ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

羽村市

はむらってこんなまち

スマートフォン表示用の情報をスキップ

あしあと

    第4回羽村市交通安全・防犯対策等に関する懇談会会議録

    • [2010年3月1日]
    • ID:569
    第4回羽村市交通安全・防犯対策等に関する懇談会会議録
    1 日時平成19年1月16日(火曜日) 午後1時30分~午後3時30分
    2 場所市役所4階特別会議室
    3 出席者座長 小出治 副会長 中野康治 委員 島田光雄、水野孝一、瀧島薫、谷本茂年、濱中多鶴雄、加藤チエ子、小松美夫、北浦勝平、下田壮、橋本富明、島田聡、武政健太郎、栗原宏之、白石義友、田村功
    4 欠席者委員 北岡和弘、和田文夫、秋山喜久雄、栗原典子、村野洋子、橋本東治
    5 議題 1 開会
    2 議題
    (1) 第3回懇談会、会議要録の確認について
    (2) 羽村市の交通安全・防犯対策等のあり方について
    (3) その他
    3 次回日程について
    4 閉会
    6 傍聴者なし
    7 配布資料・ 羽村市交通安全・防犯対策等に関する懇談会(第4回)次第
    ・ 羽村市交通安全・防犯対策等に関する懇談会(第3回)会議要録
    ・ 交通安全・防犯対策等に関する懇談会における今後の課題等について
    ・ 福生警察署管内防犯協会女性防犯指導員について(加藤委員提供資料)   
    8 会議の内容

    1 開会

    (事務局) ただいまから第4回羽村市交通安全・防犯対策等に関する懇談会を開会いたします。はじめに小出座長からご挨拶をいただきます。

    (小出座長) 今回は、これまで議論されてきた協議会や協働のあり方について、少し具体的に、また、条例との関係はどのようになってくるか等、いろいろな提案をしながら皆さんのご意見を伺っていきたいと考えておりますのでよろしくお願いします。

    (事務局) では議事の進行について小出座長にお願いいたします。

    2 議題

    (1) 第3回懇談会・会議要録の確認について

    (小出座長) それでは、議題の(1)について、事務局から説明をお願いします。

    (事務局) 事前に配布させていただきました、第3回会議要録について訂正がございましたら発言をお願いいたします。

    特に意見なし

    (小出座長) 特に無いようでしたら、次の議題に移ります。

    (2) 羽村市の交通安全・防犯対策等のあり方について

    (小出座長) 事務局から説明をお願いいたします。

    (事務局) 資料「交通安全・防犯対策等に関する懇談会における今後の課題等について」の内容説明。
    この資料は、第3回まで皆さまからいただいたお話をもとに、事務局で、今後の懇談会における検討課題を整理し、まとめたものです。
    資料「福生警察署管内防犯協会女性防犯指導員について」の内容説明。
    この資料は、福生警察署管内防犯協会女性防犯指導員羽村支部の支部長を務められている加藤委員から提供いただいた資料です。女性防犯指導員の活動状況について記載されています。本日加藤委員もいらっしゃっていますので、詳しくは加藤委員からご説明をいただいた方がよろしいかと思います。

    (小出座長) 加藤委員からご説明いただけますか。

    (加藤委員) 平成18年中の取組み状況を中心に記載しました。現在43名で活動中です。主には夏祭りや産業祭等、大きな行事の際に会場の一部をお借りして、防犯チラシや防犯グッズの展示紹介等を行っています。

