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    平成26年度第3回羽村市健康はむら21審議会会議録

    • [2015年5月22日]
    • ID:7251

    平成26年度第3回羽村市健康はむら21審議会会議録

    平成26年度第3回羽村市健康はむら21審議会 会議録

    日時

    平成26年10月1日(水)午後7時30分~午後9時30分

    会場

    羽村市保健センター2階研修室

    出席者

    会長 太田ひろみ、副会長 畠山明美、委員 柳田和弘、増田晴美、宮澤正弘、青木博美、正親和代、藤田友美、柳内祐樹、加藤よしの、平泉孝、川津照美、宇坪留美子、安田洋子

    欠席者

    なし

    議題

    1.開会

    2.会長あいさつ

    3.議事

    「健康はむら21(第二次計画)」の素案の検討   【資料】

    (1) 第1部 総論について

    (2) 第2部 各論について 

    (3) その他

    傍聴者

    なし

    配布資料

    健康はむら21(第二次計画)総論(素案)

    健康はむら21(第二次計画)各論(素案)

    【追加資料】「重点目標3 ライフステージを通じた健康づくり」について

    会議の内容

    1.開会

    2. 会長あいさつ

    お忙しい中、本日もお集まり頂きありがとうございます。これが始まった頃は夏で、昨日までとても暑かったが、今日はすっかり涼しくなり季節が変わり、今回で審議会も3回目になった。残りも後1回となったので、大詰めの作業に入っていく。

    事務局より、総論・各論の資料配布があるが、国の計画と、都の指標を加味しながら、羽村市のさまざまなデータ、保健師の日頃の活動の中から、羽村にある健康課題は何かを取り出して挙げてある。そういったものの中から、健康で豊かな生活を送るために市民、医療機関・企業・学校、行政のどういった支援ができるのか、健康づくりができるのか。新しいものをつくるのは本当に大変なこと。本当に大変な作業を経て作って頂いたと思う。本日は総論を元に、みなさまのお立場から、視点より、ご意見を頂ければと思う。

    (会長)本日傍聴の方はいるか。

    <傍聴希望者はなし>   

    (会長)議事に移る。

    3.議事

    (1)健康はむら21(第二次計画)の素案の検討

    (1)第1部 総論について

    <「第1部 総論」について事務局から説明>

    (会長)今の説明についてご質問・ご意見はあるか。

    <質問なし>

    (2)第2部 各論について

    <「第2部 各論」により事務局より説明>

    (会長)今の説明についてご質問・ご意見はあるか。各論ではそれぞれの目標ごとに、取り組みの内容について提示されている。限られた時間の中で、それぞれの立場から忌憚のないご意見を頂きたい。目標1より順を追って、検討していく。検討時間はそれぞれ5~10分程度としたい。

    重点目標1 生活習慣病を予防する

    ■目標1 体重を適正に保つ

    (会長)ご意見はあるか。男性の肥満、適正体重の維持を心掛ける市民が増えることを目指す、という目標が上がっている。

    (副会長)理想の体重をBMI21~23未満に持つようにというのは、なにか理由があったか。ふつう標準体重は18.5~25.0までだが。

    (事務局)資料ではBMI値21~23だが、確かに標準と言われるものは、幅をもっている。特に生活習慣病になりにくい数値がBMI22というデータがあるため、少し幅を狭めたものにしている。

    (副会長)現行計画でもそうだったか。

    (委員)体重は増え過ぎても、やせ過ぎても病気になりやすい。BMI22は統計的に一番病気が少ないと言われている数値である。

    (委員)全体を通じて、平均寿命を延ばすという意味では、運動に関係し、筋力が重要。案の中に「ロコモティブシンドローム」が出てこないが、何らかの形で出したほうがよいのではないか。

    (事務局)「ロコモティブシンドローム」についても掲載したいと考えている。後ほどご説明する追加資料である「重点目標3の「高齢期の健康づくり」の中には記載があるが、その他各論の中でも触れるべきと考えている。

