標題の件につきまして、防衛省北関東防衛局から、下記のとおり情報提供がありましたので、お知らせします。
なお、「横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会」では、本件について、下記のとおり7日付文書要請に引き続き、8日付で口頭要請を行いましたので、合わせてお知らせいたします。
米国空軍は、地元の地域と我々の人員の安全について真剣に考えており、事故等が発生した場合は率直であるよう最大限に努めています。
フレアとは、航空機の防御に使用されるものであり、貨物として搭載するものではなく、機体外部に取り付けるものです。各C-130Jにフレアが取り付けられているか、あるいはフレアにどのような物質が含まれているかについては、運用上の安全を考慮し、お答えすることができません。
遺失したことが判明したフレアの部位は有害物質であり、持ち上げたり触れたりすべきではありませんが、そのまま地上や水中にある限り危険をもたらすものではありません。
フレアは、航空機に取り付ける前に検査され、各飛行の前後に再度、検査されます。
仮に異常が発見された場合には、直ちに対処されます。本件に関しては、徹底的な調査が行われ、適切な対応がとられました。
平成29年12月3日 午前0時頃
飛行後の点検時、作業員が第374空輸航空団所属のC-130Jから、フレアの一部を遺失していたことを発見。
遺失物の大きさは、長さ12~13インチ(30~33cm)、重さ0.28ポンド(約130g)。
当該航空機は、米韓定期合同軍事演習の支援のため、横田飛行場を日本時間の平成29年12月2日午前8時46分頃に離陸し、三沢飛行場及びオサン飛行場に着陸した後、同日午後6時40分頃に横田飛行場に帰投した。
いつ、どこで遺失したかは不明であるが、当該航空機の飛行ルートの大部分は海上であった。
横田基地では飛行場の捜索を行ったが、フレアの一部は発見されず。現在、三沢基地ならびにオサン基地での捜索結果について確認中。
口頭
先般情報提供のあった横田基地所属のC-130Jの部品遺失について、引き続き情報提供を求めていたところ、12月8日、北関東防衛局から、「フレアとは、航空機の防御に使用されるものであり、貨物として搭載するものではなく、機体外部に取り付けるものである。各C-130Jにフレアが取り付けられているか、あるいはフレアにどのような物質が含まれているかについては、運用上の安全を考慮し、回答できない。遺失したことが判明したフレアの部位は有害物質であり、持ち上げたり触れたりすべきではないが、そのまま地上や水中にある限り危険をもたらすものではない。」との情報が、東京都及び基地周辺自治体に提供された。
本件は人命や環境に関わる重大な事故につながりかねず、多くの住民に不安を与えるものであり、極めて遺憾である。 貴職においてはこのような状況を十分に認識され、下記のとおり対応するよう要請する。
在日米軍横田基地第374空輸航空団司令官
防衛省北関東防衛局長
防衛省北関東防衛局横田防衛事務所長
横田基地所属C-130Jの部品遺失について