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平成24年度第2回羽村市青少年問題協議会会議録

[2013年9月10日]

平成24年度第2回羽村市青少年問題協議会会議録

日時

平成25年3月15日(水) 午後2時~午後4時30分

会場

市役所4階特別会議室

出席者

会長:並木 心、副会長:島田哲一郎、委員:富永訓正、小宮國暉、川崎明夫、北村 健、角野征大、森渕十悟、磯部 篤、大浦俊哉、坂井美惠子、愛甲慎二、吉永 功、山下忠義、若松 仁、森田多美子、山下國次、和田 豊、北浦勝平、宮崎長寿、井上雅彦、小林理人、並木 勲

欠席者

山口真佐子、三田崎純子、雨倉壽男

議題

  1. 開会あいさつ
  2. 羽村市における青少年の現状などについて
  3. テーマ:「子どもたちと地域防災 パート2」
  4. 閉会あいさつ

傍聴者

0人

配布資料

  1. 青少年問題協議会委員名簿・席次表
  2. 青少年問題協議会次第
  3. 地方青少年問題協議会法
  4. 羽村市青少年問題協議会条例
  5. 羽村市小中一貫教育リーフレット
  6. 羽村市消防団について
  7. 地域を知り地域に貢献できる人材を育てる羽村学(郷土学習)

内容

1,会長あいさつ 

 本日は大変お忙しい中、青少年問題協議会にご出席いただきまして、誠にありがとうございます。日頃より、市の行政運営につきまして、ご理解とご協力をいただき、深く感謝申し上げます。

 青少年問題協議会は、地方青少年問題協議会法の規定に基づき、市が羽村市青少年問題協議会条例を定め、市長の付属機関として設置している協議会で、青少年の指導、育成、保護及び矯正に関する総合的施策について、審議するとともに関係機関相互の連絡調整を図ることを目的としております。

 本日、新たに委員をお願いいたしました方々には、快くご承諾いただきましたことに感謝申し上げます。また、従前より委員をお受けいただいております皆様方には、大変なご尽力をいただいておりますことを、併せてお礼を申し上げます。

 さて、本日の協議会では、「子どもと地域防災 パート2」をテーマとして取り上げさせていただいております。大津波と原発事故による未曾有の大災害となった東日本大震災から2年が経過しました。改めまして、犠牲になられた方々へ、深く哀悼の意を表しますとともに、今なお、避難生活を余儀なくされている方々が、一日も早く帰郷できる日がくることをお祈りいたします。

 このたびの大震災において、私たちは災害に関し、日ごろの避難訓練と防災教育がいかに大切であるかを学びました。いわゆる、備えあれば憂いなしという、馴染み深いことわざが持つ意味合いを見つめ直し、文字通り、「備え」に対する意識を高めていかなければならないと考えます。

 昨年度の第1回青少年問題協議会では、「子どもたちと地域防災」を取り上げ、地域での、子どもたちの防災への意識付けや役割について、皆様方にご協議していただきました。今回は、パート2ということで、その後、どのように取り組みは進んでいるかの報告もしていただきたいと存じます。

 本日ご出席の皆様は、それぞれの立場で、各団体や関係機関に所属しておられ、青少年健全育成の第一線でご活躍され、この体験活動につきましても、多くの実践をされている方々であります。活発なご意見をいただきますようお願い申し上げまして、冒頭の挨拶とさせていただきます。

 

 

2,羽村市における青少年の現状などについて 

(1)(教育委員会) 青少年の健全育成に関して3点報告がある。1点目にいじめに関して今年度大きな事故があった関係で市内の小中学校で毎月いじめの調査を実施している。今までは先生方からのみのいじめの件数の報告を受けていたが、子どもたちからも意見をもらうようにし、いじめを発見する為のアンテナを高く張るようにした。

 その結果、小・中学校ともいじめの認知件数は増えたが、良いことだと思っている。認知した中で何件が解消したかも報告してもらっており、解消の件数も月を追って増えてきている。先生方がチームを組んでいじめ解消に取り組んでいるというのが、今の羽村市の学校の状況といえる。