    (会長)各論にも入れていくという方針で。

    (事務局)入れるとすれば、疾病の予防に対する正し知識、糖尿病など生活習慣病の知識等の、そのあたりに入れるのも一案かと思う。ご意見があればまた検討する。

    (委員)何らかの形で反映されれば。

    (委員)BMIを出す時に身長を測らなくてはいけない。体重は家で測れるが、身長は保健センターなどで測れるようにするとよいのでは。

    (会長)大人になっても身長は伸び縮みする。測れる機会や場所があるといい。

    (委員)健康づくりは学校の保健教育でもやっていること。追加資料では「次世代の健康づくり」として学校の事も掲載されている。BMIなどについては、中学校で教えることも大事だと思う。学校での健康づくりという視点も計画に入れるようお願いしたい。 

    (会長)「目標達成の取り組み」の中に学校での取り組みも掲載していくということか。事務局に検討をお願いしたい。適正体重についてはよいか。

    ■目標2 運動を習慣にする

    (会長)運動について委員よりご意見があれば。

    (委員)取り組みのなかで、「こまめに体を動かす」とあるが、外で運動するのが大変な方が多いことから、家での「ながら体操」を入れるとよいのでは。テレビを見ながら足を上げて腹筋をする、椅子を使い背をそらす、タオルを使ってなど。家の中で座りながらできる「ながら体操」があるとよい。

    (会長)運動する人は積極的にやるが、しない人は全くしないし、外にも出ないという二極化が進んでいる。外に出ず、興味もない人に対して、家の中でできる体操を紹介するとよいというご意見があった。資料の「市民の取り組み」の中には「ながら体操」という言葉は出てこないが、「こまめに体を動かす」「つま先の上げ下げ」など簡単に出来そうなものからやっていこうとする雰囲気はある。

    (委員)運動は必ずしも外に出なければできないわけではなく、料理しながらでも多少はできる。こまかいことから周知していくとよいのではないか。

    (会長)情報を知ると「やってみよう」と思うようになる。そういう情報を持っているかどうかということだと思う。

    (委員)歯磨きしながら、壁によりかかり負荷をかける等のエクササイズもある。

    (会長)そうした文章がここに入ってもよい。計画案には「無理のない工夫で日常生活の中での活動量を増やす」と記載があり、そうしたところに含まれてくるか。

    (委員)「効果的な運動法の周知」とは具体的にはどのような内容か。

    (会長)事務局より説明を。

    (事務局)周知の機会については42ページの「主な事業と概要」にあるとおり、健康フェアなどの機会を通して行うことを想定している。効果的な運動法については、「ながら体操」など、細かく検討しながら具体的に入れていきたい。

    (会長)追加意見はあるか。

    (委員)今出た意見が大事だと思い聞いていた。

    (委員)市民にできることとして、NHKで「みんなの体操」の番組があるが、毎日放映し、最近は座ってできるものもあるので、そうしたものを取り上げても良いのでは。

    (委員)やる人はやるし、やらない人は徹底的にやらない。まず導入が一番難しい。そういう人をいかに取り込むか。興味がある人はいろいろなことをやる。やらない人はどうしてもやらない。どのように導入すればよいか分からず困っている部分もある。

    (会長)運動の意識付けの部分で何か良い意見があれば。

    (委員)地域は人と人とのつながりであることから、あの人がやっているから、やろうと思うのではないかと思う。地域として、そうしたつながり、羽村としてのまとまり、地域としてのまとまりが大事なのでは。

    (委員)女性の方が仲間づくりは得意で、運動に取り組みやすいのだと思う。男性はそれぞれ個人で行うケースが多い。

    (会長)環境づくりの一環として、運動しやすいまちづくりという視点も大事か。

    (委員)地域の集まりにも出てこない人はいるが、行事などでこまめにやっていく試みは良いと思う。人がいるところで周知をしていくということである。

    (副会長)現行計画では、職域・地域の取り組みが掲載されていたが、今回は市民と行政の取り組みだけに絞り込んでいる。自治会などの主体的な取り組みについても掲載したほうが意識付けがしやすいのでは。

    (事務局)今回、取り組みの掲載を市民と行政だけにしているが、「地域」ということがキーワードとなる中で、地域の取り組みについても記載すべきとのご意見かと思う。例えば健診などは、取り組みとしては「行政」のくくりに入れているが、協力を頂いているのは地域の医師会の医師・歯科医の皆様である。また、事業の概要には「町内会の中で取り組みを進めていく」という記述のものも多い。職域については、現行計画策定時には職域部会を設けていたが、大きな企業ばかりだと話し合いがうまくいかないという経緯があり抜けている状況である。地域については、また内部で検討させていただく。

