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第3回羽村市産業振興計画策定懇談会会議録

[2014年11月28日]

第3回羽村市産業振興計画策定懇談会会議録

日時

平成26年10月30日(木曜日)午後1時27分~午後4時6分

会場

羽村市産業福祉センター iホール

出席者

会長 進邦徹夫、副会長 増田一仁、委員 塩田篤、高橋寿之、竹内弘明、池田恒雄、中村秀敏、中島浩志、清水亮一、中野康治、小林弘幸、中村孝春、藤島和夫、宮川修、高橋多佳美、杉村勝、渋谷清、大塚勝江

事務局 産業環境部長、産業振興計画担当主幹、産業課長、産業振興計画担当主査

欠席者

委員 前田修、平川浩一

議題

1会長あいさつ

2議事

(1) 第2回懇談会会議録の確認について

(2) 羽村市農業の現状・課題・施策の方向性について

(3) 羽村市観光の現状・課題・施策の方向性について

3その他

傍聴者

なし

配布資料

  • 【資料1】農業の現状と課題
  • 【資料2】農業の体系(案)
  • 【資料3】観光の現状と課題
  • 【資料4】観光の体系(案)
  • 委員作成農業関係資料
  • 観光マップ「ぶらりはむら」

会議の内容

1.会長あいさつ

(会長) 大分涼しくなってきた。私の住んでいる地域では、もう車の窓ガラスが凍ったりすることもある。今週末、羽村市の産業祭が開催されることになっている。さて、本日もお忙しい中お集まりいただき、感謝申し上げる。それでは第3回羽村市産業振興計画策定懇談会を始めさせていただく。よろしくお願いする。

 

2.議事

(1) 第2回懇談会会議録の確認について

(会長) それでは、早速議事を進めてまいりたい。議事の1「第2回懇談会会議録の確認について」を議題とする。本懇談会の会議録の作成と公開については、会議録は要点筆記、内容は委員各位に事前に確認いただいた上で、次回会議に諮り一般に公開することと決めさせていただいた。前回の会議録は事前に各委員に配布され、ご確認いただいているものと思う。 事務局に確認するが、期日までに、各委員から会議録の訂正等についての申し出があったか。

(事務局) (会議録訂正箇所説明)

(会長) ただいま事務局から訂正箇所の説明があったが、特段前後の委員さんの発言要旨に影響がない訂正であるとのことなので、この訂正を承認して、訂正した会議録を一般に公開することとさせていただくが、よろしいか。

(異議なし)

(会長) それでは、事務局において、会議録の公開を進めていただきたい。また、少し早く始まったこともあり、せっかくなので委員からお配りいただいたスタンプラリーについてお話をお聞きしたい。

(委員) このスタンプカードは、国の補助金である「にぎわい補助金」というもので作成させていただいた。期間は11月1日から12月7日までで、スタンプを10個貯めた人から先着順で400名に、景品として羽村産の野菜・米・花などをプレゼントする。その他にも協賛金を集め、豪華賞品が当たる抽選会や、羽村市出身音楽バンドLIFriendsのライブコンサートをやる予定である。スタンプラリーは、西と東の商店会を交互に回っていただくことで押してもらえる。お店に訪れた方にはスタンプを1つ、買い物をしていただいた方には2つさしあげる。スタンプは羽村市の公式キャラクターである「はむりん」と、LIFriendsの2種類のタイプがある。

 

(2) 羽村市農業の現状・課題・施策の方向性について

(会長) 続いて、議事の2「羽村市農業の現状・課題・施策の方向性について」を議題とする。事務局からの説明を求める。

(事務局) (【資料1】【資料2】説明)

(会長) それでは、議事の2点目、「羽村市農業の現状・課題・施策の方向性について」の説明が終わった。本日、委員から追加で配布させていただいた資料がある。これについて委員からお話をお伺いしたい。

