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    平成27年度第5回羽村市社会教育委員の会議会議録

    • [2016年5月27日]
    • ID:8310

    平成27年度第5回羽村市社会教育委員の会議会議録

    日時

    平成27年9月29日(火曜日) 午後7時00分~午後9時24分

    会場

    羽村市役所3階 庁議室

    出席者

    川津絋順議長、渡部清孝副議長、愛甲慎二、本田文栄、石川千寿、指田晃、折原伸司、岡部武彦、鈴木君子、江上真一

    欠席者

    なし

    議題

    1. あいさつ

    2. 協議事項

     (1)平成27年度第4回羽村市社会教育委員の会議 会議録について

     (2)10~11月の社会教育関係事業について【資料1】

     (3)提言に向けて

    3. その他

     (1)都市社連協第1ブロック研修会への参加について【資料2】

    ※ 今後の会議日程について

    傍聴者

    なし

    配布資料

    ・平成27年度 第5回羽村市社会教育委員の会議 次第

    ・【資料1】10~11月 社会教育関係事業実施予定表

    ・【資料2】都市社連協第1ブロック研修会の開催について

    ・【事前配布資料】提言(案)「市民や団体等が学んだ成果を地域社会に還元できる仕組みの構築について(仮称)」

     

    会議の内容

     

    1.あいさつ

    (生涯学習総務課長)こんばんは。お忙しいところご出席いただきありがとうございます。本日改めて提言案を示させていただくので、提出に向けて皆さんのご意見をいただきたい。よろしくお願いする。

    (議長)こんばんは。送付された提言案を読まれたと思うので、協力して内容を詰めていきたいと思う。良い提言になればと思うのでよろしくお願いする。

     また委員の皆さんには10月、11月のイベント等の案内状も来ると思うので、是非ご協力をお願いする。

     

    2.協議事項

    (1)平成27年度第4回羽村市社会教育委員の会議 会議録について

    (事務局)<事前配布資料により説明>

    事前に配布されているが、何かあるか。

    (各委員)特になし。

    (議長)市公式サイトで公表する。

     

    (2)10~11月の社会教育関係事業について

    (事務局)<資料1により説明>

    (議長)皆さんの関係する事業について、補足説明等あるか。

    (副議長)第46回羽村市文化祭について、今年はゆとろぎ開館10周年記念特別企画として特別展と文芸公演が実施される。特別展は「文化祭参加団体指導者展」ということで10月9日(金曜日)から3日間実施され、これは文化祭に参加している絵画、書道、篆刻の団体の指導者約20名が出品する展示である。また文芸公演は10月18日(日曜日)に宮沢賢治作品朗読ということで「セロ弾きのゴーシュ」が公演される。文芸公演については中里介山を取り上げるという案もあったが、内容的に公演にするのは難しいということで、中里介山と同じ時代に生きた宮沢賢治を取り上げ、中里介山との接点等についても話しながら公演する。この公演の影絵は藤城清治さんという方の影絵を使用する。この他にもプロのピアノやチェロ奏者に協力していただいているので、内容のある公演になるのではないかと思っている。10月24日(土曜日)に実施される文化講演については、都市社連協の第1ブロック研修会と日程が重なっており委員の皆さんの出席は難しいと思うが、羽村市出身で東京大学名誉教授の加藤寛一郎さんが「操縦の神業を追って」ということで、まだ完成していない戦闘機の操縦により優秀なパイロットがどんどん死んでいく中で生き延びた数人の方を訪ね歩き、その話をまとめたものを講演する。また音楽公演が11月3日(火・祝)に「合唱団指導者によるGaLaコンサート&みんなで歌おう」という形で実施され、これは合唱団体の指導者7、8名による独唱及びデュエットを聴いた後みんなで歌ってお別れするという企画となっている。

    お忙しいと思うがご参加の程お願いする。

    (議長)時間があればゆとろぎに来ていただくようお願いする。

     他にご意見あるか。

    (委員)文化祭のオープニングセレモニーでは、羽村第一中学校吹奏楽部がフルバンドではないが演奏するのでよろしくお願いする。また、10月10日(土曜日)12時から午後3時45分頃までゆとろぎで小中学生音楽フェスティバルが実施され、その後午後5時まで子ども国際交流音楽祭の一環として、中学校三校合同吹奏楽がウィーンの音楽家から指導及び共演する機会が設けられている。そしてその2日後の10月12日(月・祝)には子ども国際交流音楽祭交流コンサートがあるので、是非来ていただきたい。

