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あしあと

    平成20年度第4回羽村市廃棄物減量等推進審議会会議録

    • [2010年3月1日]
    • ID:927
    平成20年度第4回羽村市廃棄物減量等推進審議会会議録
    1 日時平成21年3月6日(金曜日) 午後1時~午後2時45分
    2 場所市役所4階特別会議室
    3 出席者会長 山本啓史 副会長 栗原悦男 委員 田村兼雄、小山德幸、吉崎寛子、山田 天正、清水尚美、宇都宮建二、秋山弘、内藤政一、島田善道、小林健朗
    4 欠席者委員 金子由美子、臼井智乍妤、井上君江
    5 議題(1)第3回審議会会議録の確認について
    (2)燃やせるごみ分別強化月間の実施結果等について
    (3)羽村市一般廃棄物処理基本計画の基本目標の変更について
    (4)資源リサイクルマニュアルについて
    (5)その他
    6 傍聴者0人
    7 配布資料・第4回羽村市廃棄物減量等推進審議会次第
    ・第3回羽村市廃棄物減量等推進審議会会議録
    ・燃やせるごみ分別強化月間実施結果(資料1)
    ・羽村市一般廃棄物処理基本計画の基本目標の変更について(資料2)
    ・羽村市資源リサイクルマニュアル(平成21年度版)
    8 会議の内容1 開会
    2 会長挨拶
    3 議題
    (1)第3回審議会会議録の確認について
    (会長) 平成20年度第3回羽村市廃棄物減量等推進審議会会議録の確認についてを議題とする。これで間違いないということでよろしいか。

    (異議なし)

    (2燃やせるごみ分別強化月間の実施結果などについて
    (会長) 燃やせるごみ分別強化月間の実施結果などについてを議題とする。

    (資料1により事務局説明)

    (事務局)
     昨年の10月に燃やせるごみの組成分析を実施したところ、資源化できるごみが燃やせるごみの中に約13%含まれていたことから、11月を燃やせるごみ分別強化月間として、市民の皆さんに分別の再確認をお願いした。しかし、分別強化月間前10月と実施後の12月を比較すると、警告シールの貼付枚数はほぼ同じであり、また、燃やせるごみの量は108.13トン増えており、大きな効果が現れなかった。そのため、2月に再度燃やせるごみの分別強化月間を実施し、資源とごみの分別の徹底をお願いした。
    燃やせるごみの量は、分別強化月間である11月は10月より84.16トン減少しているが、これは収集日数が10月と比べ2日間少ないことが要因であると考えられる。また、処理基本計画で定めた目標値である平成15年度と比較しても、10月11月12月とも上回っている。しかし、12月は年末ということもあり例年ごみ量が多い月であるため、分別強化月間の効果が大きく現れなかったが、1月2月については、収集日数が同じ11月と比較して1月は38.73トン、2月は122.36トン減少している。また、目標値となっている平成15年度と比較しても1月は11.81トン、2月は6.44トン下回っており、徐々にではあるが効果が現れており、市民の皆さんの分別意識が高まっているのではないかと考えている。
    また、2月に再度分別強化月間を実施したため、11月以降のごみ量の推移については、第1弾とあわせて今後広報はむらで市民の皆さんにお知らせしたいと考えている。

    (会長) 何か意見はあるか。

    (委員) 全体的なごみ量はどうなっているのか。

    (事務局) 燃やせるごみ、資源ごみともに昨年度より少ない見込みとなっている。総ごみ量も平成15年度と比較しても減少している。

    (委員) 単純に一人ひとりの排出量が減ったということなのか。燃やせないごみは平成20年度は397トン、平成15年度は1,391トンであり、約1,000トン減っている。その分燃やせるごみや資源ごみが増えればわかるが、資源ごみは減っている。資源化率が上がり、今まで焼却や埋め立てていたものの分別が徹底されてきたのであれば、資源ごみの量が増えると思うのだが、資源ごみの量は増えていない。市民から出されるごみは全体的に減っている。市のごみ減量の施策により、発生抑制ができているということなのか。

