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    第4回第四次羽村市地域福祉計画審議会会議録

    • [2012年9月20日]
    • ID:5028
    第4回第四次羽村市地域福祉計画審議会会議録
    1 日時平成24年7月26日(水)午後7時~午後9時
    2 場所市役所4階特別会議室
    3 出席者

    会長 川村孝俊
    副会長 山下忠義
    委員 大槻正幸、堀内政樹、中川益栄、金子信市、小澤達子、小山德幸、森田幸男、羽村富男、指田晃、新田美知子、滑川チヨ子、竹内真治、荻平淳子、吉中順子、宮川博子

    4 欠席者大庭正宏、塩田篤、平井敏子
    5 議題

    1.会長挨拶
    2.審議
    (1)第四次羽村市地域福祉計画策定における課題の検討について
    (2)計画の基本的な考え方について
    (3)その他
    3.その他
    (1)次回日程調整
    (2)その他
    4.副会長挨拶

    6 傍聴者

    なし

    7 配布資料

    地域福祉をめぐる羽村市の現状と課題(修正後)、計画の基本的な考え方、羽村市地域福祉に関するアンケート調査

    8 会議の内容

    1.会長挨拶
    暑い中本当にご苦労様です。体には十分に気をつけていただきたいと思います。私の方からは先日の広報を見て感じたことをお話したいと思います。防災を考える上で自助・共助・公助という言葉が出てきました。私たちが地域福祉計画を考える中で、自助・公助はイメージが湧くのですが、共助をどう捉えていくのか、地域を考えていく上で重要なポイントかと思います。言葉ではともに助け合うという意味ですが、そのようなシステムを築いていくことが、地域を考えていく上で大事なところでもあるし、難しいところでもあると思います。

    2.審議
    (1)第四次羽村市地域福祉計画策定における課題の検討について
    (事務局)地域福祉をめぐる羽村市の現状と課題について説明

    (会長)前回の資料を修正させていただきましたので、ご意見・ご質問も含めて宜しくお願いいたします。

    (委員)資料1の9ページの表のところで、図表中の記号に誤りがあると思います。

    (委員)10ページの(6)地域とのつながりで高齢者だけでなく、子育て中の親とのつながりもあるのですが、そこに障害者も入れてほしいと思います。

    (委員)同じく10ページで、(3)引きこもり・孤立化、(4)虐待の早期発見・対応、(5)保健・医療との連携が追加されましたが、(3)の引きこもりではない社会的な孤立化の進行がアンケートの82番、90番、93番、49番、59番あたりに見られます。また、中高年が会社のリストラにあって再就職できずに家に引きこもるケースも見られるということですが、どこから持ってきたのでしょうか。それから(4)虐待の早期発見・対応で、家族内の人間関係が良好でないとなっており、介護の家族への負担が過重になることで虐待が起きてしまっているということもいろいろな報告書で報告されております。そういう表現の方がよろしいと思います。(5)で保健・医療機関の支援体制という表記があるのですが、市町村で医療機関の支援体制は難しいと思います。保健・医療機関の連携体制のほうがよろしいのではないでしょうか。医療機関の支援というものが市町村でできるのか。そのあたりの表現は変えたほうがいいのではないかと思います。

    (会長)ありがとうございます。今回は前回の審議会でのご意見を踏まえて、項目を追加しています。表現も含めて皆様からご意見をいただければと思います。

    (委員)(4)虐待の早期発見・対応のところで介護過重のご指摘がありましたが、障害福祉に関わるなかで障害者虐待防止法が施行されて具体的になっていくと思います。介護もいろいろ手がかかって大変ということで、それが積み重なって優しい気持ちがそがれてしまう。相談するところもないため、支援も分からず、内にこもって状態が悪くなってしまうというケースを聞きます。元々そりがあわないというのもありますが、家庭で一緒に支えあっていくという中で、自分たちの閉じた世界の中でだけでは耐えきれなくなり、追い込まれた結果虐待になって重篤なことに陥るということを障害でも聞いております。そのあたりも加味するのがいいと思います。

