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    第6回羽村市長期総合計画審議会 会議録

    • [2016年10月11日]
    • ID:9289

    第6回羽村市長期総合計画審議会 会議録

    1    日時

    平成28年8月30日(火曜日) 午後6時30分~午後9時15分

    2 場所

    市役所4階特別会議室

    3 出席者

    (委員)会長 増田一仁、副会長 炭谷晃男、委員 宮川修、江本裕子、加瀬哲夫、和田豊、田村義明、平辰男、関美智子、山下忠義、橋本富明、和田清美、大和田正樹、藤巻小百合、関塚孝司、関根ハンナ、成澤崇志、藤原直也、村木淳

    (説明員)副市長、教育長、議会事務局長、企画総務部長、企画総務部参事、財務部長、市民生活部長、産業環境部長、福祉健康部長、子ども家庭部長、都市建設部長、区画整理部長、区画整理部参事、水道事務所長、会計管理者、生涯学習部長、生涯学習部参事

    (事務局)企画政策課長、企画政策担当主査

    4 欠席者 鈴木晃郎

    5 議題 

    (1)第五次羽村市長期総合計画後期基本計画(案)について

    (2)その他

    6 傍聴者

    3名

    7 配布資料

    •  第6回羽村市長期総合計画審議会 会議次第
    •  資料19 第五次羽村市長期総合計画後期基本計画(案)

    8 会議の内容

    (1) 会長あいさつ

    (会長)前回の審議会までで、「基本目標1」から「基本構想を推進するために」まで、一通りの審議をしてきたが、皆さんからの意見があるように、横断的な視点による取組みについて、プロジェクトとして初めて示している。今回は、このプロジェクトについて、十分検討していきたいと考えており、たくさんの意見を出していただきたい。なお、誠に申し訳ないが、体調不良につき、副会長に進行をお願いする。


    (2)第五次羽村市長期総合計画後期基本計画(案)について(資料19)

    (副会長)それでは、本日の議事に移る。議事の1項目、「第五次羽村市長期総合計画後期基本計画(案)」についてを議題とする。

     

    事務局より「資料19 第五次羽村市長期総合計画後期基本計画(案) 基本構想を実現するための施策横断プロジェクト」について説明

     

    (副会長)これまでの審議会における検討の中で、いろいろな施策が部や課を超えて関連しているのではないかという意見があったので、それを受け、7つの施策横断プロジェクトとして示されている。施策横断プロジェクトについて、改善点等のご意見をいただきたい。

    (宮川委員)横断的に事業を構成するのはよいと思うが、①切れ目のない子育て支援プロジェクトでは、いろいろな施策から事業が掲載され、目標を達成するために横断的に取り組むとされているが、出生率の向上と年少人口割合の維持という目標に対し、英語教育の推進等がどのようにつながっているかが分からない。加えて、子どもや若者の育成支援が挙げられているが、母親への支援の方がよいのではないかと考える。また、プロジェクトを管理運営していくことが重要であり、進捗状況等を管理するなどの責任者が必要であると思うが、そのような考えを教えていただきたい。

    (事務局)本プロジェクトは、よりテーマ性を明確に推進していくこととして、7つのプロジェクトを示している。年少人口割合や出生率などの目標とそれぞれの事業との関連については、例えば、プロジェクト1では、他の自治体にはない羽村市の特徴的な教育をPRしていくことにより、出生率や人口の割合を向上させていくこととして、プロジェクト1に記載している。また、プロジェクトリーダーとなる職員の設置や推進体制については、確保していきたいと考えており、また、評価等については、今まで施策ごとに行ってきた施策評価をプロジェクト単位で実施していくよう考えている。

    (宮川委員)②元気に暮らそう市民いきいきプロジェクトでは、町内会・自治会加入率が目標指標として挙げられている点について、これまでの会議等において、現状維持が難しい状況の中でも維持していこうという議論がなされてきたが、実際に加入率が上がったことは一度もないのが現状である。できない目標を書いて駄目でしたということでは、審議会の価値を下げることとなるが、何か秘策があるのか。目標であるから達成できなくても構わないという考え方は、計画自体の価値を損ねると考えるので、目標指標の考え方を教えて欲しい。

    (事務局)目標達成に向けて、今まで以上に積極的に施策を推進していく考えである。なお、町内会の加入促進としては、通勤時間帯において、駅前で呼びかけを行うなど、新たな取組みなども実施しているところである。今以上に新しい取組みを実施しながら、目標達成に向けて取り組んでいきたいと考えており、それぞれの目標は厳しいものではあるが、行政として本気で立ち向かっていく姿勢を示している。

