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    令和元年度第4回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録

    • [2020年2月7日]
    • ID:13093

    令和元年度第4回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録

    日時

     令和元年10月17日(木曜日) 午後7時00分~午後9時00分

    会場

     市役所3階 庁議室

    出席者

     委員 若松 仁(座長)、堀 茂子(副座長)、岩崎浩示、鶴岡協子、山口 脩、白井孝裕、井上肇彦、武藤清美、長島富江、浦野雅文、渡辺祐治、中田国雄、荻原 稔、米屋恵里

    欠席者

     委員  西山豪一、中根 透、小暮桃子

    議題

      1.開会 

      2.議事

       (1)第3回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録について

       (2)羽村市生涯学習基本計画推進懇談会・テーマについて

         「生涯学習を通したまちづくり~『“羽村だから”学べる』事業展開とは?~」

      3.その他

    傍聴者

     なし

    資料

     ・ 第4回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会 会議次第

    -以下、事前配布資料-

     ・ 令和元年度 第3回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会 会議録

     ・ 令和元年度 第3回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会 意見まとめ

    -以下、第1回懇談会配布資料-

     ・ 資料6    令和元年度 生涯学習基本計画推進懇談会 テーマ

    -以下、第3回懇談会配布資料-

     ・ 令和元年度 第2回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会 意見まとめ

     ・ <参考資料>第2回懇談会の意見より「羽村といえばコレ!」


    会議の内容

    1.開会 

    (事務局) 定刻となりましたので、只今から、令和元年度第4回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会を開会します。

     本日は、お忙しいところ、ご出席いただき誠にありがとうございます。

     早速、次第に沿って会議を進めさせていただきます。

     本日の傍聴者について報告します。本日は、傍聴を希望する者はおりません。

     それでは、議事に入りますので、座長に議事進行をお願いします。


    2.議事

    (1) 第3回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録について

    (座長) 会議に先立ち、皆さんにご協力いただきたいことがあります。円滑に会議の議事を進行するため、発言のある場合は、挙手をしてください。私から委員を指名しますので、その後、発言をお願いします。

     それでは、議事の1項目め、「第3回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録について」を議題とします。

     第3回懇談会の会議録の内容について、訂正やご意見等ございますか。

     【委員から訂正する旨の発言があり、了承された。】

    (座長) 他に訂正等はございますか。

    (各委員) 特になし。

    (座長) 他に訂正やご意見等ないようなので、会議録については、委員の氏名を削除し、「座長・委員・事務局」に表記を改めた上で、窓口での閲覧や羽村市公式サイトに掲載します。


    (2) 羽村市生涯学習基本計画推進懇談会テーマについて「生涯学習を通したまちづくり~『“羽村だから”学べる』事業展開とは?~」

    第4回懇談会テーマ「“羽村だから”学べるまちづくり」

    (座長) 続いて、議事の2項目め、「羽村市生涯学習基本計画推進懇談会テーマについて」を議題とします。

     事務局から説明をお願いします。

    (事務局) 事務局から説明させていただきます。第1回懇談会でお配りした資料6をご覧ください。

     これまで、第2回及び第3回の会議で皆さんからさまざまなご意見をいただきました。

     本日、第4回の会議では、令和元年度懇談会のテーマ「生涯学習を通したまちづくり~『“羽村だから”学べる』事業展開とは?~」の「まとめ」としてご意見をいただきたいと思います。

     前半は、『“羽村だから”学べるまちづくり』をテーマに、第2回及び第3回会議のご意見を踏まえて、2020年以降の羽村市生涯学習を見据えた、生涯学習基本計画推進懇談会のまとめとなるよう、ご議論いただきたいと思います。

     後半は、「議題1~5を通しての意見」として、これまで委員の皆さんでご議論いただいたことを通しての意見や言い足りなかったこと、また「この懇談会に参加した感想」等をお一人ずつお話しいただきたいと思います。

     また、事前にお送りしてあります、第2回及び第3回「生涯学習基本計画推進懇談会意見まとめ」は、皆さまからいただいた意見を集約したものとして作成しましたので、会議の参考にしてください。