(委員) 勝手ながら、2ページにわたり羽村の農業の現状についての資料をお配りさせていただいたが、これについて説明させていただく。まず、資料1にもあったが、農家数、販売農家数、就農者数ともに減少している。この先どうなるかという見通しだが、農業の中核をなす販売農家が現在市内に67戸存在する。このうち、21戸は後継者がいない状況である。しかし、後継者のいる46戸の農家についても、後継者の次の世代がいない状態が伺える。こういった問題について、今後対策をとらなければならない。

また、農地面積についてだが、平成2年に78.7haあったものが、平成22年には38.8haと、20年前と比べて約半分になってしまっている。さらに、農家1戸の平均耕地面積は50a未満であり、非常に小さい面積となってしまっている。これは、相続が発生した時に、自宅やアパートは売れないため、相続税を払うために農地を売却したことや、駐車場として貸し出す方が農業生産よりも儲けが多いなどの理由が考えられる。なぜこうなってしまったのかについてだが、親の代では相続に関心があまりなく、具体的な対策をとってこなかったが、その後、土地の値上がりなどによって、農地を売却せざるを得なくなってしまったことなどが原因として考えられる。この傾向については今後、現在羽村で農業をやっている世代が若手になりつつあり、相続時に高額な相続税に苦しんだ経験を持っていることから意識して対策を考えていることや、納税猶予制度の活用などによって、ある程度農地の減少は防げると考える。

羽村の農業の特徴だが、平成5年に羽村市農産物直売所がオープンした。それ以前は市場出し型の農業であったが、市場では、規模の小さい農家の野菜は規模の大きな農家の野菜より安い値段でしか買い取ってもらえず、小さい面積の農家にとっては不利だった。しかし、直売売りが可能になり、自分で値段が決められるようになって、ある程度生活維持の目途が立った。その後、新しい直売所がオープンし、売上が順調に伸びた。後継者が農業に戻ってきた理由としても、このようなことが関係していると考えられる。平均面積が50a未満となっているが、この大きさの農地なら、ある程度歳をとった老夫婦でも維持が可能な数字だと思う。特に羽村の農業は、直売所ができ、維持ができるようになったため、耕作形態は少量多品種となっている。昔は、少量の野菜では評価されなかった。野菜組合のキャベツの品評会というものがあるが、作付が一反以下のキャベツは審査基準から1点減点とされていた。しかし現在では、一反キャベツを作るような極端な栽培方法をとる人がほとんどいなくなってしまった。これらの羽村の現状を踏まえ、資料2「農業の体系」に基づき、方向性と施策について述べていく。

まず、「農業の活性化」の「農業経営基盤の強化」についてだが、農業の場合は、土地面積と労働力に比例して収入が上がる。市内の農地は、今後増えることはない。一度宅地化された土地が農地に戻ることはあまり考えられない。そこで、この先を見ると、瑞穂町、青梅市、あきる野市、日の出町周辺の安価な調整区域の農地を取得し、農地の拡大を図ることとなる。羽村市の農家も若い人を中心に市内の土地を少し売却し、そういった周りの市町村の土地を買って農業をやるようになってきている。中規模農家の場合はこれでいいが、小規模農家についても生き残れるような施策を考えるべきである。さまざまな規模で農業をやっている人が市内にいることは、市の農業を考える上で重要だと考える。

