日時
平成24年9月25日(火曜日)午後7時~午後9時
会場
羽村市役所2階202会議室
出席者
議長 川津絋順 副議長 渡部清孝 委員 愛甲慎二、本田文栄、小林順一郎、石川千寿、若松 仁、島田真宏、鈴木君子
欠席者
岡部武彦
議題
傍聴者
なし
配布資料
会議の内容
1.あいさつ
(生涯学習総務課長) みなさん、こんばんは。お集まり頂きまして、大変ありがとうございます。8月の末には、第67回国民体育大会関東ブロック大会ということで、バレーボール大会が開催されました。数日前からは、めっきり秋めいて、まさしく文化の秋、スポーツの秋という季節になってきました。皆様方には、普段から社会教育関係のさまざまな事にご尽力をいただいておりますが、引き続きよろしくお願いします。また第54回全国社会教育研究大会山梨大会の研修にご参加いただけるということで、あわせて、お願いいたします。本日もよろしくお願いいたします。
(議長)みなさん改めまして、こんばんは。昼間お仕事のお疲れのところご出席いただきまして、ありがとうございます。前回は、研修会、ご苦労様でした。私たちのこれからの方向が、少しずつ見えてきたかと考えております。また、課長の挨拶にもありますように、10月は体育祭、文化祭等、私たちに関係する事業がたくさんあります。是非、いろいろなところから案内が届くと思いますが、ご出席、ご協力をよろしくお願いします。今日もよろしくお願いいたします。
2.平成24年度第3回会議要旨の確認について
(議長)会議録を確認し、何かあれば連絡をしてほしい。
(一同了承)
3.9・10月の社会教育関係事業について
(事務局)(資料「9・10月社会教育関係事業実施予定表」により説明)
(議長)出席の委員で、自分の関わっているところで補足があればお願いしたい。
(委員)文化祭は、10月13日の小中学生のフェスティバルから始まり、11月4日まで開催される。今年から実行委員会方式となった。特別企画もあるので、足を運んで欲しい。
(委員)農業体験で10月6日に稲刈りを行う。子どもたちが多数参加し、昨年採れたお米でおにぎりを作って、振舞うので、ぜひご参加してほしい。また、今回から場所を田ノ上会館に変更したので注意願いたい。
(委員)山ふる音楽祭で羽村の各中学校の子どもたちが、奥多摩の子どもたちと奥多摩の山のふるさと村で合唱を発表する。また、山ふる音楽祭の一環として、去年に引き続き、ゆとろぎで10月18日にウィーン・フィルの方の演奏をバックに奥多摩と羽村の子どもたちが歌う。ぜひ、参加してほしい。
4.東京都市町村社会教育委員連絡協議会について
(事務局)7月26日に開催された今年度第1回目の東京都市町村社会教育委員連絡協議会の理事会の内容について報告する。
(1)一般社団法人全国社会教育連合における永年表彰について
…日の出町議長が永年表彰受賞
(2)「平成24年度都市社連協の運用改善について」
1 総会・交流大会の実施内容の整理
⇒総会:総会+表彰
交流大会:ブロック研修会発表+研修会
…平成24年度は経過措置、平成25年度から実施
2 都市社連協表彰制度
⇒7年以上の表彰と前会長の感謝状を廃止
5年以上の委員の感謝状は存続
3 理事会のあり方について
⇒現行どおり
補足として、都市社連協の理事会とは、市町村の社会教育委員の会議の議長が理事となって構成し、年に2回集まり、東京都市町村社会連絡協議会の運営について、協議、決定をしている会のことである。運営には、理事会の上のいわゆる執行部として、会長1市、副会長2市、会計1市があたっている。会長は各市輪番制である。羽村市は平成23・24年度に副会長を務めて、平成25年度に会長と会計となる。
4 全国社会教育委員連合の加入について
⇒事実上、このまま加入を継続
補足として、東京都市町村社会連絡協議会の上にこの連合がある。現在、加盟しており、会費年8万円を支払っているが、この全国社会教育委員連合は、都道府県の社会教育委員の連合体が加盟できる規約になっているのに、市町村の組織である東京都市町村社会連絡協議会が加盟できるのか、また、東京都市町村社会連絡協議会の活動に見合っていないのでという意見があり、継続して加入するか協議してきた。活動に関しては、前回の研修会にもあったが、理解をいただきたい。加入資格があるかについても、調べたところ、法律上においても規約上においても問題はないということがわかった。
