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    令和2年度第1回羽村市防犯、交通安全及び火災予防推進会議会議録

    • [2020年9月9日]
    • ID:14008

    令和2年度第1回羽村市防犯、交通安全及び火災予防推進会議会議録

    日時

    令和2年7月21日(火曜日)午後2時00分~午後3時20分

    会場

    羽村市役所 特別会議室

    出席者

    伊藤保久、佐久間英明、西山豪一、佐久間将、藤井金苗、関口泰壽、関口清、小作裕徳、清水貢、矢部要、大成浩司、岡本豊、川添晴啓、森佳愛、木下正彦、菊地郁江、橋之口律子、清水重良、中村千依

    欠席者

    進邦徹男、石川千寿、加藤雅仁、羽村滋彦

    傍聴者

    0人

    配布資料

    ・次第

    ・第五次羽村市防犯、交通安全及び火災予防を推進する計画(案)

    ・羽村市防犯、交通安全及び火災予防推進会議資料(福生警察署持込資料)

    ・犯罪情勢と抑止対策について(福生警察署持込資料)

    ・羽村市防犯・交通安全及び火災予防推進会議(福生消防署持込資料) 


    開会

    (事務局)それでは定刻となりましたので、令和2年度第1回羽村市防犯、交通安全及び火災予防推進会議を開催いたします。本日はコロナウイルス対策として座席の間隔を空けさせていただいています。また出入り口の方にも消毒液をご用意しておりますので適宜ご利用いただければと思います。初めに、各関係団体の人事異動等に伴いまして、新たに推進員になられました7名の方をご紹介いたします。(関係団体ごとに紹介)「小中学校校長会」、「羽村市高齢者クラブ連合会」、「福生警察署交通課」、「福生警察署生活安全課」、「NPO法人市民パトロールセンターはむら」です。最後に本日欠席ですが、「青少年育成委員会」、「羽村高等学校」です。また本日、羽村推進員の欠席の連絡をいただいておりますので、ご報告いたします。次に配布資料を確認させていただきます。初めに、本日の次第、名簿の一覧、「第五次羽村市防犯、交通安全及び火災予防を推進する計画(案)」、福生警察署生活安全課より資料4枚、交通課より資料1枚、最後に、福生消防署より資料1枚となります。資料はお揃いでしょうか。推進計画(案)をお忘れの方はいらっしゃいますでしょうか。それでは次に、傍聴についてお諮りいたします。「羽村市防犯、交通安全及び火災予防推進会議傍聴に関する定め」第2条により、傍聴人の定員は5名以内としております。本日は、傍聴人の希望はありませんでしたので報告します。それでは、会議を始めたいと思います。初めに、座長より、ごあいさつをいただきたいと思います。

     

    (座長)皆さんこんにちは。前回は2月に開催されましたが、だいぶ時間が経ちました。今年はコロナウイルスが、日本そして世界全体で大きな問題となっています。また雨による災害も心配なところであります。本来でしたら、東京オリンピックで盛り上がっているはずだったのですが、オリンピックが昔の話のような気がします。ただそのような苦しい状況もいつまでも続くわけではなく、またコロナウイルスの影響下でも犯罪や交通事故、火災は発生しています。本日出席の皆さんから良いご意見をいただき、第五次推進計画を策定していきたいと思います。日常生活の中から感じることがあれば、屈託のないご意見をいただければと思います。本日は新任の方もいらっしゃいますので、副座長よりご挨拶いただきたいと思います。

     

    (副座長)私は羽村市町内会連合会の副会長をやっております。町内会では、加入されている方が高齢になっていますので、どういった取り組みができるか悩んでいるところです。本日は皆さんと一緒に考えていければと思いますので、よろしくお願いいたします。


    (座長)ありがとうございました。


    会議の内容

    (座長)それでは、次第の3.協議事項に入ります。次第の3.協議事項の(1)第五次羽村市防犯、交通安全及び火災予防を推進する計画(案)における意見交換について、事務局よりお願いします。