    (委員)虐待のところは高齢者について言っていますが、それだけでいいのかと思います。世間では子どもや障害者の虐待も言われていますし、高齢者だけでいいのかなと思います。

    (会長)ありがとうございました。日本では10月の障害者虐待防止法も含めて法律が出来ておりまして、児童虐待防止法やDV法(配偶者からの虐待の防止及び被害者の保護に関する法律)などの整備がされております。そういう中で地域福祉計画の中に表記しなければいけないものがあればご意見をいただければと思います。

    (副会長)(5)保健・医療において保健・医療機関の支援体制について、今まで市が取り組んできたことと今後入れたいことをお聞かせ願いたい。

    (委員)夜間急患センターは羽村市独自のものです。最近は青梅市でも始めましたが、今までなかったものです。福生病院は羽村市・福生市・瑞穂町の二市一町の市民病院です。福生病院の先生も夜間急患センターに来ていただいていますし、医師会を通じて市民の健康診断とか予防接種、高齢者の肺炎球菌も始めるようです。そういう連携もありますので、医療機関の支援というよりもそういったところとの連携です。それから、羽村市は健康はむら21という計画を持っており、そこで改定してくると思います。健康日本21第二次推進に関する参考資料には、ソーシャルキャピタルが出来ている地域は市民も健康という言葉が出てきます。これは第三次地域福祉計画と同じなのです。地域の良好な関係は健康にも寄与するというのが出ていますので、これからの市の健康増進計画も改定されるのでしょうが、そこと地域福祉計画の市民のお互いの健康づくりの部分は連携が出て来るのではないでしょうか。

    (副会長)そのあたりをイメージして5年後どうするのか。我々が考え提案できるものがあれば出したいと思います。

    (会長)現状のサービスについてはご意見も出されましたし、保健・医療に関してのご意見が出されております。自分たちの日頃の生活の中から今のようなご意見を出していただければと思いますがいかがでしょうか。(意見なし)

    他の議題もございますので、現状と課題についてはこのへんにさせていただきたいと思います。

    (2)計画の基本的な考え方について
    (事務局)第四次羽村市地域福祉計画における課題の検討について説明

    (会長)これから第四次地域福祉計画の話し合いに入っていきます。今までは第三次地域福祉計画の達成状況等を議論しまして、現状と課題を含めたたたき台を出していただきました。加筆されているものや訂正されているものもありますので、時間の許す限り、ご意見を出していただきたいと思います。「1 計画の基本理念」から聞きたいと思います。

    (委員)「共に支え」と入っていますが、「支え」と「支えあう」とでは少し違う気がします。意味として「支えあう」にしたほうが今回の計画にあうのではないかと思います。

    (会長)他の委員からもご意見をいただければと思います。最近はどこの自治体でも見守り・支えあいということで取り組んでいます。そのあたりもご意見を頂きたいと思います。

    (委員)今のご意見については本文の中で「共に支え」という基本理念になっておりますが、真ん中のあたりでは「支えあう」とか「自立した個人が主体的に関わりあい、支えあう」ということで支えあうという考え方も書き込まれておりますので、より分かりやすくするためには「共に支えあい、共に生きる社会づくり」として差し支えないのではないでしょうか。

    (委員)その通りだと思います。新たな支えあいを求めるということで研究報告も出ております。加筆した部分で一番下の段落になりますが、「今日まで、多様な生活支援ニーズへの的確な対応を図る上で」というのは本論ときれいに交わらない気がします。報告書の47ページにもう少しきれいな文章があります。この報告書にも関わった経緯がありますので、そこを引用したほうが良いのではないかと思います。うまく溶け込んでいないような気がします。

