平成30年度第1回羽村市防犯、交通安全及び火災予防推進会議 会議録
日時
平成30年6月26日(火曜日)
開場
羽村市役所 特別会議室
出席者
市川二三男、岡前克之(代理)、佐久間将、伊藤保久、藤井金苗、
石黒奈保美、鈴木將史、阿部啓一、羽村滋彦、中野 実、矢部 要、
瀬戸 紀、坂本勲治(代理)、井本博史、梶 正明、菊地郁江、橋之口律子、
清水重良、岡田千依
欠席者
進邦徹夫、菅原敬一、小作裕徳、木下正彦
傍聴者
0人
配布資料
・次第
・羽村市防犯、交通安全及び火災予防推進会議推進員名簿一覧
・資料「平成30年5月末現在における交通事故発生状況」福生警察署持込
・資料「羽村市防犯・交通安全及び火災予防推進会議」福生消防署持込
開会
事務局
座長あいさつ
(座長)皆さんこんにちは、座長をしております伊藤と申します。よろしくお願いします。今年度初の会議ということで、この会議について簡単にご説明させていただきますと、昨年度に第四次羽村市防犯、交通安全及び火災予防を推進する計画について協議をし、作成しました。今年度につきましては、この計画を推進していくために協議していきたいと考えております。
また、福生警察署や福生消防署より近年の犯罪、交通事故、火災状況について報告を受け、それぞれの団体等で情報を共有していただきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
会議の内容
(座長)それでは次第4、報告事項の第四次羽村市防犯、交通安全及び火災予防を推進する計画について、事務局よりお願いいたします。
(事務局)防災安全課防犯・交通安全係の高橋と申します。
それでは、第四次羽村市防犯、交通安全及び火災予防を推進する計画について報告させていただきます。
推進計画は、皆さまのご意見・ご協力により、昨年度の平成29年6月23日、9月4日、11月15日の3回の会議において検討、修正を行い、平成30年1月4日木曜日から平成30年2月2日金曜日までの約1か月間のパブリックコメント行い、平成30年3月23日金曜日、3月議会最終日の全員協議会において説明を経て、平成30年4月から平成33年3月までの計画を今年の4月に策定させていただきました。
皆さまには、長い期間、ご検討・ご協力いただきありがとうございました。
続きまして、推進計画の内容、取り組みですが、お手元の計画書の9ページをご覧ください。
推進計画は誰もが安全で安心して暮らせるまちの実現という目標に向けて、3つの基本方針、「1市民一人ひとりの生活安全に関する意識の高揚」、「2地域における生活安全に関する取組みの拡大」、「3総合的な生活安全に関する施策の推進体制の整備」の基本方針と8つの施策、「1生活安全に関する意識向上に向けての啓発」、「2広報啓発活動の充実」、「3地域におけるパトロール活動の充実」、「4地域における自主的な活動に対する支援」、「5生活安全の確保のための環境整備」、「6学校・通学路等における安全対策の推進」、「7情報伝達の仕組みづくり」、「8パトロール活動等の活動拠点の運営」を展開して取り組んでまいります。
この計画を推進するために羽村市防犯、交通安全及び火災予防推進会議が設置され、推進会議の役割として生活安全に関する各団体の取り組みや活動内容、生活安全に関する情報等の共有化を図ります。
また、推進委員の皆さまには「羽村市防犯、交通安全及び火災予防を推進する計画」に基づく施策の検討及び推進、生活安全に関する情報提供の仕組み作り、市が実施する施策、事業等への協力をお願いします。
以上、第4次羽村市防犯、交通安全及び火災予防を推進する計画についての報告は以上です。
(座長)ありがとうございました。ただいま事務局からのご説明について、何かご質問がありますでしょうか
無いようですので、続きまして次第の5協議事項、羽村市における防犯、交通安全及び火災予防の最新の状況についての1、防犯について福生警察署生活安全課長代理の坂本様よろしくお願いいたします。
(坂本課長代理)それでは防犯について最新の状況をご説明させていただきます。羽村市では平成30年1月から5月までで、158件の犯罪を認知している状況です。そのなかでも非侵入盗の自転車盗難が羽村市は特に多い状況です。