     なお、この懇談会は、年4回開催することとしており、本日の懇談会が最終回となりますが、これまでと同様に、活発なご議論をいただきますようお願いいたします。

     以上で、説明を終わります。

    (座長) 事務局からの説明が終わりました。


    議題5「まとめ ≪2020年以降の羽村市生涯学習について≫

    (座長) それでは議論に入ります。

     ホワイトボードに第2回懇談会で皆さんからいただいた『羽村といえばコレ!』に関する意見を列記してあります。これらを基にしてご議論いただきたいと思います。

    (委員) “羽村市動物公園”に協力してもらい、動物たちが公道でパレードをする。さらに、自分のペットを連れてパレードに参加できるイベントは面白いと思います。『羽村ならでは』の動物イベントがあると楽しいと思います。

    (委員) “羽村市動物公園”について、夜行性の動物もたくさんいるので、夜間開園する日をもっと増やしても良いと思います。

     他に、“音楽のあるまち”について、羽村第一中学校と一中校区(羽村東小学校、羽村西小学校、小作台小学校)では、「星空コンサート」をメイン行事として実施しています。そして、羽村第一中学校吹奏楽部は全国レベルの実力を持ち、小学生の良い刺激になっているので、今後もアピールしていきたいと思います。

     他に、“田んぼ体験”について。例年、田植えでは総数700名程度が集まります。これほど大人数が“田んぼ”に集まるのは多摩川上流では羽村市だけだと思うので、もっとアピールしていきたいです。

     他に、“玉川上水”について。資料が多く残っているので、これからも強くアピールして子どもたちの「理工学離れ」を止める一因になってほしいと思います。

    (委員) 『生涯学習』と聞くと、高齢者や定年退職者をイメージしてしまいがちです。しかし、赤ちゃんから高齢者まで、全ての年齢を通して生涯学習は必要だと考えています。

     私は多摩川沿いを定期的に清掃しています。その時に、市外からサイクリングで訪れている人たちと積極的に話しをするようにしていて、羽村市郷土博物館を紹介する等、羽村をPRすることを心掛け、どんなことを質問されても答えられるように自分自身の知識を深めることに努めています。

     この活動が生涯学習の一環になるのかわかりませんが、これからも続けていきたいと思います。

    (委員) “祭り”は、日本人にとって老若男女を問わない共通の文化です。地域によって祭りのスタイルが違っていることも面白く、祭りが嫌いな人はあまりいないと思います。そこで、「祭りフェスティバル」を実施すれば、祭り自体が盛り上がるし、住民の連帯感も生まれるのではないかと思います。“祭り”を中心に盛り上げていくと良いと思います。

    (座長) 町内会ごとでやっている祭り、例えばお神輿等を一堂に集める、というイメージでしょうか。

    (委員) そうです。友人が、世界中のさまざまなダンスを集めた「世界ダンスフェスティバル」を企画しています。この企画からヒントを得てお話ししました。「“祭り”フェスティバル」を開催したら良いと思います。

    (委員) 私が委員に応募したのは、「障害のある人」と「教育」に注目して生涯学習を考えたいと思っているからです。それぞれが単独で行なうのではなく、人々をつないで、ネットワークを持ち、一緒にやっていくことが必要な時代だと思います。

     他に、“羽村市動物公園”は羽村の特徴であり、また最近はSANAさんの絵も使ってイメージチェンジを図っています。東京都立羽村特別支援学校と“羽村市動物公園”、障害者支援施設である五乃神学園、江戸街道公園が隣り合っているので、これらをつないで、動物パレードを実施するのは面白いと思いました。特別支援学校の生徒や五乃神学園の利用者が、動物を見たり触ったりするイベントが同時に行なわれると良いと思います。

     他に、「障害のある人たちの防災」について。今年度の羽村市総合防災訓練では、福祉避難所設置開設訓練が初めて実施されました。この訓練により、障害者も「やってもらうのが当たり前」ではなく、「私には支援が必要です」「椅子を用意してください」等の要望をすること、口頭で言えない人はヘルプカードに書いて携帯しておく等、自分から意思表示をしないと、手助けしてもらえないということを学ぶ機会になりました。健常者も障害のある人も、それぞれの人に相応しい防災教育を進めていくことが必要だと思います。

    (委員) “外国人が多い”ことについて。小学生の時から英語の授業があり、外国人の先生にも教わりました。他市の友達によると、小学生のときから外国人の先生に教わることはあまりなかったそうです。もしも、このことが“外国人が多い”ことと関係があるとしたら、小学生でも英語の授業で外国人と接する機会があるので、さらに交流する機会を持つことが出来たら、より英語に親しみやすくなったり、グローバルな将来につながったりするのではないかと思います。異文化交流の場が増えると、広い視野を持てるようになると思います。