    (会長)ありがとうございました。文章表現の繋がりがどうかという部分もありますので、ご意見をいただければと思います。文章から受けるイメージはさまざまだと思います。皆様が大まかなところで共通にイメージできる文章表現がよいと思いますので、そのあたりも含めてご意見を頂きたいと思いますがいかがでしょうか。片仮名言葉も出てきておりますが、ご意見いかがですか。

    (委員)「ソーシャル・インクルージョン」という片仮名言葉がありますが、元の三次計画では米印があり、用語の解説が入っています。第三次計画を見て感じたのは、用語が全部後ろにまとめてあるのです。こういう方式もあるのですが、その都度後ろを引っ張り出すということになり、特に地域福祉については専門用語が入っていると思うのです。一般の方が読む場合、いちいち後ろを引っ張り出すのもなかなか厳しいと思うので、線を引いて下の部分にその都度説明していくほうが理解できると思います。

    (会長)ありがとうございました。前回の時も専門用語やかなり難しい片仮名言葉など出てきまして、用語の解説が必要だろうということで後ろにまとめるという作り方をしました。体裁の作り方に関していろいろとご意見はあろうかと思います。それはそれで検討していただきたいと思います。とりあえず「1 計画の基本理念」に関してはいかがでしょうか。

    (意見なし)

    次の「2 計画の基本的な視点」のところはいかがでしょうか。前回と見比べてご意見を出していただければと思います。

    (委員)最初の(1)地域における支えあいで「ここ最近」という言葉ですが、これは5年計画であり、3年後には虐待に関する法律が整備され、虐待が減少するという状況も想定される。「ここ最近」が続くのはいかがなものかと思います。「近年」などの言葉がいいと思います。

    (副会長)今の(1)地域における支えあいのところですが、大きく3つに分けられると思います。地域の支えあい活動に対する支援、交流などの活動拠点の整備、見守り活動を行う人材の育成ですが、これをきちっと分けるような形で見やすくしないと頭に入りづらいです。括弧書きにするなど工夫が必要だと思います。

    (会長)先ほど支えあいの話も出ておりますが、見守り・支えあいは高齢者に限ったことではないと思いますので、支えあいのシステム、具体的に進めていくための大まかな視点ということですので、文章の作り方を考えていただければと思います。

    (委員)違う視点からの意見になるのですが、(3)市民の主体的参加と(4)協働と連携による支援の推進が理念として順番がひっくり返っています。今までですと4つの基本理念と基本視点、基本目標が同一の視座で流れてきているのです。例えば3ページでは参加・参画の推進が最後に来るのです。基本理念から基本目標に繋がる視座でないとおかしいのではないかと思います。

    (副会長)文章を読んでみまして、つぎはぎになっている感じがします。例えば(2)利用者主体のサービス提供のところで下から2行目になるのですが、「一人ひとりのニーズに対応したサービスの提供という利用者主体の原則が尊重される必要があります」というところで何をするのか。原則論みたいな話があるので、行政側として市民と共に歩むということになると、「一人ひとりのニーズに対応したサービスを行う」とか「行うために利用者主体の原則が主張される必要があります」とかにしないと何をするのか分からない。「ニーズに対応したサービスを行うために」とかもう少し前向きな行動に結びつけるような文章にしたほうがいいと感じました。 それから(3)市民の主体的参加の上から4行目のところで「協働していくことが大切です。地域コミュニティの中で公共サービスを担うしくみをつくり」ということでここも意味が少し分かりづらくなるので、市民・住民として共に関係を結び、地域コミュニティの中で公共サービスを担うしくみをつくることが必要だと思うのです。 「多様な民間の主体を育て、豊かにすることによって」のところで何を豊かにするのか良く分からない。例えば、地域コミュニティの中で公共サービスを担うしくみをつくることが大事なのであれば、そのために個人・団体を育て、連携することによって新しい公共の創造や地域力を高める必要があるということで、言葉が大きくなりすぎて何がしたいのかわからない。基本理念や今までの経緯を考えると、いろいろな個人や団体を育てて連携に結び付けていくことで公共の創造に結び付けていくという文章に整理していただいた方が次の計画を作る際に良いのではないかと思います。 それから(4)協働と連携による支援の推進の上から3行目の「NPOなど、多様な活動主体相互の協働や連携による公的なサービス」というのが分からないのです。出来たら、「NPOなどが連携し、さまざまな活動に対して公的なサービスやインフォーマルなサービスを含めた総合的な支援の推進」にして、「多様な活動主体相互の協働や連携による」の文章は取ったほうがいいと思います。一般市民の目線でもう少し柔らかい文章にしていただけたらと思います。

