ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

羽村市

はむらってこんなまち

スマートフォン表示用の情報をスキップ

あしあと

    平成26年度第5回羽村市社会教育委員の会議会議録

    • [2016年5月27日]
    • ID:7405

    平成26年度第5回羽村市社会教育委員の会議会議録

    日時

    平成26年10月27日(月)午後7時00分~午後9時9分

    会場

    羽村市役所3階 302会議室

    出席者

    川津絋順議長、渡部清孝副議長、愛甲慎二、本田文栄、石川千寿、指田晃、島田真宏、鈴木君子、江上真一

    欠席者

    岡部武彦

    議題

    1.あいさつ

    2.協議事項

     (1)平成26年度第4回羽村市社会教育委員の会議 会議録について 【資料1】

     (2)11~12月の社会教育関係事業について【資料2】

     (3)研究テーマについて

     (4)答申に向けての会議の進め方について【資料3】

    3.その他

    ※ 今後の会議日程(案)について

    傍聴者

    なし

    配布資料

    ・平成26年度 第5回羽村市社会教育委員の会議 次第

    ・【資料1】平成26年度 第4回社会教育委員の会議 会議録

    ・【資料2】11~12月 社会教育関係事業実施予定表

    ・【資料3】平成26年度・平成27年度 社会教育委員の会議スケジュール・今後の検討の進め方(案)

    ・東京都市町村社会教育委員連絡協議会第1ブロック研修会資料

    ・東京都市町村社会教育委員連絡協議会第1回理事会会議録

     

    会議の内容

    1.あいさつ

    (生涯学習総務課長)皆さんこんばんは。10月18日に東京都市町村社会教育委員連絡協議会第1ブロック研修会が青梅市で開催されました。委員の皆様につきましては、お忙しい中ご出席いただき、ありがとうございました。委員の皆さんそれぞれに感じ方は違うでしょうが、貴重な時間であったと思います。これまでの会議で研究テーマについて議論していただいておりましたが、本日の会議である程度の方向性を決め、次回以降、テーマに沿った議論ができればありがたいと考えております。本日もよろしくお願いします。

     

    2.協議事項

    (1)平成26年度第4回羽村市社会教育委員の会議 会議録について

    (事務局)<資料1により説明>

    (議長)事前に配布されているが、質問等はあるか。

    (委員)特になし。

    (議長)それでは、市公式サイト等で公表させていただく。

     

    (2)11~12月の社会教育関係事業について

    (事務局)<資料2により説明>

    (議長)皆さんの関係する事業について、補足説明等はあるか。

    (委員) 説明にあったが、青少年健全育成の日事業、子どもフェスティバルが11月8日(土)、9日(日)に実施される。8日には子ども達の出店があり、また9日には懐かしのちんどん屋さんを呼ぶ等いろいろなイベント、アトラクションを計画している。是非遊びに来ていただきたい。

    (委員)第45回文化祭については、すでに2週間が終わり、今週が最後の週となる。これまでに出品された方、またこれから発表する方もいるが、よろしくお願いする。今年の文化講演会は、建長寺の宗務総長であり、また宗禅寺の住職である高井正俊さんに、「人生と 芸術・文化」という題で講演していただく。皆さんが日頃しているさまざまな活動にエールを送るような内容の講演になると思うので、ご出席いただきたい。

    (議長)文化祭は最後の週なので、よろしくお願いする。

     

    (3) 研究テーマについて

    (事務局)<資料3により説明>

    (議長)本日の会議で研究テーマの方向性が決まれば良いと思うので、皆さんの協力をお願いする。 

    (委員)平成18年3月に、「ボランティア ~ボランティア活動を推進し、生きがいのあるまちづくり~」ということが提言されていた。この提言が羽村市のボランティア団体同士の連携を図る、市民活動センターを設立する引き金になったのか、あるいはタイミングよくそうなったのかと思うが、その後ボランティアが途切れ途切れではなく、継続してなされるにはどうあるべきなのか、について議論されていないのではないか。ボランティア活動が継続してできるよう、何らかの形で発展できないものかと思う。そういった意味で、もう一回ボランティアについて議論を進めてみてはどうか。

