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第5回羽村市史編さん委員会会議録

[2016年11月22日]

第5回羽村市史編さん委員会会議録

日時

平成28年9月30日(金曜日)午後7時~午後8時55分

会場

羽村市役所3階301・302会議室

出席者

委員長 浜田弘明、副委員長 島田哲一郎、委員 深澤靖幸、白井哲哉、白井正明、菊池健策、白井裕泰、宮川修、増田一仁、和田豊

顧問 櫻沢一昭

欠席者

なし

議題

1.委嘱状交付

(1)羽村市史編さん委員会第2期委嘱状交付

(2)市長あいさつ

2.市史編さん委員会

(1)平成28年度上半期の事業の進捗状況について

(2)平成28年度下半期の事業計画について

(3)『羽村市史』資料編について

(4)平成28年度羽村市史関連講座の実施について

(5)その他

傍聴者

なし

配布資料

  • 第5回羽村市史編さん委員会次第
  • 席次表
  • 【資料1】羽村市史編さん委員会設置要綱
  • 【資料2】羽村市史編さん委員会委員等名簿
  • 【資料3-1】羽村市審議会等の会議録の作成及び公表等に関する基準
  • 【資料3-2】羽村市史編さん委員会の傍聴に関する定め
  • 【資料4】平成28年度上半期事業実績及び下半期事業計画
  • 【資料5-1】刊行スケジュール
  • 【資料5-2】資料編体裁案
  • 【資料5-3】近隣市資料編参考資料
  • 【資料5-4】近隣市目次建て参考資料
  • 【資料5-5】『羽村市史 資料編 中世』構成案
  • 【資料5-6】『羽村市史 資料編 近現代図録』構成案
  • 【資料6】平成28年度羽村市史関連講座について
  • 羽村市史編さんだより「伸びゆくはむら」第5号・第6号

内容

1.委嘱状交付

(1)委嘱状交付

市長から第2期各委員へ委嘱状を交付

 

(2)市長あいさつ

並木市長あいさつ

(並木市長退出)

 ●委員紹介

  • 事務局から、羽村市町内会連合会役員改選に伴い、平成28年4月26日付で新委員に委嘱された和田豊委員の紹介

  • 和田豊委員あいさつ

 ●第2期委員長及び副委員長の選出

本来なら任期に入ってから委員長及び副委員長を選出すべきところだが、この場を借り、委員長及び副委員長を選出(委員互選)

  ・ 委員長…浜田弘明委員

  ・ 副委員長…島田哲一郎委員


 2.市史編さん委員会

(委員長) それでは次第に沿って議事を進めてまいります。 

(事務局) 配布資料の確認(【資料1】~【資料3-2】については、第2期の始まりにあたって、改めて配布したものであるため、説明省略)。本日の傍聴希望者なしの旨を報告。

 

(1)平成28年度上半期の事業の進捗状況について

(2)平成28年度下半期の事業計画について

(委員長) それでは議題に入ります。次第の2の(1)「平成28年度上半期の事業の進捗状況について」と2の(2)「平成28年度下半期の事業計画について」は相互に関連しているので一括して報告を受け、委員のみなさんのご意見をいただきたいと思います。説明に際しては、各部会の当初の事業計画に対しての上半期の進み具合と、下半期の進め方をわかりやすく整理してお願いします。事務局の説明の後に、各部会長から補足がありましたらお願いいたします。 

(事務局) 平成28年度上半期の事業の進捗状況及び平成28年度下半期の事業計画について説明【資料4】

【第1部会】

・「縄文班」「中世班」に分かれて活動。

・縄文班は遺物出土状況のデータ入力と土器接合データの整理を続行、今後はデータと現物の照合作業を行っていく。遺構・遺物実測図のデジタルトレースも継続していく。

・中世班は石造供養塔の所在確認・実測等をほぼ終了し、今後は拓本、実測図のデジタルトレース等を行っていく。文献史料の所在確認・内容調査・写真撮影もほぼ終了し、今後は筆耕、翻刻の作業に入っていく。