    (委員) 羽村といえば“水”という印象があります。“羽村の堰”や玉川兄弟、まいまいず井戸等の“水”に関するものを中心として観光PRをすると良いと思います。また、“水”を通して、自然が豊かなことも同時に伝えることができると思います。

    (委員) 高齢者が増えているので、高齢者が元気に地域で活躍することがまちづくりに寄与すると思っています。長年企業に勤めた人たちは、企業としての価値観が染み込んでいるため、地域で活動したいと思ったら考え方の切り替えが必要です。スムーズな地域参加へ道筋をつけてあげることが必要だと思います。高齢余暇教育のような、余暇をどの様に過ごすのかという教育に対する取り組みが必要だと思います。

    (委員) “外国人が多い”ことに関連して、例えば英検対策講座を実施すると良いと思います。市が講座を実施すれば、塾に通えない子も参加することが出来、合格することが出来ればさまざまな場面で活用することができるので、子ども達の将来に良い影響があると思います。さらに、“規模が小さい”ということも活かして、一か所で実施すれば、たくさんの人が参加できます。また、成果が明確になるように、具体的な数字も用いて目標を立てた方が良いと思います。

    (座長) それは、受験料も含めて無償でやるということでしょうか。

    (委員) はじめから無償にしてしまうと、きちんと勉強しない人もいるかもしれないので、例えば合格したらキャッシュバックするのも良いと思います。

    (委員) 「生涯学習」とは何なのか、市民はよくわかっていません。そこで、生涯学習に関するフェスティバルを富士見公園等で実施したり、「生涯学習週間」を作ったりすることが良いと思います。

     他に、子ども達は、将来を不安に感じているので、子どもに対して定期的に羽村市内企業の若い技術者達が夢のある話をしてほしいです。そうすれば、子ども達は希望をもって勉強に励めると思います。

     他に、「敬老のつどい」は、高齢者だけ集まる会になっていますが、子ども達も参加することで「将来は自分も高齢者になる」という意識を持ってもらうとともに、高齢者も子ども達を知ることが出来ます。子ども達と高齢者の交流が必要です。「敬老のつどい」ではなく、子ども達と高齢者が交流する場にすると良いと思います。

     他に、“外国人”に関する問題で、日本語講師が足りなくて困っていると日本語ボランティアの団体から聞いているので、外国人と市民が交流する機会を作ると良いと思います。将来子ども達は外国に行くのですから、異文化体験をすることが出来れば、『羽村らしい』体験の場になると思います。

    (委員) “音楽”について。先日、ゆとろぎで開催された「子ども国際交流音楽祭」を観に行きました。羽村第一中学校の生徒も参加した木管五重奏が素晴らしかったです。中学生は、ウィーンから来たプロ奏者にも負けないほど上手だったし、そもそもプロ奏者の隣で演奏することができるのはすごいことだと思います。他市にはない『羽村ならでは』のことだと思います。これからも子ども達が貴重な体験をすることができると良いと思います。

     他に、“羽村動物公園”について。北海道にある動物園ではペンギンの散歩だけでも多くの人が集まっていたので、“羽村動物公園”の動物たちによるパレードは良い案だと思います。動物園は近隣自治体にないものなので、『羽村ならでは』のイベントになると思います。

     他にお知らせです。「羽村市文化祭」が始まりました。保育園児から90歳代まで出演しますので、ぜひご来場ください。

    (委員) 2つあります。

     “規模が小さい”ことで、人と人とが近いのは良いことがたくさんあると感じています。羽村第一中学校でも、地域の方にゲストティーチャーになっていただく等、お世話になっていることが大変多くあり、生徒の成長にとって大切なことだと思っています。「全国学力学習状況調査」において「地域の行事に参加しているか」を問われますが、羽村第一中学校では、東京都の平均を20パーセント以上、全国平均を10パーセント以上上回っています。このことから、生徒達自身も地域の行事に積極的に関わっているという思いはあるようなので、今後も活かしていきたいと思います。しかし、学校関係者としてみていると、生徒が疲れていると見受けられる時があります。それぞれの地域の祭りや行事、主催する団体や市役所の部署が違うことで、学校が受け取った時にはかなり膨大な件数になっています。時期によっては毎週生徒がどこかに参加しなければいけないようなこともあります。 “規模が小さい”ことを活かすとしたら、それぞれの地域ではなく、「羽村市の祭り」としてある程度集約した一つの大きな祭りとなれば、学校としても参加しやすく、貢献できることも多いのではないかと思います。主催団体が違うイベントを一つに集約にされていると、学校としてもっともっと参加しやすくなります。“規模が小さい”からこそできることであり、生徒も地域の行事に参加していて、地域の人間なのだという意識をより高められると思います。