 2点目に不登校に関して、相変わらず都と比較して出現率が高い。その中でも、家庭的な背景に問題がある子どもが多い。学校の努力だけでは解消できない事案が多い。

 嬉しいことが1つあり、中学校1年生の出現率が昨年に比べて大きく下がり、これは羽村市で取り組んでいる小中一貫教育の大きな成果だと考えている。

 3点目に生活指導上の課題として、不登校と同じく家庭的な背景に問題を抱える子どもが問題を起こすという事例が特に中学生で増えている。そういった子どもたちへの指導も学校だけでは難しく、警察と連携しながら解決に取り組んでいる。

 配布資料の小中一貫教育のリーフレットを見てもらうとそれぞれの校区ごとの取り組みが掲載されている。どの地区も生活指導を小中一貫教育の取り組みとしてあげている。このような取り組みが今後羽村市の子どもたちの健全育成に成果として現れてくるのではないかと期待している。

 

(2)(小学校) 小学校では大きな問題も無く、年度末を迎えた。本校でもいじめに関して、子どもがいじめられたと言えば全て報告しているため、認知件数が増えた。子どもたちの声はさまざまで、何でも書いていいと言ったら先生に対する意見なども多く見られ、大変興味深かった。

 現在小学校ではアレルギーの子どもが増えている。調布市でアナフィラキシーショックで亡くなった子どもがいたが、市内でも4校でエピペンを持って登校している子どもがいる。食物アレルギーで食べられない食材がある子どもの給食は、先生を始め子どもたちも食べられない食材が入っていないか注意するようにしている。

 どの学校でも共通しているのは、親の問題が子どもの問題となっている。家庭不和で子どもが不登校になったり、ネグレクトで子どもが朝ごはんを食べてこなかったりする。特別支援を必要とする子どもたちには校内で研修を行い、別会議を開き対応に取り組んでいる。

 

(3)(中学校) 全ての中学校で落ち着いて授業を行うことができている。その中でも小さな問題はたくさんあり、いじめの認知数として上がってくる数も少なくはない。ほんのちょっとしたいじめから、なかなか解決しないものまでさまざま。

 ただ、いじめの問題でも子ども同士は解決に向かっていても、親同士が解決を妨げるというケースも多くなっている。子どもだけの理解ではなく、保護者の理解も得られないと解決できないようになってきているのが現状。不登校の出現率に関しては、友達とのすれ違い、朝起こしてもらえないなどでだんだん学校から遠のいていくというケースがある。

 今、中学校では、インターネットやスマートフォンでのLINEが一番問題になっている。ネットワークが非常に広く、福生市、瑞穂町、羽村市、八王子市などがつながっていて、家出をすると泊めてもらえるところはどことかいう情報が共有されている。

 また、LINEでグループに招待する・しない、悪口を書いた・書かないでもめたりしている。学校のグループの中で仲間割れがあったり、学校間での誹謗・中傷があったりと大きな問題になりそうになったこともあり、今一番解決しづらい課題だと思う。

 

(4)(都立羽村高など学校) 始めに、本校は都立高校として羽村市のさまざまなバックアップをもらい成り立っており、さまざまな施設を始め、人的なバックアップももらい大変感謝している。こちらからも部活動で市の行事に参加させてもらったり、今後とも連携を取っていきたい。

 生徒の様子としては部活動に力を入れており、今年は陸上部が関東大会に出場し、都でベスト16以内の部活もかなり出てきた。今後も部活動に力を入れ、同様に学校行事にも力を入れていきたい。

 1学期は落ち着かない部分もあったが、教職員のほうで指導に力を入れ、2学期3学期は落ち着いてきた。いじめや部活動における体罰の調査を教職員・生徒に取ったが幸い大きなことはなかった。

 地域の関係でいうと、自転車の事故があり、近隣の方から連絡があった場合、すぐに教職員が現場に駆けつけるようにしている。その都度生徒にも指導をしており、今後も工夫しながら生徒に乗り方などの指導をしていきたい。身だしなみの指導を来年度に向けて、さらに力を入れていきたい。

