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平成23年度第1回羽村市文化財保護審議会 会議録

[2011年12月15日]

平成23年度第1回羽村市文化財保護審議会 会議録

日時

平成23年5月20日(金) 午後1時55分~午後4時05分

会場

羽村市生涯学習センターゆとろぎ 特別会議室

出席者

委 員 白井裕泰、坂上洋之、和田哲、持田友宏、坂詰智美

事務局 教育部生涯学習課長田中祐子 同生涯学習係長宮沢賢臣

欠席者

櫻沢一昭、金子淳

議題

  1. 平成22年度第4回羽村市文化財保護審議会会議要旨の確認について
  2. 「小作の宝篋印塔」の保存に関する進捗状況について
  3. 平成24年度以降の羽村市指定文化財の保存事業計画について
  4. その他

傍聴者

なし

配布資料

なし

会議の内容

開会

(事務局) これより、平成23年度第1回羽村市文化財保護審議会を始めます。最初に、生涯学習課長からあいさつを申し上げます。

 

あいさつ

(生涯学習課長) 本日は、お忙しいところご参集いただきまして、大変ありがとうございました。4月の人事異動で生涯学習課長となりました。現在、市では生涯学習基本計画の策定を進めています。委員の皆様におかれましても、ご協力いただく場面もあるかと思いますので、よろしくお願いします。

(事務局) 続いて、会長からごあいさつをお願いします。

(会長) 今日は、暑い日になった。先日の東日本大震災から2ヶ月が経過して、節電などで影響が大きくなってきている。原発についても心配である。

年度が新しくなって初めての会議でもあるが、よろしくお願いします。

(事務局) それでは、本日の会議の進行について会長にお願いします。

 

1.平成22年度第4回羽村市文化財保護審議会会議要旨の確認について

(会長) それでは、次第に基づき、会議を進めさせていただきます。最初に、平成22年度第4回羽村市文化財保護審議会会議要旨について、事前にお送りされていると思うが、何か訂正等はありますか。

(委員) 特にありません。

(会長) 訂正無しでよろしいでしょうか。

(各委員) 了解。

(会長) では、前回の会議要旨の確認については、訂正無しということでお願いします。

 

2.「小作の宝篋印塔」の保存に関する進捗状況について

(会長) 次に「「小作の宝篋印塔」の保存に関する進捗状況について」を議題とします。事務局からお願いします。

(事務局) 

  • 宝篋印塔等の石造物については、市に寄贈いただくことで変更はない。
  • 土地の問題については、成年後見人から弁護士に問い合わせていただいた結果、市に寄贈することは問題ないのではないかということだった。
  • 今後、共同所有されている方々の代表者的な方に話をさせていただき、土地管理について協議を進めていきたい。
  • 以上が進捗状況に関する報告である。

(会長) 何か質問はありますか。

(委員) 以前から、宝篋印塔の実測が課題となっていたが、今月中に行いたいので、後刻、事務局と調整したい。

(事務局) 了解した。

(会長) 進捗状況の報告ということでは、事務局の説明でよろしいか。

(委員) 特になし。

(会長) では、土地関係の整理について、今の説明のとおり進めてほしい。

 

3.平成24年度以降の羽村市指定文化財の保存事業計画について

(会長) 次に「平成24年度以降の羽村市指定文化財の保存事業計画について」を議題とします。事務局からの説明をお願いします。

(事務局) 

  • 4月に、市指定文化財のうち、有形のものの文化財8件の所有者・管理者について、平成24年度以降の保存事業計画について照会を行った。
  • 8件の内訳は「禅福寺山門」「一峰院鐘楼門」「稲荷神社本殿」「五ノ神社本殿」「宗禅寺薬師堂」「松本神社本殿」「阿蘇神社の神輿」「八雲神社の山車」である。
  • 今日現在、回答のあったものは、「禅福寺山門」「松本神社本殿」で、いずれも事業計画はないとのことだった。
  • 「一峰院鐘楼門」と「宗禅寺薬師堂」には自動火災報知機が設置されている。「阿蘇神社の神輿」についても、阿蘇神社境内に自動火災報知機と放水銃が設置されており、新規の設置は必要ないものと思われる。「五ノ神社本殿」については、昨年度に覆屋を新築したが、外見からは設置されなかったようである。
  • 「稲荷神社本殿」と「八雲神社の山車」は一体であるが、まだ出されていないので、先日、神社関係者に検討の催促をしたところである。
  • いずれにしても、事業者の計画について丸呑みで実施するのではなく、事業の必要性を認識して、計画的に実施するための参考資料で、計画をすべて実施するものではない。

