平成24年度第3回羽村市防犯、交通安全及び火災予防推進会議 会議録
日時
平成25年3月19日(火曜日)午後2時00分~午後3時30分
会場
羽村市役所 特別会議室
出席者
平辰男 下田壯 前嶋誠二郎 若松仁 北浦勝平 大森忠 小林政文
川口浩和(藤井秀秋代理) 落合功次 中島義信 森佳愛 尾部卓美
欠席者
小出治 愛甲慎二 望月光治 中野永久榮 島田悦延 武藤清美
櫻沢富士夫 関塚久夫 戸澤巌 中里國英
議題
傍聴者
なし
配布資料
・次第
・防犯カメラについて
会議の内容
(事務局)定刻になりましたので、平成24年度第3回羽村市防犯、交通安全及び火災予防推進会議を開催させていただきます。本日欠席は10名となっています。藤井推進員につきましては所用により、川口課長代理に出席していただいています。それでは推進会議に移らせていただきます。座長お願いします。
(座長)皆さんこんにちは。お忙しいところお集まりいただきありがとうございます。今年度第3回目の会議です。皆様には平成23年から2年間の任期でご協力いただきまして、ありがとうございます。平成24年度の会議は今回が最後となりますが、よろしくお願いいたします。
(事務局)傍聴についてですが、本日の傍聴人の希望はありませんでした。それでは次第の3、協議事項につきましては、座長に進行をお願いします。
(座長)羽村市における防犯、交通安全及び火災予防の最新の状況について、報告等をお願いします。最初に防犯について、福生警察署生活安全課長の小林推進員からお願いします。
(推進員)最新の犯罪の情勢について報告いたします。平成24年中の犯罪の発生状況ですが、都内での刑法犯の認知件数は約172,000件、平成23年と比べると約14,000件の減少です。犯罪抑止総合対策が平成15年にスタートしており10年連続で減少しています。戦後最大のピークは平成14年の約302,000件となっており、平成14年と平成24年を比較すると43%の減少となります。福生警察署管内では、平成24年中の刑法犯の認知件数は約2,600件、前年比626件減少です。大きな原因は自転車盗、万引きといった非侵入窃盗を中心とした窃盗犯が減少しています。羽村市内では、平成24年中刑法犯の認知件数は656件、前年比269件減少、29%の減少です。福生警察署管内と同様に、窃盗犯の減少が目立っています。また、最近特徴的なものでは、強盗の発生が多く、平成24年中は4件発生。平成25年も既に2件発生しています。1件目は1月27日の羽村動物公園付近のコンビニエンスストア、2件目が3月14日の住宅です。2件目の強盗犯は宅急便を装ってきています。他には公然わいせつ、痴漢の発生が多い傾向となっています。この公然わいせつ等については、羽村市内が多いというわけではなく、全国的に多くなっています。自転車盗については、羽村駅、小作駅付近といった多くの自転車が置いてある駐輪場からの盗難が多く、羽村市内での自転車盗難件数は267件、そのうち羽村駅付近62件、小作駅付近48件です。そして、最近困っているのが振り込め詐欺等の特殊詐欺です。平成24年中の都内の発生件数は2,774件、約81億円の被害額です。羽村市内では5件発生、被害額は約1,200万円です。現在、市と協力して撲滅に向けて取り組んでおります。平成25年は3月に振り込め詐欺が1件発生しております。平成25年2月末の羽村市内の刑法犯の発生状況は12件で、前年比25件減少しています。防犯関係は以上です。
(推進員)強盗犯はまだ捕まっていないのでしょうか。
(推進員)まだ捕まっていません。
(推進員)青パトで月に数回、市内を巡回しています。羽村駅西口の交番に毎回立ち寄っていますので、何かありましたら情報をいただければと思います。
(座長)続きまして、交通安全について、福生警察署交通課長の藤井推進員の代理で出席していただきました川口様からお願いいたします。
