日時
令和2年12月5日(土曜日)午前9時30分~午前10時45分
会場
羽村市スポーツセンター第3会議室
出席者
会長 田村義明、副会長 堀松英紀、委員 瀬戸隆幸、新島二三彦、藤田友美、杉渕典子、田村志津子、中村平、西大輔 、樗木次男 (10名全員出席)
欠席者 なし
傍聴者 なし
議題
①令和3年度スポーツ推進課予算要求の状況について
②羽村市スポーツセンター外部評価について
配布資料
・令和3年度スポーツ推進課予算要求の状況
・令和元年度羽村市スポーツセンター外部評価シート
・令和2年度多摩・島しょスポーツ習慣定着促進事業の状況
・令和2年度羽村市市政世論調査報告書(一部抜粋)
・スポーツ庁 令和3年度概算要求主要事項
・東京都 令和3年度予算要求概要など
議事
開会挨拶
会長 今年も残すところあと1ヶ月ですが、新型コロナウィルスの影響で様々なスポーツ事業が中止になるなど大変な年でした。今は、感染拡大防止対策を講じたうえで徐々にではありますが、各スポーツ事業が行われるとともに、オリンピック・パラリンピック関係ではバッハ会長が来日するなど、開催に向けた明るい兆しも出てきています。それでは、第2回スポーツ推進審議会を始めたいと思いますのでよろしくお願いします。
議事
会長 それでは議事に入ります。①令和3年度スポーツ推進課予算要求の状況について、事務局から説明をお願いします。
事務局 事務局から資料に基づき説明。
・歳入は、消費税の改定分8%から10%の差額相当額を令和2年7月から使用料に転嫁していることから、若干増加したものがある。
・テニスコート使用料は、令和2年7月から2時間300円を600円に3時間450円を900円に値上げした分を見込んだ。
・スポーツセンター使用料では、新型コロナの影響によりホール等貸切使用料で大会などができていないことなどの減、スタジオでは週15あったプログラムが週6程度に、参加者数も最大70人だったが密を避けるため16人と大幅に減少、ジムも定員を最大12人で2時間総入れ替え制となるため、大幅な減額を見込んだ。
・歳出では、新型コロナの影響により市の税収が大幅に落ち込む見通しで、財政調整基金も底をつく厳しい状況のなか、義務的経費以外の経費に枠配分経費を設けて、科目ごとに一定のシーリングがかかった。スポーツ推進課では、令和2年度比で削減額が約320万円と定められ、極力スポーツ事業等に影響がでないように対応した。
・新型コロナへの対策費として、令和2年度当初にはなかった予算科目があるが、補正予算で措置したもので、手指消毒など必要な予算を新たに計上している。
・スイミングセンターの予算が増えているが、令和2年度に天井などの工事により9ヶ月間利用できなかったが、令和3年度は通年開館することから指定管理料が約1900万円増加している。
会長 事務局からの説明が終わりましたが、何か質問はございますか。
副会長 社会教育関係団体の補助金ですが、青少年団体が1団体あたり上限額が4万円から2万円に今年度から変わったという説明がありましたが、施設使用料を全額免除しているなかで、つまり活動を支援しているなかで、そのほかに年間2万円の補助金が果たして必要なのか。補助金支給の考え方として大人の団体のように数年間までと年度を区切って行う考えはないのか聞かせてください。
事務局 大人の団体と違って青少年団体は、小中学生までとか対象者を限定して活動していることから毎年度、対象が変わります。このため年度を区切る考えは今のところありません。また、年間2万円の補助金が必要なのか、いくつかの団体に聞いたところ、活動をしていくうえで助かっているという意見を聞いています。
会長 宮の下運動公園が災害復旧し、スイミングセンターも改修工事を行うなどスポーツ環境の整備ができていますが、例えば富士見公園テニスコートのラインが傷んでいて対応を行うのは土木課であったり、利用者の声が的確に伝わっているのか、温度差があり連携が取れていないように感じるが。
事務局 ラインの修繕については、高額な費用がかかるため、直ぐに対応はできないことから、土木課において12月補正予算に計上されています。今後、議会において承認されれば修繕に入る予定で、情報共有をしており、連携が取れていないわけではありません。
会長 ほかに質問はございますか。ないようであれば、次の議題に移ります。 ②令和元年度羽村市スポーツセンター外部評価シートについて、事務局から説明をお願いします。
事務局 事務局から資料に基づき説明。
・外部評価が始まった経緯を説明