    (会長)運動は健康に大きく関わる。話題が尽きないが次の目標に移る。

    ■目標3 望ましい食生活を実践する

    (会長)意見はあるか。栄養士の見地からいかがか。

    (委員)「食べる」ということは、1回だけ完璧な食事をすればよいのではなく、継続が大事。健康課でやっている講座や教室はとてもよい取り組みだと思うので、ぜひ継続していただきたい。高齢期については、中高年の段階で生活習慣病の予防をして、健康寿命を伸ばすのが重要で、高齢期になってから気をつけても遅い。若いときから健康に気をつけて、健康寿命を延ばすのが大事であるという計画の流れはよい。講座や教室への参加は、中高年までは車を運転するので遠い会場でも大丈夫だが、高齢期は歩いていける範囲が参加しやすい。家の近くで、いろいろな教室をやってもらえると多くの人が参加できると思う。食事について、バランスよくとることは意外と難しい。主食・主菜・副菜、この3点が揃うと良いが、講座・教室で繰り返し指導しなければ理解するのが難しいと思う。健康フェアでブースを作って啓発するのは良いことだと思う。

    (会長)バランス良くと言われて悩むこともあると思う。「主菜・副菜等があれば良い」という事なら、わかりやすいのではないか。

    (委員)また、30代男性の肥満が増加しているとのことだが、赤ちゃんの健診の際に母親に対して知識を広め、生活習慣病予防の食事に近づけることが良いと思う。最近では、男性も料理をするかもしれないが、普段の食事を作るのは妻・母親が多い。料理を作る人が理解すると献立が変わってくる。非常に良い機会だと思う。

    (会長)食は小さい頃からの食習慣が大事であり、そうした年代にアプローチするのも重要である。

    (委員)若いうちはおなかが一杯になれば満足という食事になりがちだが、子どもができると、食事の内容に興味を持つことが多い。そこを契機にするとよいのではないか。

    ■目標4 お酒を飲む場合、適量である

    (会長)市民意識調査の結果を見ると、お酒を毎日飲む人が多く驚いている。委員いかがか。

    (委員)毎日は飲まないが、1回に飲む量は多く、外で飲むことが多い。結果では女性の方が多いようだが。適量は個人の基準なので難しいと思う。

    (委員)飲酒を始める年齢という視点も大事である。急に30歳代から飲む人は少ない。高校を卒業すると飲酒をする機会などがあるので、きちんとした教育が必要である。ドラッグについては、学校での指導があると聞いているが、お酒についても必要と考える。

    (会長)計画案でも妊婦や授乳中の女性の飲酒についてはあるが、未成年の飲酒については触れられていない。

    (委員)小学校高学年の3分の1が飲酒の経験がありとのデータがあり、親族に勧められたからという理由が多い。自分の興味でというのはごく少数で、「お正月だから」「無礼講」など親・親族に勧められるということで、アルコールへの敷居が低くなってしまっている。

    (委員)最近、カラオケ店等に幼児や子ども連れで行く人が増えているため、お酒と知らずに飲んでしまうこともあるのでは。高校生などでも、容易にお酒を飲めてしまう状況になってきているのではないか。飲まない人も増えているが、そうした傾向もある。

    (委員)居酒屋などお酒を提供するお店に小さい子どもがいることが増えているようだ。

    (副会長)大人にも、お酒は少し位なら大丈夫との誤った認識がある。また、お正月のお屠蘇など伝統的な習慣としてのお酒もある。まずは、親に対する教育が必要。

    (委員)お酒は薬物の入口と言われていることから、お酒・タバコについては、小学校から教育している。

    (会長)未成年への教育と同時に親への教育も必要というご意見であった。

    (委員)ただ、親への教育をする場がないと感じる。

    (副会長)大人と子どもではお酒が及ぼす影響は異なるが、子どもへの影響は意外と知られていない。保護者への教育は何か行われているか。

    (委員)学校では現在は行っていない。

    (会長)親の教育をする場としては、保健センターに期待することができるか。

    (委員)妊婦は飲酒をしてはいけないことと、その教育の延長上で、子どもには20歳まで絶対に飲ませてはいけないという指導をして頂くとよいと思う。

    (委員)アルコールのおつまみについても望ましい食生活の一環として、情報提供があるとよいのでは。カロリーオーバーとなってしまうもの、反対にお酒と組み合わせて食べたほうがよいものなどがあると思う。また、野菜を先に食べることで中性脂肪の数値が下がることがテレビ等でも取り上げられている。そのように、お酒を飲む時のおつまみに関する料理教室のようなものもあっていいのでは。

