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あしあと

    平成25年度 第1回羽村市環境審議会会議録

    • [2014年9月9日]
    • ID:7072

    平成25年度 第1回羽村市環境審議会会議録

    日時

    平成25年12月9日(月曜日)午前9時~11時

    会場

    庁議室

    出席者

    【委員】福嶋司、大崎玄、岡誠、谷口宏乃、船木信雄、大塚秀則、北浦勝平、丹野紀子

    【事務局】産業環境部長、環境保全課長、環境保全係長、環境保全係主事

    欠席者

    大宮姫路子、藤井孝之

    議題

    1    開会

    2    産業環境部長挨拶

    3    議題

    (1)(仮称)羽村市環境とみどりの基本計画について

    (1)これまでの経緯と今後の進め方について

    (2)基本計画第1章について

    (3)基本計画第2章について

    (4)基本計画第3章について

    配布資料

    ・次第

    ・環境とみどりの基本計画第1章~第3章…資料1

    会議の内容

    1 開会

    2 挨拶

    産業環境部長挨拶

    今年度は(仮称)「環境とみどりの基本計画」の策定に向け取り組んでいるところであり、基本計画の骨子が固まってきた。委員のそれぞれの立場からご意見をいただきたいのでよろしくお願いする。

     

    会長挨拶

    今日は計画の基本的な考え方の説明を行い、次回は第4章の具体的な取り組みについて議題とする。生物多様性の分野もでてくるので、議論を深めていっていただきたい。

     

    3 議題

    (1)(仮称)羽村市環境とみどりの基本計画について

    (1)これまでの経緯と今後の進め方について

    (事務局)8月に地域懇談会を実施し、地域における環境に関する現状、課題の意見をいただいた。

    また、市民ワーキンググループ、事業者ワーキンググループを開催し、計画素案に意見をいただいているところである。

    新計画は、2月にパブリックコメントを実施し、今年度中に策定するため、時間的にタイトであるが、よろしくお願いしたい。

    計画内容は、基本的には前計画の内容を引き継いでいく。また、生物多様性の内容や緑の計画の分野についても盛り込まれていくものである。

    (会長)意見等はあるか。

    (委員)特になし

     

    2 基本計画第1章について(基本的事項)

    (会長)事務局から説明をお願いする。

    事務局から資料に基づき説明

    (会長)意見等はあるか。

    (委員)地域の意見を伺うために8月に行った地域懇談会の様子がどうだったのかを聞かせてほしい。

    (事務局)8月19日、20日、26日に3回行った。参加人数は合計で15人程度であった。参加者には、第1次の環境基本計画の策定に関わった方達もいらした。人数は少なかったが、それぞれの地域で考えられる意見もいただくことができた。特に、三矢会館では、昔の砂利穴の問題や横田基地の騒音に関することなどの意見があった。その他にも、ポイ捨て禁止等条例のことなどの意見もあった。

    (委員)計画案を討議していく過程において、地域の意見を聞きすぎてしまうと、環境審議会の意見が途中でかき消されてしまうというようなことを危惧していた。環境審議会委員の立場もあるので、あまり大きく広げすぎると審議会とのキャッチボールが難しくなってしまうと思っていた。

    (会長)時間的にタイトなことが問題か。

    (委員)市民の意見が拡大しすぎると大変になってしまうと考えていた。

    (委員)緑に関する羽村の条例はどのようなものがあるのか。

    市内の小中学生は、総合的な学習の時間で環境学習に取り組んでいる。

    (事務局)環境基本条例と美しいまちづくり基本条例がある。計画案には、それぞれの条例の理念を盛り込んでいる。平成13年に策定した第1次の環境基本計画にも、その理念は盛り込んでいる。

    (委員)市民に意見を求めるのであれば、案を作る前に意見を聴くのではなく、案を作ったあとに意見を聴いた方が、意見を言いやすいのではないか。

    (会長)計画案に対して意見を述べる機会は、2月に行うパブリックコメントがある。

    (委員)生涯学習基本計画のパブリックコメントでは、意見は1件だった。計画に書かれている用語が難しいこともあるから、意見数が少ないこともあると思う。

    (会長)貴重な意見である。専門用語が多く出てくるので、それぞれの言葉の注釈が必要だと思う。

    環境基本計画と緑の基本計画と生物多様性地域戦略を合わせて策定するということだが、サブタイトルの「~生物多様性を包括的に進める~」を入れるのであれば、これに力を入れていくと読める。どのくらい力を入れていくのか。形だけで記載するのなら、入れない方が良い。サブタイトルに入れるということは、それだけ重いものである。入れるか入れないか検討してほしい。

    (委員)長期総合計画の中に自然環境に関する記述の中で、「生物の生息場所として~」という記述があるので、そのことが生物多様性のことに触れているということか。

    (会長)平仮名の「みどり」と漢字の「緑」は意味が違ってくる。「みどり」は造園学の分野では、オープンスペース、水や農地、森林など総合的なものを指す。「緑」は森林や草原など緑に見えるものを指す。今回は「みどり」と平仮名で表記するので、崖線の緑や玉川上水の緑、多摩川の水質など多くの分野が関わってくるものになる。それら多くの分野の生物の種類や数などの基本的なデータを整理しておくことが必要になる。

    (委員)生物多様性地域戦略については、羽村市域だけで考えてしまうのは難しいのではないか。生物は市域の中で生活しているわけではないので、広いエリアで考えなければいけないと思う。

    (会長)自然環境は、どこかで区切れるものでもないが、まずは羽村市域について整理すること、次に近隣とどのようなつながりで展開していけるかということにつながっていくと思う。