 

(5)(都立特別支援学校) 欠席

 

(6)(福生警察署) 昨日の午後7時頃に富士見平2丁目であった強盗について、なぜここの家が狙われたかは分かっておらず、捜査本部を立ち上げ現在調査をしている。

 羽村市の犯罪発生状況について、23年度中の刑法犯については925件であったところ、昨年24年度中は656件と大きく減少しており、皆さんの日頃の活動のおかげと思っている。特に窃盗犯が大きく減少している。羽村市における青少年の犯罪・補導については、都内・管内・羽村市いずれにしても減少している。24年度中に羽村市内に居住し非行少年として検挙・補導されたのは福生警察署館内で検挙・補導した約15%にあたる42人。これは一昨年と比較すると66人減っている。非常に大きく減少している。管内の3市1町の中では瑞穂町に次いで少ない数となっている。

 しかし、24年度中に羽村市内で羽村市に居住している・していないに関わらず、不良行為少年として補導した件数は全体の約41%で350件。この数は3市1町の中で最も多い数字となっている。このうち最も多いのが深夜徘徊で275件、喫煙の59件という順になっている。

 次に少年を取り巻く環境について、不審者情報と呼んでいる事件、主に強制わいせつ・痴漢・公然わいせつ・声かけといったものの統計を取っている。

 福生管内では昨年中、306件発生し、羽村市内ではその中の約26%にあたる79件発生している。公然わいせつや痴漢が市内に満遍なく発生している。79件という数は3市1町の中であきる野市に次いで、多い数となる。このうち公然わいせつが最も多く51件となっている。特に公然わいせつ、痴漢に関しては予防・検挙に力を入れているが、なかなか発生が少なくならないという現状がある。これからも青少年を取り巻く環境の整備や補導に力を入れていきたい。

 

(7)(立川児童相談所) 管内11市町村の24年度の全体の相談総数は986件あり、そのうち虐待相談が214件、非行相談は82件、その他養育困難などの相談が690件と例年通りの相談件数となっている。

 羽村市に関しては、昨年よりかなりさまざまなケースの相談が減ってきている。子どもにとって安定している状況となっている。24年度の虐待相談が16件、保育困難が14件、非行が5件、育成相談が1件、障害相談が37件で、合計73件の相談があった。昨年は虐待が20件を越えていたが、24年度は1月2月に虐待の相談が1件も無く、このまま3月後半も相談が無ければ、昨年度に比べだいぶ減少していることとなる。

 アレルギーに関しては児童相談所でも子供を保護した時に確認をするが、聞き取りが難しく、以前横浜の保護施設で預かった子どもがかまぼこを食べてショック死をしたということがあった。これは職員がかまぼこの中に卵が入っていたのを見落としており、昨年裁判で結審したが、損害賠償5000万という判決が出た。緊急保護した時に子どもに食べさせるものには最新の注意をはらうようにしており、各機関で子どものアレルギーの情報を把握している場合は、情報を共有させてもらうと大変助かる。

 都の全体では24年度に4244件の虐待相談があり、少し数字が落ちてきている。各市町村の子ども家庭支援センターが頑張っており、そこでのアセスメントで児童相談所へ措置をしなくても、地域で解決しているケースも増えてきている。ただ親の精神疾患もかなり増えており、ネグレクト家庭で育った子どもは小学校に入った頃からさまざまな問題が出てくる。これも早期発見、早期解決で乳幼児期の段階で素早い対応を取っていく必要があり、ぜひ地域のみなさまの力をお貸しいただきたいと考えている。

 

(8)(青少年育成委員会) 青少年育成委員会は7班に分かれて、週に1回パトロールをしている。公園、コンビニ、ゲームセンターやカラオケなどを回っている。羽村市内には青少年育成員会やパトロールセンターの青パトがパトロールをし、学校安全協議会が子どもたちの登下校の指導をしている。