    (事務局)それでは、(1)第五次羽村市防犯、交通安全及び火災予防を推進する計画(案)について、ご説明させていただきます。まずはじめに、新任推進員の皆さんもいらっしゃいますので、推進会議や推進計画、今後の策定スケジュール等について、簡単に説明させていただきます。それではまず、「推進会議」について、ご説明いたします。平成21年4月、「自分たちの地域は自分たちで守る」という認識のもと、市・市民・事業者・土地等管理者がそれぞれの責務を果たしつつ、連携・協力をしながら、安全で安心して暮らせるまちの実現を目指し、「羽村市防犯、交通安全及び火災予防に関する条例」が施行されました。また、同時に条例の目的を推進するために、「推進計画」が策定されました。そして、この計画を推進していく組織として、「推進会議」が設置されました。安全で安心して暮らせるまちの実現を目指し、条例があり、推進計画があり、その計画を推進するための会議が、本日皆さんにお越しいただいている、この推進会議であるということでございます。続いて、今年度の策定スケジュールについてご説明いたします。今年度は第五次推進計画を策定する年度ということで、かなりタイトなスケジュールになっております。本日第1回推進会議を開催し、9月4日(金曜日)午後2時から第2回、11月5日(木曜日)午後2時から第3回の会議を開催する予定でございます。第2回会議につきましては、本日いただいたご意見等を反映した推進計画(案)を約2週間位前には皆さんに送付いたしますので、内容を確認していただき、第2回会議の場で、さらにご意見等を賜りたいと考えております。第3回会議につきましては、皆さんに最終的なご意見をいただき、最終修正した推進計画(案)を送付いたしますので、ご承諾をいただきたいと存じます。そして、とりまとめた第五次推進計画の素案を市長へ報告するとともに、令和3年1月上旬頃にパブリックコメントを募集し、併せて広報はむらにおいて掲載したいと考えております。その後、パブリックコメントの意見等を反映させた推進計画(案)を策定し、内部決裁が完了しましたら、3月に議会へ報告させていただきます。また、第五次推進計画策定については、令和3年4月1日号の広報はむらで発表するとともに、羽村市公式サイトでは第五次推進計画を掲載する予定となっております。皆さん方には完成した第五次推進計画を送付させていただきます。それでは、第五次推進計画(案)の主な変更点等についてご説明いたします。前回会議でもお伝えしましたが、基本的な部分は変えず、章の構成、順番等を変更しました。これまで、防犯、交通安全、火災予防について各施策が一本で記載されておりましたが、一見してどこに何が書いてあるか分かりにくいため、これまでどおり市として一体的な取組みを行う基本路線は変えず、各施策については、分かりやすいように防犯、交通安全、火災予防の分野ごとに、防犯対策編、交通安全対策編、火災予防対策編に分けた点です。その他、見やすさを重視しまして、見出しや下線、フォントを変更し、メリハリをつけました。次に分野ごとに、市内における発生状況、現状と課題、課題解決のための施策について説明します。それでは13ページの防犯対策編をご覧ください。また36ページの資料編に、グラフ等が記載してありますので、そちらも参照しながらお聞きください。市内における犯罪の発生状況についてですが、平成15年から令和元年の市内における犯罪発生件数をみると、平成16年の1,258件をピークに年々減少し、令和元年の犯罪件数は362件となっており、概ね減少傾向にあります。これを主な犯罪の分類である侵入窃盗(空巣など)と非侵入盗(自転車盗など)を、平成15年から令和元年の累計をみると、侵入窃盗で一番割合の高いものは空巣によるもので、全体の半数以上を占め、非侵入窃盗で一番割合の高いものは、自転車盗によるもので、全体の半数以上を占めています。また、市内の犯罪の特徴としては、福生警察署管内の他の自治体よりも自転車盗が多い点と、高齢者を狙った特殊詐欺が増えている点です。次に現状と課題についてです。現状では、市民生活安全パトロールをはじめ、地域住民や事業者等によるパトロールや見守り活動を実施していただいております。