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    羽村市生涯学習基本計画審議会(第4回)会議録

    • [2016年5月27日]
    • ID:3371

    羽村市生涯学習基本計画審議会(第4回)会議録

    日時

    平成22年12月20日(月曜日) 午後7時00分~午後8時40分

    会場

    庁舎 特別会議室

    出席者

    ・委員:瀬沼克彰(副会長)、古本泰之、金子秀夫、川津紘順、松本桂子、新島二三彦、雨倉壽男(会長)、濱本栄子、若松仁、橋本富明、瀧島忠典、中野康治、佐藤美知子、嘉陽義明、永井英義、谷口宏乃、渡部清孝、藤原忠、堤信幸

    ・副市長、教育長、全部長(派遣除く)

    ・事務局:教育総務課長、生涯学習基本計画担当主幹、主査

    欠席者

    委員:1  神田順恵    部長:2 総務部長、議会事務局長

    次第

    1 会長あいさつ

    2 議事

    (1)前回の審議会会議録の確認について【資料1】

    (2)第3回審議会における基本理念(案)に対する審議会委員の主な意見【資料2】

    (3)基本理念(案)について【資料3】

    (4)体系図(案)について【資料4・5】

    (5)基本計画施策事業シート(案)について【資料6】

    (6)次回以降の日程について【資料7】

    3 その他

    傍聴者

    1人

    配布資料

    第4回羽村市生涯学習基本計画審議会 会議次第

    資料1 第3回羽村市生涯学習基本計画審議会 会議録

    資料2 第3回審議会における基本理念(案)に対する審議会委員の主な意見

    資料3 基本理念(案)修正案

    資料4 体系図(案)

    資料5 基本的な視点について

    資料6 基本計画施策事業シート(案)

    資料7 審議会開催日(案)

    次第の内容

    資料の確認

    次第1 会長あいさつ

    次第2 議事

    (1)「前回の審議会議事録の確認について」

    (会長) 議事の(1)「前回の審議会会議録の確認について」事務局からの説明をお願いします。

    (事務局) 説明の前にあらかじめご承知いただきたいと思います。机上に前回の審議会の時にお示しした基本理念(案)を配布しております。これは、後ほど修正案の説明の際に前回との比較をしていただくためにお配りしたものです。よろしくお願いいたします。それでは資料1をご覧ください。前回にも予めご説明いたしましたが、会議録につきましては事前にお配りし、内容をご確認いただき、よろしければ公表していくということで皆さんのご了解を得ております。従いまして今回お配りいたしました会議録で問題なければ公表していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

    (会長) 第3回の会議録については、この内容でよろしいでしょうか。

    (委員) 異議なし。

     

    (2)第3回審議会における基本理念(案)に対する審議会委員の主な意見について

    (3)基本理念(案)について

    (会長) 次に、議事(2)第3回審議会における基本理念(案)に対する審議会委員の主な意見について、及び(3)基本理念(案)については、関連がありますので、【資料2】、【資料3】に基づき、一括して事務局から説明をお願いします。

    (事務局) それでは【資料2】についてご説明を致します。これは、本日、机上に配布した前回にお示しした基本理念に対する意見をまとめたものです。

    (資料2を説明)

    続いて【資料3】についてご説明いたします。

    (資料3を説明)

    (会長) 事務局の説明が終了いたしました。この件につきましては、前回もみなさま全員からご意見をいただきましたので、今回につきましても、一言ずつご意見をいただきたいと考えております。

    (委員) 前回の案に比べると、シンプルでわかりやすいが、感覚的に響いてきません。言葉そのものの持っている力が頭に入ってこない気がします。漠然としていて、理念そのものが宙に浮いている感じがします。

    (委員) 生涯学習は生涯の学習ですので、難しいイメージをつくってしまうと、のってこないと思われるので、軽い気持ちで、趣味を活かすとか、サークルを作って研究するとか、軽く溶け込めるようなシステムが良いと思いますので、この案は良いと思います。