「魅力・活力のある農業の推進」については、現実的には生活ができないと魅力にはならないため、どうしたら生活できる農業にしていくことができるかについて考えるべきである。また、農家は一年中、土曜も日曜もなく働くわけだが、どこかで休暇がとれるような制度が必要だと考える。現在はボランティア制度などがある。これはこれで非常に良いのだが、よく話題になるのが、ヘルパー制度である。これは、ある程度技術を持った人が有料で農業の手伝いをしてくれるという制度である。しかし、この制度の問題点としては、ヘルパーさんの確保が非常に難しいことが挙げられる。町田市はNPO法人を立ち上げ、ヘルパーを募集している。また、仙台市は農業人材育成事業を立ち上げて、一般市民に対して農業研修を受けさせている。そこで技術が上がり、専門的な知識を得た方に対してヘルパーの誘いをかける。声をかけるのは、必ずしも市役所ではなく、農業を通して知り合った人の繋がりである。この場合、個人の善意に依存しているため、制度として不安定な要素が多い。また、ヘルパーさんは農家でなく、普段勤めに出ているため、ヘルパーへの作業要請が直前の前日の場合、ヘルパーさんが帰宅するまで連絡がつかない。夜間勤務が原則的にない農協や市役所の組織では対応が難しい。

次に「自然に優しい農業の推進」とあるが、有機農法的な堆肥の使用拡大と、農薬の使用回数の縮小の2点が現段階で思いつく。堆肥については、東京都有機農業堆肥センターが堆肥を生産販売しているが、これは数量に制限があり、確保が困難なことが問題である。農薬の使用回数の縮小については、現在、羽村市内に十数軒、農薬や化学肥料を減らすなどの取り組みをしている農家がいる。以前、10人ほどのメンバーが集まって有機栽培をやったが、コストは高くなり、売値は想定した値段より下がり、収穫量は減ってしまうという非常に厳しい状況となり、人数が減っていった。その後、農協が特別栽培農産物の売り場を出していただき、徐々にまたメンバーが増えてきた。こうした取り組みをしていくには、農家が生活できるような仕組みや制度を作る必要がある。

「連携・交流の促進」については、野菜の売れ残りを加工販売するなどの案があるが、なかなか実行に移すのは難しい。また、羽村市産農産物を料理店で利用するという取り組みもしているが、実際には、1軒あたりの使用量が少なく、車で何軒も運ぶため労力を使う。こうした問題点についての解決策も、今後考えていきたい。

次に、「農地の保全・活用」についてだが、これは一番頭を痛めている。自分の次の代だけでなく、2次、3次の後世についても考えていくべきである。昨年、農林水産省の助成金をいただき、農家が生き残るための土地の利用の仕方を、委員会を立ち上げて話し合った。私は、たまたま委員会の副委員長となった。区内からは杉並区、郊外からは羽村市の標準的なモデルのデータを提出し、有名な農業関係の税理士の方に計算をしていただいたが、羽村の場合、不動産はこれ以上持たない方がいいという結果であった。持てば、自分はいいが、次の世代の相続の時に農地がなくなってしまうということだった。

「食育の推進」では、毎年農業委員会は、小学生がバケツで作ったお米をおにぎりにして食べるという昼食会に招待され、参加している。こんなことをやってどうなるのか、という話が農業委員会でもあったが、農業を理解してもらうために、子どもでもいいから味方にしたいというのが現在の農家の現実である。

「市民の農業に対する理解の促進」では、「農ウォーク」という、畑で野菜を収穫したり、農家の話を聞いたりするイベントをやっており、今年は約50人の方に参加していただいた。これについては、好意的に農家を見ていただけるため、個人的にはうまくいっていると感じた。

「人材確保・育成」では、後継者不足解消が課題となる。婚活支援などもやっているが、農家という仕事をしたくない人が多いのか、そもそも若者が結婚に興味がなくなっているのかわからないが、お見合いパーティーをやっても、なかなか農家に嫁ぐ人がいない。農地が残っても跡継ぎがいなくなれば、自然消滅となってしまう。