(会長) 事務局の説明に対して、何かご意見はありますか。

(委員) 自動火災報知機は設置しなければならないのか。

(事務局) 消防法には「別表」として、消火設備を設置しなければならない対象物が掲げられている。そのうち「17」に「文化財保護法に指定された建造物」が挙げられている。東京都や羽村市には規定がなく、都指定・市指定文化財については設置義務がない。都や市では、消防法別表を準用して所有者・管理者に協力を依頼している。

(委員) 自動火災報知機は設置の義務があるのではないか。

(事務局) 床面積によって区分がある。神社本殿程度ならばそれに該当しないと考えている。

(委員) 覆屋で考えると、床面積も該当するのではないか。

(委員) 今回は「建造物」だが、仏像などの指定文化財のあるお寺の本堂なども設置の対象となるのではないか。

(事務局) 今の点について、改めて調べてみる。

(委員) 自動火災報知機の設置費用はどのくらいか。

(事務局) 煙感知器か熱感知器かの違い、配線の長さ、警報をどの程度に発信するかの違いがあるが、概ね1基150,000円程度と認識している。設置については補助対象事業であるが、設置後のメンテナンスについては事業者の負担である。

(委員) メンテナンスはそれほどの金額にならないと聞いている。安価で実施する団体もあると聞いている。

(会長) では、この件については、事業者の考えもあることですし、今後も事業者と協議・調整しながら、必要な措置をお願いします。

 

4.その他

(会長) 次にその他ですが、事務局から何かありますか。

(事務局) 今年度の羽村市指定文化財の指定の予定について説明させていただきます。

  • 指定候補は、阿蘇神社の社宝と「小作の宝篋印塔」
  • 日程については、3月の指定議決と告示を考えると、11月に諮問、3月に答申という日程が最低ライン。
  • 阿蘇神社の社宝は、木彫狛犬が1対、中世瓦が鬼瓦を含めて相当数、ご神体を載せたという台が1つである。
  • 木彫狛犬については、茨城県立歴史館の研究員に写真を送ったところ、中世期の作品である可能性があるとのことだった。
  • 現在、日野市教育委員会の協力の下、評価していただける先生を探している。
  • 中世瓦については、府中市郷土の森博物館学芸員や日野市教育委員会学芸員などが調査研究されている。
  • ご神体の台座は、表面がチョウナ削りの仕上げであるが、時期は不明である。
  • 小作の宝篋印塔については、「至徳四年」の銘のある宝篋印塔残欠や、板碑、その他の石造物の取り扱いが課題である。