・今まで、審議会から4人を外部評価委員として選出し検討をしていただき、その概案を審議会で検討していたが、評価していく土台ができたことから、新たな事項を含めたものを1月に配布し、2月に審議会で皆さんから意見をもらいたいと考えている。
・新型コロナの影響でスポーツセンターが休館になったり、除菌対策や換気の徹底など新たに実施している業務が生じているので、外部評価の項目に含めていきたい。
会長 事務局からの説明が終わりましたが、何か質問はございますか。
委員 外部評価を単年度で実施していますが、過去のデータとの比較があるといいと思います。限られた予算や人員のなかで、全ての水準を上げていくことは現実的には難しいと思いますが、どのレベルまで目指そうとしているのか出していかないと評価するにしても効果的ではないと感じます。
事務局 確かに単年度での評価になっていますので、複数年での比較がどのようにできるのか、今後、研究をさせていただきたいと思います。例えば、評価シートの始めの方にある「判断結果の総括」に目標を入れたりと、見やすさなどにも配慮しながら考えてまいります。
会長 何か意見や質問はありますか。ないようであれば、次に3の報告に移ります。
1)多摩・島しょスポーツ習慣定着促進事業の実施状況
事務局 市長会の助成金を活用した5つの事業を平成28年度から継続して実施しているものです。新型コロナ対策として、全ての事業に言えることですが、マスクの着用や手指消毒の徹底、1週間前から検温などをしていただく体調管理チェックシートの提出、室内では換気の徹底などを実施しています。まず、走り方教室の初心者編では、5月の小学校の運動会前に実施する計画でしたが、コロナの影響で中止に、10月は雨天中止となりましたが、12月に2日間実施する予定です。 競技力向上編では、11月に既に2回開催し、各33人の参加がありました。フィジカルトレーニング教室では、12月に小学生の部と中学生の部に分けてそれぞれ2回開催します。障害者スポーツでは、ボッチャの体験会を11月に2回開催し、各6人の参加がありました。12月20日に羽村大会を開催します。歩き方教室では、杏林大学に2回お願いをし、各22人の参加がありました。1月には他の指導者にもう1回実施していただく予定です。
会長 報告が終わりましたが、何か質問はありますか。
委員 新型コロナの影響で感染防止対策を講じているようですが、ズームを使ったオンラインや指導の様子を録画しておき後で振り返るとか、そういった対応は考えていないのか。
事務局 市長会の助成金は、前の年度の秋口に事前調査があり審査されます。 このため、今年度の事業は新型コロナ以前の昨年の秋口に審査が行われたものです。この助成金事業は令和3年度で終了になる予定ですが、ここで提出した来年度の事前調査でもオンライン対応はしていません。今後は、コロナへの対策として必要があれば検討をしてきたいと思います。
会長 ほかによろしいか。なければ次の報告をお願いしたい。
2)令和2年度羽村市市政世論調査報告書(一部抜粋)について
事務局 今週、市政世論調査の結果が出まして、スポーツに関するものが3点あります。1200人に無作為抽出をして、回答が538票、44.8%の回答率です。年間のスポーツ・運動日数では、週3日以上と週2日以上、週1日以上(1時間以上)を含めると47.0%で、平成27年度に策定したスポーツ推進計画の41.0%から6.0%増加しています。目標年次の令和3年度に50.0%ですので3.0%満たない状況です。スポーツをほとんどしない、全くしない人が合わせて40.7%います。男女別、年代別の表がありますが、働き盛り、子育て世代などで多い傾向があり、70代以降になるとスポーツをしない割合が減る傾向があります。スポーツをしていないこれらの現役世代に向けて、どのように働きかけをしていくか重要になると思っています。20代未満では男女でサンプルが2票・3票と少ないので、分析としてどうなのか疑問の残る面はあります。一方で、実施したスポーツの種目については、一人で気軽にできるウォーキングなどが多く、次にエアロビやストレッチ、ヨガなどの体操が多くなっています。
会長 報告が終わりましたが、何か質問はありますか。
委員 週3日以上と週2日以上の設問は、1時間以上のことを言っているのか。それと、運動をしない人は、どうして運動をしないのか、時間がとれないとか、体を動かすことが嫌いだとか知りたいところだが、設問にないのは何故か。