     他に、羽村の自然と歴史は素晴らしいと思います。これまでさまざまな市区町村に赴任しましたが、これほどまでにさまざまなものがあるのはとても珍しいと感じています。教員の実地研修として、勤務時間外にベテラン教員が新任教員を“羽村の堰”まで行って説明をしています。自然や歴史がこれほど素晴らしくいろいろなものに恵まれている所は、なかなかないと思いますので、売りにしていくと良いと思います。

     他に、いろんな世代が参加できるイベントがあると良いと思います。さまざまな行事に参加していますが、高校生や大学生または20~30歳代があまり見受けられないと感じています。中学生への調査で地域を誇りに思っていることがわかっているので、せっかくのその思いが高校生や大学生になっても活かせるような取り組みを、自然や歴史または人と人とが近いという利点を活かして、うまく実施できると、さらに素敵な街になると思います。

    (委員) “音楽のあるまち”に併せて、羽村はアートも素晴らしいと思います。素晴らしい芸術家がたくさんいるので、アートを活かした取り組みを考えられたら良いと思っています。さらに地域の人を結び付けられるような取り組みだと良いと思います。例えば、市内の商店とコラボして、街中にアートを置かせてもらい、商店街を巡るイベントを実施する。会場は“羽村動物公園”を利用する一方で、賑わいが少ない地域も組み合わせたら面白いと思います。

    (座長) 「羽村市環境フェスティバル」や「子どもフェスティバル」等の大きな行事を一つのイベントとして集約できないかと考えています。例えば、富士見公園では「羽村市産業祭」を、ゆとろぎでは「羽村市文化祭」と「子どもフェスティバル」を、武蔵野公園ではフリーマーケットを同時に開催して、当日は無料巡回バスが運行している。このようなイベントになれば、市民にとっては、それまであまり興味なかった分野について考えるきっかけになったり、清泉寮のソフトクリームと子ども達の模擬店の両方を楽しめたりすることが出来ます。また行政としては、スタッフの人数や時間を減らすことが出来ます。「はむらフェスタ」として一つの大きなイベントになれば、出演者や出店者も力を注ぎやすくなり、来場者も気軽に参加できると思います。さらに、生涯学習団体の紹介ブースがあっても良いと思います。

    (委員) 先ほど意見のあった英検対策講座について。英語に限らず、資格が取れる講座を何種類か用意して、それを一つのきっかけとして、生涯学習に入っていく支援も良いと思います。

    (委員) “羽村の堰”に関連したお知らせです。社会福祉法人そよかぜが運営するスマイル工房が多摩川沿いに移転して喫茶店が平日に営業しています。障害者の励みになるので、ぜひ行ってみてください。

    (委員) みんな忙しい思いをしています。小学生や中学生は習い事等で忙しく、保護者は働き方改革の影響で残業代がなくなってしまったことで夜にバイトをしているという父親が多くいます。65歳以上でも働いている人はたくさんいます。この様な状況の中で、羽村市は地域行事がとても多いと感じています。良いことではあるのですが、市職員も含めてみんな手一杯なので、ある程度は行事を集約する必要があると思います。

    (座長) 定年退職後の人でも、再任用や再就職をして、特に70歳以下で全く仕事をしていないという人は少ないと思います。定年退職後もなかなか時間がないというのが現状かもしれません。

    (委員) 行事を集約するという意見は賛成です。他市に比べて行事が多いのは誇って良いと思うけれど、一つにまとめて多くの市民が参加することも大切だと思います。

     60歳から70歳くらいの人も仕事をしている人が多いということはわかりますので、70歳を超えている人たちに地域参加していただきたい。声を掛けられれば参加するのに、町内会回覧板だけでは自主的に参加せず、災害時に避難をしない人も多いです。高齢者が自主的に参加するための工夫をしてほしいと思います。

