日時
平成26年8月20日(水曜日)午後2時~午後4時15分
会場
市役所4階特別会議室
出席者
会長 進邦徹夫、副会長 増田一仁、委員 塩田篤、高橋寿之、竹内弘明、池田恒雄、中村秀敏、中島浩志、清水亮一、中野康治、小林弘幸、中村孝春、藤島和夫、宮川修、高橋多佳美、前田修、杉村勝、平川浩一、渋谷清、大塚勝江
事務局 産業環境部長、産業振興計画担当主幹、産業振興計画担当主査
欠席者
なし
議題
1.依頼状の交付
2.市長あいさつ
3.委員及び職員紹介
4.会議の所掌事項等について
5.会長及び副会長の選出
6.議事
(1) 羽村市審議会等の会議録の作成及び公表等に関する基準について
(2) 羽村市産業振興計画策定懇談会の傍聴に関する定め(案)について
(3) 羽村市産業振興計画の位置づけについて
(4) 羽村市におけるこれまでの取組み状況及び主な成果について
(5) 羽村市産業の現状について
(6) 羽村市の産業に関する意見交換
(7) 今後の進め方について
7.その他
傍聴者
1人
配布資料
会議の内容
1.依頼状の交付
市長から各委員へ依頼状交付
2.市長あいさつ
(市長) 本日は、公私ともに、大変お忙しい中、「第1回羽村市産業振興計画策定懇談会」にご出席を賜り、誠にありがとうございます。
委員の皆さま方におかれましては、日ごろより市の産業振興施策に留まらず、市政運営全般に対して、格別なるご協力をいただいておりますこと、心より感謝を申し上げます。
本日の懇談会の開催にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。
羽村市では、これまでに、平成13年に「農業振興計画」、そして、平成15年に「産業振興計画・商業振興計画」を策定し、それぞれの計画のもと、市内産業の活性化のためにさまざまな施策に取り組んでまいりました。
しかし、この間、世界経済の長引く低迷や東日本大震災の発生など、時代は大きく変化を続け、その趨勢とともに本市及び我が国を取り巻く社会経済情勢もまた大きく変化をし、新たな課題やニーズも顕在化してまいりました。
こうした産業を取り巻く環境や構造が大きく変化をしている今こそ、改めて市の特性、強み、現状や課題を整理し、この先に進むべき将来像や方向性、求められる施策を市民の皆さまや事業者の皆さまとともに考え、計画により示すことが大切である。こうした考えのもと、今般、新たな産業振興計画の策定に取り組むことといたしました。
本市の産業は、発展の歴史的経過からも、各産業分野相互の連関が非常に密接であり、今回の計画においては、工業、商業、農業、観光、それぞれの分野が相乗的に交わる、一元的な計画に体系付け、地域の特性に沿った具体的な施策を盛り込み策定してまいりたいと考えております。そのためには、各産業分野に携わられていらっしゃる皆さまの直接のお声をお聴きしてまいりたい、そう考え、この度、本懇談会を設置させていただきました。
この計画は国の法律に従って、作成が義務付けられているような計画ではなく、市が市の産業の将来像を見据え、礎となすべく独自に作成を進めるものであり、皆さまの意見をもとに、ともに創りあげていく計画であると考えております。そのため、従来の審議会とは異なり、皆さまのご意見を存分にお聴かせいただくことに主眼をおいて会議を進めてまいりたいと考えております。
地域の産業力を一層高め、新たな成長を果たしていくことが、更なるまちの活力と賑わいを創出することにつながるものと、私は考えております。
今般策定する計画がより実効性の高いものとなり市の益々の発展と活性化につながりますよう、皆さまの忌憚のないご意見をお聞かせいただけますようお願い申し上げます。
以上、簡単ではありますが、第1回羽村市産業振興計画策定懇談会の開催にあたり、私のあいさつとさせていただきます。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
3.委員及び職員紹介
産業振興計画担当主幹より各委員及び職員を紹介