    (議長)他にあるか。

    よろしければ協議事項(2)、10~11月の社会教育関係事業については以上とする。

     

    (3)提言に向けて

    (事務局)<事前配布資料により説明>

    (議長)事務局より説明があった。今まで私達が議論してきたことがまとめられているのではないかと思う。本日の会議をどのように進めるかについてご意見あるか。

    (委員)まずは提言の案にある文言の意味や意図等を明らかにするのはどうか。

    (議長)他にご意見あるか。なければ発言のとおり、まずは不明な点を質問していただきいと思う。

     何か質問等あるか。

    (委員)5ページの下から5行目、「個人の『思い』を行政の事業に反映させるため」に協働の活動に参加していると表現してあるが、本当にそうであるのか疑問である。例えばゆとろぎで活動している市民の会は、行政の事業に「思い」を反映させるために活動しているのか。

    (事務局)この表現が合っているか間違っているかについては委員の皆さんにご意見いただきたいが、ここでいう「思い」とは行政と協働して事業を企画、実施していきたい「思い」で、この「思い」には行政と協働することによって何かをやり遂げたいという「思い」も含んでいると認識している。

    (委員)この部分については委員全員で認識を共有する必要があると思う。もう1点コーディネーターについて、以前の会議でコーディネーターだけではなくオーガナイザーも必要なのではないかとの意見があったが、この提言の案にはオーガナイザーに関する記述がない。それは何故か。

    (事務局)オーガナイザーについては前回の会議で今回の提言では触れないこととするというご意見をいただいたためである。またコーディネーターとオーガナイザーをはっきりと区別できないということもあるが、オーガナイザーまで範囲を広げて考えるのかという点もある。コーディネーターにどこまでの役割を求めるのかについて述べたうえで、オーガナイザーの役割が必要であれば追記していけば良いと思う。

    (委員)オーガナイザーはどういった役割を担うのか。

    (委員)オーガナイザーの役割とは、コーディネーターのとりまとめ役のようなものである。

    (委員)オーガナイザーの役割が必要なのではないのかいうことについては11ページに「① 市民のコーディネーター団体の設置」とあり、このようにコーディネーターが組織化されることによって必然的にオーガナイザーの役割を担う人が出てくるのではないか。またコーディネーターが各々活動して需要者と供給者をつなぐのではなく組織としてつなぐ役割を担わないと、個々では負担が大きくなってしまうと思う。

    (副議長)最終的にコーディネーターがどこに配置されているのかが重要になるのではないかと思う。先日羽村市が現在どの施設にコーディネーターを配置しているのかについて調べたが、コーディネーターが配置されていない施設が結構あった。現在いないところにコーディネーターを配置し、その人たちが個々で活動するのではなくコーディネーター同士がある程度組織化、あるいは会合等の集まりを持って情報交換しながら活動することが必要なのではないかと思う。そのことが11ページ「① 市民のコーディネーター団体の設置」に示されているのではないかと思う。

    (委員)そのコーディネーターの団体のとりまとめ役、即ち統括する役割を持つのがオーガナイザーで、そういった役割は必要であると思う。

    (副議長)コーディネーターが集まって情報交換すれば見えていなかった部分が見えてくるのではないかと考えている。

    (事務局)前回の会議資料でコーディネーターとオーガナイザーがどのような役割を担うものなのかについてまとめたものを資料として出しており、その中ではコーディネーターはいろいろな要素を統合、調整等して1つにまとめ上げる係で、オーガナイザーは組織する人、企画や催し等を計画する人であるとしている。オーガナイザーについては、最後の束ね役や先導役の機能が必要であるという考えからご発言をいただいているのではないかと思っているが、コーディネーターやコーディネーターの組織が羽村市にはまだなく、そもそもコーディネーターたる人材も不透明である。そのような中でオーガナイザーまで求めるのは難しいのではないか。