    (委員) 私はこの案はいい案だと思います。修正案はすんなりと入ってきました。

    (委員) 修正案をみてスッキリしていて、これならサッと読めるなと感じます。誰もが見てサッと読めるものが入りやすいのかな、ということで、この修正案に賛成です。

    (委員) この修正案は読みやすいと思います。相当苦労して削ってまとめたことが窺えます。その中で大事なものが欠落していなければ、これで良いと思います。

    (委員) 基本的には良いですが、前回の審議会の資料と今回の資料を比べて、自分なりに考えてみました。「楽しく学び つながり 活かす 生涯学習」という項目は、「楽しく」は学びだけでなく、「つながり」 「活かす」にも形容詞的にかかるので、これでよろしいと思いました。二点目は、「楽しく学び」というところで、「生涯にわたって、だれもが、いつでも、どこでも主体的に」のあとに、最後の文章と前後するだけなんですけれども、「生涯にわたって、だれもが、いつでも、どこでも主体的に喜びや充実感を持って」をその後に入れて、「学習することができる環境を整えていきます」の方がスッキリするかなと思いました。三点目は、「つながり」のところですが、『人と人とのつながりを深め、地域で活動する多様な主体や「市」が』のように「市」が前回の案にありましたので、強い意味ではありませんが、「市」を入れた方がより良いのかと思いました。「主体や「市」が互いに連携・協力して」の後、「学び支えあう中で豊かな人間性や地域コミュニティが育まれるように」というように具体的な一言が入ったらどうかなと思いました。最後に「活かす」ですが、次世代でも十分ですが、もっと分かりやすく「子どもたちに」と具体的にするか、私の考えも曖昧ですが、「子どもたち」を入れると分かりやすくなるのかなと思います。「次世代に引き継がれ、活力にあふれ」の活力の前に「創造性と」を入れて、「創造性と活力にあふれた市民が育つまちづくり」にしたらどうでしょう。「創造性」は生涯学習のなかでは大事な部分ですので。また、「安心に満ちた」という言葉が後の資料にも出てきますが、ここでいう「安心」という言葉はもう少し具体的にどういうことを指しているのか、この文章の中の「安心に満ちた」ということを事務局からお聞きしたい。

    (会長) ありがとうございました、三点ほど質問がありました。事務局お願いします。

    (事務局) 貴重なご意見ありがとうございます。まず一点目の「楽しく学び」のところですが、「主体的に喜びや充実感を持って」の後に環境を整えるというご意見ですが、それでもいいかとは思います。それから、「多様な主体のところの後に「市」を入れることも、事務局でも考えましたが、「市」と入れてしまうと、「市」と他の団体との関係として捉えられてしまう可能性もあり、主体同士ということもふまえると、表現を変えないといけないかなと思いました。次に、「次世代」の部分ですが、「子どもたちに」というご意見ですが、「次世代」は子ども世代だけでなく、高齢期の方が次の世代(壮年期)に引き継ぐということもあるので、子どもたちだけに限らないと事務局では考えています。次に「創造性」ですが、前回の案には入れてありましたので、入れることも考えられるかと思いました。それから、「安心」の部分でありますが、自立して、社会を生き抜く力は、生涯学習のなかでも非常に大事な部分になります。そういった力をつけていくことは少年期では、成長や発達になると思いますが、年齢が上がってきますと特に高齢期にいえることですが、学んだことが、生活をしていく中で「安心」につながっていくことになりますので、そういったことも含めまして「安心に満ちた」という表現を使っています。

    (会長) 他の委員さんからも意見をお聞きしたい。

    (委員) 私は前回の案でだいだい良いと話しました。「楽しく」「楽しく」と皆さん言いますが、「学び」の中に「楽しく」が入っていると思います。「学ぶ」ということは、楽しいから学ぶのであり、つまらなかったら、無理やり学ぶこともないと思います。資料3の太字の部分は、前回の「学び・活かし・つながる 生涯学習」の三つのフレーズが良いと思いました。ただ、「活かす」は何故「活」にしたのかなと思いました。事務局の狙いもあるのでしょうが、「生」の「生かす」もありますし、両方の意味があるのなら、ひらがなにするのもいいかと考えましたが、「活」にしたのは意味があるのですよね。「学び」のところですが、「市」が主語になるならば、ここに書いてある文言を生かして、「だれもが生涯にわたって、喜びや充実感を持てるようにいつでもどこでも主体的に学習できる環境を整備します」の方がつながると思います。

