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    第8期 第5回羽村市男女共同参画推進会議 会議録

    • [2015年2月18日]
    • ID:7548

    第8期 第5回羽村市男女共同参画推進会議 会議録

    日時

    平成26年12月18日(木曜日)午後7時~午後9時

    会場

    市役所4階特別会議室

    出席者

    【委員】神子島健、藤巻小百合、佐藤晴美、古川光昭、小山夏樹、天野湛美、井上肇彦、前田静恵、岡田千依、平野麻紀、谷中芳枝、前田修

    【担当課】産業課長

    【事務局】企画政策課長、企画政策担当主査、企画政策担当主任

    欠席者

    【委員】広岡守穂、三品孝之

    議題

    (1)羽村市男女共同参画基本計画(平成25年度実績)実施計画ヒアリングについて

    (2)羽村市男女共同参画基本計画施策評価シート(平成25年度実績)について

    傍聴者

    なし

    配布資料

    ・次第

    ・羽村市男女共同参画基本計画施策評価シート(平成25年度実績)【資料1】

    <当日配布>

    ・広報はむら平成26年12月15日号 特集Weave

    ・男女共同参画フォーラムチラシ

     

    会議の内容

    1 開会

    2 副会長あいさつ

    お忙しい中お集まりいただき感謝する。会長が体調不良で欠席のため、職務を代理する。本日は担当課のヒアリングを予定している。よろしくお願いしたい。

    (事務局)本日は傍聴者はなしである。また、本日は、担当課ヒアリングのため産業課長が出席している。なお、商工会については他の会議と重複しており、出席がかなわないとのことであった。よろしくお願いしたい。

    3 議事

    (1) 羽村市男女共同参画基本計画(平成25年度実績)実施計画ヒアリングについて

    (副会長)議事の1項目め、羽村市男女共同参画基本計画(平成25年度実績)実施計画ヒアリングについて、事務局より説明をお願いする。

    事務局より資料1に基づき説明

    (副会長)女性の(経済的)自立をテーマに、羽村市男女共同参画基本計画(平成25年度実績)実施計画の取り組みについて、産業課と企画政策課にヒアリングを行い、羽村市男女共同参画推進会議としての評価・提言をまとめていきたい。まず、「基本目標3 働く環境の整備と改善・充実 施策(1)働きやすい職場環境づくりの推進」から質問はあるか。

    (委員)「No.50男女雇用機会均等法や育児・介護休業法などの周知」について、関係機関からのリーフレット等による情報提供を行っているとのことであるが、それだけで良いのか。

    (産業課長)市内の産業に携わる方の活動を支援するため設置している羽村市産業福祉センターに、関係機関からのリーフレットを設置しているほか、羽村市独自の取り組みとして中小企業診断士等の資格を有した企業活動支援員が市内企業や商店を訪問しており、その際、国や東京都の資料を持参し、周知に努めている。なお、企業活動支援員は、製造業・商業を中心とした企業へ年間延べ1300回訪問し、経営相談や販路開拓などの相談を受けている。

    (副会長)No.50は市民向けの広報も指しているが、その場合にはリーフレットの配布ということになるか。

    (産業課長)その通りである。

    (副会長)他に意見はあるか。

    (委員)男女共同参画について認知度が低いということを感じているが、どのように捉えているか。

    (事務局)役割分担意識が残っていることは認識しており、男性、女性に関わらず平等であり、ともに地域社会を作っていくという意識啓発に取り組んでいるところである。男女共同参画は分野が広いことから、全庁的な取り組みとして推進している。

    (副会長)どの程度理解が進んでいるのか計る必要がある。

    (事務局)同じ設問を基本として定期的に市政世論調査を行っており、平成27年度に実施する予定である。

    (副会長)他に意見はあるか。

    (委員)「No.57商工会との連携」はどの程度、どのような内容で行っているのか。また、男女共同参画に取り組む事業所を把握しているか。

    (産業課長)主に景況等の把握などに関して、月に1回意見交換を行っている。市内で男女共同参画に取り組む事業所については、把握しきれていない部分があるが、東京ワークライフバランス認定企業も出ているほか、雇用の際に女性枠を設けている事業所もあり、少しずつ浸透してきていると捉えている。