    (委員)いろいろな取り組みをしている人たちは、自分たちが教え、若い人たちが将来自分の代わりをやってくれるようになり、少しずつ世代替わりしていけば良いと思っているが、なかなかその様にならない。先日、羽村東小学校で開催された「竹フェス」で、中心となってやっている人が20人ほどいるが、その人たちが年を取ったらその次を誰がやってくれるのか。また、青少年対策地区委員会が中心となって田植えをやっているが、この事業はずっと続けることができるのだろうか。小学校5年生で経験した田植えを自分たちが親になったら子どもに体験させようと考えるような繋がりが希薄になってきている。せっかくいろいろな催しがあっても、中心となってやってくれる人がいなくなると続かない。団塊の世代が地域に出てこないのと同じように、どうやったら次の世代が出てこられる環境を作れるのか、魅力ある活動ができるのかということをやっていかないと、繋がりがなくなってしまうのではないか。今のうちに何らかの手を打っておかないといけないと思う。

    (議長)地域の活動状況は変化していくものなのかもしれない。例えば、少年少女球技大会は50年続いているが、そろそろ見直しても良いのではないかという意見がある。

    (委員)球技大会は子ども達を中心とした事業であり、子ども達がいると誰か大人がやらなければならず、そのため関係する保護者が中心となって大会運営が出来てしまうのだと思う。

    (議長)田植えを例にとると、子ども達は大人に用意された環境の中で稲を植え、その後稲刈りをするだけである。農業体験を通して食育を学ぶという教育の観点から言えば、もっと途中の過程があっても良いと思う。

    (委員)2年程前までは小学校5年生が羽村学の中で取り組んでいたのは田植えと稲刈りだけで、点と点で、中間がなかった。その後、地域と一緒にやるようになったが、この事業に対する学校の目的と、我々地域の目的は最終的には違うのではないかと思いながらやっており、そこはこれからの課題であると思う。例えば、羽村西小学校は、田植えをしたが途中で台風に会い稲が倒れた時はどう対応するのか、また無農薬とは言わないが、なるべく害が無いように育てていくとその際に生えてくる雑草をどうするのか。また、草踏みだけでも良いということを地元の農家から聞き、それを取入れ実践している。点であったものを線にするということは、各学校、各地区委員会の工夫しだいではないであろうか。ある程度環境を提供したら、その後はいろいろなところで工夫しながらやっていけば、もっと子ども達も興味を持ってくれると思う。

    (委員)自分の学んだことをその恩返しとして次の世代に教え、またそこで学んだことを次世代に教えるといった、世代交代を繰り返しながら学び合う仕組みを作らないと、教える人がいなくなり、活動ができなくなってしまうのではないか。そうならないためにはどうしたら良いかを考えることが大事である。

    (委員)田植えについては、現在、子ども達が中心である。そうであれば、大人が田んぼ作りをやってみても良いと思う。大人が学んだことやその楽しさ等を子ども達に教えられれば良いのではないか。こういった仕組みを継続的にしていく工夫をしないと、今やってくれている人が年を取っていった時に、教えてくれる人がいなくなる。田植えは一つの例であり、これは文化協会などの社会教育関係団体にも言えることである。高齢化により構成員の人数は少なくなっていく。そうなった時に文化祭は誰が支えるのか。そうならないための人の取込み、またどのようにして人を育てる組織作りをしていけば良いのか。

    (議長)結局、現役の年代の人にはゆとりがない。社会的にも一番忙しい年代であり、また65歳まで働かなければならず、自分の仕事に一生懸命である。先ほどのボランティアの提言は、2007年問題で、60歳で定年退職する団塊世代の人たちを期待した提言だが、結局65歳まで働かなければならなくなってしまった。そして今度は70歳まで働かなければならない時代が来る。そういう中で、趣味に時間を使いたい人もおり、ボランティアをやるには思いがなければできない。

    (委員)やはり、現在働いている人が落ち着いて趣味に時間を費やしたいと思うのは65歳付近である。実際なんだかんだ言っても、それまで待たないと出来ない。それはそれで受け止めなければならないと思う。

    (委員)その時に一歩足を踏み出すきっかけはどうやって作るのかということである。

    (事務局)昨年委員であった方は都市社連協の関係でご存知かもしれないが、調布市や府中市などのような自治体でも、「学び返し」をテーマに何年も研究している。「学び返し」は独自の言葉で、次世代への循環のような形で、学んだことを次の世代に教えることである。お祭りや地域の行事を介して「学び返し」をしていることについては調布市からも事例発表があったが、やはりどこの自治体でも課題として捉えているのではないか。羽村市においても生涯学習基本計画の中で「循環型の学習活動」というフレーズを使うなど、生涯学習社会の実現に取り組んでいる。当然、羽村市の中での課題というのは、皆さんご存知のとおり団塊の世代に関してや、若者もそうだが、それぞれがぶつ切り、あるいは縦割りになっているということで、うまく循環できていないのが現状である。

