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平成24年度第1回羽村市青少年問題協議会会議録

[2012年12月17日]

平成24年度第1回羽村市青少年問題協議会会議録

日時

平成24年9月12日(水) 午後2時~午後4時30分

会場

市役所4階特別会議室

出席者

会長:並木 心、副会長:野崎喜久美、委員:富永訓正、北村 健、角野征大、森渕十悟、磯部 篤、山口真佐子、大浦俊哉、坂井美惠子、愛甲慎二、吉永 功、山下忠義、若松 仁、三田崎純子、森田多美子、山下國次、和田 豊、雨倉壽男、北浦勝平、宮崎長寿、井上雅彦、小林理人、並木 勲

欠席者

倉田 学、川崎明夫

議題

  1. 開会あいさつ
  2. 羽村市における青少年の現状等について
  3. テーマ:「子どもの体験活動について」
  4. 閉会あいさつ

傍聴者

0人

配布資料

  1. 青少年問題協議会委員名簿・席次表
  2. 青少年問題協議会次第
  3. 地方青少年問題協議会法
  4. 羽村市青少年問題協議会条例
  5. 羽村高校HP校長のページ(抜粋)
  6. 子ども体験活動・体験学習事業について(羽村市教育委員会)
  7. 「わたしたちの羽村市」を活用した羽村学(郷土学習)の進め方
  8. 秋の交通安全チラシ
  9. 大島・子ども体験塾報告書

内容

1,会長あいさつ 

 青少年問題協議会にご出席いただきまして、誠にありがとうございます。さて、本日の協議会では、「子どもの体験活動」をテーマとさせていただいております。近年、都市化や少子高齢化、地域社会における人間関係の希薄化が進む中で、子どもたちを取り巻く環境も大きく変化しており、豊かさと便利になった社会を享受しながらも、人や社会、自然などと直接触れあう体験の機会を失っています。

 体験活動とは、文字通り、自分の体を通じて実地に経験する活動のことであり、人や物や実社会に直接触れ、関わりあうことで、豊かな人間性や、自ら学び考える力を養っていきます。

 子どもたちの健やかな成長を支えるには、家庭や学校、地域、また行政がそれぞれ責任を自覚し、役割を果たしていくことが重要です。そういう意味で、いろいろな場面で、体験の場を積極的に作り出していくのも努めであると思います。

 本日ご出席の皆様は、それぞれの立場で、各団体や関係機関に所属しておられ、青少年健全育成の第一線でご活躍され、この体験活動につきましても、多くの実践をされている方々であります。活発なご意見をいただきますようお願い申し上げまして、冒頭の挨拶とさせていただきます。

 

2,羽村市における青少年の現状等について

(1)(教育委員会) 羽村市では市内の全中学校で小中一貫教育が始まり、例年になく大変落ち着いている。特に中学1年生が落ち着いており、小中一貫教育の成果が中学1年生の姿に現れていると思う。

 羽村市の子どもたちの問題行動の現状を3点あげると、1つ目はいじめについてである。羽村市では数年前から月ごとに学校が認知をしたいじめの件数をあげてもらっている。いじめに関しては1ヶ月で解決することはなく、4月から小中学校のいじめの認知件数は右肩あがりになっている。7月に急に認知件数が増えているが、これは羽村市で大津市のいじめ事件を受けて、いじめの疑いがあることにも目をむけ、子どもたちにアンケートを実施したことによると考えられる。それ以外にいじめにつながるものとして認知したものも数件あがってきており、学校と関係機関で対応しているところである。

 2つ目は不登校である。羽村市では1ヶ月に3日以上休んだ子どもに関しては不登校の疑いがあるということで、毎月報告をあげてもらい訪問をしている。国が不登校と定めた日数は1ヶ月に30日以上休んだ子どもで、現時点で小学校で3人、中学校で23人いるが、各学校の取り組みもあり昨年度より減っている。

 3つ目は暴力行為であり、中学校で6件発生している。例年より増えているというわけではなく、学校側が努力し抑えてこの発生件数ということをご認識いただきたい。

 

 (2)(小学校) 2つ目のテーマの子どもの体験活動と関連付けて話させてもらう。学校では体験活動を大変重視しており、例えば算数では実際に測ってみたり、社会科ではお店や工場見学、総合学習ではボランティアの人を招いて話を聞いたり、蚕や食べ物を育てたりしている。校外では地域行事がたくさんあり、学校ではできるだけ参加するよう呼びかけている。本校で児童にアンケートを行ったところ、地域の行事に積極的に参加している子どもは約4分の3にあたる408人が参加していると回答している。これは他校においても同様の傾向と考えている。

