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あしあと

    平成22年度第2回羽村市防犯、交通安全および火災予防推進会議会議録

    • [2015年12月3日]
    • ID:4276

    平成22年度第2回羽村市防犯、交通安全および火災予防推進会議会議録

    日時

    平成23年1月19日(水曜日)午後3時00分~午後5時00分

    会場

    市役所4階特別会議室

    出席者

    小出治 島田元男 平辰男 清水勝 深町隆之 志村忠夫 荒井夏子 木村兼江 北浦勝平 中野永久栄 島田悦延 新井敏行 下田壮 坂部政子(数井謙二の代理出席) 湯地菊男 臼井正人 深野三枝子 中島義信 尾部卓美 羽村誠(市民パトロールセンターコーディネーター)

    欠席者

    渡邉慎吾 田邊靖夫 佐藤邦男 橋之口律子 道祖土富士夫 細谷實 武藤清美 並木功真 水嶋恵子 石川利夫

    議題

    1. 情報伝達について
    2. 交通安全、火災予防について
    3. 次回の協議事項について

    傍聴者

    なし

    配布資料

    • 羽村市防犯、交通安全および火災予防を推進する計画(修正案)

    会議の内容

    (北浦座長)議題に入る前に、市民パトロールセンターの状況について、事務局から説明をいただきたいと思います。

    (事務局)現在までの市民パトロールセンターの状況について、少しお時間をいただき、皆さんに報告いたします。市民パトロールセンターはこの会議におきまして、市内のパトロール団体との連携や情報の収集、発信を行う場所が必要ではないかというご意見をいただきました。その後、推進会議の推進員で構成するワーキンググループを立ち上げ、4回の会議を経て平成22年5月13日に小作駅東口に開所いたしました。現在、センターの運営や企画などを行うボランティアが6名、青色回転灯を装備したパトロールカーを使って市内全域のパトロールを行うボランティア、通称あおパト隊と呼んでいますが、この方たちが9名活動しています。現在、市民パトロールセンターは小作駅東口に1か所ですが、来年度に羽村駅西口にも1か所開所する予定で準備を進めています。また、運営については、設立当初から行政主導ではなく、ボランティアの自主的な活動によって運営していただいているところではございますが、この活動をより推進していくために、NPO法人化に向けて、現在準備を進めております。また、市民パトロールセンターの代表として、この会議の推進員でもある中島義信様が選任されました。

    (北浦座長)ありがとうございました。小出先生から一言いただきたいと思います。

    (小出推進員)市民パトロールセンターと同じような組織として、世田谷区には明大前ピースメーカーというのがあって、駅前に活動拠点として民間交番を設置しています。ここでは、パトロールだけではなく道案内や落し物、相談事など幅広い活動をしています。この他にも、似たような組織や団体がありますが、市民パトロールセンターには、誰にでも開かれた場所で使いやすい施設になってもらいたいと思います。パトロールに参加する人だけではなく、気軽に顔を出せる場所として、ぜひいいものを作っていただきたいと思います。

    (北浦座長)ありがとうございました。今日は前回の会議でいただいた情報伝達のご意見を参考に、推進計画の修正案を作成いたしましたので、その内容について、皆さんのご意見をいただきたいと思います。

    (事務局)基本方針2「地域における生活安全に関する取組みの拡大」と基本方針3「総合的な生活安全に関する施策の推進体制の整備」について、修正案がございますが、先に基本方針3からご説明いたします。前回の会議でいただいたご意見を参考に修正したところが、赤い文字で記されています。情報の種別と伝達方法の図では、緊急情報伝達手段として、市で行っているメール配信サービスを新たに加えました。次に市の取組みでは、情報伝達の仕組みについて定期的に見直すことと、市民パトロールセンターとの連携や情報の共有により、広く情報提供ができる仕組みづくりについて、加えました。市民等の取組みでは、市民パトロールセンターの運営やパトロールの実施について、自主的に取り組んでいただいていますことから、市民パトロールセンターを取り入れさせていただきました。次に緊急情報の伝達方法の図についてですが、市民パトロールセンターに入った情報は市の関係各課と連携をとりながら市民パトロールセンターでも対応をしていくといった内容になっています。また、緊急を要しない情報の伝達方法では、市の関係各課と情報の提供など連携をとりながら、市民パトロールセンター独自の情報発信手段であるパト・センだよりや掲示板を使った方法で発信するといった内容になっています。

    (北浦座長)この修正案について、ご意見ありませんか。

    (尾部推進員)情報の種別と伝達方法に加えたメール配信サービスについてですが、メールというのは登録した人にしか情報が届かないものなので、広報車巡回より情報伝達範囲が狭いほうに位置するのではないでしょうか。