    (委員)八王子市では、退職の近いお父さん世代向けに、地元に戻った時の準備のために、仕事が終わった後に駅の近くの会館を利用していろいろな講座を設けている。

    (委員)前回の議題で、生涯学習基本計画の課題は何かと質問されたことが引っかかっている。私たちが自由な意見を出していくというのはいかにも良さそうだが、自由に出た意見はそのままほったらかしになってしまうのが常況なので、行政がどういう課題を持っているかということと一緒に考えていければと思っている。そこに先程、事務局からの発言で「循環型」ということも含めて行政側の課題が挙げられた。その循環型の中に、社会に学んだことを還元していくことがいろいろな場面にある。子ども達にどう還元していくかという観点が無いと、散漫になっていくのではないかと思う。また、1点気になっているのが、来年度ゆとろぎが10年経つということで、10年の評価、市民との協働を謳っていることの評価というのが必要だと思う。そしてその評価する視点は、やはり生涯学習基本計画で言われているような、学校、家庭、地域の連携の観点でどうなっているのかを評価する必要があると感じている。また、もう1つ、子どもを軸にしながら大人たちがいろいろな関わりをしていく、ということについて、先程の「循環型」の件もどこに向けてなのかを明確にし、「教育委員会として学校にいる子ども達の成長、発達に大人がどう関われるか」という様に絞って議論すべきでないかと思う。

    (事務局)例えば、「循環型」や「次世代へ」というテーマの下で、子どもにはどういうことを求めているのか、また大人にはどういうことを求めていくのかという様に枝分けを作っていくのはどうか。その中で行政の役割についても課題として挙げ、ゆとろぎの役割は重要であることからも10年間を検証してはどうか。

    (委員)生涯学習基本計画を策定した時に、計画事業がどのように取組まれているかを検証する懇談会を立ち上げている。その懇談会と内容が被らないようにしないといけないのではないか。

    (事務局)平成25年度の懇談会では、前年度に取組んだ事業の進行管理をした。しかし、生涯学習基本計画に基づく事業が700以上あるので、懇談会委員に事務局から事業の説明をしても説明し足りないなど、進行管理するのに難しいところがあった。そこで、今年度の懇談会では、今後羽村市が生涯学習社会を充実していくために羽村市の取り組むことということで、行政、市民や団体の役割の中で委員の皆さんが考えていること、また社会教育施設の役割にはどんなものがあるかなど、あらかじめテーマを設け委員から意見をいただいた。

    (委員)懇談会で議論していることと被らないのであれば、ゆとろぎの10周年に合わせて、今後、市民の会と一緒にどのようにゆとろぎが発展していけば良いのかなど、検証の部分に踏み込んでみてはどうか。

    (議長)ゆとろぎは、公民館の時とは違い貸館状態になっている。例えば自分たちが活動しているところに子ども達を集めて教室を開こうと思っても、場所を借りてやらなければいけないため、お金がかかる。

    (委員)子どもを集めると考えるのが間違いではないか。学校に子ども達がいるわけであるので、そこで学習の場面として教えるとか、放課後の子ども達にいろいろな遊びを教えれば良い。子ども達を集めなくても、学校にいる子ども達に対して、自分たちの持っているものでどう支援するかという様に考えれば、集めるという話にはならない。

    (委員)私も何回か小学校に行って教えたことがあるが、先生が加わると難しい問題も出てきてしまう。

    (委員)やはり仕組みになっていないからではないか。循環型のものをそれぞれの自分の力量や、先生の力量で繋げるのではなく、循環型の仕組みを作るとはどういうことなのか、というのが事務局の課題なのではと思っている。

    (議長)学校支援地域本部の活動として、子ども達を健全に育てるためにいろいろな地域の人を求めている。例えば教室から子どもが飛び出し、担任の先生が苦労することがあるが、その場合、そういう子を見守ってくれる人がいれば助かると学校からも頼まれている。学校は地域の文化の中心地であるため、住んでいる人全員が、例えば学校の花壇を綺麗にする等、ボランティアで来てくれており、何とか盛り上げていこうとしている。これから子ども達をどう育てていくかが、一番大事である。それは将来に繋がっていくので、私たち大人の責任である。ではそのためにはどうしたら良いかということである。