    (会長)「お酒の教育」イコール「食の教育」ということだと思う。

    ■目標5 定期的な健診を受けている

    (会長)医師の見地からご意見はあるか。

    (委員)今年から30歳・35歳を対象とした健診が開始された。今のところ、受診する方は数人と少ないが、どのような形で周知したか。

    (事務局)広報、市の公式サイト、チラシの配布で周知した。

    (委員)ひとつは、30・35歳の方にまだ周知が浸透していなかったということと、最後の「健診結果で生活の見直しができる」というところが難しいところだと思う。これに対してどう取り組まれるか。

    (委員)健診の受診率については、例えば、職場で健診を受けた場合、国民健康保険からも健診のお知らせがきても、その人は職場で受けていた場合、未受診にカウントされるのでは。予算の関係もあると思うが、通知のはがきで、他の機関で受けているという情報を返信できるようにすると正確なカウントが可能になるのではないか。健診の受診については、いろいろな所から通知が来ることがある。受診率が45%で低いとされていたものが、実際には皆さん受診しており、高い割合にあるのかもしれない。

    (会長)受診率が低いというデータも、実は他の機関で受けているのではないかというご意見であった。

    (委員)家内も職場の健診を受診していたため、市の健診は未受診である。そういう人も意外と多いのではないか。30歳代の若い世代が健診を受けていないことが理解しにくい。一般的な企業に勤めていれば職場で9割以上は受診しているはずである。

    (委員)65歳以下で国民健康保険に加入している人は、自営業の方となるが少ない。企業に勤めている人であれば、ある程度の企業になると、労働基準法で年1回の健診が必須であるため、勤めている人は職場で健診を受ける事が多いのではないか。中小企業では実態が分からないが。

    (委員)受診率のパーセンテージはどのように出しているか。

    (事務局)特定健診の受診率は、基本的には40歳~74歳までの国保加入者の数値となる。加入した保険者から必ず通知が行くように、平成21年から法律が変更になっていることから、職場で似たような健診を受けている方が多いのも事実である。  

    (委員)正規雇用だと国保ではないので通知が来ないが、アルバイトだと勤め先によるが就労日数によって職場で健診があるため、国保の方からも通知を受け取る可能性があるのではないか。

    (事務局)国保の特定健診を受けずに他の同等の健診を受けた場合、保健指導の振り分けをするために、健診結果を保健センターに送ってほしいと案内をしている。しかし、なかなか周知がうまくできていないところもある。勤めている人は勤め先の健康組合から通知が行き、受診するシステムになってきているが、計画案に掲載している受診率は40~74歳の受診率であり、健診結果のデータを頂いた人はカウントができるため、この中に含まれている。

    (副会長)40歳未満の方は、普通の会社なら健康診断を受診することができると思うが、非正規・アルバイト・派遣では受ける機会がない人も多くいると思われる。そのため、今回30歳と35歳が受けられるようになったということか。

    (事務局)市民アンケートに自由記載欄があり、若い世代で「健診を受けたい」という意見が少なくなかった。それでやってみようということになった。計画策定の前段で、今年から30・35歳健診を始めた理由である。

    (委員)また、一番多い理由はかかりつけ医が市外ということだと思う。福生市や青梅市に通っている人もいることから、羽村市で健診受けようとする人が少ない。どこででも受けることができればよいが、そうではない。

    (副会長)主婦などで受けられていない人も多いのではないか。扶養家族で、夫の会社の健診が受けられるとしても医療機関が遠い、子どもがいて受けられないなどの理由が考えられる。

    (委員)「健診」と「検診」の使い分けについて教えてほしい。

    (事務局)「健診」は、健康診査の略で、特定健康診査等、全身を調べるという意味で用いられる。一方、「検診」は特定の部位に異常がないか調べる際の意味で使用している。計画案の記載については再度見直したい。