    (会長) 基本理念は主体が市であるから、市が表に出た方良いという理解でよろしいでしょうか。他にご意見ございますか。

    (委員) 各委員さんの前回の意見を踏まえ、ご苦労されて、このような案でまとめられたことに対して敬意を表したいと思いますが、私も違った角度から特に「学び」というところに「楽しく」ということを、入れ込むことが、基本理念として捉えた場合、どうかなと思いました。というのは、「学び」の目的というのは、自己啓発とか、自己充実という部分もありますが、生活向上だとかさまざまな目的があるかと思います。その学びの中には例えば、グループを作ってするような学びには、楽しく学ぶという側面もあるでしょうが、例えば、肉親の方が、介護を必要とするような状況におかれた場合に、私の職場の同僚の中にもおりましたが、仕事を辞して肉親の介護のために、新たに「学び」をすることもあるわけです。そういった「学び」というのは、方法論であると事務局はおっしゃっていましたが、必ずしも「楽しく学ぶ」ということではないような気がします。また、現代の、若者がなかなか就職できないような状況の中で、社会に生きるための新たな視点から転進を図るために、今まで学校で学んできたことを、更に就職を有利にするように、今までの「学び」とは違った形で新たに「学び」を始めることもあると思います。自分自身を社会で自立させるためにギリギリの選択をする学びもあります。それは、決して楽しさだけに裏づけされた「学び」ではありません。その市民の生涯における「学び」はさまざまな形があるわけで、楽しい学びもあれば、つらい学びもあるし、苦しい学びもある。その羽村市の生涯学習の基本計画を考えるに当たっては、あらゆる学びを、どういう形で支えて、結果的には地域コミュニティの活性化のためにつなげていくのかという観点から捉えていく必要があるのではないかと思います。そういった点では、学びということに、ただ「楽しく」というものだけを付けることについては、私としては、突出した位置づけのような気がします。「苦しい学び」も、「楽しい学び」も全部包含して、市としてその学びをどうやって支えて羽村市の地域活性化のために役立てていくかという視点で基本理念を考えていく必要があるのではないかということで、学びの前に「楽しく」ということを、あえて表記することについては基本理念として捉えた場合にはどうなのかなと、これが私の意見です。

    (会長) 皆さんの意見を聞きたいと思います。

    (委員) 文言的には「楽しく」というのはちょっと気にしておりました。本来であれば、「学び・つながり・活かす」という項目でいくと理念としては、良い理念となっていると思います。それにしても、簡潔で、要領よくまとめたなと思います。これから、施策の方に入ると思いますので、施策を見ると不足している部分があるかもしれません。フィードバックしながら最終的にはこの理念をまとめあげていけば良いかなと思います。

    (委員) 前回の理念に比べてリズム感があって、テンポが良く、一つ一つの説明が二行程度になっており、接続詞も最小限になっており覚えやすいし、くどくなくてテンポが良い感じがします。先程から「楽しく学び」ということが出てましたが、「楽しい」の「楽」を当て字にして「○○楽校」というのを目にします。本来は議論があるのでしょうが、学に「楽」を入れた、この「楽校」なら行ってみようかなという気になります。「楽しく学ぶ」を並べることによって、今までは「学び」の中には楽しくも含んでいるんでしょうけども、埋もれているような気がしましたので、基本理念の中でこそ浮き彫りにした方が、市民の目線からみても、打ち解けやすいというか、説得性がでてくるのかなという気がして、「楽しく」はあった方が良いと思いました。

