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あしあと

    平成20年度第3回羽村市文化財保護審議会会議録

    • [2010年4月22日]
    • ID:1534
    平成20年度第3回羽村市文化財保護審議会会議録
    1 日時平成21年3月12日(金曜日) 午後2時00分~午後4時10分
    2 場所羽村市郷土博物館会議室
    3 出席者委員 白井裕泰、和田哲、坂上洋之、持田友宏、坂詰智美、金子淳
    事務局 郷土博物館長 須田進午、郷土博物館係長 宮沢賢臣
    4 欠席者桜澤一昭、持田友宏
    5 議題 1確認事項
    ア 平成20年度第2回会議要旨の確認について
    2議題等
    ア 平成20年度実施の文化財保護事業について
    イ 平成21年度事業計画について
    ウ その他
    6 傍聴者なし
    7 配布資料・平成20年度郷土博物館実施事業資料
    ・東京都埋蔵文化財包蔵地調査カード(修正)
    ・平成21年度郷土博物館事業計画資料
    8 会議の内容

    (事務局) 会議に入る前に、ひとつご確認をお願いします。本日、櫻沢会長が欠席であります。羽村市文化財保護条例第43条第4項には「副会長は、会長を補佐し、会長に事故があるときは、その職務を代理する。」との規定があります。この規定により、本日の議事進行については、白井副会長にお願いすることとなりますので、よろしくお願いいたします。では、白井副会長に議事の進行をお願いいたします。

    (1) 確認事項

    ア 平成20年度第2回会議要旨の確認について

    (副会長) ただいま事務局より説明がありましたが、本日会長がご欠席ですので、副会長の私が議事を進めてまいります。よろしくお願いいたします。
    それでは、次第に基づきまして、平成20年度第2回の会議要旨について確認します。お手元に届いていると思いますが、何かお気づきの点、訂正などございますか。このときの議題は東京都指定天然記念物阿蘇神社のシイの現状変更、文化財説明板の文言の確認、平成20年度文化財担当者会議の報告などの内容でした。特にないようでしたら、第2回会議要旨については、この内容で確認とさせていただきます。

    (2) 議題等

    ア 平成20年度実施の文化財保護事業について

    (副会長) では、次の議題の平成20年度実施の文化財保護事業について、事務局からお願いします。

    (事務局) お手元の資料をご覧ください。資料に基づいて説明させていただきます。最初に羽村市文化財保護審議会の開催です。本年度は本日を含めて3回の会議を実施し、東京都指定天然記念物の現状変更や修理事業、文化財説明板の改修等についてご審議いただきました。次に、補助金の交付については、東京都指定天然記念物の修理事業に交付する予定と羽村の祭りばやしの保存伝承事業に補助金を交付しました。次に、文化財説明板の改修については、予算の都合で「根岸地蔵」の1基を改修しました。前回の会議で審議いただいた「川崎の渡し」については来年度実施する予定です。次に、東京文化財ウィーク2008公開事業に、昨年と同様の文化財が参加しました。企画事業については、郷土博物館の企画展「演じられた机龍之助-映画と演劇にみる『大菩薩峠』-」と、これに関連して郷土研究会と共催した『大菩薩峠』上映会、また歴史講座の「資料から読む多摩の中世文化-三田氏の祈り-」を実施しました。ガイドステーションとして、郷土博物館が協力しました。次に、第21回多摩郷土誌フェアが1月23日から25日まで立川のオリオン書房ノルテ店を会場に開催され、これに参加しました。そのほか、文化財保護法、東京都文化財保護条例に規定された、文化財保護の事務について処理しました。埋蔵文化財関係については、精進バケ遺跡の周知範囲に隣接している地点について、開発に伴い試掘調査を実施しました。その結果、この範囲も遺跡と認められたため、周知範囲の変更を行いました。その他に、周知の埋蔵文化財包蔵地内の宅地造成や個人住宅の建設に伴い、立会調査を3件実施しました。遺跡の有無確認については、郷土博物館に照会のあった件数は87件で、そのうち9件が周知範囲内で、届出は3件でした。届出があった開発行為については、先に説明したとおり、立会調査で処理しました。また、郷土博物館以外の収蔵施設で出土文化財の管理を行い、資料整理を実施しました。以上が、非常に雑駁ですが今年度の文化財保護事業の実施結果です。続いて、郷土博物館事業について、概要のみを報告させていただきます。入館者については、まだ年度途中で確定数値は出ていませんが、2月末現在の数字から判断しますと、昨年度よりは1,000人から1,500人程度増える見込みです。ただ、ピーク時は42,000人ほどの入館者がいらっしゃいましたが、やはり減少傾向が見られます。企画展については、「懐かしのうた思ひ出のうた」「五月人形展」「新収蔵資料展」「縄文土器の不思議」「演じられた机龍之助-映画と演劇にみる『大菩薩峠』-」「まゆ玉飾り」「むかしのくらし」「ひな人形展」と、企画課と共催により図書館で開催した「平和展」を実施しました。主催事業としては、歴史講座「資料から読む多摩の中世文化-三田氏の祈り-」、自然観察会「シダの観察」「冬鳥の観察」、体験学習会として「まゆから糸を引こう」「まゆ玉飾り」をそれぞれ開催しました。そのほか、資料の収集、整理、保管、『羽村市郷土博物館紀要』第23号の発行、小学4年生に対する玉川上水の展示説明や市内小学3年生に対するむかしのくらしの説明などを実施しました。そのほかには、市民との協働による里山の活動が軌道に乗ってきており、ボランティア10名が登録されて、毎月第3土曜日を定例活動日として、下草刈りや落ち葉掃き、萌芽更新などの作業を行っています。以上が、非常に簡単ですが、郷土博物館事業の実施報告です。事務局からは以上です。