    (委員)あまり学校を頼られると、今度は学校の身動きが取れなくなってしまうことが考えられる。例えば、餅つきの話になるが、二中、三中校区は、町内会の加入率が低く、餅をつく人、餅を丸める人がおらず、地域の人達が餅つきをしたくても自分たちだけではなかなかできない状況である。そこで、地域の中学生に参加してもらうよう学校に求められた。中学生が来ればその親も一緒に参加し、それにより更に人手が集まるので、二重三重に良いということである。しかし、その様に参加を促しても、その子どもが親になった時に参加するかと言うとそうではない。そのため、また学校から子ども達に参加するよう呼びかけ、結果として親も参加する状況になるのではないか。この様に循環にならず、どこかで切れてしまうので、循環になれば良いと思う。大人が学んだことを子どもへ教えるという仕組みになれば良いと思う。

    (議長)昔は公民館で夜の講座が多く開催され、参加する人も多かったが、今は講座自体が減っている。どちらかというとゆとろぎは貸館状態で、活動している人たちが部屋を借りる施設になってしまっているのではないか。

    (委員)本当はコーディネートする人がいれば良いが、残念ながらいない。人気のありそうな講座をやらなければいけないということで、体験教室を開催してみたところ、想像以上に人気で40人くらいすぐに集まったこともある。参加することは良いことであるが、体験教室であるため、終わるとさっといなくなってしまい後に続かない。これを何としてでもサークル活動として楽しくやり、次の世代に続くようにしたいが難しい。

    (委員)私がやっているバレーボールについて言えば、元々町内会の人で構成されていたバレーボールチームがあったが、段々と町内会での編成ができなくなり、普通のクラブチームとなった。このクラブチームに地域の高校生や、高校OBにも参加してもらうことがあったが、若い人たちは年齢がいくとそれぞれ羽村の外へ行ってしまう。しかし、お母さんがバレーボールをやっている場合、その娘が羽村に戻って来た際には、お母さんと一緒に同じチーム、あるいは別のチームでバレーボールをする状況があり、これは良いことであると思っている。

    (委員)羽村に戻って来た時に、こういう場所で活動ができるということを準備しておけば、戻って来た人はその活動に簡単に参加することができる。そして加入したら、子ども達の面倒を見るという様になれば良いと思う。先程発言にあったのはスポーツの例かもしれないが、これは文化的な部分においても同じことであると思う。

    (委員)文化的な部分についても、若い人は少しずつではあるが参加してきている。そこで、若い人と子どもとが一緒に何かを作るということは少し実施しているが、まだ数が少ないので、どうなるかはわからない。

    (委員)若い人が入って来るというのは、その人が子どもの時に経験があるからなのではないか。

    (委員)上手くいった例をもっと広め、それを受けて上手くいった例が増え、更に広がっていけば良いと思う。そういう循環型社会にどうしたらできるのかというのを提言してはどうか。

    (委員)感覚的なところではあるが、羽村市は他の自治体と違って、何をやるにも1つにまとまってできる環境がある。これは良い条件であると思う。そういう角度から捉えると、何かを立ち上げようとした時に、環境は他の自治体より整っていると思う。

    (委員)たしかにまとまり易い規模である。例えば八王子市では、市内にある42校が一斉に集まって実施するものは水泳大会と駅伝大会の2つで、年に2回しかない。42校の校長が顔を合わせるのも年に2回で、あとはバラバラでやっている。

    (委員)羽村市程度の規模であれば、地縁での集まりが大事であると思うが、羽村市では地縁だけの繋がりだけでなく、目的での繋がり、例えば子育てをするためのサークルの繋がりというものがある。こういった繋がりは、地縁や町内会とはまた違う目的のものもたくさんあるのではないか。そういうものが体育祭や文化祭には出てこないが、そういう芽はたくさんあると思う。私もそうであるが、地域と一番かかわったと思うのは、子どもが学校に通っている子育ての時である。自分が働き盛りの時は、夜寝るだけにしか羽村に帰ってこないので、講座に参加するとしたら、羽村で参加するよりも職場の近くの自治体で実施されている講座を受けて帰ってきた方がいい。こういった状況は他の世代にも現実としてあり、高校生はまさにそうである。高校生は必ず市内の高校に行くわけではないので、そうなると地域との関係がそこで一回切れる。そして子育ての際にまた羽村に戻り、地域と繋がるのではないか。文化祭や体育祭の様な全体の繋がりと同時に、羽村では目的で動いている人たちがたくさんいそうな環境であり、その中の1つとして子育てで動いている人がたくさんいると思う。そういった人達の繋がりへの支援があまりない様な気がする。

