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    平成28年第1回羽村市教育委員会(定例会)会議録

    • [2022年7月12日]
    • ID:8683

    平成28年第1回羽村市教育委員会定例会会議録

    日時

    平成28年1月19日(火)午後3時02分~52分

    場所

    羽村市役所東庁舎4階特別会議室

    出席者の氏名

    教育長 桜沢修、教育長職務代理者 江本裕子、委員 島田哲一郎、委員 羽村章、委員 塩田真紀子

    議題

    日程第1 会議録署名委員の指名について

    日程第2 教育長報告

    日程第3 教育委員会委員活動報告

    日程第4 議案第1号 平成28年度羽村市一般会計予算要求のうち教育費に係る部分の意見聴取について

    日程第5 議案第2号 平成28年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書の採択変更について

    日程第6 報告事項 平成27年度羽村市の児童・生徒の体力の状況について

    <会議経過>

    教育長 それでは、皆さん、こんにちは。

    本日の出席者は5名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから平成28年第1回羽村市教育委員会(定例会)を開会します。

    本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりです。

    〔日程第1〕

    教育長 会議録署名委員の指名を行います。

    会議録署名委員は、羽村市教育委員会会議規則第33条の規定によりまして、教育長において島田哲一郎委員を指名します。よろしくお願いします。

    〔日程第2〕

    教育長 教育長報告を行います。

    それでは、お手元の教育長報告事項をご覧ください。

    昨年12月の定例の教育委員会からおよそ1カ月がたちました。新しい年を迎えて最初の教育委員会でございます。本年もよろしくお願いします。

    教育長報告事項についてはお手元の資料のとおりですけれども、その中から幾つか報告をさせていただきます。

    まず、12月19日と20日です。小・中学生の音楽関係で2つのコンサートが、瑞穂町スカイホール、昭島市KOTORIホールで開催され、行ってきました。瑞穂町スカイホールのジョイントクリスマスコンサートは、羽村第二中学校、羽村第三中学校の吹奏楽部と瑞穂中学校の吹奏楽部が合同でコンサートを開催したもので、各中学校の吹奏楽部の演奏については、時間の都合で鑑賞できませんでしたけれども、3校合同の演奏には間に合いまして、聞かせていただきました。中学生たちにとりましては、音楽の演奏をするということだけではなくて、合同での練習を通じて、ほかの自治体の学校と交流を深めたり、また、他の学校との交流を深める中で、協力することだとか相手を尊重することなども学んだというふうに思っております。合同演奏では、そうした成果が出ていたというふうに見させていただきました。

    もう1つは、多摩っ子コンサートです。東京都小学校音楽教育研究会の主催によりまして、昭島市から以西地区の西多摩地域の小学校が参加をしたコンサートです。今回は、小作台小学校の中村匠校長が実行委員長となりまして、小作台小学校の小山田先生をはじめ、運営委員の皆さんのご尽力によりまして開催されました。実行委員会の委員長の所属する教育委員会という理由からだと思いますが、開会の挨拶を私が行ったところです。こうしたコンサートを間近で開催していただいて大変感謝しておりますということで、東京都小学校音楽教育研究会並びに実行委員会の皆さんに感謝の意を表したところでございます。

    さて、新年を迎えましてから恒例の年中行事が続きまして、教育委員の皆さんも慌ただしい日々だったと思いますけれども、市の行事等の中では、消防団出初式、どんど焼き、成人式、交通安全推進委員会出動式など、滞りなく実施をされました。

    その中で、交通安全推進委員会の出動式では、松林小学校の金管バンドが式典で演奏を担当するとともに、式典終了後に演奏を披露してくれました。交通安全推進委員の皆さんをはじめ、来賓や保護者から温かい拍手が送られていました。まだ歴史の浅いバンドですけれども、昨年より数段うまくなったなというふうに感じたところです。大平先生の指導のたまものだと思っています。

    次に、1月13日に東京都市教育長会と東京都教育委員会の連絡会が開催されましたので、この連絡会の内容について、概略、報告をさせていただきます。まず初めに、東京都から平成28年度教育庁所管事業予算見積もりと主要事業ということで説明がありました。教育関連予算の前年度比較では、434億9,800万円の増ということで、8,072億5,200万円という大幅な増加となっています。