    (副会長) ありがとうございました。

    (事務局) 1点付け加えさせてください。平成17年度から3か年で実施した市内動植物所在確認調査により発行したガイドブックが、非常に好評で、頒布開始より4か月で植物と野鳥が在庫切れになってしまったので、9月議会に補正をしまして増刷しました。一般市民の方はもとより、他の自治体からも、市民協働による調査方法などについての問い合わせがきています。

    (副会長) 今、議会での補正ということがありましたが、一般質問等はどうでしょうか。

    (事務局) 12月議会とこの3月議会で郷土博物館に関する一般質問が出ました。12月議会では、昭和の水道拡張事業で造られた玉川上水第3水門から村山貯水池までの導水管、現在でも使われており、地上は神明緑道になっていますが、そこに山口貯水池築造工事のときに、資材を運ぶための軽便鉄道が一本杉のあたりからインクラインとともに敷かれたのですが、それらのことを説明する看板を立てたらどうか、また、不法投棄などが目に余るので、ちゃんと整備しなければならないという質問でした。緑道の整備の一部ということで、直接教育委員会の所管ではないので、市長から答弁しましたが、その内容は、歴史的な資料の調査などは教育委員会が行って、史実が明らかになった段階で検討するというものでした。その後、郷土博物館において、武蔵村山に残されている資料なども借りてきて、必要に応じて複写をしました。また、10年前にテレビ羽村で取材させていただいた市民の方々にももう一度お話をお聞きするなどして、資料の存在について調査を進めていく予定です。その説明板の内容については、適宜この審議会にもお諮りしながら進めていくつもりです。3月議会では、博物館の入館料についての質問でした。この財政事情の中で有料化を検討する必要があるという趣旨でした。ただ、三多摩公立博物館協議会加盟の館で、当館と同様な館ではすべて無料で、そもそも博物館法では入館無料を謳っておりますので、有料化は現在のところ考えていないという答弁を教育長からさせていただきました。そのような一般質問がございました。以上です。

    (副会長) ただいま、平成20年度の実施事業について事務局より報告がありました。さらに議会での一般質問についても報告がありました。以上の内容で、なにかご質問はありますか。

    (委員) 歴史講座の内容はどんなものだったのでしょう。

    (事務局) 3回の講座に参加して直接話を聞いていたのではないですが、配布資料や担当学芸員からの報告によれば、「杣保の羽村」というよりは、三田氏の動静が中心だったようです。中世期のこのあたりの様子を話していただいたので、大変有意義な講座だったと理解しています。
    参加者からのアンケートでは、内容はすばらしくよかったけれど、もう少し羽村のことの話が聞きたかったという感想もありました。