    (小出座長) これまでの活動で困っていることや、今検討している条例や協議会の事に関連して、ご要望等ありませんか。

    (加藤委員) 今のところ特にありません。

    (小出座長) 懇談会では、条例を作るにあたって、どんな主旨、あるいはどんな事を盛り込んでほしいかということを検討しますので、条例そのものの細かい文案まであまり気にする必要はないかと思います。
    今までの議論の中で、横断的な防犯に関わる諸活動を統括するあるいは集約する一つの組織体としての協議会が必要であろうという方向が出てきています。この協議会をどのように作り上げていくかということが一番重要な課題になろうかと思います。
    協議会の性格をどのように位置付けていって、既存の組織との関係をどのように機能させていくかを考える必要があります。例えば、今お話のあった女性防犯指導員という一つの組織がありますが、こうした組織の活動と協議会との関係をどのように位置付けていくかということを少しイメージしながら検討したいと思います。また、それに対して市が支援するとしたら何が必要かということについても考える必要があります。そうしたものがあれば、条例に基づき協議会を設置するときに、具体的にどういう活動をしていくかを話し合うことにつながるのではないかと思います。
    イギリスでは、法律に基づいて、地域に防犯協議会が設置されています。構成は市や警察がメインとなっており、その他に地域のキーパーソンが入っています。その協議会が、3年位の短期の戦略的なプランを作り、それに対して国や自治体がある程度の予算付けをして、そのプランに合う活動をしている団体と協調して防犯活動を推進していくというかなり独断的な政策をとっています。日本の協議会組織の場合はそういうものよりはむしろ定期的な情報交換会あるいは顔見せの場というような性格で成り立っていることが多いように思います。協議会の制度を運用していく上での重要な部分として、いかにして警察から情報を提供してもらうかということがあります。さらに協議会を作って、その協議会が市民や各団体の意見を吸い上げて、独自の提言を市に対して行うかどうかといったこともあります。協議会の役割分担や活動の内容について、もう少しイメージしていただいて、ご意見をいただければと思います。
    協議会を、イギリスのように極めてパワフルなものにするやり方、あるいは従来の日本のように横のつながりをソフトに行っていくやり方と、どちらでいくかによってもかなり協議会のイメージが変わってきます。

    (北浦委員) 事務局に伺いたいのですが、羽村市では自治基本条例の検討を行っていませんか。町田市や八王子市では検討しているようですが。自治基本条例のようなものを作って、各地域毎の自治をさらに高めたうえで、その条例に、今ある捨て看板や市民安全の条例等を一括して組み込み、市民の自治の中でこうした取組みを推進するのはどうかと考えていました。町田や八王子が自治基本条例制定に向けた取組みを始めると言っているので、羽村ではどうなのかを教えてください。
    私が懸念しているのは、いろいろな条例が既に羽村にある中で、さらにまた新しい条例をつくった場合、どれが何を規定しているものなのか整理できないまま混乱してしまうのではないかということです。それを総括してまとめるのが今回の条例なのではないかとも思うのですが。

    (事務局) 自治基本条例については、北浦委員のお話のとおり、既に八王子や町田で策定に向けた取組みを進めています。北海道のニセコ町では、町全体を住民中心で動かしていこうというような形で自治基本条例を策定したものもあります。羽村市では、企画部に広域・協働推進課があり、ここで進めているのが、市民と行政のパートナーシップによる施策の推進ということです。これは、市民と行政がフィフティーフィフティーの立場でさまざまな施策を推進していくということで、職員にも協働推進のマニュアルを配布して、意識改革を図っているところです。
    この懇談会も皆さんのお力をお借りして生活安全についての条例化を進めるのですが、既にある市の条例の中には、重複している内容もあるのかもしれません。自治基本条例を制定するとそれが基幹の条例となって、いろいろな形で市民とのパートナーシップが生まれてくると思いますが、現段階では、まだそこまでは考えておりません。

