ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

羽村市

はむらってこんなまち

スマートフォン表示用の情報をスキップ

あしあと

    平成26年度 第2回羽村市環境審議会会議録

    • [2015年12月8日]
    • ID:8356

    平成26年度 第2回羽村市環境審議会会議録

    日時

    平成27年3月23日(月曜日)午後2時~3時50分

    会場

    市役所西庁舎3階庁議室

    出席者

    【委員】福嶋司、大崎玄、金子義行、北浦勝平、谷口宏乃、戸井田久美子、桑原隆史、西谷隆亘、根本弘

    【事務局】産業環境部長、環境保全課長、環境保全係長、環境保全係主事

    欠席者

    藤井孝之

    傍聴者

    なし

    議題

    1 開会

    2 議事

    (1)  羽村市地球温暖化対策地域推進計画(地域推進計画)の見直しについて

    ①  地域推進計画の概要

    ②   羽村市域等におけるCO2排出量等の現状について

    ③  見直しについて

    3 その他

    (1)  報告事項

    ①  公共施設への太陽光発電システムの設置について

    ②  環境フェスティバルについて

    配布資料

    ・次第

    ・【資料1】羽村市地球温暖化対策地域推進計画(概要版)

    ・【資料2-1】市域等におけるCO2排出量等ついて

    ・【資料2-2】市域等におけるCO2排出量等ついて

    ・【資料2-3】市域等におけるCO2排出量等ついて

    ・【資料2-4】市域等におけるCO2排出量等ついて

    ・【資料2-5】市域等におけるCO2排出量等ついて

    ・【資料2-6】市域等におけるCO2排出量等ついて

    ・【資料2-7】市域等におけるCO2排出量等ついて

    ・【資料3】公共施設への太陽光発電システムの設置について

    ・【資料4】環境フェスティバルについて

    会議の内容

    1 開会

    (会長)今年2回目の会議となる。環境問題はとても範囲が広いものであるので、さまざまな角度からの意見をいただきながら、検討を進めていきたいのでよろしくお願いする。

     

    2 議事

    (1)羽村市地球温暖化対策地域推進計画(地域推進計画)の見直しについて

    ①地域推進計画の概要

    (会長)本日傍聴者はいるか。

    (事務局)傍聴者はなしである。

    (会長)それでは議事の1項目め、「地域推進計画の概要について」を議題とする。事務局から説明をお願いする。

    (事務局)資料1「羽村市地球温暖化対策地域推進計画(概要版)」に基づき説明

    (会長)質問等はあるか。

    (委員)CO2の排出について、産業の製品別の排出量は把握しているか。

    (事務局)そこまで細かい内容は把握できていない。

    (委員)原料の段階で排出量を算出し、製品化されたときにも排出量が算出されるというような二重計上にはなっていないか。

    (事務局)原料の元売り量から算出しているので二重計上にはなっていない。

    (委員)ハイドロフルオロカーボン類の数値が高いが、羽村市として何か特別なことはあるのか。

    (事務局)ハイドロフルオロカーボン類は、カーエアコンなどの冷媒に含まれている。車の台数自体は年々増加しているので、数値も増加しているという状況である。近年、代替フロンへの切り替えも進んでいるが、製品としてはまだ多くある。

    (委員)羽村市独自の特徴なのか。

    (事務局)羽村市だけではなく、他自治体も数値が高いものである。

    (委員)2011年の東日本大震災以降、事業所や家庭でも省エネの取り組みが広がってきている。資料には、2011年の数値までの記載だが、2012年以降の排出量の数値はないのか。

    (事務局)2011年度までが最新のものである。

    (委員)羽村市地球温暖化対策地域推進計画での目標値は、基準年度(平成2年度(1990年度))比で計画最終年度(平成32年度(2020年度))に25%を削減するとしているが、福生市は基準年度を2003年度とし、短期目標10%(目標年度:2010年度)、中期目標25%(目標年度:2020年度)、長期目標50%(目標年度:2030年度)としており、青梅市は短期目標10%(基準年度:2010年度、目標年度:2030年度)、中期目標40%(基準年度:2010年度、目標年度2030年度)である。近年の動きでは、長崎県平戸市では、排出量を0にすることを目指している。羽村市の場合は、自動車製造などの産業もあり、すぐに0にするということは難しいと思う。排出量を0にすることを目標に掲げた場合、再生可能エネルギーの活用に、より一層力を注いでいく必要がある。

     

    ②羽村市域等におけるCO2排出量等の現状について

    (会長)議事の2項目め、「羽村市域等におけるCO2排出量等の現状について」を議題とする。事務局から説明をお願いする。

    (事務局)資料2-1~2-7「市域等におけるCO2排出量等ついて」に基づき説明

    (会長)羽村市では、省エネへの取り組みでCO2の排出量が削減できてきているという状況である。産業部門のCO2排出量についてだが、2001年度境に増加しているのはどのようなことが原因として考えられるか。

    (事務局)景気動向が大きく影響している。日本全体としても、増加傾向にある。

    (会長)羽村市の森林吸収量の推移で、0になる年があるが、それはどういうことか。

    (事務局)公園の造成や森林の伐採によっても値が増減する。

    (委員)近隣の青梅などの数値は把握しているか。

    (事務局)青梅市は、2011年度で33キロ-t(羽村市は0.003キロ-t)で、あきる野市は28キロ-tであった。奥多摩町は、86キロ-tで、檜原村は、68キロ-tであった。

    (委員)羽村市の森林の面積はどのくらいか。

    (事務局)羽村市の緑被率は平成18年度の数値で28.4%であった。

    (会長)多くは崖線の緑の面積であると思う。貴重な緑なので大切にしていきたい。

     