    (会長)ありがとうございます。色んな言葉が出てきておりまして、参加・参画だけでなく、協働という言葉が出てきております。協働・連携などを育てて、つなげてシステムにしていく意味合いの言葉を分かりやすくしてほしいというのが今のご意見だと思います。そのあたりも含めて他にご意見はございますでしょうか。文章表現で分かりにくいところなどもどんどん言っていただければと思います。

    (委員)先ほどの(3)市民の主体的参加と(4)協働と連携による支援の推進の入れ替えの件ですが、確かに全体の構成から見ますと2ページについては(3)は協働・連携、(4)は市民の主体的参加という流れになるわけです。先ほど事務局からご説明のあった1枚目の基本理念の一番下の枠で「市民参加と協働による地域福祉の推進」で最後の段落のところの下から3行目「市民参加と協働による地域福祉の推進が不可欠です」ということで、基本的な論理構成としては市民が参加し、協働するという流れになっているわけです。もしそういうことであるとするならば、2ページの(3)は市民の主体的参加、(4)は協働と連携による支援という流れになってくるわけです。いわゆる形式的に2ページだけ(3)と(4)が逆になっていると見るのか、論理構成として市民が参加して、協働していくというふうに考えて構成していくのかで違ってくるのではないか。単純にこのページだけ順番が逆になっているという話ではないという気がしたのです。どちらが先にきてもいいですが、基本的に目標が順に来ることを考えると、どういう風に考えるのかと思ったのです。もしも1ページの市民参画と協働という流れであれば、逆に他のところを直した方がいいと思います。

    (会長)いかがでしょうか。前回の流れの中では前回と同様にという話が出ました。他の方からのご意見を頂いた上で手直ししたいと思います。他にご意見がございましたらどうぞ。

    (意見なし)

    ご意見が出にくいのであれば「3 計画の基本目標」の部分でも同じような部分が出てきますが、そのあたりも考えながらご意見を頂きたいと思います。

    (委員)3ページ目ですが、(4)参加・参画のしくみづくりと地域活動への参加の推進ということで平仮名で書くと「さんか」が三回も出てくるのです。タイトルがくどすぎると思います。(2)安心してサービスを選択できるしくみの充実のところでアンダーラインの部分は加筆したと思いますが、「情報開示や客観的な事業者評価など」は私の認識とは違うと思います。介護保険ではサービス情報の公開制度というのはすでに出来ているはずです。それと開示ではなく、現在は積極的に情報公開をする時代なのです。その後に任意開示、申請開示というふうになっていくと思います。情報提供や情報公開があって、その後に情報公表制度が出来上がっているのです。この書き方はしくみをあまり知らない人が書いている気がします。サービス情報の公表制度・公開制度とかを積極的に表現された方がいいと思います。

    (会長)三次計画の中でも情報提供や情報公開の促進という言い方がされていますので、今後もどんどん進めていくと思います。このあたりは文章表現を考えていただければと思います。

