ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

羽村市

はむらってこんなまち

スマートフォン表示用の情報をスキップ

あしあと

    令和5年度第1回羽村市教育委員会いじめ問題対策連絡協議会会議録

    • 初版公開日:[2023年12月11日]
    • 更新日:[2023年12月11日]
    • ID:18262

    令和5年度第1回羽村市教育委員会いじめ問題対策連絡協議会会議録

    日時

    令和5年10月16日(月曜日)午後3時から4時30分

    会場

    羽村市役所5階特別委員会室

    出席者(敬称略)

    (会長)儘田文雄 (副会長)田中美千子

    (委員)鳥居夕子、三浦利信、木村勲、鈴木將史、荻原稔、水嶋恵子、清水雅俊、澤村誠司、森谷誠、吉川泰弘、羽村一敏、田中茂雄

    (事務局)学校教育課長、統括指導主事、指導主事、学校教育課指導係長

    欠席者(敬称略)

    竹中雪与

    議題

    1 委嘱状の交付

    2 教育長あいさつ

    3 委員の紹介

    4 会長及び副会長の選任

    5 議事

    (1)羽村市教育委員会いじめ問題対策連絡協議会の傍聴に関する定めについて

    (2)羽村市審議会等の会議録の作成及び公表等に関する基準について

    6 報告事項

    (1)羽村市におけるいじめ問題の防止対策について

    (1)羽村市におけるいじめ問題の状況について

    7 意見交換

    8 その他

    傍聴者

    0人

    配布資料

    • 次第
    • 資料1 令和5年度 羽村市教育委員会いじめ問題対策連絡協議会名簿
    • 資料2 羽村市教育委員会いじめ問題対策連絡協議会規則
    • 資料3 羽村市教育委員会いじめ問題対策連絡協議会の傍聴に関する定め(案)
    • 資料4 羽村市審議会等の会議録の作成及び公表等に関する基準
    • 資料5 羽村市におけるいじめ問題の防止対策について
    • 資料6 羽村市いじめ防止対策推進条例
    • 資料7 羽村市いじめ防止対策推進基本方針
    • 資料8 令和4年度 羽村市立小・中学校 児童・生徒のいじめ等の実態について

    内容

    1 委嘱状の交付

    ⇒教育長から各委員へ委嘱状交付

    2 教育長あいさつ

    市では、令和5年3月に羽村市いじめ防止対策推進条例を制定し、いじめの防止等のための対策を総合的かつ効果的に推進するための取組を進めている。本協議会は、いじめの防止等の対策推進にあたり、学校、警察をはじめ、人権擁護委員や保護司会、民生児童委員、PTA、町内会・自治会連合会など、関係機関等の連携を図るために設置するものである。いじめ防止対策の推進には、子供達に関係する機関等の連携が必要不可欠である。さまざまな意見を本協議会で交わし、いじめ防止等のための対策を推進していきたいと考えており、皆様の御協力をお願いしたい。

    3 委員の紹介

    ⇒事務局(学校教育課長)から各委員を紹介

    4 会長及び副会長の選任

    (事務局)会長及び副会長の選任を行う。羽村市教育委員会いじめ問題対策連絡協議会規則に基づき、会長及び副会長を委員の互選により選出することとなる。意見や推薦があればお願いしたい。

    (委員)本協議会は、教育委員会が設置し、いじめ問題対策の協議、意見交換を実施するものである。会長には、教育委員会を総理する教育長である儘田委員、副会長には、いじめ問題対策に知見のある杏林大学保健学部教授の田中委員を推薦する。