4.会議の所掌事項等について
(事務局) (【資料2】【資料3】説明)
(事務局) 以上で説明を終わらせていただく。この件について、何かご質問、ご意見はあるか。よろしいようなら、次に進めさせていただく。
5.会長及び副会長の選出
(事務局) (【資料2】説明)
(事務局) 会長・副会長の決定について、ご意見を伺いたい。皆さま、ご意見いかがか。
(会長に杏林大学進邦教授、副会長に商工会増田会長を推薦する意見)
(事務局) ありがとうございます。ただいま、会長に杏林大学進邦徹夫教授、副会長には羽村市商工会増田一仁会長を推薦いただくご意見があったが、皆さまいかがか。
(異議なし)
(会長に進邦委員、副会長に増田委員を決定)
(会長) 羽村市とは事業仕分けや東口商店会活性化プロジェクトなどのご縁があり今回の羽村市産業振興計画策定懇談会に参加させていただいた。住まいは羽村市ではないが、羽村市について勉強しながら会長を務めていきたいと思う。皆さんよろしくお願いしたい。
(副会長) 副会長ということで、会長を補佐していきたいと思うのでよろしくお願いしたい。
6.議事
(1) 羽村市審議会等の会議録の作成及び公表等に関する基準について
(会長) それでは、早速議事を進めてまいりたい。次第の6、議事の1「羽村市審議会等の会議録の作成及び公表等に関する基準について」を議題とする。事務局からの説明を求める。
(事務局) (【資料4】説明)
(会長) ただいま、議事の1点目、「羽村市審議会等の会議録の作成及び公表等に関する基準について」の説明が終わった。この件に関し、委員の皆さま、ご意見をお願いする。
(意見なし)
(会長) それでは、「羽村市審議会等の会議録の作成及び公表等に関する基準について」は、事務局説明のとおりとし、懇談会の議事録は要点筆記、内容は委員各位に事前にご確認いただいた上で、次回会議に諮り、一般に公開することとして、ご了承いただきたい。いかがか。
(異議なし)
(会長) それでは、そのように決定する。
(2) 羽村市産業振興計画策定懇談会の傍聴に関する定め(案)について
(会長) 続いて、議事の「羽村市産業振興計画策定懇談会の傍聴に関する定め(案)について」を議題とする。事務局からの説明を求める。
(事務局) (【資料5】説明)
(会長) 事務局からの説明が終わった。本懇談会は原則公開とし、傍聴者の定員は5名、先着順によるものとの説明であったが、いかがか。この件に関し、委員の皆さま、ご意見をお願いする。
(意見なし)
(会長) それでは、「羽村市産業振興計画策定懇談会の傍聴に関する定め(案)について」は、原案のとおり決定をさせていただくがご異議ないか。
(異議なし)
(会長) それでは、そのように決定をするので、資料5の懇談会の傍聴に関する定め(案)の(案)を消していただき、決定日及び裏の付則には本日8月20日の日付をご記入いただきたい。ここで事務局に確認をする。本日は傍聴の希望者はいるか。
(傍聴希望者なし)
(会長) それでは、本日は傍聴希望者がいらっしゃらないとのことなので、このまま会議を進める。
(3) 羽村市産業振興計画の位置づけについて
(会長) 続いて、議事の3「羽村市産業振興計画の位置づけについて」を議題とする。事務局からの説明を求める。
(事務局) (説明)
(会長) 事務局からの説明が終わった。この件に関し、委員の皆さま、ご意見をお願いする。
(委員) 確認させていただきたいのだが、中長期的な計画の策定が必要なのはよくわかる。ただ、現在の市の状況は、イオンの進出などから、商業のみならず工業などの状況も変化の途中にあるのではないか。今後様子がどう変わるかがある程度見えてから策定を進める、あるいは計画の期間を短くするなどの考え方もあると思うが、こうした点についてどう考えるのか。