    (小出座長) 今のお話は、個人個人に責務を戻すことが基本にあるわけですが、そうなるといずれにしてもそれを指導していく自治的な組織が必要であり、それを協議会のような組織が代表として統括していくという考え方もできます。この場合、具体的な協議会の組織形態として、必要に応じて地域別の協議会のようなものを作り、その代表者を協議会に入れていくというものです。
    今までは、協議会は、既存の活動している組織の代表者の横断的な構成だと言っていたのですが、こうすることで、協議会にもう少し地域に密着した方が入ってくることが可能になります。
    各地域別の協議会組織に対する情報公開、これは情報コミュニケーションということではなく、ダイレクトに地域の住民に対するコミュニケーションなりそこからの意見の具申みたいなことまで含めてやっていくとすれば、工夫次第でもう少しいきいきとした協議会になる可能性があります。
    一気に個人個人に対して全部あなたたちの責任だというふうにやってしまうのも一つの選択肢ですが、今説明をいただいたような状況ですので、あとはこの協議会を作ろうという時に、こういったことが事前に検討されていれば、解決策を検討する一つの方法になるのではないかと考えています。
    その他にご意見いかがでしょうか。忌憚のないご意見をお願いします。
    非常に難しいのが、いろんな組織の代表者が、月何回とか年何回と、定期的に集まる時に、いったい何を話し合うのかということになります。活動報告を行えば、各団体の事情はある程度わかるでしょうし、警察や行政の情報の伝達ということには役立つでしょう。しかし、その中で、ある共通の活動をAという組織とBあるいはCという組織がやろうとする時に、それを協調してコーディネートすることができるかどうかとか、指導していけるのかどうかということになると難しいと思います。
    協議会において、生活安全に関する全体的な案件についてのみ話し合いを行うのか、あるいは協議会の中である特定の、例えば何月何日の活動に関して、それに関与する人たちだけの活動プログラムのようなものを、その中で協議したり組んでいくことができるがどうか、非常に悩むところではないかと思います。そういった時に、協議会がどのような機能を持てば、特定の活動プログラムについて協議することができるのかということになります。あくまで協議会は親睦団体のように位置付けていくのか、あるいはある程度活動プログラムに対して指導力を持たせるのか、そういった議論もあってしかるべきではないかと思います。
    こういった協議会を作ってはたして有効なのでしょうか。また議論が元に戻ってしまいますが、何かありましたらご意見をお願いします。

    (加藤委員) 協議会の構成を広い範囲にしてしまうとまとまらないのかもしれませんが、民生委員の方ですとか、福祉施設の方々等も加えてうまく連絡をとれるようになったらなお一層いいのではないかと思います。民生委員もいろいろな情報をお持ちだと思いますので。

    (小出座長) 協議会の委員は少なくても良いと思います。協議会の中で、委員ではなくても、ありとあらゆる安全に関わる活動をする人たちも話ができる体制にしておけば良いのではないかと思います。ある課題に関しては民生委員に参加していただいて議論するとか、あるいは青少年の日のような特別な日を決めて活動するとなれば、そこにはいろいろな人が関係するので、今までは別々にやっていた活動について統一的な活動プログラムを作るといったことをすれば良いと思います。ですから、正式な協議会の委員はそれほど多くなくても良いと思います。協議会をさまざまな活動をする人が集まる場として位置付け、状況に応じて関係者に参集していただくということです。対象を青少年関係や商店会等、幅広くとらえられるようにしてはどうかと思います。また協議会の活動に情報交換、連絡調整等のほか、特別な独自のプログラムを今の段階で組み込んでおく必要があるかということも考えなければなりません。
    抽象的で意見を言いづらいかもしれませんが、事務局案に対する感想でも良いので、具体的にご意見があればお願いします。
    条例に対する要望もまとめたいと思います。

    (小松委員) 今までのお話を伺って、協議会の設置に賛成です。協議会の枠組みとして、全部で30人程度ということですが、多方面からの情報収集という意味では、正委員と住民の2段階でも良いのではないかと思います。問題があった時にその問題に関係する人に参集していただいてはどうかと思います。
    私たち地区委員会は、年間を通していろいろな行事を開催しています。市の担当窓口が一つありますが、行事を行っていく中で、担当窓口以外の部署にも関連することが出てきます。そういった時に、他の部署とも横の連携が図れる組織になっていただければありがたいと思います。
    余談になりますが、先日、一中評議員会で出た意見ですが、冬場になり日が暮れるのが早いので、部活動で帰宅が遅れる子どもをはむらんに優先的に乗車させて、安全に帰宅させてはどうかといった話がありました。このような意見があった場合に、関連部署と連携がとれるような組織作りをしていただければと思います。

