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あしあと

    第13回羽村市長期総合計画審議会 会議録

    • [2011年8月9日]
    • ID:3939

    第13回羽村市長期総合計画審議会 会議録

    1 日時

    平成23年6月24日(金曜日) 午後7時~午後8時40分

    2 場所

    市役所4階特別会議室

    3 出席者

    志田保夫、関谷博、向笠幸雄、伊藤保久、中村洋子、山下忠義、松井望、山室善博、西田小夜子、池永雄一郎、大塚勝江、高澤大介、山本智子、

    4 欠席者

    宮川修、北浦勝平、小山茂樹、熊谷妙子、小林輝夫、矢部久子、鈴木晃郎

    5 議題 

    基本構想・基本計画素案の再検討について

    (1)基本目標3(市民生活・産業の分野)

    (2)基本目標4(環境・都市整備の分野)

    6 傍聴者

    3人

    7 配布資料

    第13回羽村市長期総合計画審議会 会議次第

    第13回羽村市長期総合計画審議会 席次表

    資料1 施策の体系図

    資料2 基本構想素案

    資料3 基本計画素案(市民生活・産業の分野)

    資料4 基本計画素案(環境・都市整備の分野)

    資料5 審議会意見についての対応一覧

    資料6 長期総合計画審議会スケジュール案

    8 会議の内容

    1.会長あいさつ

    (会長) この三日ばかり30度を越す暑さになった。埼玉では40度に届くという猛暑になったようだが、熱中症にならないように気をつけたい。本日の審議会ではまとめの2回目として、基本目標3、4を前回と同じ進め方でご審議を頂きたい。よろしくお願いする。議事に入る前に、前回の福祉健康の分野について担当部長より報告をお願いする。

    (福祉健康部長) 6月15日の審議会において特養の待機者、ベッド数についての質問があり、次回に数字をお答えするとしていたので、会議に入る前にご報告する。特養の待機者だが、平成21年8月に東京都で調査したものであるが、複数申し込みをしている人をまとめて実数にしたものである。前回西田委員からは300~400人の待機者がいるとのお話があったが、26市の平均の待機者数は570.7人である。町村まで入れると388.6人である。羽村市は26市の中では一番少なく86人である。待機者が2桁の自治体は羽村市だけであとは全て3桁以上である。23区の平均は1,243人ということである。また、ベッド確保の件だが、羽村園5床、むさしの園30床、神明園15床、あゆみえん5床、杜の園5床、やすらぎの家10床、ヨコタホーム5床、合計で75床ベッド確保をしている。

    (西田委員) ありがとうございました。

    2. 議事

    基本構想・基本計画素案の再検討について

    基本目標3(市民生活・産業の分野)

     

    (会長) それでは議事に入る。今回は前回に引き続き、基本構想、基本目標の検討になる。基本目標3、4についてこれまで頂いた意見を庁内で検討し、基本構想と基本計画のそれぞれの素案に反映している。早速議題1項目目、市民生活・産業の分野について事務局から主な修正点の説明をお願いする。

    (企画部参事) 基本構想、基本計画 基本目標3の説明

    (会長) 以上で事務局からの説明を終わる。意見、質問がある場合は資料の番号を述べてからお願いする。

    (山本委員) 資料3「基本計画(市民生活・産業の分野)」「共生社会」今後の方向性1「人権尊重の推進」だが、以前あったDVという言葉を削除したということだが、人権尊重に全てに入っているということだと思うが、人権と聞いたときに虐待やDVのことを考える人は少ないと思う。虐待やDVという言葉は全く掲載されないのか。女性センターや男女共同参画推進センターがあるような自治体では、そのようなセンターが虐待や暴力に関する相談事業や啓発の事業等を核となって進めていると思うが、羽村市の場合は市役所の中で、企画課が兼務していると思う。日常業務が忙しい中で、どこかに言葉の記載がないと、男女共同参画等はつい後手々に回されてしまうのではないかと心配である。計画書のどこかに記載していただくことはできるだろうか。