    (委員)それはそうであるが、例えばコーディネーターやコーディネーターの組織が出来たとしてもそれを統括する人、まとめ役がいないと先に進まないのではないか。そういう意味では全体をオーガナイズする、統括できる人が必要であると思う。

    (副議長)羽村市が現在どの施設にコーディネーターを配置しているのかを調べたところ、小中学校にはコーディネーターが何人かおり、またゆとろぎには総合コーディネーターが1人いるが、その他の社会教育施設にはいないことが分かった。理想としては生涯学習基本計画でいうライフステージごとにコーディネーターが配置され、その人たちが連携してつなぐ役割を担えばより還元がなされるではないかと思う。

    (議長)需要者と供給者をつなげるコーディネーターの役割が必要なのであって、企画等をする役割はまだ必要ないのではないか。例えば学校が事業を実施したい場合、その実施にあたって欲しい人材の条件をコーディネーターへ提示し、コーディネーターはそれを受けて条件に見合う地域の人を探し、学校と人材との間を調整しながら事業を実施していけば良いのである。これは学校の例なので、他のいろいろなところにコーディネーターがいても良いと思うが、そのコーディネーターを無理やりまとめて組織にしていく必要があるのかは疑問である。

    (委員)ゆとろぎのコーディネーターは市の事業の企画、実施をしており、どちらかというとオーガナイザーのような役割をしている。仕事をする中で広がった人脈を活用し、事業を実施するのに最適な地域の人の情報を持っていればその人を活用するということは当然していると思うが、需要者と供給者をつなげるという役割はしていない。

    (議長)事業の企画、実施をするにあたり、行政と市民の会との間を調整し、お互いの思いが上手く反映された事業を実施するためのコーディネーターではないかと思っていた。

    (委員)ゆとろぎのコーディネーターは市の事業を企画、実施するために配置されているのであり、市民の会と行政の間を調整するものではない。

    (議長)市民の会が事業を企画する際の会議にゆとろぎのコーディネーターも出席しているのではないのか。

    (委員)会議には出席しているが調整する役目は担っていない。ゆとろぎのコーディネーターは提言しようとしているような、つなぐ役割を担ったコーディネーターではないと考え、新たに私たちがつなぐ役割としてのコーディネーターあるいはコーディネーターの組織が必要なのではないかということを提言していけば良いのではないか。

    (委員)コーディネーターが必要であろう場所はいろいろあるが、コーディネーターをどこに配置すれば上手く調整できるのか考え、そして何人必要なのか等の詳細を導き出していけば良いのではないか。

    (議長)話を戻して、コーディネーターについての考え方は提言の案のとおりでよろしいか。 

    他の事項について質問等あるか。

    (委員)5ページの下から9行目、「この課題については活動場所の情報提供の促進によって改善が見込まれるのではないかと考える。」とあるが、この活動場所は社会教育施設のことを言っているのか、それとも団体やサークルのことを言っているのか。活動場所というとスペースだけのイメージが湧いてしまうので具体的に述べた方が良い。また活動場所が団体・サークルだとした場合、協働の担い手が減少しているという課題に対して団体・サークルの情報提供によって改善が見込まれるというのは離れているのではないか。ここの部分については文言を付け足す等していく必要があると思う。

    (事務局)協働事業に関する情報提供によって協働ということが周知されれば、興味のある人がそこに参加することが考えられるため改善が見込まれるということであると思う。ここについては文言を整理する。

    (委員)根本的な質問であるが、提言で述べる協働の事業とは何を指しているのか。

    (事務局)市民と社会教育施設との協働の事業を指しており、具体的には第2回会議の際に各社会教育施設長から意見を聞いたとおり、ゆとろぎであれば市民の会、図書館であれば図書館ボランティア、スポーツセンターであれば体育協会、郷土博物館であれば展示説明員や登録郷土研究員との協働を指している。

    (議長)福祉センターもそうであるが、行政と市民が一緒に取組んでいくものに参加している人の多くは高齢である。高齢化が進む一方でその後の世代の参加がない現状があるので、もう少し若い人がそういった活動に入って来られるような仕組みづくりについて提言するのである。