5 会則の改定について
⇒今期の都市社連協にとって、大きな問題となっているので、少し詳しく説明する。
この件については、前回の総会で保留になっている。多摩市、八王子市、府中市がいわゆる、社会教育委員の会議という会議体ではないので、このまま都市社連協に加入するためには、会則の改正が必要ではないかという件である。役員会としてアンケートを実施し、その回答を待つということになった。羽村市は「改正が必要」と回答している。来年の総会に向けて役員会で協議をする。多摩市、八王子市、府中市が、加盟を続けることについて懸念されている大きな意見としては、この3市は、所管が首長部局になっており、社会教育委員は社会教育法に基づいて設置された委員、非常勤特別職であるので、そこから外れるのではないか、ということである。社会教育法に定めるものについては、教育委員会で所管している委員になるので、首長部局にいった時点で、それは社会教育委員として同レベルではないだろうという意見があり、難色を示されている。それを一緒にしてしまうと、社会教育委員の立ち位置が分からなくなってしまうというところがあるようである。実際のところは、八王子市、府中市、多摩市も、教育委員会が所管している社会教育委員に関する事務に関しては、事務委任を受けている。たとえば八王子市は、生涯学習審議会の中に社会教育委員という部会を作り、活動をしている。そのため、問題ないというのが役員会執行部の見解である。今後、皆さんの意見を伺い、改正について協議を進めていくことになると思う。以上が7月26日の理事会で協議された。来年は羽村市が会長市になるため、今年度、都市社連協で積み残した案件は、我々の課題となる。解決できる部分については解決しておきたいので、ご理解いただき、共通認識で考えていただきたいため今回説明をさせていただいた。よろしくお願いしたい。
(議長)できるだけ今年中に片付け、来年は新しい形でスタートしたいと思うので、よろしくお願いしたい。
5.平成25年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会統一テーマについて
(事務局)東京都市町村社会連絡協議会では、各市町村の活動に生かしていただきたくために毎年、統一テーマを示している。例年、その統一テーマは、会長市が考えることとなっている。来年度、羽村市が、会長市となりの運営をしていくことになるため統一テーマを決めなくてはならない。日程としては、来年1月の役員会で25年度の統一テーマ案を出すこととなる。2月の最終の理事会で承認されてから総会で、平成25年度の統一テーマとして議決いただくことになる。その準備として本日、テーマについて、議論をしていただきたい。資料として過去4年の東京都市町村社会連絡協議会と参考までに関東甲信静社会教育研修大会・全国社会教育研修大会の研究主題とスローガンを掲げた。また、社連協会報に文部科学省との意見交換会の記事があり、各地の社会教育の実情と社会教育振興のための課題についてなどのコメントが7つほど載っている。その後5つほど提案もあり、この現状と課題や、前回の研修講師のお話も踏まえて、統一テーマとしてふさわしい内容を考えていただければと思うので、よろしくお願いしたい。
(議長)前回の研修で説明があった今までの東京都市町村社会連絡協議会の流れ等を踏まえて、どういうことをテーマにしたら良いか、考えていただき、煮詰めたいと思う。
(事務局)いきなり文章というのは、難しいので、キーワードをいくつか挙げ、そこから膨らませていくとイメージが付きやすいのではないかと思うがいかがか。
(議長)即、決めるのではなく、まず、フリートーキングで、いろいろな意見を話しほしい。
-意見交換-
<出された意見(要約)>
・「生涯教育」という言葉がよく出ており、キーワードにあげてはと思う。何かそういうものの中から膨らましていくことが出来ないかと考えるが。
・社会教育をやっている人から生涯教育をみると、生涯教育と社会教育は違うのではないかと思っており、もう少し煮詰めて、別なテーマに持っていけばと思う。今、特に、町づくり、地域の教育力などに繋げていくといいのではないか。