    (委員)確認であるが、循環型の学習活動とは、生涯学習基本計画の中の「学習基盤と推進体制の充実」にあたるのか。

    (事務局) 「学習基盤と推進体制の充実」は、各ライフステージに掲げる施策の推進を支える位置づけにある。それぞれのライフステージで生涯学習基本計画は成り立っており、例えば、乳幼児期、少年期では学ぶ側の施策があり、これが壮年期になると学んだことをいかに社会に還元していくかという施策が入ってくる。

    (議長)いろいろな意見があったが、そろそろテーマの決定に向けて議論を進めていきたい。

    (委員)一番簡単なのは、ゆとろぎの10周年を評価することである。

    (委員)公民館時代は、公民館の上に社会教育委員がおり一応関わっていたが、今は関与していないので、むしろゆとろぎを評価しても良いと思う。

    (委員)社会教育委員として一つの施設だけを評価するというのは疑問である。

    (委員)評価機関を持っていない市の学習施設を、循環型の施設として活用するためにはどうすれば良いのかということをテーマとしてはどうか。

    (議長)同じ社会教育施設と言っても、ゆとろぎは公民館と違い貸館状態になっている。それを社会教育の視点からどう評価するのか。

    (委員)循環型の学習とどう繋げていくかについての評価をすればいい。

    (委員)もう1つの提案として、毎回、この会議では「社会教育関係事業実施予定表」ということで、ゆとろぎ、郷土博物館、スポーツセンター、図書館でどのような事業が実施されるかについて紹介され、その実施について了解している。そこで、大きくは評価機関を持たないゆとろぎと郷土博物館とスポーツセンターを、どの様に循環型の施設として、あるいは地域を活性化する学習施設としていくかということをテーマにし、現在循環型でないのは何に起因しているのか、また改善点はどこなのかということを調査分析してまとめてはどうか。

    (議長)平成21年に「羽村市における社会教育施設のあり方について」ということで、社会教育施設の連携についての提言をした。それに生涯学習基本計画に「循環型」とあるから、循環型からの視点を入れて提言をするということか。例えば、毎月「子ども映画会」が実施されているが、これは16ミリメートル映画の映写技術を持った人達が、子ども達に良い映画を見せようということで、昔から自ら企画・実施している。

    (委員)その楽しい思いをした子ども達が将来16ミリメートルの映写技師になり、次の世代に見せてあげられるようになりたいとなっていくことが循環型の社会であると考えてはどうか。

    (委員)そこまで踏み込まなくても、映画を好きな人達が、映画を子ども達に見せたいと思った時に見せられるような機会を行政が用意してくれているのか。また、機会があるのならば、会場の用意や財政的な支援をするなど、その人たちのやったことがどこかに還元できるように、行政としても取組んでいるのかどうかを考えても良い。

    (議長)「子ども映画会」は、16ミリメートルの映写技術を学んだ人が子どの達に見せてあげたいということで実施しているものである。学んだ人がそういうことをやっていけば、それも循環型になるではないのか。

    (委員)循環型の定義はそれで良いが、その具体的な例を何か挙げ、仕組みとして今足りないところは何なのかを考える必要がある。今話に上がっている3つの社会教育施設を中心に、施設をどう活用し循環型の学習を確立すれば良いのかということを提言してはどうか。

    (委員)例えば、市民の会は、まさに自分たちが学んだことを市民に活かしていく仕組みとしてできていると思う。ただ、新しい人が加入してこないという課題はある。また、そこにおいて、職員がどういう役割を果たしているのかということも課題として出てくるのではないか。

    (委員)市民の会の活動は、講座等の企画立案である。自分たちが講師をするのではなく、講座を企画し、その講座の講師はどういう人がいいか、また、講師との日程調整や講座の予算等を含めて企画立案している。その反面、文化協会の方々は、自分たちが講師となれるスキルを持っているので、本人たちを講師とした講座等を企画することができる。この点は、市民の会との違いであると思う。

    (委員)市民の会が実際にどういう事業を企画しているのかは、今後の会議において提示してもらえれば良いのではないか。

    (委員)今発言のあったことも含めて、ゆとろぎ、郷土博物館、スポーツセンター、図書館の事業の実施状況について検討していくのはどうか。

    (事務局)個々の施設を評価するのではなく、循環型社会を実現するために社会教育施設ができることとは何かという方向で検討するということか。または、少し違った考え方として、循環型社会を実現するためには、1つの施設だけにスポットを当てるのではなく、他のキーワードである学校、子ども、団体、大人等と合わせてその中の1つとしての社会教育施設の役割ということで検討することもできるのではないか。