    (副会長)市内企業では市民の雇用が多いのか。居住地と職場が近ければ、ワーク・ライフ・バランスにとってプラスに働く。市民のワーク・ライフ・バランスの推進や企業にとっても良い。

    (産業課長)事業所内に育児施設を設置している大手企業もあり、設置を希望する事業所に対し、国の補助制度の紹介などを行っている。

    (企画政策課長)羽村市は職住近接のまちづくりを進めてきており、羽村、日野、小平の三都市は三多摩の中でも製品出荷額が非常に高い割合となっている。都市の基盤整備から半世紀が経ち、工場の老朽化、耐震化などの対策も始まっており、職住近接のまちづくりは転換期を迎えていると言われているが、市民が市内で働いている割合は37~38%と他市に比べ高い割合を保っており、ワーク・ライフ・バランスの観点においても望ましいことであると捉えている。

    (副会長)続いて「施策(2)女性のチャレンジ支援 主な取組①女性の再就職支援」について、まず事務局から説明をお願いする。

    (事務局)平成25年度に実施した再就職支援セミナーは、主に20代~30代の女性12人が受講し、アンケートでの満足度は高く、好評であった。参加者のほとんどが子育て世代であり、子どもが大きくなってから就職をしたいという希望が多く、後追い調査では就職に結びついた結果は0件であった。

    (委員)3日間のセミナーとのことであるが、個々に募集すれば参加者が増えるのではないか。

    (事務局)これまでも1~2回のみの参加者もいた。今後の参考としたい。

    (委員)募集20人の根拠は何か。また、市内企業から人材に関する要望があってこのセミナーが開催されているのか。

    (事務局)グループ討議や模擬面接等を実施することから20人の募集にとどめている。

    (産業課長)「No.62就職面接会の実施」では、ハローワークや東京しごとセンター多摩の協力により、就職面接会前に面接の受け方、履歴書の書き方等のセミナーを行っており、参加者も多い。企業の望む人材については、面接会などで事業所が募集内容や希望資格を提示している。

    (副会長)他に意見はあるか。

    (委員)女性の就職希望は事務職が多いのか。

    (産業課長)事務職が多いのは否めないが、最近では製造業や企画部門、営業部門など幅広い分野における採用も増えており、実績もある。

    (委員)市内には工業団地があり、製造業における求人が多い。職住近接という話があったが、6割が西多摩地域圏内で就職している。

    (事務局)国勢調査の結果から見ると市内で通勤・通学しているのは約45%である。また、福生市から羽村市へ通勤・通学しているのは約1600人、青梅市から羽村市へは約4300人であり、西多摩地域圏内での通勤・通学はおおむね6割という結果は国勢調査の結果からも見られる。

    (副会長)出産や子育てを機に退職された方の再就職に関する状況は景気に左右されると思うが現状はどうか。

    (委員)景気は良くなりつつあると捉えている。高齢化社会に向かい、人口が減少している中、女性の労働力の活用は重要視されており、ハローワークでも再就職支援として履歴書の書き方などのセミナーを年間20数回行っている。また、今年度は、就職困難者対策として働くお母さんセミナーを新たに実施している。

    (副会長)続いて、「基本目標4 方針の立案や決定の場への女性の参画促進 施策(1)ポジティブ・アクション(積極的改善措置)の推進 主な取組①企業・団体等における男女共同参画の取組への支援 No.67男女共同参画に積極的に取り組む事業所の紹介」についてだが、羽村市でも東京ワークライフバランス認定企業があると説明を受けたが、市民に周知しているか。

    (産業課長)東京都のホームページで公表されている。また、市内企業に対して東京ワークライフバランス認定を受けた企業を紹介することにより啓発を行っている。

    (副会長)表彰されることは努力している経営者を認める事であり、良いことである。

    (産業課長)商工会では独自の取り組みとして、申請に基づき、優秀な技術を生み出した企業に表彰を行っている。単なる製品や技術だけでなく、労働条件も含めた上で他の企業の参考になるような取り組みを表彰していくことについて理事会で検討したところであり、商工会と連携して取り組んでいきたい。