(会長) 何か質問はありますか。

(委員) 木彫狛犬は、どのくらいの大きさか。

(事務局) 実見したのはだいぶ以前のことなので、記憶が定かではないが、全高20~30センチメートルだったと思う。

(委員) 同じような木彫狛犬が、国立市の谷保天満宮にあったと思う(国指定重要文化財)。

(事務局) 指定文化財調書を作成する際、狛犬の実測図は必要か。

(委員) 写真でいいのではないか。仏像の指定時にも実測図はなかった。

(委員) ご神体の台座は、古いものなのか。

(委員) チョウナ削りというだけで、中世とは限らない。近世にも見られる。

(事務局) 時代判定は難しい。どうしたらいいかと考えている。

(委員) 今もご神体を載せているのか。

(事務局) 現在は他に保管されている。現在の本殿が近世初頭の建造であるので、この台座もそのあたりの時期までかなとも思う。

(委員) 宝篋印塔については、指定する意味が今一つ理解できない。

(事務局) 中世期に遡る石造物で、羽村市にとっては非常に貴重なものと理解している。

(委員) どうしても指定するというのなら、完形の宝篋印塔は指定しても構わないかなと思うが、「至徳四年」のものは基礎部分のみで、指定はどうかと思う。

(委員) 市指定文化財としてなら、市の中で遜色なければ指定しても構わない。

(委員) 「群」として指定することも考えられる。他に明確に中世期のものと判るものがない。

(事務局) 「群」となると「史跡」という意味合いが強くなってくる。そうすると「その土地」の意味するウェートが高くなってしまう。

(委員) 史跡でいいのではないか。

(委員) 土地を指定する意味が明確でない。そこに、実際に人が埋葬されたという「墓地」でなければ土地を指定する意味はない。

(委員) 土地より石造物の視点だ。

(委員) 中世から近世にかけての墓が集まっている。何か、そういう場所だったということが重要ではないか。

(委員) 墓石は動産物だ。後から持ってくることも多い。

(委員) たとえそのようであっても、その場所にそういう意味がもともとあったのではないか。

(委員) あとから「場所」の説明をするとこじつけになってしまう。

(委員) 何らかの意味があったから集まってきたと思う。

(委員) あそこが墓地になったのはいつごろからか。

(事務局) 共同墓地が認められていた戦前からだと思う。

(委員) 明治初年に制定された共同墓地に関する法律があったと思う。

(事務局) 調べてみる。

(委員) 歴史は後付けの部分もある。そこの一帯に中世文化は少なからずあった。長渕からの流れの中で解釈すると間違ってはいない。

(委員) 宝篋印塔と場所の関連が明確ではない。

(委員) 「単体」としてではなく、その場所性を加味・考慮するという新しい提案をさせていただいた。その場所の特性も考えていくことは必要だと思う。

(委員) これまでの議論を踏まえると、当面は石造物のみの指定が妥当だと思う。場所については、説得力のある解釈の明示が必要である。今回は避けたほうがいい。また、「至徳四年」の残欠については附指定でいけないか。

(事務局) 今日の議論を踏まえ、石造物としての指定を考えていきたい。

(会長) 白熱した議論となった。事務局には大いに参考にして、事務を進めていただきたい。

 他に何かありますか。

(事務局) 出土文化財の再分類・再整理について報告させていただきます。

  • 栄町の民間事務所に保管している出土文化財について、今年度中に移動する必要が生じた。
  • 移動先については、現在教育委員会内部で調整中である。
  • 緊急雇用対策事業で、出土文化財の再分類・再整理作業を予定している。
  • 東京都の基準に基づき、台帳の整備と一辺2センチメートル以下の土器についての処分を行う。

(会長) 何か質問はあるか。

(委員) 焼け礫なども処分するのか。

(事務局) 東京都の基準に基づき、今後の活用の見込みがないものについては処分していきたい。

(委員) 郷土博物館の土器類も多量だが、これも対象か。

(事務局) 今回は栄町の事務所のみ。郷土博物館には完形土器を中心に保管している。今後も企画展等で活用が見込まれる。

(会長) この件は、事務局からの報告ということでよろしいでしょうか。

 他に何かありますか。

(事務局) 5月16日付で、教育委員会に人事異動がありました。郷土博物館館長補佐が都市計画課長に、都市計画課長が郷土博物館館長補佐にそれぞれ異動となりました。

(委員) 郷土博物館の嘱託学芸員も入れ替わりがあった。

(会長) では、次回の会議日程を決めたいと思います。

(事務局) 前回の会議でご案内したとおり、次回は7月です。

(会長) 7月ということですが、委員の皆さんはいかがでしょうか。

-各委員日程調整-

(会長) では、現在のところ7月15日(金)午後2時からとしたい。皆さんのご予定をお願いします。

 他になければ、本日の会議はこれで終了としたい。

 

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教育委員会 生涯学習部郷土博物館

電話: 042-558-2561

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