    (委員)各社会教育施設で実施している事業が一覧になっているものがあると思うので、そういうものを見せていただきたい。

    (事務局)各社会教育施設で実施している事業を一覧にすることはできるが、各事業がどういう目的で誰を対象としているかなど、詳細なことを把握するには各担当者からの説明が必要になってくる。

    (委員)それについては、提言の骨子が固まる前の段階で、各施設の責任者に正しいかどうかの確認をしてもらえば良いのではないか。また、施設のあり方云々ではなく、循環型社会にするために何が足りないのか、こういう手段を実施したらどうかというところを中心に検討すれば良いと思う。例えば、なぜ今、学校支援地域本部かというと、地域の活性化を学校が中心になって実施する必要があるためである。学校を支援するという方向は強いが、学校が中心になって地域の活性化を図ることも学校支援地域本部の役割である。この様に、学校は、教育をつかさどり、なおかつ地域の活性化も図らなければならないという位置付けにいる。では、社会教育施設はどういう位置付けでどういうことを実施すれば良いのか。学校は法律で縛られていることも多いため、学校で実施して欲しいと言われたことに対し全てに応えることは難しい中で、学校が中核となって地域の活性化を図ることが求められている。そこで、地域の教育力を取り組むことによりその力を外に派生させ、もっと地域の活性化に繋げる。すなわち、地域の人材を外部に発信していき、それにより地域を活性化させるのが学校支援地域本部であると思う。この様に、求められているものは徐々に変わりつつある中で、社会教育施設であっても、何ができて何ができていないのかについて提言していく必要はあると思う。

    (委員)社会教育施設を監査し、ここがおかしいといった指摘をするつもりではなく、こうしていってみたらどうかということを、生涯学習基本計画にある「循環」という観点から意見するということである。

    (議長)平成22年度に答申した「羽村市における社会教育施設の在り方について」の時は、委員でグループを作り、1グループ1施設担当という形で各施設に行って調べた。今回は施設の担当者を呼んで説明を聞くという形で良いか。

    (事務局)これまでの発言では、「循環型生涯学習の実現に向けて」といった大きなテーマを設け、その下に「社会教育施設に求められるもの」といったサブテーマを設けるということか。

    (委員)循環型生涯学習の実現に向けたテーマで議論し、ある程度話が絞られてきた時点でテーマを決定してはどうか。

    (事務局)議論を進めるうえでの方向性が決まれば良いと思う。今回は、循環型社会を実現する手段の1つとして、社会教育施設にスポットを当てて調査研究するという方向でよろしいか。

    (委員)一旦地域を離れた人が、戻って来た際に地域の活動に一番参加し易い場所と言えば社会教育施設であり、参加し易いところにするために何かできることはないかと考えていけば良いのではないか。

    (委員)それも1つではあるが、やはり施設だけでは抱えきれない問題であると思う。例えば、地域に子育てサークルがあれば、社会教育施設ではなくそちらに直接参加することもある。そのサークルに対し行政がどのように支援をするかという所まで検討するべきではないか。まずは社会教育施設について検討し始め、施設だけでは抱えきれないためサークル等への支援も必要だという意見が出れば、それはそれで考えていけば良い。

    (事務局)今の発言であると、行政の役割という範囲で検討することになるが。

    (委員)そうである。施設だけではなく、施設も含めた行政の役割というところにスポットを当てて考えていく。

    (委員)行政側の考えも発言して欲しい。社会教育委員もその意見を基に提言をするので、行政がやりたいと思っているところは発言してもらいたい。

    (議長)では、「循環型生涯学習の実現に向けて」といった方向で、次回以降考えていく。

    (事務局)次回の会議では、社会教育施設で取り組んでいる事業等について、参考になる資料を準備したいと考えている。

     

    3.その他

    ※今後の会議日程について

    (事務局)<今後の会議日程(案)について説明>

    (議長)第6回会議は12月1日(月)午後7時、第7回会議は平成27年1月23日(金)午後6時とする。

    (議長)以上で終了とする。

    (副議長)皆さんお疲れ様でした。研究テーマについていろいろご意見をいただきました。テーマについて大体の方向性が見えてきました。今後も議論しながら進めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。

     

     

     

    お問い合わせ

    羽村市教育委員会 生涯学習部プリモホールゆとろぎ(生涯学習センターゆとろぎ)

    電話: 042-570-0707 

    電話番号のかけ間違いにご注意ください!

    お問い合わせフォーム