    (事務局) 事務局で持っているイメージとしましては、協議会に各部の職員も加えていきたいと考えています。市の内部においても横断的な取組みをしていかなければならない部分が往々にしてあります。各部で連携を図りながら市民サービスの向上、さらには安全・安心な街づくりをしていかなければなりませんので、当然この協議会の中にも市民生活安全課だけではなく、各部の中からメンバーを募って、情報を伝達しやすい仕組みづくりをしたいと考えています。

    (小出座長) 非常に重要なお話で、協議会を実際にどのように作っていくかという部分に関わる要望になろうかと思います。その他にいかがでしょうか。

    (濱中委員) 協議会の設置が話の中心になっていますが、協議会を作ったとして、何か事件等が発生して情報が寄せられた場合に、受ける場と伝達する場をどうするか検討が必要です。情報の重要性によって、定期的な協議会の場で報告するものや、緊急にお知らせしなければならないものが出てくるかもしれませんので、あらかじめ検討しておく必要があると思います。

    (小出座長) 何か具体的なイメージはありますか。

    (事務局) 事務局機能のお話になろうかと思います。先程から市民の皆さんとの協働といったお話が出ていますが、おそらくは、最初のスタートは市が事務局として動いていかなければならないのではないかとも思っています。また、本来であれば、拠点づくりも必要なのではないかと思いますが、この辺も含めて皆さんのご意見も伺っていきたいと思います。

    (小出座長) 皆さんが協議会を作っていく時の最初の活動として、どこか活動拠点が欲しいという話が出ています。そんなに立派なものでなくても良いと思いますが、例えば、活動をした後に立寄って、お茶でも飲めるような場所が必要だというようなご意見をよく聞きます。
    民間交番とはいかなくとも、活動拠点が欲しいということで、商店街の空店舗を借りて、その中である程度自立的な資金をうまく工面しながら活動しているといった事例もあるようです。
    活動のための拠点づくりが重要な要素となれば、これを作ることも一つの目標となるかもしれません。
    運営方法としては、当面は事務局から協議会担当職員を配置して、連絡網のようなものを整備していくといった取組みがフォーマルなオペレーションになろうかと思います。もう少しインフォーマルな部分も必要だと認識されるようであれば、そういう運営方法もあろうかと思います。

    (事務局) 市の長期総合計画に駅前パトロールセンターの設置を盛り込んでいます。羽村駅、小作駅に設置することを考えていますが、具体的にどのように運営していくか等については、これから考えていくことですが、活動の良い拠点になればと考えています。皆さんの活動しやすいものとし、現在も行っている駅周辺のパトロール拠点とするだけではなく、道案内などガイド機能等も含めて、将来的効果を期待したいと考えています。

    (北浦委員) 前回、赤色灯のある交番を作って欲しいというようなお話をさせていただきましたが、是非この計画を進めていただきたいと思います。
    また、条例を作るにあたって、前回配っていただいた八王子市の条例と施行規則がありますので、協議会のこともこれを参考にしてはどうかと思います。他市のまねをすることもないのですが、参考にはなると思います。
    また、活動拠点と情報の共有・連絡に関しては、学校に危機管理マニュアル(文部科学省)があり、かなりきちんと規定されています。何かあった時には、羽村市の場合はおそらく教育委員会に情報が行って、すぐそこで集約して、それを教育委員会が判断して流していくと思います。
    そういった情報伝達の拠点を市民生活安全課の中に作っていったら良いのではないかと思います。
    水野委員に伺いたいのですが、今の危機管理システムがどのように活用されているかお話いただけますでしょうか。

    (水野委員) 不審者情報等があれば、ファクス等を通じてお知らせしています。警察、教育委員会、学校と情報伝達がシステム化されています。

    (小出座長) 今おっしゃられたシステムは、協議会の仕組みの中に利用させていただくことは可能でしょうか。教育関係者の中で利用されている仕組みですが、いろいろな制限はあるとして、一般の人たちの関わるシステムの一部に組み入れることができるかどうかですが。