    (委員)東京ワークライフバランス認定企業は市内に何社あるのか。

    (産業課長)2社である。

    (事務局)「No.67男女共同参画に積極的に取り組む事業所の紹介」では、平成24年度に商工会や企業活動支援員から情報収集を行い、男女共同参画の特集記事ウィーブでワーク・ライフ・バランスに取り組む企業を紹介した。今年度も、企業活動支援員から紹介を受け、女性社長が活躍している企業をウィーブで紹介したところである。今後も、広報紙や市公式サイトを活用して、男女共同参画に積極的に取り組む事業所の紹介を行っていく。

    (委員)男女共同参画に積極的に取り組む事業所の紹介を行うことで、他の事業所が考えるきかっけともなり、非常に意義がある。

    (委員)長時間労働が相変わらず多いのであれば、従業者の意識もさることながら経営者の意識を変えていかなければならない。

    (副会長)企業ごとに問題は異なるであろう。経営者側としての意見はあるか。

    (委員)規模にもよるのだろう。家族の体調不良の場合などは、話し合って勤務を融通している。話し合いにより円滑に仕事を行うことができる。

    (副会長)他に意見はあるか。

    (委員)「No.56男女共同参画を推進している市内事業所の情報収集」とあるが男女共同参画を推進している基準は何か。また、把握のための方法は何か。

    (産業課長)東京都の基準に準じ、企業活動支援員による情報収集を行っている。男女共同参画に関する気運は高まっていると感じているが、中小企業においてはすぐに広がりを見せることは難しいと捉えている。

    (事務局)補足であるが、平成24年度に特集ウィーブで紹介した企業が、今年度東京ワークライフバランス認定を受けている。今後も、商工会や企業活動支援員から情報を収集しながら、市民への周知に努めていきたい。

    (副会長)他に意見がなければ、ヒアリングを終了する。続いて、議事の2項目め、羽村市男女共同参画基本計画施策評価シート(平成25年度実績)について議題とする。事務局から説明をお願いする。

    (2)羽村市男女共同参画基本計画施策評価シート(平成25年度実績)について

    事務局より資料2に基づき説明

    (副会長)それでは、羽村市男女共同参画推進会議として評価・提言を導いていきたい。実効性のある、実施していける提言を出したい。

    (委員)男女共同参画という言葉がわかりづらい。撤廃は出来ないと思うが、別の言い回しは出来ないか。また、北杜市男女共同参画推進委員会では家庭・地域・職場の分科会を設けており、分けることで課題なども見えやすくなると考えるがいかがか。

    (副会長)全般的なことを議論するよりも、分けることで議論が進むという意見である。さらに、男女共同参画という言葉がわかりづらいという意見である。例えば、羽村市では「男女共同参画フォーラム」を言い換えて「女と男、ともに織りなすフォーラム」としているが、言い換えたことにより長くなっている。市民にとって分かりやすい工夫は考えられるか。

    (事務局)国でも男女共同参画という言葉を用いており、羽村市でも男女共同参画基本計画を策定している。一方、現在国では「女性の活躍促進」という表現を用いているほか、社会全体で女性の活躍を応援する機運を醸成するため「輝く女性応援会議」を開催した。次期の男女共同参画基本計画では、国の潮流を加味することから、表現について変わることも考えられる。

    (副会長)男女共同参画という言葉を表に出さず、さまざまな事業を推進する中で、実はその取り組みこそが男女共同参画であるというように言葉を用いれば良いのではないか。また、男女共同参画推進会議に分科会を設けることは現状では難しいと思うが、年度ごとに問題点を絞っていけば、具体的な提案ができるのではないか。他に、「女性の(経済的)自立」に関しての提言はないか。

    (委員)東京ワークライフバランス認定企業が2社あると聞いたが、東京都の基準を緩和して、羽村市独自の制度を設け、認定することはできないか。

    (副会長)羽村市独自の制度を設けるよう提言もできる。

    (委員)事業所がこの制度について認識しているのか。認識されれば認定に向けて取り組む企業が出てくるであろう。

    (副会長)自分たちの問題と捉えていない可能性があり、意識啓発が十分ではないとも言える。意識啓発について提言もできる。

    (委員)2社というのは少ないのか。多いのか。

    (事務局)平成20年度から制度が開始され、毎年度13企業が選定されている。認定企業に選定されると、東京都がリーフレットの作成とホームページへ掲載するほか、ワークライフバランスフェスタ東京に認定企業ブースの出店ができるとのことである。認定による事業所側のメリットが見出されないと認定に向けた取り組みは増えていかないことから、市が独自の制度を設けるには、総合的に検討する必要がある。