(推進員)3月4日付けで福生警察署交通課長代理となりました川口と申します。よろしくお願いいたします。平成24年中の都内の交通事故で亡くなられた方は183人で、戦後最小の人数を記録しました。全国の交通事故死者数は、平成元年は11,086人でしたが、平成24年は4,411人でした。平成25年の本日までの福生警察署管内の交通事故発生件数は209件、前年比17件減少しています。羽村市内での交通事故件数は37件、前年比17件減少しており、交通事故死者数0人、重傷者0人、軽傷者41人です。交通事故件数について、周辺の自治体の平成25年は前年に比べ、瑞穂町4件増加、あきる野市1件増加、福生市5件減少しています。福生警察署管内の交通事故年齢死傷者の分析をすると、当事者は25~39歳の方が63人、40代の方が54人、65歳以上の高齢者の方が33人となっています。交通安全対策としましては高齢者への注意喚起はもちろんですが、子供が当事者となることを防ぐためにスクールゾーンにおける取締り、交差点違反の取締り等の強化をしているところです。福生警察署管内では飲酒による交通事故が多く、飲酒運転に対する意識が低いと感じています。交通安全については以上です。
(座長)火災予防について、福生消防署警防課長の落合推進員からお願いいたします。
(推進員)平成24年中の福生消防署管内の火災件数は86件、羽村市内は30件で、焼損面積は580平方メートル。これは平成24年3月の工場火災による焼損面積が大きいです。救急については福生、羽村、瑞穂に続き、平成24年1月に熊川に4隊目の救急隊ができました。その関係から平成24年中の羽村の救急隊の出動は2,518件で、前年比141件減少しています。平成25年3月19日までの火災の件数は、羽村市内では自販機の火災が8件、2月に立木が1本燃えた火災がありました。また、東京消防署にはハイパーレスキュー隊がありまして、平成8年12月に多摩地区には立川市、23地区には品川区にできました。その後、渋谷区に1隊、足立区に水難救助隊を編成しましたが、今月の30日をもちまして、八王子市に新たにハイパーレスキュー隊が発隊します。このハイパーレスキュー隊は通常の救助の他に山岳救助、林野火災も対応します。火災予防については以上です。
(推進員)最近、トイレで放火がありますが、対策はありますか。
(推進員)福生消防署管内は他と比較し、放火火災の少ない地域であります。放火火災に対する防止策として管内を消防車で警戒する他、町内会長さんにゴミの出し方や、空き家の情報等お話をさせていただいております。
(推進員)灯油の入れ物を道路沿いに置いているお宅があり、灯油販売業者が灯油を入れにくるのですが、灯油の保管場所等について消防法等で規制はあるのでしょうか。
(推進員)規制はありませんが、可燃物になりますので、なるべく周りから見えないところに保管していただき、灯油販売業者が来たときに入れ物を出すのが、安全だと思います。注意喚起のみになります。
(推進員)学校の校門について、青パトで巡回していると夜間、門が開いていることがあり、開いていて良い状態なのかわからないことがあります。また、平成24年10月から、ポイ捨ての禁止・禁煙区域ができましたが、禁止区域外になるとポイ捨てや喫煙している方がいるのが見受けられます。
(事務局)1点目の学校の門の開閉についてですが、青パト隊の報告で度々門を閉めていただいているという報告があります。教育委員会へ校長会で話していただくように伝えています。
2点目のポイ捨ての禁止区域の件については、まずは禁止区域を広く周知している段階のため、禁止区域外についても市民のマナー向上に向け、広報等で周知していただくよう担当課へ伝えます。
(推進員)五ノ神会館の入口に吸殻入れがありますが、禁止区域内の会館に吸殻入れ置かれているのが疑問です。
(推進員)町内会役員会では撤去する予定となっています。喫煙所は新しく羽村駅東口ロータリーにできました。
(事務局)羽村駅東口のコンビニエンスストアにも、タバコの吸殻入れがあります。民地の中までは条例は対応できませんので、規制することができません。
(座長)次に協議事項の2、第二次羽村市防犯、交通安全及び火災予防を推進する計画についての検証ということで、事務局よりお願いいたします。