    (水野委員) 先程のお話に、被害者の人権に配慮しなければならないとありましたが、学校から出すのは子どもの人権に関わることなので慎重にしなければならないと思います。

    (白石委員) 今のお話に関連して、警察に不審者情報等が入った場合には、それを教育委員会等に発信して、さらにそれを各学校に流していただいていますが、それと合わせて、この協議会の中にでも情報を提供することは可能だと思います。

    (小出座長) 警察にはいろいろな情報があると思います。協議会を作る時には、そういった情報提供に関する規定を盛り込んでも良いと思います。

    (事務局) 情報提供に関わるシステムについてですが、市と教育委員会との連携だけではなく、町内等で児童の見守りをしていただいている方にも情報提供したいと考えています。町内会長さんからも、なかなか情報が来ないというご意見をいただくことがあることから、被害者保護の視点に配慮しつつ、こうした地域の方たちにも情報伝達できる仕組みづくりを検討したいと思います。こうしたことがうまくネットワーク化できればと思います。

    (下田委員) 交通安全推進委員会では、年間を通じてさまざまな行事があり、交通安全推進のための活動を行っております。この懇談会に参加させていただいて、防犯の観点からの話がだいぶ多いように思います。我々推進委員会は交通についての情報を、各委員から収集し、それについて話し合うことはありましたが、防犯については情報を集めるようなことはありませんでした。
    推進委員は警察官と同じような制服を着ています。毎月の交通安全日等、街頭指導を行っていますが、街頭に立っているだけでも交通違反、犯罪等の抑止効果があると感じています。さらに、こうしたいろいろな場面で活動している推進委員から、交通に関することだけではなく、不審者情報等、防犯に関する情報も収集していくシステムがあればもっと良いのではないかといった意見があります。各委員に、防犯に関してもっと意識してもらい、情報をより多く吸い上げるようなことができるのではないかと感じました。
    また、我々推進委員にどのような役割を期待しているのか、お考えがあればお願いします。

    (事務局) この懇談会には、交通安全推進委員会の下田委員と消防団の島田委員に参加いただいております。交通や防犯、防災を含めて、全体的に見れば市民の安全安心につながっています。特に交通安全の関係では、立哨等で街頭に立っていただいている時に、そこで見かけた不審者あるいは事故があった時の情報等、我々事務局だけではなく、こういった懇談会・協議会の中でも情報提供していきたいと考えています。
    消防団にも同じことがいえます。消防団についても、夜間の警戒活動等を行っていただいていますので、市で行っている市民生活安全パトロール活動で目の行き届かない部分を、もしかしたら消防団で探し出せるかもしれないといった期待もあります。
    今、話は防犯のことが主流で進んでいますが、必ずしもこれに限らず、交通安全推進委員会から見た防犯あるいは交通安全について皆さんにお知らせしたい事項等、そういったことについてこの協議会の中で話をしていければと思います。

    (下田委員) 次回(交通安全推進委員会の)支部長会議で議題にしてみたいと思います。

    (白石委員) 防犯の情報についてですが、福生警察署では管内の3市1町に、空巣、侵入盗等の発生状況について、町名別に一覧を作り各行政機関に提供しています。また、各自治体や町内会等からの要望に応じた犯罪件数の情報等の提供も行っています。是非有効に活用いただきたいと思います。

    (小出座長) 消防団ではいかがかでしょうか。

    (島田委員) 皆さんのお話を伺っていて思ったのですが、まず情報をどのように発するかという問題があります。また、それが急を要する場合と今のお話のようにプリントやファクスで間に合う場合とで対応が違ってくると思います。
    消防団では夜間警戒を行っていますが、そこで強盗や傷害といった瞬時に対応しなければならない事件があった時に、今はメディアが発達しているので、携帯電話にメールを発信する方法等は活用できないでしょうか。

    (白石委員) メールマガジンの制度を設けております。福生警察署管内で約590件の登録があります。それにダイレクトに情報を流すことを行っています。ただ情報を提供するまでの時間的な問題はまだ残っています。

