【先天性風しん症候群対策】風しんの抗体検査及び風しんワクチン等予防接種費用の一部助成

　羽村市では、風しんの抗体価の低い方に、風しんの予防接種を受ける際の接種費用を、一部助成します。

• 風しんの予防接種を受けたかどうかが不明の場合は、抗体検査も一緒に申し込むことができます。検査費用は無料です。
• 妊婦健診等で行った抗体検査の結果、低抗体価であったことを証明できる書類を持っている方は、風しんの抗体検査を受けずに、風しんワクチン等予防接種を受けることができます。
• 過去に2回以上風しんの予防接種を受けた方、この助成制度を利用したことがある方は、本事業を利用できません。

風しんは、風しんウイルスによる飛沫感染症です。潜伏期間は、2～3週間です。軽いかぜ症状ではじまり、発疹、発熱、後頚部リンパ腫脹などが主症状です。合併症として、関節痛、血小板減少性紫斑病、脳炎などが報告されています。血小板性紫斑病は患者3,000人に1人、脳炎は6,000人に1人くらいです。大人がかかると重症化しやすいといわれています。また、妊娠前半期の女性が風しんに感染すると、胎児が難聴などの「先天性風しん症候群」と呼ばれる症状を発症する場合があります。

風しんワクチン（主に接種されているのは、麻しん風しん混合ワクチン）を接種することによって、95％以上の人が風しんウイルスに対する免疫を獲得することができる言われています。また、2回の接種を受けることで1回の接種では免疫が付かなかった方の多くに免疫をつけることができます。

羽村市に住民票のある19歳以上の方で、次のいずれかに該当する方

(1)妊娠を予定又は希望している女性

(2)妊婦の同居者

(3)(1)の同居者

・過去に2回以上風しんの予防接種を受けている方

・本事業を利用したことがある方

・国が行う風しんの追加的対策（昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性）（別ウインドウで開く）の対象者

下記の条件に該当していることが証明できる書類等が必要です

低抗体価の基準値：HI法で16倍以下またはEIA法で8.0未満

・妊娠している方およびその可能性がある方は、接種することができません。

郵送または保健センター窓口にお申込みください。

（下記の添付ファイルより申請書がダウンロードできます。対象によって用紙が異なりますのでご注意ください。）

• 郵送の場合は、申請書を記載の上、下記まで送付してください。
• 抗体検査の申込みもこの申請で行うことができます。
• 過去に受けた抗体検査の結果（過去に受けた妊婦健診やご自身で受けた際の数値がわかるもの）を持っている方は、申込み時に持参するか、郵送の場合は結果の写し（コピー）を同封してください。

＜郵送先＞

205-0003　　羽村市緑ヶ丘5丁目5番地2

羽村市保健センター　先天性風しん症候群対策　担当まで

1. 保健センターより、(1)予防接種決定通知書(2)風しん抗体検査申込書（必要な方のみ）(3)予診票(4)風しん等ワクチン予防接種のお知らせをお渡しします。
2. 市内の指定協力医療機関にて抗体検査及び予防接種の予約を行い、上記の(1)から(4)及び保険証、自己負担額を持参して医療機関を受診してください。

• 抗体検査の結果が低抗体価であった場合のみ、風しん等ワクチン予防接種を受けてください。抗体がある場合は接種の必要はありません。
• 予防接種に必要な書類は、保健センターで直接申込みをされた場合は、その場でお渡しします。郵送での申込みをされた場合は、郵送にて書類を送付しますが、1週間程度の時間をいただきます。お急ぎの方は保健センターまでお越しください。なお、予防接種が非該当の場合は、非該当通知を郵送いたします。

• 麻しん風しん混合ワクチン　5,000円
• 風しんワクチン　3,000円

医療機関が定める接種費用から、上記の助成金額を差し引いた額を医療機関へ支払ってください。

生活保護受給者および中国残留邦人等支援給付受給者の方は全額免除となります。生活保護受給証明書または支援給付受給証明書を実施医療機関へ提出してください。

• 実施医療機関以外や接種期間外、また必要な書類を持参せずに接種した場合は、全額自己負担となります。
• 接種後2か月間は、妊娠を避ける必要があります。