日時
平成26年10月22日(水曜日)午後7時~午後8時45分
会場
市役所4階特別会議室
出席者
【委員】広岡守穂、神子島健、藤巻小百合、佐藤晴美、古川光昭、小山夏樹、天野湛美、井上肇彦、前田静恵、岡田千依、平野麻紀、谷中芳枝、三品孝之
【事務局】企画政策課長、企画政策担当主査、企画政策担当主任
欠席者
【委員】前田修
議題
(1)第7期羽村市男女共同参画推進会議での担当課ヒアリングにおける推進会議意見に関する取組状況について
(2)羽村市男女共同参画基本計画(平成25年度実績)実施計画ヒアリング事業の選定について
傍聴者
なし
配布資料
・次第
・第7期羽村市男女共同参画推進会議での担当課ヒアリングにおける推進会議意見に関する取組状況【資料1】
・羽村市男女共同参画基本計画(平成25年度実績)実施計画ヒアリング事業選定資料【資料2】
・北杜市男女共同参画推進委員会・羽村市男女共同参画推進会議交流会
【資料3】
・第30回「女と男、ともに織りなすフォーラムinはむら」プレイベントチラシ【資料4】
会議の内容
1 開会
2 会長あいさつ
お忙しい中お集まりいただき感謝する。よろしくお願いしたい。
3 議事
(1)第7期羽村市男女共同参画推進会議での担当課ヒアリングにおける推進会議意見に関する取組状況について
(会長)議事の1項目め、第7期羽村市男女共同参画推進会議での担当課ヒアリングにおける推進会議意見に関する取組状況について、事務局から説明をお願いする。
事務局より資料1に基づき説明
(会長)育児休業制度に関する情報を職員に分かりやすく周知すべきという意見に対して、本年5月に職員に周知がなされたとのことである。また、市役所男性職員が産前産後のサポートのため取得した休暇について、職員に周知すると良いという意見に対しても、休暇の取得人数を職員に周知したとのことである。一方、保育園の空き室を利用して学童保育を行ったらどうかという意見に対しては、空き室がなく活用が難しいとのことであり、羽村市男女共同参画推進会議の意見に対して議論がなされ、実現されたものと実現されなかったものがあるという状況である。意見はあるか。
(委員)学童クラブの設置数と利用数を知りたい。また、対象について聞きたい。
(事務局)12クラブ設置しており、月平均登録人数は516人となっている。対象は、小学校3年生までである。子ども子育て支援新制度の開始に伴い、対象が小学校6年生までに拡大されることになるが、施設のキャパシティについて議論する必要がある。
(会長)他にあるか。
(委員)市役所男性職員の育児休業取得は何日取得したのか。また、出産支援休暇、育児参加休暇はそれぞれ何日取得できるのか。
(事務局)育児休業取得は1週間である。出産支援休暇は2日以内、育児参加休暇は5日以内である。
(委員)休暇の取得者数を職員に周知したとのことであるが、有給休暇で対応したものは含まれているのか。
(事務局)含まれていない。
(委員)休暇の制度を制定する際、参考にした制度はあるか。
(事務局)東京都の制度に準拠している。
(会長)羽村市男女共同参画推進会議の意見に対して検討がなされ、実現したものもあり良い結果であった。続いて、議事の2項目め、羽村市男女共同参画基本計画(平成25年度実績)実施計画ヒアリング事業の選定について議題とする。事務局から説明をお願いする。
(2)羽村市男女共同参画基本計画(平成25年度実績)実施計画ヒアリング事業の選定について
事務局より資料2に基づき説明
(会長)今後、担当課へのヒアリングを行い、羽村市男女共同参画推進会議の意見をまとめていく。女性の経済的自立をテーマとして事業を一覧にした資料を参考に、ヒアリング担当課及び事業を選定していきたい。
(委員)女性の経済的自立をテーマとすると、産業課が多く関わっている。内容が専門的であるが、産業課が男女共同参画の視点を持ち事業を進めていくためにヒアリングを行いたい。
(会長)産業課へのヒアリングは非常に良い。具体的にどの事業についてヒアリングするか検討したい。例えば、女性の活躍支援や企業の取組みを知るため、地元の商工会との連携についてヒアリングすることがあげられる。また、ワークライフバランスを推進している企業に対して表彰を行う「ワークライフバランス認定企業」の制度を設けている自治体があるが、羽村市は取り組んでいないことから、産業課に企業の実情を聞き、ワークライフバランス認定企業の制度の実現について意見することもできる。他に意見はあるか。
(委員)男女雇用機会均等法等をどのように周知しているか、企画政策課と産業課にヒアリングを行いたい。No.51「事業者への周知・啓発」、No.56「男女共同参画を推進している市内事業所の情報収集」、No.57「商工会との連携」、No.58「市内事業所との男女共同参画推進事業の協働」が該当する事業である。
(委員)No.60「女性のための再就職、キャリアアップ応援講座の開催」について、実際に再就職につながっているのか、実績や効果を聞きたい。
(会長)No.60「女性のための再就職、キャリアアップ応援講座の開催」では、再就職支援セミナーとミニブルーム交流カフェが実施されているが、産業課と企画政策課のどちらが主体となって行っているのか。
(事務局)再就職支援セミナーは企画政策課、ミニブルーム交流カフェは産業課が主体となっている。
(委員)No.61「出張ハローワークの開設」、No.62「就職面接会等の実施」について聞きたい。
(会長)No.61「出張ハローワークの開設」は国の機関が行っているものであり、市が主体的に取組みを進めることは難しい。具体的な提言ができるのであれば、ヒアリングを行う意義がある。