    主要事業としましては、1項目め、「学びの基礎を徹底する」という項目においては、幾つか小・中学校に関係するものだけピックアップしましたけれども、「放課後子ども教室で基礎学力向上への取り組みなどの活動プログラムを行う市区町村に対して経費の上乗せ補助により支援する新しい事業を展開」、「中学校を中心に地域住民等が放課後の学習支援活動等を行う地域未来塾に取り組む市区町村を支援する新規事業」、それから、「東京ベーシック・ドリルを電子化する新規事業」というようなことが挙げられていました。

    それから、2項目めです。「個々の能力を最大限に伸ばす」という項目です。「国際社会で活躍する日本人の育成のために英語教育推進リーダーを40名加配」とともに、「教員研修を実施」、それから、「英語教育の推進地域指定に取り組むとともに、小学校教員の英語免許の取得を支援」ということ。2番目としては、「中学校の少人数習熟度別指導の推進のため、25名の教員を加配」ということ。また、「児童・生徒に英語を使う楽しさなど経験させる英語村」これは仮称ですけれども、「英語村を開設するための準備を行います」ということ。それから、「理数教育での観察・実験アシスタントの配置を支援」というようなことで、人数的に全ての学校、全ての市町村に配置ができるかどうかはわかりませんけれども、こういったことに対する取り組みも東京都は考えているという説明がありました。

    3項目めとしては、「豊かな人間性を培い、規範意識を高める」ということで、「平成30年、31年度において、道徳の教科化実施に先駆けて拠点校の指定を図り先行実施していきます」ということです。

    4項目めは、「社会の変化に対応できる力を高める」という項目です。「不登校、中途退学対策を推進する中心的役割を担う教員の指定」や、「スクールソーシャルワーカー等との調整等を行い、組織的取り組みを推進するモデル事業を導入」、それから、「スクールソーシャルワーカーの配置支援の拡充」というのも東京都としては取り組んでいくということです。

    5項目めは、「オリンピック・パラリンピック教育を推進する」という項目です。その中で、「全公立小・中学校でのオリンピック・パラリンピック教育の推進」、それから「オリンピアン・パラリンピアンなどの学校派遣の拡大」、そして、「児童・生徒のオリンピック・パラリンピックに関する調べ学習に対するウエブサイトの開設」と「在日大使館と学校の連携による国際交流事業の実施」、こういったものも考えていますということです。

    その他の項目としては、「オリンピック・パラリンピックを開催する東京都としても、体力向上施策を推進します」ということ、また、「防災教育の充実」、「いじめ総合対策の充実」、特別支援教育におきましては、「特別支援教室への臨床発達心理士等の巡回並びに1校1名の特別支援教室専門員の配置」、そして、「中学校における特別支援教室の導入に向けたモデル事業の実施」などが挙げられています。東京都でも教育関係予算の中で新規事業等に向けてのいろいろな計画を立てているということでございますけれども、こうした東京都の教育施策を羽村市の学校教育にどのように取り込んでいくかということが極めて重要なことだと思っております。今後また具体的な事業につきましては、教育委員の皆さんとともに検討していきたいと考えておりますので、ぜひよろしくお願いします。

    次に、1月15日、西多摩中学生弁論大会です。「Message~届け私たちの心の声~」をスローガンに、課題テーマとして「私たちの自由とは」についてを10名、また、自由テーマで13名の中学生が発表しました。中学生たちは本当にしっかりした考え方を持って、それを論理的に弁論ということで発表をしていました。非常にしっかりしているなと感心をしたところです。

    また、翌日16日には、ゆとろぎで、「ルールについて考えよう」をテーマに第18回地域教育シンポジウムが開催されまして、冒頭、羽村第一中学校演劇部の寸劇がございました。また、その後には、小学校、中学校に分かれてグループ討議が行われたところです。