    (事務局)他に意見はあるか。

    <意見なし>

    (事務局)会長には儘田委員、副会長には学識経験者の田中美千子委員を選任することでよろしいか。

     <異議なし> 

    ⇒会長に儘田委員、副会長に田中美千子委員が就任

    (事務局)羽村市教育委員会いじめ問題対策連絡協議会規則第5条の規定により、会長が議長を務めることとされている。ここからは会長に議事進行をお願いする。

    5 議事

    (1)羽村市教育委員会いじめ問題対策連絡協議会の傍聴に関する定めについて

    (会長)議事の1項目め、「羽村市教育委員会いじめ問題対策連絡協議会の傍聴に関する定めについて」を議題とする。事務局から説明をお願いする。

    ⇒事務局から資料3について説明 

    (会長)説明が終了した。意見、質問はあるか。

    <意見・質問なし>

    (会長)羽村市教育委員会いじめ問題対策連絡協議会の傍聴に関する定めについて、原案のとおりとしてよろしいか。

    <異議なし> 

    (会長)議事1項目めは、原案のとおり承認された。本日は、傍聴を希望する者はいない。

    (2)羽村市審議会等の会議録の作成及び公表等に関する基準について

    (会長)議事の2項目め、「羽村市審議会等の会議録の作成及び公表等に関する基準について」を議題とする。事務局から説明をお願いする。

    ⇒事務局から資料4について説明

    (会長)説明が終了した。意見、質問はあるか。

    <意見・質問なし> 

    (会長)羽村市審議会等の会議録の作成及び公表等に関する基準について、会議内容の記録方法については、要点筆記とし、発言者の氏名は記載せず、委員などの肩書ということでよろしいか。

    <異議なし>

    (会長)議事の2項目めは、原案のとおり決定した。

    6 報告事項

    (1)羽村市におけるいじめ問題の防止対策について

    (会長)報告事項1項目め、羽村市におけるいじめ問題の防止対策について、事務局から説明をお願いする。

    ⇒事務局から、資料5、資料6、資料7について説明

    (会長)説明が終了した。意見、質問はあるか。

    (委員)資料7、市及び教育委員会が取り組むことの2-(2)に、「大人も子供も相談できる場を充実させます」とある。保護者支援も積極的に進めるという理解でよいか。保護者支援は大切な視点である。

    (事務局)そのとおりである。

    (委員)資料7、市及び教育委員会が取り組むことの2-(2)に、スクールソーシャルワーカーとある。「社会福祉士等の資格を持ったスクールソーシャルワーカー」という表記が適切と考える。

    (事務局)確認させていただく。

    (2)羽村市におけるいじめ問題の状況について

    (会長)報告事項2項目め、羽村市におけるいじめ問題の状況について、事務局から説明をお願いする。

    ⇒事務局から、資料8について説明

    (会長)説明が終了した。意見、質問はあるか。

    (委員)いじめの認知件数が、令和3年・4年が令和2年と比べ約4倍に件数が上がっている。いじめの基準など、この経年変化をみると、何かが変わったのか。いじめ防止対策を実施しているにもかかわらず、認知件数が増えている。今後もっといじめの認知件数が増えるのではないかと感じる。現在の取組でいじめの認知件数を抑えられるのか。

    (事務局)本人がいじめと感じたらいじめとして認知するという「いじめの定義」について、学校及び教育委員会で再認識したことで、認知件数が増えたと捉えている。

    (委員)小学校では、児童数に対して約1割が認知件数として挙がっている。これまでの取組だけでなく、大きく変えていかないと、認知件数を下げる方向にはいかないのではないか。

    (事務局)いじめについての基準が変わったのではなく、法でいういじめと社会通念上のいじめは異なるもので、本人がいじめと感じたらいじめとすることが社会的に認知されてきたのが令和2年、3年ごろのことである。認知件数の増加は、子供達が安心して相談できる背景もある。羽村市では、いじめ未対応ゼロ、いじめ見落としゼロを目指して取り組んでいる。

    (委員)相手が意図とせずいじめられたと思った子供には、その子の意図を伝えてあげるなど、相互理解を促すようなことがあると、子どもたちの関係も良くなるのではないか。

    (委員)認知件数の部分は羽村市だけでなく、都内全体の傾向でもある。羽村市の認知件数について、社会通念上のいじめと法令上のいじめの内訳がわかるとより傾向がわかるのではないか。子供への説明の仕方によっては、いじめられている子を守れなくなることもあり、まずはいじめの件数として挙げ、時間をかけて取り組んでいるところである。学校としては、潜在的に見とれていない数があると認識している。今後もしっかり子供たちを見とっていきたいと考えている。

    (委員)いじめのアンケートを全学年で実施している。例えば、アンケートで「〇〇ちゃんが嫌なこと言った」、「たたかれた」と記載があった際に、子供達に確認していくと、たたかれたと訴えていた子供が先にたたいていることがある。子供同士、一人はけんかとしてとらえており、一人はいじめととらえていることがある。人権教育や相互理解の教育を進めながらいじめの件数を減らしていこうと取り組んでいる。