また、駅周辺や通学路に防犯カメラを設置し、犯罪の抑止に努めておりますが、やはり市民の皆さんの「地域の目」は身近な犯罪の防止に大変有効だと考えております。ただ一方で、増加している特殊詐欺の被害を防止するには、パトロールや見守り活動だけでは困難であるため、自動通話録音機の貸与や防犯キャンペーンによる啓発活動、友愛訪問員と連携し高齢者世帯への訪問、金融機関との連携など、被害防止策を講じておりますが、巧妙化する新たな手口にどう対応していくかが課題となっています。また自転車盗については市営自転車駐車場が無料のため、誰でも気軽に長時間停めることができる点や、無施錠で停めている方も多いことから盗難が多いと考えられます。この他、薬物乱用に対する啓発活動、サイバー犯罪に対する啓発活動への対策も必要となっています。次に課題解決のための施策ですが、施策1~8に基づき、市、市民及び市民等、事業者、土地等管理者の責務に応じた施策を展開しています。続いて、交通安全対策編の22ページをご覧ください。市内における交通事故の発生状況についてですが、平成15年から令和元年の市内における交通人身事故の年間発生件数をみると、平成15年の439件をピークに、年々減少傾向となっており、令和元年は126件となっております。平成15年から令和元年の市内における交通人身事故による死傷者数の推移をみると、発生件数と同様の推移を示しており、平成15年の580人をピークに、年々減少傾向となっており、令和元年は136人となっております。続いて現状と課題についてです。市内における交通事故件数、負傷者数は減少傾向にある一方で、交通弱者である子どもと高齢者の安全確保、高齢運転者や自転車の交通事故防止が課題となっています。高齢者の交通事故死者数は、年齢層別で最も多くなっており、全死者数の約4割を占め、そのうち約5割は歩行中です。高齢者の交通事故の主な要因として、信号無視、横断歩道以外での横断、交通ルールを無視した運転等があげられます。また、子どもの事故については歩行中が最も多く、小学校1年生の歩行中の死者・重傷者数は6年生の約3.6倍となっています。そのため、春秋の全国交通安全運動等において、交通安全推進委員会や福生警察署と連携し、啓発活動を行っていますが、交通事故防止に向けて一層推進していく必要があります。課題解決のための施策は同じく施策1~8に基づき、市、市民及び市民等、事業者、土地等管理者の責務に応じた施策を展開しています。続いて、火災予防編の29ページをご覧ください。市内における火災の発生状況について、平成15から令和元年の市内における火災発生件数をみると、平成27年度まで年間概ね20件から40件の火災が発生していましたが、平成28年度以降は減少に転じ、年間20件以下に減り、令和元年度は年間17件となっています。また、市内における火災の原因別発生件数については放火によるものが最も多く、次に電気関係のトラブルによる火災、ガス器具による火災が続いています。現状と課題についてですが、平成15年からの累計で火災の原因別発生件数の約40%が放火によるものであり、大きな問題と捉えています。放火については、市内各所における地域住民や事業者等の方々が実施するパトロールによる「地域の目」が、放火の抑止や初期消火へつながっているといえます。また、市の特徴として工場地帯がありますので、工場火災が発生すると大規模な火災につながる可能性があります。そして福生消防署や羽村市消防団をはじめ、地域住民や事業者等の方々の取組みにより、去る7月17日(金曜日)には、「火災による死者ゼロ5,000日」を達成いたしました。今後も、火災予防のための啓発活動や地域ぐるみで放火されない環境づくりを推進するとともに、パトロール活動を一層推進していくことが必要となっています。課題解決のための施策は同じく施策1~8に基づき、市、市民及び市民等、事業者、土地等管理者の責務に応じた施策を展開しています。以上、雑ぱくでございますが、事務局(案)につきまして説明させていただきました。推進員の皆さんにおかれましては、特に施策の展開部分について、ご意見をいただきたいと考えております。どうぞよろしくお願いします。