・阿蘇神社所蔵資料の再整理については、阿蘇神社との調整後、調査予定。

・縄文時代以外考古資料再整理については、石造供養塔調査終了後に着手。

・資料編執筆準備については、レイアウト等を検討、今後は掲載資料の選定を進める。

【第2部会】

・市内旧家史料調査については、旧三村の旧家(羽村の坂本家・川崎村の新井家・五ノ神村の渡辺家)の史料調査を続行。その他の旧家についても調査を行っていく。

・市内の寺院関係の資料調査、市外関係資料調査も続行中。

・郷土博物館収蔵資料調査については、マイクロフィルムの複写等の作業が進行中。

・資料編執筆に合わせ準備を進めている。

・部会打合せを重ね、情報を交換・共有。

【第3部会】

・新聞記事データ化については、読売新聞は戦後のものをほぼ終了し、西多摩新聞等の作業を継続。

・刊行物資料データ化については、掲載写真の複写・目録化がほぼ終了。

・広報所蔵資料については、ネガのスキャン、広報記事目録化をほぼ終了。

・郷土博物館資料についても、所蔵写真の調査・スキャン作業等を続行。

・市内史料調査については、羽村・川崎旧家史料調査終了。

・羽村市役所公文書については、マイクロフィルムを確認し、内容を目録化。今後、内容の確認を進める。

・市外関係公文書については、小曾木村役場文書、都立公文書館収蔵資料等を調査中で、今後も継続していく。

・郷土博物館収蔵資料については、青年会(団)・婦人会・学校関係などを調査。今後も継続していく。

・横田基地関連資料調査については、国立国会図書館収蔵の資料等を調査し、今後も継続していく。

・図録編編集のための写真選定等も行っていく。

【第4部会】

・「地形地質班」「生態班」「気候班」に分かれて活動。

・地形地質班は、市内地形等調査として、上総層群、立川断層等について観察を続けており、今後も継続していく。市外地形等調査として、千葉県の上総層群、近隣市の立川断層等の調査をし、今後も継続。あわせて、資料やデータの整理も行っている。

・生態班は、植生調査としては、多摩川原のカワラノギクの経時変化を観察し、今後も継続していく。鳥類・昆虫調査としては、目視調査を続行。年輪調査としては、市内公園等の伐採樹木の計測を実施。屋敷林調査については、今後、現地調査を予定。

・気候班は、市内気候気象観測調査として、定点観測・移動観測、観天望気実証を続行中で、今後、データ解析作業も進めていく。

【第5部会】

・聞き取り調査の本調査として、個別調査・合宿調査を実施し、今後も予定している。

・聞き取り調査の予備調査として、青梅線東側地域の調査方法を検討し、調査を進めていく。

・市内民俗関係資料調査として、蚕室、膳椀の調査を実施。

・郷土博物館収蔵資料の調査も続行。 

(委員長) ただ今事務局からの説明が一通り終わりましたが、各部会から補足説明がありましたら、第1部会から順にお願いいたします。 

(委員) 第1部会は縄文班と中世班に分けていますが、資料編の内容としては、中世の石造供養塔と文献資料が縦書きとして1冊になり、先行して刊行するものと位置付け、本腰を入れて進めなければと考えています。それ以外のものが、基本的に考古資料ということで横書きを考え、次の年度に刊行する予定で進めています。

調査の進捗ですが、中世班の石造供養塔の実測は、9割近く現地調査は終わっているものと判断しています。順次、図版作成・原稿作成に移行していかなければいけないと思っています。また文献資料ですが、位牌や梵鐘などの銘文も含めて調査をしてきています。三田氏・北条・杣保関係を中心に優先順位をつけて調査を進めています。8~9割は調査が完了しているのではないかと思っています。同時進行で筆耕作業を進めてすべてデジタル化しています。考古資料に関しては作業が未着手の部分もありますので、そろそろ着手して見通しを立てていかなければならないのかと思っています。以上です。 

(委員) 第2部会は、今年度は調査員を増員して、市内旧家所蔵の資料調査について急速に進んでおります。その中心は三つの旧村の何軒かのお宅ということになります。さらに寺院の関係など、すでに準備の始まっているもの、あるいは準備の進んでいるものもありますので、今年度は、市内の主要な近世関係の資料についての調査は相当進むだろうと思っています。市外の調査というのは、近隣の青梅市内・福生・昭島などの、羽村関係の近世資料の所在、あるいは、特定の問題について広い視野から広域に関係資料を探していくことをしていきますが、東京都公文書館の『東京市史稿』に、江戸時代の記録を明治時代に筆写した資料が残っておりますので、それも改めて調査をしたところです。合わせて郷土博物館の収蔵資料についても、マイクロフィルムを中心に調査をしているところです。第2部会の担当する資料編は、平成30年度に刊行予定となっているので、今年度はあらかたの資料に目を通し、来年度、その中から載せるべき資料をピックアップして翻刻を進めるというふうに考えています。そのため、部会打合せは2月と3月に続けて2回行う方向で調整しているところです。以上です。 