    (委員) 「楽しく学ぶ」という語呂もいいし、あった方が、心に入ってくる感じがします。先程、楽しくない学びもたくさんあるとのご意見も、ごもっともだと思いますが、自分の場合、受験を経験してきて、今の日本の中には、楽しくない義務的な学びが充ちているような気がしています。その中で市が提供する場には、楽しんで学べるパラダイムシフトのような事を起こさせるのも生涯学習としても必要なのではないかと思いますので、「楽しく」という言葉は是非入れていただいた方が良いと思います。他の市との差別化を図る意味でもいいのではないかと思いました。あと二点だけ気にかかるところがありました。「つながり」のところで、「多様な主体」とありますが、前回の案と見比べれば、「多様な主体が市民・事業者・団体」というのがすぐわかるのですが、この文章だけを一般の人が見た時に、「多様な主体」だけでいろんな団体というのが思い浮かぶかどうか少し疑問を持ちました。最後の一点は、「活かす」のところにあった「安心に満ちた」という言葉なんですが、治安的な意味で捉えるのであれば生涯学習とは違うのかなと思いましたので、学習して活力にあふれたまちづくりだけでもいいような気がしました。「治安」というのは生涯学習とは違うのかなと思いました。

    (委員) 本で言えばタイトルみたいなもので、本の帯にある文章のような気がします。なるべく、平易で、広く入りやすい、市民にとって堅苦しくないということであれば、「楽しく」という言葉は使うべきだと思います。確かに、これを読んで、また本を読みたくなるような気持ちになるかということを考えると、入り口は広く分かりやすく、あまり長くなくということでいいのかなと思います。

    (委員) 「楽しく学び つながり 活かす 生涯学習」ですが、「楽しく」ということは、確かに学びには、辛い部分、苦しい部分が当然あってしかるべきだと思いますが、取っ掛かりは、「楽しく」ということが生涯学習の一つの基本だと思いますし、特に「楽しく」というのは「学び」だけではなく、「つながり」にも「活かす」という言葉にも掛かって来る言葉ですので、「楽しく」という言葉はひらがなででも入れていただけたらなと思います。

    (委員) 前回の理念からすると、だいぶ省かれてしまって、この文章で良いのかなとは思っております。ただ、他の委員さんの意見を聞くと、「活かす」のなかの「安心に満ちたまちづくり」の「安心」というのが、生涯学習の理念につながるのか少し引っかかりました。

    (委員) タイトルが「楽しく学び つながり 活かす」読みやすく、語呂も良いと思います。気になる点は、「つながり」のところの「多様な主体」は、違う表現があるのでは。また「安心に満ちたまちづくり」は防災面を連想してしまうので、もう少し何とかならないかなと思います。タイトルは良いと思います。

    (委員) スッキリしていてわかりやすくて、良い表題であると思います。「楽しく」が問題になっていますが、私はこの「楽しく」を大事に残して欲しいと思います。「楽しく学ぶ」のところの「いつでも、どこでも主体的に」のところに、さらに「楽しく」を加えてもいいかなと思いました。「活かす」のところですが、「安心に満ちた」が次世代に引き継がれていくといいますか、活力を伝えていくのには、安心がつながっていくのかなと思います。必要なのかどうなのか考えさせられました。

    (委員) 各委員さんの意見なのでいろいろありますが、細かい言い回しだけのことで言わせていただければ、学びが市民ということであれば、「だれもが」というところは、「市民の一人ひとりがいつでも、どこでも主体的に」というような表現にしてみても良いのではないでしょうか。「活かす」の部分でも、「学んだ知識と技術が」というところは、学びの中身としては知識や技術だけでなく、学びを通して得た資質、能力の向上という部分もあると思いますので、「学びの成果を適正に活かされることにより」という表現にしても良いのかなと思います。知識と技術だけではなく、学びの成果は広い内容を含んでいますので、学びの成果が適切に活かされることにより、という表現にしてみてはどうかなと思いました。