    ③見直しについて

    (会長)議事の3項目め、「見直しについて」を議題とする。事務局から説明をお願いする。

    (事務局)見直しについて、大きくは2項目ある。

    ・計画に掲載している資料データの更新

    ・目標値の見直し

    どのような報告性で見直しを行っていくのか、意見をいただきたい。

    (会長)国は、さまざまな事情から目標数値を変更した。羽村市は、省エネ化へ取り組んできた結果、削減することができている。目標数値を何%にするかを決めるのはなかなか難しい部分もあるが、意見をいただきたい。

    (委員)国が示した3.8%の数値は、2005年度を基準として3.8%なので、従来の1990年度を基準とした25%の削減よりも削減量は少なくなっている。世界中の環境団体から後ろ向きな姿勢だとする評価もされている。外国では、日本の目標数値よりも高い数値を目標に掲げているので、外国の取り組みも注視する必要があると思う。

    (委員)長崎県平戸市のように、排出量0を掲げるのは難しいと思うので、1990年度比の25%削減という目標を立ててもよいと思う。

    (会長)目標数値を国に合わせて3.8%に引き下げるという必要はないと思う。これまでも達成に向けて取り組んできており、成果も表れている。

    (委員)市民の取り組みも必要だと考えている。自らの実践としては、生ごみの堆肥化に取り組んでおり、燃やせるごみの量も10分の1程度に減ったと感じている。この取り組みをさらに市民へ広めていきたいと考えているが、なかなか進まない部分もある。これまで、燃やせるごみとしてきたものを、違う方法で分別をするというこのひと手間が広がっていかない原因の一つでもあると思う。

    (委員)近隣自治体も計画の見直しを行っていると思うので、情報収集を行ってほしい。東京都の方向性も気になるので、次回の会議までに情報収集していただきたい。

    (会長)25%という目標を引き下げる必要もないと思うが、現実的に考えることも必要なので、他自治体の動向も注視したい。

    (委員)森林整備や木材の活用などについては、近隣自治体との連携も図れるとよいと思う。

    (委員)25%の目標を掲げたときに、当時想定していた生活スタイルだったのかということも考える必要もあると思う。今後は、バイオマスなどを活用したエネルギーの転換も必要になると思う。

    (会長)市として、目標数値を決める必要はあるのか。

    (事務局)目標数値は定める。審議会の意見や他市の状況を見ながら検討していきたい。各自治体とも10か年の計画である。羽村市は平成23年度に計画を策定しており、今後の他市の状況をすべて見るほどの時間的余裕はないかもしれない。

    (委員)長期総合計画では、目標数値を25%に設定していなかったか。

    (事務局)羽村市のCO2排出量を何%にするかの目標数値は掲げていない。市域のCO2排出量を270キロ-tにするという目標はある。

    (委員)25%削減というのは、何年度が目標年度なのか。

    (事務局)平成2年度(1990年度)を基準年として、平成32年度(2020年度)が目標年度である。

    (会長)大きく2つの意見があった。一つは、他市の状況も注視しながら検討していくことが必要である。もう一つは、10年計画の中で、25%削減を設定したので、極力その数値を達成できるような姿勢で臨むことが必要だということ。この2点を意識して整理していけるとよいと思う。

     

    3 その他

    (1)報告事項

    ①公共施設への太陽光発電システムの設置について

    (会長)事務局から説明を求める。

    (事務局)資料3「公共施設への太陽光発電システムの設置について」に基づき、AZEMS(エイゼムス)プロジェクトなどについて説明

    市庁舎へ太陽光発電システムを設置し、再生可能エネルギーで発電した電力を用いて電気バスはむらんを運行し、化石燃料を一切使用しない交通システムを構築する。

    平成27年度~28年度に市内小中学校に太陽光発電システムを設置する。防災面を意識した再生可能エネルギーの導入である。

    (委員)岡山県の津山市では、一人乗りの電気自動車を25台購入するようである。電気自動車については、時期尚早なのかと感じている。太陽光発電や水力発電などの再生エネルギーによる発電の基盤が整わないと難しいと思う。

    (会長)市役所屋上で発電した電力で、電気バスはむらんの運行は可能ということか。

    (事務局)はむらんの運行のみであれば、発電能力はさらに小さくても可能である。今回の計画は、はむらんだけでなく、一般利用者の方を想定している発電能力である。

    (会長)このような取り組みをさらにPRしていけるとよいと思う。

     

    ③環境フェスティバルについて

    (会長)事務局から説明を求める。

    (事務局)資料4「環境フェスティバル」に基づき説明

    (会長)質問等あるか。

    (委員)小平市で、スマートフォンで行える「環境家計簿」の取り組みがあるが、羽村市で実施する考えはあるか。

    (事務局)羽村市では、「エコチャレンジ“環境ファミリー”」の制度を運用している。携帯電話などで利用できるアプリケーションについては、考えていない。

    (委員)資料1の「羽村市地球温暖化対策地域推進計画(概要版)」には、詳しく記載してあるが、市民がどの程度理解しているのか。市民の取り組みについても細かく記載しているので、市民に知識を持ってもらうため、広報活動に力を入れてもよいと思う。

    (会長)特にどの部分が大切なのかわかるように、メリハリをつけるとわかりやすくなる。市民の取り組みも活発になっていくと思うので、周知を工夫できるとよい。

    (委員)堺市では、工場立地法における敷地外緑地制度の施行という情報があった、羽村市でも工場立地法のような制度はあるのか。

    (事務局)工場立地法の事務は市の事務である。新たに工場を建設する場合は、一定の緑化をしなければならないというものである。既存の工場については、敷地内に新たな生産施設を建設する場合などに、なるべく規定の緑化率に近づけていかなければならないものである。

    (会長)全体を通して質問等あるか。

    (委員)特になし

     

    午後3時50分終了