(事務局) ただいま質問いただいた通り、市内の産業を取り巻く環境は現在大きな変化をしているということに関しては承知をしている。特に、今委員の方からもご指摘があったように、イオンの進出の状況など大きく変わっていく時期だと考える。アクションプラン的なものを短期間で回していくという考え方もあると思う。しかし、これまでもリーマンショックや東日本大震災など、市内の産業を取り巻く環境の先行きの見通しのつかない状況はあった。中長期的な計画をビジョンとして持ちつつ、計画を作りっぱなしにせず、見直しをかけていくことが必要ではないかと考えている。特にイオンの件に関しては、これからわかってくる部分も多く、その都度対応していくことが大切だと考えている。
(委員) 懇談会の中でも随時話題に取り上げ、状況に応じて考えていきたい。
(事務局) 大きな方向性として懇談会の中で考えていきたい。先ほども言った通り、計画に対しては随時見直しをかけていきたいと思っている。
(事務局) 追加でお配りさせていただいた資料にもある通り、羽村市の長期総合計画は平成29年度に後期の計画へと見直しがかかる。当然長期総合計画が変わってくれば、産業振興計画の方も見直しが必要となってくる。作りっぱなしではなく、柔軟な対応を取っていきたいと考えている。
(委員) 中長期的なビジョンを持って市内の産業を考えていくという点については、非常に大切なことだと思っている。時期的に市内の産業環境が大きく変わる時期でもあり、質問させていただいたが、了解した。社会状況や計画の進捗に応じて計画をチェックする態勢、これは大いに必要だと思うので、こうした態勢整備もぜひ検討されたい。
(会長) それでは、議事の3「羽村市産業振興計画の位置づけについて」は、事務局の説明について了承し、今後の懇談会については、ただいまの説明に基づき進めていきたい。
(傍聴希望者あり)
(会長) ここで傍聴希望者がいらっしゃるとのことなので、皆さまにお諮りする。定めの第9条には、その日の会議の全部または一部を非公開とすることができることとされているが、本日の会議はすべて公開することとしてよろしいか。
(異議なし)
(会長) それでは、そのように決定をする。傍聴希望者は入室をしてください。
(傍聴者1名入室)
(4) 羽村市におけるこれまでの取組み状況及び主な成果について
(会長) 続いて、議事の4「羽村市におけるこれまでの取組み状況及び主な成果について」を議題とする。事務局からの説明を求める。
(事務局) (【資料6】説明)
(会長) 事務局からの説明が終わった。この件に関し、委員の皆さま、ご意見をお願いする。
(委員) この中で、これは羽村にしかないというようなものはあるか。
(事務局) 羽村にしかない独自の施策というものはなかなか難しい。ただ、特に力を入れて取り組んでいることは、企業活動支援である。これは他の市にも先駆けて取り組みを始め、現在も企業活動支援員が中心となり取り組みを進めている。
(委員) 聞きなれない言葉だが、企業活動支援員とは私たち農家にとってはどうなのか。農家に来て、農家の経営についても考えていただけるのだろうか。
(事務局) ご質問いただいた企業活動支援員についてだが、産業課に中小企業診断士と金融機関から派遣された職員がおり、4名体制で商業と工業のそれぞれの企業、工場、商店を回り、経営診断やマッチングの手助け、国の補助金の申請に関するお手伝いなどを行っていて、企業のお悩み事をワンストップで解決するための活動をしている。農業については専門性もあり、ご相談に乗れるような体制にはなっていない。
(委員) 産業と言うと、農・工・商の説明があったが、羽村の場合特別会計で水道の事業があると思う。これについてどうお考えか。
(事務局) これまでにさまざまな各関係団体のヒアリングを行ってきた中でも「羽村は水が良い」というようなご意見を数多くいただいている。水を産業の中でどのように生かしていけるかということは今この場で即答はできないが、一つのキーワードとして計画の中で考えられるのか検討したい。
(会長) それでは、議事の4「羽村市におけるこれまでの取組み状況及び主な成果について」は、事務局の説明について了承し、今後の計画策定にあたっての基本データとして踏まえていくこととしたい。
(5) 羽村市産業の現状について