    (企画部長) 長期総合計画と平行して男女共同参画の基本計画を現在作成している。そこで虐待等の対応等を記載している。今回そちらとあわせて、人権尊重について、主な事業3に掲載している。基本的には予防というか、男女共同参画の意識啓発を進めていきたいと思う。

    児童虐待等については、東京都や関連機関と連携して適切な対応を図るとして整理した。児童虐待が実際に起きた場合、企画部ではご指摘のように現在対応できていないのだが、子ども家庭部や母子相談員と連携し、必要に応じて東京都や児童相談所との関係を構築しているので、そこで対応している。

    (山本委員) DVに関する意識啓発をするということに加えて、教育についても掲載をして欲しいと前回お願いしたのだが、それについてはこの1「人権尊重の推進」に入っているということだろうか。

    (企画部長) 教育についても各所管が実際には実施している。現在並行して個別計画を作成しているので、男女共同参画やDVについてはそこで取り上げていきたい。上位計画として、長期総合計画では男女共同参画、人権尊重の推進とを大きな位置づけにし、個別計画になった場合は、具体的な内容を示したいと考えている。

    (山本委員) しっかりやっていただけるのであればよい。子ども家庭部の部分で男女共同参画の話をしたところ、それは人権のところで扱うという話だったので、今、子ども家庭部が担当と言われると話が矛盾すると思ったが、どこかでしっかりやっていただけるのであればよいと思う。

    (大塚委員) 資料3「基本計画(市民生活・産業の分野)」「農業」主な事業3「農業関係団体に対する活動支援」についてだが、確かに羽村の駅前のロータリーに花を植えたりするのはわかりやすいが、一度、私も申し込みをして環境課でプランターやネットやゴーヤの種をもらったのだが、結局もらった種は発芽しなかったので、自分でゴーヤの苗を直売場で買ってきて植えた。後から聞いたら、種には切れ込みを入れる必要があった。せっかくこれからもゴーヤの配布をするなら、苗からやらないと、一般の市民の人はゴーやの種に切り込みを入れてから植えるということはなかなか知らないと思う。農業団体の方と協力して、これは環境課、これはあちらの団体というように切り分けないで、連絡を取り合って協力して植え方も知らせたらいいのではないか。また、今年は種を渡しっぱなしではなくて植えた結果も見に来ていただけるのか。

    (産業環境部長) 緑のカーテンの普及キャンペーンということで、ある補助金を使って、290世帯の方に緑のカーテンセットを配布している。節電がらみで企業などでも工場にたくさん植えているところがある。配布した方には結果を写真で撮って知らせて欲しいとお願いはしているが、全てを見て回るのはちょっと難しい。ただ、市内に緑のカーテンがいっぱいあるところのPRはしたいと思っている。ある程度は見させていただいて写真を撮ったりインタビューさせていただいたりして、成果のまとめをしたいと思っている。

    農業者との関係だが、やはり専門家なのでノウハウをお聞きしたりして連携していきたい。「農業関係団体に対する活動支援」の中の補助金についてだが、農業廃棄物の適正処理のための補助である。農業者の環境保全という位置づけである。

    (西田委員) 質問だが、羽村市には大手の都市銀行の店舗がない。ATMの小屋があるだけで行列が出来ている。とても不便で、福生に行ったり立川に行ったりしている。そういう声をサラリーマンのみなさんからたくさん聞く。これからも大手都市銀行の店舗ができるということはないのだろうか。銀行が決めることで市ではどうすることもできないものなのだろうか。

    (会計管理者) 市では西多摩農協が指定金融機関ということでお願いをしている。金融機関から羽村市に出店したいという話があれば考えるが、こちらから誘致はしていない。

    (西田委員) しかし、大手都市銀行の店舗がひとつもないということは不便だし恥ずかしいと思うが、望みはあまりないということか。ATMだけでは不便で、機械も1台壊れていたりする。農協や信用金庫が充実しているのであればいいという考えかもしれないが、どうしても都市銀行と取引しなくてはならないことがある。これは個人的なことなので、あきらめることにする。

