令和7年度第1回羽村市地域自立支援協議会 会議録
【日時】令和7年7月29日(火曜日)午後2時から4時
【会場】羽村市役所 4階 特別会議室
【出席者】村井未帆、根岸徹、土屋文子、芝崎悦子、橋本雅美、井上一仁、奥平睦美、
逸見はま子、水上京子、清水晋、五十嵐大祐、笠井宏泰、新島美千代
【欠席者】下地直樹
【傍聴者】なし
<議題>
1. 開会
2. 課長あいさつ
3. 委員及び事務局職員紹介
4. 議事
(1)「羽村市障害者計画、第7期羽村市障害福祉計画及び第3期羽村市障害児福祉計画」の進捗状況について
(2)基幹相談支援センターについて
(3)各部会からの報告
①相談支援部会について
②就労支援部会について
③権利擁護部会について
④児童支援部会について
5. その他
(1)今後のスケジュールについて
<配布資料>
・令和7年度第1回 羽村市地域自立支援協議会次第
・資料1 羽村市地域自立支援協議会委員名簿
・資料2 羽村市障害者計画進捗状況
・資料3 第7期羽村市障害福祉計画及び第3期羽村市障害児福祉計画進捗状況
・資料4 基幹相談支援センターについて
・資料5 相談支援部会(第1回まとめ)
・資料6 就労支援部会(同上)
・資料7 権利擁護部会(同上)
・資料8 児童支援部会(同上)
・資料9 羽村市地域自立支援協議会スケジュール
4.(1)「羽村市障害者計画、第7期羽村市障害福祉計画及び第3羽村市障害児福祉計画」の進捗状況について
(事務局報告)
〔会長〕事務局より報告があったが、質問や意見はあるか。
〔委員〕資料3の11ページに、「施設入所の希望者数は令和5年度と比べ2名減となっている」との記載があるが、2名減となった理由は何か。
〔事務局〕令和6年度は2名が施設入所をしたためである。
〔委員〕資料2の基本目標2 「安心してサービスを利用できる仕組みづくり」の27 「メール配信サービスによる情報提供」とあるが、障害のある方に実際に情報は届いているのか。
〔事務局〕明確なデータはないが、利用者によってはグループホームの職員や、保護者の方、計画相談の事業者等を経由して、情報が伝わっているものと想定している。
〔委員〕資料3の2ページに、「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築」に関する目標値の記載がある。その中に、協議の場の参加者として当事者及び家族の参加が0となっている。それはなぜなのか。
〔事務局〕当事者及び家族の方の参加については、どのようなテーマ、どのような形で参加していただけるのかについて、検討していきたい。
〔委員〕資料2の基本目標2 「安心してサービスを利用できる仕組みづくり」の46 「第三者評価制度の受審の促進」とある。第三者評価の受審が以前から推奨されており、施設入所支援、生活介護、短期入所については東京都の補助金を活用して毎年受審しているが、放課後等デイサービスについては補助金がないため、一度も受審したことがない状況である。今後羽村市の方で、補助金を創設するようなお考えがあるのかどうかをお聞きしたい。
〔事務局〕市の方でそういった検討はしていないが、そういったご要望があったということを、東京都にお伝えする機会があればお伝えしたい。
〔委員〕国の政策として、5歳児健診の動きが出ていると思うが、市の方で何か計画していることはあるか。
〔事務局〕5歳児健診については情報として把握はしているが、担当課の方で現在どういった動きになっているのかは把握していない。
4.(2)基幹相談支援センターについて
(事務局説明)
〔会長〕今の説明について、何か質問等はあるか。
〔委員〕基幹相談支援センターを実際に設置するとなると、どうしても業務負担はかかってくると思う。次の資料で恐縮だが、相談支援部会の報告書の中で障害福祉課のところを見ると、「相談件数が多く、事務も煩雑なので、丁寧に支援できない」といったことが記載されており、基幹相談支援センターが設置となった場合にどうなってしまうのか。人を増やして対応する等、何か変化はあるのか。
〔事務局〕基幹相談支援センター設置後の体制の変更については、現状のところ予定はしていない。相談件数が増えて、さらに負担が増えるのではないか、それについて何か必要なのではないかというご意見かと思う。基幹相談支援センターの設置によって、相談支援事業所の後方支援に力を入れていきたいと考えており、まずは現状の確認や、どういった相談があるのかを確認しながら力を入れていきたいと考えている。
