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    平成28年度第3回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録

    • [2016年10月11日]
    • ID:9286

    平成28年度第3回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録

    日時

    平成28年9月5日(月曜日) 午後7時00分~午後8時57分

    会場

    市役所3階 庁議室

    出席者

    座長 若松 仁、副座長 雨倉 千恵子、委員 佐藤 美知子、佐久間 英明、池田 文子、阿部 啓一、中根 透、鶴我 佳子、山口 脩、伊藤 節雄、荻原 稔、岡田 千依、細渕 陽右

    欠席者

    委員 川端 秀明

    議題

    1.開会

    2.議事

    ・第2回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録について

    ・羽村市生涯学習基本計画の推進に関すること

    【テーマ】生涯学習社会の実現を目指して!~活力ある地域コミュニティと心豊かな安らぎに満ちた生涯学習のまち~

    「生涯学習によるまちづくりについて」

    3.その他

    傍聴者

    なし

    資料

    ・第3回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議次第

    -事前配布(郵送)-

    ・資料5 生涯学習基本計画推進懇談会(第2回)意見まとめ

    -以下、第1回会議時配布資料-

    ・資料6 【テーマ】生涯学習社会の実現を目指して ~活力ある地域コミュニティと心豊かな安らぎに満ちた生涯学習のまち~

    ・社会教育委員の会議の提言 

    「市民や団体等が学んだ成果を地域社会に還元できる仕組  みの構築について」

    -別冊-  

    ・羽村市生涯学習基本計画

    ・実施計画(平成28年度版)

    ・羽村市生涯学習基本計画 概要版

    会議の内容

    1.開会

    (事務局) 定刻となったので、ただ今から、第3回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会を開会する。

     本日は、お忙しいところ、ご出席いただきありがとうございます。

     早速だが、次第に沿い会議を進める。

     なお、川端委員は、本日、所用により欠席である。

     また、会議録については、第1回の懇談会において公表の際に「発言者の氏名は記載しない」と決定している。

     開催通知とともに皆さんに送付した会議録の中ではご自身の発言を確認するために発言者氏名を記載しているが、この後の議事1で会議録の確認をしたうえで「座長」「副座長」「委員」「事務局」と表記を直し、市公式サイト等で公表するので、ご了承いただきたい。

     次に、本日の会議の傍聴については、傍聴者なしである。

     それではこれからの議事の進行を座長にお願いする。

    (座長) 議事に入る前に、第1回と2回の会議を欠席した委員に自己紹介とご自身の活動と近況について、ご発言願いたい。

    (委員) 昨年度もこの懇談会に参加し、2期目である。

     私は羽村で生まれ育ち、近年は中学時代の同級生と共に吹奏楽団を立ち上げ、活動している。今回の懇談会でも活発に意見を出していきたいと考えている。

     

    2.議事

    (1)第2回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録について

    (座長) 会議に入るが、まず会議に先立ち、皆さんにご協力をお願いする。円滑に会議の議事を進行するため、発言のある場合は、挙手をお願いする。私から委員を指名するので、その後、発言をしてほしい。

     それでは、初めに、議事の1項目め、「第2回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録について」を議題とする。主にご自身の発言について、訂正等はあるか。

    【委員から訂正する旨の発言があり、了承された。】

    (座長) 他に訂正はないか。

    (各委員) 特になし。

    (座長) 会議録については、訂正のうえ、委員の氏名を削除した形で、窓口での閲覧と羽村市公式サイトへ掲載をする。

     続いて、議事の2項目め、「羽村市生涯学習基本計画の推進に関することについて」を議題とする。

     事務局から説明をお願いする。

    (事務局) それでは、事務局から説明する。

     第1回の懇談会で配布させていただきました資料のうち、資料6の2ページ目、「生涯学習によるまちづくり」についてご意見をいただきたい。

     市では現在、羽村市生涯学習基本計画の後期基本計画の策定を進めているところであり、平成29年度から33年度の5年間に取組むさまざまな施策の1つの柱として「生涯学習によるまちづくり」をテーマとして検討している。