    (島田委員) 市にも登録すればメールを受けられる制度があります。そういったものをうまく活用して、犯罪発生等緊急時には、警戒にあたっている分団に情報提供するといったことができればと思います。
    余談になりますが、今日の読売新聞に、ある自治体のゴミ収集車が、朝の収集時間帯にスピーカーを使って登校する児童に関する放送を行って、下校の時間帯には「児童の下校時間なので見守ってください。」といった内容の放送を行っているという記事が載っていました。いわゆる、大勢の目があれば、皆が関心を持ってくれれば、より安全になるということなのだと思います。
    そういった意味で、緊急時には携帯電話等を利用して瞬時にメールで情報提供し、長期の(瞬時の対応が必要ない)場合には文書等で情報を提供していけば良いと思います。
    また、どこが情報の発信元になるかという問題もあります。私は、とりあえず最初の段階では行政や警察等がこれを担わないと、うまく回らないのではないかと思います。

    (小出座長) 必要な情報を必要な時に誰が出すかという問題です。市や警察にある情報を誰が出すか、どこが一元管理していくべきかということです。
    それから、先程、北浦委員から、八王子市の例を参考に、協議会の設置基準があった方が良いとのお話がありましたが、その主旨はどのようなことでしょうか。

    (北浦委員) 八王子市は協議会の組織についてきちんとした基準があるので、羽村市で協議会組織を作る際にも参考になるのではないかと思います。
    少し話が変わりますが、交通安全推進委員や消防団でのパトロールを行っていると思いますが、育成委員もパトロール行っています。パトロール中、指導を行うような場合には同行している警察官が指導を行っています。そこで、我々がどこまでやれるのかということを検討願いたいと思います。東京都では青少年指導協力員の証明書を作っています。協議会の中でそのようなものを作るのかどうかを含めて検討してはどうかと思います。
    また、条例の素案を作っていただき、協議会をこのようにしていきたいという考えを出していただきたい。それを見て、我々もより具体的な検討を進めていきたいと思います。

    (小出座長) この懇談会では、条例の素案そのものを作るということではなく、どういう項目を条例に盛り込むかを検討することが必要だと思いますが、今の段階で条例案として出すことはできますか。

    (事務局) これまでの皆さんからのお話を整理して、それらを組み入れて案文を作ることはできます。それを基に検討いただくことも可能だと思います。

    (小出座長) 懇談会が最終的にどういう形で報告あるいは提案するか、その提案の内容について素案を作ることが本来の主旨であると思います。条例は、それを受けて、審議会等また別な仕掛けを通して作られるものだと思いますが、その辺をもう少しはっきりさせておいた方が良いかもしれません。
    市が条例を作るにあたって、どのような内容を盛り込んだら良いか等、いろいろな意見を提案してくださいということがこの懇談会の主旨です。条例そのものの条文を考えることとは違いますので、その辺を整理しておいていただきたいと思います。
    今我々が検討しているのは、協議会という組織を何らかの形で作るという意向があり、この組織の非常に大きな働きとしては、横の横断的な繋がりであるし、市民だけではなく行政を含めた正式な組織であるということです。市民と役所との協働であるとか、市民の自主的な組織として作っていくことや、具体的な組織の運営というものを設置する時にきちっと案文化して、その中に責務とか権限を含んでいく。ただ、この懇談会でその協議会そのものをこのように作るという提案はするけれども、きちっとした案文まで作ることはないということです。こういう性格のものを作ってほしいという提案をあげて、その後でそれを具体化するための条例を用意するという形になると思います。

    (瀧島委員) 他地区の協議会の例を見ると、2種類あると思います。構成メンバーを厳選するものと、広く募集を求めながら行っていくものです。自ずから性質が変わってきます。少人数で行った方が、意見がまとまりやすく方針も出しやすいメリットがある反面、そんなに議題があるわけではないので、形骸化していってしまう危険もあると思います。1年2年が経過していくうちにだんだん形骸化していくというのは、いろいろな組織を見ても多くあるのではないかと思います。その時にできるだけ機能していく方向で位置付けておかないと、非常に危惧が多くなってきます。そういう意味では、大きな規模でやっていくというのは、性格として情報交換を狙いとするならば、情報交換はいつの時代も時間も必要なものなので、継続性も出て良いのではないかと思います。