    (山室委員) 資料3「基本計画(市民生活・産業の分野)」「防災」今後の方向性1-7)「災害による被害を最小限にとどめるため、建築物の耐震化を促進します」、主な事業5「建築物の耐震化促進事業」とあり、現状と課題のところで「木造住宅の耐震の支援」ということが書いてあるが、書き方がややニュートラルである。一般的には耐震化は市民の理解を得て進めることが難しいところがあると思うので、現状と課題でもう少し書き込みがあると、今後の方向性や主な事業につながっていくと思う。

    もうひとつ、主な事業では「建築物」と書いているが、事業の内容には「木造住宅」と書いてある。建築物とは住宅以外の物も含むので、そのへんの整合性を深める意味でも、事業内容には木造住宅「等」とでもして、幅広く対応できるようにした方がいいのかなと思う。

    (建設部長) 木造の耐震化の補助金、交付金については平成11年から、木造住宅に限って補助しているので掲載した。建築物というと木造住宅以外もあり、補助はしていないが、東京都と、沿道の建築物、マンション等の耐震診断、耐震の改修の費用が出る制度ができたので、それも含めて建築物としている。ただ、表現については検討をしたいので、見直しをする。

    (会長) 他に意見はあるか。

    (伊藤委員) 資料3「基本計画(市民生活・産業の分野)」「防犯」現状と課題に「平成23年秋にはNPO法人市民パトロールセンターはむらが設置されました」となっている。この秋に認定されるだろうということで申請しているが、NPO法人になると定期的な車の買い替えなどは難しい。車を買うとなると、表現は悪いが市からお金を出してもらう必要がある。NPOだけでは車を新規に買うのは難しいがどうだろうか。

    (総務部長) NPO法人については自主財源で運営していただくのが基本だが、この部分に関しては防犯を担っていただくということで市から一定の助成をすることを検討している。車の買い替えについては、今回は設立にあたってライオンズクラブから青パトロール車の寄贈を受けたりしているので、おおむね10年ほどは大丈夫かと思う。防犯に関する業務をNPO法人にお願いする部分については委託などをしていきたいと考えている。

    (伊藤委員) 資料3「基本計画(市民生活・産業の分野)」「観光」現状と課題2に「はむらふるさと祭り」の掲載がある。執行委員を3年間した自分としては、ここに記載をしてもらえるのは名誉だが、これはかなり地域の人がやっているので、10年間の計画の中に掲載されて大丈夫だろうかという気がしないでもない。

    (産業環境部長) この祭りについては、私も地元なので昔から関わっているが、地域の方が本当に汗水垂らして努力されているすばらしい祭りだと思う。今の時点では学校行事として小学生が参加したりして定着していると思う。確かに10年先まで担保できるかということはあるが、市としてはみなさんの努力の結晶だと思うが、続けさせていただきたいと思っている。

    (松井委員) 細かいことだが、資料3「基本計画(市民生活・産業の分野)」「防災」今後の方向性1-3)「自主防災組織が災害時に要援護者の安否確認を円滑にできるよう、情報提供を行います。」とあり、災害時要援護者のことを加えたようだが、やや限定的に書きすぎかと思う。災害時の要援護者になる人は日常でもかなり援護が必要な人が多い。そういう人の安否確認は、日常的に誘導する、災害時に特定の場所に避難するなど、日常から行うことが重要なのではないかと思う。施策でいうと市民活動の地域の絆ということと密接な関わりがあると思う。災害時のみではなく、むしろ後段の「地域の防災力強化のために」のところで、「強化しながら、要援護者の支援につながるように日常的に取組む」ということを書いてから、災害時にも対応するということを書いたほうが基本計画らしいと思う。

    (総務部長) 要援護者の名簿をすでに作っている地域もあり、それを進めていただきたいと思っているので、書き方はこのようにしたが、松井委員のおっしゃるとおりだと思うので検討したい。