    ■目標6 疾病の予防について 

    (委員)あまりに「健康はむら」の認知度が低く、やっぱりという気持ちである。

    「健康になろう」というキャンペーン、先ほどの運動法も含めて、医療機関や保健センターにポスターを張る等、市として「健康はむら21」を推進していることをアピールしてよいのでは。羽村市民として、行政がこういうことを細かにやってくれているということを知るべきだと思う。

    (委員)健康フェアについてはパレードでPRしているが、健康はむらとしてはやっていない。せっかく全町内会が集まる機会なのでアピールしてはどうか。

    (事務局)健康フェアのパレードについては、健康づくり推進員の方に参加して頂き、「野菜を食べよう」という内容の横断幕を持ち周回する。市民部会の構成員である健康づくり推進員の中でも、今後の活動について話し合いもしている。健康はむら21について、健康フェアでのPRは今後取り組むべきだと考える。職員自身も認知度が低いことは自覚している。職員だけでなくPRをどのように行っていくか健康づくり推進員とともに検討したい。

    (会長)広報の工夫を、というご意見であった。

    ■目標7 歯の健康 

    (委員)CM康関連のテレビ番組の効果で、歯科に関する意識が高まってきたことを感じる。市民意識調査でも、1日1回10分以上かけて歯を磨く人が4割程度いるとの結果で、意外と多く驚いている。本当に10分かけているかは分からないが、そのつもりでやっていることは評価できる。成人歯科健診も実施しているが、毎年来ている人は毎年来る、来ない人はずっと来ないという傾向がある。裾野を広げるような取組があるとよい。

    (会長)近年、歯の健康は全身の健康に影響することが知られてきている。

    (委員)羽村市の健診を受けてもらえると、かなり自分の健康状態が把握できるのではないか。他の市町村だとお金がないので人数制限がある場合もあるが、羽村市は頑張っており、人数の制限はない。

    (会長)歯の健診の際、咀嚼力の検査は実施しているか。

    (委員)咀嚼力を測定する機械は大学病院等ある程度の規模の医療機関しか持っておらず、羽村の「むし歯の誕生日」で検査を実施する際は、業者から借りているような状況であるため、それは難しい。

    (副会長)2歳児歯科健診の際の取り組みのなかで、親に対する指導については、来年度から開始となるか。

    (事務局)2歳児歯科健診をはじめ、幼児を対象として歯科健診では現在も集団指導という形で行っているが、ここでは保護者自身の健康についてもさらに触れていくということで、来年度からの実施を検討している。

    ■目標8 タバコによる害を減らす

    (委員)禁煙は以前に比べて意識が高くなっているようで、禁煙外来に来る方が毎年増えている。また、受診した人が周囲に働きかける面もある。市でも禁煙についての取り組みをしているか。

    (事務局)今のところ、市内の禁煙外来の把握ができていない。禁煙外来実施のパンフレットのある医院については、問い合わせがあれば市内でも、という話ができる状態になっている。

    タバコを吸えない場所が増えてきている。駅前も吸えるエリアを設定し、公共施設は全て禁煙になっている。

    (会長)禁煙外来がある医療機関は市内にたくさんあるか。

    (事務局)調査する。

    (委員)禁煙エリアがあることはよいことだが、駅前の禁煙地帯を過ぎるとタバコの吸殻のポイ捨てが非常に目立ち、以前よりも増えている印象を受ける。もっとエリアを広げてほしい。