(委員)経済的自立から外れてしまうかもしれないが、リタイヤした世代が活躍を始めている。No.69「地域活動推進リーダー等の養成」などの講習を受けて、リーダーにもなっていると聞く。老人福祉や健康づくりのリーダーの実情や病気の予防になる健康増進の取組みについて聞きたい。
(委員)ワークライフバランス認定企業の制度については、第7期羽村市男女共同参画推進会議でも議論した事であり、なぜ取組みが進んでいないのか聞きたい。
(委員)No.57「商工会との連携」について聞きたい。
(委員)産業課のヒアリングの際に商工会の方に来ていただくことは可能か。羽村市男女共同参画推進会議からも直接意見を聞きたい。
(会長)商工会へ出席を求めても来ていただけるかはわからないが、ヒアリング事項を示し、必要がある時に質問をしたいが来ていただけるか、という形で商工会へ出席を依頼することもできる。
(委員)No.59「情報の収集と提供」、No.60「女性のための再就職、キャリアアップ応援講座の開催」、No.61「出張ハローワークの開設」について聞きたい。
(委員)事業所に対して情報提供にあわせて、「男女共同参画の取組みや制度設定をしているか。女性管理職の登用の目標はあるか。女性社員の平均勤続年数は何年か。法令違反はないか。」という内容のアンケートを実施できないか。報告を求めることで、男女共同参画の取組みを浸透させていくことができる。さらに、アンケートの結果により、男女共同参画が浸透している企業を認定する制度ができるとよい。
(会長)調査を依頼しても、回答していただけるか難しいであろう。
(事務局)国の所掌範囲であり、調査が任意であれば、なおのこと難しい部分もある。
(委員)企業も経営者も意識を変化させることが重要である。企業の利益と従業員の生活の両方を高めるよう意識を変えていただきたい。そのためにどうしたらよいか考えると、ワークライフバランス認定企業の制度もその一つである。アンケートは、繰り返して実施していくことで意味が出るのではないか。
(会長)自治体で取り組む事例はあまりない。
(委員)女性の経済的自立、男性の生活の自立を進めるために、企業も変わらないと社会が変わっていかない。企業を変えるという視点ではできる事は限られている。
(会長)市役所で先進的に取組み、広がりを持たせることも考えられるが、実情はなかなか難しい。しかし、羽村市男女共同参画推進会議で働きかけるのは大事だと思う。
委員の意見をまとめると、(1)働きやすい職場環境づくりの推進から1事業、(2)①女性の再就職支援から1事業、及び、No.67「男女共同参画に積極的に取り組む事業所の紹介」について企画政策課と産業課へヒアリングを行うこととする。3事業に関連した形で、いろいろな質問ができる。また、委員から意見のあった健康増進の取組みについては、まずは状況を把握するために文書で回答を求めることとしたい。商工会の出席については、難しいかもしれないが依頼したい。他にあるか。
(委員)No.57商工会との連携では、月1回商工会との意見交換会をしたとあるが、意見交換の内容を示してほしい。
(会長)担当課に確認を行い、事前に資料を送付して欲しい。他に意見がなければ、その他として、北杜市男女共同参画推進委員会・羽村市男女共同参画推進会議交流会について事務局から説明願いたい。
(事務局)羽村市と北杜市では、市民相互の交流や行政の各分野での交流を続け、平成8年に姉妹都市として提携し、スポーツ交流や文化芸能、産業祭の相互出展など、相互の教育・文化・産業などのあらゆる分野で、幅広い交流が進められている。今回、北杜市男女共同参画推進委員会より、姉妹都市である羽村市の男女共同参画推進会議の委員と交流を持ちたいという呼びかけがあり、交流会を開催することとなった。交流会では、各委員の活動状況の紹介、事前質問への回答、意見交換を予定している。また、北杜市男女共同参画推進委員会から羽村市へ質問が出されている。羽村市男女共同参画推進会議から北杜市への質問を検討していただきたい。
(会長)交流ができる貴重な機会であるので、ぜひご出席いただきたい。
また、北杜市委員への質問事項について検討したい。委員はどのように決めているのか。推進員はどのような活動をしているのか。年齢構成なども聞くと良い。
(委員)北杜市の人口統計、保育園状況、経済構成の状況、通勤の状況を聞いたうえで、質問できるとよい。
(委員)苦労している点や問題点などを聞きたい。
(委員)3部門あるとのことだが、3部門を設置した経緯と活動内容を聞きたい。
(委員)担当課とのヒアリングの参考にするため、先ほど検討したヒアリング事業を北杜市に聞きたい。
(会長)ワークライフバランスの推進という観点から、保育園、学童クラブ以外の支援センターなどの施策について聞くこととする。
(委員)羽村市男女共同参画推進会議委員は北杜市男女共同参画推進委員会と比べると人数が少ないが、他に出席を求められる団体はないか。
(事務局)羽村市男女共同参画フォーラム実行委員やはむら男女共同参画をすすめる会に出席を呼びかけることができる。
(会長)羽村市男女共同参画フォーラム実行委員とはむら男女共同参画をすすめる会の委員に出席を求めたい。他にあるか。
(事務局)11月1日、2日の羽村市産業祭において、「女性に対する暴力をなくす運動」の啓発活動を行う。DV防止啓発パネルを掲出するとともに、啓発用ポケットティッシュを配布する。また、11月16日にワークライフバランスをテーマに「女と男、ともに織りなすフォーラムinはむら」のプレイベントを行う。ぜひご参加いただきたい。
(会長)以上で本日の会議を閉会する。活発に議論していただき感謝する。
午後8時45分終了