    最後になります。1月16日、ゆとろぎで、「雅楽と能楽の贅沢なひと時」ということで公演が行われましたけれども、大ホールのステージに特設の舞台が設けられまして、日本が誇る伝統文化の雅楽と能楽が演じられたところです。この催しですけれども、非常に盛況で、大ホールが満席となりました。公演では、伝統芸能ナビゲーターということで、NHKの葛西アナウンサーに非常にわかりやすい解説をしていただいて、雅楽とはこういうことだと、それから、能楽についても、今回の見せ場はこういうところなんだというようなことを非常にわかりやすく説明をしていただきました。そういった説明を聞いた上で見させていただいたのですけれども、非常に優美な曲と舞を直接鑑賞することができて、ぜいたくなひとときを過ごさせていただきました。

    それから、同時に、ゆとろぎでは、羽村市にお住まいの面打ち師、新井達矢さんの「日本の仮面展」と、当日はギャラリートークも行われました。雅楽と能楽の公演の中で新井さんの作品が、舞楽面、能面ということで、実際に演じる中で、その仮面を使ってということで実施をされたところです。非常に高尚な番組ではありましたけれども、私も直接見るのは初めてだったので、非常に感心をしたところでございます。

    簡単ですけれども、以上で教育長報告といたします。

    それでは、今報告させていただきましたけれども、何か委員の皆さんからこの件に関してご質問ございますでしょうか。

     

    江本委員 教育長。

     

    教育長 江本委員。

     

    江本委員 先ほど、東京都市教育長会等のご報告の中で、小学校教諭の英語免許というようなお話が出ましたけれども、これについて、将来的には小学校の教員であっても、やはり英語の免許、英語科ということの免許を持っていることが望ましいという方向になっていくんでしょうか。そのような話は出ましたでしょうか。

     

    教育長 方向性がどうかというところまでは説明の中ではなかったのですけれども、予算の説明ということであったので、それについては支援をしていきますというようなことで、具体的には、東京都から、またそのことに関する伝達があると思います。ただ、国の小学校での英語科の導入、やはりこれに向けては英語に関する免許を持った小学校教員を配置していくということが望ましいというような方向ではあるというふうには思っています。

     

    江本委員 わかりました。ありがとうございました。

     

    教育長 東京都がそういう形で支援をするということです。当然、それに関する研修や免許を取るための時間的なこともありますので、そうすると、学校の学級運営や学校経営にまで関係してくるものが出てくるというふうにも理解をしています。その辺は教育長会等からも、東京都の教育委員会に対しては、学校経営や学級の運営に支障がないような形で、その資格が取れるというようなところでの配慮をしてもらいたいというふうに思いますので、どこか機会があれば、教育長会等でも話をさせていただきたいと思います。

    ほかに何かございますでしょうか。

     

    (質疑なし)

     

    教育長 以上で質疑を終了します。

    教育長報告は以上で終了いたしました。

    〔日程第3〕

    教育長 教育委員会委員活動報告を行います。

    教育委員会委員の12月15日から1月19日までの活動については別紙に記載のとおりでございます。

    これから質疑を行いますが、何かご質問またはご意見ございますでしょうか。

     

    江本委員 教育長。

     

    教育長 江本委員。

     

    江本委員 1月15日に東京都市町村教育委員会連合会の理事会に出席させていただきましたので、そのご報告をさせていただきます。

    まず、理事会ですけれども、今回、私も含めて6名の理事が交代というような形になっておりました。やはりそれは新教育委員会制度ということを昨年された市町村が多かったということで、6名の者が変わり、また、役職名もかなり変わっていらっしゃるというようなことで、名簿をいただいてまいりましたけれども、前任の島田委員にくれぐれもよろしくというようなお話もたくさん言いつかってまいりましたので、この場でお伝えしたいと思います。

    それから、管外視察研修会の実施報告等、いろいろありましたけれども、最後の自由討議のところになりまして、あきる野市の委員からフリースクールのお話が出ました。今、フリースクールのあり方とか位置づけということについて、安倍首相もフリースクールを見学されたというようなことがニュースになっておりましたけれども、これからもし国や都などでフリースクールのあり方、位置づけというものがより明確になってくると、やはり市町村市単位でも、かなりフリースクールというものについての考え方というものをきちんと一本化しておかないと、非常に難しくなってくるのではないか。ですから、理事会においても、こういうことについて、考えておかなくてはいけないのではないかというようなご意見が出ました。今の段階では、そういうことについて真剣に突き詰めた話し合いをしている市町村は少ないようでしたけれども、羽村市にとってもこれから先の課題になってくるのかなということで聞いてまいりました。