    (委員) 今回の提言では協働はどこまで含めるのか。福祉センターでの事業も協働というのであれば、そこまで広げて考えなければならない。私達はどこまで視野に入れてやらなければならないのか。そこを把握した先に現状や課題があり、そして課題の解決策の1つとしてコーディネーターが必要で、具体的にコーディネーターが何人いれば学んだことを還元できる仕組みが構築できるのかということを考えていくべきではないのか。

    (議長)課題を「社会教育施設のあり方」としたので、社会教育施設と市民との協働について考えれば良い。

    (事務局)本日の資料の提言案では事務局の案として協働の課題について高齢化や「思い」の減少等を挙げた。これは主に市民の会をイメージして書いたものだが、市民の会だけで書いてしまって良いのか、それとも他の社会教育施設の協働の事業も含めた共通の課題を見出して書くのかについてご意見をいただきたい。

    (委員)もう1つ言えることは、例えば図書館ボランティアにはどの年代の人が何人いるのか等については図書館ボランティアに関わりのある人しか知らないということである。私の場合、市民の会や展示説明員についてはある程度関わったことがあるためどのような人達が活動しているのか知っているが、関わったことがないところについては知らない。各委員についても、それぞれの社会教育施設やそれと協働している人を理解したうえで発言しているのかと言えば、そうではないと思う。

    (事務局)そのために各社会教育施設長を呼び意見交換をしたので、その時の会議録にある内容が皆さんの最低限の共通認識である。そこから各社会教育施設で実施されている協働の事業の共通の課題等を拾えれば良いのではないか。

    (委員)市民と社会教育施設との協働は市民が学んだことを還元するための1つの仕組みであるが、その還元の方法にいくつかのパターンがある。例えばゆとろぎでの市民の会との協働は、学んだことを事業の企画や運営をすることで還元していくパターンである。また図書館での図書館ボランティアとの協働は、学んだことを子どもたちに直接還元していくパターンである。要するに還元の仕方がゆとろぎのパターンもあれば図書館のパターン、郷土博物館、スポーツセンターのパターンがあり、そのどれもが循環型を意識したものになっているのだと思う。そしてそれぞれの中で課題があるが、この点については各社会教育施設長から聞いた意見から導き出せると思う。ただ、中でも市民の会については市が力を入れてきたということもあると思うので、今後もその存在を活かしていく必要はあると思う。例えばコーディネーターについて言えば、市民の会の情報部会にコーディネーターの組織のようなものをしっかり位置付けて設置し、市民の会がつなぐ役割を担っていくというのも1つの手段であると思う。そしてこの際のコーディネーターは地域のことを良く知っている人に担ってもらうのと同時に、コーディネーターの組織には企業や学校の先生、市の職員、NPO団体の人材も含めていろいろな知識を持った集団とすれば、市民の会ももう少し違った色合いになっていくのではないか。そういう面でコーディネーターの組織は必要であり、また学んだことを還元するパターンがいくつかあるということは明らかにしていくということも必要であると思う。

    (委員)上手くいっている例を参考にするのも1つの方法であると思う。スポーツの分野であるが、少年野球やソフトボール、サッカー等は若い人がたくさん子どもに教えており、還元が上手くなされている。スポーツ団体は市内の公園施設や学校の校庭等を活用しているがこれも社会教育施設である。このようにスポーツ活動に関しては若い人たちが多く関わっている一方で、文化活動になると高齢化してしまう現状がある。スポーツの分野で参考にできる部分を探すのも1つの方法ではないか。

    (委員)文化活動については昔から高齢化しているのであればしょうがない部分もあるが、昔の人が若いうちから続けている一方で若い人が入ってこないのであればそのように考えて行く必要があると思う。

    (議長)スポーツの分野に参加している若い人というのは、殆どが参加している子どもの親であると思う。親がコーチとして参加して自分の子どもも含めて子ども達に教え、そして子どもが辞めればだんだん活動から遠のき、それと共にまた新たな親がコーチとして参加してくるのではないか。場合によっては子どもが辞めてもそこに残る人はいるだろうが、スポーツの世界にはそういう循環があると思う。