    (事務局) 大まかに言えばそのとおりである。資源化率が平成19年度27.98%、平成20年度の見込みが27.81%であり、若干減少している。これは総ごみ量の中に含まれている資源ごみがより減量されているということであり、減少した割合が資源ごみの方が大きいということである。資源ごみの減少要因としては、新聞の抜き取りなどが考えられるが、紙ごみが非常に減少している。また、燃やせるごみ、燃やせないごみについては市民の皆さんのご努力によるものである。資源ごみが減った大きな原因は新聞が減ったためである。市に出しても何ももらえないが、新聞販売店に出すとトイレットペーパーがもらえたりすることもある。福祉の方に出されている方など、さまざまな方向へ分散していると考えている。

    (委員) PTAなどがやっている集団回収もカウントしているのか。

    (事務局) 平成20年度の見込みについては、集団回収の量を考慮していないが、集団回収を含めると数字は上がってくる。

    (委員) 27.81%というのはどこまでのものなのか。

    (事務局) 集団回収を含んでいない量である。

    (委員) 34.11%というのは何なのか。

    (事務局) エコセメント化を含むものである。

    (会長) 他に何かあるか。

    (委員) 世帯数が増えただけ、皆さんに協力していただいているのではないか。

    (事務局) 世帯数・人口はそれほど増加してはいないが、近隣では羽村市だけが増加している。
    燃やせるごみの増加原因を分析しているが、定かではない。一つの要因として、外食が非常に減っており、買ってきたものを家で食べたり、家で作ったりして食べる中食が多くなっている。燃やせるごみは60%以上が厨芥ごみであり、厨芥ごみの量によって燃やせるごみの量が左右される。事業系ごみは平成19年度2,914トン、平成20年度の見込みは2,596トンであり、事業所に立ち入りの指導を実施し、資源化をお願いした結果とも考えられるが、外食が減った分西多摩衛生組合の検査においても事業所からの厨芥ごみの割合が少なくなっている。それにより事業系ごみは減少し、その分家庭の厨芥ごみが増えていると考えられる。燃やせるごみの中でも厨芥ごみが一番重く、厨芥ごみが増えると燃やせるごみも増えてしまうという状況である。そのようなことも原因にあると考えている。

    (委員) 分別強化月間を実施し、効果はあったのか。

    (事務局) 数字的には現れていると考えている。分別の誤りは減ってきている。

    (会長) 他に何かあるか。

    (なし)

    (3)羽村市一般廃棄物処理基本計画の基本目標の変更について
    (会長) 羽村市一般廃棄物処理基本計画の基本目標の変更についてを議題とする。

    (資料2により事務局説明)

    (事務局)
     以前、審議会でも審議していただき、平成19年3月に平成19年度から平成23年度までを対象とした羽村市一般廃棄物処理基本計画を策定した。しかし、平成19年4月から分別種類に「硬質プラスチック」と「金属」を追加したことから、燃やせないごみ量が激減し、基本目標に掲げる燃やせないごみの量を大幅に下回ることとなった。目標値と実際の数値との差が開き続けてしまうことが予想されることから、平成21年度から平成23年度までの燃やせないごみと合計のごみ量の目標値を、分別種類に「硬質プラスチック」と「金属」を追加した平成19年度の実績値に変更した。
    また、資源化率を算出するにあたって、平成18年度より焼却灰のエコセメント化量を資源化率に算入することとなったため、総資源化率の目標値について、エコセメントを含む場合と含まない場合の両方を目標値として設定した。
    燃やせないごみの現在の目標値は1,360トンとなっているが、平成19年度の実績値430トンに変更し、合計についても現在の15,617トンから14,687トンに変更するものである。総資源化率については、エコセメントを含む総資源化率を平成21年度は40%、平成22・23年度41%と設定した。