    それから、今年度は関東甲信越静の総会も、東京都が当番で、八王子市で開かれますので、それについての日程の説明等もございました。またその折になりましたら皆さんにお話をしなくてはいけないなと思っています。5月27日に総会がございますので、またそのときはよろしくお願いいたします。

    それから、この理事会の終わった後に研修会がありまして、その折に文部科学省初等中等教育局の教育財政室長がお見えになって、初等中等教育における諸課題ということでいろいろお話をしてくださいました。大きくは3つほどありましたが、まずは来年度の教職員等の指導体制の整備ということで、主に予算面のことでしたけれども、やはり財務省からは、少子化が進んでいるので教員の定数を減らしてくれという、そういうかなり強い圧力があるようです。しかし、今回は、文部科学省としては、さまざまな教育課題を抱えている中で、ここで教員の数を減らしてしまってはそういう教育課題に対応できないということで、かなり頑張ってくれて、何とか今年度並みの教員の定数は確保できたというようなお話がありました。各団体、それから連合会等からもかなり要望も上がってきて、やはり教員の数は減らすべきではないという、そういうことで何とか保たれているということで、胸を張っていらっしゃいしました。

    それから、新しい教育委員会制度についてもお話がありまして、ほとんどのところは、今、順調に進んでいるようですけれども、まさか総合教育会議をまだ1回もやっていない市町村はありませんよねという、そういうような言い方をされまして、そう言われると、「やっていません」と言える市はどこもなかったんですけれども、国としては当然、そういうことは着実に進んでいるという認識のもとでお話が進んでいるということを聞きましたので、羽村市もきちんとそのところは進めていただいていて良かったということを思っております。

    その折に、総合教育会議において、ひとつ心して話してくださいということをおっしゃっていたのですけれども、地方財政措置によってさまざまな教育整備、教育環境を整えていくわけなんですけれども、その総合教育会議でその要望は上げていける。つまり、予算面について、地方財政措置というところについて、総合教育会議で、市町村単位で、きちんとそういう話し合いもできる。実際の目の前の子どもたち、その市町村の子どもたちに必要なことをきちんと総合教育会議で話し合って、予算化できるものを直接首長に話をすることができるのだから、そういう機能をきちんと果たして、その会議を充実させていってくださいというお話がございましたので、私どももその辺、心して会議に臨みたいと思ったところです。

    あとは、義務教育学校というのが国からもきちんと発足していくわけですけれども、これは、羽村市においては小中一貫校ということで、もうかなり前から進めていることで、やはり羽村市の進めてきたことが後追いのような形で国がやっているということについて、ちょっと誇らしいような気持ちもありました。小中一貫の意義というようなものをきちんと皆さんが踏まえてやっているということ、やはり私たちがやってきたことは間違いじゃないんだなということも私としては非常に誇りに思ったところです。

    以上です。

    教育長 どうもありがとうございました。

    関連で、私からもちょっと今の件で、説明というか現状だけお話をさせていただきたいことがあります。

    まず、フリースクールについて、あきる野市から、検討すべきじゃないかというような提言があったということですけれども、この件については、東京都市教育長会の中で企画委員会という委員会がありまして、その中で、やはり検討すべきだということでアンケート調査を今やっており、その報告が2月の会議では集計して出してくるというようなことで話をしています。

    考え方はいろいろあるのですけれども、いわゆる小・中学校に不登校な子がフリースクールでということで、今考えられている法案の中では、そこに行っている子どもたちがどういう教育をするかという個別計画書をつくったものを市町村教育委員会が認知するとフリースクールに行っている子どもたちは卒業単位となり、履修したことになってくる。そうすると、あきる野市の宮林前教育長もその会議の中で強く言っていたのは、義務教育として我々教育委員会が担っている小・中学校というものは何なんだと、そこのところをやはり教育委員会としてもしっかりと認識してやっていかなければ学校は要らないんだというような話になってしまうというような危機意識を持って、各26市の教育長も検討をすべきじゃないかというような強い意見をおっしゃっていました。フリースクールについては、制度的なものも含めて、今後さらに都市教育長会の中で検討していきますので、その件についても、随時、教育委員の皆さんにも報告をさせていただきたいと思います。

