令和6年度第1回羽村市地域自立支援協議会 会議録
【日時】令和6年7月31日(水曜日)午後2時から4時
【会場】羽村市役所 4階 特別会議室
【出席者】村井未帆、根岸徹、下地直樹、芝崎悦子、鈴木晶子、井上一仁、奥平睦美、逸見はま子、水上京子、清水晋、五十嵐大祐、笠井宏泰、新島美千代
【欠席者】土屋文子
【傍聴者】なし
<議題>
1. 開会
2. 部長あいさつ
3. 委員及び事務局職員紹介
4. 羽村市地域自立支援協議会・専門部会について
5. 会長・副会長の選出
6. 議事
(1)「羽村市障害者計画、第6期羽村市障害福祉計画及び第2期羽村市障害児福祉計画」の進捗状況について
(2)基幹相談支援センターについて
(3)各部会からの報告
①相談支援部会について
②就労支援部会について
③権利擁護部会について
④児童支援部会について
7. その他
(1)今後のスケジュールについて
<配布資料>
・令和6年度第1回地域自立支援協議会次第
・資料1 羽村市地域自立支援協議会委員名簿
・資料2 羽村市地域自立支援協議会及び専門部会について
・資料3 羽村市地域自立支援協議会要綱
・資料4 羽村市障害者計画進捗状況
・資料5 第6期羽村市障害福祉計画及び第2期羽村市障害児福祉計画進捗状況
・資料6 基幹相談支援センターについて
・資料7 相談支援部会(第1回まとめ)
・資料8 就労支援部会(同上)
・資料9 権利擁護部会(同上)
・資料10 児童支援部会(同上)
・資料11 羽村市地域自立支援協議会スケジュール
<内容>
5. 会長・副会長の選出
「羽村市地域自立支援協議会要綱」第5条第2項に基づき、互選により選出。
会長:井上委員、副会長:芝崎委員に決定。
6.(1)「羽村市障害者計画、第6期羽村市障害福祉計画及び第2期羽村市障害児福祉計画」の進捗状況について
〔会長〕「羽村市障害者計画、第6期羽村市障害福祉計画及び第2期羽村市障害児福祉計画」の進捗状況について、事務局より報告をお願いする。
(事務局報告)
〔会長〕事務局より報告があったが、質問や意見はあるか。
〔委員〕資料5の2ページにある「精神障害者にも対応した地域包括ケアシステム構築に向けた協議の場」については、これから設置ということか。地域移行支援・地域定着支援とはどういうものか。
〔事務局〕「協議の場」については令和5年度に設置しており、これまでの事例検討等をする場から、改めて地域課題を協議する場として設置している。地域移行支援・地域定着支援については、どちらもサービスの一種であり、地域移行支援は病院や施設に入所している方の地域への移行を支援するサービスである。地域定着支援は病院や施設から退院等された方で地域生活が不安定な方などに、常に連絡が取れる体制を確保することで、「見守り」としての支援を行うものである。
〔委員〕共同生活援助というのはグループホームのことかと思うが、適切な運営がなされているかを確認していただきたい。
〔事務局〕グループホームについては、グループホームと行政とで意見交換等をする機会を設けている。支援等の状況については、こういった機会を通して把握を行っている。
6.(2)基幹相談支援センターについて
(事務局説明)
〔会長〕今の説明について、何か質問等はあるか。
(質問・意見なし)
6.(3)各部会からの報告
①相談支援部会について
(事務局報告)
〔会長〕今の説明について、何か質問等はあるか。
〔委員〕緊急時の対応が必要になるケースについて、例えばどんなケースがあるのか。
〔事務局〕例えば高齢の親御さんと障害をお持ちのお子さんの2人世帯で、その親御さんが急に亡くなってしまった場合が想定される。そうなってしまう前の準備が大切だということで、成年後見制度の利用を見据えた支援が必要になるのではないかとの意見があった。
〔会長〕他に質問等はあるか。
〔委員〕情報提供になるが、当方の施設に入所されていた方が、親御さんの強い希望により、施設から在宅に移行したという珍しいケースがあった。その世帯も将来的には成年後見制度を利用したいという希望がある。また他の利用者のご家族についても、将来的には成年後見制度の利用を漠然と考えてはいるが、どの段階で準備をしたらいいのか等の質問をいただくことが多くなってきた。そのため、7月上旬に瑞穂町の社会福祉協議会から講師を招き、成年後見制度に関する勉強会を開催した。今後は羽村市や羽村市社会福祉協議会とともに、今回のような勉強会を開催できたらいいなと考えている。
〔委員〕羽村特別支援学校が挙げている課題として、「放課後等デイサービスを利用している生徒が多く、成人になると利用終了となるため、他のサービスの利用について話してはいるが、短期入所以外の受け皿がない状況である」と議事録に記載がある。ここでの課題というのは、余暇の時間の過ごし方なのか、それとも日中活動の場の確保が難しいということなのか。
〔会長〕余暇の時間の過ごし方のことである。卒業後の余暇活動については、授業の中で行ったり、校外学習で卒業後に活動できるような場所に体験活動を行ったりしているが、どうしても金銭の感覚がわからない生徒等については、どうしても支援者が必要になってくるので、働くというところ以外の余暇の活動が課題となっている。今年度は放課後等デイサービスと本校との連携強化を打ち出しているところなので、学校公開に来ていただく等して、お子さんの様子を互いに共有し、課題の共有等をしていきたいと考えている。