(事務局)推進計画の検証ということで、市の取組みにご報告させていただきます。推進計画の基本方針1の施策1「生活安全に関する意識の啓発」については、防犯対策といたしまして、平成24年度は振り込め詐欺の被害防止に関する啓発に特に力を入れました。振り込め詐欺の被害者は高齢者が占める割合が高いことから、平成24年12月に行われました市内の老人クラブの敬老の集いというイベントでお時間をいただきまして、プロの劇団による振り込め詐欺の防犯講話を実施し、当日は約80名の方の参加をいただきました。この実演講話式の防犯対策については、来年度もより多くの高齢者が集まるイベントでの実施を考えています。還付金詐欺対策としましては、市から還付金のお知らせをする際の封筒に、「還付金の手続きでATMを操作することはありません」といったような内容のシールを貼って注意を促しました。次に交通安全教育についてですが、小学生3年生を対象とした自転車安全教室を福生警察署のご協力をいただき毎年実施しているほか、スタントマンによる交通事故の再現を目の前で行うスケアードストレイト方式の中学生対象の交通安全教室を毎年実施しておりますが、平成24年度は高齢者にも参加していただこうということで、案内をさせていただほか、7月には高齢者向けの交通安全講習を羽村市老人クラブ連合会の理事会において約80名の方に対して実施しました。なお、この講習会には福生警察署交通課署員の方に講師としてご協力いただいています。火災予防の警戒・啓発については、年末と火災予防運動期間中以外にも年間を通して、消防団車両、市内6分団ありますが、各分団による警戒・啓発活動を実施しています。また、こうした取組みについては、さまざまな媒体を利用してお知らせしていきたいと思います。次に基本方針2の施策3「地域におけるパトロール活動の充実」、施策4の「地域における自主的な活動に対する支援」についてですが、市民生活安全パトロールをはじめ、地域での自主防犯活動が各地域で行われています。平成24年の3月には自主防犯活動の装備品の支援ということで、東京都に協力いただいて青色LED付きのベストと合図灯を町内会や地区委員会へ配布させていただきました。次に施策5「生活安全の確保のための環境整備」についてですが、忍び込みや放火などにあわないよう施設の安全確保や周辺の環境整備、例えば窓などの施錠をしっかり確認する、燃えやすいものは外に置かない、そして、暗いところに街路灯を設置したり見通しの悪い場所にカーブミラーを設置したり、交通安全施設の設置も順次進めるとともに、交通取締りの強化についても要請していきます。また、消防団のポンプ車については、車両の入れ替えを順次行っています。施策6の「学校・通学路等における安全対策の推進」については、各学校におけるセーフティ教室や市民生活安全パトロールをはじめ、PTAや各団体による登下校時の見守り活動などが行われていますが、今後もこうした活動が継続され、さらに活発になるよう取り組んでいきます。基本方針3施策7「情報伝達の仕組みづくり」については、前回の会議でご説明いたしましたが、緊急情報伝達アニュアルの作成を急ぎたいと思います。施策8「パトロール活動等の活動拠点の整備運営」は、平成22年5月に小作駅東口、翌平成23年5月には羽村駅西口にパトロールセンターを設置しました。現在、防犯活動の拠点として、「NPO法人市民パトロールセンターはむら」により運営されていますが、今後も、市内で活動する団体、防犯や交通安全、火災予防が主になりますが、それ以外のジャンルでもたくさんの団体に情報交換の場として活用していただき、横のつながりを広めていただきたいと思います。最後に、来年度予定している市の取り組みについて、ご報告いたします。お手元の資料「防犯カメラについて」をご覧ください。市では、平成25年度に小作駅東口に5台の防犯カメラの設置を予定しています。市内の犯罪発生件数は、平成14年の1,388件をピークに、平成21年には732件まで減少しましたが、平成22年から増加傾向に転じ、平成23年には925件の犯罪が発生しています。市では、市民生活安全パトロールや各団体による自主防犯活動が行われていますが、この活動に加え、犯罪が起こりにくい環境をつくり、犯罪の発生を抑止するため、防犯カメラを設置します。設置する場所は現在検討中ですが、4月12日(金)午後2時から、翌13日(土)午後7時から小作東会館で説明会を実施します。プライバシーの保護についてですが、撮影した映像はカメラ本体、あるいは、カメラのすぐ近くに設置した、施錠されたBOX内にある記録媒体に保存することとし、この映像の再生にはパスワードが必要であったり、専用の閲覧ソフトが必要になるなどの機能をもたせ、第三者が映像データを見ることができないようなシステムを採用します。