    (座長)それでは、ただいま事務局より説明のあった、第五次羽村市防犯、交通安全及び火災予防を推進する計画(案)についてご意見や感想をお願いします。まずは防犯ついてご意見がありましたらお願いします。


     (推進員)防犯からということでしたが、全体的なことに触れさせていただきます。第五次推進計画案が送付されてきまして、じっくり読ませていただきましたが、大変よく整理されていて、内容も充実していると思います。第四次のときは各部門の文言の整理にばかり目がいってしまいましたが、今回の第五次推進計画は全体の流れや論理性が格段に改善されていると思います。前回の計画と比べると10ページ程多いわけですが、理路整然と論理展開されている点が良かったと思います。それを踏まえて、全体を通しての改善点について触れさせていただきます。それぞれの火災等の発生状況が唐突に記載されていますが、これでは36ページの資料編から数字を持ってきているということが分からない状況になっています。よって火災の発生状況等が資料編のどこに記載されているのか触れなくてはならないと思います。どこから引用して、どこから参照したのかがとても重要になってくると思います。また、どのような計画書でも起承転結があるはずですが、この計画書の4章は「計画を推進するために」という前の章に関係の無い、内容になってしまっています。本来であれば4章は1.2.3章を踏まえた上で、書いていかなければならないと思います。また、10ページ11ページに見開きがありますが、「下の図は~示しています」を無理やり2ページに渡って見開きにする必要はないような気がしています。以上、気づいたことを申し上げました。


    (座長)よく読み込んできていただいたということですが、事務局から何かありますか。


    (事務局)ご意見等ありがとうございました。まず1点目の参照の件ですが次回お配りする計画案の方には、工夫してつながりがわかるように修正していきたいと思います。また、2点目の起承転結についてですが、おっしゃる通り、起承転結は文書の基本だと思いますので、1章から3章につながるように4章を作っていきたいと思います。3点目の10ページ11ページについてですが、見開きにした方が分かりやすいという観点で、一つのA3のようになるよう作らせていただきました。以上です。


    (座長)ありがとうございました。以前にお渡ししている資料を読み込んできていただき、意見を出していただいたということになります。本編と資料編が別々になっているので、本編と資料編につながりを持たせた方が分かりやすいのではないかということですね。そして事務局の方でも検討するということですね。また、4章へのつながりを持たせるというご意見もありましたね。3つ目の見開きにするかどうかという意見ですが、これに関しては個人差があるのかと思います。事務局の方で見直すところは見直していただきたいと思います。よろしいですか。


    (推進員)結構です。


    (座長)他に何かありますか。


    (推進員)29ページの火災予防対策編の誤字についてですが、火災発生状況の3行目、17年のところは17件だと思います。


    (座長)29ページの3行目のところは、年ではなく件ということですね。みなさん直しておいてください。他にありますか。


    (推進員)今朝、火災発生のアナウンスの後、火災の事実はありませんでしたという誤報の放送があったと思いますが、最近誤報が多いような気がしています。何が原因なのでしょうか。


    (座長)これは事務局の方からお願いします。


    (事務局)ご質問いただきありがとうございます。たしかに、ここ最近火災の誤報が多くなっていると感じます。内容としましては、湯気をけむりと間違えて通報してしまったり、火災発報のボタンを間違えて押してしまったり等ということがあります。私どもとしては結果的に火災ではなかったので良かったと思いますが、これが例えば夜だったりすると市民の皆さんにサイレン等でお知らせしているので、どうかと思いますが、やはり基本的には一早く火災の発生を市民の皆さんに周知するということから、防災行政無線の運用をさせていただいています。誤報というのはどうかとは思いますので、今まで以上に市民へ周知していければと思っています。ただ基本的には通報をためらってしまうというのは怖い面も一方でございますので、今後市公式サイト等を使いながら市民の皆さんに広く周知の方をしていければと思います。


    (座長)よろしいですか。


    (推進員)緊急のボタンを押すと直通でつながるということですか。


    (事務局)施設についているものは直結で消防署の方に通報がいきますので、消防団の方も出動ということになります。


    (座長)よろしいですか。


    (推進員)少し付け加えますと、今年雨がたくさん降っていますよね。報知器は雨水などが入りますと結構な確率で鳴ったりします。だから台風の時は火災報知機がなることがあります。そうした影響から出火報ということで、出動するというのが増えている可能性があります。


    (座長)ありがとうございました。遅れてしまって大きな火災になってしまうと大変ですし、難しい問題ですね。他に何かございますか。防犯と交通安全と火災予防を合わせたものでも結構ですので、何かご意見はありますか。