また、資料1の中に、認定農業者制度についての記載があったが、羽村市の場合、認定農業者制度ができあがってない。ぜひこういった支援も進めていただきたい。

(会長) 後継者の話なども出てきたが、委員にお話をお伺いしたい。

(委員) 現在、後継者として家庭を築いて、農業で生計を立てて暮らしている人は、ほとんどが元サラリーマンである。実は、私も父が亡くなり、後を継いでいるため、もう後継者ではない。後継者問題に限定してお話をさせていただくと、当時、親を見ていて継ごうとは思わなかった。朝から晩まで泥だらけになり、汚い服を着て働いていた。もちろん、子どもや家族を養うために働いていたのだろうが、サラリーマンの家庭ではボーナスの日にはケーキを買うなどしており、そういった生活に憧れた。私の子どもも大学生だが、子どもには当時の私の父親のような姿は見せないように努めている。日曜日には休み、趣味もソフトボールをやるなど、周りの人と足並みを揃えるような生活をしている。ただ、実際に日曜日休めるのは一ヶ月に半分くらい。当然、泥だらけになるし、指の間も黒くなるが、子どもが親を紹介しても恥ずかしくないような、おしゃれな農業をしようと努めている。子どもがどのような評価をするかはわからないが、今から継いでもらいたいという気持ちはあるため、世間の波長と合わせられるような生活を維持している。後継者がいない我々と同世代の人は、せっかく開いていただいている婚活パーティーでも、女性と話ができないまま終わってしまうようだ。もっと広く農業以外のいろいろな世界を見たり、経験したりすることも大切なことだと思う。

(委員) 私の場合、親が家業をやっていたが、継ぐものだと思っていた。高校受験の時に担任の先生には、普通科の高校から大学へ行って、そこから農業をしても遅くはないと言われていたが、自然と農業をしたいと思い、農業高校へ進み、卒業後に親を継いだ。昔の人は相続対策をしていなかったという話が委員からもあったが、うちの場合、収入が安定していなかったということもあり、相続の問題に対して計画的に考えていたため、去年相続があった際には、苦労はなかった。

後継者問題としては、うちは娘が3人で継ぐ意思はなく、私の後継者をどうするか心配でならない。

(委員) 農業の六次産業化で、鹿児島県、神奈川県、新潟県、群馬県に行ったが、地域の農業で成功している例、失敗している例を、数多く見てきた。成功している例の半数以上は、元々農家ではなく、サラリーマンとして働いていた方々だ。売れるものは何かを見つけて、それから生産する。自分で作ったものを売るという発想はない。売れ残りもないし、高値でものを売って利益を得て、人を増やしている。土地を借りる、買う際も標高を計算しながら通年出荷をできるようにして、スーパー、量販店、他の企業と付き合いやすくしている。戦略を練って、できれば他がやっていないことをやるようにすることが、中心の課題となっている。そういった中で、現在力を入れていることはトレーサビリティであるが、これは輸出に繋がる。地域でいろいろなものを見ていて思うが、規模拡大に力を入れることが大切だと考える。地方なら、集落営農をして法人化し、若い人を雇う、そういうことをやっているところが注目されている。農業の振興の中心課題によって、何をやるかは変わってくると思う。羽村市の場合、規模が小さいが、都心にも近いため、物流的に何らかのメリットはあると思うが、資料では、どこに焦点を絞って考えていくかが見えてこないと感じた。

また、地域の農業で売上を伸ばしている地域は、連携を強めている傾向にある。連携を考えた時に、よく話題になるのが障害者施設である。障害者の方にも働く場を提供でき、また、障害者の方にとって農業はセラピー効果があると言われている。さらに、法人が障害者の方を雇用する場合、助成金が支給される。しかし、農業は決して楽な産業ではないため、教えてあげなくてはならないことは多くある。また、ここまでくるとかなりの人材が必要であるため、農家一戸でやれる範囲を超えている。農業全体で振興を考えていかなければならないが、そのためには、規模拡大のためのフレームを市と一体となって作っていかなければならない。TPPで日本に安い農産物が輸入されるため、こういった戦略を描いていかなければ、農業全体での生き残りは難しいと考える。