    (委員)そうであるとして、それは還元するということが上手く行っている例なのではないか。

    (議長)そうであるが、文化活動とスポーツ活動では還元に至るまでの過程が違う。スポーツは子どもの手助けとして親が活動に参加し、一緒に活動していく中でコーチとなって教えていくという形があるが、文化活動については一緒にやっていくということはなく親がある程度技術を得てから子どもに教えていくのである。

    (委員)スポーツの例を参考にしながらでも文化活動においても循環が可能なのかを考えていかなければならないのではないか。成功例を参考にし、例えばコーディネーターが企画するべきである等の意見が出てくる場合もあるのではないかと思う。

    (議長)他に質問はあるか。なければ「1 はじめに」から順に内容の確認に移りたい。

    (委員)これまでの質問で内容のどこに不明点があるかが分かったので、そこをどのように補完していけばいいか考えれば良いのではないか。例えばスポーツのように子どもと一緒に取組めば還元できる仕組みを構築できるというのであれば、まずはそれを実現できるのはどこかを考え、そしてそこからコーディネーターがどう関われば良いのかを考えれば良いと思う。そしてこういったことを提言のどの部分に記述するか考えれば良いのではないか。また先程コーディネーターがいない場所についての発言があったが「2現状と課題」の部分にそのことを記述する必要があるのではないか。

    (議長)そういったことをどこに入れていくのかということを議論していかなければならない。

    (委員)4ページ「2 現状と課題」に入れれば良い。

    (議長)まずは「1 はじめに」の部分から順に議論していく。

     「1 はじめに」の部分において何もご意見がなければ「2 現状と課題」に進み、只今発言のあったように追加するということでよろしいか。

    (事務局)「1 はじめに」において「① 国の取組み」、「② 都の取組み」と記述しているが、この部分については不完全であるため、事務局において今後文章を加えさせていただく。よって次回以降「1 はじめに」の部分が、流れに変更はないが文章が変わるということはご承知いただきたい。

    (議長)「1 はじめに」について、流れはご覧のとおりであるが次回の際には文章が変わるということである。

    何かご意見あるか。

    (委員)2ページの10行目に「以下の11事業を掲げ取り組んでいる。」とあり、その下に長期総合計画に掲げられている11の事業が載せられているが、その11番目に「地域活動・市民活動に伴うコーディネート機能の充実」とある。提言の案ではコーディネーターの活用を課題としているが、この地域活動・市民活動に伴うコーディネート機能の充実に関する現状が書かれていないのではないか。提言案ではただ「1. コーディネーターの活用」と挙げて私たちの意見を述べているだけで、市が地域活動・市民活動に伴うコーディネート機能の充実を図っている現状がない。現状を述べて足りない点を明確にしていくべきではないのか。

    (議長)地域活動・市民活動に伴うコーディネート機能の充実がまだまだなされていないという点に関しては、日頃活動する中で感じている。

    (委員)それは議長であるからわかるのであり、地域活動・市民活動に伴うコーディネート機能の充実が十分になされていない現状を表現しておかないと読む人には分からないのではないか。

    (委員)その現状については4ページ以降に記述してあるのではないか。

    (委員)その現状を2ページ「③ 市の取組み」に加え、「④ 社会教育委員の会議の視点」の中で仕組みを構築するうえで重要であると考えたため課題の1つにしたというようにつなげていくべきではないのか。

    (議長)「③ 市の取組み」では単純に市の取組みを述べれば良い。

    (事務局)「③ 市の取組み」では、市がこれまでに取組んできた現状を淡々と述べ、もう一踏込するのは次の段階でという構成をイメージしている。また「③ 市の取組み」で11番目の事業のことに踏み込んで記述すると1~10番目の事業についても少なからず触れる必要が出てくるのではないのか。

    (委員)1~11番まで事業があるが、敢えて11番目を課題とした理由を書く必要があるのではないか。

    (事務局)11番目を取り上げているが、1番目の協働についても取り上げている。1~11番の事業を課題としたのではなく、この中から3つに絞って課題として取り上げたのである。

    (委員)「③ 市の取組み」や「④ 社会教育委員の会議の視点」に何かが足りない。それによって「1 はじめに」から「2 現状と課題」に移るまでが、中身がつながらずに飛んでいるような気がする。