・生涯学習・生涯教育というのをテーマの一端にするとしても、それを膨らますにしても、ゆりかごから墓場までみたいな、何かうまく表現ができないかと言うことだと思う。
・24年度の統一テーマに近いが「担い手作り」がいいのではないかとも思う。
・「地域貢献型社会教育の推進」というのが面白いのではないか。
・今の社会教育の人は、どちらかというと自分の趣味を踏まえ、自分の持っているものを地域に貢献していくということを言っている。
・もっと羽村のすばらしさ、いろいろなトップレベルの企業の話を聞けるチャンスがあるとうい地域の特色を、社会教育に、特に子どもに聞かせる機会がもっとあっても良いのではないか。
・今、羽村市の学校は、小中一貫教育ということで、羽村学、人間学があり、今言われた内容を入れていくような方向で進めている。
・それを広げて社会教育として、生涯教育という観点で、地域の特色、利点をもっと生かせないかと思う。
・羽村ではなくても多摩地区全体でも優秀な企業はある。今、企業も社会貢献ということでノルマがあり、どこも地域の町内会、学校などいろいろなところに手を差し伸べている。
・地域が育てる学校、それが学校でなくてもいいが、いろいろな団体でいろいろな企業を活用する、そういう方向に向かっている。学校だけではなく、いろいろなところに研修で来てくれれば、いろいろな対応ができる、といっている。企業は待っていると思う。
・学校を中心として社会地域が活性化するような取り組みをやっていきたい、ということではないか。
・地域の皆さんと一緒にということである。
・どこかを基盤に中心にしないと、活性化を図るといっても、なかなかできないと思う。ポイントを決め、そこを中心に活性化を図るように持っていかないと実行性がない。今まで学校は、どちらかというといろいろ頼まれはしたが、発信をするというのはあまりしなかった。基地局みたいに情報を発信し、みんなが集り、活性化を図ることが、今後、多摩地域全体が狙っていることではないかと思う。
・震災のことで考えると、羽村の各小学校が避難地域になっているので、地域と学校の結び付きというのは、今まで以上に問われている。その点では学校と地域、それが社会教育ということに繋がるのではないかと思う。
・学校は地域の文化の中心だと思う。それによって地域が発展していくのではないか。子どもを中心にだんだん繋がっていくのではないか。昔の再構築をしてほしい。
・これからの羽村市のあり方、多摩地区の抱えている課題というのは、だいたい似通っていると思う。そこから指針を示せればいいかと思う。
・とにかく、学校にいる子どもたちの若い親、その人たちに持っていかないといけない。バラバラなのをもっと繋ぎ合って、それが地域となって、だんだん外に広がっていけば、いいのかと思う。
・今、学校の先生たちを見ていると、忙しすぎるように見える。
・今は躾まで学校に要望してくる。それはもう学校教諭ではない。家庭のことで先生がかなりストレスを抱えている。そういうのも1つ、この中に入るかもしれない。
・地域の核になるといっても、あまり教職員の負担感に持っていかない方が良いのではないか。
・先生が要らないと言うわけではなく、学校を盛り上げることによって、そこにいろいろな人が集まって来て、その繋がりができてくる。
・学校を盛り上げるのではなく、学校を核として地域を盛り上げる、ということだと思う。その方が社会教育的でいいのではないか。
・教育、学校に関わることによって元気が出ることもある。そこに関わることによって地域が活性化していくというのもあると思う。
・今回の全国社会教育研究大会は大変参考になる。
・たとえ発信基地になったとしても、そこに参加しやすくすることが一番大事だと思う。
・入るメリット・デメリットを考えてしまう。本来そういうことを考える前に入ってみてという話だと思う。
・今は、社会教育における「個」すなわち「家族」単位が多いと思う。「個」から「地域」へと繋がる。「地域」のことはいろいろ言われるが、今はその前の段階がすごく希薄である。そこの「個」をどう地域に繋げ、社会教育に組み込んでいくか、それがテーマにならないのかと思う。