(委員) 資料1に書いてある課題の中で、直近の課題は「人材確保」と「農地の保全」の2つだと考える。「人材確保」では、サラリーマンの方が退職して農家を継いでいるケースが多い中で、現在の羽村市の農家に対する補助金が著しく少ない。もう少し後継者への支援を行っていくべきである。また、「農地の保全」についてだが、羽村市には、どうしても農地として活用できる土地が少ない。先ほど委員からも、瑞穂町やあきる野市に稼ぎに出る人がいるというお話があったが、少ない農地で何を作っていくかをよく考えていくべきである。

(委員) 資料2の体系図の中の「農地の保全」では、委員からお話しいただいたような、農業者の立場からの保全と、委員からお話しいただいたような、市民の立場からの保全を、明確に区別して考えていくのが良いのではないか。そのためには、市としても優遇できるような計画を考えていくことが重要だと考える。また、直売所を中心とした農業を今後どのように展開していくかについても、考えていく必要がある。現在、多品目少量栽培が進みすぎてしまったことは、問題ではないだろうか。少しずつ特徴のあるものを支援していけるような施策が打ち出せると良いのではないだろうか。また、後継者の話で、認定農業者制度についての話も出たが、農業振興の新しい計画の根幹ができてきたら、その後はぜひこういった細かい制度についても考えていただきたい。

(会長) 前回の工業・商業の時も、後継者の問題が重要な点であったが、農業に関しても、あるいは、この後話し合う観光の分野においても、後継者問題が議論の中心ではないだろうか。また、これも前回話が出たが、農業と観光に関しても、優先順位をつけて施策を進めていくべきだと考える。

(委員) 認定農業者については、現在、政府で都市農業基本法も検討されているが、今後、補助金など国の資金を使う時に、認定農業者になっていないと使えないという話もあるため、市として取り組みを進めていただきたい。

(会長) それでは、ここで一度休憩をはさみ、休憩後は観光分野に移りたい。

(休憩 午後2時50分~午後3時03分)

 

(3) 羽村市観光の現状・課題・施策の方向性について

(会長) それでは休憩に引き続き、会議を再開させていただく。議事の3「羽村市観光の現状・課題・施策の方向性について」を議題とする。この議題も、皆さんからのご意見を存分にお聞きしてまいりたいと思うので、よろしくお願いする。まずは、事務局からの説明を求める。

(事務局) (【資料3】【資料4】説明)

(会長) それでは観光についての議論にまいりたい。委員よろしくお願いする。

(委員) それでは、観光の分野ということで、私は、観光協会の会長という立場から所感を申し述べさせていただく。まず、市内の観光に関する認識だが、市内には、羽村堰や動物公園などの観光スポットがあり、多くの観光客が訪れている。また、四季折々のイベントがあり、特に春の「花と水のまつり」は関東最大級、約40万球のチューリップが咲き誇り、こうしたイベントを通じて、さらに多くの観光客が訪れている。羽村には、歴史的な神社仏閣がある観光地やディズニーランドなどの大規模施設がある街とは違う良さがあり、比べる必要も張り合う必要もないと思う。羽村は羽村の良さを伸ばし、訪れる人を大切に迎え、一人でも多くの方が訪れてくれることで、そこに街の賑わいや活力が生まれる。そうした観光像を描くことが良いのではないかと思う。「小さな旅」を求める方に対しては、潜在的に集客効果のあるスポットやイベントもあると感じているため、まずは、こうした既存のストックを磨き、充実を図り、そして発信をしていくことが大切ではないかと思う。そのために、観光協会では、本日お配りした市内の観光マップなどを作成し、市内の観光スポットをルートで結ぶような取り組みも行っている。この観光マップは、今年早々にできたものである。観光ルートを5コースに分けて作成した。その他にも、トイレや神社仏閣、花を見ることができるスポットなども載せてある。他にも、ホームページなどを活用しながら、情報を積極的に内外に発信する取り組みを行っており、今後も充実を図っていく考えである。