    (会長) 何か意見はあるか。

    (委員) これまで施策をいろいろやっているが、新たな施策はあるのか。

    (事務局) 二ツ塚処分場に埋め立てている陶磁器・ガラスの埋立を廃止すればゼロエミッションとなるが、平成19年度に新しい分別種類を増やしたばかりであるため、今、分別種類を増やすと市民の混乱を招く恐れがある。もう少し経って、市民の皆さんが現在の17分別に慣れたころ新しいアクションを起こしていこうと考えている。現在、燃やせないごみは小型家電製品などを取り出すなどしており、ガラスと陶磁器のリサイクルできるルートが見つかれば、まず、行政分別で対応していきたい。硬質プラスチックもそうであったが、市民の皆さんに分別していただく前に行政分別である程度実績を作ってから、市民の皆さんに分別を協力していただいた。数年かけてガラスと陶磁器のリサイクルのルートが確立してから市民分別をやっていきたい。

    (委員) 時期を見ながらさらに分別を増やすということだが、分別を増やすということは市民の負担が多くなるということである。それがいつまで続くのか。また、「リサイクル」という言葉だとごみが全て資源になり無駄がないようなイメージを抱くが、実際リサイクルをよくやっていくと収集車両が必要になり、費用はかかり、二酸化炭素の排出も増える。リサイクルをすればするほど地球環境に悪いという指摘も出てきている。将来的に一度見直しをしてシンプルにしていかないと、「リサイクル」という言葉だけで、逆に環境負荷を与えてしまうというような感じがする。「リサイクル」が全て善で、「焼却」が全て悪というのはどうなのか。ぜひその点も考えていただきたい。

    (委員) 生産の部分と流通の部分があり、生産するところでは電気や油も使う。流通でも油を使う。リサイクルを構築するために使う。そのデータを収集して二酸化炭素の全体量を把握する必要があり、石油・電気・ガスの分野で計算する必要がある。

    (委員) 木のパレットは産業廃棄物になった。いままで西多摩衛生組合ではパレットは焼却していなかったのか。

    (委員) 西多摩衛生組合では焼却していない。

    (事務局) これまでごみ行政は、市だけで施策を検討してきた。今後は行政だけで決めるのではなく、市民・事業者・行政が一体となって今後の羽村の進む道を考えていくべきである。そのためにごみゼロ会議を立ち上げようとしている。どこまで分別していくべきなのかについては、その会議の中で検討していくいい題材なのではないかと考えている。

    (委員) 羽村市は他の市町村と比べどのくらいのレベルなのか。

    (事務局) 羽村市は非常に高いレベルである。全国的に見て東京都の多摩地区は非常にレベルが高いが、その中でも羽村市は特に高いところにある。羽村市の記事がいろいろな新聞に取り上げられ、羽村市の取り組みが紹介される例が増えているということにもいえる。

    (会長) 他に何かあるか。

    (委員) 燃やせるごみの量が家庭系と事業系と両方とも減っているのはなぜなのか。

    (事務局) 平成19年度と比較すると減っているが、目標値は平成15年度の数値である。家庭系ごみは平成16・17・18年度と右肩上がりに増えてしまっている。これを食い止めないとリバウンドの現象が起きてしまうということで、平成19年度に硬質プラスチックと金属の分別を開始した。何かを行うことによって分別意識が高まることを期待している。人間は慣れが出てくるので、2、3年に1回必ず何か新しいことをやって働きかけを行わないと必ずリバウンドが出てきてしまう。そのような効果が現れて平成19年度から平成20年度には減少しているとは思うが、それでも目標値よりはるかに多くなってしまっている。平成15年度の目標値に近づけようと努力しているところであって、目標値に近づいたということである。

    (会長) 他に何かあるか。

    (委員) 先日、西多摩衛生組合を見学した。17分別とは知らなかった。これ以上分別が増えるのは大変であるし、分別して捨てるのは大変だ。若い方はいいが、お年寄りは大変だ。