(委員長) 第3部会は、写真図録編を来年度に刊行するということで、写真資料の調査を先行して進めています。数量的には、これまで羽村市で刊行された刊行物に掲載された写真の複写について、約2,500点が終了しました。広報所蔵の写真についても、約19,000点のネガのデータ化が終了しています。その他、郷土博物館収蔵の写真資料についても、3,000点以上の複写を進めており、年末までに終了予定でおります。この夏、郷土博物館で募集した古写真についても、対象とする予定です。現在のところ、トータルで25,000枚くらいの写真データが集まっており、その中から選択しているところです。最終的に写真図録編に掲載できるのは約500枚ですが、それなりのものができると考えています。

次に新聞記事目録ですが、これまで戦後約40年間分の記事目録をデータ化しました。年平均すると、羽村に関する記事は、読売新聞の多摩版で、だいたい100件くらい出てきます。これまでに約4,500件の記事を確認しており、それは一覧か何らかの形で資料化できればと思っています。もう一つ、米軍関係資料ですが、アメリカから日本に対して公開されている写真がありまして、米軍撮影の横田基地周辺の写真が何点か残っているということがわかりました。こんなものも資料編の中で使っていきたいと思っております。

文字資料の資料編の刊行も2年後に迫っておりますので、各家文書についても調査を進めています。川崎の旧家資料は、トータルで10,000点を超える資料数になりました。これもほぼ終了というように整理が進んでいます。その他、郷土博物館所蔵の資料に関しても、婦人会・産業関係・青年団・西多摩小学校関係のものを、現在まで104件の複写を進めているところです。それらをもとに、これからは具体的に文字資料の方の編集も進めていきたいと思っています。文字資料の調査に合わせて聞き取り調査も進めていきたいと考えています。部会としては、3月、今月上旬、12月、来年3月に打合せをしながら、図録編・資料編の内容を詰めていきたいと思っております。以上です。 

(委員) 第4部会の、まず地形・地質班ですが、上総層群という同じ年代の地層が羽村市にも出ているし、千葉にも出ているのですが、千葉の上総層群の地層は、水深1,000メートルといった深い環境の地層に対して、羽村市周辺というのは礫層が出ていて、陸上のいわゆる扇状地で、川が運んできた石がたくさんあります。従来からそういうところだとされています。千葉と比較する格好で、郷土博物館の裏手の多摩川沿いの崖で、昨年度の後半から今年度の初めにかけて、どのような石があり、それが転がっていくときの向きというのがわかってきて、川の向きが大雑把に推測できます。上総層群は約200万年前の地層なのですが、当時も西に山があって、東に海があり、その境界に扇状地ができるというのは以前から言われていて、今の多摩川は北東から南西に流れているのですが、所見ではそれとは少し違った、南西から北東という向きに石が転がってきたのではないかということが推測されます。それで今度は郷土博物館の裏手だけでなく、たとえばあきる野市とか青梅市などの礫層を調査して、そういった傾向が本当につかめるかどうか確認しようと思っています。

生態班の方ですが、年輪調査をすると、コナラなどの落葉広葉樹の年輪数はだいたい40~60年です。土地利用などの資料からも、もともと薪炭林や農業用の林として使われたものが、使われなくなったり伐採されなくなったりして大きくなってきたのではないかと考えられます。市内にはところどころアカマツもあるのですが、こちらは80年以上の老木がほとんどでした。

気候班ですが、2年間データ観測をして、春と夏は2回終えました。市内で夏の日中最も涼しいのは、根がらみ前の水田の周辺と小作台小の周辺という結果が出ています。根がらみ前は水田があるので、気温も水などが作用している。小作台小の方は、小作緑地の存在というのが気温を抑える働きをしているのではないかと、担当者は考えています。気候の方ではもう一点、今年の8月22日の台風の際、羽村市内でもあちこちで浸水があったということを伺い、羽村市に非常に近い青梅市のアメダスの記録を入手したところ、8月22日の1日の降水量が264ミリで、これは8月全体の平年の降水量を超えているそうです。特に正午前後、11時から午後1時までの2時間で107ミリ、10センチ以上雨が降ったそうで、おそらく羽村の方でもそのくらいの雨が降ったのではなかろうかという話でした。