    (会長)外は禁煙の場所が増えているが、お酒を提供する店など、店内は喫煙可というところは多い。

    (副会長)民間で店内の分煙を進める取り組みはあるか。東京都では、お店の分煙を勧めるパンフレット・シールをセットでやっている。

    (委員)大きいお店やチェーン店は取り組みやすい。

    (副会長)禁煙を推奨するパチンコ店のように、健康的なお店であることを売りにしたら流行るのでは。そういう気運の醸成が起こるとよい。

    重点目標2  こころの健康が保てる

    ■目標1 悩みやストレスが長い間持続しない

    (会長)こころの健康が阻害されると生活習慣への影響が出てきて、生活習慣病に関わってくる。

    (副会長)生活習慣が崩れて病気につながる面もある。ストレス解消法と相談先が重要か。

    (委員)健康は心と体が両立しないと実現しないが、心の健康を維持するのは非常に難しい。個人的には腹式呼吸を緊張する時などにやっている。

    (会長)悩みを聞いてくれる家族・友人がいる、地域の人との交流、絆づくりというところから課題を解決していくという目標になっているかと思う。

    (委員)早期に相談できる場所というのは具体的にどこになるか。

    (事務局)身近なところは保健センター、保健所にもご協力頂いているが、西多摩保健所が羽村の担当となっている。社会福祉協議会においても、「なんでも相談」を実施。最初の入口で早期の相談場所になると良いという希望もある。以前に比べてメンタルクリニックの敷居が低くなっている。先にそちらに行く人もここ数年増えてきている状況。

    (委員)相談をしやすい状況になってきているとのことだが、精神科に通院する段階だとかなり重症化していると思われるため、その前に何とかしたいということだと思う。難しいところだが、個人が喜びを持って生きることをどうやってつくっていくか。計画書として文字に書いてできることではない。皆で考えるべき問題だと思う。

    (副会長)毎日を充実して生活していくことが予防にもつながる。また、具合が悪いときには周囲が気づいてあげることも重要で、案にはそれが入っているのが良い。ゲートキーパーなどの取り組みも広げていってほしい。周りの人がそうした状況にあるときにどういった声かけをしたらよいかなども含めて。

    (会長)地域のつながりづくりの知見からはいかがか。

    (委員)保健センターより機会を通じて、健康づくりのパンフレットを頂いている。また、11月に保健師の30分程度のお話やストレッチ後に歩く「歩け歩け」をやっており、町内会を通じたアプローチはしている。羽村には39の町内会・自治会があり、それと対応して長寿会が存在するが、長寿会へは、どのようなアプローチをしているか。

    (事務局)健康づくり推進員を通じて食事会の際に講座を実施。また、出前講座ということで、長寿会から依頼を受けて地元に出向き、講座などを行っている。

    (会長)ご意見に感謝。今までのご意見を受け、副会長から何かあるか。

    (副会長)いろいろな取り組みがあがっており、それをどのように市民全体で共有していくのか、その推進体制をどうするか。認知度をあげて、それぞれできることをやっていけるように繋げられるとよい。

    (会長)みなさまの意見もこの中に大分反映されているし、良いものができつつあると思われる。続いて、その他として、当日配布資料の重点目標3について事務局より説明をお願いする。

    (3)その他

    <「追加資料 重点目標 3ライフステージを通じた健康づくり」について事務局より説明>

    ■目標1 次世代の健康づくり

    (会長)まず、次世代の分野の説明についてご質問はあるか。

    (事務局)次世代の評価指標の設定について事務局でも悩むところである。保健センターで取れる生活習慣の指標を出してみたところ、現状値が「本当にこんなに高いのだろうか」という結果となった。3歳児健診でのアンケート結果だが、三食食べる習慣のある3歳児の割合98.5%、歯磨きの習慣は98.3%と出ている。子どもの生活習慣を表す指標で、改めて調査をしなくても取れるものがあれば、後日でもよいので情報提供を頂きたい。

    (委員)今の話に関連して、2歳児の歯科健診の結果で、むし歯が増えている等の結果はあがっていないか。他市ではむし歯が多くなっているという事例も見られ、磨いているといってもそれはアンケート上の回答であることから、実際の診察結果である健診のデータからむし歯に関するデータはわかるのでは。

    (事務局)2歳児歯科健診を含め、1歳半、3歳児健康診査で生えている歯の数とむし歯の数のデータはある。今手元に資料がなく具体的な数値をお答えできないが、指標は取れると思う。