     今回は、皆さんがこのテーマについてそれぞれの立場から考えたご意見をいただきたい。

     「生涯学習によるまちづくり」についての視点として2つ挙げるとすれば、1つは「学べる機会があるまち」というより「学んだ成果を活かせるまち」、つまり、学習できる環境だけでなく、学習した成果を披露したり教えたりすることができるまちづくりとして考え、更に言うと「学習を通じての地域への愛着」や「人と人とのつながりや絆を高める」という見方である。

     また、もう1つの視点としては、例えば、子育てをする親の悩みについて、同年代の子育て世代や子育て経験のある中高年世代が地域でつながりを持って共に考えることで、地域の子育て力が上がり、安心して子育てができるまちになるというように、1つのキーワードを基に「どの世代でも地域社会で学び、活動し、活躍できるまちづくり」という見方である。

     「学んだ成果を活かせるまち」、「どの世代でも地域社会で学び、活動し、活躍できるまちづくり」の視点から、羽村市ではこんなまちづくりができるのではないかという発想でご意見いただきたい。

     また、事前に送付した「生涯学習基本計画推進懇談会(第2回)意見まとめ」についてだが、今後の参考にしていただきたい。

     以上で、説明を終わる。

    (座長) 事務局からの説明が終わった。

     本日は、前回の資料6の2ページ、2.「生涯学習によるまちづくりについて」、今後、羽村らしい生涯学習によるまちづくりを展開していくために、(1)と(2)の2つの視点から、どのような取組みが求められるのかを議論していただく。

     (1)は、「市内で活動されている団体の中で、特色があると思う活動はあるか。」について、(2)は、「それらの活動に、どのような関連性を持たせることができるか。」ついて、以上2点になるが、一応の目安となる時間を決めておきたい。

     (1)の「「市内で活動されている団体の中で、特色があると思う活動はあるか。」は50分、概ね午後8時を目途に議論する。

     (2)の「それらの活動に、どのような関連性を持たせることができるか。」については50分、概ね午後8時50分を目途に議論していただきたい。

     

    議題(1)「市内で活動されている団体の中で、特色があると思う活動はあるか。」

    (座長) それでは議論に入るが、意見のある方は挙手をしてほしい。

    (委員) 私は羽村市で生まれ育ち、今後も羽村市で生活していきたいと考えている。このまちに自分が貢献できることはないかと思っていたところ、友人から吹奏楽団を立ち上げたいとの誘いがあった。「音楽のあるまちづくり」として、音楽活動で貢献できるのではないかと吹奏楽団を立ち上げることを決め、活動を始めた。

     羽村市にはさまざまな活動をしている団体があり、それらを紹介するガイドブックを資料としていただいたが、若い世代の情報収集はスマートフォンの利用が主流なので、今後は羽村市のスマートフォンアプリを作って行政情報や社会教育関係の情報を発信したら良いのではないか。メール配信サービスも若い世代の利用者は少ないと思う。

    (座長) 活動している吹奏楽団では、どういった方法で情報発信しているのか。

    (委員) フェイスブックやツイッターで活動内容を紹介している。

    (座長) 「音楽のあるまちづくり」のことで言うと、羽村市内の小中学校も力を入れており、吹奏楽を始め、音楽の面での活躍はとても楽しみなものであり、先生方も大変熱心である。先日行われた羽村西小学校の星空コンサートもとても素晴らしかった。

    (委員) 小学校で音楽の活動を始めた子どもたちが、成長してからも市内の吹奏楽団などで活躍しているが、続けていくことは大切であると思う。

    (座長) 先ほど情報発信に関する話題も出たが、皆さんの活動している団体では、どのような取組みをしているか。

     例えば幼稚園では、フェイスブックなどを使って情報発信しているか。

    (委員) 幼稚園ではホームページを開設している。

     インターネット関連に対する意見としては、世代格差がとても大きいものであると感じている。5年、10年の間に次々と新しい機器や情報の取得手段が変化していき、それに対応していくのが大変である。

     もうひとつ思っていることは、今の子どもたちは、きちんと学習する機会を持って、ロボットに使われる人ではなく、ロボットを開発あるいはプログラミングできる人に育てていかないといけないのではないか。また、高齢者も置いてきぼりにならない策が必要である。