 市内の不健全図書について、昨日東京都の青少年健全育成協力員の講習会に参加していきた。市内には本屋が3店舗あるが、3店舗ともに協力的で不健全図書をあまり置いていない。東京都全体で協力員は1,000人近くおり、都全体の傾向としても前都知事が不健全図書に関する条例を作った効果もあり、不健全図書は減ってきているとのこと。不健全図書が子どもたちの目に触れないような環境が整ってきている。講演会の後半で児童ポルノについて話があり、児童ポルノの被害が多く、子どもの人権侵害になっているとのこと。ネット上に1度掲載されてしまうと、完全に消すことは不可能であり、取り返しのつかないことになる。

 東京都の薬物乱用防止推進協議会の役員をしており、瑞穂町と福生市と羽村市でチームとなっている。その講習会で脱法ハーブの話があり、福生署管内で5件あり、そのうち3件が羽村市ということで驚いた。取引はインターネットで行われ、実際の取引はコンビニの駐車場が使われることが多いとのこと。NPO法人の東京ダルクという過去に薬物を使用し、薬物から立ち直った方が活動している団体があり、その方は小学生の頃、家庭貧困で父親が失業し、中学校で転校した先でいじめにあい、自分の身を守る為にいじめをしている集団に入り、その仲間が吸っていたシンナーを一緒に吸い始めた。それが段々薬物依存になっていく。薬物が絶対ダメということはみんな知っているが、さまざまな状況があり、手を出してしまう。

 ゲームセンターをパトロールしていると、子どもたちの姿はあまりなく、高齢の方の姿がよくみられる。パチンコより安く楽しめるとのことで、集まっている。市内のレンタルビデオ店には若い大人が多く、若い大人の居場所が無くそういったところに集まっている様子。インターネットカフェが羽村市に1店舗でき、そこにもそういった人たちが多く集まっている。

 児童・生徒は学校の先生達のおかげで問題はないが、市内にいる若い大人たちが問題なのかなと考えている。

 

質疑・応答など 

 

(委員) 薬物乱用についての話があったが、市内ではこうした件数は何件ぐらいあり、増えているのか、減っているのか教えてほしい。

 

(委員) 24年度中に脱法ハーブを吸って病院に行った件数が3件あり、現実にシンナー遊びといったものは全く途絶えている。羽村市内で少年が薬物などで問題になっているということは無い。

 

(委員) 薬物などの検挙は無いということですか。

 

(委員) 少年に関してはありません。

 

(委員) 不登校の子どもで親に問題がある場合対応が難しいとは思うが、どのような取り組みや対応が必要なのか。

 

(委員) 中学校では、まず子どもとじっくり話をし、背景の課題を解決するように働きかけていく。ただ、子どもは話をしたらすっきりするのかといったらそうではなく、根深いものがあり、なかなか学校に足が向かない。別室登校や保健室に顔を出してもらい、教室に戻す努力をしている。

 それも厳しい場合、ハーモニースクールや教育相談室へ繋げたり、学校へ毎週来ているスクールカウンセラーに話を聞いてもらい、特別支援コーディネーターにアドバイスをもらったりする。子ども家庭支援センターの方から家庭を訪問してもらったり、相談員を派遣し相談にのってもらうなど、1つの方法では解決まで導けないので2つ3つをさまざまな方法でケースバイケースで取り組んでいる。

 自分に自信が無い、目的が無いという子どもがなかなか学校に復帰できないというのが現状。話をしながら自分に自信を持たせて教室復帰を目指す取り組みをしている。

 

(委員) アレルギーの問題は悩ましい問題である。6年ほど前に松本市のアレルギー対策の給食システムが進んでいるため見学に行った。アレルギーの子どもの給食は何万食と作るラインとは全く別でアレルギーの子ども用の給食を作っている。1人の子どものアレルギーの情報を医者・学校・給食センターと各機関が共有している。現在の羽村の給食のアレルギー対策はどうなっているのか。

 

