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    令和3年度第1回羽村市地域自立支援協議会 会議録

    • 初版公開日:[2023年06月21日]
    • 更新日:[2023年6月21日]
    • ID:15734

    令和3年度1回羽村市地域自立支援協議会 議事録

    日時
    令和3年7月29日(木曜日)午後2時から4時

    会場
    羽村市役所 4階 特別会議室

    出席者
    中野良次、根岸徹、土屋文子、芝崎悦子、田口克己、田口尚子、岩崎哲二、小山茂樹、中島義之、雨倉みよ子

    欠席者
    下地直樹、中村美奈子、関口勝、水上京子

    議題
    1.開会
    2.部長あいさつ
    3.委員および事務局職員紹介
    4.羽村市地域自立支援協議会・専門部会について
    5.議事
    (1)「羽村市障害者計画、第5期羽村市障害福祉計画および第1期羽村市障害児福祉計画」の進捗状況について
    (2) 相談支援部会について
    (3) 就労支援部会について
    (4) 権利擁護部会について
    (5) 児童支援部会について
    (6) その他
    6. その他
    (1) 今後のスケジュールについて

    傍聴者 1名

    配布資料
    ・令和3年度第1回羽村市地域自立支援協議会次第
    ・資料1 羽村市地域自立支援協議会委員名簿
    ・資料2 羽村市地域自立支援協議会および専門部会について
    ・資料3 羽村市地域自立支援協議会要綱
    ・資料4 羽村市障害者計画進捗状況
    ・資料5 第5期羽村市障害福祉計画および第1期羽村市障害児福祉計画進捗状況
    ・資料6 相談支援部会(第1回まとめ)
    ・資料7 就労支援部会(同上)
    ・資料8 権利擁護部会(同上)
    ・資料9 児童支援部会(同上)
    ・資料10 羽村市地域自立支援協議会スケジュール

    内容
    1 開会
    2 部長あいさつ
    3  委員および事務局紹介
    4  羽村市地域自立支援協議会・専門部会について
    5 議事
    〔会長〕傍聴希望者はいるか。
    〔事務局〕1名である
    〔会長〕「傍聴に関する定め」に基づき許可する。

    (1)「羽村市障害者計画、第5期羽村市障害福祉計画および第1期羽村市障害児福祉計画」の進捗状況について
    〔会長〕「羽村市障害者計画、第5期羽村市障害福祉計画および第1期羽村市障害児福祉計画」の進捗状況について事務局より報告をお願いする。
    (事務局報告)
    〔会長〕事務局より報告があったが、質問や意見はあるか。
    〔委員〕計画の進捗状況の中から、災害時個別支援計画の作成について質問したい。対象は人工呼吸器等を利用している方とあるので、人数は少ないと思うが、支援計画がすべて出来上がっている方は何人くらいいるのか。
    〔事務局〕計画を立てている方は現在4名。全員が立て終わっている状況ではないが、把握され次第、作成を勧めていく状況であり、現在は1名の方に作成を勧めている。
    〔委員〕インクルーシブ教育の推進について、障害を持っている方が多くなってきているため、かなり大変ではないかと感じるが、教室や先生が足りないといった状況があるのか等、現状について聞きたい。
    〔会長〕羽村特別支援学校は、6市2町が学区域となっており、現在、児童生徒450人、教員が156人となっている。小学部の教室は、ほとんどすべて半分に区切って対応せざるを得ない状態である。毎年右肩上がりで児童生徒数が伸びているので、来年度教室が足りるかどうか。東京都の施策として、令和9年に東大和に知的障害対象の特別支援学校を開校する予定だが、そこまで工夫に工夫を重ねなければならない状況である。現在の高等部一年生は、都内で中学の卒業生の人数が一番少なかった年だが、入学生は74人と増えており、この数字は普通科高等部一年生の数としては、都内で一番多かった。区部では一学年14人という学校もあるくらいで、格差が激しくなっている。毎年、特別支援学校の高等部は増加傾向である。各小中学校には特別支援学級が設置されており、特別支援学級に在籍している児童生徒が特別支援学校に進学してくることになるため、減少にはならないのではないかと思う。
    〔委員〕解消していく方向なのか、それとも令和9年までこの状態なのか。
    〔会長〕立川ろう学校は令和4年度から立川学園という ろう部門と知的障害部門の併置校となる。段階的に小中学部の知的障害の枠が増える予定となっている。その関係で本校の学区域である立川市在住の児童生徒が立川学園に転学するなど学区域を調整することによって、学級数のバランスをとっていくということも一つの手段ではある。しかし、現在の対象児童生徒はわずか10人程度。令和9年に東大和、武蔵村山あたりの学区域が大幅に変われば、定数減にはなるが、それでも、解消できるかどうかはわからない。
    〔会長〕他に何かあるか。
    〔委員〕計画の進捗状況に関連して、第三者評価について質問したい。私の事業所では東京都からサービス推進費の助成を受けられるため、施設入所と生活介護では第三者評価を受審している。放課後等デイサービスは都のサービス推進費の対象にはなっていないため、費用の面からまだ受審できていない状況である。都からは受審促進の指導が来ており、今後検討していきたいが、羽村市としては放課後等デイサービスや児童発達支援に対して、補助金を検討していく考えがあるのかお聞きしたい。
    〔事務局〕第三者評価については、現時点では検討している状況ではない。
    〔委員〕前向きに検討していただくよう、お願いしたい。