    (副会長)他に意見はあるか。

    (委員)ほとんどが大人を対象とした事業であるが、未来に向けて子供を対象とした取り組みを行う必要がある。

    (事務局)現状においては義務教育の中での制約はあると捉えている。

    (副会長)高校生や大学生に向けて、デートDVなどの啓発は重要である。若い世代に向けた発信、啓発等も充実して欲しいとして提言できる。

    (委員)子育て世代から意見を聞くことが多いが、役割分担意識が根強く残っており、職場・家庭・地域での心構えのサポートについてニーズがあると考えられる。羽村市は杏林大学との連携事業を行っており、若い世代に向けた発信、啓発等ができるのではないかと考える。

    (副会長)評価としては何かあるか。

    (委員)再就職支援セミナーは評価できる。すぐに就職につながっていないようであるが、その後の追従をしっかり行い、次の企画に生かして欲しい。

    (副会長)他に意見はあるか。

    (委員)教育現場での男女平等について取り組みの現状はいかがか。

    (委員)道徳の授業でも、「自分らしさ」や「男女仲良く協力し、助け合う」という学習をし、男女共同参画の取り組みが進んできている。また、学校では教員も生徒も女性が活躍している。

    (副会長)いろいろな意識調査をみていると教育の場では男女平等であるが、社会や政治において男性の方が優位であるという結果である。

    (委員)男女の役割分担意識が根強いのはなぜか。どこから役割分担意識が生じるのか。

    (委員)学校では確かにジェンダーフリーであるが、社会に出た途端、男女平等ではないという状況がある。子供を産むのは女性であり、平等にはならないという現実を教えていくべきである。子どもを産むための年齢に関しての性教育などもされるべきである。

    (委員)義務教育では難しい。高等学校などで、授業以外で取り組むことは可能であるかもしれない。

    (副会長)現実を教えるのが大切である一方、厳しい現実を教えるだけでは「女性は働けないのだ」と結論づいてしまうことにならないか。提言・評価として入れ込むのは難しいと考える。他に意見はあるか。

    (委員)企業活動支援員の紹介により、自社製品の新しいスイーツが誕生した。産業課の支援を得て、新しい取り組みができたことを評価したい。

    (副会長)企業活動支援員が市内事業者の実態を聞いており、良い制度である。今度も男女共同参画を推進する際に活用してほしい。

    (委員)羽村市内の企業の経営者がワーク・ライフ・バランスを進めることは良いことである。従業員のモチベーションが上がるとともに、業務効率も上がることについて商工会と協力して講座を行うことはできないか。

    (副会長)商工会主催で経営者向けのセミナーを行う際に、男女共同参画を取り上げるよう検討して欲しいということが提言できる。他に意見がなければ、議事の2項目め、羽村市男女共同参画基本計画施策評価シート(平成25年度実績)について終了する。その他、事務局より何かあるか。

    (事務局)4点ほど報告事項がある。1点目として、第3回男女共同参画推進会議において委員より質問のあった「健康づくりリーダーの実情や健康増進の取り組みについて」は、「羽村市男女共同参画基本計画進ちょく状況調査報告書(案)平成25年度(2013年度)実績」24ページ事業No.101「介護予防リーダーの育成」に記載しているので確認して欲しい。2点目として、北杜市男女共同参画推進委員会との交流会について報告する。交流会において、各市の取り組み紹介、事前質問の回答、意見交換などを行い非常に有意義であった。3点目として、広報はむら12月15日号としてウィーブを発行したので紹介する。今回は、女性のチャレンジ支援や方針の立案・決定の場への女性の参画促進など、女性がさまざまな場面で活躍できるよう、女性社長へのインタビュー記事を掲載した。次回は3月に特集記事を掲載する予定である。4点目として、男女共同参画フォーラムについて紹介する。「みなさんコミュニケーション取れてますか?イクボスに学ぶコミュニケーション術 ~職場・家庭・地域で自分らしくあるために~」をテーマに、2月8日(日曜日)午後2時から生涯学習センターゆとろぎにおいて、男女共同参画フォーラムを実施する。ぜひご参加いただきたい。

    (副会長)以上で本日の会議を閉会する。活発に議論していただき感謝する。

     

    午後9時00分終了