(委員) 給食センターで考えていることは、卵を除いた給食を提供できるように準備を進めている。作ることはできても、学校が子どもに配食するという課題があり、調布市の事故では配食の時点で問題があった。作ることはできても、子どもの口に入るまでのさまざまな面での配慮が必要になるのではないかと思っている。

 今のところは、子どもの口にアレルギー源が入らないよう、例えば給食センターからアレルギーの子ども専用の献立表を配布してそれを見ながら、自分が反応を起こしてしまうものを食べないという家庭での努力、学校の方でも与えない努力を徹底して行っている。

 

(委員) 4月の入学式前に保健室で保護者が持ってきたエピペンを使い、打ち方の講習会をした。

 第1回目には保護者と子どもも参加し、全職員でこの子どもがアレルギーを持っているんだということを確認した。アレルギー源を口に入れないための工夫として、まず保護者の方で給食センターから配布される献立表をチェックし、食べられないものをカードにして子どもにもたせる。担任は教室にその子ども用の掲示板を作っておき、子どもが来たらそこにカードをかけるようになっている。誰が見ても、今日これを除去して食べなければいけないということがわかるようになっている。来年度も講習会を実施することにしている。

 

(委員) 非行やいじめの原因は、ほぼ家庭にあると思う。今現在、児童相談所と学校と警察がどういった形で連携しているか教えてほしい。

 

(委員) 福生警察には何かあるたびに相談に行く。児童相談所にも担当者の方に何回も来てもらい、相談している。立川児童相談所の出張窓口として子ども家庭支援センターがあるので、子ども家庭支援センターに相談をすれば自動的に立川児童相談所に連絡が行くようになっている。

 14歳未満の場合、保護者が引き取りを断れば児童相談所へ行く。少年が家庭で困っているときは立川と八王子に少年センターがあるので、そこにも相談に行く。ケース会議を開くときは児童相談所、家庭支援センター、教育相談員や西多摩保健所から来てもらうこともある。

 

(委員) 健全育成に関して非行に走る前の対策はどうしたらいいのか。

 

(委員) 学校地域支援本部事業の委員をしているが、今の30代40代は親になる教育を受けていない。そういう親たちに関して何か対策を考えてみようと取組みを始めている。

 学校地域支援本部事業はPTAとの横の連携が取れておらず、他校の状況もよく分からずとまどっている。ぜひ参事に連携を取ってもらい、役員になった私達にも教育をしてほしい。

 羽村市では生まれたばかりの赤ちゃんに関してはさまざまな講座や教育があるが、成長した大人への教育が無い。実際講座があっても共働きで行く暇がないと言う。

 

(委員) 非行の関係で少年院に送致された子どもの約7割が過去に虐待を受けている。子どもの自己肯定感が低く、怒るスキルの低い親が怒り、ほめることができない。

 そういった親にはなるべく子どもをほめるようにし、子どもの良いところを見るようにしてほしいと言っている。不登校などが起こるとなぜ学校に行かないと怒って殴り、子どもは家に居場所がなくなると夜徘徊し、おなかがすくから万引きをすると悪いほうのスパイラルへ入ってしまう。

 しばらく考えてなぜ行かないか教えて、などもう少し大人に余裕が持てれば、子どもが家に居場所をなくすこともない。家庭でもう少し話し合う環境ができてくれば違ってくる。

 よく私達は非行の行の字を幸せに変えてください、と言う。「非幸」この子は幸せが無かったから、非行に走ってしまった。だから、これからは子どものいいところをみて誉めて、自己肯定感を持てるようにしていかなければならない。

 ネグレクトを受けた子どもは誰からも愛されていないため、暴力的な行為に走りやすい。ゲームなどバーチャルな世界で遊ぶ子どもが多く、五感を使うことが無い為、五感を使って人とコミュニケーションをとることが苦手な子どもが多く、ソーシャルスキルの低い子どもが多い。

 親が乳幼児期に子どもに愛情をそそがないと愛着障害を起こし、小学生になると問題が出てくる。できるだけ早く愛着障害に対応してあげないと、非行に走ってしまう。乳幼児期の養育がいかに大事かをもう少し保健の分野で教えてもらえればと思う。

