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    第8回羽村市長期総合計画審議会 会議録

    • [2016年11月10日]
    • ID:9391

    第8回羽村市長期総合計画審議会 会議録

    1    日時

    平成28年10月6日(木曜日) 午後6時40分~午後8時15分

    2 場所

    市役所4階特別会議室

    3 出席者

    (委員)会長 増田一仁、副会長 炭谷晃男、委員 宮川修、江本裕子、和田豊、田村義明、平辰男、関美智子、山下忠義、橋本富明、和田清美、大和田正樹、藤巻小百合、鈴木晃郎、関塚孝司、成澤崇志、藤原直也、村木淳

    (説明員)副市長、教育長、議会事務局長、企画総務部参事、財務部長、市民生活部長、産業環境部長、福祉健康部長、子ども家庭部長、都市建設部長、区画整理部長、区画整理部参事、水道事務所長、会計管理者、生涯学習部長、生涯学習部参事

    (事務局)企画政策課長、企画政策担当主査

    4 欠席者 加瀬哲夫、関根ハンナ

    5 議題 

    (1)第五次羽村市長期総合計画後期基本計画(案)について

    (2)その他

    6 傍聴者

    3名

    7 配布資料

    •  第8回羽村市長期総合計画審議会 会議次第
    •  資料21 第五次羽村市長期総合計画後期基本計画(案)

    8 会議の内容

    (1) 会長あいさつ

    (会長)本日が最後の審議会となる。事務局より前回からの主な変更点を説明していただき、気づいた点等の意見をいただきたい。最後の審議会となるので、良き計画案となるよう十分審議していただきたい。


    (2)第五次羽村市長期総合計画後期基本計画(案)について(資料21)

    (会長)それでは、本日の議事に移る。議事の1項目、「第五次羽村市長期総合計画後期基本計画(案)」についてを議題とする。

    事務局より「資料21 第五次羽村市長期総合計画後期基本計画(案) 基本計画プロジェクト」について説明

    (会長)本日の会議で頂いたご意見の反映については、事務局と会長、副会長にて審議・確認し、市長への答申に盛り込んでいきたいと考えているので、本日も皆さんからのご意見やご提案をお受けしたい。ご意見等はあるか。

    (山下委員)施策1「子育て」について、今後の方向性の「2.地域や関係機関と連携した支援の充実」に関して、「・・・養育が困難な家庭やひとり親家庭、発達に課題を抱える家庭など・・・」とあるが、児童福祉法の改正があり、地域での養育支援の主体が自治体に移ってくると思われる。そのため、この点については、より推進していく旨の記載として、養育支援に関する専門職による相談の実施や、支援体制の強化を図っていくことを今後の5年間の計画に記載していく必要があると考える。また、施策10「社会保険」における主な計画事業の「3-1 国民年金制度の周知・加入促進」において、前回の意見を反映していただいたところではあるが、事業内容の記載が足りない印象がある。年金相談員による相談事業は、広報を見た人が来るのを待つという受け身の体制になっていることから、市の姿勢として、専門家や市内関係機関(学校関係、医療関係、年金窓口等)と連携した啓蒙活動等も検討していただき、そこから相談事業につなげていけるような事業展開をお願いしたい。障害者年金は20歳から受給でき、初診日、診断書等の有無で認定の可否を判断されることになるが、病院の診断書の保管は5年を過ぎると廃棄されることから、過去の病歴が残っていなければ障害年金の受給はできなくなってしまう。ぜひ、学校、医療、年金窓口等が連携した情報交換会や啓蒙活動などを検討していただきたい。 

    (子ども家庭部長)いただいたご意見や児童福祉法の改正の内容を踏まえ、専門職による連携など、施策の充実が図られるよう検討していきたい。

    (村木委員)施策4「子ども・若者」の主な計画事業の「2-2 学童クラブ事業の充実」に関して、「充実を図ります」と記載があるが、具体的にどのように充実を図るのかが不明瞭であるため、具体的に記載してほしい。

    (子ども家庭部長)学童クラブは市が直営で運営しているが、今後は指定管理者等の民間活力の導入を検討する中で充実を図っていきたいと考えている。

    (会長)山下委員、村木委員よりいただいた意見については、会長、副会長、事務局でどのように反映するか検討し、本計画書を答申としてよろしいか。

    (全体)異議なし

    (会長)それでは、最後に委員の皆さんから、1人ずつ、審議会の感想などについてお伺いしたい。

    (橋本委員)初めてこのような会議に出席した。当初はこの長期総合計画書を誰が読むのか、市民が使うのか、役所が使うのかといった点について、疑問があったが、審議会で話される子育て・保育分野の現状や課題等については、保育園の園長会で共有するなど、いろいろと刺激になったことから、現在では、保育・子育ての全ての情報(保育園の空き状況等)をワンストップでわかるような仕組みの構築について検討している。このように、まちづくりに関して一歩進んだ意識を持つことができ、大変有意義であった。