次に、広域的な観光に対する連携の必要性だが、11月5日には、観光協会の理事・役員とともに、南足柄市の「ざる菊まつり」を視察に伺う予定である。この南足柄市とは、相互に観光PRや交流を行うための協定を締結しており、他にも4つの観光協会とこうした協定を締結している。観光については、広域的な連携・交流が必要であり、とりわけ人と人との交流が大切であると考える。今後もこうした交流を大切にしながら、それぞれの観光地の良いところを吸収していく取り組みを続けていきたいと思う。また、広域的な観光を考える上では、地域としての西多摩、多摩地域という視点も必要であると思う。近隣地域との連携を密にしながら、エリアとして、羽村を含むこの地域が活性化していくような考え方が必要ではないだろうか。

最後に、昨年から「花と水のまつり」の期間中に、西口の観光案内所で、商工会の協力を得て、「はむらマルシェ」を開催している。期間中、多くの観光客の方が訪れて、市内商店の名産品などを購入されていくが、これからは、「観光」が「観光」のことだけを考えていれば良いのではなく、市内の他の産業、「商業」や「農業」と連携しながら、相乗的に賑わいを創出することが大切ではないかと考えている。そのための取り組みとして、商工会との連携は大変良い取り組みであると思っている。次年度からも、こうした取り組みを発展させて、例えば、市内の農産物を「花と水のまつり」会場で販売したり、観光案内所を活用して名産品を販売するなど、連携を強化していきたいと考えている。そのためには、観光事業の主体となる観光協会が、こうしたニーズに応えられる自主・自立した組織として、体制を一層強化していくことが大切ではないかと考えている。行政においては、引き続き、こうした点についての支援をお願いしたいと考えている。

(委員) この地図に載っているコースの他に、JRが作成しているコースもある。

(会長) 何か他にご意見があれば賜りたい。

(委員) 先ほどの話に付け加えさせていただくが、11月10日、13日、14日の主に午後、詳しい方にお願いして観光ガイドの養成講座を行う予定である。また、この懇談会の委員の中からも数名、観光協会の理事をやっていただき、力となっていただいている。

(委員) 羽村市には、落ち着いた住宅街や自然があり、水も綺麗で、とても住みやすい街だと思う。一昨年、「チューリップまつり」に来た際、柵がないことに驚いた。普通あれだけの観光地では、夜間人が入れないようにするものだが、羽村市は、そういった心配をする必要がないということなのであろう。誰のための観光振興かを考えた時に、自然と人が集まる観光地などでは、外国人の誘致などを積極的に考えていけば良いが、羽村の場合、まず市民の方々が楽しめるような魅力を増していき、今ある資源を大事にしながら、理解を深めていただけるような方向性の方がいいのではないかと思う。

また、政府では地方創生の流れで、「ふるさと名物応援事業」というものを来年度から実施する。これは、各市町村が自慢の名物を主張し、街が一丸となって盛り上げていく取り組みを支援するものであるが、もし何かあればご相談いただきたい。

(委員) 資料1の「商工会アンケート」の中に、文化がないという意見があるが、実は今、羽村市では文化祭をやっている。文化祭では、毎年多くの人にお越しいただいていて、これも立派な観光資源だと思う。横の繋がりの強化や、宣伝をより積極的に行っていく必要がある。また、羽村市には大型バスの停まれる場所があまりない。受入環境の充実についてもぜひ留意されたい。

(委員) 文化がないというアンケートの回答については、昔からの伝統的な文化がないというような意味だと思う。同じ資料に、知名度が低いとあるが、青梅線の車内アナウンスの青梅線の説明では、昭島、福生の次は青梅で、羽村は言われないという状況がある。そういうことからも羽村の認知度が低いと言える。また、これから西口の区画整理をやるが、これと同時に「さくらまつり」や「チューリップまつり」に観光客を誘導するような取り組みも、併せてやっていただきたい。観光協会と商工会が協力して、市内の商品を売るイベントもやったが、去年は客も多く、売上も良かった。こういった取り組みの充実も一緒にやっていっていただきたい。