 

 

―休憩―

 


 

3, テーマ:「子どもたちと地域防災 パート2」 

(委員)教育委員会では防災教育に力を入れている。小中学生に対して羽村市の中で震災が起こった際に、その中で生きていくすべを身に付けさせなくてはならない。町内会でも子どもたちに積極的にご指導いただいている。特に中学生が地域の防災にどう携わっていくのか、いざという時には被災地の話からも中学生は非常に戦力になると聞く。授業の一環で中学生には市の防災訓練に参加するようにしている。

 今の子どもたちに防災に対する認識をどう深めていくか、教育委員会として団長の話を聞きながら防災教育に取り組んでいきたい。

(1)(羽村市消防団団長) 羽村市消防団について資料1をご覧いただきたい。まず、羽村市消防団の概要ですが、現在6個分団188名が在籍し、内女性団員が6名おり、日頃から火災出動をはじめ、台風などの警戒や広報活動のほか、さまざまな訓練や各専門分野の講師の方を迎えた研修会など、地域の安全安心のために消防技術・知識の向上に努めている。

 東日本大震災以降、児童・生徒の防災教育の重要性が高まっており、消防団としても児童・生徒に対して、各行事などへの交流や訓練での更なる指導を実施していきたいと考えている。ぜひ、地域の一員である消防団として、防災教育に対して全面的に協力していきたい。一例を上げると、はむら夏まつりでは、第2分団が羽村駅東口のロータリーにポンプ車を展示するとともに、福生消防署と連携し、子供用消防服を用意している。これは、子どもたちや保護者にも好評であり、例年多くの子どもたちが防火服を着て、車両の前で記念撮影をし、大変好評を得ている。今後も、出初式やポンプ操法訓練などの各種行事を機に実践的なPRを実施し、児童・生徒に消防団に対する関心を持っていただくような、防災意識の向上を図っていきたいと思っている。

 また、災害時には、児童・生徒が適切な行動を取れるよう防災訓練などを通じて数々の実践的な指導も行っており、毎年実施している総合防災訓練では、地域に密着した消防団員として、すべての訓練会場へ団員を配置し、子どもたちを含む住民に初期消火訓練や応急救護訓練を実施している。さらに各町内会などで行われる地域での防災訓練へも積極的に参加し、訓練の手伝いを行なっている。

 特に、昨年の防災訓練では、メイン会場の西小学校において、初めて全児童が訓練に参加したこともあり、多くの子どもたちに訓練を指導させていただいた。小学生低学年に対しては、地震発生時には机の下にもぐることや、火災時には煙を吸わないようにすることなど、自分の身の安全を守れるよう指導し、高学年に対しては、自助だけでなく、消火器による初期消火や応急手当など、共助としての訓練も実施した。その様子については、別添の写真にあるように、児童達は、訓練開始から終了までの約三時間の間、緊張感を持ってだらけることなく、参加してくれた。

 児童・生徒は、自分で興味がある訓練などには、自発的に参加する意思がはぐくまれ、これからの児童・生徒への防災教育の訓練のあり方などのヒントがあったように思う。低学年でも興味を持って参加することであれば、いくらでも児童に対して防災教育が図れると強く感じた。児童・生徒に感想を聞いたところ、「火事や地震のときは、しゃがんで煙をよけることが勉強になった」、「地震の時には、今日やったことみたいにやりたい」。保護者からの意見は、「児童・生徒や自主防災組織、学校を含めたさまざまな団体での一体的な訓練により、それぞれとの連携があり、非常に価値がある訓練でよかった」などの意見があり、消防団としても児童生徒を含めた一体的な訓練は、非常に有意義であったと感じている。

 更に、近年の防災訓練では毎年、中学校二年生が積極的に参加していただいており、AEDを使った心肺蘇生など、より実践的な訓練も実施している。団員の中に「応急手当普及員」という、心肺蘇生法やAEDの使い方を指導するための資格を持つ者がおり、指導に当たっている。中学生においては要援護者の確認や避難所設営などさまざまな訓練を行うなど、地域防災の担い手として期待が高まっており、今後も消防団としても中学生に対する防災教育に貢献したいと考えている。