(会長) 続いて、議事の5「羽村市産業の現状について」を議題とする。事務局からの説明を求める。
(事務局) (【資料7】説明)
(会長) 事務局からの説明が終わった。この件に関し、委員の皆さま、ご意見をお願いする。
(委員) 資料の中の専業農家・兼業農家のデータについて、専業農家の数が増えてきていて、農業が盛んになっているという解釈だと思うが、これは間違いである。専業農家が増えたという統計データの解釈を間違えると羽村市に農業者が増えて農業が活性化していると思われかねない。専業農家という定義については、農業収入と年金収入以外にない者は専業農家となる。会社に勤めていて、農地があり農業もやってきたが大部分の収入はサラリーマンとしての給料で生活をしていた人が定年退職すると、農業以外の収入は年金しかなくなるので、専業農家となる。この解釈を間違えると羽村は農業が発展しているという誤解を生んでしまうので訂正をお願いしたい。
(事務局) データ上の数字をお示ししたが、委員より詳しいお話があったので、この状況を踏まえて今後の計画を考えていきたい。
(委員) 産業振興計画を立てて、具体的な政策を行った効果をどのように測るかをお聞きしたい。
(事務局) 産業振興計画を策定した効果の測定についてのご質問かと思うが、なかなか一概に数値でお示しするのは難しいと認識している。産業の振興は、街の賑わいや活性化というような抽象的なものが成果としてあるような部分もあるため難しい。また、それぞれに事業者さんが取り組まれていることで成果となっている部分があるため、なかなか見えてきていない部分もある。ただ、商店会が東京都のグランプリを受賞した活性化などの部分は一つ大きな成果としてあるのではないかと考える。
(委員) 産業振興計画を立て、具体的な施策を行うことは、税金からサービスの費用を出すことになる訳だが、このサービスに対する効果は個々の売上の統計と税収の変化を見るべきだと思う。これによってサービスの効果があったかどうか傾向としては見えてくると思うのだが、どうであろうか。できれば羽村市の収入の構成と、この構成比の変化をお示し願いたい。
(事務局) 市の税収構造や売上の変化を一つの成果として捉えるということであるが、羽村市の場合は法人市民税の占める割合が大きく、特に大企業による法人市民税が大きな割合を占めている状況である。施策として進めてきていることの他に、社会情勢などによる要因の方が大きく、税収構造から判別をするということはなかなか難しいのではないだろうかと考える。売上などについては統計データを確認していないため何とも言えないが、そういった考えは一つ案としてあるとは思うので今後考えていきたい。
(委員) 法人市民税の比率が高いため羽村市が行う施策があまり反映しないということであれば、反映する範囲をまず設定してその中での変化を見ていくことが合理的だと思う。今までやってきたことと税収の変化を見直すことによって、より合理的、あるいは市民の納得のいく政策とは何かという議論をやっておくべきだと思う。
(事務局) どういったことができるかはこれから考えていきたい。これまでの施策についても、使われているものと使われていないものがある。こういったものの見直しや検証は事務局側で行っているが、今後も続けていきたいと思う。
(委員) 羽村市として、計画を策定して産業振興を進めていこうという姿勢が重要。ただ、目標を立てたものがすべてその通りに進むわけではない。その時の経済情勢によって大きく変わる。もともとそれが基礎だと思う。数値的な効果にだけとらわれず、それぞれの分野で必要とされる方向性や施策を建設的に提案するべき。
(委員) 確かに一年なり半年なりで世の中は動く。だが、将来の目標を設定して、それに対して何らかの具体的なアクションを取る、というのが企業の姿だと思っている。振興計画とある以上、何らかの目標設定は必要だと思う。設定するのであれば、結果を見直すことは必要。どういう数字を見ていくのか、何を考えていくのか、議論を進める上で資料が必要である。