    それから、総合教育会議につきましても、予算要望をするいい機会だろうとは言いますけれども、国がそういった形で、新教育委員会の制度の中での総合教育会議の1つの機能だというような説明というのは、私としても国からそういう話があったということは受けとめさせていただいた上で、地方財政については、国もしっかりとケアをしてもらいたいなというのが感想です。

    それから、義務教育学校の関係で、中高一貫校というのは都立でもかなりありますが、先ほど、東京都市教育長会と東京都教育委員会の連絡会の報告の中では省いてしまいましたけれども、都立のいわゆる小中高の一貫校構想も今やっていて、その検討結果の報告も出ていますということで、実際、身近な例でいけば、旧都立北多摩高校、現在、立川国際中等学校が中高一貫校で、そこを平成34年ぐらいまでに小中高一貫校という形で附属小学校を設けるような取り組みもしていくということで、東京では初の小中高の一貫教育をやっていくという話がありました。12年間における子どもたちの育成を1つのテーマの中でやっていくというような検討結果報告を資料としていただきました。そのようなことも含めて、中高一貫教育というのは都立でも今ありますし、私立でも増えているような中で、羽村市でも、今後、中学校への進学というようなところでも影響が出てくるのかなというようなところもありますので、いろいろ研究をしていきたいと思っています。

    江本委員からの報告を受けて、現状について少しお話をさせていただきました。

    そのほかに何か教育委員会活動報告につきまして、ございますでしょうか。

     

    (質疑なし)

     

    教育長 それでは、以上で質疑を終了します。

    教育委員会委員活動報告は以上で終了いたしました。

    〔日程第4〕

    教育長 議案第1号 平成28年度羽村市一般会計予算要求のうち教育費に係る部分の意見聴取についてを議題とします。

    提案理由の説明を求めます。

     

    生涯学習部長 教育長。

     

    教育長 生涯学習部長。

     

    生涯学習部長 それでは、議案第1号 平成28年度羽村市一般会計予算要求のうち教育費に係る部分の意見聴取についてご説明をいたします。

    本議案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、平成28年度羽村市一般会計予算要求のうち教育費に係る部分について教育委員会の意見を聴取する必要があるため、その内容を説明し、意見を求めるものでございます。

    それでは、細部についてご説明を申し上げます。

    資料、平成28年度一般会計当初予算(教育費)<案>をご覧いただきたいと存じます。

    教育費の平成28年度予算ですが、29億7,142万5,000円で、前年度比5億9,491万8,000円の増で25%の増額となってございます。現在、この予算につきましては最終確定中でございますけれども、事業費等につきまして、国の補正予算の関係で若干変更する場合が今後ございますが、現時点ではこの金額になっております。大幅な増額となってございます。

    それでは、平成28年度の教育委員会主要の新規レベルアップ事業等についてのご説明をさせていただきます。

    事業名称のところに◎があるものは新規事業、○はレベルアップ事業、△は推進事業ということでご覧いただきたいと存じます。

    初めに、生涯学習総務課でございます。

    生涯学習基本計画後期基本計画の策定でございます。336万6,000円でございます。平成29年度からの後期の5カ年の計画を策定してまいります。

    はむらの教育印刷でございます。カラー化に向けて取り組んでまいります。

    高校等入学資金融資制度でございます。高等学校、大学、専門学校等に入学するための資金の融資あっせんについて、引き続き利子補給をしてまいります。

    小中学校防犯カメラ等設置工事でございます。574万1,000円です。平成18年度に各学校に設置いたしました防犯カメラの機器取りかえでございます。羽村西小学校、富士見小学校、羽村第二中学校、羽村第三中学校を今年度実施いたしまして、平成28年度から3カ年計画で更新をしてまいります。

    小中学校体育館改修工事(非構造部材対策)でございます。10校のうち残りました2校、富士見小学校、羽村第二中学校の非構造部材の耐震化工事を実施してまいります。両方で1億5,856万4,000円です。

    避難所(小中学校)への太陽光発電システム等の設置工事を実施してまいります。避難所となる小・中学校への太陽光発電システムの導入で、羽村東小学校、栄小学校、羽村第二中学校に設置をいたします。1億410万円の予算額です。