 最後になりますが、消防団は消防署とは違い、地域の一員としてやらなければならない事がある。今後も、「自分たちのまちは自分たちで守る」という精神を「今の子どもたちにも持ってほしい」との願いをさまざまな活動を通じ、児童・生徒とともに地域防災教育への関わりを今後強めていきたいと感じている。

 

(2)(生涯学習部参事) 資料の「地域を知り地域に貢献できる人材を育てる羽村学(郷土学習)の考え方」を基に説明します。教育委員会では「自助」「共助」「公助」という3つの助けるということを学校教育の中で計画的に子どもたちに育て、定着させていきたいと考えている。

 子どもたちには日常的な安全指導、定期的な安全指導、特設する安全学習を行っている。これらは「自助」を中心に指導を行っている。「共助」「公助」の指導は羽村学の中で行っている。羽村学は3つの段階に分かれており、小学校1年生~4年生は「羽村に親しむ学習」、小学校5年生~中学校1年生は「羽村にかかわる学習」、中学校2年生、3年生は「羽村の明日をつくる学習」とそれぞれステップアップしていくよう、学習の積み上げをしている。

 防災教育についても中学校2年生で参加する防災訓練にいきなり参加しても効果は無く、まず小学校低学年から自分たちの住む町の良さを感じてもらい、自分達の目で危険箇所を見つけ、危険に対し自分達が担い手として何か対応ができないか考え、中学校2年生の防災訓練で練習すると9年間かけて防災教育を進めている。小学校1年生から防災教育が積み上がっているというイメージを持ってほしい。

 

意見交換 

 

(委員) 新聞の折り込み広告に入っている「東京消防」を最近集めるようにした。この中に消防少年団の募集が必ず出ている。小作の防災訓練に中学生が24名参加してくれたが、まとまりがない。町内会でも指導する術が無かった。

 リーダーがはっきりしていないからではないか。少年消防団はリーダーがはっきりしており、中学生でもリーダーを決めて組織を作ったほうが動きやすいのではないか。

 羽村では少年消防団に何人位入っているのか。また、少年消防団は現在羽村にどのような働きかけをしているのか。どのようにすれば中学生を組織的に動かすことができるだろうか。

 

(委員) 少年消防団の人数は把握しておらず、出入りが激しくなっている。消防団では日頃からリーダーを決めており、訓練の際はリーダーが指揮を取っている。中学生に関しては、学校でリーダーを決めてもらったら良いと思う。

 

(委員) 中学校では2年生を中心に羽村市防災訓練に参加させてもらっている。町内会の方で誰の指示に従って動き、何をするか役割分担されており、中学生はそれに従い訓練に参加するようにしている。

 

(委員) 町内会の訓練では中学生に大人とチームを組んでもらい、備蓄倉庫に行ったり、要援護者の確認を取ったりした。各町内ごとの指示に従って動いてもらった。

 

(委員) 発電機をつけたり、パーテーションを組んだりというのは市の方から担当者が来る。何人必要か指示があり、そこに中学生を参加させ訓練するということもした。

 

(委員) 昨年9月の防災訓練に町内会として参加することができず、町内会独自で11月に実施した。200名ほど参加者がおり、消防出張所と第1分団の方も何人か参加してくれた。

 放水、初期消火、AEDなどの訓練を行い、訓練後にアンケートを取ったところ、60%以上の人が非常に良かったと回答した。9月の防災訓練をしているのでしなくてもいいという意見もあったが、やっているのとやっていないのでは大きな差があり、まとまっている町内会は災害が起こった際にも強いと思う。これからも学校と地域と連携をはかり、防災訓練は毎年実施していきたい。

 