    (委員) 確かに17分別は大変だ。

    (委員) 夫はごみを捨てるときに毎回聞いてくる。

    (事務局) 聞くということは分別の意識があり、非常に良いことであると思う。今後もよろしくお願いしたい。

    (会長) 他に何かあるか。

    (委員) 市町村によって分別方法が全く違って驚いている。今までやっていた自分が怖いという気持ちもある。川越はとても分別が甘く、ごみのマニュアルも10ページぐらいしかない。とても簡単すぎて罪悪感があるぐらいである。ただ、慣れてしまうと分別に対する意識もなくなってしまう。その環境に入ってしまうと慣れが怖いというのを感じている。羽村に住んでいると、どれだけすごいことをしているのか分からないと思う。17分別は大変な事だと思うので、ごみがこれだけ減りましたとの報告は広報でしているとは思うが、もう少しモチベーションが上がるようなアクションを起こしてもいいのではないか。当たり前にやっていることがすごいことであるので、求めることばかりではなくモチベーションが上がるような何かがあればいいと思う。

    (委員) 確かにその通りであると思う。羽村市の場合は、自然にやってしまっている。市内にいると何も感じないとは思うが、やっていない市町村に行けば非常に驚くようなものになると思う。いかにPRしていくかということも大切であると思う。

    (事務局) 市民の皆さんには非常によくやっていただいている。他市から見ても非常によくやっていただいており、視察の時に他市の職員に感心される。市民のモチベーションを下げないようにやっていきたいが、慣れが怖い。慣れからくるリバウンドを防がなくてはいけない。それが一番の課題である。良い案がいただければと思う。ごみゼロ会議の中でも市民の皆さんと検討し、取り入れていきたい。ご協力をお願いしたい。

    (委員) 新たにごみの分別を始めるときには、市民の皆さんから意見があっただろうとは思うが、今、苦情はあるのか。

    (事務局) 苦情はない。

    (委員) それだけ理解していただいているということなのか。

    (事務局) 分別種類を17種類に増やすときに、平成19年1月1日号の広報から4月1日号まで7号連続で特集を組んだ。それも見ていただいていたようで、4月1日のキャンペーンのときに、広報で何回も読んでいるから分かっていますという声が多かった。事前の周知が一番大切だと感じている。3か月なり半年前から周知を続けていくことによって、市民の皆さんがすんなりと切り替えられると感じた。

    (会長) 他に何かあるか。

    (委員) 羽村の市民の皆さんは素直である。

    (委員) 本当に素直で協力的な方が多い。マニュアルには分別の処理のルートも掲載し、行政の責任で処分していますと記載されている。その次のステップでは二酸化炭素の削減にどれだけ寄与したのかということも記載できたらと思うが。皆さんが分かりやすく見られるような形になれば、皆さんに気づいてもらえるのではないか。

    (委員) マニュアルを徐々に変えていくことが、大きな効果につながるということもある。同じマニュアルでは見る人がいなくなってしまう。

    (会長) 他に何かあるか。

    (なし)

    (4)資源リサイクルマニュアルについて
    (会長) 資源リサイクルマニュアルについてを議題とする。

    (資源リサイクルマニュアルおよびパワーポイントにより事務局説明)

    (会長)
     何か意見はあるか。

    (委員) 4月1日から家電リサイクル法が変わるということであるが、テレビの「液晶」と「プラズマ」はどこが違うのか。

    (事務局) 「液晶」も「プラズマ」もどちらも薄型のものである。表示方式が異なっている。見た目は同じである。今までは奥行きのあるブラウン管式のテレビだけが対象であったが、今後はほぼ全てのテレビが家電リサイクル法の対象となったということである。

    (会長) 他に何かあるか。

    (なし)

    (5)その他
    (会長) その他を議題とする。

    (事務局) 資源リサイクルマニュアルについては市民の皆さんには3月15日号の広報と一緒に配付する予定である。
    また、今回が最後の会議となる。現在、市民公募委員を募集しているところであり、19日が締め切りであるが、現在1名の応募もない状況である。この審議会に興味のある方がいらっしゃれば、ぜひお誘いいただきたい。

    (会長) 他に何かあるか。ないようであれば、第4回羽村市廃棄物減量等推進審議会を終わりにする。

    お問い合わせ

    羽村市産業環境部生活環境課

    電話: 042-555-1111 (生活環境係)内線222 (リサイクルセンター係)042-578-1211

    ファクス: 042-554-2921

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