    (事務局)そうであれば、「1 はじめに」については①~③の国、都、市の取組みを述べて終了とし、次の段階で社会教育委員の会議での視点を書き、その中で3つの課題を導き出すのはどうか。そしてその次で「現状と課題」を述べ「施策の方向性」、「具体的な施策」につなげていくのはどうか。3つの課題を社会教育委員の会議で出したということを書けば、今のご意見のような違和感が薄れるのではないか。

    (議長)その方が良いのではないか。「2 現状と課題」の冒頭部分に「④ 社会教育委員の会議の視点」の内容を持って来れば良い。

    (委員)そうでないと課題の3つが唐突に出てくるように感じる。

    (委員)検討した結果3つの課題があるが、検討した中身がないということか。

    (委員)何故3つに課題を絞ったのかが見えてこないのである。

    (議長)「2 現状と課題」の冒頭部分に持って行くということでよろしいか。そしてこれを踏まえてテーマを決定した理由を書き、そして3つの課題についてどうしていくのかを書く形にしてよろしいか。

    (委員)その通りである。現状を明らかにし、その中から課題を3つに絞ったという形にすればわかると思う。

    (事務局)今いただいたご意見を基に構成について編集させていただき、次回お示しさせていただく。

    (議長)構成についてもう1点、現状と課題を3つに区切る必要はないのではないか。1つの大きな現状を挙げ、そこから3つの課題を導けば良いのではないか。

    (委員)「2 現状と課題」で3つの課題についてそれぞれ述べ、次に「3 施策の方向性」とあってまた3つの課題についてそれぞれ述べている。そうではなく、1つの課題ごとに現状と課題、施策の方向性と書いていった方が見やすいのではないか。また、施策の方向性とは方向性を示すために書いているのかそれとも具体的な施策を示すために書いているのか。

    (委員)その具体的な施策を示しているのが「4 具体的な施策」ではないのか。ここには具体的に実施すべき内容が示されている。必要な施策の方向性を明らかにし、そこから更に具体性を持たせて実施すべき施策について書いくという流れができている。

    (事務局)現在3つの課題を柱にして述べることは決定しており、先程の発言のように1つ1つの課題について完結していくのも1つの書き方である。3つの課題について、現状と課題で3つ、施策の方向性で3つ、具体的な施策で3つ書いているので、読みづらい部分はあると思う。例えばコーディネーターについて現状と課題、施策の方向性、具体的な施策を書き、次に施設のあり方について同じように現状と課題から書いていった方が、読み物としては1つ1つが完結していくので読みやすいという見方もあるかもしれない。ただ、どちらが良いかについては委員の皆さんからの意見をいただきたい。

    (委員)現在の書き方はページ数を稼ぐためのものであると思っていた。

    (事務局)そうではない。むしろページ数は多すぎるくらいである。

    (委員)ただ、現在の書き方の流れは提言として一番オーソドックスなものである。また、3つの課題は学んだことを還元するにあたって現在足りないものである。それぞれを別個で書くと、つながりが見えてこなくなるのではないか。よって、最初に現状は述べていかなければならないと思う。

    (委員)具体的な施策というのは、施策の方向性をまとめたものなのか。

    (事務局)まとめたのではなく、方向性をより具体的にしたものである。ただ、現在ない施策について述べているので、例えばコーディネーターの組織を立ち上げた方が良いというように具体的に言えるものもある一方で、抽象的な言い方の具体的な施策も生じてしまう。逆に具体的な施策は提言の中で一番重要な部分になっていくので、ご意見があれば皆さまからいただきたい。

    (委員)提言は教育長に提出するが、公式サイト等で市民にも公開するものでもある。誰が読んでも分かりやすいようにする必要があるのではないか。

    (事務局)より具体的に、より実行可能な施策を考えていただきたい。提言があまりにも夢物語のような内容であると実現するのが難しくなってしまう。そういった面では、コーディネーターの組織を作るということは具体的な良い施策であると思う。

    (委員)もう1つは、コーディネーターを有償にするのか無償にするのかということである。

    (事務局)それは今後生涯学習部での判断となるが、またそこで社会教育委員の会議で議論を深めていき提言していただくことも良いと思う。そういった意味では具体的な施策の部分においては、今は取り組んでいないが実現可能な施策を散りばめていただきたい。