    (山下委員)民生委員として高齢者と接する機会が多いことから、生活に根差したさまざまな困り事や要望などを基に意見を述べてきた。本計画の分野は幅広く、対応する市の大変さも感じるが、計画の実現を目指し積極的に取り組んでいただきたい。また、市職員は数年で人事異動があるが、全職員が計画内容を十分把握していただき、輝かしい5年後に向けて各施策に取り組んでいただきたい。

    (関委員)消費生活センター運営委員会の立場で出席していたが、子どもや環境といった幅広い施策による計画となっているため、大変勉強になった。特に、宮川委員から出された「計画には具体的な内容を書かなければ実現性に乏しくなる」という意見は非常に勉強になった。個人的には、民間は自社の収益のための工夫は行うと思うが、市民サービスのための工夫を行うのか疑問があるため、学童クラブや図書館など民間委託するとなぜ充実を図ることが可能なのかよく分からないといった点はあるが、市民サービスの充実に向けて、取り組んでいただきたい。

    (平委員)長期総合計画ができてから40数年が経過していて、その間も行政課題が変化している。防犯・交通安全や町内会といった立場から参加しているが、行政課題も多いことから、改めて計画の実現に向けた取組みの重要性を感じた。

    (田村委員)これだけ素晴らしい長期総合計画の案ができた訳であるが、現場レベルでは記載されたとおりの取組みの充実をお願いしたい。例えば、夏祭りの「羽村の水」に関するブースは、昨年までは羽村駅のロータリーの一番良い場所に設置されていたが、今年度は場所が変わり閑古鳥が鳴いていた。計画の推進にあたり、改めて現場を確認していただき、各施策の推進・充実をお願いしたい。

    (和田豊委員)今回参加することで計画を深く読み込むことができ、さまざまな新しい事を知ることができてよかった。その中で、数値で示せる部分については、より具体的に記載していくことが重要であると感じた。

    (江本委員)気づいた点が1点と要望が1点。まず気づいた点は、教育現場に30数年いたが、これまで何気なく使っていた教育現場における専門用語が、この会議の中で解説を必要とするほど非常に難しい用語だということに気づかされた。地域や市民の皆さんに理解を求めるためには、目と目を合わせて、説明を怠らずに伝えていかなければならないと感じた。次に要望であるが、本計画では、35の施策を7つのプロジェクトとして、施策の枠を超えてまとめたことが良い。特に「切れ目のない子育て支援プロジェクト」は出産から子育て、教育に至るまで、子どもが健やかに育まれていくように切れ目なくプロジェクトが組まれていることは本当に素晴らしいため、PDCAサイクルに則って、きちんと進行管理をお願いしたい。所管部署の連携・協力によって取り組まれるとともに、客観的に評価していくなど、羽村市の子どもたちが健やかに育っていくために、充実した取組みをお願いしたい。

    (宮川委員)以前、別の計画策定に携わった際に、その計画は、具体的な記載が乏しく、個人的には目標と現実がかけ離れている感じを受けた計画となったため、本計画の策定にあたっては、目標や計画の内容をより具体的に記載すべきだと思い、度々、意見を述べさせていただいた。その意見を事務局でも汲み取っていただき、今回の長期総合計画では、計画事業の内容が具体的に書かれているため大変感謝している。

    (村木委員)このような場には滅多に参加することはできないため、まちづくりや、まちの現状・課題などを学ぶことができ勉強になった。最初はこの場の雰囲気に飲まれそうになったが、一市民として意見を述べるように心掛けてきた。羽村を良くしたいと思う人たちと、このような場を共有できたことは非常に良かった。

    (藤原委員)自分の仕事をしながら、分厚い計画書の資料を読んで話し合うのは大変だと思ったが、項目ひとつとっても広く深い話となり、大変勉強になった。特に印象に残ったのは町内会の話で、マンションやアパートの人たちがどのようにしたら自治会へ入ってくれるのか考えるきっかけになった。今後は市の取組み等に目を向け、積極的に関わっていきたい。

    (成澤委員)審議委員だけで20名、その後方には市役所の方がいて、このような場で意見を述べることは非常に難しい。以前参加したワークショップ等では5人前後のグループで話すため、話しやすく、発表しやすかったため、会議のスタイルについても検討していただければと思う。黙っているから何も意見が無い訳ではなく、必ず意見を持っていると思うので、さまざまな人の意見を聞くことができる形としての工夫をお願いしたい。

    (関塚委員)自分自身がこの職の責務に対し不安があったが、資料を見たり、インターネットでの情報収集により、まちづくりに関して非常に勉強となった。資料の量が膨大で読み込む事も大変であったが、それだけ今まで真剣に取り組んできた証であるため、そこで意見を述べる事は感慨深いものがある。羽村市の将来を考えると、職員だけでなく、市民一人ひとりが主体的に取り組み、具現化していかなければならないと考えている。今年から学童クラブや市民パトロールにも関わっており、これからも参加していきたいと考えているが、この審議会がとても良い刺激となった。