 体験活動の良い面は、体験活動に参加している家庭の子どもは生活面で大変安定しており、問題行動も少ない。さまざまな地域の人との関わりの中で子ども自身が成長し、保護者の子育てに対する意識が高くなっているのではないかと考えている。問題点は地域行事への参加・不参加が家庭によってはっきりと分かれている点で、原因としては塾や習い事等で子ども自身が忙しい、保護者自身が社会との繋がりを上手に持てない、また持ちたがらないためと考えている。また、働きながら子育てをしている保護者にとっては子ども会の役員等になると夜の会議等が増え大変という声がある。教師からは学習内容が多くなったことにより、体験活動に取り組む余裕がなくなってきたという声がある。

 

(3)(中学校) 中学校では2年生が市内で1週間の職場体験をしている。4日目5日目になると自分の仕事に充実感を覚え、保育園で体験を行った子どもなどは園児が帰るまでいさせてもらいたい、と言う子どももいる。同じく2年生は9月の市の防災訓練に参加している。消火訓練、放水訓練、パーテンション作り等とてもいい体験をさせてもらっている。二中・三中生は地域の夏祭りのお手伝いに参加する等、地域に支えられた活動ができていると実感している。

 今年度から小中一貫の完全実施で小学校1年生から英語の授業をしている。今の中学1年生と10年前の中学1年生の授業は様変わりし、先生が英語で質問すると英語で答える様な授業が最初からでき、英語の授業が充実してきている。いじめに関しては昔から比べると少なくなってきたように感じる。小中の連携がスムーズにできるようになったというのが大きな要因であると思う。

 小さな問題行動はたくさんある。地域からの苦情もたくさんあるが、行って注意すればだいたいはそこで解決できる。三地区生活指導懇親会があり、羽村市・福生市・瑞穂町が中心になってあきる野市の代表と青梅市の代表、高校から羽村市・福生市・瑞穂町の先生も集まり市と町の指導主事、福生警察の少年係の人に参加してもらい情報交換している。羽村市の問題行動は少なくなったと聞いている。

 

(4)(都立羽村高等学校) 平成24年度の活動として5月に市の花いっぱい運動に参加し、高校周辺街路樹付近に花を植えた。7月には1泊2日で宿泊防災訓練を実施し、教室に毛布を運び宿泊した。講演会・セーフティー教室にも参加、9月には西多摩自動車学校で交通安全教室を予定している。

 夏休み中には部活動でダンス部がはむら夏祭りと福生七夕祭りに参加した。卒業生で全国学生陸上競技対抗選手権大会女子100mで2位になった学生がいる。毎年三中の3年生が体験授業に来校し、各自が希望する科目を選んで体験授業を受けている。羽村高校HPの校長のページでは今日の羽村高校と題し、毎日写真付きでその日の出来事等を更新して載せているので見てほしい。

 

 (5)(都立特別支援学校) 本校の高等部に216人が在籍しており、そのうち113人が軽度の子どもである。圧倒的に男子生徒が多く、日々何かしら地域の方から連絡があり地域の方に支えられて毎日が過ぎていくと実感している。

 軽度とはいっても判断力において、以前注意されたことをその時に思い出して思いとどまるということが育ちにくい部分もあり、家庭でもどのようにその子どもを育てていいのか行き詰ってしまうというケースも増えている。その都度警察の方にもご指導いただいて、いけないことは繰り返し障害があっても厳しく指導している。

 いじめについて個別に調査をしたところ、悪口を言われたというのが2件あったが、悪質なものはなかった。違法行為に関しては何件かあがってきている。いろんなところでお世話になっており、今後ともよろしくお願いいたします。

 

 (6)(福生警察署) 今年上半期中に非行少年として検挙・補導された少年は都内で約4,400人であり、これは前年度に比べ650人減少している。この中で窃盗が一番多く、万引き、自転車盗が多くなっている。また上半期中に都内で不良行為少年として補導された少年は24,000人であり、これは前年度に比べ1,500人減少している。この中では深夜徘徊がほとんどであり、続いて喫煙となっている。今年の特徴としていずれとも減少傾向にあり、女子の割合もどちらとも前年度に比べ減少している。