    (座長) 議題5「まとめ ≪2020年以降の羽村市生涯学習について≫」の議論は、ここで打ち切ります。


    議題6議題1~5を通しての意見やこの懇談会に参加した感想」

    (座長) 議題1~5を通して皆さんの意見や言い足りなかったこと、また、懇談会に参加した感想を一人ずつお話しください。

    (委員) 子ども達がこれほど地域に多く関われているのは恵まれた環境だと思います。この羽村の良さを活かしていけるようにしたい、と改めて思いました。

     また、『羽村といえばコレ!』というテーマで、これだけの意見が出たことから、セールスポイントが多い素晴らしい自治体だと感じました。これらを活かしながら、生徒が地域に根差した人材になるよう、学校としても取り組んでいきたいと改めて思いました。

    (委員) 羽村市は活動が活発で、素敵なところがたくさんあり、市民は協力的であり、良いまちだと思います。

     質問です。この懇談会で良い意見がたくさんでましたが、具体的にどこでどの様に活かされていくのでしょうか。

    (事務局) 生涯学習基本計画推進懇談会の趣旨は、さまざまな分野で活動されている委員の皆さんの意見を受けて、生涯学習基本計画を推進していく中で事務事業レベルの軌道修正が必要か否かを検討する際に参考にしたり、次期計画の策定に向けた考え方のヒントにしたりすることです。

     懇談会委員の皆さんには、結論を出していただくのではなく、テーマに沿ったフリートークでご意見をいただいており、分野ごとにそれぞれの施策を推進する上で参考にしています。例えば、主催団体の違う行事を一つの大きなイベントにする、という先ほどのご意見は、事務局では思いつかない意見だと思いました。

     事務局から「この様に意見を反映しました」という具体的な回答はできませんが、できる限り見える形で反映していきたいと思っています。

    (委員) この会議は、皆さんのいろいろな意見を聞けるので勉強になります。また、団体の代表として行政に意見を伝えることができる場があるということはありがたいと思います。

     他に、子どもが大事にされている順位では、世界の中で日本は低いそうです。地域で大切にされていると思っていましたが、世界水準としてみると順位が低いのはなぜなのか、勉強していきたいと思います。

     他に、質問です。生涯学習基本計画概要版に掲載されている「生涯学習コーディネート機能の構築」は既に着手しているのでしょうか。また、どの様な仕組みなのでしょうか。

    (事務局) 生涯学習基本計画で「生涯学習コーディネーター」は、学ぼうとする市民と教える人材を育成し、活用・学習の場を提供して結び付けていくという、人と人または人と場所や機会を結びつけていく役であるとしています。人と人または人と機会を結びつけるには需要と供給のバランスが整う必要があり、初めから円滑に動かすことは難しいと考えています。そのため、「生涯学習コーディネート機能の構築」は5年間の計画では成しえないものであり、システムを構築して運用していくまでに至るには、まだ時間がかかるのが実態です。これを踏まえて、細かい計画ではなく、大まかに進めていくための審議を進めていますが、誰にコーディネーターを依頼するのか最終調整段階です。

    (委員) 羽村市生涯学習基本計画を読んでみて、内容は良いと思うのですが、具体的な数字が記載されていないため検証できず、客観的に評価することが出来ないと感じました。また、もう少し大胆な目標を掲げた項目があっても良いと思います。例えば「プロ野球選手を1人誕生させる!」等、そしてその目標に少しでも近づけるようにスポーツ環境を整える等の具体的施策を入れると良いと思います。

    (委員) 近年は70歳まで経済活動に時間を費やしてしまっているため、その後の余暇をどう過ごすのか悩み、「生きていて良かった」と足元の花を愛でるような精神を豊かにする時間の過ごし方が昔に比べて少なくなってきています。若い世代は忙しいため、困っている高齢者を助けることがなかなか出来ていませんが、隣人を助けることで「誰かの役に立っている」というやりがいを感じる過ごし方もあると思います。こういった気付きを与えることも生涯学習の一つであり、必要なことだと思います。