    小作台小学校大規模改修工事です。2億5,995万円です。小作台小学校の増築棟の部分でございますが、トイレの洋式化、屋上防水、LED化等の大規模改修を実施してまいります。

    羽村西小学校防音機能復旧工事です。1億3,509万7,000円です。羽村西小学校の空調機器の取りかえを実施いたします。

    中学校トイレ改修工事、4,880万8,000円です。今年度、羽村第一中学校の2系統のうち、平成27年度に実施をいたしまして、残る1系統を平成28年度に実施いたします。

    青少年スポーツ・文化活動等補助金でございます。引き続き青少年が全国大会等に出場した場合に、その経費の一部を補助いたします。

    資料をおめくりいただいて、2ページをご覧いただきたいと存じます。

    学校教育課です。

    学力ステップアップ推進地域指定事業でございます。平成27年度補正予算で措置をいたしました内容でございますけれども、同様に予算化をして推進してまいります。

    オリンピック・パラリンピック教育推進校事業でございます。こちらにつきましても、補正予算で増額等をした内容で、前年度同額の300万円でこの推進事業をしてまいります。

    創立記念事業補助金でございます。平成29年に羽村第一中学校が創立70周年を迎えるということでございます。その記念事業のための補助金を補助するものでございます。

    学校図書館総合管理システムの拡大でございます。平成27年度、羽村東小学校に試験的に導入いたしましたが、その効果を検証した後に、平成28年度は栄小学校、松林小学校、武蔵野小学校の3校に導入をしてまいります。その後、残る学校等についても順次整備をしてまいります。

    部活動外部指導の充実でございます。350万円です。外部指導員の充実を図ってまいります。

    部活動生徒派遣費補助金でございます。722万6,000円でございます。平成27年度の出場実績等を踏まえ、増額を図るものでございます。

    自動車借上料でございますが、中学校部活動(吹奏楽部)の全国大会の楽器運搬等に係るトラックの借上料について、本年度、平成27年度の実績を踏まえて増額を図るものでございます。

    教育支援課です。

    多様なニーズに応じた特別支援体制(インクルーシブ教育システム)の構築でございます。現在のコーディネーター、発達相談員等の充実を引き続き今年度同様に行い、支援体制の充実を図ってまいります。また、「はばたきファイル」を作成しておりますけれども、これにより、就学前から就労まで一貫した支援を取り組んでまいります。

    3ページに移ります。

    特別支援教育支援員の配置の充実でございます。平成28年度からは、小学校の学校規模や要支援児童の増加の状況により2名の増員を図り、支援の充実を図ってまいります。

    特別支援教室の推進です。89万4,000円でございます。本格実施を開始し、在籍校における指導の充実を図ってまいります。予算額は、平成27年度に対しましては減額となっておりますが、平成27年度につきましては備品購入等の整備をしたために予算化しておりましたが、その分がなくなりましたので、金額では減額となっております。

    教育相談・学校適応指導教室、スクールソーシャルワーカーの充実でございます。家庭要因による不登校等の児童・生徒が増加している状況であることから、平成28年度からは現在の1名から2名に増員をいたしまして対応してまいります。

    生涯学習センターゆとろぎでございます。

    初めに、芸術鑑賞事業でございます。今年度同様、良質な芸術鑑賞事業を提供してまいります。予算額が減額になってございますのは、今年度、開館10周年記念事業等があったためによります減額でございます。

    伝統文化交流事業600万円は、同額で、優れた伝統文化を紹介してまいります。

    子ども体験塾 世界のはてを見てみよう「南極・北極体験」、45万円の予算で、南極・北極で活躍する研究者等に接することによりまして、この先進技術の研究成果を学ぶことで、科学技術に関する興味、温暖化への関心を持つ第一歩としてまいります。