    (委員) 前回の主な意見の表の中身が過不足無く取入れられているし、また、皆さん「楽しく」という言葉が適切であるという考えのようなので、このままでいいのかなと思います。細かいことになりますが、「つながり」のところの、「豊かな人間性や地域コミュニティが育まれるように」ですが、前に「豊かな」が、ついていますので、「豊かな人間性や活力ある地域コミュニティが育まれるように」というように、地域コミュニティの前にもつけ加えた方が良いのかなというのと、「活かす」の部分で「活力」がでてきますので、「創造性」を入れたらよいのかなと思いました。「安心に満ちた」というのは、実際大学で働いていると、気持ちは良くわかるのですが、確かに、治安の問題が思いつくということであれば、むしろここをぼかしてしまって、「活力あるまちづくりにつながるようにする」とした方が良いと思います。「安心」を取り除いても良いのではと思いました。

    (副会長) 前回の意見を取入れて、この文章になったわけで、さらに全員に聞いたわけで、これから先どうするかというところですが、事務局としては、皆さんの意見を十分取入れたつもりだったと思いますが、それぞれ異論もあり、賛成もありました。また、新たなご意見もありました。私の個人的な考えとしては、もう一度事務局にはご苦労をかけますが、今日の意見も踏まえた形で修正しないといけないのかなと思いました。但し、あまりこの問題に時間をかけるのは良くありません。事務局は忘れないうちに大事なところは修正しておいた方が良いですが、理念は仮置きして、中身の議論を進め、最後に戻って修正し、最終決定したらどうですか。

    (会長) 表題の「楽しく学び つながり 活かす 生涯学習」は語呂が良く、スムーズな表現であるという意見が多数であると感じられました。ただ、「楽しく学び つながり 活かす」のそれぞれの中での表現が多少ニュアンスが違って、このへんだけは事務局で改めて考えてください。表題文については、今回修正案を示させていただきましたが、とりあえず、このような方向で進めて、これから具体的に諸施策がでた時点で改めて、表題文を変えていけばと思いますが、その方法でよろしいでしょうか。

    (委員) 異議なし。

    (会長) では、個別の文章については改めて事務局の方に検討していただくことで、よろしくお願いします。次に、議事(4)体系図(案)について、及び(5)基本計画施策事業シート(案)につては関連がありますので、資料4・5・6に基づき一括して事務局から説明をお願いします。

     

    (4)体系図(案)について

    (5)基本計画施策事業シート(案)について

    (事務局) はい、こちらは、どのような体系で施策事業を位置づけていくのか、体系図(案)と施策事業の抽出にあたっての基本的な視点、施策事業シートに表記した場合の様式案をお示ししたものです。

    【資料4・5・6】に基づき説明

    (会長) 事務局の説明が終了いたしました。ただいまの件につきましても、ご質問をいただけたらと思います。

    (副会長) 資料4について、ライフステージの年齢区分の問題ですが、青年後期が23~39歳となっているのに驚きました。本市においてこのような考え方がおありなのですか。

    (事務局) 青年後期の年齢区分ですが、本年4月に子ども若者育成支援に関する法律が施行され、青年期については、30代までという考え方が示されました。これにより、年齢区分につきまして39歳で区切ったところであります。

    (副会長) 何という資料ですか。

    (事務局) 正式な名称が、子ども若者育成支援推進法です。

    (副会長) それは、いつですか。

    (事務局) 今年の4月に施行され、年齢区分の青年期という捉え方の枠が広がったことにあわせ、39歳の区切りを使用しました。

    (副会長) どこの省庁から出たものですか。

    (事務局) 内閣府です。年齢の区分のあり方はいろいろだろうと思いますが、青年期についても、いろいろな捉え方があります。児童福祉の面からいうと、子どもの部分も18歳であったりとか、さまざまであります。年齢区分を捉えるにあたっては、若者ということで、39歳までで区切りました。

    (副会長) 法律は4月に発効されたかもしれませんが、施行されたのがいつからなのかが大事であり、何が目的で、どこを狙って、どこを育成・支援するために、また生涯学習に当てはめることができるのかが心配であります。少なくとも、文部科学省では考えていないと思いますが。

    (事務局) その法律が施行された後に、子ども若者ビジョンが策定されており、その中で、若者の定義というものも示されています。子ども若者ビジョンは、先程の法律により定められているものでありますが、こちらの狙いは、ニートですとか、社会的な問題を背景に色濃く出しているのではと思っています。

