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平成25年度第1回羽村市文化財保護審議会会議録

[2013年8月14日]

平成25年度第1回羽村市文化財保護審議会会議録

日時

平成25年5月16日(木) 午後2時00分~午後3時55分

会場

羽村市生涯学習センターゆとろぎ 特別会議室

出席者

委 員
白井裕泰会長、坂上洋之副会長、和田 哲委員、坂詰智美委員、金子 淳委員、島田秀男委員、畔上直樹委員

欠席者

なし

議題

  1. あいさつ
  2. 平成24年度第4回会議要旨の確認について
  3. 平成25年度文化財保護事業計画について
  4. 一本杉伐採に伴う説明板の見直しについて
  5. 「羽村市史」編さん事業について
  6. その他

傍聴者

なし

配布資料

  • 平成25年度 第1回羽村市文化財保護審議会 次第
  • 平成25年度 文化財保護事業計画
  • 大正土手及び一本杉に関する説明板


会議の内容

1.あいさつ

(生涯学習総務課長)こんにちは。今年度も文化財保護審議会の運営につきましてご協力頂きたいと思います。また、今年度から市史編さん事業が始まります。委員にはさまざまな形で力をお借りすることがあると思いますので、是非ご配慮頂ければと思います。よろしくお願いします。

(会長)最近の出来事で世界遺産に富士山が登録推薦されたが、鎌倉が登録推薦から外れたという事は誠に残念です。
 本日もよろしくお願いします。


2.平成24年度第4回会議要旨の確認について

(会長)訂正などはあるか。

(各委員)特になし

(会長)原案のとおり承認とする。


3.平成25年度文化財保護事業計画について

(会長)次に「平成25年度文化財保護事業計画について」を議題とする。事務局から説明をお願いする。

(別紙「平成25年度 文化財保護事業計画」により説明)


(会長)何か質問、意見などはあるか。

(委員)文化財説明板の改修予定はないとのことだが、実際に見づらいものはないのか。

(事務局)説明板の改修については、数年前に優先順位をつけて管理している。市の財政状況などの問題もあるが、文字が読めなくなったものや文言の修正が必要になった場合には、その都度、改修していきたい。

(委員)できれば毎年少しずつでも改修していただきたい。

(委員)今年は羽村駅西口土地区画整理事業地内の試掘調査を実施するということだが、昨年度の試掘調査や立会調査は何件あったか。

(事務局)昨年度は、試掘調査が0件、立会調査が2件であった。立会調査の内容は、個人住宅の建て替えである。

(委員)調査場所は決まっているのか。

(事務局)予算の関係もあるので試掘箇所は、2、3ヶ所になると思う。所管部署と調整を図り、先行取得地の中で効率的に行いたいと考える。

(会長)試掘箇所が2、3ヶ所ではデータ不足ではないか。有効に実施していただきたい。
 他にないか。

(委員)郷土誌フェアの会場についてだが、現在の会場よりも駅から近いなど、交通の便が良い場所になれば、集客も増えるのではないか。

(事務局)郷土誌フェアについては、東京都市社会教育課長会文化財部会長の狛江市が、今後の方向性や会場を含めたアンケート調査を行うので、その旨を回答したい。結果については報告させていただく。

(会長)他に質問はあるか。

(委員)阿蘇神社のエンジンポンプの不具合は、耐用年数の問題なのか。

(事務局)経年劣化の範囲だと考える。エンジンの起動に支障が出たということである。

(委員)定期的にエンジンは動かしていたのか。

(事務局)消防訓練を実施し、作動確認を行っている。

(会長)他にあるか。

(委員)出土文化財の管理の件で、以前、保管倉庫に年間数百万円の経費がかかるため、倉庫を探すという説明があったと思うが、その後どうなったのか。

(事務局)一昨年の説明だと思われる。平成24年3月31日をもって、民間の倉庫の借り上げは打ち切った。現在は、教育委員会施設に保管している。

(委員)シルバー人材センターには保管していないのか。

(事務局)シルバー人材センターでも保管している。この場所も併せて、新たな場所を考えていかなければいけない。どちらも基礎整理は終わっているので、今後、新たな場所が見つかれば、有効的な活用ができるような保管になるかと思う。