(委員) 「さくらまつり」は、たくさんの方にお越しいただいているが、近年、桜が弱ってきている。桜の植え替えも、観光を続けていく上で必要だと考えるがいかがか。

(委員) 桜については、都の施設の担当者との間で現在検討中であると聞いている。

(委員) 商工会青年部に「桜プロジェクト」というものがあり、桜の苗は既に用意しているが、都の管轄のため、まだ時間がかかるのではないだろうか。

(委員) 先ほど委員からも駐車場のお話があったが、羽村の堰は石垣の作りで本当に価値のある遺跡であり、駐車場がうまく見つかればと思う。

(委員) 先ほど委員からもお話があったように、身の丈にあった観光が羽村には一番合っていると思う。ただ、あきる野市や青梅市や福生市などの近隣の市町村との広域的な繋がりも考えた観光開発もあっても良いと思う。例えば、サイクリングロードの終点が羽村となっているが、終点は最終的に人が集まる場所のため、近隣の市町村の観光協会とも協力した取り組みを重点的にやっていく必要があるのではないだろうか。

(委員) 観光振興は、羽村にとってどういった意味があるのだろうか。他地域から来た観光客に買い物をしてもらうことが目的なのだろうか。それとも、市民の方々が住みやすいまちづくりをしていくことが目標なのか。一時期「チューリップまつり」で農家が野菜を売りにいったことがあるが、5月は野菜があまり採れないため、やらなくなってしまった。

(事務局) 観光を振興することによるメリットや有効性というようなお話だと思うが、地方分権の時代の中で、都市間の競争が生まれている。こうした状況で、羽村市は都市としての知名度が低いというような声を多く聞く。そういった意味では、羽村市を内外に宣伝していくことによって地域を活性化させていきたいという思いがある。そのためには、観光という分野を振興していくことによって地域が賑わっていくことも重要だと考える。爆発的な効果はあまりないかもしれないが、他産業と協力して、例えば観光と農業の協力によって農産物が多少なりとも売れるようなサテライトを作っていくことや、市内農産品を売るようなマルシェをやるなど、そういった連携を強化していくことによって賑わいが生じるとともに、地域全体の底上げを図っていくというようなイメージを持っている。

(委員) これから人口が減ってくるが、住みよい街だと思っていただければ、自然と人が集まるようになるのではないかと考える。

(委員) 街をPRするだけでなく、わずかでもお金を使っていただきたい。そこで問題となることは、市内の観光施設周辺には物が売っている場所があまりないことである。羽村取水堰やサイクリングロードの周辺にも、少しでもお金を使ってもらえるような施設を作っておくと良いのではないかと思う。また、観光協会で作成していただいた観光マップの中の地図についてだが、個人的な意見として、大まかな距離や時間を載せると、なお良いのではないかと思う。

(委員) この地図の中に商店なども載せると良いと思う。これはどんな場所に置いてあるのかお聞きしたい。

(委員) 観光案内所や市役所や商工会などである。

(委員) チューリップの生産組合の会長をやっているのだが、外部から来た人にお金を使ってもらわないと、観光事業ではないと思う。羽村でも人を呼べるのは「さくらまつり」と「チューリップまつり」だというような声がある。桜に関しては、老木で、これからの将来が不安である。また、一番の問題は都の管轄ということであり、市として工夫することができない。そこで、唯一自前で人を呼べるのは「チューリップまつり」だけだと思う。「チューリップまつり」は、実は元々田んぼの裏作である。その「チューリップまつり」も、近くに食事をする場所がほとんどないため、車で来てすぐに帰ってしまう人がほとんどである。そこで、電車で来て、駅から市内を歩き、買い物をしていく人を増やしたい。観光協会でもオープンガーデンをやっていて、来月も南足柄市に視察に行くが、こういったオープンガーデンにもお店を出して、外部から来た人に何か買ってもらえるような支援をしていただきたい。また、去年、LIFriendsが「チューリップまつり」の期間中に来たが、それを見に多くのファンが来た。魅力があれば、あえてコマーシャルをしなくても人は来てくれる。