    (副会長) 今の話を聞いていると、生涯学習の話ではないなと感じます。生涯学習でこれを使うということは大変な事だなと質問と意見を述べたわけですが、今日これを議論しても時間がかかるし、細かいデータを出していただかなければならないので、次回、各委員さんにも検討していただき、本市としてこれでいいのか確認いただければと思います。

    (会長) ライフステージの年齢区分について副会長から指摘がありましたが、この点については、事務局にてお調べいただき、後日、発表していただくということで、他にライフステージ、基本的な視点についてご意見をいただければと思います。

    (委員) 壮年期の後に「中年期」が入って高齢期になるのではと思った。青年後期は壮年期で、「中年期」をへて高齢期なのではないでしょうか。

    (副会長) 前期・後期というわけ方は発達心理学では常識になっていますが、ビジョンはいつから施行になるのか、いつから考えるのか、それが生涯学習に当てはまるのかどうか議論になると思います。

    (会長) 年齢区分については次回改めて、細かくご説明いただくということで、「基本的な視点」の方はどうですか。

    (副会長) 「基本的視点」のところのローマ数字1から3ですが、1のところで、こども・若者・高齢が中心、教育的な視点、学校教育が中心、とあり、職業とか実務教育・実務能力の向上とかは社会の要請としても生涯学習が最も重視しないといけないところです。ただし、教育委員会はあまりこれに取り組んでこなかったわけですが、市レベルで言いますと、首長部局においても、とても重要なことでありますので、また、ローマ数字の2の個人の要望としても、どうやって職業生活をやっていくのか、あるいは正規社員にどうしたらなれるのか、どういう勉強をしたら良いのか個人的な要望でもあります。そのあたりについてはローマ数字の2では、趣味・娯楽・教養の視点となっており、そういう視点は入っていないようなので、そこのところはどう考えるのかを質問したい。私の意見としては、絶対に入れるべきだと思います。

    (事務局) 視点の※に入っていない点については、副会長のご指摘のとおりですが、事務局としては、副会長がおっしゃるとおり、非常に重要な視点であると考えていますので、区分で言うとどちらに入るか、どう整理していくのか、というこうことですが、それについては、1の方に分類する方向で、内部の洗い出し方を行っております。副会長がおっしゃったように、1に入れるか、2に入れるか、再掲するのか、問題がありますが、ご指摘がありました、実務、職業教育といった視点は重要ですので、入れるようにとは考えております。

    (副会長) 社会の要請にも入れるべきでだし、個人の要望にも再掲になったとしても入れた方が親切だと思いますので、そのような作業もお願いできるとありがたいなと思います。

    (会長) 最終的には、職業とか実務教育も入るというご説明がありましたけど、このへんについても、諸施策をつめる中でまとめていければなと思います。他にありますか。

    (委員) 作業を進める上での質問ですが、施策の方では幼児期だけ例えておりますが、各ステージでもって「成長と安心」、「生きがいと活力」、「学び合い、活かし合い、支え合う」というこの三つの切り口から施策を進められて行くのですか。

    (事務局) おっしゃるとおりでありまして、これから作業していく上で、案としてお示しさせていただいたとおり、各ステージでも同じように出していく作業を進めていきたいと考えています。それについて、ご意見があればいただきたいと思います。

    (委員) 体系図(案)の「ライフステージ」、「基本的な視点」の議論がありましたが、第2回審議会の資料の7として、ライフステージ別学習活動という表をいただきました。ここでは年齢を横軸にとっていて、年齢の区分も今回の資料と同じであり、縦軸の方が成長と安全といった、基本的な視点になるのでは。第2回審議会資料7では、今回のような社会の要請とか、個人の要望といったことで括られてはいませんが、わりと、全体を網羅しているものなので、恐らく、事務局では、第2回審議会の資料7のようなことで進められているのではないかなと理解していました。マトリックス的な横軸が年齢で、縦軸が視点的なもので、クロスになるところが施策になるのではと読み取ったのですが、そのような事でよろしいですか。