 窃盗犯は21%減少しているが、凶悪犯、知能犯、風俗犯がそれぞれ増加している。街頭犯罪の4割は少年であるという実態がある。この中で刑法犯を犯した少年が占める割合は2割であり、5人に1人が少年であるということになる。刑法犯少年で最も多いのが中学生で37%、不良行為少年で最も多いのが高校生で58%となっている。

 これを福生警察署管内でみると、8月末現在で検挙した非行少年は179人であり、都の傾向と同じく減少傾向にあり、このうち羽村市の中学生は11人、羽村高校生は9人となっている。不良行為少年は約300人で羽村市の中学生は約50人、羽村高校生は45人となっている。管内の不審者情報の発生状況は8月末で200件発生しており、羽村市内での発生状況は約50件、公然わいせつが最も多い。発生時間は午後3時から午後7時と生徒の帰宅時間に最も多く発生している。携帯には必ずフィルタリングをしてほしい。スマートフォンでは設定の仕方が異なるので注意してほしい。秋の交通安全運動は子どもと高齢者の事故防止に重点をおいている。

 

(7)(立川児童相談所) 管内11市町村の虐待発生状況について23年度の全体の相談総数は1,072件あり、そのうち虐待相談が217件、養護相談が227件、保険相談が2件、肢体不自由児相談が3件、聴覚・言語障害相談が1件、重症支援障害児相談が8件、知的障害児相談が314件、虞犯行為等が65件、触法行為が19件、不登校相談が28件、性格行動相談が75件、しつけ相談7件、適正に関わる相談が4件、言葉の遅れが1件、その他101件で1,072件となっている。

 虐待相談は全国的に増えている中で22年度の件数より減っている。羽村市では虐待相談が21件で前年25件より減っている。養護相談が21件、重症支援障害児相談が2件、知的障害相談が29件、虞犯行為が12件、触法行為が2件、不登校は市から相談があったケースで2件、しつけ相談が1件、性格行動相談が1件、その他4件で羽村市全体の相談件数は95件となっている。

 子ども家庭支援センターからの通告で連携がとれている。全体的な傾向として管内で虐待は止まっている傾向にある。しかし、ライフラインが全部止まったという家庭が増えており、そこで子どもが生活しているという通報がある。精神疾患を抱える親の家庭が増え、不適切な養育という形の養育困難な家庭が増えてきている。

 

 (8)(青少年育成委員会) 青少年育成委員会は東京都では三鷹市と羽村市しかない。青少年問題の中心は地区委員会が活動している。羽村市の青少年育成委員会は子どもの生活環境の健全化に取り組んでおり、市内の見守りパトロール、羽村夏まつりのパトロール、東京都の不健全図書パトロール等を行っている。東京都の薬物乱用防止の標語募集に羽村三中を中心に羽村市から500通以上の応募があり、自慢できることだと思う。

 羽村市内の子どもの環境について、栄町にインターネットカフェがあり、見学をさせてもらったが3000冊位のまんがや雑誌があって食事もできるところであり、入口でチェックはあるが少し注意しなければと思う。もう一つはレンタルビデオのDORAMAで子どもが多く、かなり夜遅くまで親と来ている様子。子どもがカードのやりとりをしたり、たまり場となっていて、こちらも注意しなければと思う。携帯に不審者情報が入ってくることも多いので、ベストをきちんと着てみせるパトロールを心がけていきたい。

 

質疑・応答等

 

(委員) いじめについて文部科学省が昨日発表していた問題行動調査によると、自殺者が増加しているが、いじめの件数は相当減っていると出ていた。羽村市ではいじめの件数が増加しているとあるが、なぜ増えているのか。また、いじめの内容はどういったものが多いのか。

 

(委員) いじめについては認知が多い県と少ない県の差がものすごくある。これはどういう状況をいじめと認知したかという基準が県や市によって大きく異なる為である。昔はそういった件数は少ないほうが良いというイメージがあったが、現在はいじめをきちんと認知したほうが良いという方向に変わってきており、いじめ自体が増えた減ったというよりも認知の仕方に大きな差があると考えられる。

 羽村市はどちらかというと細かいものまで認知をし、報告しようというスタンスなので、他よりも数が多いと認識していただきたい。どういったものがあるかというと、小学生では言葉のいじめが多く、中学生では無視が多い。暴力的ないじめはあまりない。