    (2)相談支援部会について
    〔会長〕それでは、相談支援部会からの説明をお願いしたい。
    (事務局報告)
    〔会長〕質問や意見はあるか。
    〔委員〕私の事業所でも、コロナの影響はいろいろあった。今の報告を聞いて、どこも同じように大変な思いをされているということがわかった。
    施設側としては新型コロナウイルスを必要以上に怖がらないことも必要だと思っている。しっかりとした知識として怖さや対応策も身につけてほしいと考えて、声掛けや環境設定をすすめている。実際には常に先が見えない状況の中、手探りの状況であるが、今の対策でいいのかどうかをいつも考えながら対応している。
    〔会長〕他には何かあるか。
    〔委員〕緊急事態宣言が出ても、通所の施設を続けてもらうことが親としては一番大切なことである。休みになってしまうと、利用者の体調にも影響がでるので、通所は続けてほしい。
    〔会長〕他に何かあるか。
    〔委員〕私の通所事業所でもクラスターや陽性者は出ていない状況であるが、職員の精神的な負担も増えている。陽性者をださないように、気をつけていきたい。
    〔会長〕他はいかがか。私から特別支援学校の進路について報告させていただく。去年新型コロナウイルスの影響を受けたにも関わらず高等部3年生の就職者数が例年より多かった。今年の3年生は、昨年度2年生のときにインターンシップが十分にできておらず、その経験がないまま現場実習に出ているので、苦しい状況になっている。進路指導部の教員によると、職場の経験を少しでも積んでいる子供たちは、選択の意思が芽生えるが、今年の3年生はその材料さえ乏しいという状況の中で、未だコロナが収束せずに、非常に気を遣いながら現場実習に出ていて、今年はさらに難しい状況になっている。
    〔事務局〕事務局からも感染拡大防止の部分について情報提供させていただく。高齢者の施設では、認知症の方がマスクをつけるのが難しい状況があり、入所施設では従事者の努力にも関わらず、入所施設での感染が広がったという状況がある。相談支援部会の報告にあったように、マスクがルーチン化しているということは感染防止のうえで、非常に重要なことであり、障害者の施設の方々がマスクをする習慣をつけてくださったおかげで、感染が少ないという結果につながっていると思う。もうしばらくこの状況が続くと思うが、マスクの着用について、今後ともお願いしたい。
    〔会長〕続いて、就労支援部会について報告をお願いしたい。