〔委員〕あきる野市の場合は民間に委託して実施していると思うが、羽村市の場合は委託せずに実施するということか。
〔事務局〕羽村市の場合は障害福祉課の中に設置するということで、準備を進めている状況である。
4.(3)各部会からの報告
①相談支援部会について
(事務局報告)
〔会長〕今の説明について、何か質問等はあるか。
〔委員〕相談支援部会の報告書を見ると、部会に参加している参加機関の人手不足等による大変さが伝わってくる。先ほど話にあった基幹相談支援センターの方で、こういった状況をバックアップするようなことはあるのか。
〔事務局〕相談支援部会で出た課題をすべて基幹相談支援センターでバックアップするのは現実的に難しいとは思うが、課題を協議会や各部会等で共有し、関係機関の方々とともに意見を出し合いながら、改善に向けて話をしていきたい。
〔委員〕相談支援部会の報告書に「市内精神科クリニックの閉院により受診先確保が困難になっている」との記載がある。市内の精神科は現在何件なのか。
〔事務局〕手元に正確な資料を持ち合わせていないが、2件であると捉えている。ただし1件は精神科はあるが、自立支援医療症が使えず入院機関となるため、通院できるところとなると、市内では実質1件となる。
②就労支援部会について
(事務局報告)
〔会長〕今の説明について、何か質問等はあるか。
〔会長〕本校では、生徒数がかなり多くなってきており、今年度の生徒数は521名、教職員は約200名が在籍している。進路先を見つけるのもなかなか人手がいるということで、授業を持たないで外回りをしている教職員が現在4名いるという形になっている。10月から就労選択支援という新しい障害福祉サービスが始まるということで、本校としてもどういうふうに行っていくかを現在検討しているところである。校内で何とかできそうだという話もあるので、本校で行っている作業学習において、仕事をしているところの授業を見ていただきながら実際に行っていこうかというようなところであり、またそういった相談等は引き続きさせていただくので、その時はよろしくお願いしたい。そよかぜさんは就労選択支援と何か関わりがあるのか。
〔委員〕就労選択支援をどのような形で請け負うことができるのかを検討しているところである。地域にとって必要なサービスなので、引き続き検討はしていきたい。
〔会長〕ハローワークから何かあるか。
〔委員〕この協議会の内容とは離れてしまうが、11月にシンポジウムを開催予定である。日が近くなったら、皆様にもお声がけさせていただくので、よろしくお願いしたい。
〔委員〕特別支援学校に通っている生徒は就労選択支援に繋がりやすいが、それ以外の学校に通っている生徒はサービスに繋がりにくいと感じる。そういうお子さんでも、ひとまず就労選択支援を実施している事業所に繋げばいいということか。
〔事務局〕必ずしもこの制度を使わなければいけないというわけではないので、そのような方の場合は、まずは今後の進路についての相談を高校でしてもらえるのかどうかを確認し、してもらえないのであればお住まいの地域に就労支援センターというのがあるので、まずは一度ご相談いただけると、これからについて見通しがつけられると思われる。
〔委員〕就労選択支援については、現状において実施する事業所が少ないと聞いている。
就労系の福祉サービスを利用するにあたり、就労選択支援を使わないとサービスが利用できないということになるのか。
〔事務局〕就労選択支援に関するガイドラインが国の方から示されており、近隣に事業所がない場合には、状況に応じて従来の就労に関するアセスメント等を受けることにより、サービスの利用が可能ということになっている。
③権利擁護部会について
(事務局報告)
〔会長〕今の説明について、何か質問等はあるか。
〔委員〕成年後見制度の見直しについて、いつからスポット利用が可能になるのか。
〔事務局〕現在パブリックコメント等が行われている段階であり、まだそういった利用ができるというふうに確定しているものではない。
〔委員〕最近施設において虐待事案が発生した。内容については調査中のため詳しく申し上げられないが、私どもの施設では、自閉症で強度行動障害の強い方々が多く在籍しており、