    (副会長)今のところで「情報開示や客観的な事業者評価」というのは認識として重要と思っています。私は家族2人を介護保険ができる前から看ております。現実的な話をすると、介護度が4~5と重症になった時に病院に入って治療が終わります。3ヶ月経つと退院ということになりますが、家で看れるのであれば家に連れて帰るということになります。施設に入るという時には介護度に合わせて病院や施設を探さなければならないのです。そういう時に資料を沢山もらうのです。経済的な理由やいろいろな施設の問題とか待遇面など制約がありますから、絞ってきた中でどのように判断するのか相談する場所があまり無いと思うのです。そういう情報を充実させるのかということで書かれているのか。情報提供についてはただパンフレットや冊子を渡すだけで終わっているのではないかと思います。「しくみづくりが求められています。そのため、東京都等とも連携し」とあるのですが、そのあたりの情報の出し方、相談対応の充実などを今後5年間羽村市としてどのように考えるのかを基本目標のなかで認識を持って作って頂きたいと思います。

    (会長)ありがとうございます。情報提供というと流しっぱなしというイメージになりかねないところがありますし、情報を生きたものにするためには出し手と受け手の双方のやり取りが必要だと思います。ご意見を頂ければそれを文章に落としこめると思います。

    (委員)今、副会長がおっしゃったのは現実問題です。急性期の医療機関は治療が終わった後追い出さないと診療報酬が下がってしまいます。そのためすぐ追い出してしまう。MSWというソーシャルワーカーが病院にいるのですが、その方と地域包括支援センターがどのくらい能力を持っているのか。要するに急性期の病院から慢性期の病院に移るのか、老人保健施設に移るのか。市町村は特別養護老人ホームや介護保険施設の情報に強いのです。ところが慢性期の医療病院の情報は持っていない。むしろ病院のMSWのほうが交流があります。その谷間をMSWと地域包括とがどのようにつなげていくのか。専門的に経験の長い担当者がいればそこは分かっていますから、近隣の慢性期の病院を紹介してくれますが、費用負担もかなりかかります。

    (副会長)相談できる人を配置するとか、病院に置かれているそういう人を育成するための何か連携機関を増やすとか対策が必要だと思います。誰でも頼れる機関や頼れる人を作っていく仕組みづくりをやっていかないといつまで経っても同じことになります。人が変われば一からやり直しになります。ここのところは重要だと思います。

    (委員)視点と計画と目標になるのですが、目標を視点にするのもいいし、一緒くたにして最初に理念を出すのであれば、次は指針というものがあり、それに対して事業に対するマニュアルも出てくると思います。読んでいて分からない部分が沢山あるので、もう少しまとめられないでしょうか。第三次の時にはフローが出ていたのですが、今回は載せていません。自分としては視点と目標が感覚的に一緒だと思うのですが、箇条書き的なものとか簡略化してもらったほうが読む側としては分かりやすいと感じました。

    (会長)ありがとうございました。今日の計画資料ですが、まだ最終的なものではございませんので、これを叩き台にして皆様からご意見を頂きたいと思います。逆にご意見が無ければ作る事は出来ませんので、今のようなご意見をいただければと思います。最終的に三次計画のようなフローができるのであれば事務局にお願いして、最終的に付けていくことも必要だろうと思います。今のような率直な意見を頂ければと思います。

    (副会長)基本目標の中にこういうことが大切ですとか、視点的な文章があるので、2ページの視点と合わせていただいて、出来れば3ページの(1)から(4)のところは何を推進しますとか、何を図りますというような文章を残して、もう少し基本目標を明確に整理していただけたらありがたいと思います。前半の2~3行目で「こういうことが求められています」とかの説明文になっているので、視点のほうに置き換えていただいて、そこから後段のところが基本目標ということで、三次計画書の作り方にとらわれないで見易く整理していただけたらと思うのです。

    (会長)改めてご意見を頂きました。皆さんはいかがでしょうか。

    (委員)基本理念では4項目あります。三次計画と比べて2番と4番が同じような内容になっており、そのために「2 計画の基本的な視点」のところで順番が問題になっていると思います。むしろ三次計画のほうが分かりやすい表現になっていると思うので、基本理念をもう少し考えていただきたいと思います。