    (委員) 講座のテーマは講師からの提案だったのですか。

    (事務局) 大きなテーマは「中世三田氏と羽村」ということで講師にお話させていただき、そのテーマに沿って講師が具体的な内容を決められました。

    (委員) 3回の講座全部が羽村についてでは、話が続かないでしょう。3回目に羽村の話が出てきたので、よかったのではないでしょうか。

    (委員) 確認ですが2、3点。郷土史フェアについてですが、現状はどうなのでしょうか。

    (事務局) 平成8年、9年ごろと比べて全体として頒布数が減少して、頒布実績が落ちています。大きな原因として会場が変わりました。そのころは立川ルミネ店で、広い会場だったので、展示する資料集等も数多く持っていけたのですが、現在のノルテ店に変更後は喫茶スペースを借りての開催なので、羽村では玉川上水関連を中心に、三分の一程度の種類しか持っていっていません。また、今年度で21回を数え、各市とも新刊が頭打ちで、常連にとって欲しい資料集がなくなっているような感じがします。また、遺跡の報告書を多量に買っていく考古学専攻生が少なくなっています。

    (委員) よくわかりました。もう一つ、郷土博物館事業になりますが、平成19年度は古文書講習会や親子博物館教室を実施していますが、今年度はなくなったのでしょうか。

    (事務局) 平成19年度は、古文書の本当の初心者を対象に古文書解読講座を開催しました。その受講者が自主グループを結成して今年度から活動を開始しています。ゆくゆくは郷土博物館資料の解読などもお願いして、ギブアンドテイクの関係を築いていきたいと考えています。今年度はそういう講習会は開催しませんでした。親子博物館教室については、説明が漏れていましたが、年中行事の再現を中心とした昨年同様の事業を実施しています。

    (委員) 郷土誌フェアに関連して、羽村市史は作る予定はないのですか。

    (事務局) 以前の市議会での一般質問でも答弁しましたが、現在は資料収集に努め、時機を見て検討するというのが羽村市の見解です。

    (委員) 市になって何年もたつのに、「町史」しかないというのは致命的だと思う。改訂程度で出せるのではないか。

    (事務局) 今後も、課題の一つとして意識していきたいと思います。

    (委員) 『西多摩農業協同組合史』なんかも参考にしていけるのではないか。

    (副会長) 「羽村市史」については、事務局に考えていただくこととして、その他に何かありますか。なければ次に移ります。

    イ 平成21年度事業計画について

    (副会長) 平成21年度事業計画について議題とします。これも事務局から説明をお願いします。

    (事務局) では、お手元の資料に基づいて説明させていただきます。今日現在では、平成21年度の予算については特別委員会で採決されたのみで、本会議での議決は18日になりますので、あらかじめご了承ください。

    ――資料に基づき説明する――

    (副会長) ただいま、平成21年度に事業計画を説明いただきましたが、何かご質問はありますか。

    (委員) 体験学習で、養蚕関係の事業がありますが、「織り」についての事業はいかがでしょうか。

    (事務局) 「織り」についての体験をしたいという希望は、糸引きの参加者からも寄せられています。博物館としては2つの課題があるので、今は計画していない状況です。一つ目は、体験に使用する織機がないということ。現在収蔵している織機は、現在使用に耐えられる状況ではなく、新たに購入または製作するとなると、予算がつきません。もう一つは、羽村では「産業」としての「織り」がなく、「昔の羽村の生業」として体験するにはどうかということがあります。

    (委員) 自家用で行っていたものなら、何とかその技術、ものづくりというものを伝承していったほうがいいのではないか。

    (事務局) 「織り」の体験は、武蔵村山や東村山などで実施しており、東村山では新館のオープンにあわせて織機も作ったようです。

    (委員) 織機は、縦糸の仕付けが難しく、面倒なようです。なかなかパッとは織れる状況にはならないようです。

    (委員) 博物館がやらないと技術が伝承できないと思うので、何とか考えてほしいと思います。今の文明はみんな機械での製作で、手作りというのがなくなっている。それは致命的だと思う。ある段階で復活・再生させないといけない。そのような中で、機織というのは非常に大切な技術だと思う。文化財行政はそのような視点が必要である。未来につなげていくことが必要である。

    (事務局) 体験学習ですので、そういう視点も重要だと思います。今後事業を計画する中で予算化できれば実施していって、技術を持っている人なども発掘して指導を受けながら進めていければいいのではないでしょうか。

    (委員) デザインというものは、自分で体験していく中で形作られていくもので、見たり聞いただけではだめなんです。小さいときからそういうものを体験していると違うと思います。

    (事務局) 今教育委員会で検討している小中一貫校の「羽村学」の中でもできるかと思いますので、検討していきたいと思います。

    (委員) 新しい文化を創るんだという意気込みでお願いできたらと思います。

    (委員) ゆとろぎあたりで事業を実施して、自主グループ化していくことができれば発展していくのではないでしょうか。私の知っているところでも、そういった形でサークル化して活動しているところがあります。ただ、軌道に乗るまでに10年もかかっていますが。