    (副会長)3歳児健診だと、おやつ・甘い食べ物・飲み物を週何回など、生活習慣の部分は取れるのではないか。

    (委員)書いてあるので集計はできるのでは。むし歯の数は減っていると思うが。

    (委員)健全歯率は増えている。

    (委員)歯の状態がすごく良い子がいれば、全部むし歯の子など放置して卒業してしまう場合もあり、両極端になっているが、悪い子は少ない。

    (委員)羽村市はフッ素イオン導入をやっているから良いのかと思った。全体には良くなっているが、東京都レベルまではいっていない。

    (副会長)乳幼児ではなく、学校に通う子どもの生活習慣のアンケートは実施していないか。毎日ゲームを何時間するなど。

    (委員)心の健康でも思ったが、ストレスがないに越したことはないが、ストレスのないまま一生を終えるのは難しい。適度なストレスは、それを乗り越える力と自信につながる。大事なのは立ち直る力。同じ条件の困難に面しても、だめだと思う人とがんばれる人がおり、その違いは何かというのは非常に難しいことである。行政が指導することではないかもしれないが、小学校・中学校のPTAでも子育て講演会をしているし、羽村市学校保健会でも心がテーマの講演会があるので、連携していければと思っている。

    (副会長)最近高学年の小学生はやせている子が多いようだが。

    (委員)高学年に限らず、体重が増えることを「太った」と表現する子どもが多い。順調に成長しているだけなのだが。保護者がよく口にするのかはわからない。子どもには、「あなたたちは成長期だから太ったのではなく成長した」のだと言うが、とにかく体重が増えることを好まず、測定前には『調整』してくる。目先のモデルのような細い体型を目指すことだけで、その後出産してお母さんになる、高齢者になった時への健康に対する影響までイメージがいかない。そうしたところにも教育を行っていきたい。

    (会長)88ページの「生活習慣の基礎を身につけましょう」のところでの言葉遣いが気になった。「…させましょう」だと主体が母親になる。子どもが主体だとすれば「身に付けましょう」「…しましょう」の方がよいのでは。

    ■目標2 高齢期の健康づくり

    (委員)「介護予防のために」のところで、2番目に「寝たきり予防のために無理のない運動で」とあるが、高齢者は無理ができないことから別の表現を。これだと「無理だから運動をしない」となりそう。「自分に合ったものを」など、表現を考えたほうがいい。 

    (会長)先ほどご指摘のあったロコモティブシンドロームはここに出ている。

    (委員)1つ目に「転倒予防に努めましょう」とあるが、なぜ転倒してはいけないのか、リスクが伝わらないといけない。大きな骨を折り、寝たきりになるリスクが高まるが、そこが伝わることが大事。目標3と重複するが、高齢者は肉・魚を食べなくてよいという認識をもつ人が多い。もっとたんぱく質を摂る必要があることも言ってほしい。

    (委員)年をとっても食べることが大事。食べている人は元気な人が多い。

    (委員)食べることが生きることにつながる。

    (委員)三世代家族の人には肉・魚を含め、食事をきちんと食べる人が多い。独りだと食べない人が多く、独居の人はそこが大事。私の母は一緒にいる時は肉も魚も食べたが、独りの生活は食事が面倒になる。そこを何とかしないといけないと感じた。文章にしたから作るようになるとは思えないが。

    (会長)一緒に食べる人がいることが大事で、それは若い人も同じで団らんが必要。大学生など一人暮らしになると食事をはじめとする生活の時間がずれて生活リズムが乱れる。一緒に食べる人がいると、決まった時間に起きる、食べる、寝るというリズムできる。

    (委員)独居高齢者を民生委員が訪問しているが、担当する世帯の数が多いと聞くが、羽村市では現状としてどうか。民生委員を増やす計画などはあるか。

    (事務局)昨年12月に改正があり、民生委員は50人から52人に増やしている。また、友愛訪問員も2名増やしており、これからも計画的に2名ずつ程増やす予定である。高齢化率の早い進みがある。

    (委員)行政でも対応しているので、そういったこともここにも盛り込むべき。

    (会長)たくさんの意見に感謝申し上げる。すべての議事は終了した。次回の日程調整を。

    (5)その他

    <次回審議会日程について事務局より説明>

    (会長)第4回会議日程についてご説明頂いた。それでは11月26日(水)午後7時30分からの開催とさせて頂きたい。次回が最後の審議会となる。会場等の詳しくは後日開催通知をお送りする。

    (福祉健康部長)お疲れのところ遅い時間からのスタートで、長時間にわたり感謝申し上げる。次回が4回目と最後の審議会となる。本日の意見も反映しながら答申に向けていきたい。

     

    お問い合わせ

    羽村市福祉健康部健康課(保健センター内)

    電話: 042-555-1111 (保健センター係)内線622 (健康推進係)内線624

    ファクス: 042-554-4767

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