部会全体では年に2回、今年は7月に1回打合せをしていて、2月か3月にもう一度打合せします。適宜メールでやり取りをしているのですが、資料編の刊行・執筆に向けてだんだん準備を整えているところです。以上です。 

(委員) 第5部会は、一応予定通り消化をしながら調査を進めている状況です。第5部会は相手の方からお話を聞く作業が中心になるため、どうしても聞きやすい方のところに集中する傾向が見られるものですから、特定の人に集中するのではなくて、市全体に、もう少し聞く機会や広がりを持たせて、作業を進めていこうと考えています。これまで基本的には個別にそれぞれ調査に入っています。一度全員が羽村に集合して、打合せをしながら調査を進めていこうということで、8月8日から10日まで、第1回目を実施しております。来年2月にもう一度、同じ調査をする予定でおりまして、それが済むとある程度全体像が見えてくるのかなと、期待しております。

部会としての打合せを2か月か3か月に1回くらい、今年度はこれまで3回くらい実施しています。この中で、それぞれが個別に調査したときの情報交換をし、情報の共有化を図っています。今後は青梅線の東側の地域についてもう少し調査を深めていきたいと考えております。以上です。 

(委員長) ありがとうございました。ただ今の各部会からの補足説明に対して何かご質問・ご意見等ありますでしょうか。 

特になし 

(委員長) 今日、顧問の櫻沢先生がご出席ですので、よろしければ一言いただければと思います。 

(顧問) みなさん順調に進捗されているようで、申し上げることは何もないのですが、一つだけお聞きください。以前、委員長さんより『相模原市史』を頂き読ませていただいたのですが、やはり規模こそ違え、相模原と羽村はいろいろな歴史の変遷に非常に似たところがあると思いました。一つの提案として、資料編に文学的なコラムのようなものを入れたらどうかなと思います。玉川上水に関することや羽村の風景を描いた画家など、羽村に関する小さなトピックも取り上げていただけたらと思います。そういうものをなるべく読みやすくコラムとして近世・近代に入れられたらなと思いました。ちょっと気が付いたのはそんなことです 

(委員長) 貴重なご意見ありがとうございました。櫻沢顧問のご意見も参考に、さらに調査を進めていきたいと思います。

次の議題に移りたいと思いますがよろしいでしょうか。

異議なし

 

(3)『羽村市史』資料編について

(委員長) では2の(3)、今日の中心議題となりますが、『羽村市史』資料編について事務局から説明をお願いします。 

(事務局) 『羽村市史』資料編について説明【資料5-1】~【資料5-6】

・資料編刊行スケジュール

平成32年度までに資料編8冊を刊行予定。

平成29年度は「中世編」(第1部会)と「近現代図録編」(第3部会)を刊行予定。

平成29年度については、前半期は原稿執筆・編集作業を進め、編さん委員に内容を確認していただく。出された意見を反映して、後半期に校正・印刷を含めて進め、平成30年3月に2冊の資料編を出す予定。

・体裁案

「タイトル」「体裁」「印刷」「製本」「部数」について、事務局案を提示。

・構成案

「中世編」については、章立て案とレイアウト案を、「近現代図録編」については、構成の考え方とレイアウト参考資料をそれぞれ提示。

・参考資料として狛江市、八王子市、相模原市の資料編の体裁と目次建てを提示。 

(委員長) ただ今事務局から一通りの説明がありました。今日の会議で一番ポイントになる点だと思います。委員のみなさんの忌憚のないご意見をお願いしたいと思います。資料編の中世と近現代図録を一括して、「タイトル」「体裁」「印刷」「製本」「部数」についてご意見はありませんか。 

(委員) 印刷についてですが、資料編の中世は、表紙と写真と図版がカラーで本文がモノクロ、それに対して近現代図録は、本文文字のみモノクロで他はカラーであるとなっていますが、表紙と写真と図版以外のどういうところがカラーになるのか、具体的に伺いたい。

