表題の件につきまして、防衛省北関東防衛局から下記のとおり、情報提供(第2報)がありましたので、お知らせいたします。
なお、「横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会」では、1月10日付で、国及び米軍に対し要請を行っています。
本件情報の入手が遅れたことをお詫びいたします。
米側に対する当局及び関係自治体からの速やかな情報提供の要請に対して、米側から経過情報の提供が遅れたことについて、当局業務課長から第374空輸航空団広報部宛てに遺憾の意を伝えております。
北関東防衛局では、1月6日に羽村市内で発生した米軍属による交通事故について、米側当事者が酒気帯び運転の疑いで警察に現行犯逮捕され、1月7日に立川地検に送検されたとの情報を関係機関から得て、同日、関係自治体の皆さんに情報提供しておりましたが、当該米軍属については、1月10日に釈放され、同12日に検察が被疑者を不起訴処分としたとの情報を、1月26日に関係機関から得ましたのでお知らせします。
なお、1月10日の本件に係る横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会からのご要請につきましては、1月11日、北関東防衛局管理部長から横田基地第374空輸航空団司令官宛てに、より一層の綱紀粛正及び交通安全教育の徹底、さらに実効性のある再発防止策を図られるとともに、これら対策を速やかに実施の上、情報提供するよう要請を行っています。
本件について、当局が関係機関から次のとおり情報を得ましたのでご連絡します。
平成30年1月10日(水曜日)
横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会(会長:東京都知事・副会長:羽村市長)
平成30年1月7日、北関東防衛局を通じて、「平成30年1月6日午前6時25分頃、羽村市川崎4-5付近の新奥多摩街道で、横田基地内勤務の米軍属(男性29歳)が私有乗用車を運転し進行中、赤信号で停止中の被害側当事者の運転する貨物車に追突。米側当事者の呼気から基準を超えるアルコールが検知されたため、酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕され、1月7日、立川地検に身柄付きで送致済み。被害状況は車両破損。人身被害なし。」との情報が、東京都及び基地周辺自治体に提供された。
こうした事件や事故は、周辺住民に不安を生じさせるだけでなく、住民感情の悪化を招くものである。
昨年5月にも、横田基地所属の米軍属による交通事故が発生し、再発防止の徹底を要請した。また、昨年11月の沖縄県における米軍人の飲酒運転による死亡事故の発生を受け、在日米軍において教育・研修が行われたところ、再びこうした事故が発生したことは、極めて遺憾である。
度重なる事故の発生に対して厳重に抗議するとともに、貴職においてはこのような状況を十分に認識され、下記のとおり対応するよう要請する。
(国に対しては、以下の内容に読み替える。)
度重なる事故の発生に対して厳重に抗議するとともに、貴職においてはこのような状況を十分認識され、次のとおり米軍に申し入れを行うよう要請する。
事故の経緯を明らかにするとともに、原因究明を行い再発防止を図ること。
米軍関係者に対する教育及び綱紀粛正を徹底すること。
米軍属による交通事故の再発防止について(米軍への要請)
米軍属による交通事故の再発防止について(国への要請)