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平成25年度第4回羽村市文化財保護審議会会議録

[2014年6月17日]

平成25年度第4回羽村市文化財保護審議会会議録

日時

平成26年3月18日(火) 午後3時00分~午後4時50分

出席者

白井裕泰会長、和田 哲委員、金子 淳委員、島田秀男委員、畔上直樹委員

欠席者

坂上洋之副会長、坂詰智美委員

議題

1 平成25年度第3回会議要旨の確認について

2 羽村市指定旧跡「玉川上水羽村陣屋跡」における水道局羽村取水所建替え工事について(報告)

3 市内遺跡立会調査及び試掘調査について(報告)

4 第26回多摩郷土誌フェアについて(報告)

5 平成26年度文化財保護事業案について(報告)

6 『羽村市史』編さん事業について

7 その他

傍聴者

なし

配布資料

1.  平成25年度 第4回羽村市文化財保護審議会 次第

2.  市内遺跡立会調査・試掘調査位置図

3.  第26回 多摩郷土誌フェア 実績報告

4.  平成26年度文化財保護事業(案)

5.  市史編さん体制について

会議の内容

あいさつ

(会長)こんにちは、ここにきてぐっと暖かくなった。花粉症がひどくなってきて、今日もこのような声で失礼させていただく。

今年度最後の会議となる。一年間、いろいろとありがとうございました。本日も報告事項を中心にたくさんの議題がありますので、簡単ですがこれで挨拶とさせていただきます。よろしくお願いします。

 

1 平成25年度第3回会議要旨の確認について

(会長)事前に配布されており、確認いただいているが、訂正等はあるか。

(各委員)特になし

(会長)原案のとおり承認とする。

 

2 羽村市指定旧跡「玉川上水羽村陣屋跡」における水道局羽村取水所建替え工事について

(会長)事務局より説明をお願いする。

(事務局)東京都水道局羽村取水所の建物の建て替え工事が行われている。現地が羽村市指定旧跡に指定されているので、解体工事時に立ち会いを行った。結果としては、すでに既存建物の基礎が深く掘られており、江戸時代の陣屋の痕跡を確認することはできなかった。

 新たにできる取水所には、大型バスの駐車スペースとともに資料の展示エリアができると聞いている。郷土博物館との相乗効果が図られればと思っている。

(会長)何か質問等はあるか。

(委員)他に旧跡に指定されている場所はあるか。

(事務局)他にはない。陣屋跡を指定する際、水道局との協議・調整の結果、条例を改正して新たに「旧跡」の種別を設けた。

(委員)東京都では、旧跡をなくす方向で種別変更などをしているようだが。

(事務局)旧跡は、すでに遺構等が消滅しているが、かつてここにこのようなものがあったという場所を指定している。羽村市では陣屋跡の一ヶ所なので、今後、指定種別を見直すような予定はない。

(委員)展示エリアができるとのことだが、郷土博物館との整合性や連動性などはどのようになるのか。

(事務局)水道局の展示が、具体的にどのような構成になるかは不明であるが、いわゆる博物館的な展示ではなく、例えば都立図書館の展示室のようなイメージを持っている。当然、専任の職員はいないはずである。

 郷土博物館とは構成は異なり、取水所は、現在の堰の様子が中心となるのではないか。両方を見学していただければよい。

(委員)取水所では現在の様子、郷土博物館では玉川上水の歴史が学べるような棲み分けができるといい。

(委員)玉川上水の歴史的な展示ではないのか。『上水記』なども展示するのか。

(事務局)水道局の施設としては、すでに水道歴史館がある。『上水記』は水道歴史館が収蔵しており、定期的に公開している。今回の取水所では展示しないと思う。

(委員)陣屋跡の復元をする考えはないのか。

(事務局)江戸時代当時の詳細な図面がない。山崎家文書には絵図があるが、現在の場所との突合ができない。

(委員)むかし、どこかで陣屋の模型を見たことがある。写真だったかもしれない。

(委員)模型があるなら、何かの資料があったのではないか。

(事務局)詳しくは把握していない。

(会長)陣屋の復元は今後の課題ということか。文化財保護審議会としては、新たにできる展示施設と郷土博物館の展示構成について、よく調整して、展示の棲み分けをして、それぞれに見学者が訪れるような方法を考えてもらいたいという意向を表明しておきたい。