    (推進員)通学路等をスクールガードリーダーや学校ボランティアの方で見守り等を行っていまして、子供駆け込み110番につきましても市の方から支援をいただきまして、保険等に入らせていただいています。子供が駆け込んだ時に何か被害を受けた場合、補償されるようになっているのですが、今各学校で見守りボランティアという形で地域の方が自主的に学校の通学路を見て回ってくれています。ただ所属が結局PTAでも町内会でもないので、その人たちがケガをした場合、保険等はどうなっているのでしょうか。私の方で調べてみたところ、他の市町村ですと、市でそのようなボランティアを取りまとめて、保険の加入等を行っているみたいです。高齢の方も多いので転んでしまっただけでもけがをしてしまいますし、子供を守っていただいたのにケガをして、補償されないというのは悲しいことなので、その辺をもう少し羽村市の方で何とかしてもらえればと思います。


    (座長)事務局の方で今の質問は理解しましたでしょうか。


    (事務局)ご質問ありがとうございます。市の方では、ボランティア保険というのは現在のところ無いと認識しております。社会福祉協会でボランティア保険を扱っていると伺っていますので、よく調べまして、次回会議でご回答させていただければと思います。


    (座長)それでは次回、確認していただいた結果をお話しさせていただきたいと思います。他にございますか。よろしいでしょうか。無いようですので次に進行させていただきます。新しい7名の方がいらっしゃいますが、この会議においては警察署の方、消防署の方が参加されていて、今現在の実態等をお話しするのが、恒例となっております。羽村市の防犯について、福生警察署生活安全課長よりお願いします。


    (推進員)福生警察署の生活安全課長です。私からは資料にありますが、犯罪情勢と抑止対策についてお話させていただきます。まず1番をご覧ください。管内の指定重点犯罪の認知件数と検挙件数の内訳表になります。こちらは全て5月31日現在となります。こちらにあります、特殊詐欺、ひったくり、侵入窃盗、強盗、性犯罪、自動車盗、子どもに対する犯罪は警視庁の指定重点犯罪として定められています。ご覧いただきますと特殊詐欺や侵入窃盗が減少している一方、強盗事件が4件発生しています。ただこの強盗に関しては、あきる野市と瑞穂町ということで、今日現在では4件とも犯人は検挙しているという状況になります。羽村市でみますと、特殊詐欺は4件、侵入窃盗も4件となっております。その他、ひったくり、強盗、性犯罪、自動車盗、子どもに対する犯罪はそれぞれ0件となっています。2番ですが、管内の刑法犯の認知件数と検挙件数になります。こちらもご覧の通り432件となっており、前年同期比では96件の減少となっています。続いて、3番の管内の特殊詐欺の現状です。(1)の被害発生状況で認知件数は6件、前年同期比でマイナス12件、被害額は約810万円、前年同期比でマイナス1,612万円となっています。このうち羽村市では4件、前年同期比でマイナス3件、被害額の総額は約860万円となっています。続きまして、(2)の抑止対策です。記載のとおり、羽村市を通じて各関係機関の力をお借りして、防犯情報の発信ですとか、アポ電が入った場合には緊急配備等を行っています。また添付資料にあります通り、金融機関やコンビニに対して、通報依頼等を行っています。また、アポ電強盗対策ということでこちらの資料にありますが、アポ電で自分の資産状況を伝えてしまった場合、それを狙って強盗に入られてしまうということを抑止するための広報活動等を行っています。続きまして、4番になります。こちらは今年の福生警察署長が指定した犯罪認知件数になります。万引きは69件、前年同期比でマイナス32件、自転車盗は112件、前年同期比でマイナス6件、公然わいせつは6件、前年同期比でマイナス16件ということで軒並み減少しているということになります。5番は参考になりますが、コロナウイルスの外出自粛に伴いまして、出店荒らしというお店を狙った窃盗が、福生市内で連続発生したということで、最後の資料で被害防止に関する情報発信のチラシを載せています。私からは以上になりますが、引き続き管内の安全安心を守るために皆さんのご協力を賜りながら業務を推進していきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。


    (座長)ただいま福生警察署生活安全課長よりご説明をいただきましたが、この件についてご意見、ご質問はありますか。


    (推進員)お話ありがとうございました。見させていただいて、基本的なことがよく分からないのですが、認知件数と検挙件数について教えていただけますでしょうか。


    (推進員)認知件数は、警察の方で被害届を受理して、発生を認知したという件数です。検挙件数は、警察がその事件について解決したという件数になります。ただどうしても検挙件数は認知件数とは時差が出てきますので、その年その年で数が合わないということがあります。


