1月8日及び9日に発生した人員降下訓練中のパラシュート落下事案に関しまして、防衛省北関東防衛局から下記のとおり情報提供がありました。また、合わせてC-130輸送機による人員降下訓練の再開についての情報提供がありましたのでお知らせします。
本件に関しまして、横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会では、在日米軍横田基地第374空輸航空団司令官及び防衛省北関東防衛局長、横田防衛事務所長に対し、下記のとおり要請を行いましたのでお知らせします。
今月8日(火曜日)及び9日(水曜日)の人員降下訓練中に発生した事案について、横田基地広報部から以下の情報がありましたので、お知らせします。
第374空輸航空団は、今週実施された人員降下訓練にて使用されたパラシュートを一時使用停止する事を決定しました。
我々の専門チームが本件に関する綿密な調査を行い、横田基地において同種のパラシュートの使用を開始する前に、リガー(パラシュートの整備士)の再訓練を行う予定です。
一方で、来週には、別の部隊により、違う型のパラシュートを使用した人員降下訓練を再開する予定です。
安全は我々の最優先事項であり、来週に訓練を実施する部隊は熟練しており、訓練の用意が整っていると確信しています。
我々は、これまで起きた全ての件を深刻に受け止めております。
本件は、パラシュートが機能しなかったことによるものであり、パラシュート兵はこのような事態における方針と規則を守り事態に対応しました。
それにより、パラシュート兵自身と我々を取り巻く人々の安全を保証しました。
我々は全米軍が熟練度を向上かつ維持し、ミスが発生する可能性を最小限にできるよう、継続的および繰り返しの人員降下訓練を行っております。
我々は、我々のチームが今後この訓練を実施するにあたって、できる限り安全で効果的に行っていけると確信しています。
本日、北関東防衛局より、横田基地において平成31年1月8日及び9日に連続して発生したパラシュート落下事故について、原因はパラシュートの機能不全であったとし、同型のパラシュートを一時使用停止とした上で、綿密な調査を行うとともに、再使用時までにはパラシュート整備士の再訓練を行う旨の情報提供があった。さらに、今回使用したパラシュートとは異なる型のパラシュートを使用して、1月14日から人員降下訓練を再開するとの情報提供もあった。
昨年4月以降、同様のパラシュート落下事故が相次いで発生しているにも関わらず、異なる型のパラシュートを使用するとはいえ、事故の原因究明が十分になされないまま事故発生後数日で訓練を再開することは、周辺住民の不安をより増大させるものであり、極めて遺憾である。
また、当協議会ではこれまでも、国民の祝日には航空機の飛行等を行わないよう求めているが、訓練が再開される1月14日は「成人の日」であり、基地周辺自治体の多くでは成人式が予定されている。
ついては、下記の通り、改めて要請する。(※)
※ 国に対しては、「ついては、以下のことについて対応するよう、米軍への申し入れを強く要請する。」と要請
1月8日及び9日に発生した人員降下訓練におけるパラシュートの落下について、詳しい内容は下記をご覧ください。
また、両事案について、横田基地周辺市町基地対策連絡会では、下記のとおり文書要請を行っております。