(事務局)協議、調整の場があれば、その方向で水道局とも話しをしたい。

(会長)他にご意見がなければ次に移る。

(各委員)特になし

 

3 市内遺跡立会調査及び試掘調査について

(事務局)山根坂上遺跡の周知範囲で、保育園の仮園舎建設に伴う立会調査を実施した。現場は、かつて教職員住宅が建っていた場所で、現在は更地となっている地点である。

結果としては、仮設建物の基礎が20cmほどで、表土層より深く掘らないことを確認した。遺跡を破壊することはないと判断したので、この地点の立会いはこれで終了した。

さらに、羽ヶ田上遺跡の周知範囲で、宅地造成工事が計画され、立会調査を指示した。実際には、まだ具体的な工事日程が決まっていないため、立会調査の日程について事業者と調整している段階である。現場は、周知範囲が小さな段丘崖の縁辺に沿って設定されており、その上下にまたがる場所で、遺跡の蓋然性は非常に低い地点と考えられ、おそらく遺構、遺物とも検出されないだろうと考えている。

また、羽村駅西口土地区画整理事業地内の遺跡の状況を確認するために、羽村東小学校に隣接する事業用地において、試掘調査を計画している。本来ならば、13日に実施する予定であったが、天候不順のため19日に延期した。おそらく遺跡が当たってくるものと予想している。

(委員)調査は委託で行うのか。

(事務局)調査員としては職員が専従するが、重機での掘削は市内業者に委託である。

(会長)他に質問等はあるか。なければ次に移る。

 

4 第26回多摩郷土誌フェアについて

(事務局)お手元に実績報告をお配りしている。羽村市の実績は、昨年度よりだいぶ落ちている。

先日、今回の郷土誌フェアの反省会を兼ねた課長会が開催され、さまざまな意見が交換された。また、来年度の実施についても意向確認を行い、実施の方向で準備を進めることが確認された。羽村市については、現時点での参加表明については保留にさせていただいた。

(委員)どんな意見が出たのか。

(事務局)総じて、実施に肯定的な意見が多かった。具体的には、来場者とのコミュニケーションがより深くとれたことを挙げる市が多かった。一方、会場の分かりにくさや周知方法、職員手配について課題を挙げる市もあった。全体の終了時刻前に、各市の判断で撤収を始めた市があり、それに対しての意見も少なからずあった。

 また、例えば三博協だとか、図書館ネットワークだとか、財団法人等とのコラボレーションも選択肢の一つという意見もあった。

(委員)来年も同じ方法で実施されるのか。

(事務局)今年度は、例年通りの開催ができなくなったため、急きょ代替案を検討して、結果として立川市で開催することができた。今回の方法は今年度だけの暫定で、来年度以降は改めて検討することになっている。今年度も検討されたが、開催場所については中央線沿線か京王線沿線のターミナルがベストということで、会長市の狛江市などがいろいろと当ったが、予約が埋まっていたり、使用料の関係から会場を確保できなかった。立川市が内部で調整していただき、日程をずらして2日間の開催が実現した。例年のパターンからすると、木曜日に搬入で、金土日に開催して月曜日に清算と搬出というスケジュールになる。このように連続する5日間を一年を切った段階で予約するのは至難の業である。

来年度については、改めて実施方法を検討していくことになる。

(委員)26回も続いてきた事業であるから、やめることは難しいし、これからも続けていってほしいと思う。

(委員)実績にあるような人数が来てくれるのなら、続けた方がいいと思う。

(会長)来年度以降は今後検討されるということなので、その様子を見守っていくということでいかがでしょうか。

他に何かあるか、なければ次に移る。

 

5 平成26年度文化財保護事業案について

(事務局)<配布資料により説明>

(委員)松本神社の消防設備は、どのようなものか。

(事務局)昨年度設置した稲荷神社や五ノ神社と同様に、自動火災報知機になる。

(委員)消防署への通報はいかないのか。

(事務局)その場で鳴動するのみになる。

(委員)「東京文化財ウィーク2014」と「第27回多摩郷土誌フェア」の話しがあったが、郷土フェアを文化財ウィークの事業として実施できないか。

(事務局)来年度の東京文化財ウィークの実施要項はすでに発表されており、指定文化財の公開が主目的であるので、資料集等の展示、頒布が事業に沿うものかは、文化財部会へ挙げることも含めて検討させていただく。