    (委員)やはり現在コーディネーターがいない施設がある現状を載せるべきであると思う。どの人も自分が関わっていない部分については知らないので、現在コーディネーターがいない施設がある現状や、市民と各社会教育施設が協働している現状等を述べ、それ故にこういった施策が必要なのであるというように表現するべきではないのか。

    (事務局)個別の施設を載せることでどうなるかという点はあるので、検討させていただきたい。

    (委員)個別の施設を載せるのではなく、こういう団体が羽村市の社会教育施設を使いながら活動しているということを載せることが必要である。

    (事務局)現状と課題であれば載せることも可能である。例えば市民の会がゆとろぎで活動している等は載せることはできるが、その場合は各社会教育施設について落ちがないようにしなければならない。

    (委員)市民の会がゆとろぎで活動しているということより、今こういう社会教育関係団体があるというように示すだけでも良いと思う。

    (委員)提言に社会教育関係団体の中でコーディネートの役割をしている団体について書くということか。

    (委員)どのように書いていくのかは考えて行く必要がある。

    (委員)見やすいという点では、組織図を提言に載せれば見やすいのではないか。私としても関係しているところ以外ではどのような組織体系なのか分からなかったが、以前社会教育委員の会議の会議資料でゆとろぎと市民の会の組織図が示された時は分かりやすかった。組織図は文章よりも分かりやすいと思うので、可能であれば載せた方が良いと思う。

    (議長)参考資料であれば入れることは可能なのではないか。

    (委員)少なければ本文中に入れることもできるのではないか。ただ、教育長に提言するので入れる必要はないのかもしれないとも思う。

    (事務局)載せることも可能であると思うが、今回は社会教育施設という枠組みで提言するので、1つの施設について載せると他の施設も載せる必要が出てくる。そしてその場合、組織図が公になっている施設であれば問題ないが、組織図を公にしていない施設についてはまず組織図を作成するという意思決定が必要で、また場合によっては組織図の作成が困難な施設もあると考えられる。組織図は見方的にはわかりやすいが、この提言の中ではあくまでも活字で表せればと思う。

    (委員)コーディネーターがどこにいないのかを文章で表し、その部分について述べていくということか。

    (議長)教育委員会に提言するので、そこまで具体的に書く必要はないのではないか。提言は市民が理解しなければならないものではない。

    (委員)教育長に提言するのでそもそもそういったことを書く必要はないと思う。ただ、市公式サイトで一般に公表した場合、一般市民には分からないのではないか。

    (議長)一般に公表しても、それを一般の人が理解する必要はないのではないか。参考資料に加えておく程度で良いと思う。

    (委員)資料を確認してくださいと示すことは可能であると思う。一般市民が分からなければ良いというのであればそのような形で良いと思う。

    (議長)私達は社会教育委員として教育委員会に提言するのである。

    (事務局)事務局の観点から言わせていただくと、例えば今回ゆとろぎのコーディネーターについて提言をしようというのであればゆとろぎをもっと深く研究し、今のゆとろぎの協働の図を作る等するのであれば見やすいと思う。  しかし今回は3つの課題を挙げ提言するのである。コーディネーター、あるいは協働についてだけ図を差し込むと、他の課題についての図はないのか、あるいは他の施設はどうなっているのかといった疑問が生じる可能性がある。また現在ページ数的には多いくらいで、これ以上増やすと何を言いたいのか分からなくなってしまうのではないか。

    (委員)確かにページ数的には多いので減らすべきである。現状と課題を述べ、次に施策の方向性を述べ、そして具体的な施策を述べて結論へと至っているが、もっとシンプルにまとめたほうが良い。ただ、コーディネーターの人数等具体的に述べるのであれば、そこまでちゃんとわかるようにしなければならないと思う。コーディネーターを置くべきだと提言し、後は教育長が教育委員会で何人が適当かを考えるのであれば、別に具体的に言わずとも良いと思う。

    (事務局)現在想定しているコーディネーターの組織は市の職員で組織されるものではなく市民で組織されるものである。こういったことは他の自治体でも取組まれており、実績のある自治体の事例に倣いながら広く市民につなぐ役割を担ってもらえればと考えているので、何人設置するかは想定していない。