〔委員〕当法人でも放課後等デイサービスを運営している。重度の知的障害をお持ちの方がメインで、通所している生徒の9割が羽村特別支援学校の生徒である。学校でも放課後等デイサービスでも対応に苦慮しているケースがあり、学校のコーディネーターの先生の呼びかけで、支援者会議が開催された。担任の先生や相談支援事業者など、かなり幅の広い関係者が出席されており、そのお子さんに関して、それぞれの立場から見た状況を意見交換したうえで、方向性を統一して今後の支援に繋げていこうという話をしたばかりである。
お子さんの発達支援というのは、それぞれの事業所でそれぞれにやっていては意味がないので、方向性をできるだけ統一した形で支援できるように努めていきたい。
〔委員〕先ほど成年後見に関する話があったが、羽村市社協の方でも成年後見に関する講演会を毎年開催している。高齢者及び障害者の両方を踏まえた内容となっているが、聞く側としては焦点がずれる。瑞穂町社協のように、障害者に特化した内容で開催する機会があれば、是非協力したい。
〔委員〕相談支援部会で、虐待に関する事案や事例検討ができるといいと思った。
〔事務局〕権利擁護部会の方で、虐待に関する事例検討や、普及啓発等を行っている。事務局と相談しながら、今後のテーマについて検討していきたい。
②就労支援部会について
(事務局報告)
〔会長〕今の説明について何か質問等はあるか。
〔委員)商工会では市内の1000位の事業所と繋がりがある。企業の動向等を踏まえながら、今後も繋がりを持っていけたらいい。
〔委員〕従来行っていなかった取組として、就労支援機関の会議を設けたい。広域で橋渡しを積極的に進めていきたい。
③権利擁護部会について
(事務局報告)
〔委員〕先日、日の出町の計画相談支援事業所を使っているという障害のある方の母から相談を受けた。日の出町の事業所を使うことはあり得るのか。
〔委員〕計画相談などの個別サービスについては、市内だけでなく近隣市や、場合によっては遠方の市にある事業所のサービスを利用することもあり得る。
〔委員〕報告書に記載のある2つの事例について、権利擁護の観点とどう繋がっているのか。
〔事務局〕2つの事例とも、現状は相談の入口の段階であるが、状況を聞くと今後権利擁護に関する支援が必要になってくるのではないかということで、事例検討を行った。実際の事例検討の際にはもう少し詳細を記載して、検討を行っている。
〔委員〕現在、都の権利擁護に関する研修を受けている最中。その中で、障害者に対する虐待が家庭でも施設でも通報件数が増えていると聞いた。これは虐待防止への意識が高まっているからだと思う。自身の施設においても、虐待防止に関していろいろな取り組みをしてはいるが、それが正解なのか、第三者から見たらまだまだなのか、そのあたりがわからない。権利擁護部会ではいろいろな方々が関わっているので、できればそれぞれの事業所が虐待防止に関してどんな取り組みを行っているのかについて発表するような場を設けて頂き、委員の方々と意見交換ができたらいい。
〔事務局〕事務局担当とも相談して、どのように取り入れていくかを検討したい。
④児童支援部会について
(事務局報告)
〔会長〕今の説明について何か質問等はあるか。
〔会長〕羽村特別支援学校でも医療的ケアが必要な児童が1名おり、4名の看護師で対応している。まだ小学校1年生なので、12年間本校に通うとなると、12年間対応していくことになる。宿泊防災訓練については、卒業した方が属する団体が毎年見学に来ており、市の防災安全課の協力を得ながら、防災についての話をしてもらっている。来年度も実施予定なので、もし見学の希望があれば対応させていただきたい。
〔委員〕児童支援部会の委員として当日参加した。医療的ケアといってもとても幅が広い。印象に残っているのは、羽村市の保育園は全園受け入れができる体制を整えているということだった。先ほど話にもあったが、医療的ケアが必要なお子さんは1人で出ると、看護師の確保であったり、体制整備がすごく大変になると思う。1例ずつを大事にしていくことで、将来的に全園が受け入れできるようになるといい。
〔会長〕全体を通して、何か意見等はあるか。
〔委員〕精神疾患は14歳までに約半数が発症すると言われている。小中学校の義務教育の中で教育をして欲しい。精神疾患は偏見が強い。
〔事務局〕義務教育の中でというのは今の時点ではっきり答えることが難しいが、若い頃に発症する例が多いということを踏まえて、精神疾患についての普及啓発を今後どのようにしていくかについては今後検討していきたい。
〔委員〕知的障害と行動障害があると、レスパイトの受入れが難しいとの発言が児童支援部会の報告にあったが、五乃神学園・瑞木学園では、知的障害・行動障害の方を短期入所で受け入れている。お困りの方がいれば相談してほしい。
〔委員〕医療的ケア児の把握はどうやって行っているのか。何人位いるのか。
〔事務局〕6人程度である。網羅的には把握しておらず、相談やサービスを切り口に把握している状況である。
〔委員〕基幹相談支援センターが努力義務化されたということだが、市の方向性はどうなのか。
〔事務局〕障害福祉課がセンターとしての機能を整備する方向で検討している。直営での自治体も複数あり、参考にしながら考えていきたい。
(議事終了)
7. その他
(1)今後のスケジュールについて
〔事務局〕2月は20日もしくは25日で検討している。すでに予定のある委員について確認したい。
〔委員〕今のところなし。
羽村市福祉健康部障害福祉課
電話: 042-555-1111 (障害福祉係)内線172 (障害者支援係)内線185
ファクス: 042-555-7323
電話番号のかけ間違いにご注意ください!