    (3)就労支援部会について
    (事務局報告)
    〔会長〕今の説明について、何か意見があるか。
    〔委員〕就職の状況だが、ハローワークの管内には3校の特別支援学校があり、令和2年度は289件だった。去年は283件だったので、都内のハローワークではコロナ禍ではあったものの支援機関のご協力を得ながら、若干ではあるが、唯一就職数を増やすことができた。
    289件のうち特別支援学校が約100件。三分の一を占めているので、今後も引き続き、特別支援学校との連携を図りながら、情報提供を密にして、就職希望の方を全員就職させられるよう協力していきたいと思っているので、引き続き、連携をお願いしたい。
    〔会長〕ワクチン接種はもちろん自己選択ではあるが、受け入れ側としては、ワクチン接種が受け入れの条件になっているところもあると聞いている。今年度も9月16日から、採用選考がはじまるが、コロナに絡んでいろいろ対応が出てくると予想される。普通科では通常30パーセントくらいが、企業就労しているが、実は本校では昨年46パーセントが企業就労している。進路指導部の頑張りが功を奏しているが、今アフターフォローをしている状況である。教員はこの夏休みに就職先を訪問し、悩んでいることや離職の兆しはないかということを調査して、8月の終わりに報告会をすることになっている。現時点では相談は数件あるものの、離職はゼロという状況である。しかしながら、毎年6月には離職の話が出てくる。企業開拓についても、先生方も努力をしているが、それがどうつながっていくか。ハローワークにもとてもお世話になっているが、現場でも毎年企業開拓をしている状況であり、先が見えない状況。他に何かあるか。
    〔委員〕みなさんの意見を聞いて、健常の方でも就職は大変な中、ご苦労されているのではないかと感じた。去年は高齢者に対する実態調査は実施しなかったが、今年はコロナ禍ではあったが民生委員は実態調査のため訪問した。高齢者だから就労云々というよりは、体調管理が問題となっている。ここでやっとワクチンを打って、安堵したような表情が見うけられるが、趣味の活動等で外に出られないことから、自宅にいることが多くて、病気やけがが大変多いという印象がある。一件あたり調査にかかる時間が長くなる傾向があった。調査を終えて、以前は元気だった方が、メンタルにダメージを受けたり、病気を患うなど、大変な一年であったという感想をもった。障害の方でも生活のリズムなどが変わってしまって、家族ともども大変だと思う。
    〔会長〕他にないか。
    〔委員〕商工会から情報提供させていただく。製造業関係の方はだいぶ状況が良くなってきており、資材が入ってこないという状況を聞いている。コロナ禍の前は、中小企業は人が採れないという話を聞いていたが、コロナ禍で求人が下がって、ここで少し回復しているという話も聞いている。障害を抱えている人に地域で就職していただきたいので、商工会としてもできるだけ情報提供して企業に関心を持ってもらえるようにしていきたい。
    〔会長〕他にないか。
    〔事務局〕就労支援センターエールからの報告させていただく。昨日、就労支援機関の連絡会があって、コロナ禍での在宅ワークがテーマだったが、障害のある方も自宅待機や在宅勤務で、自宅で仕事をするケースがある。パソコンができる方はパソコンに特化した業務があるが、多くはない。軽作業では封筒のスタンプ押しや、絵本をきれいにする仕事をしている方は自宅に仕事が届いて、それを仕上げて送り返すというのがあるが、障害のある方も働き方が変わっている。一方で企業からは、「家を訪問して、安否確認をしてほしい」とか、「生活面の支援をしてほしい」との要望が思ったより多い。どこまでが会社の雇用管理なのか、支援機関としてそこを担うべきなのかを考えていき、会社と共有できるとよいという話があった。
    〔会長〕他はいかがか。
    〔委員〕部会の報告の中で、「今年度から都立高校での通級による指導が始まった」とあるが、通級指導について教えていただきたい。
    〔会長〕秋留台高校が実践しているが、通級ということは、場所が学校とは限らないし、教室が違う場合や昔の保健室登校のような形もある。また、教員の方が出かけていき、授業を受けて帰ってくる訪問指導もある。そういうスタイルに高等学校は変わりつつある。入学試験では発達障害は測れないので、学力と調査書点を満たせば入学予定者になる。ところが学校には通えない。そこで学校のシステムを変える必要がある。その子たちを受け入れようということで、学校が変わりつつある。また、通信制の高校が近年人気となっており、かなりクローズアップされていたが、発達障害や軽度の方もいるので、進路指導の中で、卒後の進路が難しくつまづいてしまう事例もある。特別支援学校は1・2年次でインターンシップ、2・3年次で現場実習をしている。特別支援学校以外の高等学校には現場実習がなく、選択のチャンスがないため行き詰ってしまうケースもある。今のところ偏差値にかかわらず、発達障害系の方は数パーセントおり、その方たちが退学という形にならないように、学校側の変化が求められており、その形の一つである。