    (小出座長) 情報の円滑な収集伝達が重要な課題です。協議会がイメージできるものを用意していただきたいのでよろしくお願いします。

    (瀧島委員) 既存の組織の機能と協議会の機能がどのようにリンクしていくかが見えないので、議論もなかなか進まないように思います。

    (事務局) 本日の資料の項目2で、「協議会(仮称)の概要について(事務局案)」のうち、(2)「既存の生活安全に関係する団体と協議会との関係」について、簡潔ではありますがまとめさせていただきました。事務局としてのイメージはこのように考えています。また、協議会の活動内容等についても5点程例を挙げさせていただいていますが、こうした方が良い等、これに関して具体的にご意見ありませんでしょうか。

    (小出座長) 協議会の機能に関わってくる問題です。いろいろな考え方があろうかと思いますが。

    (小松委員) この条例が施行された後も、条例に対する追加変更に関する意見を受ける場も必要ではないかと思います。

    (事務局) 条例施行後においてもいろいろなご意見を伺いながら見直しをできる体制をとりたいと考えております。
    それから、情報の提供についてですが、市民に情報を発することができるようにしたいと考えています。例えば、協議会ニュースのようなものを作ってみるのも一つの方法ではないかと考えています。

    (小出座長) 懇談会での議論も終盤になってきています。組織、活動内容、規則に関わる部分等、後でも良いのでご意見があれば事務局にお伝えください。
    次回懇談会で提言書案を出して、訂正等こうした方が良い等、内容について議論をしていただきたいと思います。

    (事務局) 次回までに、協議会のアウトライン的なものと提言書案を作成します。

    (小出座長) その他、こういうことをしていきたい等、内容についての議論をしておく必要がありますので、皆さんのご意見があれば、少し整理してきていただきたいと思います。

    (北浦委員) 協議会の中に小委員会を作る考えはありますか。例えば、小作のふるさと祭りでは、実行委員会の中に個別会を持って運営しています。個別会の代表が集まる会合を設け、そこで出された意見を持ち帰り、再度個別会で検討するといった方法をとっていて、会計や安協等、それぞれ専門性を持った個別会があります。
    このように、小委員会を編成し、この中に例えば保護司や青少年問題の専門委員等を加えていけば良いのではないかと思います。

    (小出座長) そういったことを提言していけば良いのだと思います。

    (事務局) 北浦委員のご意見も一つの提言として加えたいと思います。
    三鷹市の例では、協議会の中に専門部会を設置して、例えば先程からお話の出ている情報発信の関係では、ネットワークシステム研究部会を設置していますし、街角への防犯カメラの設置については、弁護士等専門知識を有する人たちによる検討が必要だということを、協議会から市に提言し、専門会議を設置して検討を行ったという経緯がありますので、北浦委員からのご意見についても、提言の中に盛り込んでいきたいと思います。

    (小出座長) 協議会で検討したいことがあれば、情報の専門家や詳しい人を呼ぶ等の対応も必要ではないかと思います。また、情報提供先のリストアップも考えておく必要があるでしょう。いろいろな人の話を吸い上げることも重要です。
    最初は政策立案型で始めていくようかもしれません。協議会としてイメージのわくものを作ってみていただきたい。
    既存組織との関係では、そこに横断的な組織ができることで、組織同士の意見がぶつかることも想定されます。
    それでは次の議題に移りたいと思います。

    (3) その他

    (小出座長) その他ご意見はありますか。

    特に意見なし

    (小出座長) それでは、時間の関係もありますので、以上で本日の議題は終了とさせていただきます。

    3 次回日程について

    (事務局) 次回日程については、 平成19年3月13日(火曜日)午後1時30分からとします。

    4 閉会

    (事務局) これで第4回交通安全・防犯対策等に関する懇談会を終了いたします。