    (会長)今のようなご意見も出ました。何か疑問点がございましたらご意見を頂きたいと思います。それぞれ基本理念、視点、目標という流れで上のほうから下に下がっていくような考え方があるのですが、表現とマッチしているかというとそうでもないところがあろうかと思います。もっとご意見を頂ければと思います。具体的な施策がこの後に続いていくのですが、三次計画を参考にしながら考えていただければと思います。

    (委員)目標のところに矢印があり、地域の課題のことを言っているのでしょうが、ぱっと見た時によくわかりません。地域の課題に対してこういうことを推進します。地域の課題(6)地域とのつながりとあって、(1)地域における支えあい活動の推進が出来上がっているという感じです。分かりづらいというか、一言地域の課題に対してこういうかたちで目標を定めましたという感じでしてほしい。「こういうことで課題があるからこうしていくんだよ」という具合に付け足していただければいいと思います。

    (会長)今ご指摘いただいて、資料1の10ページ目の「3 社会情勢からみた地域の課題」のところで6つの課題が挙げられております。これが基本目標とのつながりの中で下線部分とつながっているのですが、そういうところでのご意見でした。他にご意見があれば出していただきたいと思います。

    (意見なし)

    後はA3版の資料で他の高齢者計画や障害者計画等も含めて資料を出していただいております。このへんと比較してご意見がありましたら出していただければと思います。

    (副会長)もう一つよろしいでしょうか。先ほどの情報の提供というところでA3版の資料で「安心してサービスを選択できるしくみの充実」の2行目に「情報提供と情報公開による質の向上」というのがあるのですが、情報提供というのは沢山出ていると思うのです。そういう情報をもっと見やすいように整理する委員会を作るとか、この5年間に東京都と羽村市で出されたチラシを集めてみて、これをまとめてほしいとか意見を出す場、情報を見直す委員会を作り、もっと市民のための情報提供のあり方を研究する。情報提供の見直しを考えていただきたいと思います。第四次では何か新しいことをやっていただきたいと思います。

    (委員)先ほど副会長が言われていた高齢者福祉と医療の関係で地域包括ケアシステムというのは平成24年から打ち出されているのです。それに対して羽村市ではどう考えていくのか。そのあたりにも携わっていただくと今のような悩みも少しは解決すると思います。

    (会長)ありがとうございます。只今、地域包括ケアシステムということで単にサービスの充実だけでなく、この地域の中で包括的なシステムづくりをしていくということが言われているわけです。これは地域福祉計画にも絡まってきますし、高齢者計画など色んな計画に絡まってくると思います。計画はそれぞれ策定年度が違ってきますので、そのあたりも具体的な施策にどのように絡ませていくかがこれからの話として出てくると思います。事務局には地域包括ケアシステムについての考え方の資料を次回にでも出していただきたいと思います。

    (委員)参考資料になるのですが、地域福祉計画がまずありまして、高齢者計画、障害者計画などがありまして、関連事業等があります。個々の計画の線引き、相互関連の線引きといいますか、これは地域福祉で、それは高齢者福祉でやってくれという具合の捉え方をされると思います。地域福祉計画というのは長期総合計画の下部計画としてあり、その他に社会福祉協議会等の関連もあります。地域福祉計画を総括的に見る中で下に高齢者福祉計画があるのでしょうか。どうやって線引をしているのでしょうか。

    (会長)これは長期総合計画がもとになっております。事務局で長期総合計画についてご説明いただければと思います。

    (事務局)第三次羽村市地域福祉計画の4ページをご覧いただきたいと思います。長期総合計画の下位計画ということです。個々の計画がある中でそれらを取りまとめるものが地域福祉計画ということになっています。個々の計画が定められている中で地域福祉計画が目指すべきところというのは特化された分野に偏ることなく、地域として全てを包括するものというイメージでおります。