しかし、第四次推進計画27ページの自転車盗件数の推移を見て頂けばわかるとおり、平成26年から減少傾向になっております。福生警察署と羽村市が協力して自転車の整備や盗難防止のキャンペーン等を行っている結果だと考えております。自転車盗難というと軽い犯罪のように思われますが、自転車盗難は街の治安を判断するバロメーターになるので、今後も自転車盗難対策を行っていきたいと思います。皆さんのご協力をお願いいたします。
次に、特殊詐欺についてですが、30年本日までで発生した件数は昨年に比べ増加しております。更に、被害に遭われた方の中には、さまざまな理由から警察に届け出をださない方もおりますので、実際に被害に遭われている方は統計より多い状況です。詐欺に遭わないと思っている方でも被害に遭っている現状ですので、各団体等で今一度注意喚起をお願いしたいと思います。
最後に、これから夏になってくると女性に対する性犯罪が増加する傾向があります。羽村市につきましては通勤、通学時間帯の被害が多い傾向です。性犯罪は凶悪な犯罪もございますので、福生警察署といたしましても駅前を中心としたパトロールの強化を図っていきたいと考えております。以上です。
(座長)ありがとうございました。ただいまの最新の防犯情報について何かご質問はございますか。
(副座長)振り込め詐欺の犯人が捕まった場合の刑の重さを、わかれば教えていただきたいと思います。
(坂本課長代理)基本的には詐欺罪に当たるので、軽い刑ではありません。組織で詐欺を行っている場合はその他の犯罪を行っていることが多いので、具体的な刑の重さについては一概には言えないと思います。
(推進員)特殊詐欺についての質問ですが、ATMでお金を下ろす時は上限が決まっていると思いますが、大金を騙し取られる場合はATMを利用する以外の方法があるのでしょうか。
(坂本課長代理)やはりATMからお金をおろすことが多く、何度もATMで操作していて怪しいと感じ、犯人検挙に至ることもあります。
(座長)他にございますか、無いようですので次に、交通について福生警察署交通課長の瀬戸推進員よりお願いいたします。
(推進員)それでは交通安全について最新の状況を説明させていただきます。第四次推進計画の29ページ、市内における事故発生件数及び死傷者数の推移をご覧ください。平成15年から平成29年の事故件数及び死傷者数のグラフとなっておりますが、見てわかるとおり年々減少しております。特に26年以降は発生件数及び死傷者数共に200を切っている状態で推移しています。
続きまして、資料の「平成30年5月末現在における交通事故発生状況」をご覧ください。2の自治体別発生状況の羽村市を見ていただけると平成30年5月末につきましては発生件数が71件で死傷者数が77名となっており、前年比が発生件数、死傷者数共に増加しています。福生警察署管内どの自治体も増加している状況です。また、昨年は羽村市内における重傷事故は1件も発生しておりませんでしたが、今年につきましてはすでに1件重傷事故が発生している現状です。これは自転車が道路の工作物に単独で衝突して重症した事故となっております。自転車の事故はまだまだ減らないという現状です。
続いて3の時間帯別発生状況についてですが、羽村市の特徴といたしまして、8時からと10時からの事故発生が多いということです。これについては高齢者の方が活動している時間帯に発生している事故が多いと推測します。他の自治体をみますと通勤通学の時間帯や帰宅の時間帯が多い状況です。
最後に4の自治体別事故関与率をご覧ください。高齢者関与率という項目がございます。羽村市を見ていただくと、発生件数が71件中28件も高齢者が関与した事故ということがわかります。関与率ですと39.4パーセントにも及びます。当庁管内の平均が31.7パーセントですので、高い割合だということが推測されます。その他の関与率は当庁の関与率に比べ羽村市は低くなっております。
当署といたしましては、行政の特徴に合わせた指導、取締りを推進していきたいと考えておりますので、ご協力お願いいたします。
(座長)ありがとうございました。ただいまの最新の交通安全情報についてなにかご質問はございますか。
(副座長)資料「平成30年5月末現在における交通事故発生状況」の4自治体別事故関与率の中で、飲酒事故の件数が羽村市65件とありますが、飲酒事故はこんなに多いものなのでしょうか。