(委員) 指標はあった方がいいが、絶対的に正確なものはないと思う。振興計画の中で、行政は事業者に対して有効な支援を送っていく。毎年毎年どんどん経済環境が変われば、違う支援方法が出てくる。そういうものを考えていきましょうというのがこの懇談会だと思う。今日はまだ第一回目。これから会議の中でたくさんの意見を出していっていただきたいと思う。
(会長) これまでの評価基準というものがあったのかということと、その評価はどういったものだったのかということを踏まえ、これまでの計画に関する評価ができるのであればどういった点で評価ができるのかをこれから話し合っていきたい。今後の事業計画に関しての評価基準はこの懇談会の中で決めていくという形で進めていきたい。
(委員) 評価については結果論としてできるところがある。農業振興計画が平成13年に策定されたが、その結果どうなったか。農業はそれ以降も右肩下がりが続いている。だからと言って農業振興計画が間違っていたとは思わない。間違っていたかどうかといった判断はどうするか。例えば、羽村市の農産物直売所の売上高が、目標には届かなかったものの、近隣の農産物直売所と比べて売上の減少が少なかった、あるいは前年維持をしていたなど、必ずしも絶対的評価ではなく、相対的に評価をしていくべきだと考える。農産物直売所に力を入れて、羽村の農業は生き残ってきた。他の市では後継者クラブが崩壊しつつある。結果として農業振興計画がうまくいったと思っている。
(会長) 評価基準に関しては各産業分野によっても変わってくると思うし、全体として目指す方向性といったものもあると思う。そういったことについてはまた今後議論していきたい。
(6) 羽村市の産業に関する意見交換
(会長) これまでの話も含め、ご意見いただきたい。
(委員) 先ほど少しお話しした中で企業活動支援員の話があった。支援員の方々が各企業を訪れてアドバイスなどをする訳だが、これだけではない。東日本大震災の時に、各工場に行き、どのような計画を立ててやっていくべきかというようなBCPに関する支援も行い、考えを伝えていくことによって、お金ではない、企業として存続していくという重要なことも行っているということをお話ししておきたい。また、基本的に考えていかなければいけないのは日本の構造。少子高齢化や円安による影響などを考えて計画を立てていくことが非常に重要だと考える。
(事務局) 先ほど委員の方からも絶対的な評価と相対的な評価についてのご発言があったが、相対的な評価になる部分が多くなると思う。企業活動支援員が6,000回を超えて訪問をしているなどといったことについては、企業や商店の信頼を得てのことであり、相対的な評価として評価できるのではないだろうか。そういったこれまで行ってきた取り組みは今後も継続していかなければいけないと思う。また、その他の絶対的な評価で評価できるものが何かないかということについては今後研究していきたい。
(会長) 各産業分野でのいろいろな形での取り組みを踏まえて、お考えを一言ずつお話しいただきたい。
(委員) 先ほどからもお話が出ているが、企業活動支援員の存在が大きいと思う。我々が日常的に業務していて、なかなかわからない情報や、補助金のことを細かく教えていただけることが大きい。
(委員) 先ほど委員からもあった少子高齢化について考えていかなければならない。また、資料に小売吸引力があると思うが、平成19年から24年にかけて落ち込んでいる。これは近隣に大型店舗ができたということが大きな要因だと思う。これからイオンができると今度は上がってくると思うが、ただ単純に上がれば良いというものではない。個店と大型店舗が共存共栄しながら、今後どのようにして更に上げていくかを考えていきたい。
(委員) イオンの進出が一番大きな問題だが、商店街の中でも後継者不足が深刻な問題で、なかなか解決の糸口を見いだせていないような状況である。空き店舗の問題なども考える必要があると思う。
