都内で麻しん(はしか)の患者が発生しています


麻しんは感染力がきわめて強い感染症です。小児だけではなく、大人も注意が必要です。麻しんを疑う症状が出た場合は、医療機関に電話等で麻しんの疑いがあることを伝えましょう。麻しん患者との接触や渡航歴がある場合は医療機関へ伝え、指示に従ってください。医療機関への移動の際は公共交通機関の利用を可能な限り避けてください 。

麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症として知られています。麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が広がり、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。周りへ感染させる期間は、症状の出現する1日前(発しん出現の3〜5日前)から発しん消失後4日くらいまで(または解熱後3日くらいまで)とされています。
予防方法は、麻しんは感染力が強く、空気感染もするため、手洗い、マスクのみで予防はできないことから、麻しんの予防接種が大切です。麻しん含有ワクチン(主に接種されているのは、麻しん・風しん混合ワクチン)を接種することによって、95%程度の人が麻しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。
定期予防接種では、麻しん・風しん混合ワクチンを1期(1歳児)と2期(就学前1年間)の2回接種します。
これまで麻しんのワクチンを2回接種していない方で、麻しんに感染したことがない場合は、抗体検査やワクチン接種についてかかりつけ医等に相談しましょう。
また羽村市では、先天性風しん症候群対策および風しん追加的対策事業を実施しています。接種するワクチンの種類(麻しん・風しん混合ワクチン)によっては、麻しんワクチンの接種費用の助成を受けられる場合があります。詳しくは、各事業を確認ください。

また、渡航の前には、渡航先で流行している感染症や病気について調べておくことが大切です。また、これまでに自分が受けた予防接種について、母子健康手帳などで確認しましょう。
海外渡航に際し推奨されている予防接種で、まだ受けていないものがあれば、時間的な余裕をもってかかりつけ医等に予防接種の相談をするなど、適切な感染予防を心がけましょう。


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電話:042-555-1111 (保健センター係)内線622 (健康推進係)内線624
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