    (座長)よろしいですか。他に何かございますか。


    (推進員)犯罪等がよく発生している場所について、防犯カメラを設置すれば犯罪がなくなるのでしょうか。


    (推進員)確かにカメラにつきましては、何かあったときに最初に確認するのは防犯カメラがそこについているかどうかになります。こちらの計画にも随時入れていただいていますが、防犯カメラがあった方が検挙にはつながりますので、多くつけていただいた方がこちらとしてはありがたいです。


    (座長)よろしいですか。他に何かありますか。


    (推進員)資料の中にアポ電強盗に注意とありますが、これに少し説明を加えていただければと思います。


    (推進員)特殊詐欺というのは警察官などを語ったりして電話をかけ、「いくら持っていますか」でしたり「口座にいくらありますか」聞いてきます。それに答えてしまうと「あの家に強盗に入ろう」ということになってしまいます。そして強盗に入られ、暗証番号を聞かれて、お金を引き出されてしまうということになります。基本的には電話に出ないということで啓発しているのですが、どうしても電話に出てしまって、自分の資産状況を伝えてしまうということが続いてしまったので、そういうことが無いように新聞に載せていただいたということになります。


    (座長)よろしいですか。他にございますか。それでは無いようですので次に移らせていただきます。交通安全について、福生警察署交通課長の方からお願いします。


    (推進員)福生警察の交通課長です。よろしくお願いいたします。資料は交通課と書いてある資料になります。まず1番です。発生状況はご覧の通り、前年比からかなりマイナスになります。これは人身事故になります。コロナウイルスの自粛の影響で、車がほとんど走らなくなっていたということが要因のマイナスと考えています。緊急事態宣言が解除されて、今は車の量がほとんど元に戻っていますので、単月で見ればほぼマイナスは無いということになります。コロナウイルスの影響を含む5月末現在ですと、これだけのマイナスになっているということをご理解いただければと思います。また死者のところですが、通常ですと発生件数が減れば死者数も減るというのが確率論でいうと定石ですが、今回は全く逆の動きをしておりまして、発生件数は減っているのにもかかわらず死者は増えているということになります。分析の結果としては、車がほとんど走っていないので、かなりスピードを上げて走ってしまい、事故が重大化するということです。次に2番の自治体別になりますが、これはご覧の通りとなります。羽村市におきましては、発生件数自体は減っている状況でございます。3番の自治体別事故関与率ですが、羽村市の場合は高齢者が半数近くです。それから自転車を足しますと約80%ということで、かなり高齢者と自転車絡みの事故が多いという状況になっています。傷害事件や暴行事件のように故意であれば刑法で罰することができますが、交通事故は過失なので起こそうと思って起こす人はいません。事故を起こしてやろうと思ってぶつけにいくと、これは傷害罪や暴行罪が適用されますので、交通事故自体は本来起こそうと思って起こしている人はいません。一人ひとりの注意というのが非常に重要になってくるものでございます。警察としても、小学校や幼稚園に対する安全教育や各種イベントやキャンペーンをやりながら皆さん一人ひとりに事故を起こさないよう、また事故に遭わないような対策を行っています。歩行者優先だからと横断歩道を堂々と歩けば、見ていない車にぶつけられますので、交通弱者である歩行者、自転車が優先ですが、やはりその優先意識を取り払って、お互いが事故を1件でも無くせるような対策を行っていますので、今後ともご協力をよろしくお願いします。


    (座長)ありがとうございました。ただいま交通事故についての説明をしていただきましたが、何かご意見ご質問はございますか。


    (推進員)自転車に乗る人は保険に入らなければならないということになったと思いますが、保険に入るということが交通事故に対する啓蒙につながったりするのでしょうか。


    (推進員)自転車に関しましては、現在悪質な違反に対して取り締まりを実施しております。取り締まりに該当しない場合は、警告というものを運転者自身に発信しています。保険につきましては担当外になりますが、おそらく自転車に乗っている方々は自分が車両であるという認識が若干増えてきていると感じています。