     文部科学省の発表では、今後、小学校でもプログラミング教育が取り入れられるようだが、羽村市で子どもたちにプログラミングを教えられる人を育成し、学校で活躍してもらう取組みをすると羽村市の特色にもなるのではないか。

    (委員) 学校ではコンピューター関係の講師を呼んで、教員が指導を受けているが、教員の中でもコンピューターについては得意不得意がある。今あった意見のように、市でプログラミングを教えられる人を育成し、各学校に配置してもらうことは理想的である。

    (委員) コンピューターを使って何かを作ることは子どもたちの興味を引くことである。

     例えば、レゴブロックのようなもので形作ったロボットをコンピューター制御で動かすプログラミングをする。こうするとこう動くというプログラミングを子どもに教えると、子どもが楽しいと思うこととプログラミングが結びつくのではないか。

    (委員) 私の活動している団体で行う工作塾では、子どもたちを対象にロボット作りを教える。

     私個人のロボット観・デジタル観を言うと、デジタルは手段であって目的でない。工作塾においてロボット作りを通して教えることは、ロボットとは一体これから何をするべきか、ということである。これからの社会がさまざまな形でロボット化されることは間違いないと思うが、目的を効率的に達成することに対してデジタルを使うべきだと考えている。子どもたちにはそういったことを教えている。

    (委員) 「特色ある活動は何か」という議題の中でコンピューターの話が出たが、羽村市は生涯学習という視点でコンピューターを教えることや学ぶことについて特色のあるまちなのか。例えば、他の自治体ではやっていないことを羽村市の学校の授業ではやっているのかということを教えてほしい。

    (委員) コンピューターを使った授業については、学校や教員それぞれの方法で行っているので、「特色ある」とは言えない。

    (委員) 羽村市に住んでいれば、誰でもコンピューターについて学べる機会が持てるということがあると、羽村市の「特色ある活動」になるのではないかと思う。

    (委員) 関連した意見として、羽村市内のコンピューター関連の企業の協力を得て、生涯学習の事業ができると、「特色ある活動」になるのではないか。

     以前、ゆとろぎでそういった事業があったようであるが。

    (事務局) 昨年の8月にゆとろぎにおいて、子ども体験塾・ロボットワールドを行った。

    (委員) そういった事業が増えていくと、「特色ある活動」になると思う。

    (座長) コンピューターやSNSなどに関連した件で他に意見はあるか。

    (委員) この懇談会の傍聴について提案だが、傍聴席を廃止し、懇談会が行われている映像をフェイスブックなどでライブ配信してはどうか。誹謗中傷やプライバシーの問題は考えなくてはいけないが、見てくれる人はいると思うし、こういった取組みを見て「羽村市はすごい」と思う人もいるのではないか。

    (委員) 「ライブ配信」とは何か。

    (委員) 会議室にカメラを設置し、会議の様子を撮影したものを生中継でパソコンや携帯電話、スマートフォンなどから見ることができるものである。また、見ている人がその映像に対してコメントすることができる。

    (座長) テレビと違うところは、見ているだけでなく、思ったことを書きこむことができるところである。

     特に若い世代はよく利用しているようである。このことについてどうか。

    (委員) この懇談会の認知度が高いかどうかにもよると思う。

    (委員) この懇談会においては、何かを決める会議ではなく、発想を出し合う会議である。ネット配信となると、意見を言う委員はそれぞれの責任があるが、書きこみをする方は自由である。書きこみの中には不適切なものもあると思うが、多くの人の意見が集まりさまざまな知恵が出てくるかもしれない、という点では面白いと思う。

     全ての会議でなくても良いと思うが、ネット配信での劇場型の会議は、行政のやり方としては特色があるものではないか。

     また、羽村市は特別なまちではないが、小さなまちの中にはきれいな川があり、山があり、工業地帯もあれば田んぼもある。市の人口がそう多くない中で生涯学習をより良くするためには、たくさんの人の意見が必要であり、周囲の自治体との横の連携も大事である。羽村市だけで充足するよりも、広域の人の知恵や人とのつながりを持つことを発想できる「まち」や「生涯学習」であってほしい。