    (委員)4ページに記載されている計画の対象者の主な役割についてだが、生物多様性についてどのように取り組むのかが読み取りづらい。

    (事務局)全体の中で、市民や事業者などが取り組む主な行動について記載しているので、生物多様性に特化しているものではないが、記述を検討する。

    (委員)「環境負荷を低減する」という語句が多く出てくるが、これが生物多様性に必要なことだと思う。立川崖線をどのように守っていくかということで、市町村を横断した連携もできるものは行っていると思う。先日も11月16日に青梅から羽村の崖線の樹林地を歩くイベントもあった。市町村の枠を超えて連携してほしい。

    まずは各市で、生態系維持の調査などを行い、施策を計画し、近隣と情報交換などを行っていくと新たな連携につながっていくと思う。点だけでなく線となるような動きにつながるような視点を持ちながら、考えていきたい。

    (委員)事業者が行える生物多様性の保全活動としては、2つある。

    (1)立地に関わること(緑を保全する)

    (2)ものづくりにおける生物多様性への配慮

    (1)違法伐採された樹木からつくられた紙ではないこと

    (2)皮が絶滅危惧種などから作られていないこと

    が挙げられる。

    生物多様性について、どのような取り組みを行っていくのかは、ある程度明確にした方が良いと思う。

    (委員)この場は企業でいうとトップマネジメントである。トップで決めたことをどのように市民、事業者に伝えていくかが大切である。「緑を守る」というような基本的なことはわかっているので、それよりも具体的な中身を議論しないといけない。

    (会長)全体的なことについては、審議会の意見をもとに事務局で整理していってほしい。

    (事務局)この基本的な計画のほかに、具体的な行動を示した行動計画を作成する予定である。本日は第1章から第3章までのご意見をいただき、次回に第4章以降の具体的な内容についてご意見をいただきたいと考えている。

    (委員)羽村駅西口地区先導的都市環境形成計画を見せてほしい。

    (事務局)環境関連のデータなどは揃えて提供する。

    (委員)羽村市では生物多様性の地域戦略は策定しているのか。自然環境分野の一項目になっているだけなので、サブタイトルとして記載するのでは、少し重たい気もする。東京都においては、生物多様性の地域戦略については、「緑施策の新展開」の中に含んで策定している。こちらも参考にしていただきたい。

    (事務局)単独では策定していない。今回の計画に生物多様性の内容を含めて策定する予定である。

     

    3 基本計画第2章について(策定にあたって)

    (会長)事務局から説明をお願いする。

    事務局から資料に基づき説明

    (会長)7ページの地形・地質、崖線、植生の名称などについては、正確に記載する必要があるので、全体的に見直していただきたい。

    (委員)現状分析は良くできていると思う。10ページに畑などが減少していくという現状が記載されているが、市としては、どの程度で歯止めをかけるのか目標値はあるのか。目標値がないと減少が止まらないと思う。

    (委員)そうなると、防ぐ手段を考えなければならないと思う。

    (会長)この章は現状分析の記述なので、具体的な目標については第4章の中で議論する。

    (事務局)緑が減少してきている現状があり、だから、緑を保全、創造していくための施策を行っていく。その具体的な取り組みについては、第4章に示しているので、その中でご意見をいただきたい。

    (委員)19ページの(8)PDCAサイクルで見直していくとしているが、具体的にはどのように行っていくのか。

    (事務局)進行管理の記述はこの後に記載している。

    (会長)羽村市全体の図など、説明の際の図がもう少し多くてもいいと思う。国や都の現状については記述が長いので、もう少し絞って、羽村市の内容を記載した方が羽村市の特色が出て良いと思う。全体的に見直してほしい。

     

    4 基本計画第3章について(理念と目標)

    (会長)事務局から説明をお願いする。

    事務局から資料に基づき説明

    (会長)意見等はあるか。

    (委員)「みらい」「めぐる」「スマート」というキーワードは、「みらい」はわかるが、「めぐる」と「スマート」はわかりづらいので、もう少しわかりやすい言葉に変えるか、注釈をつけていただきたい。羽村市らしい環境に関する言葉になれば良いと思う。

    (事務局)キーワードはなくても良いのだが、親しみやすくなるように考えた。何度も練り直して今の3つになった。スマートに変わる言葉も何度も検討したが、代わる言葉がなかなか見つからなかった。今のところこの3つであるが、良い提案があればお願いしたい。

    (委員)高齢者には難しい部分もあると思うが、若者に親しまれそうな言葉でもあるので、このままが良いと思う。

    (会長)キーワードをつけることで余計にわかりづらくなることもあると思うので、必要かどうかを含めて、良く検討してほしい。

    (委員)生け垣施策は成功していると思う。1件当たりの金額は少ないが、満足度は高いと思う。

    (会長)26ページの生物多様性の中で、「市街地における生態系の確保」とあるが、生態系の確保の意味と、なぜ市街地に限るのかがわからないので、どのようなことを示しているのか、わかりやすく記載してほしい。

    (委員)環境フェスティバルや消費者展などのイベントはどの項目に入っていくのか。

    (事務局)環境フェスティバルは全体的に関わってくる内容である。

    (会長)キーワード的に並んでいるが、大きいものと小さい項目があるので、整理してほしい。

    (委員)羽村らしさが入ってくると良いと思う。

    (委員)計画策定の参考にしている市はあるか。

    (事務局)多摩市などを参考にしている。

    (会長)他にあるか。ないようなので本日の会議はこれで終了とする。

     

    午前11時終了