    (会長)それぞれの計画がありますが、単純に線引きできない部分があると思います。計画によっては再掲というかたちで挙げているところもありますし、考え方として主な視点がここですということを押さえていただければと思います。羽村市は細かく計画を立てていらっしゃいます。自治体の中では一つに大きくまとめて作っているところもありますので、そういう意味ではきめ細かな計画立てになっているのではないかと思います。今の疑問も含めてご意見等ございましたらどうぞ。

    (意見なし)

    事務局から資料3が配られております。説明をお願いします。

    (3)その他について
    (事務局)羽村市地域福祉に関するアンケート調査について説明

    (会長)ありがとうございました。私もこれを見させていただいて、中には厳しいご意見もございました。有効回収数346件中114件の自由記述を頂き、本当に有難いと思いました。この中身を計画の中に何らかの形で盛り込まないと申し訳ないという気持ちになります。皆様の中でご感想も含めてご意見を出していただければと思います。そして今日の審議に繋がるものがあればご意見として取り上げられればと思います。

    (委員)「ユニット型個室について理解できません」ということですが、東京都も国もユニット型個室しか作らせてくれないのです。この下に「数が少ない」「もっと増やしてほしい」と書いてありますが、国としてはユニット型しか作らせてくれないのです。そういった事情もあると思います。

    (会長)ありがとうございます。まさにそうですね。施設が足りなくて待っていると方が多い中で新しい施設を作るためにはその制度に乗っかったものにしなければならず、費用も発生してしまう。色んな新しいことに取り組むと課題も出てきますし、制度の問題も出てくることは高齢者に限らないと思います。今、実態をお話いただいたのですが、それ以外にご自分で実感になったことがあると思います。ご意見を頂いて、計画に反映できるようなものもあると思いますので、ご意見を出していただきたいと思います。

    (委員)「市民後見人講座を受講しております~役に立ちたいです」とあるのですが、改定された障害者自立支援法、来年からは総合支援法が施行されます。市町村は市民後見人の養成等の努力義務が課せられたのです。羽村市の計画ではどれも権利擁護と書いてあるのですが、どこまで踏み込んでやるかが書いていないのです。例えば資料2の3ページ(3)で「地域福祉権利擁護事業や成年後見制度などの人権に配慮した制度の利用支援」で留まっているのですが、具体的な事業を書く時に地域福祉権利擁護事業からさらに発展させた福祉サービス総合支援事業まではやっているはずなのです。そこから市民後見をやるとなると、高齢者福祉や障害者福祉がやっているのかどうか知りませんが、あんしん生活創造事業は大きなテーマだと思います。そこには市民後見人の養成とか法人後見等のテーマになると思います。四次地域福祉計画の中で市民コミュニティの中での福祉活動の促進など行政がやるべきところが重くなってくると思います。事業に盛り込むかは別として、行政の方でも考えていただければ有難いと思います。

    (会長)ありがとうございます。市民後見人制度は東京都では社会貢献型後見人と呼んでいますが、東京都が養成して、市町村が実習も含めて活用していくという流れが続いていたのです。東京都は平成26年から区市町村で独自に養成するというやり方を打ち出してきています。東京都がやってきたカリキュラムを一区市町村で行うのは厳しいというのがほとんどの自治体で出されています。それをどういう形で行うかが今後の工夫だと思います。今回の介護保険の中で権利擁護・成年後見の活用という中では市民後見人の育成・活用が出ておりますので、何らかの形で取り組んでいく姿勢は必要かと思います。これは高齢者に限ったことではなく、障害者にも後見人が必要な方は沢山おられます。そこも項目立てしていただきたいと思います。 今回の調査では町内会の加入率の低さ、地域によっては買物難民がいらっしゃるなど細かいところでご意見が出ております。皆様の身近なところでご意見を頂ければと思います。