    (副会長)人口減少という新たな課題がある中で、長期総合計画を策定する苦労もあると思う。数値的な目標を記載してはどうかとの意見を依然述べたが、目標指標については、推進事業を代表する指標となっているかどうかを確認していく必要がある。また、町内会・自治会の加入率や本の貸し出し冊数など、量的な増加を目標とすることが難しいとも思うので、町内会加入者の満足度など、質的な満足度を拾っていくこともよいと思うので、そういった視点から、もう少し検討の余地があり、事務局での検討をお願いする。

    (山下委員)プロジェクトはよい考えであるが、あまりにも多岐に渡る施策から事業が入りすぎているのではないかと思う。後期5年間に向けた課題が3つ整理されていることに対し、この3つを克服するためにどうするかという視点が欲しい。また、推進事業に対する評価は、大変重要なことであり、第三者評価などを実施するなど、今後の行政運営に活かしていく必要があると思う。

    (事務局)長期総合計画は市の最上位計画であり、まちづくり全体を考えていくものであるため、内容が多岐にわたっている。その中でもテーマを絞り、35施策では賄えず、横の連携が必要な部分について、7つのプロジェクトとして掲げており、7つのプロジェクトを進めることにより、3つの課題を解決していくこととしている。幅広い視点をもって、推進事業を掲げているが、焦点がぼやけている可能性もあるため、再度、整理する。

    (関委員)多くの施策から推進事業が抽出されており、推進事業を整理していただきたい。①切れ目のない子育て支援プロジェクトについて、関係性の薄い事業がたくさん記載されていると思う。子育て支援としては、学校教育の面ではなく、学校に通わない子供たちへの支援が必要であり、施策から落ちている部分でもあるため、検討してほしい。また、⑤東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会プロジェクトの名称は、市として何をどうプロジェクトとしているのかが非常に分かりにくい。国際社会への理解、国際的視野を持つ市民を育てる等が目標となるべきと考えるが、そういったプロジェクト名とすべきではないか。

    (副会長)後期5か年に向けた課題に特化して整理すべきとの意見があったが、施策横断プロジェクトと課題の関連性について、整理がつかない点に問題がある。また、35施策を無理やり入れ込んでいるという2つの点が分かりにくい要素となっている。

    (事務局)プロジェクトの名称について、⑤東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会プロジェクトに限らず、全体的に分かりやすいものとなるよう整理していきたい。また、課題とプロジェクトの関連性や抽出した事業についても、もう一度整理していく。

    (和田清委員)課題、プロジェクト、推進事業と記載されていると、同じことを言っている印象を持つ。課題は、前期計画を経て新しい問題点が出てくるのは当然であり、重要なものである。その点を踏まえ、横断的な問題解決をしていくテーマで進めていくかという兼ね合いかと思うが、上手く関連していないと感じる。また、重点事業と7つのプロジェクトがどう関わっているのか。重点事業はプロジェクトを推進する事業であると受け止めるが、各施策の課題については、3つの課題と重なると思うため、その辺の整理が必要ではないかと思う。さらには、横断的に取り組んでいくことが重要とのことであるが、推進体制が大事だと思うため、推進・検証体制の仕組みづくりの部分を一括して明記することが必要である。計画の位置づけについては、計画の構成といった記載があるが、PDCAサイクルの仕組みなど、プロジェクトについても、実施・検証を行う方法を記入しておくべきである。なお、「基本構想を推進するために」の部分がそこに該当するのかと思うが、スケジュールも含め、計画全体として示すべきであり、検討いただきたい。加えて、目標指標については、量的な指標だけでなく質的な指標を入れることも検討されるとよい。

    (事務局)重点事業は、施策ごとに重点的に推進していく事業として掲げている。重点事業は施策を推進していくにあたり、どういったものに重点的に取り組んでいくかを示しており、プロジェクトに記載した推進事業は、全て重点事業として選定している。

    (和田清委員)各施策の主な計画事業の区分欄にある「重点」、「プ」の標記について、「プ」はプロジェクトを示しているのか。

    (事務局)指摘のとおりである。それぞれの施策に重点事業を掲げており、その中でもプロジェクト事業として捉えていくものについては、「プ」と表記している。重点事業については、施策を推進する事業であるとともに、横断的な取組みであるプロジェクトをこの事業をもって掲げているという示し方である。また、推進体制等の仕組みの部分についても重要と認識しており、庁内でしっかりとした体制を構築していきたいと考えている。なお、目標指標については、事務局内においても、市民満足度といった指標の捉え方について検討したが、定点で測定していないことや、調査対象者が異なることから、客観的捉え方ができるようものを中心に記載することとしているが、ご意見等も踏まえ、再度、検討していく。