 

(委員) いじめを減らす為には私達も含めてどういうことを考えていけばいいか。

 

(委員) まずは認知のアンテナを高くすること。子どもの細かいところまで観察し、何か心配なことがあったらすぐに子どもから発信できるような雰囲気を作っていくことが大事。

 

(委員) 件数はいままで教員が見ていていじめだと思ったものをあげていたが、今回は子どもがあげたものを全部カウントしている。一つ一つ見て指導していくと、ごめんなさいで終わるケースも小学校では多い。

 長く続いていくものに関しては非常に気をつけてみている。アンテナを高くするために教員に対して啓発や研修をしている。例えば、人権教育プログラムというと都の冊子を使って授業をしたり、研修の資料等を持ち帰り教員に働きかけを行い、常に教員にアンテナを高く張るよう声かけをしている。

 

(委員) 中学校では生徒会長が生徒に呼びかけをしている。中学生になると一番多いのが今までいじめられていた子どもが逆に今までいじめてきた子どもを無視するケースで、それがいじめなのか判断することが難しく、今回はそういったものも含め疑わしいものはすべてカウントした。

 

(委員) アンテナを高く張るということで、今まで見えていなかったものが見えてきている。素晴らしい取り組みなので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

(委員) 羽村一中の学校評議員をしているが、通常学級の授業もマロニエ学級、特別支援学級などの授業に近い授業をしている。普通の子どもや進んでいる子どもが逆に学力が下がってしまうのではないかと心配している保護者がいた。伸びシロのある子どもは塾に入れるしかないのか。

 

(委員) 非常に難しい課題である。羽村一中は特別支援に関してさまざまな機会を与えており充実している。ある程度のものを全ての子どもたちに理解させようという目標がある。そのためには勉強が苦手な子どもには特別な支援が必要であり、そのための制度を整えていると考えている。

 では、それより上の目標を持った子どもたちはどうすればいいかというのは全国的にも課題であり、文部科学省は教科書に発展問題も載せられるようにし、現在どの教科書も以前に比べて厚くなった。進んでいる子どもには教科書から発展問題を提供できるようになり、あとは先生がいかにその発展問題を活用できるか。今までになかったような授業の形を教育委員会や学校で考えていく必要がある。学校としては授業の質をあげていくということが、今すぐにできることなのではないかと思う。

 

(委員) 羽村三中の取り組みをご紹介すると、学習支援には2つの取り組みがあり、学習についてこれない子どもに差し伸べる手と、勉強したいけれど場所と時間がない子どもに差し伸べる手がある。部活動が終わった子のために勉強部というのを作り、1日2~3時間学校で勉強できるようにしたところ、3年生の3分の1が参加した。

 それは教師だけでできるわけではなく、学校地域支援本部を作り、どういうことができるか地域の人達と協力して勉強を進めるよう取り組んでいる。学校地域支援本部ができれば、今度は市としてみんなで子ども達を育てていくということが可能になるのではないか。

 

(委員) 3つの公立中学校でいろいろな子どもがいるのは当然であり、どの子にもしっかりとした教育をほどこすことが目標である。できるというのはどういうことか。AはできるがBができない子、その逆の子、さまざまな子どもがいてはじめて公立の学校の特性が活かされると思う。もっと伸びたい子どもには夏休み等に補習をする。伸びる子を伸ばすのは学校の使命といえる。

 

(委員) 薬物の乱用について、羽村市内でそういった事例はあるのか。

 

(委員) 少年に関しては聞いていない。

 

(委員) 脱法ハーブを取り扱うお店が福生市にあると聞いたが、どうなのか。羽村市はライオンズクラブが熱心で、学校をまわり薬物乱用防止に取り組んでいる。

 

(委員) 羽村市内の中学校では平成8年から薬物乱用防止の授業をしている。羽村市の子どもたちでも薬物乱用の事実があった。現在はそのようなことはないと聞いているが、日常的に指導していく必要がある。

 

(委員) 青梅市では特別支援学級の生徒でそういうものに絡みがあるという情報がある。やはり判断力や責任能力というところで事件として浮かびあがりにくい傾向があり、関係者の方で必死に対応している。そういったことも全て警察に相談させてもらい、うやむやにしないようにしている。特別支援学校だが、毎年警察の方に来てもらい薬物乱用防止の講演会をしてもらっている。

 

 

―休憩―

 

 