    子ども体験塾「子ども国際交流音楽祭」、80万円、今年度同様に推進をしてまいります。

    ゆとろぎ市民協働組織助成金でございます。今年度と同額の1,038万6,000円で協働事業の推進を図ってまいります。

    文化祭事業助成金は今年度同様230万円で、実行委員会形式で行います文化祭に対します助成金でございます。

    スポーツ推進課です。

    多摩島しょスポーツ習慣定着促進事業200万円です。スポーツ推進計画の目標でもあります市民のスポーツ実施率の向上を目的に、小学生の「走り方教室」や「障害者スポーツのススメ」「歩くことから始めよう」などと題した事業に取り組んでまいります。

    スイミングセンター空調設備入替工事、1億2,724万3,000円です。平成27年度との2カ年事業になりますが、工事を実施してまいります。

    4ページをお開きいただきたいと思います。

    図書館です。

    小・中学生の読書手帳活用の推進でございます。25万円でございます。小・中学生に配布いたします読書手帳を活用することにより、読書活動の推進を図ってまいります。

    また、総合的な資料収集と整備といたしまして、同様に資料の充実・整備を図ってまいります。

    郷土博物館です。

    阿蘇神社避雷針交換工事補助金でございます。文化財となっております阿蘇神社に設置してあります避雷針の交換工事に対する補助をいたします。135万円です。

    埋蔵文化財調査でございます。羽村駅西口土地区画整理地区を含みます埋蔵文化財の包蔵地の試掘調査等に対応してまいります。48万6,000円です。

    マイクロフィルム機器整備でございます。53万8,000円で、現在あります機器の更新をしてまいります。

    子ども体験塾 発掘調査体験、今年度も実施しておりますが、青梅市との連携事業によりまして、発掘体験等の事業を実施してまいります。

    以上で平成28年度の教育委員会の主要事業に対します説明とさせていただきます。以上、よろしくご審議の上、ご決定いただきますようよろしくお願いいたします。

     

    教育長 以上で説明が終わりました。

    これから質疑を行います。何か質疑ございますか。よろしいですか。

     

    (質疑なし)

     

    教育長 それでは、以上で質疑を終了します。

    お諮りします。議案第1号 平成28年度羽村市一般会計予算要求のうち教育費に係る部分の意見聴取については原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

     

    (「異議なし」の声あり)

     

    教育長 ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定しました。

    〔日程第5〕

    教育長 議案第2号 平成28年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書の採択変更についてを議題とします。

    提案理由の説明を求めます。

     

    生涯学習部長 教育長。

     

    教育長 生涯学習部長。

     

    生涯学習部長 それでは、議案第2号 平成28年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書の採択変更についてご説明をいたします。

    本議案は、平成27年8月18日に開催いたしました平成27年第9回教育委員会定例会において採択した平成28年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書の一部が絶版等により供給不能となったため、採択の変更を行うものです。

    それでは、議案書をご覧ください。

    議案書の下段になりますけれども、武蔵野小学校5・6年生で使う家庭科の図書を「新・こどもクッキング」に変更するものでございます。羽村第一中学校1年から3年までが理科で使用するものにつきましては、「小学校の図鑑NEO 植物」を使用してまいります。

    めくっていただきますと、選定理由等について記載してございますのでご覧いただきたいと存じます。

    以上で説明とさせていただきます。よろしくご審議の上、ご決定いただきますようお願い申し上げます。

     

    教育長 以上で説明が終わりました。何か質疑ございますでしょうか。特によろしいですか。

     

    (質疑なし)

     

    教育長 それでは、以上で質疑を終了します。

    お諮りします。

    議案第2号 平成28年度使用小・中学校特別支援学級教科用図書の採択変更については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

     

    (「異議なし」の声あり)

     

    教育長 ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定しました。

    〔日程第6〕

    教育長 報告事項 平成27年度羽村市の児童・生徒の体力の状況について、生涯学習部参事からの説明を求めます。

     

    生涯学習部参事 教育長。

     

    教育長 生涯学習部参事。

     

    生涯学習部参事 それでは、お手元の報告事項の資料をご覧ください。

    こちらは、平成27年度東京都児童・生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等調査(東京都統一体力テスト)の結果をもとに、羽村市の児童・生徒の体力の状況について説明をさせていただくものです。