(推進員)こちらの65件という数は、交通事故発生件数のうち自転車による事故を抜いた数となっております。実際の飲酒事故は飲酒ありの0となりますので、羽村市では飲酒事故が発生していない状況です。交通事故は自転車が当事者でも件数となっておりますが、飲酒事故は原付以上が当事者の場合対象となります。
(座長)瑞穂町では交通死亡事故が2件とありますが、これはどういった事故だったのでしょうか。
(推進員)まず1件目が、今年の1月に高齢者の方が何らかの理由によって、道路上に倒れてしまい、貨物自動車が轢過した事故となっております。2件目は、4月に国道16号線を、中学生が自転車で横断中、貨物自動車と衝突したという事故となっております。
(推進員)現在は自転車に乗るときにヘルメット着用は義務化されていませんが、今後、義務化されるようになるのでしょうか。
(推進員)現在は自転車のマナーということで、ヘルメット着用を推進しております。あくまでも努力義務というかたちですが、子供の自転車事故では頭部の外傷が重大な怪我に直結しているので、より一層ヘルメットの着用を推進していきたいと考えております。
(座長)他にございますか。無いようですので次に火災予防について、福生消防署警防課長の井本推進員よりご説明お願いいたします。
(推進員)それではまず、第四次推進計画の32ページをご覧ください。火災発生件数につきましては、平成29年で14件となっております。火災件数は減少傾向に推移しています。
続きまして下の表の市内における火災原因別発生数一覧をご覧ください。平成29年の内訳については、まず放火または放火の疑いですが、犯罪件数が減少傾向にあるころから、防犯意識が高まり、放火や放火の疑いも減少しています。次にたばこにつきましては、たばこを吸う人が減ってきていることから、たばこが原因の火災は減っております。次にガス器具につきましては、オール電化の家庭が増えていますので、ガス器具が原因になる火災は減っております。次の火遊びについても、放火と同様に比較的少なくなっております。次に電気関係ですが、こちらは東京消防庁管内全体的にみても増加傾向にあります。また、電気関係による火災は、夏の暑い時期に起こりやすくなります。最近では携帯電話のバッテリーから発火することもございます。
続きまして、本日配布させていただいた「羽村市防犯・交通安全及び火災予防推進会議」と題した資料の1、平成30年中の火災状況等の(1)火災件数等をご覧ください。羽村市内における平成30年6月19日現在の火災件数は6件となっておりますが、昨日1件火災がございましたので、7件という現状です。昨年同期と比較しますと、プラスマイナス0件で推移しております。焼損床面積につきましては22平米となり、前年同期と比較するとマイナス38平米でございます。
次に(2)火災原因別件数につきましてはご覧のとおりとなります。まだ、半年しかたっていないということもありまして、傾向はわかりづらいものになっております。
続いて2、平成30年中の救急件数をご覧ください。羽村市内の平成30年中の救急件数につきましては、56件となっております。その内訳についてはほとんどが急病となっている状況です。昨年同期と比較すると54件の増加となっております。社会全体の高齢化が止まらないと救急件数の増加傾向は止まらないのではないかと想定し、東京消防庁全体で毎年救急隊を増やしておりますが、まだまだ足りていないという現状です。皆さんにおかれましては、救急相談センターにつながるシャープ7119を活用いただければと思います。
最後に、大阪北部で発生した地震について、把握している情報を提供させていただきたいと思います。建物被害ですが、全壊が3棟、半壊が13棟、一部損害が6,909棟となっており、火災につきましては8件となっております。また、エレベーターの閉じ込め事故が339基、ライフラインが止まるなどの被害が多数報告されています。
以上で報告を終わります。
(座長)ただいまの最新の火災予防情報につきまして何かご質問はございますか。
(副座長)資料の「羽村市防犯・交通安全及び火災予防推進会議」の救急件数の中で、加害とありますが、これはどのような内容なのでしょうか。
(推進員)いわゆる喧嘩による負傷者の救急出場です。