(委員)郷土誌フェアの開催時期も、文化財ウィークにあわせて秋ごろにすると、寒い中、天候やインフルエンザなどの懸念もなくなりいいと思う。

(事務局)秋ごろの会場確保が可能かという課題もあるが、ご意見として受け止めておく。

(委員)「市史編さん事業への協力」とあるが、具体的にはどのような協力か。

(事務局)編さん組織の件について、改めてご報告させていただくが、編さん組織への参画や、調査活動など、できる範囲でお願いしたいと考えている。

(委員)文化財保護審議会という組織ではなく、個人でということか。文化財保護審議会の立ち位置がよくわからない。

(事務局)調査組織の詳細については、これから市史編さん本部に諮って決定していくことになるが、市を挙げての事業であり、必要なタイミングにおいて、皆さんの知識と経験をお借りする場面が出てくることは必然であるので、その時々の状況に応じてご協力をお願いしたい。

(会長)文化財保護審議会の先生方は、皆さん専門分野をお持ちで優れた研究者であるので、我々が主体的に関わっていきたいと考えている。

(事務局)ご意見は承知した。主体的に関わっていただくかは別として、最大限のご協力をお願いしたい。

(会長)他に何かあるか。なければ次に移る。

 

6 『羽村市史』編さん事業について

(事務局)<配布資料により説明>

-委員間で意見交換-

(会長)市史編さん事業については、先ほども話が出ましたが、平成26年度に本格的に開始されることを受けて、文化財保護審議会として協力していくとともに、これからも情報提供をお願いします。

他に何かあるか、なければ次に移る。

 

(事務局)大変申し訳ないが、生涯学習総務課長が到着したので、ここでごあいさつ申し上げたい。

(会長)では、お願いします。

(事務局)本日、平成26年度一般会計予算審査特別委員会が開会されており、会議に遅れて大変申し訳ありませんでした。

 本日の会議が、今次最後の会議になりますが、2年間、大変ありがとうございました。さまざまな面で、大変有意義な審議をしていただき、感謝申し上げます。また、来期についても、さまざまな課題がありますが、何とぞよろしくお願いいたします。

 

7 その他

(会長)それでは、次回の日程について、調整したい。

(事務局)今次の会議は本日が最終であり、これをもって任期終了となる。次回は、来期の社会教育関係委員委嘱状交付式の後に第1回目の会議を開催して会長、副会長を選出していただく。

 日程については、4月12日(土)を予定している。時間については現在調整中であるので、改めてご案内させていただく。場所は生涯学習センターゆとろぎである。会議終了後、各委員の懇親会を予定している。

 出席について、よろしくお願いしたい。

(会長)では、次回は4月12日(土)の委嘱状交付式ということである。そのように予定していただきたい。

(会長)その他に何かあるか。

(事務局)重要文化財(美術工芸品)の所在確認調査について報告させていただく。

先般の新聞報道等でも話題となったが、重要文化財のいくつかが所在不明となっている事案が発覚した。文化庁では、これを受けてすべての既指定美術工芸品について所在確認調査を実施することになった。

羽村市においても、文化庁のデータでは1件の対象文化財が所在するということで、東京都を通じて照会があった。対象文化財名、所有者等については、個人情報保護の観点からここでは公表できないが、結果としては、すでにその所有者は羽村市に在住しないことが判明し、その旨報告している。

(委員)文化財の名称も公表できないのか。

(事務局)大変申し訳ないが、古文書というだけでお願いしたい。

(委員)そのデータは、文化庁のデータなのか。

(事務局)おそらく、指定当時の文化庁のデータで、その後の更新や変更はされていない。今回は、所有者不在と回答したが、第2段階として、他市町村で所有者不明となった物件のうち、羽村市に転入したという情報があれば、再びその物件についての調査を実施することになる。

(会長)その他に何かあるか。なければこれで終了とする。ありがとうございました。

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電話: 042-558-2561

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