そういった方々はどうしても同じ行動を繰り返してしまうので、対応していた職員がイライラしてしまい、虐待事案に至ってしまったというような経緯であった。現在、改善計画を立てており、虐待のない適切な支援を目指していろいろと取り組みを進めているところであるが、権利擁護部会の資料に利用者と支援者双方を守る意味でカメラを設置するという内容が書かれており、仮に今回の件でカメラがあったとすれば、職員の方も自制できたかもしれない。すぐにというのは難しいかもしれないが、カメラの設置について検討を進めていく必要があると感じた。
④児童支援部会について
(事務局報告)
〔会長〕今の説明について、何か質問等はあるか。
〔委員〕実際に児童支援部会に参加をさせていただいたが、医療的ケア児を積極的に受け入れている保育園があり、素晴らしいと感じた。保健所でも医療的ケア児の保護者から相談を受けることがあり、やはり2つの時期の就労がとても大変で、1つは保育園の入園の時期である。医療的ケアが重ければ重いほど長い時間預かってもらえないので、常勤職としては働きにくいという課題がある。もう一つの就労しにくい時期が、学校が終わる時期。通所介護に移っていき、いろいろな介護を受けていくようになるが、預けられる時間が激減する。そのような課題については自立支援協議会の部会等で現状を把握していただいたり、逆にハローワークでは保護者がキャリアやスキルアップができるような働き方の提案をしていただいて、医療的ケア児の保護者であっても、働ける機会が増えたらいい。
〔会長〕全体を通して何か意見等はあるか。
〔委員〕前回の自立支援協議会において、川崎地区に日中サービス支援型のグループホームができるという話があったが、その後の状況はどうか。
〔事務局〕地主の方と設計会社との契約が済んだ状況で、これから既存の建物の取り壊しと測量が始まると聞いている。前回の自立支援協議会の中では来年春頃の開設予定と事業者から説明があったが、工事が遅れている関係で、開設が来年夏頃になる見込みであると聞いている。
〔委員〕障害のある方だと思うが、スポーツセンターの近くの公園に日中ずっといる方がいる。本人にどの程度の能力があるかわからないが、時期的にも暑いので、日中の居場所をどこか別の場所に繋げた方がいいのではないかと思う。そういった方の情報は把握されているのか。
〔事務局〕別の相談担当の方で状況を把握している可能性もあるが、その方に対してこういった支援が考えられるというのは、今の段階でお伝えするのは難しい。もしそういった方で声をかけられるような状況があれば、市役所に案内していただきたい。
〔委員〕一度市役所に相談に行ったような話も聞いているが、今後も気に留めていきたい。
〔会長〕地域の目は、非常に大事なことだと話を聞いていて感じた。今在校生は長期休暇中になっているので、日中そういうところにいる児童がいるかもしれず、あるいはもう卒業し社会に出ている方かもしれないので、本当に気になるようであれば、警察に連絡するというのも1つであると感じた。
〔委員〕先ほどの成年後見制度の話になるが、スポット利用というのはそもそも何か。
〔事務局〕これまで一旦後見の審判を受けると、よほどの事情がない限りずっと後見人等がついていたが、事情に応じて途中で後見や補佐を終了することができるというものであり、後見等の一時的な利用も踏まえた見直しが検討されているということである。
〔委員〕スポーツレクリエーションについて、今年は会場の関係で中止になってしまった。障害者計画の中では「継続」となっているが、今後この行事はどうなっていくのか。
〔事務局〕スポーツレクリエーションについては、開催の1ヶ月半ほど前にスポーツセンターの天井の一部が落下したということで、今回は中止にしたという経緯がある。来年、再来年と大規模な改修が始まる関係で、体育館が使えないというような状況が続くことになり、来年度以降については場所も含め、検討していくこととしている。
(議事終了)
5. その他
(1)今後のスケジュールについて
〔事務局〕次回の自立支援協議会は2月25日、26日、27日もしくは3月18日、19日で実施したいと考えている。
〔委員〕2月26日は予定があるかもしれない。
〔事務局〕会場等の状況も踏まえ調整をさせていただき、日程についてはまた連絡をさせていただく。
羽村市福祉健康部障害福祉課
電話: 042-555-1111 (障害福祉係)内線172 (障害者支援係)内線185
ファクス: 042-555-7323
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