    (会長)学校いじめ対策委員会を週ごとに開催し、いじめの疑い案件について、教員が継続的に協議することとしている。案件を学級担任止まりにするのではなく、学校として、校長がいじめの状況を認知し、対応策を考え実践し、週ごとに検証・審議していくこととしている。このような組織的な取組は、これまで実施していなかったが、教育委員会として学校にお願いしている。特に小学校の場合は、学級担任が主に子供達と接することとなり、学級担任との関係性によっては子供は悩みを言いにくいことがある。学校内での誰にでも相談して良いんだという地道な取組を着実に実践していくことが効果的だと考えている。

    (委員)加害といわれる子供達にも悩みがある。いじめをしてしまった側、やらざるを得なかった側の子供への対応はどのようなことがあるか。

    (事務局)家族や友達のことなど、さまざまな悩みを抱え学校に通っている子供達や、自分の心の整理が上手につかない子供達が多くいる。学校教育の場であり、加害とされる子供達に指導をしていくだけでなく、寄り添っていくことが大切である。いじめの総合的な理解のための校内研修など、学校の実態に応じて取組を進めていくこととしている。

    (委員)疑わしきは1とカウントするということであると理解した。学校内だけでなく、例えば学童など学校の外でも子供達のトラブルなどは発生する。学校外でのトラブルやいじめは誰が主導して解決していくのか。また、トラブルが発生した際、子供同士はお互いに謝り、解決していることでも、その話を聞いた保護者が納得いかず、怒りが抑えらない場合はどうするのか。

    (事務局)例えば学童で起こったトラブルは学童で解決に向けて動くこととなる。しかし、子供達の言動やトラブルは、学校での出来事、家庭での出来事などあらゆることに起因するため、すべて学校外のことであるというようにはできない。教員と保護者の定期的な面談は限られているため、心配なことなどは、その時々に相談してほしいと考えており、学校でも解決に向けて動いている。また、さまざまな保護者対応は、教員一人で抱えず、例えば学校いじめ対策委員会の中で、保護者の様子なども含めて共有し、組織的、継続的に実施していくことが大切となる。

    (会長)当事者同士は子供であるが、子供に寄り添うのは保護者である。保護者の立場になると、このままでよいのかという気持ちになるだろう。トラブルが起きた際には、加害児童の保護者にも、解決に向けて足を運んでいただくのは必須である。加害の児童、生徒への対応は重要であり、加害の子が変わらなければ同じことは繰り返される。いじめをうけると自尊感情が下がる。いじめをしている子の自尊感情も下がる。子供達が自尊感情を高めるために、「自分はやればできる」「伸びている」「役立っている」という3つの感情が大切であり、それらを学校・家庭・地域で高めていくことが、いじめ防止の根底にあると考える。

    (委員)資料8について、いじめの状況はわかるが、その後どうなったのかを把握してほしい。記載のあるようなことをきっかけに、登校しぶりや不登校に繋がるケースもあると考える。また、いじめの発見の多くがアンケートによるものであった。子どもたちが安心して遠慮なく書けるような配慮をしてほしい。「何かあったら言ってね」というスタンスでは遅い。ちょっとした変化に周りの人が気がつくことが大切だと思う。

    7 意見交換

    (会長)報告事項の部分で、多くの意見交換ができた。最後に副会長から意見をいただきたい。

    (副会長)いじめの問題は委員からの意見にもあったように、複雑な要因が絡んでおり、一つ一つの問題の解消が非常に難しい。そのような問題について、行政、学校現場、地域で子供達を支えている方達がこのように一堂に会し、協議できる場所は貴重であると感じている。また、いじめ問題の防止対策について、市の基本的な考え方や取組が打ち出されており、具体的で、意気込みが感じられる。挨拶プラス一言運動は、ささやかなことと感じるが、非常に大切なことである。挨拶は、教育現場では教員も子供達も意識していることと思う。みんなが気持ちを一つにして、同じ方向を向いて取り組んでいくことが変化につながる。このような取組を継続していくことが大切である。小学生の頃の校長先生が挨拶をしてくれたことや、親御さんからのちょっとした一言が、何十年経っても子供の心には残る。一つ一つ丁寧に、取り組んでいくことが重要である。

    8 その他

    (事務局)次回の会議は、2から3月を予定している。別途日程調整をさせていただく。

    (会長)第1回の協議会を閉会とする。会議の円滑な運営に御協力いただき感謝する。

    お問い合わせ

    羽村市教育委員会 生涯学習部学校教育課

    電話: 042-555-1111 (教職員係)内線374 (指導係)内線376

    ファクス: 042-578-0131

    電話番号のかけ間違いにご注意ください!

    お問い合わせフォーム