    1枚目は小学校の状況についてになっております。

    羽村市の小学校の平均と都、国の平均の比較をしております。黄色で囲まれている部分というのは都より上回っている項目です。また、グレーでかぶせてあるものにつきましては、都、それから全国より上回っている項目という形になっております。こちらを見ていただきますと、いわゆる都より上回っている黄色の色が目立つと思いますけれども、羽村市の小学校児童の運動能力に関する数値は非常に高い水準にあるということが言えます。相対的に都より下回った項目につきましては、上体起こし、50m走の2項目が挙げられますが、そのほかの項目につきましては全て高くなっているというようなところでございます。

    1枚めくっていただきまして、次が中学校の状況についてです。

    先ほどの小学校と同じように、黄色が都より上回っている項目、グレーは都、全国より上回っている項目になっております。中学校におきましては、特に女子の数値が高い傾向にあります。女子の数値は、全般的に低い傾向にございますので、そういった点では羽村市の状況というのは非常にいい状況かというふうに捉えられます。運動の二極化、運動をたくさんする子とそうでない子ということの二極化が進みまして、都において中学校の平均値が低いというようなことがございますが、羽村市におきましては、そういった点、少し違う状況もございまして、女子の数値の高さということが際立っている結果になっているというふうに感じております。

    また、一番下の部分ですが、総合評価の比較というのがございます。こちらは、いわゆる総合評価ということで、A、B、C、D、Eというような形で分けたものですが、Aのほうが非常に優れているような形になりますが、こちらは羽村市が小学校1年生から中学校3年生まで全ての学年で、A層の割合というのが都より上回っているというような状況になっております。全般的に見ていく中で、羽村市の児童・生徒の運動能力に関する数値は高い水準にあると言えます。体力向上の取り組みを推進している学校が多数ございますし、また、地域スポーツの奨励、体育の授業改善等に積極的に取り組んでいる結果と分析をしております。

    以上でございます。

     

    教育長 以上で説明が終わりました。

    これから質疑を行います。何かご質問ございますでしょうか。

     

    江本委員 教育長。

     

    教育長 江本委員。

     

    江本委員 非常に喜ばしい結果が出て、本当に日々の学校での授業改善、それから地域の後押しがあってこそというふうに思います。特に女子の場合は、高学年あたりから、普通、運動量が落ちて、運動能力自体も落ちていくという傾向があるんですけれども、やはり地域でキックベースボールやドッヂボール等を一生懸命やっていただいているということもあります。それから、学校でも、中休みの時間、あえて全員を外に出して一生懸命走らせたりとかというような全校的な取り組みをしてくださっているというようなこともあります。非常にそういうところの成果がこういうところに出たなという気がいたします。おそらくこの授業改善と地域の後押しというのは、学力向上にも当然、これは同じように当てはまることだと思っておりますので、この体力の上に、また学力向上というものが積み重なっていくように私どもも支援したいというふうに思いました。

    以上です。

     

    教育長 今の江本委員の発言に対して事務局側は何かございますか。

     

    生涯学習部参事 教育長。

     

    教育長 生涯学習部参事。

     

    生涯学習部参事 羽村市におきましては、今、江本職務代理者のご指摘のとおり、学校の取り組みとそれから地域の取り組みというのが非常にうまく密接に結びつきながら進んでいるところで結果に結びついているというふうに考えております。特に、中学校の数値の中で特筆すべきところというところでは、中学校の女子の2年生、こちらのところを見ていただきますと、いわゆるグレーの色で東京都や全国よりも数値のほうが上回っている項目がほとんどであるというようなところです。全般的に中学校の女子の2年生といいますと、運動する子、しない子の二極化も大きくなったりというようなところで、非常に、先ほどもお話ししましたけれども、数値が低くなってくる傾向があるんですが、そういったところでも本当に小学校1年生から中学校3年生までの取り組みというのは継続していっているところで、そういった点で中学2年生の女子というようなところでも際立った結果になってきているのかなというふうに考えております。こういった傾向をさらに続けていきながら、今後も羽村の子どもたちの体力向上に努めてまいりたいと考えております。

     

    教育長 ほかに何かご質疑、ご質問ありますでしょうか。よろしいでしょうか。

     

    (「質疑なし」の声あり)

     

    教育長 それでは、以上で質疑を終了いたします。

    これをもちまして平成28年第1回羽村市教育委員会(定例会)を閉会します。

    ありがとうございました。

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