    (事務局) そのとおりでございます。全てをご説明いただいた形になりました。年齢区分につきましても第2回の資料7のとおりの区分であります。第2回資料7の縦軸のところに、それぞれ、学習課題、生活課題が入っていますが、これをどういった視点でまとめるかを考えたのが、今委員がおっしゃったように基本的な視点の三つで、取りまとめていくという形で考えているということであります。

    (会長) 今の説明でよろしいですか。

    (委員) 「成長と安心を育む」は壮年期に至るまで、とても重要な案件だろうと理解しています。例えば、私どもの大学を卒業した学生は、入社した時のTOEICのスコアでその先のキャリアがほぼ限定されていく会社があったり、あるいは、OECDが行うといっていましたが、各世帯に青年がどれだけの学力を持っているかを検査するということが行われていくことになると、常に自分が勉強しないと自分の人生が脅かされるような危機意識を持っているのが現状だと思いますので、年齢層にかかわらず、ワイドにとって、社会の成長と安心という点に教育がどう貢献できるかご提案をいただければありがたいと理解しております。

    (副会長) 資料5について気づいたところがあります。一行目のところですが、「個人が行う学習や学校教育等で行われる組織的な」というところですが、学校教育は書いてあるが、「社会教育」という言葉がでてこない。学校教育等の「等」の中に社会教育を含めているのだろうが、無理があるので、「学校教育・社会教育」等と「社会教育」という言葉を補えば何とかつながるかなと思いました。2は、かなり修正しなければならないと思いました。一つは、ここで初めて「余暇活動」という言葉が出てきましたが、唐突であり、修正するとしたら、「生涯学習活動は」とすればつながるかとは思います。次に、「地域のにぎわいの創造にもつながります」ですが、主語を「余暇活動」「生涯学習活動」としても自己の喜びや満足感を充たす、もちろんこれは大事ですけれど、個人の要望として、「地域のにぎわいの創造」というのが、どういうことが言いたいのか、私には分かりませんので、説明を求めます。充実感や喜びや満足感を充たすと共に、自己の成長や発達・完成を目的とすると、個人の要望になります。生涯学習を何故個人が行うのかというと、満足したり、喜んだり、楽しんだりと共に、自己の成長や発達・完成ということが大切なのだろうけど、それがいきなり、地域の創造とはどういう意味なのだろうと。個人の要望をお調べいただいたり、各委員さんの意見を聞いて、この2の部分は修正しないといけないかなと思いました。3の方はつながると思いました。

    (会長) 資料5の2の「生きがいと活力を育む」の地域のにぎわいの創造の話がありましたが、この文章はどういうことをいっているのか、わかりづらいのかなというご意見ですが。

    (事務局) 文化・芸術・スポーツ等の活動は自分の喜びや満足感や自分の自己完成ではありますが、結果として、地域のにぎわいにつながっていきます。例えば、文化祭や体育祭などで活動の成果として発表することは、地域の活力を生み出すような機能を持っていると表現したいので、このように記しました。これが、率直に受け入れられないということであれば、事務局の文章が至らないということなので、もう少し加えていきたいと思います。事務局としては、生きがいや、活力に、文化・芸術・スポーツの活動がつながっていくんだというところを言いたいと思っています。

    (副会長) ではもう一度ご検討いただきたいと思います。ただ、余暇活動についてはどう考えればよろしいでしょうか。

    (事務局) 余暇活動については、いきなりでてきましたので、一考を要するので改めたいと思いました。

    (会長) 基本的視点について質問がでておりますが、他にありますか。

    (事務局) 先程、「安心」のところで、特に、卒業生のキャリアの部分でありますとか、安心できるような施策事業を盛り込んでいただければというお話がありましたが、まさに、事務局といたしまして、この部分で安心という観点で盛り込んで行きたいと思っています。

    (会長) 私も、民間の会社に勤めておりまして、新卒者に対して研修を行いますが、全く場違いなものですから、社会の経験が大切で、その積み重ねで、一人前になっていくのであり、皆さんも痛切に感じるのではないかと思っています。踏まえてもう一度考えていただければと思います。