3, テーマ:「子どもの体験活動」について

(1)(生涯学習部参事) 体験学習は学習指導要領の中でも重要な位置づけがされている。今回体験学習の中でも直接体験の部分について話させてもらう。

 学校では豊かな人間性、自ら学び考える等、直接体験が生きる力に直結するものとして考えている。体験学習のポイントとして、子どもの自発性や自主性を活かすことに留意するようにしている。小学4年生が羽村学の一貫で郷土博物館へ行く体験があり、ただ行くだけでは意味がないので連れて行く前後に学習をし、目的意識を持たせるようにしている。体験をさせるだけでなく、子どもに意識を持たせることが大事である。

 

(2)(生涯学習部長) 羽村市では今年度生涯学習基本条例を制定し、生涯学習基本計画に沿って進めている。学校教育以外での体験活動を紹介する。

 生涯学習センターゆとろぎでは昨年度、米村でんじろう先生による「サイエンスショー」、今年度は子ども宇宙博「宇宙人は君だ!」、毎年11月に実施している「子どもフェスティバル」、「アートイン羽村」展を実施した。図書館では図書館を中から見てみたいという声を受け、「図書館司書体験事業」を実施した。

 郷土博物館ではかつて羽村でさかんであった養蚕の歴史を学ぶ機会として、まゆから糸をひく体験や、まゆ玉だんごを作る体験学習を実施した。昨年、福生市との共同事業で多摩川製鉄を再現して「多摩川製鉄体験塾」を実施し、青梅市との共同事業で「発掘調査体験」を行い、館内だけでなく野外をフィールドとした事業を展開している。製鉄体験で製作した鋼については日本刀として製作してもらい、郷土博物館に展示している。

 体を動かすことを中心にスポーツセンターで「バレーボール体験教室」や「柔道教室」等のスポーツ体験事業も実施している。

 このように子どもたちの体験の場を積極的に設けることで、子ども達の知識や興味が高まることを期待し、この社会体験が子ども達の自己確立の上で貴重な体験になると考えており、これからも教育委員会としてこれらの事業を積極的に展開していきたい。

 

 (3)(青少年対策連絡協議会会長) 地区委員会で行っている稲作体験事業は昨年で20周年を迎えた。西地区委員会の前会長が始め、今は全地区で行う事業となっている。元々この羽中の田んぼは古墳時代からすでに稲作が行われており、歴史ある田んぼでお米の成長を子どもに体験してもらおうということで始めたとも聞いている。

 苗取りが6月にあり、雨は降ったが大人子ども合わせて185人の参加、田植えは大人子ども合わせて487人の参加があった。8月には案山子立てがあり、今後は10月に稲刈り、脱穀を予定している。数年前から学校で小学校5年生全員を対象として稲作の授業を行っている。最終的に出来上がったお米は翌年の稲刈りや田植えのときに子ども達に食べてもらう。この田んぼでは4月にチューリップの花摘み、5月の球根堀りがあり、各々180人程度の参加で行っている。今年も脱穀が終わった11月にはチューリップの植付けを予定している。

 稲作は1月のどんど焼きまでをもって1つの大きな稲作体験事業だという捉え方をしており、4月から翌年の1月までに亘る長期的な事業であるといえる。子どもたちには多く参加してもらい、大人の方にも非常に積極的に参加してもらっている。稲作体験はどこの地域でもできるものではない。羽村市には羽中に素晴らしい田んぼがあり、また中野さんという農家の方に大変なご協力をいただいて実施できている。今後は後継者問題も考えていかなければならないが、ぜひとも今後も稲作体験を続けていき、子どもたちに羽村市の貴重な水田で有意義な活動をできるように望む。

 

 (4)(子ども家庭部長) 児童青少年課所管の大島・子ども体験塾は多摩島しょ広域連携活動助成事業で、あきる野市と協働で実施し今年で3年目を迎える。小学5年生から中学生までを対象とし両市でそれぞれ35人ずつ合計70人が夏休み期間に事前研修1日、現地研修大島で4泊5日(船中1泊)、事後研修1日を含めた7日間の体験学習となっている。

 この事業の目的は、地域間・異年齢間の交流や大自然を舞台としてさまざまな活動及び体験を通じて心身を鍛え、自らの力で積極的に社会に貢献できる人材を育成とする事を目的としている。そして、専門的な指導・育成の知識を有する方や地域の協力者を指導者として、大島島民の協力を得て、「創造・感動・自立」をテーマにした事業となっている。

