下水として扱われているものには、台所、トイレ、お風呂等からの排水(汚水)と、雨の水(雨水)があります。
この2種類の下水を流すには2つの方法があります。1つは汚水と雨水とを同じ下水道管に流す合流式です(多摩地域の4分の1は、この方法です)。もう1つは、汚水と雨水とを別々の下水道管に流す分流式です。(羽村市の下水道は分流式です。)
羽村市の汚水は、各ご家庭にある公共汚水ます(道路に近いところにある、コンクリート、鉄、または塩化ビニール製で、羽村市のマークの入ったます)から、道路下の本管に入り、そこからさらに大きい汚水幹線に入っていきます。
その後、汚水幹線によって昭島市にある多摩川上流水再生センターまで流れていきます。
羽村市の汚水幹線は1本が奥多摩街道~寺坂~新奥多摩街道の下に、もう1本が動物公園通りの下に入っています。
また、道路に降った雨は、雨水管によって排水されています。
青梅線から西側の地域では、雨水管によって集められた雨水を、羽村市内の多摩川の各所に設けられた雨水吐け口から多摩川に放流しています。
青梅線から東側の地域では、雨水管によって集められた雨水は、動物公園通りの下に入っている雨水幹線へ入り、福生市内を通り、福生市の永田橋の下流から多摩川へと放流されています。