(委員長) レイアウト参考資料の通りですが、基本的に、近現代図録編はカラーを前提に構成を考えています。白黒写真については、例えばセピアカラーにするなどを考えています。掲載資料は、写真だけではありません。当時の絵はがき、ポスター、統計図などもあわせてデータとして掲載したいと考えています。それらを含めて、なるべくカラーでビジュアルに見せていきたいと考えています。 

(委員) 中世資料編の方は、まずは調査した資料写真をすべて載せるわけではありません。重要度によってランク付けをして、どういう扱いにするかが決まってきますので、その中で写真図版として紹介する必要があるものをまずピックアップしていきます。その中でカラーで見せたい文献・文書の写真に関しては巻頭、次のランクでモノクロでも構わないのかというものは場合によっては本文中に、そんなことも想定しながら組み立てているところです。 

(委員) イメージがつかめました。 

(委員長) その他、何かご意見があればどうぞ。 

(委員) 「近現代図録編」のキーワードに「自治会」とありますが、羽村では「町内会・自治会」ですので、訂正をお願いします。 

(委員長) 失礼いたしました。町内会に訂正させていただきます。地域にあわせて表記させていただきます。 

(委員) 体裁や構成について申し上げることは特にないのですが、製本で提案されている「糸かがり綴じ並製本」は割れやすくないでしょうか。

(事務局) 確かに背の部分を糊で止めているだけなのですが、糸でくくってあるので、糸の綴じがないよりは割れにくいと想定しています。これ以上の厚さだと危ないとは思います。 

(委員長) 私の経験から申しますと、この綴じ方でも厚さ3センチ程度までなら比較的頑丈かなと思っております。

(委員) 3センチだと何ページくらいですか。 

(委員長) 紙の厚さによりますが、おおよそ300ページです。その他に体裁等で何かご意見はございますか。 

(委員) 部数について、事前にこういうものを発行するが欲しいかどうかという聞き取り調査や宣伝活動のようなことをして、何部くらい作ったらよいか調べることはできないですか。そうすれば無駄がないのでは。 

(事務局) 印刷の契約をしてからでないと値段が決められないので、市民のみなさんに市史を買うための条件をお示しするのが難しいタイミングではあると思います。調査してから余分を作ればよいのですが、一般の方に頒布する分もストックしておきたいというのもあります。もし調査する機会があれば検討いたしますが、タイミング的に難しい部分があるのはご理解いただければと思います。 

(委員長) 民間の本だと予約販売という形式があり、それによって多分単価計算が違ってくるのかと思うのですが、役所の予算要求では技術的に問題があると感じます。 

(委員) 学校の卒業者名簿など、発行前に買うかどうかという募集のはがきがよくきます。どうやって値段を決めているのか知りませんが、いくらかと書いてありますね。

(事務局) 見積りはこれから正式にとります。今委員がおっしゃったような方法は今後検討させてください。 

(委員) 1,000部だったら3,000円で、3,000部刷ると半額の1,500円なら、買いたい市民としては半額で手に入ります。みなさんに買ってもらえれば1,500円になります、という広報活動もできると思いました。役所としては150万余分に出さないといけないが、市民としては半額で買えるといいと思いました。 

(委員) 資料には『狛江市史』は500部とあります。羽村市より面積は小さいですが人口は多いと思います。それでこの500部というのをどうやって出してきたのでしょうか。 

(事務局) 実際に狛江市の担当にお聞きしたところ、部数では悩んだようです。とりあえず予算的なこともあり、500部にしたという話でした。在庫もあるとのことでした。 

(委員) 羽村市では1,000部で予算をとった方がいいのかと思います。 

(委員) その方がいいかもしれないと思います。 

(委員) こういう印刷物を何部作るかについて考えなければならないことは、要はどれだけ必要かということなので、最初に配布しなければならない方々でまず固まる数字があり、保存分というのもあり、また都内の市区町村や図書館に送ったりする数を積み上げていけば、自ずと最低限の数字は出てきます。プラスアルファで、このあと10年20年先、市史は作らないわけですから、そこの在庫をどれだけ見込むかというふうに考えていけば、部数が出てくると思います。事前調査をすればもっといいのですが、現実には難しいことも出てくるので、基本的にはそういう積み上げをしていって、説得力を持った数字と言えるのではないかと思います。 