    (委員) 同じ趣味を持つ者同士なら、世代の壁もなくなる。団体の中で世代の違いがあっても、共通する部分があればうまくいくと思う。

    (座長) 他に意見があるか。

    (委員) 町内会ではホームページを作っていたが、行事などの活動写真の掲載で、子どもの写真には親の承諾を得るなどの配慮が必要であり、制約も多いので活動を発信したくてもできない。情報発信としては便利だが、活かしきれていない。

     また、「広報紙は全戸配布されるし、市の公式サイトもあるので、町内会に加入するメリットがない」、「役員になるのは嫌だし、募金活動にも参加したくないので加入したくない」と言う人もいて、加入が減り、地域のつながりが希薄になっている。

     町内会に加入しない家は、そこに誰が住んでいるのか、家族構成はどうなのかもわからない。市からは、個人情報保護の理由から教えてもらえないので、災害時には、町内会に加入していない家庭の安否確認をどうしたら良いのかと案じている。

    (副座長) 「特色ある活動」についての意見だが、ゆとろぎ協働事業運営市民の会は、ゆとろぎの事務室の中に事務局を構え、ボランティアで活動している4つの部会のメンバーと共に企画を立て、実施に向けて尽力している。他の自治体にはあまり類がない活動団体である。

    (委員) 市民の会はゆとろぎ事業の運営に携わっているが、文化協会は会員の成果発表の場の支援や羽村市文化祭の運営の面でゆとろぎと関わっている。

    (委員) 私が所属する団体は、自分たちのやりたい事業を市民の会に提案し、実施することができた。4年間はゆとろぎと協働でその事業を続けたが、5年目となる今年は、「そろそろ独立して実施してみては」と教育委員会から後援を受け、主催で事業を実施することになった。ゆとろぎと協働で育てた事業を今後も続けていきたい。

     ゆとろぎ協働事業市民の会は、近隣でも同様のものがあるという話を聞いたことがないので「特色ある」ことだと思う。もっと市民の皆さんに広まって、利用してほしいと思う。

    (座長) ゆとろぎは、大変特色ある施設である。ゆとろぎがいろいろな生涯学習の発信基地となると良い。

    (委員) ゆとろぎイベントガイドは隔月で全戸配布されるが、なかなか活用されていないようである。

    (座長) 発信方法の話題で皆さんに見ていただこうと、3種の印刷物を用意した。1つ目は、市内のある町内会のホームページである。各部の活動なども詳しく見られるが、このホームページは2016年3月から更新されていない。個人情報保護の問題や更新の手間もあってのことかと思う。

     2つ目は、ゆとろぎのフェイスブックである。ここでは、さまざまな活動の様子が掲載されている。フェイスブックというのは、例えば「いいね」を押すと押した人のフェイスブック上の友達全員がその情報を見られるようになる。

     3つ目は、総理官邸のツイッターで、さまざまな情報が更新されている。

     これらの資料は、皆さんにも見ていただきたい。

     ゆとろぎを拠点にした生涯学習の情報発信について、今後はデジタルな方法とアナログな方法を上手く組み合わせていけたら良いと思う。

    (委員) 情報発信の手段として、はむらんをラッピングバスにしてはどうか。

    (委員) パソコンが使えない人は情報発信に制限がある。

    (座長) 最近の通信手段はスマートフォンが主流になり、意外にもパソコンを使えない若い人が少なくないそうである。

    (委員) 私はパソコンを使うことはできるが、所有していないのでスマートフォンで対応している

    (座長) スマートフォンについては弊害もある。子どもたちの使い方については、よく考えなくてはいけない。

    (副座長) ゆとろぎの催し物に関しては発信しているつもりだが、ゆとろぎ協働事業市民の会の活動について、誰がどんなことをやっているのかについての発信はしていない。若い人にも参加してほしいので、今後はネット配信などの方法も考え、情報発信していきたいと考えている。

     