撮影した映像をモニターに写し出している光景をよく見ることがありますが、小作駅東口に設置するカメラについては、モニターは一切なくすべて記録媒体に保存されるため、普段この映像が人の目にふれることはありません。設置イメージは資料の裏面をご覧ください。このカメラの運用開始は7月中に予定しています。平成27年度までの3年間に、羽村駅、小作駅の東口、西口に順次カメラを設置する予定ですが、平成26年度以降の設置場所については、今後の犯罪発生状況や要望等を考慮して検討していきます。市からは以上です。
(座長)新年度の予定も含め、事務局より説明していただきました。ご質問等はありますか。
(推進員)小作駅付近の自動車有料駐車場に防犯カメラが取り付けられているところがあるか、調査はしていますでしょうか。また、小作駅東口は電信柱が地中化しているが、どのように取り付けるのでしょうか。スーパー防犯灯という直ぐに通報できる物があるらしいですが、そのような物を取り付ける計画はありますでしょうか。
(事務局)コインパーキング等の防犯カメラ設置については、調査をしておりません。防犯カメラの取り付けについてですが、市道上の電信柱や街灯柱、また独立柱を建てて設置する予定です。また、個人宅が映像に写っているところはマスキング機能によって写らないような対策を考えています。2点目スーパー防犯灯については、現段階では考えていません。
(推進員)青パトでパトロールしていると、狭い道で両脇から植え込みが飛び出しているところがあります。車と子供がすれ違う際にぶつかりそうになってしまいます。誰が対応するものなのでしょうか。
(事務局)警察と市の道路管理者が対応することになると思います。道路標識が樹木等により隠れて見えなくなっているところに関しては、交通安全推進委員会で毎年7月に対応しています。なお、樹木等の枝を切る際は、所有者の理解を得てからになります。特にひどい場所は挙げていただければ、事務局より担当部署に連絡します。
(推進員)この推進会議では、災害時の行動マニュアル等について、話し合い等は行わないのでしょうか。
(事務局)現在、担当で羽村市地域防災計画を作成中です。平成25年度第1回目の推進会議では少しお話しをできると思います。計画を作成し、その後計画を元に実際の行動マニュアルを作成していきます。
(推進員)地域防災計画は2市1町で見直す時期となっています。平成23年3月11日の震災後、東京消防庁の重点施策が変わりまして、例として「家具転倒防止」が第一重点項目となっております。
(事務局)先ほどのポイ捨てについて追加説明させていただきます。ポイ捨てと飼い犬の糞の放置は市内全域禁止となっております。路上の喫煙は駅の周辺が禁煙地区です。条例では喫煙者のために禁止区域内に喫煙所を1箇所設けることができるとあります。
(座長)続いて協議事項3のその他ですが、推進員の皆さんが所属している団体や組織等で報告事項がございましたらお願いいたします。
(推進員)平成25年度から約500人の子供を対象に、地区委員会と学校が連携して田植えを実施します。
(推進員)自転車交通マナーについて、現在の状況等はいかがでしょうか。
(推進員)4月6日から春の全国交通安全運動が始まります。重点施策1に自転車の安全利用の推進という項目が掲げられており、現在、自転車に対する取締りを強化しています。以前は注意喚起でしたが、警告等に従わず違反を継続している者に対しては交通切符を適用する予定でいます。福生警察署管内での自転車違反の多い項目は、踏み切りの悪質危険な横断です。
(推進員)交通安全推進委員会の関係ですが、4月6日から15日の全国交通安全運動に先駆けまして、3月21日、22日に交通安全講習会を開催いたします。
(座長)以上で平成24年度第3回羽村市防犯、交通安全及び火災予防推進会議を終了させていただきます。
羽村市総務部防災安全課
電話: 042-555-1111 (防災・危機管理係)内線206 (防犯・交通安全係)内線215
ファクス: 042-554-2921
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