(委員) 市民や議会への説得力のある説明が必要だと思いました。 

(委員) 羽村市の戸数はどのくらいですか。 

(事務局) 世帯数は約25,000世帯です。

(委員) 市史を買うのは、個人ではなく家単位なので、世帯数も参考になる。印刷部数によって単価の変わってくるのが、500部だとかなり割高になると思います。 

(委員長) とりあえず第1回目の刊行なので、目安としては1,000部というのはよい線かと個人的には思っています。

内容に関して、中世までの資料編の中で、何か全体的に補足するようなことがありますか。 

(委員) 中世編ですが、まず1枚目について、文字資料を原資料の通りに紹介していきたいと思います。これに、巻頭部分にカラー図版がついたり、適宜モノクロ図版が本文の中に入ったり、というような想定ですが、わかりやすさを考え、ただ文字を起こすだけでなく、そのあとに言葉・用法等々の注をいくつか付け、さらにその後ろに解説を付け、より親しんでいただけるような構成にしたいと思っています。現実には現在350点ほど中世史料をあげているところですが、すべてに等しくこれだけのボリュームの解説・注が付く訳ではないとご了解いただきたいと思います。

2枚目ですが、これは板碑の掲載イメージです。板碑・宝篋印塔・五輪塔などは、拓本とそこから銘文の文字を起こしたもの、それから簡単なデータなどを配置していければいいかと思っています。その他に全資料の一覧表や総論的な解説も付ける必要があるかと思っています。 

(委員長) 近現代編では、従来の市史では文字資料編と通史編というセットが中心でした。しかし私たちの考えとしては、歴史資料は文字だけではない、写真・図版も資料の一つとして見ていきたい、ということで、『羽村市史』の中では、図録編というのを新たに設けて、近現代ではこの3冊を刊行するという方向性にさせていただきました。通史編まで含めて、大きく6つの視点を考えました。

テーマ候補として暫定的なキーワードを挙げさせていただき、絞り込みや精査を行っていきます。各章については、だいたい100点ずつくらいの写真やグラフなど掲載して、合計ページ数としては300ページを予定しています。

資料編の中世・近現代図録に関して、全体構成として何かご意見等ございましたらお願いします。 

(委員) 構成についてではありませんが、羽村駅の駅舎の当初の写真はあるのでしょうか。 

(委員長) 当初の駅舎写真は目にしていませんが、戦前のものはあります。 

(委員) 何回くらい建てかえているのか、それが写真でわかるでしょうか。一番古いのは国立市の資料に載っています。ぜひ、当初の写真を載せていただけるといいと思います。 

(委員長) 駅舎を何度か建てかえていますので、その変遷も視野に入れておきます。 

(委員) 「近現代図録編」テーマの2の「多摩川と台地」というところに、農業・酪農・養蚕など産業が入っていますね。このタイトルだと自然の地形のことかしか書かれていないのかと思えてしまう。農業はどこに入っているのかと見ていたら、このテーマに含んでいる。他は内容がわかるようなタイトルですが、「多摩川と台地」だと産業は入っていないという気がしました。 

(委員長) タイトルについては、今後厳密に考えていきたいと思っています。細かい項目が決まった段階で全体のタイトルも考え、みなさんのご意見も伺いながら最終決定していきたいと思います。これは一次案とお考えいただきたいと思います。 

(委員) 今のことに関してですが、いろいろと他部会とも調整いただけるということで、よろしくお願いします。 

(委員長) 資料の調整についても、私の方からもお願いいたします。 

(委員) 中世の資料編のスタイルというのは、その他の近世や近現代の文字資料の資料編のスタイルを規定すると考えるのでしょうか。 

(委員) A4サイズの資料集はまだ割と少ないです。判が大きくなって前のままの文字サイズだと、かなり読みにくいイメージを与えてしまうので、余白も少し大きめにとって、文字サイズも全体として大きく、メリハリを付けるように想定しています。あくまでもたたき台として考えてください。

(委員) おそらく、A4判の2段組みでこのくらいの文字の大きさというのは、ある程度踏襲されていくべきかと感じています。むしろ、注と解説を見て、これを1つ1つに付けていくことは難しいのではないかと感じています。 