(委員)教育委員会施設とシルバー人材センター分室を使用しているということか。

(事務局)そのとおりである。他に郷土博物館の収蔵庫も使用している。

(会長)資料中(8)、(9)について詳しい説明を求める。

(事務局)(8)の説明をさせていただく。羽村市では、国の史跡として玉川上水、東京都指定文化財はケヤキ、シイとまいまいず井戸、これに関する軽微な現状変更、基本的に土地を掘り返さないなどで保存に大きな影響を及ぼさないようなものについては、市で許可・不許可が出せるという規定になっている。文化財保護審議会にも諮りながら、処理をしていくこととなる。
 (9)は、東京都教育委員会に提出する文化財に関する届出書類などは、東京都文化財保護条例において、まず羽村市で受理し、東京都に提出する際には、意見具申という形で市の意見をつけて処理すると規定されており、これに基づき行っている。
例えば、シイの木が折れた場合、き損届けを提出することとなるが、阿蘇神社から直接東京都へ提出するのではなく、東京都教育委員会宛の書類を羽村市教育委員会が受理し、これに羽村市教育委員会としての意見をつけ、東京都教育委員会に提出する。その後、東京都教育委員会では、羽村市と阿蘇神社に指示・指導を行うという事務の流れである。

(委員)軽微な現状変更は、市で処理ができるということだが、軽微というのはどのように判断するのか。

(事務局)軽微とは、文化財保護法、東京都文化財保護条例それぞれの施行令・施行規則で例示されており、これに該当するものとなる。
具体的には、仮設工作物の設置、既埋設の横断管などの撤去といったものに関しては、市の教育委員会で判断ができる。それ以外の物に関しては、国の文化財は文化庁、都の文化財は東京都教育委員会の許可権限となる。

(委員)例えば枝を一本切るとなったら、市で判断して処理ができるのか。

(事務局)その理由と規模による。以前、東京都の補助金を受けてケヤキの大手術を行ったときには、現状変更の届出を東京都に提出している。
また、歩道の設置に関しては、工事を実際に担当する建設事務所から羽村市教育委員会を通じて東京都へ現状変更の届出が提出されている。このような内容になると東京都に届け出ることとなる。
それ以外の本当に軽微なもの、例えば、国の文化財で言うと玉川上水の欄干の塗り替えは軽微な現状変更という事で、羽村市の許可権限になる。

(委員)電線に架かって危険なので、枝を切るというのも許可が要るのか。

(事務局)それは通常の維持管理の範囲というところで、許可も届出も要らない事例である。

(委員)枝の根元から切るとなるとどうか。その辺の判断はどうするのか。

(事務局)おそらく市の判断になると思う。通常の維持管理の範囲と判断すれば届出は不要である。

(委員)その際には文化財保護審議会への報告はないのか。

(事務局)報告の義務はないが、文化財保護審議会の開催と管理者・所有者からの届出のスケジュールのタイミングが合えば事前に報告するが、タイミングが合わない場合は事務局で先決し、文化財保護審議会へは事後報告とする。

(会長)他にあるか。

(事務局)東京都市社会教育課長会文化財部会の下に埋蔵文化財担当者連絡会があり、年2回担当者が集まって情報交換を行っている。今年度当番市の八王子市から、年1回、区部と市部で交互に開催されている遺跡発表会のような報告会を、秋以降に八王子市で開催する旨の提案があった。また情報が入り次第、この場で報告したい。


4.一本杉伐採に伴う説明板の見直しについて

(会長)次に「一本杉伐採に伴う説明板の見直しについて」を議題とする。事務局から説明をお願いする。

(別紙「大正土手及び一本杉に関する説明板」により説明)

(会長)何か質問、意見などはあるか。

(委員)切り株は残すのか、抜根するのか。

(事務局)抜根せず、切り株にプラスチックみたいなものを被せて保存する考えでいる。

(委員)大正時代の遺構みたいなものは残っているのか。

(事務局)資料の写真に写っているような石碑がある。

(委員)石垣みたいなものは残っているのか。全部コンクリートになってしまったのか。

(事務局)全てがコンクリートではない。
郷土博物館にある水道拡張工事の資料の中に、土手が作られたいきさつについての記述がある。

(委員)平成6年の工事は、表面だけだったのか。石垣をコンクリートに換えたのか。高さ、かさ上げ、幅の変更はあったのか。

(事務局)高さや幅は基本的には変わっていないと思う。

(委員)大正土手という名前の由来は分かっているのか。

(事務局)大正時代に作られたということである。

(委員)由来などがどこかに書かれていないのか。

(委員)説明板に記述されているだけだと思われる。

(事務局)平成6年の工事に伴い、石碑の場所も変わっている。

(委員)そもそもこの説明板を立てた時にどういう議論がされたのか。

(事務局)昭和50年代、文化財保護審議会でリストアップした説明板にはこういった名所・旧跡的なものも含まれていた。大正土手・一本杉は、名所としてリストアップされたのではないかと思う。
現在の説明板は、平成7年に見直されたものである。