     議題(2)「それらの活動に、どのような関連性を持たせることができるか。」

    (座長) 時間になったので、(2)「それらの活動に、どのような関連性を持たせることができるか。」について意見を聞きたい。

    (委員) 情報発信については、ツールによってアクセスできる人とできない人がいるが、結局のところは人がつなげることが一番確実である。個々に合った生涯学習の相談ができたり、取次いでくれる生涯学習コーディネーターがいると良いと思うが、現在、羽村市には雇用されている専門職あるいはボランティアの生涯学習コーディネーターはいるのか。

    (事務局) 学校においては、地域と学校をつなぐ学習コーディネーターは各中学校区に1人ずつ合計3人いるが、社会教育の部分での生涯学習コーディネーターは、現在のところいない。

    (委員) 生涯学習に関する相談を始め、羽村市だけでなく近隣の自治体との活動などのつながりを作れる生涯学習コーディネーターがいると良いのではないか。さまざまな状況の人がいる中で、それぞれを柔軟につなげられるのは、やはり人間の仕事ではないかと思う。

    (座長) 地域教育シンポジウムをご存じだろうか。何年か前の地域教育シンポジウムの寸劇で、羽村市のことを「ちょいなか」と表現したところがあった。都会でもないし田舎でもないが、ちょっと田舎よりという意味だと思うが、とてもおもしろい表現である。

     羽村市で成長し、「羽村市で何かをやりたい」「羽村市のことを広めたい」と言う若者たちに出会って話を聞くことがあった。実は、こういった考えを持つ若者がとても多く、羽村市をとても意識し、大事にしているように思う。

    (委員) 今年の文化祭の特別企画として「玉川上水物語」という演劇を行う。発案者は羽村市民であり「羽村市のために何かをしたい」という気持ちでこの企画に携わっていただいている。

    (委員) 羽村市とその周辺の自治体は、他から見ると同じような田舎に見えるかもしれないが、それぞれ違った地域性がある。羽村市はゆったりして静かなまちであると思う。

    (委員) 事務局の説明で「この懇談会では夢を語ってほしい」との話があったので、私の目線から羽村市でどんな生涯学習があったら良いかを考えてきた。

     私は羽村市に移り住んできたが、周囲の方に伺ってみると、同じく羽村市へ転入し住んでいる方、羽村市で生まれ育った方が半々くらいであった。こういった出会いは自分から努力をして得たものであるが、良い出会いをするための活動がないかと考えてみた。

     学習内容としては、スポーツ系、学習系、習い事系とさまざまなものがあるが、交流系の生涯学習はどうかと考えた。

     例えば利き酒会では、成人以上の広い年代の方と交流できる。

     また、ビールを作る講習をして、お互いに自作のビールを持ち寄り意見交換する。

     ワイン作り講習会では、近隣または山梨まで行き、安価なB級程度の葡萄を自ら収穫し、ワインが完成したら品評会をする。

     世界幻の名酒の会として、さまざまな国の飲んだことのないようなお酒にまつわることを学習し、利き酒をし、交流を図る。

     また、有名な美術品を借りて、市内の町内会館などで無料鑑賞できると、身体の不自由なお年寄りや車に乗れない方、小学生や中学生も鑑賞できると、羽村市は有名な美術品が身近に鑑賞できる、特色あるまちとなるのではないかと思う。実現は難しいが、夢として発言した。

    (委員) 酒蔵がある自治体もいくつかあるが、羽村市初のご当地のお酒というのは興味深い。

    (委員) 市民の提案として、ゆとろぎ協働事業運営市民の会に提案してはどうか。

    (座長) ワイン作りでは、葡萄を通じて羽村市の姉妹都市である北杜市との交流もできるのではないか。

    (委員) 水は「はむらの水」が使えるのではないか。

    (委員) さまざまな立場の方がいるこの会議に、私は高齢者の立場として参加している。

     私は「生涯現役」という言葉がとても好きであるが、生涯現役のためには、その環境づくりが大切である。健康を保持していくことの他、生きがいを高めることが重要であると考えている。羽村市老人クラブ連合会でもさまざまな行事を計画しているが、高齢者が興味を持てることを見つけて活動を続け、充実した日々を送ることができることが「生涯現役」である。

     羽村市の人口のうち、4人に1人が高齢者であるが、将来は3人に1人になることも想定されている。高齢者の多くが「生涯現役」でいられるように生きがいを高める生涯学習を考えていけると良い。