    (事務局)情報伝達範囲については、情報が伝わる対象が狭いか広いか、違う言い方をしますと、対象が少ないか多いかという意味になるかと思いますが、尾部推進員にいただきましたご意見を参考に修正させていただきたいと思います。

    (北浦座長)市の取組み、市民等の取組みについてはいかがでしょうか。

    (尾部推進員)市民等の取組みで、「市民パトロールセンターとの情報交換を希望する団体に対し」とありますが、「希望する団体ではなく必要とする団体」としたほうがよいのでないかと思いますが、皆さんのお考えはいかがでしょうか。

    (中島推進員)「希望する団体」ということですと、情報を発信する範囲が狭くなってしまうような気がします。また、情報の発信だけではなく、情報を受け取る側の体制づくりも必要になってくると思います。例えば、電子メールは速く広い範囲に情報伝達ができますが、受け取る側がパソコンの近くにいなければ、メールが届いても内容を知ることができません。

    (事務局)現在、市民パトロールセンターでは情報伝達の仕組みについて、各団体と話し合いを進めていますが、学校では、ファクスのほうが届いたことに気付きやすいとのことで、メールよりファクスで情報が欲しい、といった声が多いです。今後、町内会や老人クラブ等の各団体と情報の伝達方法について、話し合いを進めたいと考えています。

    (木村推進員)緊急情報の伝達方法の図で、市民パトロールセンターから情報を伝達する団体には、市の関係各課から情報が降りてこない個人や事業者、企業ということになると思うのですが、その方たちすべてに情報を伝達するわけにもいかないと思います。やはり希望する団体に対して情報伝達するべきだと思います。また、情報を受け取る側の体制づくりのお話がありましたが、情報を受ける団体や個人が希望する手段に応えれば良いことだと思います。

    (尾部推進員)事業者や企業に情報を配達するということではなくて、今羽村市ではパトロールを実施している団体がたくさんありますが、そうした団体へ市民パトロールセンターが掴んだ情報を発信するという意味です。希望をした団体だけに情報を伝えるのは違和感がありましたので、必要な情報を必要な団体に伝えることが大事だと思います。

    (木村推進員)ということは、羽村市の事業所は情報の提供を希望しても、だめということですか。

    (尾部推進員)企業や事業者に対してはまた別のシステムを取り入れていけばいいと思います。この市民等の取組みに書かれている内容からすると、ちょっと違うのでないでしょうか。

    (中島推進員)ここに書かれている文言ですと、市民パトロールセンターが能動的に働きかけていかなければならないような内容に感じられます。市民の手で運営する市民パトロールセンターですから、市民に関心も持ってもらうには、団体に限らず市民パトロールセンターの情報を利用するといったことの啓発を行い、希望があれば情報を流していくといった取り組みでやってみたらいかがでしょうか。

    (深町推進員)緊急情報の伝達方法の図で、市民パトロールセンターから市内のパトロール団体と情報を希望する団体に対し情報を伝達とありますが、市の関係各課からの情報伝達先と併せれば、情報を必要とするところには行き渡ると思います。

    (志村推進員)私は防犯協会羽村支部の支部長をやっている関係で、市民パトロールセンターのことを聞かれることもありますが、まだまだ一般は市民パトロールセンターのことを知っている方は少ないと思いますので、認知度を高めることも必要だと思います。

    (臼井推進員)緊急情報の伝達方法の図についてですが、市民パトロールセンターへ入った通報を警察署と消防署にも流れるよう線を入れていただきたいと思います。

    (事務局)パトロールのマニュアルの中で、緊急性のあるものについては110番通報または119番通報をするよう定めておりますが、いただいたご意見を参考に検討させていただきます。

    (尾部推進員)青パトから直接矢印を入れても良いかもしれませんね。

    (北浦座長)緊急を要しない情報の伝達方法についてはいかがでしょうか。

    (尾部推進員)警察署と消防署からの連絡・情報提供が市の関係各課への一方通行になっていますが、双方向の矢印が必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。

    (中島推進員)パトロール実施の参考や市民等からの問合せに対応できるよう、連絡・情報提供は双方向であったほうが良いと思います。

    (湯地推進員)出せる情報と出せない情報がありますが、これまでも市や市民パトロールセンターとは、犯罪や交通事故の犯罪発生件数等の連絡・情報提供をしています。

    (木村推進員)この図には警察署からは犯罪や交通事故等に関する情報が、消防署からは火災発生や火災予防に関する情報を連絡・情報提供と書かれていますが、市の関係各課からは、どういった情報が警察署や消防署に提供されるのか明記されていません。市民等からの問合せに対して、明確に回答できないのであれば矢印はないほうが良いと思います。