 この事業では大島町役場の方々や御神火太鼓を保存伝承する方々の貴重なお話をいただき、実際に太鼓を叩かせてもらうなどさまざまな体験をさせてもらった。三原山登山では地元のネイチャーガイドに案内してもらい、日の出浜でのシュノーケリングでは目の前に泳ぐ美しい魚を前に歓声をあげ、まさに子どもたちが身体全体で生きた体験をできた。参加した子どもたちはこの体験で得たことをこれからの生活で活かして、積極的に社会貢献していくものと信じている。

 

意見交換

 

(委員) 年に1回7月の清掃活動に参加しているが、今学校内の清掃、トイレ掃除などはどうなっているのか。私達が子どもの頃は教室の掃除をはじめトイレ掃除も行った記憶がある。最近は、学校で子どもはどの程度掃除をしているのか。

 

(委員) 小学校ではトイレ掃除に関しては当番で割り当てられた子どもが拭き掃除まではしないが、ほうきとちりとりで掃き掃除をしている。便器等の清掃は、業者の方が毎週1回行っている。

 

(委員) 中学校では昔ながらの掃除を行っている。会議や時間割の関係で簡単な掃除をすることもあるが、基本的には敷地内全部を割り当てて掃除をしている。

 

(委員) 高校では教室・廊下等の掃き掃除をしており、拭き掃除はしていない。トイレ掃除は週に1回業者の方に来ていただき、清掃をしてもらっている。また、月に1回羽村特別支援学校高等部の生徒に実習で清掃に来てもらっている。

 

(委員) ハローワークから掃除の羽村市と言われるほど清掃には力を入れて取り組んでいる。普通の教室や廊下の掃除は他の学校と同じだが、作業班は清掃部門で就職することを目指して、プロの方に来ていただき実習をしている。タイルの磨き方や窓の磨き方など専門的なものに取り組んでいる。実習で入りたくてもすでに業者が入っていて実習といえども入れないところも多いが、入れるところには積極的に入っていきたい。

 

(委員) なぜこんなことを聞いたかというと、退職して10年になるが職場で新人研修を担当しており、まず清掃を指導していた。これをさせると9割方の新人が手抜きをしていた。洗剤などを使った清掃方法も分かっておらず、徹底的に再教育をした。掃除という基礎的なことができて初めて仕事ができると思うので、学校教育でも取り組んでいただけたらと思う。

 

(委員) 小学生の子どもがいるが、学校できちんと掃除指導をしてもらっているので、言わなくても自分から掃き掃除やトイレ掃除に取り組んでくれて助かっている。

 

(委員) 地域の行事に積極的に参加しているというが、学校ではどのように行事を吸い上げて参加してもらっているのか。地域の行事の吸い上げは地域とのコミュニケーションがないと出来ないのではないか。町内会としても学校の行事が年度当初から分かっていないと参加することができない。直前になってからの案内だと厳しい。

 

(委員) 9月の防災訓練に羽村一中に在籍している小作台の中学生40人中36人が防災訓練に参加してくれた。放水訓練等も率先してやってくれた。大人が指示を与え、もっと誉めて自信を持たせていきたいと思う。

 

(委員) 防災訓練に関して川崎東の中学生は15人おり、全員参加した。防災訓練の内容はホースを使った初期消火、三角巾を使った初期対応、AEDを使った心肺蘇生、消火栓を使った初期消火、アルファ米を炊く等に分け、女性にはアルファ米を炊いてもらい、男性はその他の項目をローテーションでやってもらった。今年も中学生の生徒は非常に良く活動してくれ、全員の前で自己紹介もしてもらい町内会ではとても高評価だった。

 

(委員) 防災訓練について昨年度は初めてで、なかなか思ったような中学生の動きが見られなかったという厳しい言葉もあり、ただ参加するだけではなく目的意識を持って参加させなければとの声があった。今年度羽村一中では防災担当の役所の職員を派遣して防災訓練の意義、災害が起こったときの話や中学生に何が求められているか等も含め事前に学習をし、目的意識を持って訓練に参加できた。また訓練後も振り返りを行い、来年度に繋がるようにしている。

 

(委員) 防災訓練については町内会と事前に打合せをしており、昨年度より上手く中学生を活用してもらえた。羽村二中では町内会会長、PTAを含めた学校との連絡会を持っている。羽村三中は町内会とこまめに連絡をとり、その際、行事に何人生徒が必要かを確認し、行事に参加させている。