(推進員)第四次推進計画の32ページの市内における火災原因別発生数一覧でその他とはどのような内容なのでしょうか。
(推進員)さまざまなケースがございますが、例えば車両が発火する車両火災等、こちらに計上できないものをその他としております。
(座長)他に質問はございますか。無いようですので、会議全体を通しての質問もしくは報告はございますか。
(推進員)警視庁では7月1日から7日までを飲酒運転させないTOKYOキャンペーンを実施いたします。夏場になりますとお酒を飲む機会が増えてまいります。先ほど福生警察署管内では飲酒ありの交通事故はほとんどないとお話ししましたが、飲酒運転による物件事故等は何件か発生しています。飲酒運転が全くないわけではありません。お酒を飲んだら運転しないのはもちろんのこと飲酒運転している車に乗ってしまったり、そのお酒を提供したり、車を貸してしまうと罪になってしまうので、絶対にしないように周知していただきたいと思います。警視庁管内では飲酒に起因する死亡事故が昨日現在で8件発生しております。この8件は飲酒運転によるものだけではなく、酔ってしまった方が道路に寝込んで轢過されてしまう事案もございます。自分自身が被害に遭わないためにも、飲酒運転の根絶にご協力いただきたいと思います。
(推進員)消防署からのお願いなのですが、先日の大阪北部地震による死者5名の内4名が家具等に挟まれて亡くなっております。家具転倒防止器具がございますので、皆さんの団体でも周知していただいて、設置していただきたいと思います。どのようなものを購入していいかわからないということでしたら消防署が相談に乗らせていただきますので、是非ご連絡いただければと思います。
また、ここ最近、急激に暑くなっておりますので、熱中症には留意してください。特に高齢者や小さいお子様のなかには熱中症が死に至る可能性もございますので、暑い日には無理をなさることの無いよう周知していただきたいと思います。
(副座長)町内会連合会から報告させていただきます。6月1日の広報と一緒にチラシを配り周知させていただきましたが、災害発生直後の減災に向けて各家庭に安否確認グッズを配布する事業を進行中です。実際に配布するのは8月中旬になり、9月の防災訓練までに配布する予定となっています。「無事です」と書かれた黄色いタオルと「助けて」と書かれた赤い袋を各家庭に配布して、被災された際に、状況に応じて軒先に袋かタオルをだし、近所の人たちと共助体制を作ることを目的としております。配布対象につきましては現在町内会に入っていただいている方、もしくは7月の上旬までに町内会に入っていただける方となっておりますので、ご協力お願いいたします。
(推進員)新奥多摩街道の車道に自転車専用レーンが設置されておりますが、まだまだ、歩道を走っている自転車が多い状況です。自転車は自転車レーンを走行するように徹底できないのでしょうか。
(推進員)新奥多摩街道の歩道は自転車が歩道通行可能の歩道となっております。なので、自転車は車道も歩道も走行できることとなります。また、歩道通行可でない場所でも高齢者の方と小学生以下の方に関しては歩道を走行することができます。ただ、あくまでも歩道を自転車で走行する際は歩行者優先です。歩行者優先というマナーを自転車利用者に守っていただくことを警察の方で徹底していきたいと考えております。
(座長)他にございますか。
無いようですので、次第6その他といたしまして、次回会議の日程について事務局よりお願いいたします。
(事務局)10月30日の火曜日午後2時から、特別会議室で開催させていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
(座長)それでは進行を事務局に戻します。
(事務局)伊藤座長スムーズな進行どうもありがとうございました。
それでは以上をもちまして平成30年度第1回羽村市防犯、交通安全及び火災予防推進会議を終了させていただきます。
推進員の皆さん、ご多忙の中ご出席いただきまして、ありがとうございました。
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羽村市総務部防災安全課
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