっていこうとする回答は2割程度のみで、安全管理を他人任せにしまうといった意識が保護者にあることに問題がある。

(委員) 小作台の学校安全協議会の募集を回覧で行ったところ、町内会、民生・児童委員の方など約50名の方に協力をいただいている。また、小学校と中学校の学校評議員をしているが、その会議の中で、青少年の問題、地区委員会の活動、パトロール等それぞれで行っているので、取りまとめ役が必要ではないかといった意見、中学校の評議員会の中では、夜間徘徊が問題視されていた。
その他、ボランティアは個人で傷害保険に加入しないといけない状況がある。ボランティアの補償について、検討していく必要がある。

(委員) 5者懇談会(PTA・町内会・地区委員会・学校・教育委員会)の中で、地域によって温度差があることから、今後は小学校区ごとに行っていく方向で考え、アンケートを実施した。現在、実施したアンケートの集約を行っている。
その中で、登下校時の通学路の安全指導については、PTA、地区委員会、町内会等がそれぞれ行っている状況もあるので、コーディネーターを設置することなども含め検討していきたい。
今後は、小中一貫校推進との関係もあるので、中学校区ごとに、地域と連携ができるよう検討をしていきたい。
なお、ボランティアの保険の関係ですが、自己責任で対応をお願いしていただいている。

(委員) 小中一貫校への取り組みについて、平成22年度へ向けての情報がありましたらお願いしたい。

(委員) 今年1月19日の教育委員会で、小中一貫教育の基本計画が承認された。4月1日に発行する「羽村の教育」で具体的な方法・内容を特集する。
基本的には、「小中一貫教育を推進していくこと」を基本計画としており、一中学区(東小・西小と第一中学)、二中学区(富士見小・松林小・栄小と第二中学)、三中学区(武蔵野小と第三中学)とすることとし、平成22年度は、三中学区で、これまで行ってきたことを踏まえて試行するとともに、翌年度から本格的に実施するための実施計画を作成する予定である。なお、一中学区・二中学区については、武蔵野小・三中の成果を踏まえて23年度に試行し、実施計画の作成を行う予定である。

(委員) 武蔵野小と三中においては、平成16年度より教員相互の連携による授業の実施、中学生が小学校を教えるといった実践も続けてきている。
また、実施教科も1から2教科であったが、3から4教科へ増やしており、実施計画で想定されている内容を実現できると考えている。
小中一貫教育の実施に向けて連携を行ってきた。その中で、不登校生徒については、着任した平成16年度は37名であった、現在は1桁台となっており、連携・一貫に向けての取り組みによるものが大きい。
いじめや学力の問題も改善ができており、現在は、連携の幅の中での成果であるので、本格的に小中一貫教育を実施することにより、更なる成果が期待できる。
その他にも、キャリアとしての人間教育を小学1年生から9年間を通して実施することで、子どもたちがどのように変わっていくかが、期待するところである。

(委員) 小中一貫教育の説明会に参加してきたが、今までは基本計画であったので、具体的な内容を説明いただき、情報の共有化を図っていきたい。

(委員) 平成22年度は、武蔵野小と三中の職員との合同研修会を10回程度、小学校・中学校ごとでも独自研修を予定しており、そのような中で、職員の意思疎通が今まで以上に図られていくと考えている。

(委員) 羽村は不登校の児童・生徒が少ないとの報告があったが、八王子少年センター(9市町村が属している)の情報として、不登校の生徒による対立抗争が、(現在日野・八王子・昭島において)あるとのことである。

(委員) 羽村市全体としては、全ての中学校で良いという訳ではなく、深夜徘徊や家出などの問題もある。
また、福生・瑞穂・羽村の2市1町で情報交換をする中で、そのような問題が広域に亘っており、不登校が減ることによって改善はされるが、日常から常に意識して取り組んでいく必要がある。地域の方々にはご苦労をおかけすることもありますが、協力をお願いしたい。

(委員) 5者懇談会について、平成20年度に3回開催された。
その中で、各学校の温度差があることから、その課題について協議したらどうかといったことで終わっている。今後の予定について伺いたい。

(委員) 今年度は、アンケート調査の集計を行っている。小中一貫教育の推進との関係があるので、小学校区ではなく、中学校区ごとに協議していく方向で検討している。平成22年度は、今まで積み上げてきた内容をベースとして協議していきたい。

(委員) アンケートの件について、町内会長宛に「今まで何を行ってきたのか」、「これから何ができるのか」との質問であったが、会長として回答はできるが、町内会全体として回答する必要があるので、事前に周知していただくよう配慮をお願いしたい。

(委員) 今後は、事前に調整をさせていただき、お願いをしていくこととしたい。

 

4.閉会のあいさつ

(副会長) 本日は、お忙しい中ご出席いただきありがとうございました。
皆さんより活発なご意見をいただきましたが、主役は子どもたちであり、大人が、子どもたちの安心・安全を見守りながら、「羽村の地域に住んで良かった」「羽村をふるさとにして良かった」と思えるようにしていくことが、大人の責任であると思います。
本日は、ありがとうございました。

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子ども家庭部児童青少年課

電話: 042-555-1111 (児童青少年係)内線262

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