    (委員)町内会に関する内容のものがかなり多く出されております。羽村市には39の自治会・町内会がありますが、私共の町内会の加入率は羽村市全体で2番目に高い町内会ですので、ここに書かれている内容に関しては私共の町内会ではあまり出ておりません。先日、町内会長の研修会がありまして、その時に講演するようにと言われ、お話をさせていただきました。線路から東側の地域は加入率が低いなど数字が出ております。他の町内会長達と話す機会もありますので、その時に話した内容をまたお知らせしたいと思います。

    (委員)町内会で総会がありまして、一人暮らしの方は町内会に入っても役員をやらなくてもいいという決まりを作ったのです。一人暮らしの方は回覧板は読みたいけれども、役員はやりたくないということで町内会を脱退するということがあったのですが、そういう人達は役員をやらないでいいということがあったので、徐々に増えてきていると思います。

    (委員)役員をやる順番が来て、それが終わったら町内会をやめるというお話も聞きます。今の関連ですと一人暮らしの方もかなりいらっしゃいますが、町内会の役員が回ってくると、本人が「今回はパスさせてください」と言うと、その人を飛ばして次の人がなります。一人暮らしの方でもご本人の都合で「今回は飛ばしてください」「今回は体調がいいので役員をやります」という具合になります。「順番だからやって」という対応だと会員は減る一方になると思います。

    (会長)それぞれの町内会でいろいろと工夫をされているのは結構重要なことだと思います。他にはございますか。

    (委員)アンケートの調査結果など生の声を聞いて、市役所はこれを反映させてある程度事業展開をしていくのでしょうか。聞いて「そうか」だけでは済まされないことが沢山書いてあるので、どう反映させるのか伺いたいところです。

    (会長)基本的には計画の中にどういうことを反映できるのかということで委員の皆様からご意見をいただくのが基本的なところです。全ての意見を反映するのは厳しいと思いますので、計画の中でできる範囲で盛り込む形で具体化するためのご意見を頂きたいと思います。それを市のほうで取りまとめていただくということが基本だと思います。かなり厳しいご意見からかなり出来そうなご意見までありますので、これらのご意見をご覧頂いた中でこうしてほしいというご意見を出していただければと思います。

    (委員)「市役所の体制は絵に描いた餅にしてはならない。」との意見についてですが、この本(地域福祉計画ニーズ調査結果報告書)が本棚にしまわれることのないよう、市職員が関心を持っていただければと思います。

    (会長)ぜひそうしていただきたいと思います。私自身がどきりとさせられた意見もありました。大震災の起きた日の市役所について出されたご意見で、住民の方も市職員もあれほどの大きな地震だったのでビックリされたのだと思います。日頃から訓練されているとは思いますが、訓練どおりに行かなかったと思いますし、施設でも事業所でも同じことがあったかと思います。地域の中で考えると、それが地域の中で隣の人は大丈夫かということに繋がっていくと思います。 今日は文章表現も含めて意見を出しにくかったところもあったかと思いますが、他にご意見はありますか。

    (意見なし)

    今日の審議はこれで終わりにさせていただきます。

    3.その他
    (1)次回日程調整
    (会長)次回は9月19日(水)ということでよろしいでしょうか。

    (2)その他
    質問なし

    (会長)これで議案が全て終わりましたので、最後に副会長からご挨拶をお願いします。

    4.副会長挨拶
    (副会長)多岐にわたりましてご議論いただきありがとうございました。地域福祉計画は第三次、第四次というように継続して取り組んでいかなければならない部分もあるとは思いますが、新しい時代の変化と共にそれを手直しするため、このような審議会があると私なりに理解しているところです。職員の方たちはその日の仕事を一生懸命にやっていて、我々が作るのは理念などその計画の指針となる部分と考えています。それぞれの分野においてプロフェッショナルな方が集まった審議会であると思います。こだわりを持って意見をいただいて、何度も議論を重ねていくことで良い計画ができると思います。

    (一同)ありがとうございました。