    (尾部推進員)情報にもいろいろな種類がありますが、警察署や消防署と協力や連携をとっていくためには、双方向に矢印があるのが良いと私は思いますが、皆さんのご意見はどうでしょうか。

    (深野推進員)双方向に矢印があった場合、不安に思う方は多いのでしょうか。

    (尾部推進員)警察署や消防署と同じで、市にも出せる情報出せない情報が当然あると思います。市で持っている情報をすべて提供するということではなく、例えば、最近あの公園付近では不審者が多く出没しているとか、そういった緊急を要しない情報だけど連絡・情報提供をしたほうが良いと思う情報の矢印で、お互いに連絡や情報提供をする流れがありますよ、ということをこの図で表したい、ということだと思います。

    (深野推進員)この計画書は、誰でも見ることができるものですから、図面化するのであれば、市の関係各課からも連絡・情報提供をしているということが分かったほうが良いと思います。

    (木村推進員)例えば、街路灯が点いていないといったような、情報が町内会から市へ入ると思いますが、この図の中では市と町内会の矢印は双方向になっていません。矢印はないけど現実にはお互いに連絡・情報提供はしている。市に入る情報は町内会からだけではないので、双方向の矢印を入れるのであれば、すべての団体等を図面化しなければいけませんが、それは無理だと思います。緊急を要しない情報のやり取りは実際にあるということは知っているわけですから、この図の中では一方通行の矢印で良いと思います。

    (清水推進員)確かに、町内会と市とは普段から連絡・情報提供をしていますから、私はあえてこの緊急を要しない情報の伝達方法の中では双方向の矢印にしなくても良いのかなと思います。

    (尾部推進員)双方向の矢印が絶対必要だということではありません。緊急を要しない情報の伝達方法については、一方通行の矢印で良いということでしたら、皆さんのお考えを尊重します。

    (北浦座長)では、市民パトロールセンターと市の関係各課とは双方向の矢印で結びますが、その他の矢印については一方通行のままということにします。計画書の内容については、今日のご意見を参考に修正したものを次回推進会議でお示ししたいと思います。

    (木村推進員)市民パトロールセンターの機関紙、掲示板等とはどういったものですか。

    (事務局)機関紙はパト・センだよりで、掲示板等は市民パトロールセンターにあります掲示板や青パト車に装着されているスピーカーを使った広報等です。

    (清水推進員)市民パトロールセンターのNPO法人化の準備はどの程度進んでいますか。

    (事務局)東京都に申請してから4か月くらい時間がかかります。最終的にNPO法人の認証を取得するには、まだ数か月かかると思いますが、早く取得できるよう手続きを進めています。

    (清水推進員)NPO法人になれば、独自に収入の確保もできると聞きましたので、例えば、その収入をボランティアへの謝礼も少しは工面できるのかと思います。そのためにも早く認証取得していただきたいと思います。

    (尾部推進員)市民パトロールセンターがNPO法人化したら、推進会議の推進員も正会員や賛助会員になって盛り上げていきたいですね。

    (北浦座長)市民パトロールセンターのNPO法人化については、今後も推進会議で随時報告していきたいと思います。次に基本方針2「地域における生活安全に関する取組みの拡大」について、事務局からお願いします。

    (事務局)市民パトロールセンターの活動を市民による取組みとして、施策3「地域におけるパトロール活動の充実」と施策6「学校・通学路等における安全対策の推進」に案として加えました。次回の推進会議でご意見をいただきたいと思います。

    (木村推進員)「青色回転灯を装着したパトロールカー」の表記について、2回目以降は青パトに統一していただきたいと思います。

    (事務局)わかりました。

    (北浦座長)次に火災予防の協議に入ります。羽村市消防団が火災予防に関してどのような取組みをしているか、羽村市消防団副団長の新井推進員から報告をお願いしたいと思います。

    (新井推進員)消防団では年間を通して月10回程度、夜間の消防車による火災予防の広報活動として市内を巡回しているほか、春と秋の火災予防運動と年末には毎日巡回しています。