    (事務局)自転車の保険関係で補足をさせていただいてもよろしいでしょうか。東京都の条例が一部改正になりまして、今年の4月からは自転車に乗る方は自分が加害者になった場合、相手を補償する保険に入らなければならないと変更になっています。市としても広報等で市民に周知をしております。特に市の方で保険の方は扱っていませんが、ちょこっと共済と言われている交通災害共済を市の方で扱っています。少し勘違いされている方がいらっしゃいまして、こちらの方は自分が被害者になった場合に見舞金が下りるようになっているものですので、加害者になった場合の保険は民間の保険会社で入ってくださいと周知しています。以上です。


    (座長)他にございますか。


    (推進員)標識に関して確認したいのですが、道路に立っている標識、道路に書いている標識があると思いますが、道路に書いている標識がすり減ってしまって見えない箇所が見受けられます。標識の作成は福生警察署なのでしょうか、それとも市でしょうか。都道と市道もありますが、いかがでしょうか。


    (座長)道路標識について非常に見にくいところがあるということですか。


    (推進員)立っている標識は大体大丈夫なのですが、道路に書いている標識の方です。


    (座長)市道と都道の両方がありますが、その仕組みはどのようになっているのですか。


    (推進員)例えば止まれの標識であれば公安委員会の決定を取って、そこの場所に止まれという制限をかけるということになります。それについての道路標識と道路標示でして、何年かに一度点検が入りますが、福生警察署管内だけでも何万か所とございます。随時確認をして、業者に依頼する、市道でしたら市に依頼するということになっています。要望や情報をいただくと交通課の規制係で対応をしています。


    (推進員)情報は市を通しての方がよろしいでしょうか。


    (推進員)そのまま警察署でも交番でも大丈夫です。番地と場所を特定いただければ対応可能です。ただ補修がすぐにできるかというと、規制係の方で優先順位を決めています。極論ですが、信号柱が倒れているのと少し見づらいであれば、信号柱の方が優先されます。規制係でもさまざまな案件があり、順次対応していますので、もしご要望を伝えていただければ、必ず状況は見に行き、そして優先順位をつけて対応していきます。


    (推進員)道が陥没している場合も同じでしょうか。


    (事務局)道路の場合、そこが市道でしたら市の方にご連絡をいただければ対応させていただきます。また都道でしても市を経由して、都の方に連絡ができますので、道路の場合は市の方にご一報いただければと思います。よろしくお願いいたします。


    (座長)他にございますか。無いようですが、自転車の保険は、新しく買ったときに入ればよいのでしょうか。それとも今自転車を持っている人は、全員入るというものなのでしょうか。


    (推進員)おそらく自転車を買ったときに入るのは防犯登録で、保険自体は車両にかけるのではなく、付帯的といいますか、自動車保険に入っている人が数百円払うと、その家族全員の自転車を補償するというのが多いです。この自転車にこの保険ということでは無いというのが多いと思います。


    (事務局)保険の関係ですが、まず買ったときに防犯登録とTSマークというものがありまして、自転車販売店で購入した場合等にTSマークがついていますと、これは整備したものですということで、1年間は相手への補償があるということになりますので、都の条例にも合致しています。都の条例改正の趣旨は、加害者になった場合に相手を補償する保険に入ってくださいというもので、裁判で賠償金が最高で9,000万円位という事実も背景としてあります。自動車保険に付帯があれば、自転車保険でなくても、事故を起こして加害者になった場合、相手を補償してくれる内容があれば、それで大丈夫ですし、クレジットカード等の付帯保険も同じようにありますので、それでも大丈夫です。ただし賠償額と保険の補償額には、それぞれ大小がございます。条例上は最低限賠償できるものに入っていれば大丈夫というものになります。