    (座長) 生きがいを高めるという意味では、スポーツ・音楽・芸術系の生涯学習だけでなく、交流を目的とした生涯学習があっても良いのではという先ほどの意見も参考になると思う。

    (委員) 私の夢は、これからの将来を背負って立つ羽村市の子どもたちに夢を育んでもらいたいということである。羽村市は大人が子どもを大事に育むまちであってほしい。

     子どもたちは工作など創作することが好きであるが、学校では十分な時間が得られないようである。しかし、子どもたちは想像し、物を作ることを求めていて、その親たちも一生懸命である。「理科好きになる工作塾」には、定員を超える応募があった。

     高齢者の皆さんにも力を貸していただき、子どもたちが語る夢を聞いて手助けできるような交流の場があると良いと思っている。また、そういった会場の確保については、ゆとろぎだけではなく休業日の企業の会議室を借りるなど、企業の協力があると良いと思う。

     子どもたちとの交流を通じて、大人の皆さんが持っている力を発揮できるまちというのが私の希望である。

    (委員) 市内に住んでいる孫が、羽村市について調べる宿題があるので教えてほしいと言うので、羽村の水の話をした。今の意見を聞いて、自分の知識を伝えるのも子どもたちとの交流の1つになるのではないかと思った。

    (副座長) 市内の全小学校に放課後子ども教室というものがあり、指導員の他、地域のボランティアの方の協力を得て活動している。そこでは、放課後の約2時間、子どもたちの宿題をみたり、一緒に遊んだりして過ごしている。

     当初は高齢のボランティアもいたが、子どもたちの動きが活発なので、外遊びに対応できずに辞めていく人もいた。しかし、元気な子どもたちもプリンカップなどの材料があると、何か工作を作りたがり、部屋の中で遊ぶことも多い。また、将棋やオセロをやろうと誘われることもあるが、1対1のゲームになると、他の子どもたちへ目が行き届かなくなるので、もっとこの活動に参加できる人が増えると良いと思う。

    (委員) 広い世代の人が1か所に集まり交流できる事業が市民体育祭である。運動と健康の関連性のある事業として富士見公園多目的広場では健康フェアも行っている。

     また、市の全町内会が1か所に集まって体育祭を行うということは、開催地域やその会場の面積などの条件から他の自治体ではなかなか難しいことである。

    (座長) 体育祭は応援のみで来ている高齢者が健康フェアの様子を見に行く姿が見受けられる。

     先日、羽村市の防災訓練が行われ、今回は初めて羽村東小学校の会場に行ったが、9町内会の多くの人が参加していて、防災訓練に初めて参加する先生方は参加者の多さに驚いていた。

     羽村市外の方が羽村市の事業を見て驚かれることは他にもある。夏まつり、産業祭、田植えなどの特色ある事業を外に向けて発信し、活用し、充実させていくと、羽村市はもっと変わっていくのではないか。

    (委員) 羽村市の良いところをもっと発信できたら良いと思うが、どう広めたら良いかは課題である。

    (委員) 羽村市から配信される情報に「いいね」を付けられるようにすると、自分は行けない事業であっても友人たちには「いいね」を付けた情報が伝わるので、多方向に情報発信できると思う。

    (委員) 「いいね」はフェイスブックから始まり、ラインやミクシィにも広がった重要なワードである。

     また、QRコードを利用した市の情報の説明など、若者世代に対する情報発信については、デジタルの手段が有効であると考える。

    (委員) 例えば既にある史跡の看板などにQRコードを付けて、それを読み取れば音声で教えてくれたり、更に詳しい説明が見られると面白いかもしれない。1つ1つ調べて探すのは大変だが、かざすだけで然るべき方向へ導いてくれるのはとても便利である。

     そういった情報ツールを使えない人もいるが、使える人には大変有効なものだと思う。

    (委員) 世界の情報発信の量はとても多大であるが、それに対して反応は、ごく僅かなものであるという話を聞いたことがある。

     情報発信をしていても、私たちの活動に共感して、一緒に活動したいという反応がなかなかないのでどうしてかと考えてみた。ホームページを検討してみたり、チラシを貼ってみたりいろいろと試みたが、団体がどういったものなのか、どんな人が活動しているのか、ということが十分に伝わっていないのではないかと思った。