    (鈴木委員)市内企業を代表して参加しているが、委員の皆さんからの専門分野でのご意見などは大変勉強になった。このような会議の場を設けることは会社の経営会議と似ていると感じたが、議題の分野が幅広いため、市の職員も大変苦労されている事を痛感した。

    (大和田委員)私も企業人としてこの会議に参加している。商工会の理事や青年部の部長も務めているが、市が繁栄していくためには、産業の発展と維持が重要であると思う。少子高齢化が進展していく中で、攻守においてしっかりと考えを述べている会議であったと思う。5年後、10年後にどうするのか、同じ取組みを継続するべきなのか、変えていくべきなのか、現状把握とともに改善を繰り返して、市の発展に繋げていかなければならないと思う。

    (藤巻委員)男女共同参画の立場と、商工会の女性部の立場で参加した。かなり広い分野で議論してきたが、この人数で良いのか、一度に全員で話す方法が良いのか、グループ分けをした方が良いのか等、会議形態については、もう少し検討した方が良いと思う。計画書に書いてあることは非常に良い内容であるため、これを具体化できれば素晴らしい5年後が待っていると思うので期待していきたい。

    (和田清委員)私の専門はコミュニティ論、都市政策、総合計画、市民参加等の領域であり、他の自治体の計画策定にも関わってきたが、本審議会の方式は数名の委員からご意見があったように、確かに緊張するものだと感じている。審議会の手法についても、男女比を考慮する等、かなり改善は進んできており、市民が主体的に関わり話し合っていくような新しい方法も出てきていて、市民討議会といった方法もある。今回参加してみて、これは羽村方式と感じたが、どのような方式であれ、市民の意向を非常に組み入れた計画となっていることは素晴らしい。専門的な立場から言えば、やはり地域にとっては市民が基本であり、市民がより良い生活を送っていくために、どのような政策や計画に取り組むべきかが今後の羽村の5年間に集約されている。縦割り行政といった言葉がある中で、各部局が連携してプロジェクトを推進していくという部分は非常に評価できる部分であり、実行していくことが重要であるため、しっかりとした推進体制を構築し、計画の実現に向けて取り組んでいただきたい。

    (副会長)皆さんと議論する中で、私自身もその中で今後、羽村市をどうしていけばいいのかという議論に携われたことは大変うれしく感じており、学びの機会となった。また、会長の代行も務めさせていただき、会長としての大変な重責も実感したところである。長期総合計画は、かつては必ず策定しなければいけないものであったが、現在は必須ではなくなっているため、次期の計画策定の時には、何のために策定する計画なのかということをもう少し問い直す必要があると思う。また、どのように話し合えば意見が円滑に出されてまとめられるのか、長期総合計画が持つ意味等をもう少し考えていく必要がある。今回の後期基本計画においては、7つのプロジェクトが縦割りの基本目標から、横断的な形で審議会の意見をとりまとめていただいたことは大変感謝している。5年後の成果を目指し、進行管理と評価の方法に関してしっかりとした体制整備を図り、適切に評価、検証を行い推進していただき、他の自治体へも羽村方式が広まっていくようになれば良いと思う。羽村市は行政と市民の距離が近いまちであるため、市民主役のまちづくりをより推進していただくことを期待している。計画書は市民から一方的に意見を言われるものではなく、市民と行政が一緒に作り上げるもので、市民も主体的に行動して行政と協力し、改善していくことが本当の市民協働であることから、計画の実現に向けた取組みと市民参画を期待している。

    (会長)商工会長の立場で、幅広い行政について議論することは知識不足により、会長の職を担えないと思っていたが、委員の皆さんとの審議で大変勉強させていただいた。また、各委員からはさまざまな意見や提案を出していただいたため、安心して議事を進めることができた。自身が知らない知識をそれぞれの専門の方々からお聞きできたことは本当に良かった。今回答申する計画が、今後の5年間を生き抜くための計画にできるかどうか不安もあるが、皆さんのおかげで会長職を遂行できたことに感謝している。以上で事務局にお返しする。

    (事務局)ありがとうございました。これまで8回にわたり審議を重ねてまいりました。本日が最後の審議会となりますので、市を代表いたしまして、副市長よりご挨拶申し上げます。

    (北村副市長)本日をもちまして審議終了となります。20名の委員の皆さんにより慎重なご審議とご意見をいただきました原案につきましては、庁内で構成する検討委員会で議論した上で審議会へご提示してきました。我々職員が考え及ばない非常に高質な内容のご意見をいただき、より格式ある計画になったと思います。計画策定後も、会長、副会長、及び委員の方々には、ご協力・ご指導いただきたいと思います。長きに渡り、ご審議をいただきまして、ありがとうございました。

    (事務局)今後のスケジュールとしては、パブリックコメントや地域懇談会を実施した後、議会へ報告する運びで、12月の策定を予定しております。それでは、以上をもちまして会を終了とさせていただきます。ありがとうございました。