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あしあと

    伝染性紅斑(リンゴ病)にご注意ください

    • 初版公開日:[2024年11月25日]
    • 更新日:[2024年11月25日]
    • ID:19198

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    伝染性紅斑は、令和6年5月上旬から患者報告数が増加しており、11月11日から11月17日(第46週)の1週間における患者報告数は、6年ぶりに都の警報基準を超えました。

    伝染性紅斑は、ウイルスによる感染症で、特異的な治療法やワクチンはありません。感染予防策としては、こまめな手洗いや、咳・くしゃみをするときには、口と鼻をハンカチ等でおおうなどの咳エチケットを心がけることが大切です。

    伝染性紅斑の患者の約7割は、6歳以下の小児となっていることから、家庭、保育所、幼稚園、学校等においても感染予防策の徹底をお願いします。

    伝染性紅斑の発生状況等は、東京都保健医療局ウエブサイト(外部リンク)(別ウインドウで開く)をご覧ください。

    西多摩地域の流行状況は、東京都西多摩保健所ウエブサイト感染所週報(外部リンク)(別ウインドウで開く)をご覧ください。

    伝染性紅斑(リンゴ病)

    子供を中心に流行するヒトパルボウイルスB19を原因とする感染症です。

    子供の場合は、一般的には順調に回復しますが、大人がかかると関節炎や頭痛など、さまざまな症状があらわれることがあります。特に、妊娠中にかかると流産や胎児の異常が生じることがあるため、感染予防や感染した際の経過には注意が必要です。

    感染経路と症状

    • 患者の咳やくしゃみなどのしぶきに触れることによって感染(飛沫・接触感染)します。
    • 症状は、約10日間の潜伏期間の後、両ほほに紅い発疹が出現し、続いて体や手・足に網目状の発疹が現れ、1週間程度で消失します。発疹が淡く、他の疾患との区別が難しい場合もあります。
    • 多くの場合、両ほほに発疹が出現する7から10日前に、微熱や風邪のような症状がみられることが多く、この時期が一番人にうつしやすくなります。発疹が現れる時期には、感染力もほぼ消失します。

    治療や予防方法

    • 特別な治療方法はなく、患者の症状に合わせた対症方法が行われます。
    • ヒトパルボウイルスB19はアルコール消毒の効果が乏しいため、流水と石けんによる手洗いをしっかり行うことが大切です。また、周りに広げないよう咳やくしゃみをするときには、口と鼻をおおう、咳があるときにはマスクをしましょう。
    • 特に、妊娠中あるいは妊娠の可能性がある女性は、周囲で患者発生がみられる場合、感冒様症状の人や患者との接触をできる限り避けるよう注意をしてください。また、保育園等で流行がみられる場合には、送り迎えを控える等の対応が必要です。