    (委員) 私もその辺が大事だと考えておりますので、同じ意見です。

    (委員) 「安心」という言葉の理解が違うという話でしたが、全く理解できないので説明して欲しいのと、先程、副会長がおっしゃっていたライフステージの分け方も、分け方により、どのような問題が発生するのかが全くわからないので、説明していただきたい。質問は、1の「成長と安心を育む」の中の「安心感」と「安心」は意味が違うのですか。

    (事務局) ここの「感」は削除してください。

    (委員) 区分ですとかそういった、区分の持つ意味が分からない部分が多々ありますので、ご説明を含めて教えていただきたいと思います。また、1の社会の要望のところですが、私は商工会の組織で東京都の活動として、大学に派遣されキャリアの講師をしております。東京都の商工会の青年部員が、大学で教壇に立つ活動をしていますが、社会人が求める部分と、学生が学んできた部分との意識の乖離が大きいと感じています。そういうものも含めて、この文章の中では、学校教育という言葉は出てきても、副会長からお話があった、社会教育という表現が全くと言っていいほど文言として出てきていないですね。むしろ、社会の要請ということであれば、なおのこと学校教育ではなく、社会的な中から身に付けていくもの、感じていくものの方が重要であると思われますので、そのあたりも考えていかなければならないと思います。

    (事務局) ただいまのご指摘は全くそのとおりで、資料5のところで副会長にご指摘いただきましたが、学校教育等で括ってしまっているところは、よろしくないなと思います。学校教育以外の括りであれば、社会教育だと思いますので、そういうところで行われる学習活動はとても重要ですので、よくわかるような形で、表現をしたいと思います。

    (会長) 他にご意見ございますか。

    (委員) 副会長が指摘したところと重なるんですが、ライフステージのところで、団体に所属していますと、境目というところから学校教育の6・3・3・4の境目が色濃く影響されている部分が高いと思いますので、それ以外の部分は、専門的な研究とか法律的な解釈があると思います。学生という所を扱うにあたって、6・3・3・4の区切りを入れていくのは、そこで、止める人、入ってくる人がそれぞれ多いので、注目すべきタイミングではないかと考えます。

    (事務局) ライフステージの年齢区分について何故この区分なのかというご質問がありましたので、ご説明いたしますが、まず、学校教育の場で考えますと、特に、義務教育の部分がありまして、就学前に、乳幼児期という括りがあります。その後の青年前期のところは、高校・大学にあたり、教育的機関に多く行かれている方の区分になろうということで切らせていただいたのが、乳幼児期、少年期、青年前期でございます。高齢期の部分につきまして、福祉の観点から65歳以上で括らせていただきました。その間の部分をどうするかということですが、定年退職が60歳でありますので、そこの区切りの部分も考えられますが、高齢期を65歳で切りましたので、ここでは区切れないと考えました。また、22歳以降の部分をどうするか迷うところでありますが、子ども若者育成支援推進法が出来た関係もありまして、この39歳で区切り、後は壮年期としました。なお、年齢は区切っておりますが概ねという形で考えております。乳幼児期・少年期は学校教育と連動していますので、はっきり区切られますが、それ以降につきましては、弾力性が無いとは考えていませんので、概ねというところで考えているとご理解いただければと思います。

    (会長) みなさんから多くの意見をいただきました。十分配慮して次回に体系図を含めてご説明していただければと思います。次に(6)資料7についてお願いします。

     

    (6)次回以降の日程について

    (会長) 議事の(6)「次回以降の日程について」事務局からお願いします。

    (事務局) 資料7の説明。

    (会長) 資料7については確認をお願いします。以上で本日の議事は、全て終了いたしました。皆さんのご協力ありがとうございました。

     

    午後8時41分閉会

    お問い合わせ

    羽村市教育委員会 生涯学習部プリモホールゆとろぎ(生涯学習センターゆとろぎ)

    電話: 042-570-0707 

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