    (4)権利擁護部会について
    〔会長〕権利擁護部会について、事務局から説明をお願いしたい。
    (事務局説明)
    〔会長〕何か質問はあるか。
    〔委員〕私の施設では知的障害の方に対して、通所や放課後等デイサービスの事業をしている。こういった虐待通報の怖さというのも日々感じている。知的障害や自閉症の方などは、外にでかけると、飛び出しなどのさまざまな行動上の問題を生じて、とっさに「ちょっと待って」などと大きな声で注意したり、制止のため服を引っ張ってしまうことがある。そういった職員の一瞬の言動を切り取られて通報されてしまうということが、ほかの事例でもよく聞く。
    職員に対してはとっさのときであっても、なるべく丁寧な対応をするように心がけるよう指導をしているが、現実には難しい面もあるため、毎月虐待防止委員会を開催し、そこで支援の振り返りをしている。また、職員相互で実際の支援内容について指摘を行うことによって、改善につなげている。権利擁護部会の報告の中に職員心得5箇条というものがあったが、これは私の施設で行っていることである。虐待防止委員会の中で、最近、ちゃん付け、ニックネームでよぶことあると報告があった場合は、翌月の心得の中に、「さんづけを徹底しましょう」ということを取り入れている。
    毎朝支援に入る前に、心得を読み上げて自分を律するということを数年続けているが、続けていくうちに、支援員の対応にも改善がみられているという印象がある。
    他に支援現場で気を付けていることは、一人で支援にあたらないということである。つい誰にもみられていないと支援が荒くなってしまうということが起きやすい。スタッフ間で情報共有して、気を付けあうようにし、不適切な支援にならないように取り組みを行っている。
    〔会長〕他に何かあるか。
    〔委員〕虐待の予防については、私の施設では具体的な対策をもっと強化しなければいけない状況である。虐待に至らない環境設定というのをまずは進める必要があるが、それと同時にいつでもなぜそういう支援をしたのかということが説明できるような対応を心がけていきたい。やはりとっさに利用者の安全確保のために、大きな声をあげてしまったり、行動をとめるためにつかんだりとかしてしまうことが必要な時もあると思う。通報に至ったときに、こういう理由でこういう対応をしたということを説明できるようにしておくことが必要。一方で、感情にまかせて大きな声を出すようなことがないように、常に誰に聞かれても正々堂々と説明できる支援を心がけていきたいと思っている。

    (5)児童支援部会について
    〔会長〕児童支援部会について、事務局から説明をお願いしたい。
    (事務局説明)
    〔会長〕何か質問はあるか。
    〔委員〕市内の保育園での障害児の受け入れの状況について聞きたい。
    〔事務局〕市内の保育園では、申し込みの時点で断ることはしていない。園の受け入れ体制を整える必要もあるため、あらかじめ見学していただいたうえで、受付をしている。また、医療的ケア児については、昨年保育園の受け入れのガイドラインを作り、保育園と調整しながら受け入れできるようシステムづくりを行った。
    〔委員〕保育園や幼稚園で医療的ケアのお子さんを受け入れる準備があるということだが、看護師が保育園に配置されているのか。また、そういうお子さんが通うことになったら、配置されるのか。安心して通える状況なのか。
    〔事務局〕看護師は常駐必須ではないが、お子さんの健康管理といった点から、どこの園でも常駐している状況。医療的ケアの必要なお子さんの対応にあたっては、原則的にはそのお子さんのケアのために看護師を雇用していただく必要があり、そのための支援も行っている。
    重度のお子さん一人のケアのために看護師が必要となる場合は新たに看護師を配置し、ほかのお子さんの様子を見ながら対応が可能な場合であれば、現在勤務している看護師が対応することになるため、配置するかどうかは、ケースバイケースである。
    〔会長〕さきほど障害者計画の進捗状況の中で、保育所等訪問支援事業がやや遅延ということで報告があったが、発達支援事業所のキートス羽村のような施設がたくさん増えることにより、そこから巡回相談につながるとよい。保育園で加配をつけているお子さんは特別な支援が必要なお子さんになりえるということでもある。保育園は厚生労働省、学校は文部科学省が所管といった省庁の違いもあるが、支援につながる方が地域に増えて、就学に関しての保護者の誤解や後悔がなくなっていくとよいと思っている。他はいかがか。
    〔委員〕権利擁護部会の事例2の中で、保護者の方が叩いてしまって虐待の通報に至ったということだが、このご家庭には支援が必要であり、総合的にどのように対応していくか考えていくということが、相談支援の中身ではないか。そういう場合、部会同士のつながりはあるのか。
    〔事務局〕権利擁護部会と相談支援部会のつながりだが、ケースを通して市役所や事業所同士で行っている状況である。
    〔会長〕他にはよろしいか。全体を通して何か発言があればお願いしたい。
    (質問・意見なし)
    (議事終了)

    6 その他
    (1)今後のスケジュールについて
    〔事務局〕2月24・25日のいずれかで実施させていただきたい。既に予定がある委員について確認したい。
    (発言なし)
    〔事務局〕候補日のいずれかで調整させていただく。





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    羽村市福祉健康部障害福祉課

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