    (山下委員) 2点あるのだが、まず資料3「基本計画(市民生活・産業の分野)」「防災」今後の方向性1-3)の自主防災訓練について、市の取組みとして、高齢者は民生委員が実態調査をして安否確認もしているが、障害者の把握が難しいと思う。防災訓練などでも障害者団体にも呼びかけをして、訓練の中で、どういう取組みが必要なのかということを整理することが、今後10年でできればと思う。

    もう一点「観光」主な事業2「フィルムコミッション事業の推進」だが、夢があっていいが、市民に対する共感を呼ぶような働きかけが必要ではないか。羽村市でも過去に映画のロケをしていると思う。羽村の堰を中心に「緑はるかに」や「陽のあたる坂道」などに使われている場所が結構ある。ここが映画のロケ地であったということを示す看板を立てるなり、紹介、PRをしていくことから取り組んで、雰囲気を盛り上げていく取組みも必要ではないか。個別の話であるが参考にしていただければと思う。

    (総務部長) 防災訓練の件だが、今年の事業の中で、救急医療の情報キットを200世帯くらいに配布するものがある。そこから要援護者のリストを作り始める予定である。来年には対象者で、手をあげてもらえる方のリストを作る。これは高齢者についてだけだが、まずは実態を確認することが安否確認のツールになると思う。さらに地域で手をあげていないが、見守りが必要ならば小地域ネットワークなどで把握する。本当に問題なのは障害者である。担当部署と調整もしているが、手をあげてもらえるかどうか。障害者の方が窓口に来たときに確認を取るという話もしている。防災訓練に障害者が参加することは良いことだが、計画に記載ができるかどうか難しい。趣旨としては障害者の方に一人でも多く手をあげてもらい、了解を得られた場合という条件はつくが、参加してもらいたいと思う。

    (産業環境部長) 2点目の件だが、フィルムコミッションを進める上で効果があるかと思うので、これからそういうことを進めたい。

    (大塚委員) 補足だが、フィルムコミッションは、最近はテレビドラマが多い。福生市役所はかなり使われている。日の出町は「高校生レストラン」という土曜日9時からのドラマの舞台に使われている。市民がエキストラに出て、街も活性化しているという。これからはドラマに使ってもらってはどうかという提案を議会で大塚あかね議員がしている。テレビドラマの最後にクレジットが出ればずいぶん違う。多摩26市は都心に近いし、テレビドラマに使ってもらうのに、みな観光課か産業課に窓口を作っている。窓口がないのは羽村市だけだったという。また、映画よりテレビドラマだということである。

    (山下委員) 自主防災訓練の件はぜひ進めてもらいたい。障害者団体も精神障害や身体障害や、重度から軽度まであるが、羽村安全ネットワークという組織も出来たので、そういったところも窓口になるかと思うので、そういうところと連携を取れればと思う。

    (志田委員) 羽村の駅に観光客が降りると、みな羽村の堰がどこか駅員に聞くので、駅員がうんざりしていたという話を聞いた。大なり小なり看板がいるのではないか。まいまいず井戸もどこにあるか分からないと思う。動物公園やチューリップ畑へのルートやチラシもいるのではないか。最近羽村もテレビに取り上げられて、羽村っていいところだねと言われるが、おいでよと言うと看板がなくて何がどこにあるかわからないとも聞く。

    (産業環境部長) 看板の件だが、駅のところに看板はあるのだが、祭りの期間などにも設置しているのだが、それをやってもわからないという人がいるので、なるべく工夫していきたい。また、駅にもパンフレットを置いているが、今の意見を参考にこれからPRを進めていきたい。

    (志田委員) 地方に行くと、ここに降りたらどこの山にいけますということが書いてあり、みな結構見ている。まずそういう工夫も必要かと思う。

    (会長) それでは本件についてはこれでよいだろうか。それでは8時まで休憩とする。

     

     

    ~休憩~

     