    (副会長)推進体制や検証体制を明確にしていただけるとよいと思う。

    (山下委員)前期計画の中でオッケーとなったもの、引き続き行うものなどを議論した上で、環境の変化などに対応していくよう、基本目標毎に議論してきた。その上で、後期5年間に向けた新たな課題となっているのが、この3つの課題であると思う。この課題を解決するための後期プロジェクトについては、どの課題をどのプロジェクトで解決するかといった点を書き改めていただいた方がよい。また、目標指標については、プロジェクトごとに指標を掲げるのではなく、課題に対して目標を設定すべきであり、どのプロジェクトがどの課題を解決するためにどういう目標を持つべきなのか、そのあたりを整理すればよい。

    (副会長)プロジェクトの後に目標指標が記載されているため、分かりづらいのではないかと思うので、プロジェクトの構成についても、事務局で検討していただきたい。

    (田村委員)⑤東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会プロジェクトについて、競技大会のための選手の育成事業も入れてほしい。

    (成澤委員)魅力度、居住意欲度、認知度は、目標指標としては違和感があるので、より正確に表現できる目標に、置き換えた方がよいと考える。出生率が上がれば魅力が上がる、収入が上がれば若者が増えるなど、指標の関連性を探っていくと取り組まれなかった部分についても、明確になるのではないかと思う。

    (江本委員)35施策を7つのプロジェクトにして、横断的にまとめたことは非常によいが、目標指標が気になる。また、推進体制を明確にし、目標指標を練り直し、検証・評価の仕組みをきちんとしていただければ、7つのプロジェクトがより活きてくると思う。

    (副会長)事務局には、最後の詰めの検討を頑張っていただきたい。事務局から提出された「基本構想を実現するための施策横断プロジェクト」の案については、各委員から出された意見を踏まえ、もう一度、再調整をしていただくということで、よろしいか。

    (各委員)異議なし

    (副会長)事務局にて、審議の中で出された意見を元に再検討していただき、次回の審議会にて説明していただくようお願いしたい。

     

    事務局より、「資料19 第五次羽村市長期総合計画後期基本計画(案) 基本目標1、2」について説明

     

    (宮川委員)前回気が付かなかった点ではあるが、例えば、施策1の現状と課題、今後の方向性について、現状と課題では「何々が必要である」と書いてあり、今後の方向性では「支援を図る」など、語尾の言葉を少し変えて書いてある。施策2も同様である。また、施策3、4、5は、今後の方向性の文章が主な計画事業にそのまま入っており、同じ文章が2度出てきている。今後の方向性については、どちらにも共通しているため、削除してはどうか。前期計画の構成を踏襲しているため、今回の見直しでは難しいかもしれないが、次回の見直しの際に新しい構成としてほしい。「今後の方向性」を削除して、「主な計画事業」を、「問題解決のための主な計画事業」として具体的に書いていただけると、何をすべきかといった課題に対して、何を行うかがわかるようになる。

    (江本委員)①切れ目のない子育て支援プロジェクトの観点からすると、施策2「保育・幼児教育」についての幼児期から小学校就学期への移行支援は大きな意味合いを持っている。その点からも、幼・保・小連携推進懇談会の運営だけでは弱いと感じるため、合同研修会の実施や、定期的な交流など、推進を深める具体策を入れていただけるとよい。

    (橋本委員)そもそも幼児教育の上に小学校の教育があるが、幼児教育がどのようにあるべきかについては、これまで議論がされていないため、幼児教育の考え方が気になる。子どもが生きるための基礎を学びとっていくのが幼児教育の基礎であるため、そのあたりの議論をすべきと考える。

    (村木委員)施策3「学校教育」の「オリンピック・パラリンピック教育の推進」については、さまざまな事業内容が記載されているが、スポーツの深みを教えるなどによるスポーツ指向といったことが含まれるとよい。

    (事務局)今後の方向性と計画事業等の重複については、長期総合計画の基本的な構成として、本計画の下部計画として、年度ごとに実施計画を策定しており、財政面を含めより具体的な事業内容として定めている。長期総合計画はその上の階層の基本計画であるため、具体的でなく、漠然とした書き方になっている箇所もあることから、各事業等でいただいたご意見は、庁内で再度検討していく。

    (宮川委員)施策3「学校教育」について、今後の方向性の記載内容は、主な計画事業とほぼ同じであり、全体として同じ文章が2回出てくる。そのため、今後の方向性を削除し、現状と課題、課題を解決するための計画事業としていただければ分かりやすい。