    (委員) 懇談会は、今回が初めての参加でした。この様な会議があることも知りませんでした。『羽村といえばコレ!』でいろいろな意見が出て「確かにそうだな」と思いながら聞いたことも良い経験になりました。この懇談会は、結論を出さなくて良いとのことでしたので、素直に「こういうことが出来たらいいな」「こんな風になったらいいな」と、思っていることをいうことが出来たし、皆さんの意見も聞くことが出来て楽しかったです。

    (委員) 私はこれまで、将来は買い物が便利で交通の便が良い都会に住みたいと思っていました。しかし、この懇談会に参加して、羽村のことを改めて考え、皆さんの意見を聞いていて自分では気が付かなかったことがたくさんあり、「羽村っていいな」と思う様になりました。若い世代は都会に住みたいと思う人が多いと思うけれど、羽村をもう一度いいなと思うきっかけを作り、「やっぱり羽村にいたいな」「一度出たけどまた羽村に戻りたいな」「違う街にいたけど、羽村に住んでみたいな」と思ってもらえるような情報発信ができると良いと思いました。

    (委員) 障害のある方の生涯学習について話をすることが出来、また皆さんの意見を聞きながら考える、そして委員の皆さんの素敵な活動に触れて励まされました。適切な支援がないと生涯学習を楽しめない人がいるという、障害者の生涯学習を広めてもらいたいと思います。

    (委員) 「生涯学習」という名称は知っていたけれど、配布された資料を読んでみると、今までの深い背景があるのだと勉強になりました。

     懇談会に参加した感想です。各回の議題に連続性があるのか、それとも各回単独のテーマなのかどうか、流れが読みにくかったです。最終回にはどんな結末になるのだろうと初回から考えていました。これだけ幅広い内容、多岐にわたるテーマがあるので、その着地について心配していました。

     他に、広報はむらに掲載されていた学力調査について。羽村市と東京都、全国との結果の比較をみて、羽村市はほとんどが平均を下回っているのは由々しき問題だと思いました。高校生や大学生、社会人になった時に能力の差で影響が出てしまうので、学力のレベルアップが必要だと思います。

    (委員) 有意義な会議でした。

     現在、ゆとろぎで羽村市文化祭が行なわれていますが、出品者や出演者、来場者は高齢女性が多いです。男性はどこに行って何をしているのだろうか、と不思議に思っています。この様な人たちをもっと参加してもらうための方策を考える必要があると思います。

    (委員) 会議に参加して面白かったです。

     羽村を紹介する時「青梅と福生の間」と言ってしまいますが、これからは、羽村自体がアピールできるものにしたいです。羽村をPRする中心部隊として羽村市観光協会等を充実すると良いと思います。

     定年退職した男性を、例えば専門職であった人を講師にすることで地域行事への参加を促すこともできると思っています。

    (委員) 今までは生涯学習基本計画の存在すら知りませんでした。

     配布された計画も出前講座メニューも、見てみるととても固いと思います。市民の中で、広報はむらを隈なく読む人やイベント等に参加しようと思う人は少ないと思います。あまり関心のない人達が関心を持つように工夫することが大切だと思います。

     皆さんの意見を聞いていて、さまざまなサークル活動があることも初めて知り、驚きました。市民として勉強不足だったと感じました。

    (委員) 3度目の参加ですが、毎回勉強になる会議だと感じます。

     この会議は、委員で結論を出すわけではありませんが、今回の懇談会では具体的な案が出たのが良かったと思います。具体的な案が出ることで、実行するにはどうしたらいいのか、という次の問題が見えてきます。また、行政と市民のどちらが実施するのか等を考える上で、まちを元気にする人やまちを輝かせるような人を作るという仕組みがあると良いと思います。

     まちづくりに生きがいや関心を持つ人で、ある程度公平な判断ができる人を作っていただきたいと思います。

     今回の懇談会では、人と地域をつなぐような、たくさんのコラボが出来そうな、将来が楽しみになるような意見がたくさん出て良かったです。

    (座長) さまざまなアイディアや意見が出ました。いろんなものをコラボさせること、併せて不要なものを捨てて集約していくこともこれからの時代には必要だとつくづく思いました。

     生涯学習のプロと言える人材を育ててほしいと思っています。市職員は数年で異動してしまうため、スペシャリストのような精通した人がなかなかいません。「この人に聞けば大体のことはわかる」という人材をそれぞれの立場ごとに一人ずつでもいいから配置してほしいです。