     

    (2)基本目標4(環境・都市整備の分野)

    (会長) それでは再開する。基本目標4(環境・都市整備の分野)について検討したい。事務局から主な修正点の説明をお願いする。

    (企画部参事)  基本目標4(環境・都市整備の分野)の説明

    (会長) それでは検討をお願いする。

    (山本委員) 「自然環境」主な事業7「生垣による緑化」についてだが、以前、いったん設置したあとの維持の労力とお金が大変だという話があったと思うが、それに対する対応が書かれていない。市としては維持するための有償ボランティアの制度を作ったり、補助金を出したりすることは考えていないのかお聞きしたい。

    (会長) 現状よりも支援を厚くして欲しいということだろうか。

    (山本委員) 前回維持することが大変だという話だったので、それに対する内容が何も載っていないので、市としては現状維持なのか、それとも将来は維持のための支援も必要になりそうだと考えているのかお伺いしたい。

    (産業環境部長) 緑の関係だが、確かに生垣だけではなく緑がたくさんあると維持管理が大変である。経費もかなりかかってしまう。緑は手をかけなければあまり残されないし、まして増やすことは難しい。それを考えると、委員がおっしゃるように、お金を出すことに限らず、緑を残してくれている人に対して、なるべく残しやすい方策を考えなければならない。緑の基本計画を作るということがあるので、その中で考えることになろうかと思うが、今の時点では生垣については設置助成しかない。しかし、緑には持ち主のメリット以外にもいろいろなメリットがあると思うので、そこを考えていきたい。

    (中村委員) 「自然環境」目標指標2「緑の環境教室への参加者数」だが、緑が減っていくということが現実あるのだから、減り方を少しでも少なくすることを目標指標にしなくていいのだろうか。「緑の環境教室への参加者数」が目標指標になるということはちょっとうなずけないのだが、いかがか。

    (産業環境部長) 確かに緑被率みたいなものは緑の基本計画等では設定されている。今ちょっと変わり始めている。緑の量について、現状を維持したり増やしたりするのは難しい。「緑の環境教室」は市内の緑を見てまわり、市民で緑に詳しい方に説明をしてもらい、緑の大切さを再認識するものだが、それに参加する人が増えるということは緑を大切にする人が増えることだと思う。緑の量を数値化して示せればいいのだが、難しい部分もあるので、こういった設定にさせていただいた。

    (中村委員) 現状が21人で目標が50人という人数が少ないと感じるのだが、そのへんはいかがか。

    (産業環境部長) 確かに年に1回しかやっていないので、こういう数字になった。何回もやるわけにもいかないのだが、工夫して考えたい。指標についてももう少しいいものがあるか検討したいが、いろいろ検討してきた経緯があるので、その辺はご了承いただきたい。

    (会長) では再度検討をお願いする。他に意見はあるか。

    (志田委員) 近所で木を植えたのはいいのだが、巨木になる木をうっかり植えてしまって、切っても伸びてしまって困っている家がある。緑化といっても松の木やケヤキを植えても大変なことになるので、それは園芸屋さんにも協力をお願いしたらいいのではないか。また生垣を伸び放題にして気にしない人にはブロック塀でもいいと思う。剪定は楽しいものだが、文句を言うならブロック塀でもいいと思う。草ぼうぼうの家も見苦しいものなので、何でも緑化がいいというわけではないと思う。

    (中村委員) 質問なのだが、いいだろうか。都市基盤整備のところだが、西口開発について、自分の家から遠いこともあってあまり身近に感じない。しかし実家はあちらなので、あちらにいくと今どうなっているのかということが切実な関心になっている。以前、現在の状況について説明するような看板を設けて欲しいとお願いしたのだが、行く度に見ているがそれらしいものがない。その都度事業の進み具合を周辺の住民に説明することが事業への理解を得るのに必要だと思う。羽東二丁目、三丁目などではそういうことがあまり分からないでいるので、以前進捗状況の看板を出して欲しいということでお願いして、そのときは「出します」というお返事を頂いたと思うが、どうだろうか。