    (副会長) では、そのように考えていっていただければと思います。他に何かございますか。

    (委員) 中世の展示についてはですが、その時期の資料はどこでも非常に少ないのが現状だと思いますが、どのような展示になるのでしょうか。

    (事務局) 担当学芸員は苦労しているようです。当館に収蔵している資料としては板碑などしかありません。ただ、あきる野市や青梅市から資料を借りてくるようです。古文書類はなかなかないのですが、企画展コーナーで開催できる程度は展示できるようです。

    (委員) 郷土博物館の入館者が減少しているようで、今後も飛躍的な増加は認められないと思いますが、その辺の見通しなどはありますか。

    (事務局) 意思決定されている話ではありませんが、現在の常設展示が平成9年度にリニューアルされて10年以上が経過しています。平成9年のリニューアルは開館から10年ということでした。そういうサイクルを考えると、そろそろ第3期の展示を考える時期に来ているとは思っています。このように、展示に中身が変わると入館者の増加にもつながるのではないかと考えています。現在の第4次の長計ではそのような計画はありませんので、第5次以降の計画にどのように反映させていくかが課題だと思います。

    (委員) 他の市町村との情報交換はあるのですか。

    (事務局) 入館者に関してはどこも減少傾向があるようです。

    (委員) 絶対数的なものはどうでしょうか。

    (事務局) 少子化の影響で小学生の数が減っていますが、年間34,000~35,000人という数字は、決して少なくないと考えています。
     やはり、玉川上水の展示が大きいと思います。これを目当てに来られる方が多く、逆に玉川上水がなければこれほどの入館者は入らないと思います。学校関係では、担任する4年生の先生方の考え方で、羽村に来るか来ないかが決まってしまうように思います。前任からの引継ぎだとか、自分が以前担任していたときのことだとか大きいのではないでしょうか。

    (委員) そういうことなら、先生へのアピールが重要なのですね。

    (事務局) 先生個人へのアピールは難しいですが、学校へは案内を送ったこともありますし、社会科担当教員の研修会等で来館されたときなどには説明しています。

    (委員) 年間にこれだけの学校が来る博物館は珍しいと思います。

    (事務局) やはり交通整理が必要ですので、1日5校が限界です。午後も遅くまで可能ならばもう少し増やせますが、どうしても午前中に集中してしまいますので、受け入れ側も限度があります。

    (委員) 埼玉県では、博物館に学校の教員が指導主事として配置されていて、そういった学校関係の調整を担当しているようです。そうすると先生たちの心理を理解しているので、学習指導案を博物館から提案するようなこともしているようです。先生としても非常にありがたいと思います。そうすると学校としてもそこへ行ってみようかなということになる。東京都ではそういうことはしていませんが。

    (委員) 学校の教科書の都合で、博物館に来る時期が集中してしまう。博物館にとっても大変なことだと思う。

    (委員) 展示説明員の養成は、どのくらいの人数を予定しているのか。

    (事務局) 上限は想定していませんが、最低でも5人くらいは新たに加わっていただけるとありがたいと思っています。ただし、説明員の数が多くなると、年間の団体数はある程度決まっているので、担当する回数が少なくなってしまって、モチベーションが下がってしまう恐れがあります。少ないと担当数が多く「大変だ、忙しい」ということになる。12人から15人程度ならば、少なくとも月1回は担当することができるので、適正な人数ではないか。バランスが難しい。

    (副会長) いろいろとありがとうございました。

    ウ その他

    (副会長) 他になければその他ということで、事務局からありますか。

    (事務局) 1件だけ先ほどの平成20年度の事業報告に説明漏れがありましたので、補足させていただきます。近代和風建築総合調査というのを平成18年度から3か年をかけて東京都教育委員会が実施していました。今年度は最終年ということで報告書の刊行が予定されています。羽村市では、先に報告させていただいた第1次調査の以後、第2次調査として4件の聞き取り調査を行いました(個々の物件の公表については、各所有者からの承諾前のため、非公開)。現在原稿の校正段階ですので、追って報告書が出来上がるものと思われます。
    もう1点、来年度の第1回の会議日程ですが、通常ですと5月に開催予定ですが、会長の体調もありますので、様子を見ながら改めて調整させてください。
    あと、お配りした封筒の中にいろいろな資料が入っていますので、ご確認ください。

    (副会長) 他に何かございますか。
    では、本日も大変長時間にわたり、ありがとうございました。今日の会議はこれで終了とさせていただきます。

    午後4時10分終了

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