(委員) LIFriendsのファンは、プラザイン羽村に宿泊し、LIFriendsが羽村高校の出身なので羽村高校を見に行き、富士見公園で練習をしていたので富士見公園にも行く。以前、市内のある場所にLIFriendsにチューリップを植えてもらったが、そこに写真を撮りに多くのファンの方が来るようになった。遠方から来る人も多く、奈良から来ている人もいた。そういった意味では、LIFriendsも観光資源になると考える。また、観光マップの地図を見て、鎌倉街道のような古い羽村市の古道を載せておくべきだったと思った。こういった、市内に現在も残るものは、若い世代に伝えるべき文化なのではないかと思う。また、スポーツセンターの前の道に色付きのマンホールがあるが、こういったものにも注目すると面白いのではないか。

(委員) マンホールは、以前テレビで特集をされたと聞いた。羽村に3種類あるそうだ。

(委員) 市内に住んでいる人は良い街だと思っているが、外にいかに伝えていくかがとても大事だと思う。やはり、羽村市外の人への発信が弱いと感じる。

(委員) 観光と直接関係はないかもしれないが、羽村市に訪れる方は、花が多い街だというような印象を受けるそうだ。「花いっぱい運動」などの成果ではないだろうか。

(委員) 「チューリップまつり」の際に、チューリップの球根が欲しいというお客さんが多いのだが、チューリップの球根の販売などはできないのだろうか。

(委員) 実は、2年目に使っているため、残念ながら売ることができない。観賞を目的としている。また、観光マップに載っているカワラノギクについてだが、絶滅してしまった可能性がある。

(委員) LIFriendsのように、思わぬことが人が集まるきっかけになると実感した。

(委員) 最近は、自転車を趣味にされている方が多いが、サイクリングロードの終点に、シャワーを浴びたり休んだりすることができるような施設を設置すると客が増えるのではないか。また、そのような方々が乗る自転車はとても高価なものであるため、盗まれないように管理できるような施設などもあると良いのではないだろうか。

(委員) 羽村市とお付き合いをしていて、羽村市に来たらこれを食べていきなさいというようなものを聞いたことがないが、そういったものを考えてみるのも良いのではないだろうか。

(委員) 以前、羽村の名産を作ろうという話があったが、結局、完成には至らなかった。名産品に関しては、作るだけでなく、その後何十年もの間、時間をかけて残していく必要があると思う。

(委員) 人を呼ぶ観光の話とは関係ないが、フィルムコミッションにも力を入れていった方がいいのではないか。つい先日も、福生市の16号の横田基地沿いでも撮影をやっていた。先ほどから話が出ている「チューリップまつり」のように季節限定のものでも良いので、そういった部分も考えていくと羽村のPRになるのではないか。

(会長) 観光資源というものは、意外な場所にあり、まだ秘められた観光スポットもあるのではないかと思う。

本日は、かなりさまざまな視点から有益なご意見をお聞きすることができたものと思う。事務局においては、しっかりと整理をして、提言案に取りまとめていただきたい。それでは、これで本日予定されている議事については、全て終了した。円滑な進行へのご協力誠にありがとうございました。

 

3.その他

(事務局) 次回の会議では、「産業全般に係る充実策」と「各産業分野ごとの連携策」についてご意見をお聞かせいただくとともに、最終的な本懇談会としての提言に係る骨子などについてご議論いただきたいと考えている。

それでは、本日は長時間にわたりご協力ありがとうございました。これで会議を終了させていただく。

お問い合わせ

産業環境部産業振興課

電話: 042-555-1111 (商工観光係)内線655 (農政係)内線661 (消費生活係)内線640

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