    (副会長)現状と課題、基本方針、今後の方向性、計画事業の全てに関連性があるが、重複と感じられないよう対応いただくことについて、事務局としてどうか。

    (事務局)現状と課題を整理した上で、今後の方向性を示し、個別の事業として記載しているが、内容・構成等について、再度、検討していきたい。

    (宮川委員)今後の方向性と事業計画が一致したら意味がない。主な計画事業をより具体的に書くべきであり、書けないなら今後の方向性はいらない。

    (副会長)基本目標2についてはいかがか。

    (関委員)施策1「子育て」における、切れ目のない支援については、妊娠・出産以降の保育園・幼稚園前の教育の部分が途切れていると感じるため、そのあたりを行政として切れ目なく行うべきである。地域子育て支援センターや児童館等の記載があるが、そのあたりがより充実するよう、幼稚園前の教育について、きちんと記載して欲しい。切れ目のない支援については、行政はこう考えているということを分かりやすく書いて欲しい。

    (藤巻委員)1~2歳の子どもを抱える母親がゆっくりお茶を飲める機会を設けて欲しいという声もあり、そういった場所が増えると、外に出て子育てができるため、進めていただけるとありがたい。

    (橋本委員)保育園では未就園児に対する支援は精一杯行っている。保育園では3~4人の子どもを持つ親がいることは珍しくなく、保育園の定員より多く子どもが生まれている状況にある。保育園としては、子育てを楽しみ、出生率を上げるためのアプローチをしているため、それ以前の婚活や街コンなど一つ前の段階での施策を入れていただけるとよい。

    (事務局)これからの5年間で子育て包括支援拠点を設置し、切れ目のない一貫した支援を実施するよう考えている。いただいたご意見については、事業実施の中で活かしていくよう共有していきたい。また、婚活など人を増やしていくための施策については、市の特徴的な施策を充実させ、取り組んでいきたいと考えている。

    (和田清委員)現状と課題と今後の方向性の頭出しが同じ言葉であるのがおかしい。現状と課題で既に方向性が示されてしまっているため、方向性ありきで現状と課題が書かれている。また、施策7「高齢者福祉」の事業に、「高齢者見守り事業の推進」とあるが、今の事業名では広すぎる捉え方となっており、「事業所の拡大の検討」など事業内容に沿って事業名を修正すべきである。力点を置く部分により、事業名と事業内容が変わってくるのではないかと思うので、より正確に事業名または事業内容を表記すべきである。

    (山下委員)高齢者の見守り事業は、病人への対応や老老介護などが事業内容であると思うので、事業内容を整理すべきである。また、記載事業についても、職員が仕事をしやすくなるよう、事業を整理していく必要がある。

    (事務局)事業内容を広く捉えた事業名としているため、事業名を整理する。また、事業数については、プロジェクトの部分でもご意見をいただいており、再度、検討する。

    (宮川委員)事業内容と事業名は具体的に書いてほしい。そうすると、1つずつ取り組んでいき、5年後に評価し、次に行う内容を示していくことができる。理想のみを記載してしまう計画では、実行性がなくなってしまうため、できるだけ具体的に書くことが望ましいと思う。基本計画では書けないが、実施計画では書いていくということではなく、書いて実施すればよいと考える。

    (関委員)施策3「学校教育」の「学力向上のための取組みの推進」の事業内容については、疑問を持つ。学校の教員から意見が出ているのであれば仕方ないが、後半部分は技術的な視点に偏っていると感じる。能動的に勉強するためにどうするか、教員にはどう分かりやすく伝えるかなどの検討のための研修や時間が必要である。教員の時間を保証しないと、学力向上や子どもたちに対するきめ細かい配慮は難しいと思う。また、学級数の増加などにより教員の負荷を減らさないと、いい教育はできないと考える。

    (生涯学習部参事)学級数は市だけでどうにかなる問題ではないが、時間確保については今後も検討していかなければならない点として認識している。

    (副会長)アクティブラーニングは学習指導要領にも含まれており、主体的な学びを進めるものである。今回の審議会については、以上として、委員から出た意見を踏まえ、もう一度、再調整をしていただくということで、よろしいか。

    (各委員)異議なし

    (副会長)事務局にて、審議の中で出された意見を元に再検討していただき、次回の審議会にて説明していただくようお願いしたい。

     

    (3)その他

    (事務局) 今後の議事の日程であるが、9月15日と10月6日の2回、会議の開催を予定している。次回の会議であるが、9月15日午後6時半から、この会場で開催させていただきたい。次回は、基本目標3、基本目標4、基本構想を推進するためにを中心に、ご審議をいただきたいと考えているが、基本目標1、基本目標2も全体的に総括して、何かご意見があれば事務局に言っていただければと思う。