     加入を決めかねている人が、人間関係はどうか、信頼できる団体かを判断するには「人対人」であると思い、団体を紹介できる機会の場があれば出向いて、直接、いろいろな人と話をした。

     また、スキルを持っていることを活かし、何かやりたいと思っている人はたくさんいると思う。そういった人たちに活躍してほしいと、おもちゃの修理や工作を教える講師の他に写真撮影係などの必要な役割をいくつか設定し、そのいずれかを担える人も入会を可としている。会の規約もそのように変え、会員は1.6倍に増えた。

     今後、大きな会場で「人対人」でさまざまな団体の紹介ができる場を設定できたら良いと思う。

    (座長) とても面白い試みだと思う。その会場として、ゆとろぎだけでなく、近隣の方が気軽に参加できるように各小中学校の体育館で行うのも良いかもしれない。

    (委員) 多くの人が参加している体育祭の会場で行うのも良いかもしれない。

    (委員) 同じように産業祭も良いと思う。

    (座長) 残り時間が僅かとなったが、他に意見はあるか。

    (委員) 羽村市市民体育祭が近づいているが、特に線路から東側の町内会の各会長が毎年苦慮しているのは、4つある町内会対抗種目の選手集めである。特に子どもの参加が少ないことが課題になっている。

    (座長) 体育祭の日に子どもたちは他の活動の方に参加していて、体育祭の競技の時間だけ会場に来ている姿も見受けられる。

     他に意見はあるか。

    (委員) この懇談会では、諸先輩が活き活きしている姿にとても励まされる。生涯学習では、活き活きしている人たちを見ると自分も活き活きしたいという気持ちになると思う。逆に、活き活きしている人たちの目線からは、がっかりするような人も多いとは思うが、それを気にすることなく進んでいくしかないと思う。

     町内会で山車の上で行うお囃子について、私は、初めは関わっていたが、途中から関われなくなってしまった。しかし、その間にも子どもたちは熱心に活動を続けて上達していった。

     活動があるところには、精進していく人たちがいるということを踏まえて、その人たちがある年代で続けることができなくなっても、それは敗北ではない、変わっていったということではないだろうか。

    (委員) 今の年齢になってもやりたいことがたくさんあって、例えば、竹ひごを作るところから始める竹籠作りの会があったら良いと思うが、そういった相談を受けて、コーディネートしてくれる窓口があると良い。

    (座長) 竹と言えば、羽村市には、子どもたちと地域の人が竹を使っていろいろな竹細工を作る「羽村東小地域フェスティバル」がある。

    (委員) 私はこの懇談会の委員であることで、偶然にも情報を得られたが、普段から市民のこういった相談を受け付けてくれる窓口があると良い。

    (座長) 時間になったのでこれで終了する。次回で最後となるので「総括」と「参加して感じたこと」を議題とする。

     

    3.その他

    (座長) 「その他」として事務局からは何かあるか。

    (事務局) 次回は10月4日(火)で最終回となる。

     この懇談会で出た意見のまとめと本日の会議録を次回の開催通知と一緒に送付するので、あらかじめ確認をお願いしたい。また再度、第1回目に配布した資料等を見直していただき、次回の会議でご意見をお願いしたい。

    (座長) それでは、次回が最後になるので、言い足りなかったことがあれば発言していただきたい。

    その他に何かあるか。

    (副座長) ゆとろぎ協働事業運営市民の会の資料を持ってきたのでお配りしたい。

    【資料配布】

    (座長) これで、第3回生涯学習基本計画推進懇談会を閉会する。皆さんのご協力をいただきありがとうございました。それでは事務局に戻します。

    (事務局) 座長におかれましては、議事進行ありがとうございました。

     委員の皆さんにおかれましても、長時間にわたりご審議いただきありがとうございました。

     

    お問い合わせ

    羽村市教育委員会 生涯学習部プリモホールゆとろぎ(生涯学習センターゆとろぎ)

    電話: 042-570-0707 

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