(委員)当初造った時には大正土手であったが、平成6年に改修工事を行った結果、景観も大正土手には見えなくなってしまった。

(委員)そういう実態を踏まえ、大正土手という名前を残すのかという事である。

(委員)説明板を見直すのであれば、「大正土手と呼ばれていた」とか「旧大正土手」といった記述にしないと正確ではない。

(事務局)説明板を撤去するというのも一つの案である。

(委員)これまでどおり、大正土手と一本杉を1枚にまとめ、一本杉跡地に設置し、その説明板の中で「かつては大正土手と呼ばれていた」というような文言を入れて大正土手という名称を残すということでもいいのではないか。

(委員)石碑に大正土手とは記載していないのか。

(事務局)「西多摩村史」に記載してあったと思う。

(事務局)石碑の説明板に変えるのも一つの考えである。

(委員)説明板を設置するにしても昔の旧跡にとどめ、「かつて大正土手があった」くらいの記述でいいのではないか。

(事務局)まず、既存の説明板を外し、一本杉の跡地に、内容を見直した新たなもの設置し、大正土手については、石碑も含めて調べたうえで、内容を見直し、今あるところに付け替えることで良いか。

(委員)内容の見直しを行うにあたって、大正土手はどうするのか。

(事務局)大正土手に関する石碑であれば触れることとなる。

(委員)それで良いのではないか。

(会長)2つの意見があった。1つは、撤去してしまうということ。もう1つは、石碑の説明の中で、大正土手という名称を残すというものである。どちらがいいと思うか。

(委員)そこに石碑があるかぎり、この石碑は何だという疑問は生じるので、石碑の説明をし、その中に大正土手という名称を入れるのが良いのではないか。

(会長)それでは、石碑の説明をする中で、大正土手の名称を入れることとし、内容については、説明板を作成する時に再審議とする。

(委員)(一同了承)

(会長)一本杉はどうするか。

(委員)説明板に写真を付ければ、その写真を見れば大体の様子はわかると思うが、正確でなくても樹高の掲載があった方が良いのではないか。

(事務局)推測であるが、約25メートルかと思う。改めて確認する。

(委員)樹齢は伐採後にわかるのか。

(事務局)資料に記載した樹齢170年とは、樹木医の診断を元にした。

(委員)「対岸の丸山から狐火が飛んだ」とは、何を意味しているのか。

(事務局)以前、公民館で行った調査で、証言があったと思われる。
~出典資料について事務局において調査~

(委員)一本杉との関連性がわからない。

(事務局)「対岸の丸山から狐火が飛ぶなどの伝説が残される」を取り、「一本杉という名があり、古くから地域のシンボル的な存在として親しまれてきた」にしてはいかがか。

(委員)事実無根なら削除した方が良いが、言い伝えがあるなら残した方が良いのではないか。

(委員)では、事務局に調べてもらい、根拠がわからなければ削除、わかればそれにあった文言に見直すことでいかがか。

(事務局)狐火のことについては確認する。

(委員)文書中「伐採しました」の後に「この杉の樹高は約25メートル、樹齢は約170年(推定)」としてはどうか。

(事務局)「170年(推定)」という記載で良いか。

(委員)「推定されています」が良いのではないか。

(委員)伐採してなくなったものに対しては、「されています」ではなく、「推定」ではないか。

(委員)「推定170年」ではどうか。

(会長)では、「一本杉は樹高約25メートル、樹齢は推定170年でした」で良いか。

(委員)その前の、「一本杉は、」が主語で、述語が「伐採しました。」は、一本杉が伐採した感じになってしまう。

(委員)「『枯死』したため、」とすれば、主語が省略されていても良いのではないか。

(会長)では「『枯死』したため」とする。


5.「羽村市史」編さん事業について

(会長)次に「『羽村市史』編さん事業について」を議題とする。事務局から説明をお願いする。

(事務局)平成25年4月1日の組織改正で生涯学習総務課に市史編さん担当ができ、作業を進めているところであるが、まだ、アウトラインを示せる状況ではない。資料が整い次第、改めて説明させていただく。
市史編さん作業を進めていく上では、文化財保護審議会にお願いすることや個々の先生方にお願いすることが出てくること多々あると思われるので、協力をお願いしたい。


6.その他

(会長)次回の日程を決めたい。事務局より日程案をお願いする。

(事務局)年間の予定では、あと7、11、3月の3回である。次回は、7月11日でいかがか。

(会長)協議の結果、7月11日(木)とする。
他になければ、これをもって会議を終了とする。

お問い合わせ

教育委員会 生涯学習部郷土博物館

電話: 042-558-2561

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