事務局 週3日以上と週2日以上は、1日1時間以上を言っています。この項目は、前回の市政世論調査と同じ設問で、スポーツ推進計画で定めた週1日1時間以上のスポーツ実施率がどのように変化したかを把握する目的があります。週1日(1時間未満)を含める割合でみると国などの数値と比較することができます。また、市政世論調査では、市政全体の質問項目になっているため、質問数に限りがあります。実は、スポーツをやらない理由を含めて5問ほどを入れてもらいたい希望を出しましたが、結果的にできなかったものです。
委員 この世論調査ではなく、何か機会があればアンケート調査などで把握してもらうと対策も講じやすいと思います。
事務局 予算がかかるものなので、なかなか実施しますとか簡単には言えませんが、検討はしていきます。
会長 ほかに何か質問はありますか。ないようであれば国・東京都の動向について委員からご説明をお願いします。
委員 本日、配布させていただいた資料のうち、スポーツ庁の令和3年度概算要求主要事項をご覧ください。来年度、開催予定のオリンピック・パラリンピック関連の経費や、新たな日常におけるスポーツ施策の総合的な推進とスポーツレガシーの継承として、地方自治体への補助事業などが盛り込まれています。時間の都合もありますので、後ほど詳細をご覧ください。東京都の予算では、先ほど市の予算要求の説明がありましたが、都においても新型コロナウィルスの影響が出ていて、先が見通せないなかでシーリングが10%かかっています。令和3年度は、計画のローリングの年度になっていて、長期戦略に関係するものなどメリハリをつけたものになっています。報道などでご承知と存じますが、オリンピック・パラリンピックの開催に伴う新型コロナ対策経費など、未計上のものもあります。今後、決定次第予算に盛り込まれる予定です。4ページには区市町村支援、7ページ以降にスポーツ振興に関する予算が計上されています。都も年明けに知事査定があり、議会へ付議されて承認されれば成立の見通しとなっています。
会長 ありがとうございました。ただいま、委員から、国・東京都の動向について説明がありました。何か質問はありますか。なければ、報告事項を終わり、その他に移ります。
会長 今後の主なスポーツ事業について、ふれあい綱引き大会がコロナにより中止となりました。駅伝大会については、開催未定ということのようです。
事務局 補足説明とお知らせ事項です。
ふれあい綱引き大会については、中止のお知らせ文を委員宛てに改めて出しませんのでご了承ください。それと、駅伝大会については、コロナ対策を講じて実施できるのか否か、現在アンケートを出しているところですので、決まりましたらお知らせします。今月中には判断をしたいと考えています。毎年、1月から2月にかけて行っているスポーツリーダー講習会ですが、救急救命を毎年お願いしている国士舘大学で、コロナの影響で来ていただけるかどうか、1月にならないと分からないという報告をいただいています。資格の更新を含めて多くの皆さんに集まっていただくことになるため、今年度は中止も一つの選択肢と考えており、3年間の資格を1年間延長することも念頭に検討をしています。それと、スポーツ推進計画を令和3年度に策定していきますが、年度に入ってから諮問させていただき、12月くらいに答申をお願いすることを考えています。同時に市役所関係部署における内部の検討会議も行いつつ、審議会との意見交換などをして新たな計画を作りたいと考えています。
会長 事務局から報告がありましたが、よろしいですか。それでは、進行を事務局に返します。
事務局 会長、ありがとうございました。それでは最後に副会長から閉会の挨拶をお願いします。
副会長 お手元に民間スポーツクラブでの内部監査、新型コロナ対策について、資料を配布させていただきました。写真を添付させていただきましたが、施設では密にならないよう人数を制限したり、様々な感染防止の対策を講じています。早くこうしたことをしなくて済むようになることを願っていますが、改めてスポーツの大切さを感じています。長時間にわたり、皆様から活発なご意見をいただきありがとうございました。以上で、第2回羽村市スポーツ推進審議会を終了します。
羽村市教育委員会 生涯学習部スポーツ推進課(S&Dスポーツアリーナ羽村内)
電話: 042-555-0033 (スポーツ推進係)
ファクス: 042-554-9974
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