(委員) 羽村市の防犯と交通の推進に入っているが、万が一直下型地震が起こった際にどんな被害があるか話し合った。羽村は穴を掘ってみると地盤が強くわりと地震が来ても被害が少ないと考えられる。消防団では直下型地震が来た際の被害想定はどのように考えているのか。

 

(委員) 消防団で被害想定を出しているわけではないが、消防団としては阪神淡路大震災のような火災が起きたときのことを想定している。救助はもちろんだが、火災を大きくせずくいとめるようにしたい。

 

(委員) 子どもが学校にいるときに大きな災害があった場合、保護者に声をかけて迎えにきてもらうというが、平日の昼間に保護者が迎えに来られない子どもは学校で預かるのか。

 

(委員) 小学校では全家庭に調査をして、学校で何かあった場合に迎えにくるのか、留め置くかの確認をしている。

 

(委員) 中学校では被害によるが、震度5強であれば迎えに来るまで学校に留め置く。それ以下で被害が無いと判断された場合、これから大きな被害が来ると判断された場合は集団下校させるように決まっている。

 

(委員) 地域の高齢化が進んでおり、子どもたちが地域防災を担っていくことが非常に大事になってきていると感じる。人材育成という観点から、避難所運営に関する訓練が実施することができれば、今やっている訓練により効果が出てくるのではないか。避難所運営訓練に関しては、どのように考えているのか。

 

(委員) 避難所開設訓練に関して、町内会連合会としては昨年の秋に会長、防災部長を集めて図上訓練を実施した。町内会は加入率が下がっており、700世帯以上あるが300世帯ほどしか加入しておらず、40%程度の加入率となっている。その中で65歳以上は240人程度いる。どうしても避難所訓練には若い力が必要であり、足りなくなってしまっている。そこで羽村市の方で中学校2年生を一緒に防災訓練に参加させてもらっている。市でも各町内会でもそれなりの努力はしている。

 

(委員) 小作地区委員会では昨年校庭キャンプと避難訓練をドッキングさせて行った。第6分団の方も出てきてくれ、校長先生も協力してくれている。町内会と地区委員会で少しずつ実施できているのではないかと思う。

 

(委員) 計画の段階ではあるが、避難所の運営というのは震災が起きた場合重要であると考えている。今年の防災訓練までに避難所の運営組織というものを各町内会と学校関係者と一同に介し、顔の見える形で、各地区の防災部長や町内会長、消防団、関係者に集まってもらいいろいろな話をしてもらう機会を設けたいと思っている。

 

(会長) 全体を通じて第1部の方でも何か意見がある方はどうぞ。

 

(委員) 検討いただけたらと思うのは、LINEでのトラブルや、インターネットで児童ポルノがはびこっているなどインターネットでの問題について。民生委員の研修会で東京都の児童相談センターの相談員がインターネットはいじめの根源になっているという話があった。

 インターネットに関しては30代以下の方が詳しく、私達の世代ではよく分からない。どのような書き込みがあったり、トラブルがあったり、それに対して私達大人が保護者を含めどのように対応していけばいいのかということを、できたら次回の議題としてみなさんで考えていけたらと思う。

 

4,閉会あいさつ

(副会長) 本日は長時間慎重なる審議をいただき、誠にありがとうございます。意見交換の内容も非常に充実したものであり、情報化の時代でLINEの問題やいじめ、不登校などのさまざまな問題が協議されたと認識している。

 今回特に感銘を受けた言葉は「非行の行は幸せの幸」という言葉で、大変印象に残っている。また羽村において小中一貫教育が全校区において始まっているところだが、最後に親学という項目もあり、これからの青少年健全育成に関しては重要な項目になるのではないかと認識をした。いずれにしても、子どもの数が減っている時代に地域の子どもたちを大切に育てて地域力の高揚を図っていくことが大事なのではないかと考える。

 第2部で講演いただいた新井団長におかれましては、大変ありがとうございました。それではこれをもちまして閉会とさせていただきます。ご協力大変ありがとうございました。

 

お問い合わせ

子ども家庭部児童青少年課

電話: 042-555-1111 (児童青少年係)内線262

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