水源から蛇口にいたる、すべての段階で水道水質に悪影響を与える可能性がある、危害要因を分析・評価・管理し、水質の安全性を確実にするための水質管理手法を定めた「羽村市水安全計画」を策定しました。
水道施設は、水源が3か所、浄水場内に膜ろ過施設・浄水池・消毒設備などがあり、2か所の配水場から配水管を通じて市内全域に水道水を供給しています。
これらの水道施設ごとに、どのような危害要因があるか、リスクレベルはどうか、管理措置の手段はどうしたらよいか、などを体系化し分類しました。
さまざまな危害要因事象に対し、リスクレベルの検証を行った結果、次の項目がレベルの高いものとなりました。
(1)悪意を持った者が毒物など施設内に投入するといったテロ行為
(2)消毒設備の故障や人的ミス
(3)クリプトスポリジウムや濁度などによる水質異常
が上げられましたが、危害要因事象は、本計画に基づきすべて管理措置や対策を講じています。
結論として、水道原水は、清澄であり、複雑な浄水過程を経ることなく給水を行っており、これまでの水質検査や危機管理体制を継続することで、水質が著しく悪化することはないものと考えられます。
今後も定期的に、本計画を実施することで、さらなる安定給水と水質の安全に努めていきます。
羽村市水安全計画