    (臼井推進員)火災予防への取組みとしては、新井推進員からもお話がありましたが、大きなイベントとして火災予防運動があります。春は3月1日から7日まで、秋は11月9日から15日までの1週間、全国的な取組みとして火災予防を呼びかけています。昨年の羽村市の火災の状況については、火災が21件発生しております。前年が30件でしたので、9件の大幅減となっております。焼損床面積も大幅に減少しておりまして、昨年が40平米で前年が175平米でした。前年と比較すると件数と焼失面積ともに減少しておりますが、これは地域の皆さまの火災予防に対する意識の高さと、消防団による日ごろの取組みによるところが大きいと思います。火災の原因については、放火あるいは放火の疑いが一番多く8件で38%、次いでたばこの火の不始末4件19%、3番目がガス器具3件14%となっています。火災予防運動期間中にはパンフレット類を町内会・自治会や事業所に配布し、火災予防の気運を高めていただこうとしています。その他には、一般家庭の防火診断を町内会・自治会の方たちや消防団、防災女性の会にご協力いただき、消防署員と一緒に1軒ずつお宅に訪問して、防災や防火に関する相談を受けたり、希望があれば消火器の使い方の説明やタコ足配線になってないかなどの確認をしています。昨年の4月に義務化されました住宅用火災警報器ですが、現在東京消防庁管内で約8割の設置率です。これを10割にするため、設置の促進に取り組んでいます。また、防災訓練では消火器の取り扱い方や119番通報や避難のしかたなどについて、説明を行っています。事業所では、規模にもよりますが防火管理者を選任し、その防火管理者を中心に防火計画に作成や各種訓練の実施など、防火の取組みをしていただくことになっています。

    (北浦座長)市では家具転倒防止器具の助成事業を行っていますね。

    (臼井推進員)地震による揺れで倒れた家具の下敷きによる死傷者が実際発生しています。家具転倒防止器具の設置による事前の対策によってそういった被害を防ぐことができますので、消防署でも設置のお願いをしています。

    (北浦座長)町内会・自治会で行っている、年末年始の火災予防の取組みについて、お願いします。

    (島田元男推進員)東第二町内会では、年末年始に2週間程パトロールする人を決めて実施しています。以前は役員の方には毎日参加していただいていましたが、さすがに大変ですので班分けをして参加していただきました。最近、電磁調理器が普及してきていますが、やはり火を使わないというのは火災予防に有効なのでしょうか。

    (臼井推進員)一概には言えませんが、調理器具の形状によってはかなり加熱されるものもあるようですので、電磁調理器にすれば火災がなくなるというわけではありません。取扱いを間違えれば電磁調理器もガスも危険なことに変わりはありません。

    (清水推進員)栄町第一町内会では年末に火災予防の夜回りを町内会の役員と回覧板を見て参加していただいた方たちで9日間実施しました。また、住宅用火災警報器を希望するお宅を調査して、約500個を設置しました。高齢者など、取り付けが難しいの方には役員がお手伝いをしたりしました。

    (新井推進員)消防団の活動について、こういったやり方はどうかなどご意見等ありましたらぜひお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いします。

    (北浦座長)続きまして、交通安全について福生警察署の坂部さんにお話を伺いたいと思います。

    (坂部)昨年、福生警察署管内では交通死亡事故が3件発生し、そのうち2件が羽村市内で発生しています。さらに、交通事故発生から24時間以降に亡くなった事後死亡の事故が1件発生しています。近年は自転車の事故が非常に多く発生しているため、自転車の交通安全対策として、羽村市交通安全推進委員会の方たちによる交差点での立哨や広報活動等をはじめ、市と協力した小・中学生対象の自転車安全教室など交通安全対策を行っています。また、今年の春の全国交通安全運動のフェスティバルを5月に羽村市で開催する予定で準備を進めていますが、今回は、子どもたちに交通安全に関する標語や作文を書いてもらい、家族で交通安全について考えてもらうといった内容で実施しようと考えています。

    (中野推進員)老人会でもできる限りの協力をしていきたいと考えています。将来的には羽村駅の近くにもパトロールセンターができると聞いておりますが、いつ頃になりますか。

    (事務局)平成23年度中に羽村駅付近に開所できるよう、準備を進めています。

    (中野推進員)老人会ですから当然高齢者で、自動車の運転が不安な方もいると思いますが、何歳くらいまでご協力できるのでしょうか。

    (事務局)運転技術には個人差もありますので、何歳までといった決まりはございませんが、交通ルールやマナーがしっかり守れるということは大前提になります。青パトによるパトロールは必ず2人1組で行っていますので、もし運転が不安でしたら、助手席に座って参加いただくこともできます。

    (島田悦延推進員)通報の順番で気になったことがあるのですが、例えば保護者から不審者の通報を学校が受けて警察に連絡という矢印がありますが、まず警察へ通報をして、学校等への通報はその後のことだと思います。また、前回の会議で防災無線が聞こえづらい、うるさいと言う方がいるということでしたが、緊急地震速報のようにラジオ等で防災無線が聞けるような仕組みがあれば聞こえない、うるさいといった問題は解決すると思います。

    (北浦座長)ありがとうございました。本日は多くのご意見をいただきました。次回会議でも引き続き、ご意見をいただきたいと思います。次回の会議日程については、改めてご連絡させていただきます。