(委員長) 中世の資料編は本日の会議で初めて拝見しました。近世も近現代も同じ『羽村市史』として資料編を作りますので、どういう作り方にするかは部会長間で協議させていただきたいと思っています。中世は資料が少なく年号順で問題ないと思うのですが、近現代や近世は結構資料が多いので、多分テーマ別などになると思いますから、解説のつけ方も、章ごとか節ごととか、あるいは1点1点かなど、手法が時代によって違ってくると思います。今後、部会間で調整をとりたいと思います。 

(委員) わかりました。 

(委員長) その他何かございますか。 

特になし 

(委員長) みなさんからさまざまな立場でご意見をいただきましたが、これについては事務局と各部会で検討しながら、修正すべき点は修正して整理していきたいと思います。では、事務局におかれましては、この案を市史編さん委員会の意見として、市史編さん本部の方に諮っていただければと思います。

<タイトル>

『羽村市史 資料編 中世』・『羽村市史 資料編 近現代図録』

<体裁>

「中世」…A4判 縦書き

「近現代図録」…A4判 横書き

<印刷>

表紙・口絵写真:カラー

本文文字(キャプション含む):モノクロ

挿入写真・挿図等:掲載資料に応じてカラーまたはモノクロ

<製本>

糸かがり綴じ並製本 小口折り表紙 函(はこ)なし

<部数>

1,000部

 

(4)平成28年度羽村市史関連講座の実施について

(委員長) では、最後の議題「平成28年度羽村市史関連講座の実施について」、事務局からお願いします。 

(事務局) 平成28年度羽村市史関連講座の実施について説明【資料6】

・調査の過程で得られた成果を市民に還元し、羽村の歴史への理解と事業の周知を目的とする。

・今年度は、11月26日(土曜日)午後2時~4時、会場はゆとろぎ講座室1。

・タイトルは「山と川と坂と ~羽村市とその周辺の大地の営み~」。内容は、羽村市の地形を特徴づける羽村市西部の坂や山が川の作用と関わってどのようにできたのか、その大地の営みについて。講師は、白井正明氏(第4部会長)。

・対象は、羽村市民を問わない。定員80名。参加費無料。

・広報はむらや公式サイト、編さんだより、チラシなどで周知していく。

(委員長) 事務局からの説明が終わりました。何かご意見やご質問はありますか。 

特になし

(委員長) 第4部会の白井部会長には、よろしくお願いいたします。部会長の方から講座に関して何か一言あればお願いします。 

(委員) 羽村というとやはり坂というイメージがあったのですが、山があってそれを川が刻んで坂ができる、というイメージを持つので、このような順番のタイトルにしました。坂の話と山の話、それに多摩川がどう関わってくるか、そういった話をしていきたいと思っています。以上です。 

(委員長) ぜひご近所お誘い合わせの上、この講座に参加していただけたらと思います。その他何かありますでしょうか。

 

(5)その他

(事務局) その他について説明

・「伸びびゆくはむら」第5号・第6号から、2ページ増やして6ページ仕立てとし、表紙をつけた。

・次号の「伸びゆくはむら」第7号から印刷用紙を変え、庁内印刷のため限界はあるが、少し見やすくなるようにした。

・今日いただいた多くの意見を10月の市史編さん本部会議に諮り、予算要求につなげていく予定である。 

(事務局) 次回の会議の日程について説明 

(委員長) 事務局から次回会議の日程について、2月上旬の第2週か第3週という提案がありましたが、事務局の方で追って日程調整をしていただくということでよろしいでしょうか。

異議なし 

(委員長) では、事務局に日程調整をお願いいたします。委員のみなさんも、ぜひご協力をお願いいたします。

最後になりましたが、本日をもちまして第1期の委員任期が終わり、先に辞令をいただきましたが、明日から第2期目となります。この2年間で、市史刊行のための準備として調査を進めてまいりましたが、比較的順調に進んできたように思われます。次の第2期目については、来年度から本格的に市史刊行に進みますので、委員のみなさんのより一層のご支援とご協力をいただきたいと思っております。引き続きよろしくお願いいたします。委員長の私からは以上になります。

島田副委員長からも一言お願いいたします。 

(副委員長) 今後ともぜひご協力のほど、お願いいたします。

(委員長) それでは、これで第5回羽村市史編さん委員会を終了いたします。どうもありがとうございました。

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電話: 042-555-1111 (市史編さん担当)内線364

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