    (都市整備部長) 実は今日設置をする予定になっていて、月曜日には確実に設置する。基盤整備の状況について議会でも質問をいただいたりしている。都市基盤はハードとソフトに分かれるが、ソフトは計画の部分なので、計画骨子が固まった段階では広報等を通じてお知らせしていきたいと思っているが、骨子が固まる前では情報の一人歩きになってしまう。計画が決定された段階ではさまざまな媒体でお伝えしたい。駅前についてはハードの部分である。現状については委員のご指摘の通りだと認識している。現状では安全管理者である福生警察と協議を進めている。5月には、協議が整っているので、標識や白線について準備に取りかかっている。確定した段階でPRの看板を設置することが望ましいと思っているが、全体計画がどうなっているのかを示すものも必要ではないかという意見もあったので、駅等に設置して周知を図りたいと思うので、今しばらくお待ちいただければと思う。

    (会長) ではよろしいだろうか。他に意見はあるか。

    (中村委員) 「都市基盤整備」今後の方向性2-2)「合葬墓の導入など土地を有効活用した整備方法について検討します。」だが、これはこの10年間で検討するということなのだろうか。10年先には合葬墓を設置するというわけにはいかないのだろうか。現状と課題にも「低廉な費用で身近に墓地を持ちたいとする市民の要望も多く」とあるので、10年後くらいには実際にそれを作り上げるという気概はないだろうか。これを読むと10年後にはまだ出来ていないように見えるのだが、もう一歩進めてもらうわけにいかないだろうか。

    (産業環境部長) 核家族化や高齢化でお墓の面倒を見られない人が増えている。そういう人の合葬墓に対するニーズがある。現在、用地の確保を進めている。そこに基本計画の中で計画事業として位置づけ、墓地を作りたいという考えである。一時的に作るためにお金がかかるので、いつということははっきり言えないが、市民からの要望もあるので計画している状況である。

    (中村委員) 目標指標には入らないだろうか。

    (産業環境部長) 作るという目標だろうか。主な事業3「富士見霊園内墓地の拡張整備」という書き方をしているので、それはそういった意味になる。表現はもう少し変えてもよい。

    (中村委員) お墓に対する考え方は変わってきていると思う。維持ができないからという理由ではなくて、墓を持たなくてもいいという考えの人もだんだん増えてきている。自然葬などもあるが、一番身近なことで、共同で一つの墓に入れたいということもあると思う。もう少し進めた対応をしていただければと思う。

    (産業環境部長) 実施計画の中でその辺りははっきりと位置づけ、計画したいと思う。

    (山下委員) 「公共交通」今後の方向性2-1)にあるはむらんについて、実施計画で検討してもらえればと思うが、利用者に高齢者が増えてきている。高齢者はよく街でしゃがみこんでしまったりして待っているので、できればバス停の整備のときに、そんなにたくさんは必要ないと思うが、ベンチを用意して、はむらんを利用しない人もベンチを利用できるように検討していただけたらと思う。また、駅周辺や市役所周辺など長時間待つところでは屋根つきの施設の設置も検討していただけたらと思う。

    (総務部長) はむらんのベンチの設置については前から要望があるのだが、歩道の広さに問題がある。歩道にある程度余裕がないと設置できないのだが、余裕があるところには設置を進めている。要望がなくても設置の可能性があるところには順次設置している。今後、改めて要望のあるなしに関わらず進めていきたい。

    (会長) ではよろしいだろうか。では数点ご意見を頂いたので庁内での検討をお願いする。前回同様後日の審議会での答申案としてまとめて提案をして頂きたい。それでは予定した審議の内容はこれで終了とさせていただく。その他として次回以降の開催日程についての説明をお願いする。

     

    3.その他 次回以降の開催日程および開催時間について

    (事務局) 次回の開催日程について説明

    (会長) 次回は7月4日月曜日の午後7時からとする。