・何か核を作る、それが学校ということになるのかと思う。個々を結びつけるのはいろいろな事情があって大変だから核を作って、そこで結び付けていく。磁石みたいな作用をするようなものを見つけていくということではないか。
・社会教育を推進するということを一点に絞ってみると、推進をする人材を何らかの形できちんと育てていかないとなかなか進まないと思う。
・昔は青年団があったが、今はない。昔は向こう三軒両隣と言って、そういう集団を構成する町の仕組みがあった。
・今までは、そういう社会集団、社会教育という集団の中でも自分の生き方というのをちゃんと教えていた。それをやめたので、家庭を中心に守るようになり個々にバラバラになってしまった。いったん壊れたものは元には戻らない。そうすると、新しい仕組みで新しい方向に持っていかないといけない。そのために、どこかにポイントを持っていかないといけない。ポイントは、既存の施設として学校が一番手っ取り早い。コミュニティセンター、会館などでやればいいのかもしれないが、そこだと小さな集団になってしまうので、広範囲に動かすためには、もっと公的な場でなければならない。それで学校が核になっていかざるを得ない。先ほど言われたように学校支援と地域支援、その両方の立場から考えていかないと今後、町の活性化、コミュニティの再構築はできないだろう。
・以前、見学した千葉の小学校は、学校を核にして空き教室に地域の大人たちが集まりいろいろなことをやっている。近くのお年寄りたちが普通に学校の中で農作業や植木の手入れをしている。そういう姿がすごく良いと思う。多くの学校が門を閉めたが、そこの学校は門を閉めなかった。要するに、いつも大人が出入りしている、そういうことがこれから問われてくるのかと思う。昔は、地域の学校の運動会で大人も走っていた。そこまでいかなくてもそれに近いような存在で学校がないと地域の人も集まらないと思う。この小学校みたいなやり方もいい参考になると思う。
・今、放課後教室が動き始めたばかりだが、世代間の交流が活発になるような拠点にならなくてはいけないだろうと思っている。地域の人たちが常に学校に出入りしているような学校を作りたいと思う。
(事務局)今までの話をまとめさせていただきたい。現状はやはりもっとよりよいものに変えるべきである、と言う方向の元に出てきたキーワード「コミュニティ・学校・地域等」を整理させていただきたい。また、ここ何年かの統一テーマを見ると、メインテーマとサブテーマがある。メインテーマで概念的なものを出し、サブテーマでそれを補足するようなイメージが沸くようなテーマになっている。次回、検討していただきたい。
(一同了承)
(議長)それでは全国社会教育研究大会でいろいろな情報を聞き、次回、話し合って、煮詰めていきたいと思う。
6.第54回全国社会教育研究大会山梨大会について
(事務局)5つの分科会(家庭教育支援・社会教育と学校教育の協働・地域の教育力向上・社会教育委員の役割・社会教育施設のあり方)に分かれて参加していただきたい。あわせて、外の活動も多くなると思うので、名刺を作らせていただいた。活用してほしい。
7.平成24年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会第1ブロック研修会について
(事務局)10月20日に日の出町で行われる第1ブロックの研修会の内容は、前青木日の出町長の講演会となる。出席をお願いしたい。
(出席委員:2名 欠席委員:7名 会議欠席者:1名)
(議長)欠席の委員で行事の日程変更がありましたら出席をお願いしたい。
(一同了承)
8.その他
(事務局)12月1日に予定されてい都市社連協交流大会は、1時から4時10分を予定している。場所は、稲城市中央文化センターホールである。
(議長)以上である。他になければ終了としたい。
(副議長)みなさんお疲れ様でした。10月・11月はいろいろな団体等で事業が重なり相当忙しい時期で大変だと思いますが、体調にはくれぐれも気をつけてください。また、統一テーマの良い案が出るように期待いたします。ありがとうございました。
次回会議日程
第5回 10月30日(火)午後7時~ 301A庁議室
第6回 11月20日(火)午後7時~ 202会議室