     他に、行事が多いため子ども達の取り合いになってしまっています。よく整理しながら集約していくことが必要だと思います。

     懇談会の意見がいろんな場で活かされていくと思います。これからも羽村市の生涯学習に興味を持って参加し、行政にメッセージを出し続けることが羽村市を良いまちにしていくきっかけになると思います。

    (事務局) お忙しい中、4回に渡り懇談会にご参加いただき、貴重な意見を多数いただきまして、ありがとうございました。また、座長におかれましては、議事進行ありがとうございました。

     皆さんの感想の中でいただいた疑問等に回答します。

     生涯学習基本計画の数値目標の掲載について。計画に数値目標を掲げると達成度は図りやすくなりますが、長期総合基本計画でも生涯学習基本計画でも数値化した目標はほとんど立てていません。なぜなら、景気の動向や社会情勢の変化が大きいため、実際に計画を推進している時の現実と予想した社会情勢が乖離しているのに、議会で数値を基に質問されてしまうと回答がとても難しくなるからです。そのため目標数値は、長期的な計画に掲載するのではなく、毎年更新している実施計画に掲載するという傾向 にあります。したがって、生涯学習基本計画後期基本計画では、あるべき姿や施策の展開に重きを置いて策定しました。具体的な目標を掲げた方が良いのは承知していますが、時代の流れが速い中で、目標数値を掲げるのが難しくなっています。短期的に世情を反映して見直しながら、基本理念の「楽しく学び活かす生涯学習」という追い求める姿だけは不変のものとして、施策を展開していきます。

     さまざまなところで耳にするのは、どの団体も会員が高齢化・固定化していること、PTAでも担い手となる人が少なくなってきているということです。どの様に担い手を育成し、活動に参加してもらうのか、ということが「生涯学習を通したまちづくり」の根幹だと思っています。皆さんのご意見を参考にして考えていきます。

     生涯学習を取り巻く状況について。人生100年時代を迎える中での生涯学習について、政府でも検討が始まっています。キャリア形成が年々変化し多様化している中で、年代別に施策を展開するという現行の計画にも限界を感じ始めています。見通しが難しい社会情勢の中でも、何かを学びたい、やってみたいという市民にどの様な形で行政として何を提供していくことができるのか、ということが大きな課題だと思っています。

     内部ではない、皆さんのご意見は貴重だと思っています。できる限り活かしながら、次期生涯学習基本計画にも反映させていきたいと考えています。

    (座長) 議題6「議題1~5を通しての意見やこの懇談会に参加した感想」は、ここで打ち切ります。


    7.その他

    (座長) 以上で、本日の議論は終了します。

     委員の皆さんには、これまで、多くのご意見をいただきありがとうございました。

     令和元年度生涯学習基本計画推進懇談会委員の皆さんからのご意見は、今後の生涯学習の推進に少しでも役立てていただけるよう、事務局にはお願いしたいと思います。

     次に、「その他」といたしまして、事務局から連絡等はありますか。

    (事務局) 本日の会議録は、事務局で作成次第、各委員へお送りいたしますので、内容の確認をお願いします。

     会議録の修正箇所があった場合、電話やファクス、メールで承ります。修正期限日については、会議録送付時にお知らせします。

     また、本日の開催通知と共にお送りした「生涯学習基本計画推進懇談会に関するアンケート」は会議終了後に事務局へ提出してください。

     事務局からは、以上です。

    (座長) それでは、これで第4回懇談会の議事は全て終了しました。

     皆さんのご協力ありがとうございました。

     それでは、事務局に戻します。

    (事務局) 座長におかれましては、本日までの議事進行、大変ありがとうございました。

     また、委員の皆さんにおかれましても、長時間に渡り、多くのご意見をいただきありがとうございました。

     本日をもって、最後の懇談会となりますが、委員の皆さんからいただきました貴重なご意見は、今後の生涯学習を推進していく上での参考とさせていただきます。また、委員の皆さんには、これからも生涯学習の推進にあたり、いろいろな場面でお力になっていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

     これをもちまして、令和元年度第4回生涯学習基本計画推進懇談会を閉会いたします。

     皆さんのご協力をいただきありがとうございました。


    お問い合わせ

    羽村市教育委員会 生涯学習部プリモホールゆとろぎ(生涯学習センターゆとろぎ)

    電話: 042-570-0707 

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