(委員) 現在、市役所の産業課の方と杏林大学の学生さんと一緒に東口商店会について考えている。また先日、西武信用金庫さんのご紹介で国の助成金がもらえるようになった。情報を得て、アクションを起こすことによって良い方向へ行く。杏林大学の学生さんと一緒にこれからのまちづくりを考えていきたいと思っている。
(委員) マミーショッピングセンターという小さな商店街でやっている。先ほど企業活動支援員のお話があったが、商店街として企業活動支援員の方あるいは職員の方の支援なくしては「東京商店街グランプリ」の優秀賞の受賞などはなかった。施策の中にこういった内容が盛り込まれているから我々も利用することができたと思う。
(委員) 羽村の農地は全域市街化区域内ということで、瑞穂町のように永久に農地として残る土地というものがないため、考えていかなければならない。羽村は近隣の市町村に比べても後継者が増えている現状はある。しかし、税金面に関しては、補助してくれとまでは言わないが、頑張ってやっていくしかないような状況である。
(委員) 今まちづくりの中で緑を後世に残そうということを念頭に置いてやっている。正直、細かい利益等を追求したら農業はできない。農業が農業のことだけを考えていては良い街にならないと思う。それは工業も商業も同様ではないか。互いに良い連携が必要。商業、工業、農業その他いろいろな経験者の方々が集まるこの会議でまちづくりの話ができればと思う。
(委員) 観光の面からお話しさせていただくが、これからは羽村へ多くの人がお越しいただけるようにすることが羽村市の観光協会の大きな課題だと考える。今はチューリップ祭りやさくら祭りが有名になり、他市の観光協会との交流の際にも大変好意を持っていただけた。観光協会としてこの懇談会で各分野のさまざまな意見を拝聴しながらこれからのことを考えていきたい。
(会長) 各分野から貴重なご意見をいただいた。これからの懇談会に役立てていきたいと思う。
(委員) 長く羽村に住んでいるが昔と今では状況が大きく変わった。また、羽村市が唯一独自にやっている水道事業についてぜひこの懇談会で考えていきたい。普段私たちが飲んでいるこの水を使った産業ができないか考えていただきたい。
(委員) 私は経営コンサルタントの経験を生かして農業やその他の分野の審議に生かしていきたい。
(委員) 金融団体として本日出席させていただいたが、金融機関は国から認定支援機関ということでやらせていただいている。この産業振興計画を形だけでなくいかに活用できるものにしていくかが大事だと思っているのでその手伝いができればと思う。
(委員) 農業分野では今「農家の努力不足」や「経営感覚がなさすぎる」などの声を多くいただく。しかし具体的な案が出てこない。この各分野で活躍されている方々がいる中で、具体的なアドバイスをいただきたい。
(会長) 委員からもあったように、この懇談会はさまざまな業界の方が集まり構成しているため、それぞれの立場からの発言もお願いしたい。一方でそれぞれの業界のコラボレーションとして全体が活性化していくような懇談会にしていきたいと強く感じている。
(7) 今後の進め方について
(会長) 続いて、議事の7「今後の進め方について」を議題とする。事務局からの説明を求める。
(事務局) (説明)
(会長) 事務局からの説明が終わった。この件に関し、委員の皆さま、ご意見をお願いする。
(意見なし)
(会長) それでは、議事の7「今後の進め方について」は、事務局の説明について了承し、次回以降議論を深めていきたい。各委員ともにご協力よろしくお願いする。
(会長) これで本日予定されている議事につきましては、すべて終了した。円滑な議事進行へのご協力誠にありがとうございました。それでは進行を事務局に戻す。
7.その他
(事務局) (事務連絡)
(事務局) 本日は長時間にわたりご協力ありがとうございました。これで会議を終了させていただく。
羽村市産業環境部産業振興課
電話: 042-555-1111 (商工観光係)内線655 (農政係)内線661
ファクス: 042-579-2590
電話番号のかけ間違いにご注意ください!