 

(委員) 今週の土曜日に羽村高校で文化祭と一般公開があり、地域振興課に連絡をしポスターを町内会で回覧してもらった。また、学校評議員に町内会長の方がいるのでその方を通じて行事を教えてもらい、学校に持ち帰っている。郵便等でもかまわないので何か連絡いただければ学校の中で紹介していきたい。都立高校ではあるが、地域振興課を通じていろいろ広報活動していきたいと思う。

 

(委員) 学校評議員に町内会長の方がおり、大変お世話になっている。防災訓練に生徒が参加することは難しかった為、教員が3人参加した。花いっぱい運動や動物公園、スイミングセンターなどさまざまな行事や施設があり、日々充実した活動をさせてもらっている。

 

(委員) 羽村学の中に地域の行事に参加してほしいとあり、川崎東町内会で8月に行事を行い、その事前準備で役員の方に中学生にお手伝いをお願いしたいと話した。その際に、保護者に羽村学は知っているかと聞いたら知らなかった。行事には6人生徒が参加して、焼きそばを焼くのを手伝ってくれて非常に助かった。同じ行事の案内を学校に送ったが1つだけ返事が来なかった。参加出来なくても連絡をするようにしてほしい。

 

(委員) 生涯学習基本計画の意識調査で地域における教育力が低下しているというのが50%位ある。もう一つは、青年前期と青年後期の高校生から大学生の羽村市を担う人たちの意識が高くなく、地域社会でのボランティア活動への参加について半分程度が参加していないと回答。青年前期と青年後期の人たちが置き去りにされているのではないかと懸念している。この人たちのためにも羽村市に青年会館を作れないか。青年たちが集まって運営をし、自由に話しあえる場を作りたい。

 

(委員) 高校生にもなると生活フィールドが広がってくる。羽村市だけでなくさまざまなところで感性を磨いてもらい、将来的には羽村市に戻ってきて地域のためにそれらの力を使ってほしいと考えている。

 羽村市の中で若い力を磨いていくというのは考えていかなければと思うが、そこだけでなくいろいろなところで違った地域の人達との交流の中で自己確立をしてもらいたい。高校生・大学生に関しては見聞を広めてもらい、将来羽村市で活用できるようなルートを作っていきたい。

 

(委員) 施設はゆとろぎをはじめいろいろとある。施設を利用しながらいろいろと工夫をして使っていきたい。

 

(委員) 杉並区に高校生が運営している施設がある。今ある施設の一部の運営を任せるというのも一つの手ではないかと思う。

 

(委員) 子どもの防災意識を高める意味から、中学生以上でハグ(避難所運営ゲーム)をしたらどうか。災害発生時の子ども達の役割をいろいろと考えることができる機会になるかと思う。また、子どもの情操教育の場として、周辺に牧場も多い羽村市自然休暇村を活用し、子ども達が動物の面倒を見るなどしたらいいのではと思う。

 

(委員) ハグについては今年市の職員が災害対策本部で実施した。実際に災害が起きた場合、小中学校を避難所とするので、実際の避難所の運営をどうしていくかも各小中学校単位で組織作りをしていかなければならない。子ども達にハグをさせるかは今後の課題である。

 

(委員) 自然休暇村では小学5年生が宿泊体験学習をしている。その時にしかできない牛の乳搾りやバターなどを作って食べる等を体験させてもらっている。

 

4,閉会あいさつ

(副会長) 残暑の厳しい中お集まりいただきありがとうございます。活発な意見交換ができたと思う。子どもたちは疑似体験が多く、疑似体験によって何でも自分ができる、できた気になっているのではないかと思う。

 圧倒的に本物の体験が減ってきた中で、地区委員会や町内会で子どもたちに直接的な体験をさせてもらっている。体験の中で思いやりの心や、自分の体を安全に守っていくことも学んでいっているのではないか。

 羽村市で育つ子どもたちが体験を通じて生き抜く力を育むこと、そのことによって地域の力もより強くなっていくのではないかと感じた。そんな共通の思いを共通の課題として受けとめて、次の会に繋げていけたらと思う。本日は長時間にわたりありがとうございました。

お問い合わせ

子ども家庭部児童青少年課

電話: 042-555-1111 (児童青少年係)内線262

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