    (議長)提言の題から考えればコーディネーターについてのみ述べても良いと思う。還元できる仕組みがない現状を述べ、市民によるコーディネーターの団体が需要者と供給者をつなぐ役割を担う必要性を述べて提言すれば良い。本来は現在ゆとろぎに配置されているコーディネーターがそういった役割を担えば良いと思うが、そのコーディネーターがどこまでやっているかは私には不明である。

    (事務局)ゆとろぎに現在いるコーディネーターに求められている役割はそういった役割ではない。

    (議長)市民が気軽に相談できる役割は必要で、それはコーディネーターが担う役割なのではないかと思う。学んだことを還元するためにコーディネーターがこの分野に必要であるということを提言すれば良いのではないか。また人数については何人必要である等を述べるのではなく、必要な分野についてのみ述べれば良いと思う。

    (委員)分野で考えると相当な範囲があるので、その中から絞った根拠を述べる必要性が出てくるのではないか。

    (事務局)今回の提言については3つの課題を柱として作成しこれまで校正していただいているので、全体的に見て削るべきところ等内容についてのご意見をいただきたい。

    (委員)課題をコーディネーター1つに絞り、コーディネーターの設置と活用というように絞っていけば考えやすいのではないか。

    (事務局)そうであれば読みやすくなると思う。そしてコーディネーターに絡ませながら社会教育施設や学習の機会について書いていくのも1つの手段である。

    (委員)先程も述べたが5ページの下から6行目、「個人の『思い』を行政の事業に反映させるために」協働の活動に参加するというのは違うと思う。スポーツセンターや図書館、郷土博物館での協働は事業に「思い」を反映させるためではないのではないか。また市民の会についても行政の考えた事業に自分の「思い」を反映させるためにやっているのではないと思う。

    (副議長)羽村市の生涯学習基本計画にはライフステージがあり、そのライフステージ毎に生涯学習を推進していくこととなっている。よって、ライフステージ毎にコーディネーターがいれば還元がよりなされるのではないか。

    (議長)そうである。社会教育には関係ないが、例えば子育てには子育てのコーディネーターがいても良い。全体的にライフステージに沿ったコーディネーターがいるのも良いと思う。また市民の会が協働する中でさまざまな事業を企画するが、例えば市民の会が実施したい事業があったときに、その事業が行政の意思に反する事業であると実現は難しい。市民の会と行政との間に入って調整し、お互いの思いが反映された事業を実施できるよう調整するコーディネーターがいれば一番良いと思う。2ページの下から6行目の文言をどのように書けば良いかについてご意見はあるか。

    (委員)「思い」を1つにするために市民が協働の活動に参加するというようにするのはどうか。

    (議長)今の文言に変更するということでよろしいか。

    (各委員)異議なし。

    (議長)では只今のように変更する。

    提言案について、次回である程度決まった形にしたいので各委員とももう1回よく読んでご意見を考えていただくようお願いする。また事務局については、本日出た意見を基に修正をお願いする。

     提言の題について現在仮称であるが、「市民や団体等が学んだ成果を地域社会に還元できる仕組みの構築について」に確定でよろしいか。

    (各委員)異議なし。

    (議長)提言について他にご意見なければ以上とするが、よろしいか。

    (各委員)特になし。

    (議長)では協議事項(3)「提言に向けて」については以上とする。

     

    3.その他

    (1)都市社連協第1ブロック研修会への参加について

    (事務局)<資料2により説明>

    (議長)第1ブロックの研修会に参加される委員については、遅れないようにお願いする。

     

    ※今後の会議の日程について

    (議長)第6回社会教育委員の会議は平成27年10月26日(月曜日)午後7時、第7回社会教育委員の会議は平成27年12月2日(水曜日)午後7時とする。

    以上で終了とする。

    (副議長)お疲れ様でした。今回の会議では活発な議論がなされたが、また次回引き続き熱のある議論がされると思うのでよろしくお願いする。ありがとうございました。

     

     

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    羽村市教育委員会 生涯学習部プリモホールゆとろぎ(生涯学習センターゆとろぎ)

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