     (座長)分かりました。他にございますか。それでは無いようですので、次に福生消防署警防課長の方から説明をお願いいたします。


    (推進員)福生消防署の警防課長です。よろしくお願いいたします。私の方からは火災の状況と救急の状況について、説明させていただきます。資料の方をご覧ください。まず今年中の火災状況ですが、福生消防署管内、羽村市と福生市と瑞穂町の合計で今年中は27件となっています。これは7月15日現在となっていますが、今日現在も変わっていません。昨年と比較するとプラス7件となっています。羽村市内はこの内8件ございます。昨年の同時期も8件ですので、増減はプラスマイナス0件となります。焼損床面積ですが、こちらは今年延焼火災が福生市の方で数件、瑞穂町でも発生して248平方メートル、昨年同期と比べますと159平方メートルのプラスとなっています。羽村市内は1平方メートルということで小火程度となっています。昨年度と比べますと、プラス1平方メートルとなっています。火災の原因別件数ですが、こちらの方はご覧の通りとなります。次に救急件数ですが、こちらは7月15日現在となっています。福生消防署管内は3,545件、昨年の同時期と比べまして、マイナス346件ということですが、これはコロナウイルスの影響があるのではないかと思います。特に顕著に見られるのが運動競技で、本年は5件で昨年同期が31件ということでマイナスの26件となっています。これはコロナウイルスの影響で運動ができない状況というのが反映しているのではないかと思います。羽村市では、本年1,207件、昨年は1,386件ということで、マイナス179件となっています。細かな内訳についてはご覧のとおりとなっています。なお、今年の救急に関しては、東京消防庁管内全域を見ても、今時点でコロナウイルスの影響だと思いますが、救急出動件数は6万件も減っている状況になります。以上で私の方からの説明を終わらせていただきます。


    (座長)ありがとうございました。火災についてご意見ご質問はございますか。


    (推進員)ご説明ありがとうございました。令和2年はまだ5か月あるわけでして、令和元年とは単純に比較できないのではないでしょうか。


    (推進員)こちらの数字は前年同期比になっております。


    (推進員)そうであれば比較ができますね。ありがとうございました。


    (座長)他にございますか。この火災については昨日の新聞で羽村市は5,000日死者数ゼロということで、表彰されているのが載っていましたね。

     

    (推進員)本日の読売新聞の多摩版の方に、羽村市で5,000日死者が出ていないということで、総監賞をいただいたという内容が掲載されております。これも地域の方々の意識が高いからということですね。


    (座長)ありがとうございました。火災についてはよろしいですか。自分たちの身近に防犯、交通安全、火災について、このような問題があると、本日報告しておいた方が良いことはありますか。


    (推進員)市民の取り組みで防犯対策編ですと、市民は自ら安全確保のため防犯に必要な知識の習得に努める、という文言がありますが、それをどのように市民に周知するのでしょうか。


    (座長)事務局の方でお願いします。


    (事務局)6ページの計画の体系で、3つの基本方針と8つの施策を見ていただきますと、基本方針1では市民一人ひとりの生活安全に関する意識の高揚の広報啓発活動の充実ということで、こういったところが先ほどのご質問をいただいた部分になると思います。それを防犯対策編で言いますと、市の取り組みとしましては、各種講習会ですとかさまざまな講座などを用意したり、防災行政無線やメール配信サービス、広報、公式サイトでお伝えするということになります。市民の皆さんの立場から見ると、それぞれの責務に応じてそちらの情報を積極的に見ていただいて、情報を収集していただくということになります。


    (座長)よろしいですか。


    (推進員)ありがとうございます。


    (座長)全体についてご意見はありますか。第五次推進計画の方に防犯対策編が、13ページから21ページにありますが、それについて福生警察署の生活安全課長はどのようにお考えか等、それぞれお三方に聞いてみたいと思いますが、時間の都合もございますので、次回へ持ち越しにしたいと思います。次回の会議について事務局の方からお願いします。


    (事務局) 次回、令和2年度第2回の推進会議は先ほどご説明しましたとおり、9月4日(金曜日)の午後2時から、この特別会議室で開催させていただく予定です。また、第3回につきましては11月5日(木曜日)の午後2時から、同じくこの特別会議室で開催させていただく予定です。また、本日いただいたご意見等を反映させた第五次推進計画(案)を会議録、開催通知と併せて送付いたします。


    (座長)日程についてのお話がありましたが、ご理解の方をお願いします。それでは本日の審議事項は全て終了しました。ご意見をくださり、ありがとうございました。それでは事務局の方にお返しします。


    (事務局)伊藤座長におかれましては、スムーズな進行ありがとうございました。推進員の皆さまにおかれましては、ご多忙の中、ご出席いただき、ありがとうございました。これにて会議を終了させていただきます。